JPH0830367B2 - 枕材と芯材との接合構造 - Google Patents

枕材と芯材との接合構造

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JPH0830367B2
JPH0830367B2 JP4247664A JP24766492A JPH0830367B2 JP H0830367 B2 JPH0830367 B2 JP H0830367B2 JP 4247664 A JP4247664 A JP 4247664A JP 24766492 A JP24766492 A JP 24766492A JP H0830367 B2 JPH0830367 B2 JP H0830367B2
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賢 橋本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、枕材と芯材との接合構
造に係り、パネルを配置して構成されるユニット式住宅
の壁体などに利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、建築構造物の壁体や天井面等に
は、所定の枠組みに面材を張り付けたパネルが多用され
ている。図8において、壁体90は、芯材91に合板等の面
材94が張り付けられて構成されている。
【0003】芯材91は、枠材92とその中を渡る構造上必
要な通し材93とを有している。面材94は、寸法の都合上
一枚の部材では芯材91を全て覆うことはできないので、
通常分割されて継ぎ目95を有している。そして、継ぎ目
95の裏側に枕材96が設置され、この枕材96は面材94の端
縁が張り付けられて継ぎ目95を受けるように構成されて
いる。
【0004】このような従来例においては、面材94の継
ぎ目95の裏側に枕材96が設置されているので、面材94に
対して面交差方向に荷重がかかった場合、あるいは面材
94にたわみがあった場合でも、各面材94の継ぎ目95は枕
材96で連続化され、各々の面材94が別々にたわむ等によ
る段差97や隙間等の問題は解消されることとなる(図9
参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8に示し
たような従来例では、枕材96と芯材91の接合は、接着材
等による接着あるいは釘止め等により行われる。しか
し、このような接合では接着材等が乾く時間がかかる、
作業が容易ではない、あるいは機械による自動接合がで
きないなどの問題がある。また、枕材96の設置を省略し
た場合には、図9の例に示したような段差97が生じる等
の問題がある。
【0006】本発明の目的は、簡易に構成部材を製作で
き、接合が容易でかつ確実な枕材と芯材との接合構造を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、建物の壁体に
使用されるパネルの芯材とこの芯材に張り付けられる面
材を裏面から支える枕材とを接合するための枕材と芯材
との接合構造であって、前記芯材は中空の略角柱状とさ
れ、前記枕材は矩形断面を有する中空の略角柱状とさ
れ、前記芯材は前記枕材の矩形断面長辺に相当する部分
を前記芯材の長手方向に平行にした状態で前記枕材の接
合端部を挿入可能な開口部を有し、この開口部は前記芯
材の長手方向に沿う方向の寸法を前記枕材の矩形断面長
辺寸法よりも大きく形成されかつ前記芯材の長手方向に
直交する方向の寸法を前記枕材の矩形断面長辺寸法より
も小さく形成され、前記枕材の接合端部は当該枕材の
形断面短辺に相当する部分を含んで切り欠いて形成され
た切欠き部と、矩形断面長辺に相当する部分に形成され
切り欠いた残りの首部と、矩形断面短辺に相当する部
の外側表面に形成された支持面とを備え、前記枕材の
接合端部前記芯材の開口部に挿入されて略90度回転
されることで前記開口部の周縁が前記切欠き部に挿入さ
れかつ前記支持面と前記芯材の内側面とが当接されてい
ることを特徴とする。
【0008】ここで、前記芯材は内側に当該芯材の一部
により形成される突起部を有し、この突起部に前記枕材
が当接係止されていることが望ましい。また、前記芯材
は相対する二面の略同一位置に開口部を有し、この開口
部のどちらか一方は前記芯材の一部を舌状に切り抜いて
形成され、この切り抜かれた舌状の部分を内側に起こす
ように折り曲げて突起部が形成され、この突起部に両方
の開口部から挿入された枕材が各々当接係止されている
ことが望ましい。
【0009】
【作用】このような本発明においては、枕材の接合端部
を芯材の開口部に挿入して略90度回転させることで枕
材と芯材とが接合されるので、接合作業を容易にするこ
とができるようになる。また、枕材の接合端部の支持面
が芯材の内側に当接され、その弾性により保持されるの
で、これらを確実に接合することが可能となる。さら
に、枕材の接合端部は枕材の一部を切り欠くだけで切欠
き部と首部と支持面とが形成されるので、簡易に製作す
ることが可能となる。そして、枕材は矩形断面を有する
中空の略角柱状のものであり、この枕材の接合端部を芯
材の開口部に挿入する際には、枕材は、その矩形断面長
辺に相当する部分を芯材の長手方向に平行にした状態と
される。従って、芯材に形成する開口部は、芯材の長手
方向に沿う方向の寸法が枕材の矩形断面長辺寸法よりも
大きく形成されかつ芯材の長手方向に直交する方向の寸
法が枕材の矩形断面長辺寸法よりも小さく形成されてい
る。つまり、開口部は、芯材の長手方向に沿う方向の寸
法がこれに直交する方向の寸法よりも大きくなってい
る。このため、芯材の開口部が形成された面において、
芯材の幅方向(長手方向と直交する方向)には、開口部
の形成されない部分が必ず存在することになるので、芯
材の強度の確保が図られることに加え、枕材の接合端部
の挿入回転後に枕材の切欠き部に挿入されるべき芯材側
部分(開口部の周縁)が確実に確保されることになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、壁体の構成部材である枕材20の
接合端部21は芯材10の開口部11よりその内部に挿入され
て、これらは略直角をなすように接合されている。一
方、別の枕材30の接合端部31は芯材11の反対側の開口部
である穴部12よりその内部に挿入されて、枕材20の場合
と略同様に芯材10と略直角をなすように接合されてい
る。
【0011】図2には、本実施例の分解斜視図が示され
ている。同図において、芯材10は、リップ溝形鋼(C形
鋼)が用いられており、その溝の入口部分のリップによ
り開口部11が形成されている。一方、この開口部11が形
成されている面と反対側の面、すなわちリップ溝形鋼の
背面(ウェブ)には、その一部を舌状に切り抜いた穴部
12と、この切り抜いた部分を内側に略直角に起こすよう
に(図中Q方向に)折り曲げて形成された突起部13とが
設けられている。
【0012】枕材20は、リップ溝形鋼(C形鋼)が用い
られている。枕材20の接合端部21は、枕材20の両側のフ
ランジ(ウェブと直角をなす面)を切り欠いて形成され
た切欠き部22と、切り欠いた残りの首部23と、両側のフ
ランジの外側表面に形成された支持面24と、ウェブの外
側表面に形成された位置決め面25とを備えている。枕材
20の上側フランジの外側表面には、木製のスペーサ26が
予め接着されている。
【0013】切欠き部22は、芯材10の開口部11周縁の厚
みt(リップ溝形鋼のリップ厚み)以上の切欠き幅dを
有し、芯材10のリップを挟み込み可能な構成になってい
る。首部23は、芯材10の開口部11の幅s以下の幅bを有
している(図5参照)。支持面24は、枕材20の長手方向
に芯材10のウェブ内側とリップ内側との間隙の幅z以下
の幅eを有し(図2参照)、長手方向と交差する方向に
芯材10の開口部11の幅s以下の幅aを有している(図3
参照)。位置決め面25は、枕材20の長手方向と交差する
方向に芯材10のウェブ内側の幅xと略同じ幅cを有して
いる(図4参照)。
【0014】一方、枕材30は、枕材20と同様なリップ溝
形鋼(C形鋼)が用いられている。枕材30の接合端部31
は、枕材30の両側のフランジ(ウェブと直角をなす面)
を切り欠いて形成された切欠き部32と、切り欠いた残り
の首部33と、両側のフランジの外側表面に形成された支
持面34と、ウェブの外側表面に形成された位置決め面35
とを備えている。また、枕材30の上側フランジの外側表
面には、木製のスペーサ36が予め接着されている。これ
らの構成は枕材20の場合と同様である。
【0015】切欠き部32は、芯材10の開口部である穴部
12周縁の厚みt’(ウェブ厚み)以上の切欠き幅d’を
有し、芯材10の穴部12周縁(ウェブ)を挟み込み可能な
構成になっている。首部33は、芯材10の穴部12の幅s'
以下の幅b' を有している。支持面34は、枕材30の長手
方向に芯材10のウェブ内側とリップ内側との間隙の幅z
以下の幅e' を有し、枕材30の長手方向と交差する方向
に芯材10の穴部12の幅s' 以下の幅a' を有している。
位置決め面35は、枕材30の長手方向と交差する方向に芯
材10のウェブ内側の幅xと略同じ幅c' を有している。
【0016】このような本実施例においては、以下のよ
うに枕材20および枕材30と芯材10とは接合される。先
ず、図3には、芯材10の内部に枕材20の接合端部21が挿
入される状態が示されている。この時、支持面24の幅a
は、芯材10の開口部11の幅s以下となっているため、枕
材20の接合端部21は芯材10の内部に挿入されて、丁度切
欠き部22が芯材10の開口部11の周縁の所まできたら挿入
を止める。
【0017】次に、図4には、挿入された後弾性接合さ
れるまでの途中の状態が示されている。芯材10に挿入さ
れた枕材20の接合端部21は、図中R方向に略90度回転さ
れる。この時、枕材20の接合端部21の断面の対角線の長
さは、通常芯材10のウェブ内側の幅xより長いが、枕材
20のリップ溝形鋼の弾性を利用して適度な力を加えるこ
とにより略90度まで回転させる。
【0018】さらに、図5には、枕材20と芯材10とが弾
性接合された後の状態が示されている。この状態におい
ては、切欠き部22が芯材10の開口部11周縁(リップ)を
挟み込んでおり、支持面24は芯材10のフランジ内側面に
当接している。また、首部23は、芯材10の開口部11の幅
s以下の幅bを有しているので、この開口部11に収まっ
ている。そして、スペーサ26の上面のつら位置は、芯材
10の上側フランジの外側表面のつら位置と一致してい
る。
【0019】最後に、枕材20の位置決め面25を芯材10の
突起部13に当接させて位置決めを行い、枕材20と芯材10
との接合を終了する(図6参照)。
【0020】一方、枕材30と芯材10との接合は、枕材20
の場合と略同様に行われる。すなわち、枕材30の接合端
部31を芯材10の穴部12から挿入し、略90度回転させて弾
性を利用して芯材10に接合する。この時、切欠き部32は
芯材10の穴部12周縁(ウェブ)を挟み込んでおり、支持
面34は芯材10のフランジ内側面に当接している。また、
スペーサ36の上面のつら位置は、芯材10の上側フランジ
の外側表面のつら位置と一致している。その後、枕材30
の位置決め面35を芯材10の突起部13に当接させて位置決
めを行い、枕材30と芯材10との接合を終了する。
【0021】図6には、全ての接合を終えた状態が示さ
れている。同図において、枕材20の支持面24の枕材20長
手方向の幅eと枕材30の支持面34の枕材30長手方向の幅
e’は加え合わせても芯材10のウェブ内側とリップ内側
との間隙の幅z以下になるように構成されているので、
各々の枕材20, 30の位置決め面25, 35はそれぞれ同一の
突起部13に当接可能となっており、このため枕材20と枕
材30とが芯材10を挟んで略一直線上に配置される。
【0022】このような本実施例によれば、枕材20, 30
の接合端部21, 31をそれぞれ芯材10の開口部11, 12に挿
入して回転させることで各枕材20, 30と芯材10とが接合
されるので、接合作業を容易にすることができる。ま
た、各枕材20, 30の接合端部21, 31の支持面24, 34が芯
材10のフランジ内側面に当接され、その弾性により保持
されるので、これらを確実に接合することができる。さ
らに、各枕材20, 30の接合端部21, 31は枕材20, 30の一
部を切り欠くだけでそれぞれ切欠き部22, 32と首部23,
33と支持面24, 34とが形成されるので、簡易に製作する
ことができる。
【0023】また、首部23, 33の幅b, b’を芯材10の
開口部11, 12の幅s, s’と略同じにしておくことで、
枕材20, 30と芯材10との接合をより確実なものとするこ
とができる。
【0024】さらに、各枕材20, 30の接合端部21, 31は
リップ溝形鋼の弾性を利用して適度な力を加えることに
より略90度回転されて芯材10に接合されるので、接合さ
れた状態でもバネの作用が働き容易に逆回転して元に戻
ってしまうなどの不都合が生じることはない。このた
め、支持面24, 34と芯材10のフランジ内側面との当接関
係をより確実なものとすることができる。
【0025】また、芯材10は相対する両側に開口部11,
12を有し、両側から枕材20, 30を挿入可能となってお
り、かつ同一の突起部13に枕材20および枕材30の両方が
当接されるので、接合が確実なものとなるうえ、接合位
置も正確に確定され、芯材10を挟んで相対している枕材
20と枕材30とを略一直線上に配置することができる。
【0026】また、芯材10のウェブの一部を舌状に切り
抜き、これを内側に折り曲げて位置決め用の接合部位で
ある突起部13が形成されるため、製作を容易なものとす
ることができる。
【0027】さらに、図9に示した例の二点鎖線のよう
に、芯材10に張り付けられる複数の面材94の端縁の継ぎ
目95に段差97等が生じることはなく、継ぎ目95が面材94
に対し直交する方向に動いてしまうこともなく、従来の
枕材96と全く同様な効果が得られる。
【0028】そして、各枕材20, 30の上側フランジの外
側表面には、スペーサー26, 36が予め接着されているの
で、この各スペーサー26, 36の上面と芯材10の上側フラ
ンジの外側表面とのつら位置が一致し、面材を確実に受
けることができる。
【0029】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば以下に示すような変形等も本発明に
含まれるものである。例えば、前記実施例では、枕材20
の首部23の幅bは、芯材10の開口部11の幅s以下となっ
ているが、この開口部11の幅sと同程度としておくこと
で、相互の圧入係合等によって接合をより確実なものと
することができる。また、同様に前記実施例の枕材30の
首部33の幅b’は、穴部12の幅s’以下となっている
が、穴部12の幅s’と同程度としておくことで、相互の
圧入係合等によって接合をより確実なものとすることが
できる。
【0030】また、前記実施例の芯材10は、C形鋼、す
なわち両側のフランジにリップが備わったリップ溝形鋼
であるが、リップは片側だけでもよく、要するに枕材20
の切欠き部22にリップの一部がすくなくとも一ヶ所挿入
されればよい。さらに、芯材10の開口部11は前記実施例
のようなC形鋼の既成開口部11である必要はなく、例え
ば、角パイプ等の中空の略角柱状部材に開口部である穴
部12を両側に設け、これらの穴部12から枕材20, 30を挿
入係合するようにしてもよい。
【0031】また、枕材20, 30はリップ溝形鋼(C形
鋼)である必要はなく、例えば、コの字形鋼などであっ
てもよく、要するに、矩形断面を有する中空の略角柱状
とされ、所定の支持面が確保できかつある程度の弾性変
形を許容する形状であり、芯材10のリップに対応した切
欠き部22, 32が備わっていればよい。
【0032】また、前記実施例の穴部12はU形の舌状と
なっているが、C形、コの字形、ホームベース形等いず
れの形であってもよく、要するに、芯材10の長手方向に
沿う方向の寸法が枕材30の矩形断面長辺寸法よりも大き
く形成されかつ芯材10の長手方向に直交する方向の寸法
s’が枕材30の矩形断面長辺寸法よりも小さく形成さ
れ、枕材30の接合端部31が挿入できる形状であればよ
い。さらに、前記実施例の突起部13はU形の舌状となっ
ているが、V形、C形、コの字形、ホームベース形等い
ずれの形であってもよく、要するに位置決めのための当
接ができる程度の突起形状を有していればよい。また、
前記実施例では芯材10の一部を内側に切り起こして突起
部13を形成したが、舌状部分の切り起こしに限らず芯材
10を内側に叩き出して形成されたボス状部分等により突
起部13を形成してもよい。この際、前記実施例では、穴
部12に相当する部分を切り起こして突起部13を形成して
いるが、各々別々に形成されてもよく、穴部12を形成す
る面と突起部13を形成する面は異なっていてもよい。
【0033】また、前記実施例では突起部13の長さは芯
材10の開口部11から飛び出す長さとなっているが、枕材
20, 30の位置決め面25, 35がそれぞれ当接できれば任意
の長さであってよい。さらに、突起部13は正確な位置決
めを必要としない場合、例えば面材94の継ぎ目95ではな
い部分で接合する場合などには必ずしもなくてよい。
【0034】また、前記実施例では、枕材20, 30のリッ
プ溝形鋼の背面(ウェブ)をそれぞれの位置決め面25,
35として位置決めのための当接を行っているが、リップ
の外側表面を突起部13に当接させて、位置決めを行って
もよい。
【0035】さらに、前記実施例では、芯材10の両側か
ら枕材20, 30を接合しているが、パネルの一番端の芯材
10(枠材92)に接合する場合などには、片側だけに開口
部11または穴部12を設け、枕材20または枕材30を片側だ
けに接合するようにしてもよい。
【0036】また、前記実施例では、各枕材20, 30の上
側フランジに接着したスペーサー26, 36は、木製のもの
となっているが、プラスチックや鉄板等であってもよ
く、その取り付け方法も、接着に限らず、溶接、タッカ
ー等による釘打ちなどであってもよい。そして、前記実
施例では、スペーサー26, 36は、各枕材20, 30に予め取
り付けられたものとなっているが、後から別途に取り付
けるようにしてもよい。さらに、スペーサー26, 36は、
面材の裏面であってこの面材を受ける各枕材20, 30が設
置される位置に取り付けておいてもよい。しかし、面材
側に取り付けた場合には位置決めが必要になることか
ら、スペーサー26, 36は各枕材20, 30側に取り付けてお
くことが望ましい。
【0037】また、図7の例に示すように、芯材10の両
側に異なる枕材20, 30を接合する場合、片側だけの接合
状態の芯材10A,10B を逆向きに2丁合わせにして略H形
断面の芯材10が形成されるようにしてもよい。
【0038】さらに、芯材10の材質は、接合に適した強
度を有する突起部13が形成できるものであればよく、枕
材20,30の材質もある程度の弾性変形が可能で接合に適
した強度を有する首部23,33が形成できれば適宜選択し
てよい。
【0039】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、枕
材の接合端部を芯材の開口部に挿入して回転させること
で枕材と芯材との接合が行え、接合作業を容易にするこ
とができるとともに、枕材の接合端部の支持面が芯材の
内側に弾性圧接されるのでこれらを確実に接合すること
ができるうえ、枕材の接合端部の加工は簡単に行うこと
ができ、さらに芯材の開口部が芯材の長手方向に長いこ
とから芯材の強度を確保できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】前記実施例を示す分解斜視図。
【図3】前記実施例の接合方法を示す断面図。
【図4】前記実施例の接合方法を示す断面図。
【図5】前記実施例の接合方法を示す断面図。
【図6】前記実施例の接合状態の要部を示す断面図。
【図7】本発明の変形例を示す断面図。
【図8】従来例を示す斜視図。
【図9】前記従来例の要部を示す断面図。
【符号の説明】
10 芯材 11 開口部 12 開口部である穴部 13 突起部 20,30 枕材 21,31 枕材の接合端部 22,32 切欠き部 23,33 首部 24,34 支持面 25,35 位置決め面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の壁体に使用されるパネルの芯材と
    この芯材に張り付けられる面材を裏面から支える枕材と
    を接合するための枕材と芯材との接合構造であって、前
    記芯材は中空の略角柱状とされ、前記枕材は矩形断面を
    有する中空の略角柱状とされ、前記芯材は前記枕材の矩
    形断面長辺に相当する部分を前記芯材の長手方向に平行
    にした状態で前記枕材の接合端部を挿入可能な開口部を
    有し、この開口部は前記芯材の長手方向に沿う方向の寸
    法を前記枕材の矩形断面長辺寸法よりも大きく形成され
    かつ前記芯材の長手方向に直交する方向の寸法を前記枕
    材の矩形断面長辺寸法よりも小さく形成され、前記枕材
    の接合端部は当該枕材の矩形断面短辺に相当する部分を
    含んで切り欠いて形成された切欠き部と、矩形断面長辺
    に相当する部分に形成された切り欠いた残りの首部と、
    矩形断面短辺に相当する部分の外側表面に形成された支
    持面とを備え、前記枕材の接合端部前記芯材の開口部
    に挿入されて略90度回転されることで前記開口部の周
    縁が前記切欠き部に挿入されかつ前記支持面と前記芯材
    の内側面とが当接されていることを特徴とする枕材と芯
    材との接合構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した枕材と芯材との接合
    構造において、前記芯材は内側に当該芯材の一部により
    形成される突起部を有し、この突起部に前記枕材が当接
    係止されていることを特徴とする枕材と芯材との接合構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載した枕材と芯材との接合
    構造において、前記芯材は相対する二面の略同一位置に
    開口部を有し、この開口部のどちらか一方は前記芯材の
    一部を舌状に切り抜いて形成され、この切り抜かれた舌
    状の部分を内側に起こすように折り曲げて突起部が形成
    され、この突起部に両方の開口部から挿入された枕材が
    各々当接係止されていることを特徴とする枕材と芯材と
    の接合構造。
JP4247664A 1992-09-17 1992-09-17 枕材と芯材との接合構造 Expired - Lifetime JPH0830367B2 (ja)

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