JP2739543B2 - 電子装置の外装ケース - Google Patents

電子装置の外装ケース

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JP2739543B2 JP20295693A JP20295693A JP2739543B2 JP 2739543 B2 JP2739543 B2 JP 2739543B2 JP 20295693 A JP20295693 A JP 20295693A JP 20295693 A JP20295693 A JP 20295693A JP 2739543 B2 JP2739543 B2 JP 2739543B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は塩ビ鋼板などを屈曲し
て折箱状に形成した電子装置の外装ケースに好適な構造
に関するもので、隣接する側面パネルの小口端相互の止
着構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子装置本体と各種の周辺機器を組み合
わせて一つのシステムを構築する場合に、ある特定の周
辺装置と本体との接続を可能にするためのインターフェ
ース回路を介在させなければならない場合がある。この
ような場合当該インターフェース回路は1枚のプリント
基板に実装されて偏平箱状の外装ケースに収め、その外
装ケースに周辺装置を載せるというような実装構造が往
々にして採用される。このような場合のインターフェー
ス回路の外装ケースは、鋼板を折箱状に屈曲して矩形の
ケースを製作し、これにインターフェース回路を収容す
る構造が採用されることが多い。この場合の外装ケース
の隣接する側面パネル相互の接続構造として、図7、8
に示すように、一方の側面パネル1aから折合せ片2を
延在させ、他方の側面パネル1bの小口端にこの折合せ
片2の形状に対応する切欠4を設け、側面パネル1a、
1bおよび折合せ片2を直角に折り曲げたときに、折合
せ片2が切欠4を設けた側の側面パネル1bと同一平面
となって外装ケースのコーナ部を凹凸のない形状にする
構造が好んで用いられる。
【0003】この場合折合せ片2の浮上りや折合せ片2
と切欠を設けた側の側面パネル1bとの間の隙間が開く
ことを防止するために、両者の突合せ部分の裏側に当板
21を添設し、折合せ片2及び側面パネル1bの小口部
分をこの当板21にスポット溶接して固定する構造が採
用されていた。また他の構造として図2に示すように折
合せ片2の先端部にスポット代22を設け、このスポッ
ト代22部分で切欠を設けた側の側面パネル1bとスポ
ット溶接する構造が採用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記構造では別
部品として当板が必要であったり、製作工程中にスポッ
ト溶接作業が必要となる問題があった。特に外装ケース
の材料として塩ビ鋼板などの化粧鋼板を使用した場合、
スポット溶接をするとケースの外観面にスポット溶接痕
が残り、ケースの外観を損ねて品質を低下させるという
問題が生じ、スポット溶接によって折合せ片2の浮上り
や折合せ片2と切欠4の端縁との間に隙間が開くという
問題を有効に防止することができなくなる。
【0005】そこでこの発明はスポット溶接等を行うこ
となくかつ外装ケースの製造ないし組立工数を増加させ
ることなく折合せ片2の浮上りや折合せ片2の突合せ端
部分の隙間の発生を有効に防止することができる技術手
段を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の外装ケースで
は、金属板で折箱状に形成した外装ケース10の隣接す
る側面パネルの一方1aの小口端に形成した折合せ片2
と側面パネルの他方1bの小口端に形成した切欠4との
突合せ端に、該突合せ端からケース内側に向けて屈曲さ
れる係止片3a、3bを設け、この係止片3a、3b相
互を重ね合わせた状態で、このケースに嵌合される部材
11に設けたスリット12と係止片3a、3bとを係着
することにより、前記突合せ端の開きを防止している。
更に係止片3a、3bに互いに同形の係止部14を上記
部材11側に向けて突出形成し、これを上記部材11に
係着することにより、上記折合せ片2の浮上りを防止し
ている。
【0007】
【作用】係止片3a、3bは、プレス加工によってケー
スの側面パネル1a、1bや折合せ片2を切断折り曲げ
加工する際に同時に切断折り曲げ加工しておき、折合せ
片2を切欠4を設けた側の側面パネル1bの小口端に合
わせたときに2枚の係止片3a、3bが重なり合った状
態で密着するようにする。そしてこの係止片は外装ケー
ス10をこれと対となるベース部材11等に嵌合したと
きに、そのベース部材に形成したスリット12に2枚重
なり合った状態で嵌挿され、かつ係止片3a、3bがス
リット12から抜き出る方向の移動が係止部14とベー
ス部材11との係合によって阻止される。従って折合せ
片2の浮上りは係止部14とベース部材11との係合に
より阻止され、折合せ片2の先端に隙間が開くことは両
係止片3a、3bが重ね合わされた状態でスリット12
に挟み込まれていることによって阻止される。
【0008】
【実施例】次に図面に示す実施例に基いてこの発明を説
明する。図4は外装ケース10のコーナ部分の展開図
で、互いに隣接する側面パネルの一方1aの小口端に折
合せ片2が延設された状態で形成され、そのさらに先端
側に鍵状の係止片3aが形成されている。一方側面パネ
ルの他方1bの小口端は、折合せ片2と同形状の切欠4
が設けられ、この切欠4内に延びる形で前記係止片3a
と同形の係止片3bが設けられている。両係止片3a、
3b、折合せ片2および両側面パネル3a、3bは、図
で5aないし7bで示す山折線に沿って直角に折り曲げ
られ、折合せ片2が切欠4に丁度収まり、二つの係止片
3a、3bは折合せ片2と他方の側面パネル1bとの突
合せ端からケース内側に直角に互いに重なり合った状態
で延びて、図1に示す外装ケースのコーナ部が形成され
る。
【0009】一方この外装ケースに嵌合されるベース部
材11には、図2に示すように、外装ケース10の板厚
のほぼ2倍に相当する幅のスリット12を上記係止片3
a、3bの位置と合致するようにかつ外装ケース10の
嵌合方向と一致する方向にして設けておく。このスリッ
ト12の上端はV形に拡げて外装ケース10をベース部
材11に図の上方から嵌合したときに係止片3a、3b
がスリット12に導かれるようにしておく。また係止片
3a、3bにベース部材11側に突出するように形成し
た係止部14と折合せ片2および側面パネルの他方1b
との間の隙間13(図3)は、ベース部材11の板厚と
等しくしておく。
【0010】このように形成された外装ケース10をベ
ース部材11に嵌合すると、重なり合った係止片3a、
3bがスリット12に導かれて両係止片3a、3b相互
を密着させるとともに、係止片3a、3bの係止部14
がベース部材11の内側に嵌まりこんで、係止片3a,
3bがスリット12から外側に引き出されるのを防止す
る。従ってこれらの係止片3a、3bと一体の折合せ片
2および他方の側面パネル1bの小口端は、両者が互い
に離隔する方向およびケースの外側へと移動する方向の
動きが拘束され、折合せ片2の先端の浮上りや隙間の発
生が防止される。
【0011】上記の第1実施例は、折合せ片2の先端辺
の長さhより短い長さの係止片を設けたものであるが、
図5、6に示すように折合せ片2の先端辺の長さと等し
い長さの係止片3a、3bを設けることもできる。この
場合にはベース部材11のスリット12は、外装ケース
10が嵌合される下端部分まで設けられ、係止片3a、
3bの係止部14はたとえばベース部材11の底部分に
設けた嵌合孔15などに嵌合して係止片3a、3bの外
側への移動を阻止するようにする。この第2実施例のよ
うに係止片3a、3bを折合せ片2の先端辺の長さと等
しい長さで設けてやれば、折合せ片2と他方の側面パネ
ル1bとの突合せ端の外観をより滑らかな形状とするこ
とが可能である。
【0012】
【発明の効果】以上説明したこの発明の構造によれば、
折箱状に形成される電子装置の外装ケースにおいて、隣
接する側面パネルの一方に形成した折合せ片と他方の側
面パネルの端部との間に隙間が生じたり折合せ片が浮き
上がったりするのを避けることができるとともに、上記
隙間の発生や浮き上がりを防止するためのスポット溶接
作業が不要となる。また上記隙間の発生や浮き上がりが
外装ケースをベース部材に嵌合することによって自動的
になされ、ケースの組立作業等における工数を増大させ
ることもない。また当板等の別部品が不要になるととも
に、ケースの外面にスポット溶接痕を残すこともなく、
特に塩ビ鋼板などの化粧鋼板を用いて外装ケースを製作
する場合の折合せ片とこれに対向する側面パネルとの間
の突合せ部の固定構造として極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の外装ケースのコーナ部の斜視図
【図2】第1実施例のベース部材のコーナ部の斜視図
【図3】外装ケースとベース部材の嵌合部の断面図
【図4】外装ケースのコーナ部の展開図
【図5】第2実施例の外装ケースのコーナ部の斜視図
【図6】第2実施例のベース部材のコーナ部の斜視図
【図7】第1従来構造の斜視図
【図8】第2従来構造の斜視図
【符号の説明】
1(a,b) 側面パネル 2 折合せ片 3(a,b) 係止片 4 切欠 10 外装ケース 11 ベース部材 12 スリット 14 係止部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板で折箱状に形成した外装ケース(1
    0)の隣接する側面パネル(1a)と(1b)とを、その一方(1a)
    の小口端に形成した折合せ片(2) を他方(1b)の小口端に
    形成した切欠(4) に収めた状態で、前記折合せ片(2) と
    他方の側面バネル(1b)とを同一平面にして止着する電子
    装置の外装ケースにおいて、前記折合せ片(2) と切欠
    (4) との突合せ端に、該突合せ端からケース内側に向け
    て屈曲される係止片(3a,3b) を設け、この係止片(3a,3
    b) 相互を重ね合わせた状態で、このケースに嵌合され
    る部材(11)に設けたスリット(12)と係止片(3a,3b) とを
    係着することにより、前記突合せ端の開きを防止したこ
    とを特徴とする、電子装置の外装ケース。
  2. 【請求項2】 係止片(3a,3b) に互いに同形の係止部(1
    4)が上記嵌合される部材(11)側に向けて突出形成されて
    おり、この係止部(14)が前記部材(11)に係着することに
    より、上記折合せ片(2) の浮上りを防止したことを特徴
    とする、請求項1記載の外装ケース。
  3. 【請求項3】 スリット(12)が上記折合せ片(2) と切欠
    (4) との突合せ端と同じ長さで設けられている、請求項
    1または2記載の外装ケース。
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