JPH0613927Y2 - 複合パネル - Google Patents

複合パネル

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JPH0613927Y2
JPH0613927Y2 JP1862989U JP1862989U JPH0613927Y2 JP H0613927 Y2 JPH0613927 Y2 JP H0613927Y2 JP 1862989 U JP1862989 U JP 1862989U JP 1862989 U JP1862989 U JP 1862989U JP H0613927 Y2 JPH0613927 Y2 JP H0613927Y2
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JP
Japan
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panel
core material
metal plate
panel component
back surface
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JP1862989U
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弘 坂田
博夫 高杉
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Achilles Corp
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Achilles Corp
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は簡易プレハブハウス、プレハブユニットハウス
等の簡易建築物の壁材等として使用される複合パネルに
関する。
〔従来の技術〕 従来、簡易プレハブハウス、プレハブユニットハウス等
の簡易建築物を組み立てるに際し、まず金属製の型材に
て枠組を構成し、この枠組に桟木を取付け、外装材の取
付け、内装材の取付けを行って壁面を構成する等の工事
が行われていた。しかしながらこのような従来の簡易建
築物では組み立てに熟練した職人の手が必要となり、簡
単に組み立てられることを要求される簡易建築物の本来
の目的を充分に達せられないという欠点があった。この
ため近年は枠組に単にパネルを嵌め込むだけの構造が採
用されており、この種のパネルとして、通常、幅300
〜1200mm、長さ1700〜3000mmの長尺な硬質
合成樹脂発泡板を芯材とし、この表面に金属板を、裏面
に合板等の内装材をそれぞれ接合して一体化した構造の
ものが用いられている。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら上記従来のパネルでは芯材が吸湿し易く、
芯材の吸湿による寸法変化によってパネルが変形し、施
工後のパネル相互の連結部に隙間が生じて気密性や防水
性が低下したり、断熱性が低下したりするという問題が
あった。また従来のこの種のパネルではパネルの変形、
歪み等を防止するために、金属板に複数のリブを長手方
向に沿って設けてあるが、それでも剛性、強度が充分で
はなく、しかもパネルとパネルとの連結部は単に合成樹
脂の芯材が相互に連結しているにすぎないために連結強
度が低く、このような問題を解決するためには金属板の
厚みを厚くしたり、パネルの周囲にアルミニウムの押出
型材又は金属フォーミング加工を施した回縁を取付ける
必要があり、パネルの製造工程が煩雑になるとともに、
コスト高となるという問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の点に鑑みなされたもので、上記従来技術
の欠点を解決した複合パネルを提供することを目的とす
る。
即ち本考案は、断熱性を有する芯材と、該芯材と接合一
体化された金属板とからなり、相対向する端面に相互連
結用嵌合部を有し、上記金属板が芯材の表面側及び嵌合
部を設けた端面の少なくとも一方を被覆して形成された
パネル構成片の少なくとも2枚を、嵌合部を設けた端面
において連結し、且つ芯材の露出面を防湿性を有する裏
面材で被覆し、更にその裏面に内装材を接合して一体化
したことを特徴とする複合パネルを要旨とするものであ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基き説明する。
第1図は本考案の複合パネル1の一実施例を示し、該パ
ネル1は、芯材2と金属板3とからなり、相対向する端
面に嵌合用の凸部4と凹部5とをそれぞれ設けた2枚の
パネル構成片6を、凸部4と凹部5とを嵌合せしめて連
結し、この連結体の芯材2の露出面を防湿性を有する裏
面材7にて被覆し、更にその裏面に内装材8を接合して
一体化した構成を有するものである。
各パネル構成片6における金属板3は、芯材2の表面側
と、連結用の凸部4又は凹部5を設けた側の端面の少な
くとも一方とを被覆することが必要である。この金属板
3としては連続して成形加工が可能で且つ外装材として
の機能を有するものが用いられ、例えば亜鉛メッキ鋼
板、アルミニウム板、アルミニウム合金板、ステンレス
板、ガルバニウム鋼板、銅板等が用いられる。また芯材
2としては断熱性、強度(曲げ強度、剪断強度等)、耐
火性、耐脆性等を有し、且つ金属板3との接着性の高い
ものが好ましく、例えばポリウレタン、ポリイソシアネ
ート、フェノール、ポリエステル、ポリスチレン等の合
成樹脂発泡体、石膏、ガラス等の無機質、或いはこれら
の複合体等よりなるものが用いられる。
防湿性の裏面材7としては、可撓性を有するものが用い
られ、例えばクラフト紙、ガラス繊維不織布、金属箔等
の単体またはこれらの2種以上を積層したシート等が用
いられるが、特にパネルの反り発生防止のためには、炭
酸カルシウムを混入せしめたガラス繊維基材とアルミニ
ウム箔との積層シート等の如き、寸法安定性、防湿性に
優れた材料を用いることが好ましい。
内装材1は室内側に位置するものであり、例えば石膏ボ
ード、合板等や、内装仕上げ材としての機能をも有する
プリント合板、補強された壁紙等を使用することができ
る。この内装材8は接着剤により接合して一体化される
が、接着剤としては接着強度の経時変化が少なく、且つ
連続生産に適したものが好ましく、例えばホットメルト
接着剤、ゴム系接着剤、プラスチックフォーム系接着剤
等が用いられる。尚、石膏ボードや合板等を用いた場合
には、更にその表面に仕上げ材を貼着しても良い。
複合パネル1における各パネル構成片6の接合部にはパ
ッキン9が充填されているが、このパッキン9は必ずし
も設けなくともよい。パッキン9としては、塩化ビニ
ル、ポリウレタン、アクリル、ポリエチレン等のプラス
チックフォーム、シリコンゴム、SBR、CR、NB
R、IR、IIR、フッ素ゴム等の合成ゴム、天然ゴ
ム、多硫化系合成ゴム等よりなるものが用いられる。ま
たパッキン9を用いる場合、各パネル構成片6を接合す
る際にパッキン9を接合部に充填してもよいが、例えば
一方のパネル構成片6の凹部5内に予めパッキン9を充
填しておいてもよい。
本考案の複合パネル1によれば、パネル1の上下端部を
簡易建築物の上下枠に嵌め込み、凸部4及び凹部5の設
けられた端面部において他のパネル1と順次連結するこ
とにより簡易建築物等における壁を構成することができ
る。
本考案の複合パネル1は第1図に示すように本実継ぎ構
造によってパネル構成片6を連結するものに限らず、第
2図に示すように雇い実10によって連結する雇い実継
ぎ構造とすることもできる。まら裏面材7は各パネル構
成片6の裏面の芯材露出面を各々別々に被覆するように
設けた場合に限らず、パネル構成片6を連結した連結体
の裏面全面に設けてもよい。更に内装材8は第2図に示
すように、一端がパネル端部から内側に引っ込み、他端
がパネル1の端部から突出するように設けることもで
き、内装材8をこのように設けると、他のパネル1と連
結した際に内装材8の突出部8aが他のパネル1と重な
り合うためにパネル相互の連結強度を更に高めることが
できる。
また第3図に示すように金属板3の一部を突出せしめて
接合突片11を設け、この突片11を設けた側と相対向
する端面側には係合溝12を設け、突片11と係合溝1
2との係合によってパネル構成片6相互を連結せしめて
もよい。また第3図に示すように金属板3は接合部を設
けた側の芯材の両端面を被覆していなくともよく、一方
の端面のみを被覆しているものでもよい。更に必要に応
じてパネル構成片には補強用のリブ溝13(或いは凸条
であってもよい。)を設けることもできる。更に本考案
のパネル1は、パネル構成片6の連結構造の変更、補強
用リブ溝13の有無及び形状の変更、内装材の取付け構
造を変更する等により、例えば第4図(a)〜(e)に示す如
き種々の構造とすることができ、これら以外の更に他の
構造とすることもできる。また2枚のパネル構成片6を
連結して構成する場合に限らず、3枚以上のパネル構成
片6を連結して構成したものであってもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の複合壁パネルは、芯材と金
属板とを複合一体化してなり、且つ相対向する端面に接
続用嵌合部を有し、該嵌合部を設けた側の芯材の端面の
少なくとも一方を金属板が被覆した構造の複数のパネル
構成片を連結し、この連結体を内装材で接合して一体化
したことにより、パネル構成片の連結部がリブの役目を
果たして高い剛性を有する。またパネル構成片の裏面側
の芯材露出面は防湿性の裏面材によって被覆されている
ことによって芯材の吸湿が防止されるため、芯材の吸湿
による寸法変化が防止される結果、パネルの反り、歪み
等の発生を防止でき、パネル施工後のパネル相互間に隙
間が生じて気密性が低下する等の虞れがない。また防湿
性の裏面材はパネルの補強材ともない、パネル構成片の
連結部のリブ効果と相侯って更にパネルの強度向上を図
れる。このため本考案のパネルではパネルの厚さ、金属
板の厚さを従来のものに比して薄くすることができると
ともに、パネル周囲に補強用回縁を取付ける必要もなく
なるため、パネル製造工程の簡素化、低コスト化等を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図〜第3図は本考
案複合パネルのそれぞれ異なる実施態様を示す平断面
図、第4図(a)〜(e)はそれぞれ更に異なる態様を示す平
断面略図である。 1……複合パネル、2……芯材、3……金属板、4……
凸部、5……凹部、6……パネル構成片、7……裏面
材、8……内装材、11……接合突片、12……係合溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断熱性を有する芯材と、該芯材と接合一体
    化された金属板とからなり、相対向する端面に相互連結
    用嵌合部を有し、上記金属板が芯材の表面側及び嵌合部
    を設けた端面の少なくとも一方を被覆して形成されたパ
    ネル構成片の少なくとも2枚を、嵌合部を設けた端面に
    おいて連結し、且つ芯材の露出面を防湿性を有する裏面
    材で被覆し、更にその裏面に内装材を接合して一体化し
    たことを特徴とする複合パネル。
JP1862989U 1989-02-20 1989-02-20 複合パネル Expired - Lifetime JPH0613927Y2 (ja)

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JP1862989U JPH0613927Y2 (ja) 1989-02-20 1989-02-20 複合パネル

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JPH02112804U JPH02112804U (ja) 1990-09-10
JPH0613927Y2 true JPH0613927Y2 (ja) 1994-04-13

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JP4171562B2 (ja) * 1999-10-01 2008-10-22 東海旅客鉄道株式会社 鉄道車両の天井パネル

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JPH02112804U (ja) 1990-09-10

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