JPH08295422A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH08295422A
JPH08295422A JP7102735A JP10273595A JPH08295422A JP H08295422 A JPH08295422 A JP H08295422A JP 7102735 A JP7102735 A JP 7102735A JP 10273595 A JP10273595 A JP 10273595A JP H08295422 A JPH08295422 A JP H08295422A
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guide member
guide
rack
paper guide
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Noriaki Fukube
徳明 福邊
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガイド部22とラック部材21とを一体に形
成して部品点数を減らすことができ、しかも組み立てが
容易で、荷重に対し充分な耐久性を保持できるようにす
る。 【構成】 板状の用紙案内部材10に第1,第2の長孔
11a,11bを形成する。これら各長孔11a,11
bの一端は、用紙案内部材10の側端縁に開放してあ
る。また、用紙案内部材10の裏面側に配置するラック
部21、同部材10の表面側に配置するガイド部22、
及びこれら各部を連結する摺動部23を一体形成した第
1,第2のガイド部材20a,20bを備える。各ガイ
ド部材20a,20bは、摺動部23を第1,第2の長
孔11a,11bに開放端12,12から挿入すること
により、該長孔11a,11bに沿って摺動自在に組み
立てられる。ラック部21は、用紙案内部材10の裏面
側に設置したピニオン部材30と噛み合う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ファクシミリ,プリ
ンタ,複写機等の画像形成装置に適用し、原稿等の用紙
を給紙する給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の給紙装置は、用紙を配置して所
定方向に案内する用紙案内部材を備えており、この案内
部材には、用紙の両端縁をガイドするためのガイド部材
が設けられている。
【0003】図8は従来の給紙装置を示す分解斜視図、
図9は同じく完成状態の斜視図である。これらの図面に
示すように、従来の給紙装置は、用紙案内部材100の
表面に第1,第2のガイド部材101,102を配置す
るとともに、用紙案内部材100の裏面側に第1,第2
のラック部材103,104を配置してある。これら各
ガイド部材101,102と各ラック部材103,10
4は別体で製作され、組立てに際して用紙案内部材10
0に形成された第1,第2の長孔100a,100bを
介し、連結部105,106にて連結されていた。各ラ
ック部材103,104は、用紙案内部材100の裏面
側に設けられたピニオン部材107に互いに連動するよ
うに噛み合わせてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成の給紙装
置は、ガイド部材101,102とラック部材103,
104とを別体に形成し、組立て時に連結していたの
で、部品点数が多くその分だけ組立て工数が多くなるた
め、製作コストが高価格となり、しかも組み立て作業が
煩雑化する欠点があった。
【0005】一方、特開昭59−128147号公報に
は、別の構成をした従来の給紙装置が開示されている。
同公報に開示された給紙装置は、ガイド部材とラック部
材(ラック)とを連結する連結部材が用紙案内部材(シ
ート案内板)の外周を廻って配設されている。この構成
によると、ガイド部材とラック部材とを一体形成して組
み立てることも可能である。しかしながら、この構成で
は、ガイド部材とラック部材とを連結する連結部が長尺
になるため、荷重の作用によって撓み,がたつき等の障
害が生じやすく、さらには破損のおそれも大きくなると
いう強度上の問題を有していた。連結部に撓み,がたつ
き等が生じた場合、用紙の案内方向がずれ、適正な給紙
動作を行なえなくなってしまう。
【0006】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、ガイド部材とラック部材とを一体に形成し
て部品点数を減らすことができ、しかも組み立てが容易
で、荷重に対し充分な耐久性を保持できるようにするこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、表面が用紙を所定方向に案内するため
の案内面となっている用紙案内部材と、用紙の案内方向
と交差する方向に延在して用紙案内部材に形成するとと
もに、少なくとも一端を前記用紙案内部材の側端縁に開
放した第1,第2の長孔と、用紙案内部材の裏面側に配
置されるラック部、及び用紙案内部材の表面側に配置さ
れ用紙の端縁を案内するガイド部を備え、且つラック部
とガイド部とを連結するとともに第1又は第2の長孔に
それぞれ移動自在に配置される摺動部を備えた第1,第
2のガイド部材と、用紙案内部材の裏面側に設けられ、
第1,第2のガイド部材におけるラック部がそれぞれ連
動する状態で噛み合うピニオン部材とで構成してある。
【0008】さらに、この第1の発明は、用紙案内部材
の裏面側を被覆するとともに、第1,第2の長孔の開放
端を閉塞する孔閉塞部を有したカバー部材を備えること
が好ましい。
【0009】また、第2の発明は、表面が用紙を所定方
向に案内するための案内面となっている用紙案内部材
と、用紙の案内方向と交差する方向に延在して所定の幅
で用紙案内部材に形成された第1,第2の長孔と、用紙
案内部材の裏面側に配置されるラック部、及び用紙案内
部材の表面側に配置され用紙の端縁を案内するガイド部
を備え、且つラック部の基端にガイド部を連結するとと
もに第1又は第2の長孔にそれぞれ移動自在に配置され
る摺動部を備えた第1,第2のガイド部材と、回転軸が
用紙案内部材の表面と略直交する状態で用紙案内部材の
裏面側に設けられ、第1,第2のガイド部材におけるラ
ック部がそれぞれ連動する状態で噛み合うピニオン部材
とで構成してある。そして、この第2の発明では、第
1,第2のガイド部材におけるラック部を長孔を通過す
る厚さに形成するとともに、該ラック部の基端を長孔内
で回動する寸法に形成してある。
【0010】この第2の発明は、ガイド部における長孔
と対峙する箇所に、該長孔の周縁に係合可能な爪部を設
けることが好ましい。
【0011】さらに、第3の発明は、表面が用紙を所定
方向に案内するための案内面となっている用紙案内部材
と、用紙の案内方向と交差する方向に延在して所定の幅
で用紙案内部材に形成された第1,第2の長孔と、用紙
案内部材の裏面側に配置されるラック部、及び用紙案内
部材の表面側に配置され用紙の端縁を案内するガイド部
を備え、且つ該ラック部とガイド部を連結するとともに
第1又は第2の長孔にそれぞれ移動自在に配置される摺
動部を備えた第1,第2のガイド部材と、回転軸が用紙
案内部材の表面と略平行となる状態で用紙案内部材の裏
面側に設けられ且つ歯の一部が互いに噛み合った第1,
第2のピニオン部材とで構成してある。そして、この第
3の発明では、第1,第2のガイド部材におけるラック
部を、長孔を通過する厚さに形成するとともに、第1の
ガイド部材におけるラック部を第1のピニオン部材に噛
み合わせ、且つ第2のガイド部材におけるラック部を第
2のピニオン部材に噛み合わせるようにしている。
【0012】この第3の発明は、第1,第2のガイド部
材におけるラック部に、長孔の周縁に係合可能な爪部を
設けてもよい。
【0013】
【作用】上述した第1の発明では、第1,第2の長孔が
用紙案内部材の側端縁に開放しているので、この開放端
からそれぞれ第1,第2のガイド部材を差し込むことに
より同ガイド部材と用紙案内部材との間の組立てを容易
に行なうことができる。したがって、第1,第2のガイ
ド部材は、用紙案内部材の裏面側に配置するラック部
と、表面側に配置するガイド部とを一体に形成すること
ができ、部品点数が減少する。しかも、各ガイド部材の
摺動部は、各長孔を通してラック部とガイド部とを連結
するので短尺とすることができ、荷重に対し充分な強度
を付与することができる。第1,第2の長孔の開放端
を、カバー部材の孔閉塞部で閉塞すれば、第1,第2の
ガイド部材が第1,第2の長孔から抜け出ることを防止
できる。
【0014】また、第2の発明では、第1,第2のガイ
ド部材におけるラック部を、用紙案内部材の表面側から
第1,第2の長孔を通して同部材の裏面側に配置し、さ
らに該ラック部の基端を各長孔内で回動させることによ
り、ラック部をピニオン部材と噛み合う姿勢にすること
ができる。したがって、この発明においても第1,第2
のガイド部材は、用紙案内部材の裏面側に配置するラッ
ク部と、表面側に配置するガイド部とを一体に形成する
ことができ、部品点数が減少する。
【0015】さらに、第3の発明では、第1,第2のガ
イド部材におけるラック部を、用紙案内部材の表面側か
ら第1,第2の長孔を通して同部材の裏面側に配置する
とともに、該ラック部をそれぞれ第1,第2のピニオン
部材と噛み合わせることにより、容易に組み立てを行な
うことができる。したがって、この発明においても第
1,第2のガイド部材は、用紙案内部材の裏面側に配置
するラック部と、表面側に配置するガイド部とを一体に
形成することができ、部品点数が減少する。第1,第2
の長孔の開放端を、カバー部材の孔閉塞部で閉塞すれ
ば、第1,第2のガイド部材が第1,第2の長孔から抜
け出ることを防止できる。上記第2,第3の発明におい
ても、各ガイド部材の摺動部は、各長孔を通してラック
部とガイド部とを連結するので短尺とすることができ、
荷重に対し充分な強度を付与することができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して詳細に説明する。図1はこの発明の第1実施例に係
る給紙装置を示す分解斜視図である。この実施例の給紙
装置は、用紙案内部材10,第1及び第2のガイド部材
20a,20b,ピニオン部材30,カバー部材40を
備えている。用紙案内部材10は板状に形成され、その
表面が用紙を図示矢印方向に案内するための案内面10
aとなっている。この用紙案内部材10には、用紙の案
内方向と略直交する方向に第1,第2の長孔11a,1
1bが形成してある。これらの長孔11a,11bは、
それぞれ一端が用紙案内部材10の側端縁に開放した開
放端12となっている。
【0017】第1,第2のガイド部材20a,20b
は、それぞれラック部21,ガイド部22,及び摺動部
23の各部からなり、それら各部が一体形成されてい
る。ラック部21には、横方向にラック21aが形成し
てある。ガイド部22には、用紙の側端縁をガイドする
ためのガイドフェンス22aが形成してある。このガイ
ド部22はラック部21の基端に摺動部23を介して連
結してある。摺動部23は、用紙案内部材10に形成し
た第1,第2の長孔11a,11bに移動自在に配置さ
れる。図2は摺動部23を第2の長孔11b内に配置し
た状態を拡大して示す側面図である。
【0018】ピニオン部材30は、用紙案内部材10の
裏面中央部に突出した支軸31へ回転自在に取り付けら
れる。支軸31は、用紙案内部材10に形成した案内面
10aと略直交する方向に突出している。カバー部材4
0は、用紙案内部材10の裏面側を被覆するように同部
材10に装着される。カバー部材40の両側端部には、
それぞれ孔閉塞部41,41が形成してあり、用紙案内
部材10に装着した状態で、これら孔閉塞部41,41
が第1,第2の長孔11a,11bの開放端12,12
に侵入し、これら開放端12,12を閉塞する。
【0019】上述した構成の給紙装置は、次のようにし
て容易に組み立てることができる。すなわち、用紙案内
部材10に形成した第1,第2の長孔11a,11b
に、それぞれ第1,第2のガイド部材20a,20bに
おける摺動部23,23を開放端12,12から挿入す
る(図2参照)。このとき、ガイド部材20a,20b
のラック部21,21を用紙案内部材10の裏面側に、
ガイド部22,22を同部材20a,20bの表面側に
それぞれ配置するようにする。
【0020】次いで、ピニオン部材30を各ガイド部材
20a,20bのラック部21,21と噛み合わせると
ともに、該ピニオン部材30を用紙案内部材10の裏面
に形成した支軸31に取り付ける。その後、カバー部材
40を用紙案内部材10の裏面側に装着すると、第1,
第2の長孔11a,11bの開放端12,12が、孔閉
塞部41,41によって閉塞され、ガイド部材20a,
20bの抜けが防止される。
【0021】次に、この発明の第2実施例に係る給紙装
置を図3乃至図5を参照して説明する。図3は同装置の
分解斜視図、図4は同装置における第2のガイド部材の
裏面側を拡大して示す斜視図、図5は同部材の摺動部を
第2の長孔内に配置した状態を拡大して示す断面側面図
である。なお、これらの図面において先に示した図1と
同一部分又は相当する部分には同一符号を付し、その部
分の詳細な説明は省略する。
【0022】この実施例では、図3に示すように第1,
第2の長孔11a,11bを両端ともに閉塞した形態で
用紙案内部材10に形成してある。第1,第2のガイド
部材20a,20bは、先の第1実施例と同様、ラック
部21,ガイド部22,摺動部23を一体形成してあ
る。ここで、ラック部21,21は、第1,第2の長孔
11a,11bの幅よりも薄い厚さに形成してある。こ
れによりラック部21,21は、用紙案内部材10の表
面側から各長孔11a,11bを通り抜けて裏面側へと
配置することができる。
【0023】さらにラック部21,21の基端21b,
21bは、第1,第2の長孔11a,11b内で回動で
きる寸法に形成してある。したがって、先端から各長孔
11a,11bを通り抜けて用紙案内部材10の裏面側
に配置したラック部21,21は、ピニオン部材30と
噛み合う適正な姿勢に矯正することができる。
【0024】この実施例に係る給紙装置を組み立てるに
は、まず、第1,第2のガイド部材20a,20bを用
紙案内部材10の表面側に配置し、同部材20a,20
bのラック部21,21を先端から基端21b,21b
にかけてそれぞれ第1,第2の長孔11a,11bに差
し込み、用紙案内部材10の裏面側に引き出す。続い
て、ラック部21,21の基端21b,21bを各長孔
11a,11b内で回動するとともに、摺動部23,2
3を各長孔11a,11b内に配置する。
【0025】その後、ピニオン部材30を各ガイド部材
20a,20bのラック部21a,21aと噛み合わせ
るとともに、該ピニオン部材30を用紙案内部材10の
裏面に形成した支軸31に取り付け、カバー部材40を
用紙案内部材10の裏面側に装着する。なお、この実施
例のカバー部材40には、先の第1実施例のときのよう
な孔閉塞部は形成されていない。
【0026】また、この実施例では、図4に示すように
第1,第2のガイド部材20a,20bにおけるガイド
部22,22の裏面に、爪部24,24が突出して形成
してある。この爪部24,24は、各長孔11a,11
bと対峙する箇所に形成してあり、摺動部23,23を
各長孔11a,11b内に配置した状態で、各長孔11
a,11bの裏面側周縁とそれぞれ係合する(図5参
照)。この爪部24,24の係合によって、各ガイド部
22,22に用紙案内部材10の表面側へ抜け出る方向
の荷重が作用しても、該爪部24,24がその荷重を受
け止めるため、ラック部21,21の基端21b,21
bが破損するおそれがない。しかも、各ガイド部22,
22のがたつきを抑制することができる。
【0027】次に、この発明の第3実施例に係る給紙装
置を図6及び図7を参照して説明する。図6は同装置の
分解斜視図、図7は同装置における第1,第2のガイド
部材20a,20bに形成したラック部21,21の、
第1,第2のピニオン部材30a,30bに対する噛み
合い状態を示す平面図である。なお、これらの図面にお
いても、先に示した図1又は図3と同一部分又は相当す
る部分には同一符号を付し、その部分の詳細な説明は省
略する。
【0028】この実施例では、図6に示すようにカバー
部材40に設けた一対の支軸31a,31bによって第
1,第2のピニオン部材30a,30bを回転自在に支
持するとともに、これら各ピニオン部材30a,30b
の歯を一部で噛み合わせてある。各支軸31a,31b
は、カバー部材40を用紙案内部材10に装着した状態
において、用紙案内部材10の表面と略平行に延在す
る。したがって、各ピニオン部材30a,30bの歯
は、上端位置で各長孔11a,11bとそれぞれ対向す
る。
【0029】また、第1,第2のガイド部材20a,2
0bは、先の第1,第2実施例と同様、ラック部21,
ガイド部22,摺動部23を一体形成してある。ここ
で、ラック部21,21は、縦方向に起立した状態に形
成してあり、その厚さは第1,第2の長孔11a,11
bの幅よりも薄くしてある。これによりラック部21,
21は、用紙案内部材10の表面側から各長孔11a,
11bを通り抜けて裏面側へと配置することができる。
各ガイド部材20a,20bのラック21a,21a
は、ラック部21,21の下側端縁に形成してあり、用
紙案内部材10の裏面側にて各ピニオン部材30a,3
0bと個別に噛み合う。
【0030】ここで、第1,第2の長孔11a,11b
の全長は、各ガイド部材20a,20bのラック部2
1,21の全長よりも長尺に設定することが好ましい。
このように設定することにより、各ガイド部材20a,
20bのラック部21,21を各長孔11a,11bに
対し略鉛直方向から直線的に差し込むことができる。し
たがって、組み立て動作が簡単で自動化を容易に実現す
ることが可能となる。
【0031】また、各ガイド部材20a,20bにおけ
るラック部21,21の先端には、各長孔11a,11
bの表面側周縁と係合する爪部25,25がそれぞれ設
けてある。第1,第2のガイド部材20a,20bのラ
ック部21,21を、用紙案内部材10の表面側から各
長孔11a,11bに差し込み、同部材10の裏面側に
配置した状態において、爪部25,25は各長孔11
a,11bの表面側周縁と係合する。これによってラッ
ク部21,21の横方向のずれを防止でき、ピニオン部
材30a,30bとの噛み合い状態を安定して維持する
ことができる。なお、ガイド部22,22の裏面には、
第2実施例の場合と同様、各長孔11a,11bの裏面
側周縁と係合する爪部24,24が設けてある。
【0032】この発明は上述した実施例に限定されるも
のではない。例えば、第1実施例の変形例として、第
1,第2のガイド部材20a,20bにおけるガイド部
22,22を、ラック部21,21の中間部に連結する
こともできる。また、第2実施例の給紙装置において、
カバー部材40を省略した構造とすることもでき、さら
に、第3実施例における各ピニオン部材30a,30b
を用紙案内部材10の裏面に装着し、カバー部材40を
省略することもできる。この発明の給紙装置は、例えば
ファクシミリ,プリンタ,複写機等の画像形成装置にお
いて、用紙の手差し給紙や原稿の自動送りに利用するこ
とができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の給紙装置
によれば、ガイド部材とラック部材とを一体に形成して
部品点数を減らすことができ、しかも組み立てが容易
で、荷重に対し充分な耐久性を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る給紙装置を示す分
解斜視図である。
【図2】摺動部を第2の長孔内に配置した状態を拡大し
て示す側面図である。
【図3】この発明の第2実施例に係る給紙装置の分解斜
視図である。
【図4】同装置における第2のガイド部材の裏面側を拡
大して示す斜視図である。
【図5】同部材の摺動部を第2の長孔内に配置した状態
を拡大して示す断面側面図である。
【図6】この発明の第3実施例に係る給紙装置の分解斜
視図である。
【図7】同装置における第1,第2のガイド部材に形成
したラック部の、ピニオン部材に対する噛み合い状態を
示す平面図である。
【図8】従来の給紙装置の分解斜視図である。
【図9】同装置の完成状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10:用紙案内部材 11a:第1の長孔 11b:第2の長孔 20a:第1のガイド部材 20b:第2のガイド部材 21:ラック部 22:ガイド部 23:摺動部 24,25:爪部 30:ピニオン部材 31:支軸 40:カバー部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が用紙を所定方向に案内するための
    案内面となっている用紙案内部材と、 用紙の案内方向と交差する方向に延在して前記用紙案内
    部材に形成するとともに、少なくとも一端を前記用紙案
    内部材の側端縁に開放した第1,第2の長孔と、 前記用紙案内部材の裏面側に配置されるラック部、及び
    前記用紙案内部材の表面側に配置され用紙の端縁を案内
    するガイド部を備え、且つ該ラック部とガイド部を連結
    するとともに前記第1又は第2の長孔にそれぞれ移動自
    在に配置される摺動部を備えた第1,第2のガイド部材
    と、 前記用紙案内部材の裏面側に設けられ、前記第1,第2
    のガイド部材におけるラック部がそれぞれ連動する状態
    で噛み合うピニオン部材とを具備したことを特徴とする
    給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記用紙案内部材の裏面側を被覆すると
    ともに、前記第1,第2の長孔の開放端を閉塞する孔閉
    塞部を有したカバー部材を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 表面が用紙を所定方向に案内するための
    案内面となっている用紙案内部材と、用紙の案内方向と
    交差する方向に延在して所定の幅で前記用紙案内部材に
    形成された第1,第2の長孔と、前記用紙案内部材の裏
    面側に配置されるラック部、及び前記用紙案内部材の表
    面側に配置され用紙の端縁を案内するガイド部を備え、
    且つ前記ラック部の基端に前記ガイド部を連結するとと
    もに前記第1又は第2の長孔にそれぞれ移動自在に配置
    される摺動部を備えた第1,第2のガイド部材と、回転
    軸が前記用紙案内部材の表面と略直交する状態で前記用
    紙案内部材の裏面側に設けられ、前記第1,第2のガイ
    ド部材におけるラック部がそれぞれ連動する状態で噛み
    合うピニオン部材とを具備した給紙装置であって、 前記第1,第2のガイド部材における前記ラック部を前
    記長孔を通過する厚さに形成するとともに、該ラック部
    の基端を前記長孔内で回動する寸法に形成したことを特
    徴とする給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部における前記長孔と対峙す
    る箇所に、該長孔の周縁に係合可能な爪部を設けたこと
    を特徴とする請求項3記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 表面が用紙を所定方向に案内するための
    案内面となっている用紙案内部材と、用紙の案内方向と
    交差する方向に延在して所定の幅で前記用紙案内部材に
    形成された第1,第2の長孔と、前記用紙案内部材の裏
    面側に配置されるラック部、及び前記用紙案内部材の表
    面側に配置され用紙の端縁を案内するガイド部を備え、
    且つ該ラック部とガイド部を連結するとともに前記第1
    又は第2の長孔にそれぞれ移動自在に配置される摺動部
    を備えた第1,第2のガイド部材と、回転軸が前記用紙
    案内部材の表面と略平行となる状態で前記用紙案内部材
    の裏面側に設けられ且つ歯の一部が互いに噛み合った第
    1,第2のピニオン部材と、を具備した給紙装置であっ
    て、 前記第1,第2のガイド部材におけるラック部を、前記
    長孔を通過する厚さに形成するとともに、第1のガイド
    部材におけるラック部を前記第1のピニオン部材に噛み
    合わせ、且つ第2のガイド部材におけるラック部を前記
    第2のピニオン部材に噛み合わせることを特徴とする給
    紙装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の給紙装置において、前記
    第1,第2のガイド部材におけるラック部に、前記長孔
    の周縁に係合可能な爪部を設けたことを特徴とする請求
    項5記載の給紙装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016204145A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 ブラザー工業株式会社 シート支持装置、及びシート搬送装置

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