JPH0649698Y2 - 可撓性パネル柱状体 - Google Patents

可撓性パネル柱状体

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JPH0649698Y2
JPH0649698Y2 JP1987169983U JP16998387U JPH0649698Y2 JP H0649698 Y2 JPH0649698 Y2 JP H0649698Y2 JP 1987169983 U JP1987169983 U JP 1987169983U JP 16998387 U JP16998387 U JP 16998387U JP H0649698 Y2 JPH0649698 Y2 JP H0649698Y2
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flexible panel
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JP1987169983U
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JPH0175515U (ja
Inventor
広 増田
祐二 野村
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Toho Sheet and Frame Co Ltd
Original Assignee
Toho Sheet and Frame Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は金属またはプラスチックの押出品から形成され
る所定長の複数枚の可撓性パネルの各端縁部に形成した
雄、雌型係合部を互いに接続して形成する可撓性パネル
柱状体に関するものである。
(従来技術) 従来、可撓性パネル柱状体として、例えば特公昭45−23
387号公報の如く、金属またはプラスチックの押出品か
ら形成される所定長の複数枚の可撓性パネルの各端縁部
に形成した雄、雌型係合部を互いに接続するとともに、
前記可撓性パネルの一部に形成したフランジをボルト止
めすることにより環状の柱状体となすようにしたものは
公知である。
また実開昭62−16616号公報の如く、芯材と、この芯材
の周囲に隙間を介して外嵌した表面材と、この表面材の
上端部において前記芯材と前記表面材との間に介在させ
たピース材と、前記芯材の上端部の周囲を覆いかつ前記
表面材の上端面との間に隙間を介して前記ピース材に固
定した上部飾り部材とを備えた柱も公知であり、さらに
また特公昭58−13761号公報の如く、構造継手において
4つの部材で構成されるテーパつき柱の各継合わせ端部
の一方に、内面を略円形の弓形内面とした円弧状フック
部を形成し、これに前記各継合わせ端部の他方の平板状
可撓性端部を嵌合することにより、前記平板状可撓性端
部を前記弓形内面を案内として円形に折曲して接続する
ようにしたものも公知である。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記従来技術において、特公昭45−23387号
公報に開示された可撓性パネル柱状体は、各可撓性パネ
ルの雄、雌型係合部およびボルト止めフランジ部が柱状
体の外表面に突起部となって現れるため、これが他物に
引掛り甚だ危険なるものであるとともに体裁も悪く、こ
れを建築用柱として用いた場合等に建築物の美観を著し
く損じる惧れがあり、用途が限定されるという問題点が
あったばかりでなく、柱状体の上端および下端にいちい
ち面倒な屋根取付施工および土台取付施工を施さなけれ
ばならず、取付作業性が非常に悪い等の問題点があっ
た。
また実開昭62−16616号公報に開示されたものは、柱を
構成する各表面材の接合が、前記表面材と芯材との間に
介装した木ピースに釘打にて固定されるため、前記表面
材の以外に芯材および木ピース等の他部材を必要とし、
構造的に複雑となるばかりでなく、コスト的にも高価と
なる等の問題点があったものであり、また特公昭58−13
761号公報に開示されたものは、各柱構成部材の継合わ
せ端部の一方に形成した弓形内面に他方の平板状可撓性
端部を当接し、これを前記弓形内面を案内として円形に
折曲しながら前記弓形内面内に嵌め合わせて接続するた
め、接続時に前記平板状可撓性端部を円形に折曲するた
めの強力な押圧力を必要とするばかりでなく、その折曲
状態も一定のものが得られず、その結果接続状態が不均
一、不安定となる等の問題点があった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決することを目的とし、所要長の
複数枚の可撓性パネルのそれぞれの縁部を互いに接続し
て環状の柱状体を形成するようにした可撓性パネル柱状
体において、前記可撓性パネルを、長手方向の全体に亘
って複数の略等間隔からなる折曲部を有する彎曲体とな
すとともに前記彎曲体の一方の端縁部に、弾性変形可能
な先端部を丸味状膨突部となした円弧状フック部および
前記該円弧状フック部内に向って他側面より延在する係
止基部ならびに中央部に衝合用突起部を挾んでその両側
に肉薄部を形成してなる雄型係合部を、また他方の端縁
部に前記円弧状フック部を収容し得るようにこれと対応
した円弧状の開口フック部および前記開口フック部に向
って他側面より突出する先端部を丸味状膨突部となした
突出部からなる雌型係合部を各設け、さらに前記可撓性
パネルの前記各雄、雌型係合部を互いに係合して形成せ
る環状の柱状体上下端部に、嵌合孔を有する冠体および
基体をそれぞれ着脱自在に嵌合取付け得るように構成し
たことを特徴とするものである。
(実施例) 図は本考案の一実施例を示し、は可撓性パネルであっ
て、前記可撓性パネルは第1図示のような略均一な板
厚寸法を有し、かつ同一形状に形成されており、その外
観は光沢のあるアルミニウム板その他適宜の金属板、あ
るいは硬質プラスチック材等の合成樹脂板等、可撓性の
板材にて形成され、その外観は華麗さを増している。さ
らに前記可撓性パネルは、長手方向(柱の中心軸方
向)の全体に亘って形成した複数の等間隔の折曲部2に
よって一側面3側へ彎曲した彎曲体1aに形成されてい
る。は雄型係合部であって、前記彎曲体1aの一方の端
縁部に全長に亘って形成した弾性変形可能な円弧状フッ
ク部5および該円弧状フック部5内に向って他側面6よ
り延在する係止基部7ならびに中央部に衝合用突起部8a
を挾んでその両側に肉薄部8を形成してなるものであ
る。なお前記円弧状フック部5の先端部9は丸味状膨突
部となっており、後述する雌型係合部10とクリック的に
係止されるようになっている。また雌型係合部10は前記
彎曲体1aの他方の端縁部に前記円弧状フック部5を収容
し得るようこれと対応した円弧状の開口フック部11と、
他側面6より突出する先端部を丸味状膨突部となした突
出部12からなるものである。
なお、前記先端部13の具体的な径寸法は、上記円弧状フ
ック部5の先端部9と係止基部7との間で把持されるよ
うな適宜な大きさに設定してある。14,15は冠体および
基体であって、前記可撓性パネルにて形成した環状の
柱状体16の上、下端部にそれぞれ着脱自在に嵌合取付け
ることができるよう、嵌合孔を有し、第6〜8図示のよ
うに種々の外観を呈するものとなすことができ、その材
質も金属、プラスチックその他適宜のものを用いること
ができるものである。
次に作用について説明する。第3図(A)に示す如く、
両雄、雌型係合部10を所定の角度をもって対向させ
ると同時に、雄型係合部の円弧状フック部5の係止基
部7と先端部9との間に他の可撓性パネルの雌型係合
10の突出部12を介在させて、雄型係合部側を面3側
に矢印で示す如く所定角度回動させる。この回動により
突出部12が円弧状フック部5の支点として機能するため
開口フック部11の拡開に伴う円弧状フック部5の弾性変
形により第3図(B)に示す如く両雄、雌型係合部
10は互いにクランプ状態となる。この時柱状体16は外周
面となる面6における両雄、雌型係合部10には突起
部が存在することなく滑らかな面となる。
このようにして複数枚の可撓性パネルは、順次組み立
てられ、環状に仮組みされた柱状体16の最終位置に至っ
た雄、雌型係合部10の連結は、第4図に示すよう
に、両雄、雌型係合部を互いに対向させた状態で上方か
ら手で押圧力を作用させ、第5図に示すように雌型係合
10に向って雄型係合部を矢印方向に移動させること
により、円弧状フック部5と開口フック部11がそれぞれ
弾性変形して第3図(B)に示す如く嵌合する。そして
完成された柱状体16の内周面3側には、係合突起が存在
するものの、外周面6側は平坦となって外観上極めて良
好となる。このようにして複数枚の可撓性パネルによ
って形成された環状の柱状体16は、第1図に示すように
上側となる上端部に冠体14を嵌合させ、また下側となる
下端部には基体15を嵌合させることにより最終的に可撓
性パネル柱状体を得ることができる。
なお、冠体14に代わり、蓋状のキャップ部材を柱状体16
の上端部にかぶせてもよいし、柱状体16の下端部を皿状
のベース部材上に載置してもよく、また上述のような可
撓性パネル柱状体は、アルミニウム材などの光沢を有す
る素材で形成された場合には、折曲部2などによりロー
マ建築やギリシャ建築のようなクラシック調の豪華な雰
囲気を醸し出し、柱としての強度も充分に保持し得るも
のである。
(効果) 以上説明したように本考案によれば、所要長の複数枚の
可撓性パネルのそれぞれの縁部を互いに接続して環状の
柱状体を形成するようにした可撓性パネル柱状体におい
て、前記可撓性パネルを、長手方向の全体に亘って複数
の略等間隔からなる折曲部を有する彎曲体となすととも
に前記彎曲体の一方の端縁部に、弾性変形可能な先端部
を丸味状膨突部となした円弧状フック部および前記該円
弧状フック部内に向って他側面より延在する係止基部な
らびに中央部に衝合用突起部を挾んでその両側に肉薄部
を形成してなる雄型係合部を、また他方の端縁部に前記
円弧状フック部を収容し得るようにこれと対応した円弧
状の開口フック部および前記開口フック部に向って他側
面より突出する先端部を丸味状膨突部となした突出部か
らなる雌型係合部を各設け、さらに前記可撓性パネルの
前記各雄、雌型係合部を互いに係合して形成せる環状の
柱状体上下端部に、嵌合孔を有する冠体および基体をそ
れぞれ着脱自在に嵌合取付け得るように構成したもので
あるから、可撓性パネルの両端部に形成した雄、雌型係
合部の係合に際しては、雌型係合部の丸味状膨突部を雄
型係合部の円弧状フック部内に前記丸味状膨突部の滑り
を利用することにより、また前記丸味状膨突部を受入れ
る側の前記円弧状フック部はその薄肉部による弾性力を
利用することによりこれを大きく拡開して前記円弧状フ
ック部内に前記丸味状膨突部を容易に嵌合することがで
きるものであり、また嵌合後は前記円弧状フック部が前
記薄肉部の弾性力により容易に原形に復し、前記円弧状
フック部内からの前記丸味状膨突部の抜け出しを防止す
るので釘打ち等の止着作業を必要とすることなく、簡単
な嵌込み操作で容易に連結することができるとともに、
前記円弧状フック部の薄肉部の中央部に設けた衝合用突
起部は、前記薄肉部の補強の作用をなすと同時に前記円
弧状フック部内に嵌合した丸味状膨突部の先端部の受け
作用をなし、前記薄肉部の弱化を防止することができる
ものであり、しかも完成された柱状体の外周面には連結
による係合突起が何ら現れず安全であるとともに、外観
が美麗かつ豪華であり、しかも連結強度が強いので、耐
久性の高い例えば軒先と地面(テラスなど)との間隔が
大きいローマ建築やギリシャ建築などのようなクラシッ
ク調の豪華な雰囲気を醸し出すような建築物にも利用で
きる他、冠体および基体を利用して屋根取付施工および
土台取付施工をきわめて容易に行うことができる等、種
々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は本考案の
可撓性パネル柱状体の外観斜視図、第2図は可撓性パネ
ルの一部を示す拡大斜視図、第3〜5図は可撓性パネル
の組立て状態を示す説明図、第6〜8図は冠体および基
体の他の実施例を示すものである。 …可撓性パネル、1a…彎曲体、2…折曲部、3…一側
面、…雄型係合部、5…円弧状フック部、6…他側
面、7…係止基部、8…肉薄部、8a…衝合用突起部、9
…先端部、10…雌型係合部、11…開口フック部、12…突
出部、13…先端部、14…冠体、15…基体、16…柱状体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所要長の複数枚の可撓性パネルのそれぞれ
    の縁部を互いに接続して環状の柱状体を形成するように
    した可撓性パネル柱状体において、前記可撓性パネル
    を、長手方向の全体に亘って複数の略等間隔からなる折
    曲部を有する彎曲体となすとともに前記彎曲体の一方の
    端縁部に、弾性変形可能な先端部を丸味状膨突部となし
    た円弧状フック部および前記該円弧状フック部内に向っ
    て他側面より延在する係止基部ならびに中央部に衝合用
    突起部を挾んでその両側に肉薄部を形成してなる雄型係
    合部を、また他方の端縁部に前記円弧状フック部を収容
    し得るようにこれと対応した円弧状の開口フック部およ
    び前記開口フック部に向って他側面より突出する先端部
    を丸味状膨突部となした突出部からなる雌型係合部を各
    設け、さらに前記可撓性パネルの前記各雄、雌型係合部
    を互いに係合して形成せる環状の柱状体上下端部に、嵌
    合孔を有する冠体および基体をそれぞれ着脱自在に嵌合
    取付け得るように構成したことを特徴とする可撓性パネ
    ル柱状体。
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