JP6635662B2 - 建築用コーナー材 - Google Patents
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Description
前記コーナー材本体1を、壁面に対向させる内側面を備えた一対の平板部11・11と、これらの平板部11・11を、平板部11・11同士が所定角度を成すように中央で連結する屈曲部12とから構成する一方、
前記一対の平板部11・11の外側面には、先端部Eから屈曲部12側に向かって逓次的に平板部11の肉厚が増大する傾斜面S・Sを、各平板部11・11の幅の2/3以上の領域にわたって形成し、更に当該傾斜面Sの形成領域において、平板部11の先端部Eの厚みを0.15〜0.3mm、屈曲部12側の最大厚みを0.6〜1.0mmとし、
更に前記平板部11には、幅方向中央よりも先端部E寄りの位置および屈曲部12寄りの位置にそれぞれ長さ方向に所定間隔で並んだ孔部H・H…の列を、一列ごとに互い違いにズラして三列形成すると共に、屈曲部12側に形成した孔列と真ん中の孔列の間隔を、先端部E側に形成した孔列と真ん中の孔列の間隔よりも大きくなるようにし、更に前記平板部11の内側面に、先端部E近傍から屈曲部12側にかけて幅が平板部11の幅の40〜60%の大きさの両面テープ2を、屈曲部12寄りの孔部H・H…周囲を覆わないように貼着した点に特徴がある。
まず本発明の実施例1について、図1から図4に基いて以下に説明する。なお同図において、符号1で指示するものは、コーナー材本体である。また符号2で指示するものは、両面テープである。そして、符号Cで指示するものは、コーナー材本体と両面テープから成る建築用コーナー材である。
まず実施例1では、熱可塑性樹脂を押出成形して作製されたアングル状のプラスチック薄板からコーナー材本体1を構成している(図1参照)。また、コーナー材本体1は、幅28mmの一対の平板部11・11と、これらの平板部11・11を、平板部11・11同士が所定角度を成すように中央で連結する屈曲部12とから構成している。
また、上記コーナー材本体1の材料に関しては、本実施例では硬質の塩化ビニル樹脂を使用している。但し、曲げ強度や成形性に問題がなければ、必要に応じてスチレン系樹脂やPET樹脂も好適に採用できる。なおスチレン系樹脂には、ポリスチレン樹脂、耐衝撃性ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、AES樹脂、ASA樹脂などが含まれる。
また、上記一対の平板部11・11の外側面には、図2に示すように、先端部Eから屈曲部12側に向かって逓次的に平板部11の肉厚が大きくなる傾斜面S・Sを、各平板部11・11の幅全域にわたって形成している。そして更に、この傾斜面Sの形成領域において、平板部11の先端部Eの厚みを0.2mm(好ましくは0.15〜0.3mm)となるようにし、屈曲部12側の最大厚みを0.8mm(好ましくは0.6〜1.0mm)となるようにしている。
また、上記コーナー材本体1の各平板部11・11には、図1〜図3に示すように、長さ方向に所定間隔で並んだ孔部H・H…の列を、一列ごとに互い違いにズラして三列形成している。そしてこれにより、各平板部11・11における孔部H・H…による減量率が、単位長さ当たりの重量で5〜20%となるようにして材料コストを低減している。
また本実施例では、上記コーナー材本体1の外側面に、図1や図2に示すように先端部Eから屈曲部12側にかけて細かい凹凸加工が施された粗面部Nを形成している。なお本実施例では、上記粗面部Nを平板部11の全面に形成しているが、粗面部Nは少なくとも平板部11の全幅の40%以上の幅にわたって形成されていればよく、またコーナー材本体1の曲げ強度を保持するために、各平板部11・11の屈曲部12側に非加工面部を残した状態で形成してもよい。
また本実施例では、図3に示すように、上記コーナー材本体1の各平板部11・11の内側面に、先端部E近傍から屈曲部12側にかけて両面テープ2・2を貼着している。これにより、被固定物に対するコーナー材本体1の仮留めが可能となるだけでなく、平板部11・11の先端部E側の波打ち(変形)を防止することができる。
次に、本実施例のコーナー材本体1と両面テープ2・2から成る建築用コーナー材Cの取付方法を説明する。まず建築用コーナー材Cを、図4(a)に示すように、壁面の出隅部分に平板部11・11の内側面を対向させて当接させ、図4(b)に示すように、両面テープ2・2を壁下地材Wに貼り付けて、建築用コーナー材Cを壁下地材Wに仮留めする。
11 平板部
12 屈曲部
2 両面テープ
C 建築用コーナー材
E 先端部
S 傾斜面
H 孔部
N 粗面部
W 壁下地材
P パテ材
Claims (6)
- 壁面の出隅部分に取り付けられるアングル状のプラスチック薄板から成る建築用コーナー材であって、
前記コーナー材本体(1)が、壁面に対向させる内側面を備えた一対の平板部(11)(11)と、これらの平板部(11)(11)を、平板部(11)(11)同士が所定角度を成すように中央で連結する屈曲部(12)とから構成されている一方、
前記一対の平板部(11)(11)の外側面には、先端部(E)から屈曲部(12)側に向かって逓次的に平板部(11)の肉厚が増大する傾斜面(S)(S)が、各平板部(11)(11)の幅の2/3以上の領域にわたって形成され、更に当該傾斜面(S)の形成領域において、平板部(11)の先端部(E)の厚みが0.15〜0.3mm、屈曲部(12)側の最大厚みが0.6〜1.0mmとなっており、
更に前記平板部(11)には、幅方向中央よりも先端部(E)寄りの位置および屈曲部(12)寄りの位置にそれぞれ長さ方向に所定間隔で並んだ孔部(H)(H)…の列が、一列ごとに互い違いにズラして三列形成されると共に、屈曲部(12)側に形成した孔列と真ん中の孔列の間隔が、先端部(E)側に形成した孔列と真ん中の孔列の間隔よりも大きくなるようにし、更に前記平板部(11)の内側面には、先端部(E)近傍から屈曲部(12)側にかけて幅が平板部(11)の幅の40〜60%の大きさの両面テープ(2)が、屈曲部(12)寄りの孔部(H)(H)…周囲を覆わないように貼着されていることを特徴とする建築用コーナー材。 - コーナー材本体(1)の各平板部(11)(11)において、多数の孔部(H)(H)…が形成されると共に、各平板部(11)(11)の当該孔部(H)(H)…による減量率が、単位長さ当たりの重量で5〜20%となっていることを特徴とする請求項1記載の建築用コーナー材。
- コーナー材本体(1)の各平板部(11)(11)において、先端部(E)寄りの位置に形成された孔部(H)(H)…の面積の和が、屈曲部(12)寄りの位置に形成された孔部(H)(H)…の面積の和よりも大きくなっていることを特徴とする請求項2記載の建築用コーナー材。
- コーナー材本体(1)の外側面において、先端部(E)から屈曲部(12)側にかけて細かい凹凸加工が施された粗面部(N)が、平板部11の全幅の40%以上の幅にわたって形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の建築用コーナー材。
- コーナー材本体(1)の各平板部(11)(11)の内側面に、先端部(E)近傍から屈曲部(12)側にかけて先端部(E)よりも薄い厚さ0.05〜0.2mmの両面テープ(2)が貼着されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の建築用コーナー材。
- コーナー材本体(1)の材料に硬質の塩化ビニル樹脂またはスチレン系樹脂が使用されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の建築用コーナー材。
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