JPS5853890Y2 - 雨樋エルボ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内径が豊橋の外径と略同−の大径液筒と、外
径が豊橋の内径と略同−の小径型筒を、交互に角度をも
たせて結合して、全体として湾曲した連通筒を形成し、
該連通筒の小径型筒に周方向の切断用薄肉凹溝を設けて
なる雨樋エルボであって、その目的は、豊橋を接続する
際に、数種の角度を選択し得る雨樋エルボを提供するこ
とである。

以下、本考案を図面に基いて説明する。

第１図に示す雨樋エルボは本考案の一実施例である。

１．１’、１″は大径液筒、２．２’、２″は小径型筒
である。

大径液筒１，１’、１”は、その内径ｄが接続される豊
橋の外径と略同−に、又小径型筒２，２’、２”は、そ
の外径りが接続される豊橋の内径と略同−に、各々形成
されている。

大径液筒１，１’、１”と小径型筒２．２’、２”は、
各々三個づつ、交互に角度Ｃをもって結合され、全体と
して湾曲した連通筒３となっている。

該連通筒３の小径型筒２，２′の外周面には周方向全長
に互って切断用薄肉凹溝４，４′が設けられている。

なお、最端の小径型筒２″には切断用薄肉凹溝４を設け
ていないが、最端の小径型筒２″には切断用薄肉凹溝４
を設ける必要はないものであり、しかしながら、別設設
けても差支はないものである。

したがって該雨樋エルボによって、豊橋５，５′を接続
するに際しては、第２図、第３図、第４図、第５図、第
６図に示す如（、ａ、ｌ）、ｃ、ｄ、ｅの五種類の角度
をもって接続できるものである。

第２図においては、雨樋エルボを切断することなく第１
図に示す状態のままで豊橋５，５′を接続しておくり、
豊橋５は大径液筒１に挿入され豊橋５′は小径型筒２″
に嵌装され、両豊橋５，５′は角度ａをもって接続され
ている。

第３図、第５図は雨樋エルボを切断用薄肉凹溝４′にお
いて切断して使用したもので、第３図は切断した上側を
使用して豊橋５，５′を角度をｂをもって接続したもの
で、第５図は切断した下側を使用して豊橋５，５′を角
度ｄをもって接続したものである。

又第４図、第６図は雨樋エルボを切断用薄肉凹溝４にお
いて切断して使用したもので、第４図は切断した上側を
使用して豊橋５，５′を角度Ｃをもって接続したもので
、第６図は切断した下側を使用して豊橋５，５′を角度
ｅをもって接続したものである。

このように該雨樋エルボにおいては、分割して複数個所
にて使用でき、最大両切断用薄肉凹溝４，４′にて切断
して三個に分割して三個所にて使用できるという利点も
ある。

又切断する部分が切断用薄肉凹溝４，４′であるのでの
こぎり、はさみ等で簡単に切断することができ、又切断
された部分が常に、豊橋内に挿入されて隠れるので外観
も良好なものである。

なお、本考案の雨樋エルボにおいては、大径液筒、小径
型筒は円筒型でも角筒型でも良く、又両者が、接着、溶
着等の固着手段で係合されて連通筒が形成されても良い
が、連通筒は、合成樹脂にて真空成形、射出成形等によ
って一体に成形されることが好ましいものである。

又切断用薄肉凹溝は、小径貞節の外周に且つ全長に互っ
て設けられることが切断作業が容易になる点で好ましく
、又小径置部の中央部分に設けられることが切断部分の
両側が使用可能となる点で好ましいのである。

上述の如く、本考案の雨樋エルボは、内径が豊橋の外径
と略同−の大径底筒と、外径が豊橋の内径と略同−の小
径底筒を、交互に角度をもたせて結合して、全体として
湾曲した連通筒を形成し、該連通筒の小径底筒に周方向
の切断用薄肉凹溝を設けてなるため、豊橋を接続する際
に、適宜の切断用薄肉凹溝にて切断して、数種の角度を
選択し得るものであり、しかも、分割して数個所にて使
用することも可能であり、又、切断作業ははさみ、のこ
ぎり等で簡単に行え、切断部分は常に豊橋内に挿入され
て隠れ、外観的にも良好なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す一部切欠斜視図、第２
図、第３図、第４図、第５図、第６図は各々第１図に示
す実施例の使用状態を示す正面図である。 図において、１は大径底筒、２は小径底筒、３は連通筒
、４は切断用薄肉凹溝、５は豊橋である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内径が豊橋の外径と略同−の大径液筒と、外径が豊橋の
   内径と略同−の小径型筒を、交互に角度をもたせて結合
   して、全体として湾曲した連通筒を形成し、該連通筒の
   小径型筒に周方向の切断用薄肉凹溝を設けてなる雨樋エ
   ルボ。