JP6805882B2 - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿搬送装置を備えた画像読取装置および画像形成装置に関する。
画像形成装置が開示された文献として、たとえば特開2009−69674号公報(特許文献1)が挙げられる。この特許文献1に開示の画像形成装置は、画像形成装置本体に対し開閉可能な画像読取装置(スキャナ)等の第1開閉体と、この第1開閉体に対し開閉可能な原稿搬送装置等の第2開閉体とを備え、第1開閉体と第2開閉体とが同時に開くことを禁止する機構が採用されている。
特開2009−69674号公報
特許文献1に記載の構成において、第2開閉体は、第1開閉体の上面に配置され、第1開閉体に対して開閉可能に設けられている。よって、第1開閉体を大きく開けた場合には、第2開閉体は第1開閉体の後側に位置することから、画像形成装置の後側を壁に沿って配置した場合には、第2開閉体を空けた状態のまま第1開閉体を空けることはできず、一旦、第2開閉体を閉じる必要がり、ユーザーの作業性が損なわれる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、原稿搬送装置にカバー部材が設けられる場合であっても、画像形成装置の設置位置に関係なく、原稿搬送装置の開閉およびカバー部材の開閉に支障を与えることのない構成を備える、原稿搬送装置を備えた画像読取装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
この画像読取装置は、原稿を搬送する原稿搬送装置を備える、画像読取装置であって、ユーザーが上記画像読取装置を操作するために、上記画像読取装置に対して立つ位置を前側、その反対を後側、ユーザーの左手側を左側、ユーザーの右手側を右側とした場合に、上記原稿搬送装置は、上記原稿搬送装置を覆うカバー部材を含み、上記画像読取装置と上記原稿搬送装置と間の後側の位置に、上記原稿搬送装置を上記画像読取装置に対し開閉可能にするための第1ヒンジ装置が設けられ、上記画像読取装置と上記カバー部材と間の後側の位置に、上記カバー部材を上記画像読取装置に対し開閉可能にするための第2ヒンジ装置が設けられている。
他の形態においては、上記原稿搬送装置は、上記原稿を保持するトレイ部と、上記原稿を搬送する搬送部とを有し、上記カバー部材は、上記トレイ部を覆う第1カバー部材と、上記搬送部を覆う第2カバー部材とを有し、上記画像読取装置と上記第1カバー部材との間に、上記第2ヒンジ装置が設けられている。
他の形態においては、上記第1ヒンジ装置の回転支点と上記第2ヒンジ装置の回転支点とは、同一線上に設けられている。
他の形態においては、上記画像読取装置は、画像読取面がフラットベット型である。
他の形態においては、上記第1ヒンジ装置は、上記画像読取装置の上記画像読取面に対して上記原稿搬送装置を並行に上昇させる上昇機構を有する。
他の形態においては、上記原稿搬送装置は、上記画像読取装置に対する平面内での回転方向の傾きを補正する補正機構を有する。
他の形態においては、上記カバー部材と上記原稿搬送装置との間には、着磁力を用いた開閉装置が設けられ、上記カバー部材が上記原稿搬送装置に対して開閉可能に固定されている。
他の形態においては、上記開閉装置は、上記原稿搬送装置側に設けられ原稿搬送側開閉装置と、上記カバー部材側に設けられるカバー部材側開閉装置とを有し、上記原稿搬送側開閉装置は、平面内での回転方向に位置調整可能に設けられている。
他の形態においては、上記原稿搬送側開閉装置は、原稿搬送側円形マグネットを有し、上記カバー部材側開閉装置は、上記原稿搬送側円形マグネットに対向するカバー部材側円形マグネットを有し、上記原稿搬送側円形マグネットと上記カバー部材側円形マグネットとは同一面積である。
この画像形成装置においては、画像を形成する画像形成部、および、原稿の画像を読み取る画像読取装置とを備える、画像形成装置であって、上記画像読取装置は、上述のいずれかに記載の画像読取装置である。
当該構成によれば、原稿搬送装置にカバー部材が設けられる場合であっても、画像形成装置の設置位置に関係なく、原稿搬送装置の開閉およびカバー部材の開閉に支障を与えることのない構成を備える、原稿搬送装置を備えた画像読取装置および画像形成装置の提供を可能とする。
実施の形態の画像形成装置に採用される画像読取装置の、カバー部材が閉じている状態を示す前面側斜視図である。 実施の形態の第1カバー部材を開いた状態を示す前面側斜視図である。 実施の形態の第1カバー部材を開いた状態を示す側面図である。 実施の形態の第1カバー部材を開いた状態を示す後側斜視図である。 実施の形態の第1および第2カバー部材を開いた状態を示す左前面側斜視図である。 実施の形態の第1および第2カバー部材を開いた状態を示す側面図である。 実施の形態の第1および第2カバー部材を開いた状態を示す右前面側斜視図である。 関連技術の原稿搬送装置および第1カバー部材を開いた状態を示す前面側斜視図である。 関連技術の原稿搬送装置および第1カバー部材を開いた状態を示す側面図である。 関連技術の原稿搬送装置および第1カバー部材を開いた状態を示す後側斜視図である。 実施の形態の第1カバー部材を開いた状態を示す前面側斜視図である。 実施の形態の原稿搬送装置および第1カバー部材を開いた状態を示す前面側斜視図である。 実施の形態の原稿搬送装置および第1カバー部材を開いた状態を示す側面図である。 実施の形態の原稿搬送装置および第1カバー部材を開いた状態を示す後側斜視図である。 実施の形態の第1ヒンジ装置および第2ヒンジ装置を示す背面図である。 実施の形態の開閉装置を示す部分分解斜視図である。 実施の形態の開閉装置を示す縦断面図である。 実施の形態の第1ヒンジ装置の第1状態を示す斜視図である。 図18中のXIX−XIX線矢視断面図である。 実施の形態の原稿搬送装置が閉じた状態を示す側面図である。 実施の形態における第1ヒンジ装置の第2状態を示す斜視図である。 図21中のXXII−XXII線矢視断面図である。 実施の形態における第1ヒンジ装置の第3状態を示す斜視図である。 図23中のXXIV−XXIV線矢視断面図である。 実施の形態の画像読取装置と原稿搬送装置との間に、本が載置された状態を示す側面図である。
実施の形態における、原稿搬送装置を備えた画像読取装置および画像形成装置について、図を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。また、図面においては、実際の寸法の比率に従って図示しておらず、構造の理解を容易にするために、構造が明確となるように比率を変更して図示している箇所がある。
(画像形成装置100)
図1を参照して、本実施の形態における画像形成装置100について説明する。図1は、本実施の形態に係る画像形成装置100において、カバー部材が閉じている状態を示す斜視図である。
図1において、矢印U,Dは、上下方向を示し、矢印L,Rは画像形成装置100の左右方向を示し、矢印Fr,Reは画像形成装置の前後方向を示す。なお、これらの矢印の意義については、以降に現れる図においても共通である。画像形成装置100に対して通常ユーザーが操作するために立つ位置側が前側、その反対を後側、ユーザーの左手側を左側、ユーザーの右手側が右側となる。
図1を参照して、画像形成装置100は、主として、画像を形成する画像形成部110と、原稿の画像を読み取る画像読取装置130と、原稿搬送装置140とを備える。画像形成部110は、画像形成装置100の下部側を構成し、画像読取装置130および原稿搬送装置140は、画像形成装置100の上部側を構成する。
原稿搬送装置140は、第1カバー部材151、および、第2カバー部材152を含む。第1カバー部材151は、第2カバー部材152側に向って延びる延長カバー部材151aを含む。
図2から図4を参照して、第1カバー部材151および原稿搬送装置140について説明する。図2は、第1カバー部材151を開いた状態を示す前面側斜視図、図3は、その側面図、図4は、その後側斜視図である。なお、以降の図面においては、画像形成装置100の全体の図示は省略し、画像読取装置130および原稿搬送装置140を図示するものとする。
原稿搬送装置140は、用紙等の原稿を保持するトレイ部140tと、原稿を搬送する搬送部140fとを有する。第1カバー部材151は、トレイ部140tを覆い、第2カバー部材152は、搬送部140fを覆っている。第1カバー部材151は、後述する第2ヒンジ装置151H(図15参照)を用いて、画像読取装置130に対して後側(矢印Re方向)に向けて開閉可能に取り付けられている。原稿搬送装置140も、後述する第1ヒンジ装置140H(図15参照)を用いて、画像読取装置130に対して後側(矢印Re方向)に向けて開閉可能に取り付けられている。
図5から図7を参照して、第2カバー部材152について説明する。図5は、第1および第2カバー部材を開いた状態を示す左前面側斜視図、図6はその側面図である、図7はその右前面側斜視図である。
原稿搬送装置140は、第1カバー部材151を加え、第2カバー部材152を有する。第2カバー部材152は、図示省略するヒンジ装置を用いて、原稿搬送装置140に対して左側(矢印R方向)に向けて開閉可能に取り付けられている。第1カバー部材151には、第2カバー部材152に対してオーバーラップする延長カバー部材151aが設けられていることから、第1カバー部材151を開放した状態において、第2カバー部材152が開放可能となる。
再び、図1を参照して、第1カバー部材151および第2カバー部材152を閉じた状態では、第1カバー部材151(延長カバー部材151aを含む)および第2カバー部材152により、画像読取装置120の上面は平坦面となる。
ここで、図8から図11を参照して、関連技術の原稿搬送装置の構成について説明する。図8は、関連技術の原稿搬送装置および第1カバー部材を開いた状態を示す前面側斜視図、図9は、その側面図、図10は、その後側斜視図である。
図8から図11においては、第1カバー部材151をヒンジ機構を用いて原稿搬送装置140に対して開閉可能に設けた場合を示している。この場合に、第1カバー部材151を開いた状態で、原稿搬送装置140を開いた場合、図9および図10によく表れるように、第1カバー部材151が後側に大きく倒れる状態となる。その結果、画像形成装置100の後側を壁等に沿って配置した場合には、第1カバー部材151を開いた状態のまま原稿搬送装置140を開くことはできず、一旦、第1カバー部材151を閉じる必要がある。
次に、図11から図14を参照して、本実施の形態の原稿搬送装置140および第1カバー部材151を開いた状態について説明する。図11は、第1カバー部材151を開いた状態を示す前面側斜視図、図12は、その前面側斜視図、図13は、その側面図、図14は、その後側斜視図である。
図12を参照して、本実施の形態の画像読取装置130は、画像読取面130sが平坦なフラットベット型である。画像が読み取られる原稿は、この画像読取面130sに載置された状態で、その画像が読み取られる。
本実施の形態では、原稿搬送装置140は、後述する第1ヒンジ装置140H(図15参照)を用いて、画像読取装置130に対して後側(矢印Re方向)に向けて開閉可能に取り付けられている。さらに、第1カバー部材151も、後述する第2ヒンジ装置151H(図15参照)を用いて、画像読取装置130に対して後側(矢印Re方向)に向けて開閉可能に取り付けられている。
この場合に、原稿搬送装置140を開き、さらに、第1カバー部材151を開いた場合でも、図13および図14によく表れるように、第1カバー部材151が後側に大きく倒れる状態とはならない。その結果、画像形成装置100の後側を壁等に沿って配置した場合でも、第1カバー部材151が壁等に当接することがない。これにより、第1カバー部材151を開いた状態でも、原稿搬送装置140を開くことが可能となる。
(第1ヒンジ装置140H/第2ヒンジ装置151H)
次に、図15を参照して、第1ヒンジ装置140Hおよび第2ヒンジ装置151Hについて説明する。図15は、第1ヒンジ装置140Hおよび第2ヒンジ装置151Hを示す背面図である。
上記したように、原稿搬送装置140は、一対に設けられた第1ヒンジ装置140Hを用いて、画像読取装置130に対して後側に向けて開閉可能に取り付けられている。第1カバー部材151も、一対に設けられた第2ヒンジ装置151H(図15参照)を用いて、画像読取装置130に対して後側に向けて開閉可能に取り付けられている。
第1ヒンジ装置140Hは、原稿搬送装置140側に固定される第1ヒンジ部材14aと、画像読取装置130側に固定される第2ヒンジ部材14bと、回転軸14cとを含む。第1ヒンジ部材14aと第2ヒンジ部材14bとは、回転軸14cを回転支点として相互に回動可能である。
第2ヒンジ装置151Hは、第1カバー部材151側に固定される第1ヒンジ部材15aと、画像読取装置130側に固定される第2ヒンジ部材15bと、回転軸15cとを含む。第1ヒンジ部材15aと第2ヒンジ部材15bとは、回転軸15cを回転支点として相互に回動可能である。
さらに、第1ヒンジ装置140Hと第2ヒンジ装置151Hとは、好ましい形態として、回転軸14cと回転軸15cとが、同一の直線CL上に配置され、第1ヒンジ装置140Hと第2ヒンジ装置151Hとは、同一の回転支点となっている。これにより、原稿搬送装置140と第1カバー部材151とを同時に開閉することが可能となる。
(開閉装置130M,150M)
次に、図16および図17を参照して、原稿搬送装置140と第1カバー部材151との間に設けられる、着磁力を用いた開閉装置について説明する。図16は、開閉装置を示す部分分解斜視図、図17は、開閉装置を示す縦断面図である。
開閉装置としては、原稿搬送装置140側に設けられる原稿搬送側開閉装置140Mと、第1カバー部材151側に設けられるカバー部材側開閉装置151Mとを有する。
原稿搬送側開閉装置140Mは、原稿搬送装置140に取付られる固定ベース部材141b、位置調整用ベース部材141r、および、原稿搬送側円形マグネット141mを備える。固定ベース部材141bは、原稿搬送装置140に固定され、所定の間隙を隔てて二カ所に、上方に向けて起立するよう位置決めピン141pが設けられている。
位置調整用ベース部材141rには、左右方向(L方向、R方向)に対して交差する方向に延びる長穴141sが、2カ所に設けられ、位置決めピン141pが挿通するようになっている。位置調整用ベース部材141rにはさらに、原稿搬送側円形マグネット141mを収容するための環状リブ141nが設けられ、環状リブ141nの内部に原稿搬送側円形マグネット141mが接着剤等を用いて固定されている。
位置調整用ベース部材141rは、長穴141sを利用して位置決め調整を行なった後時に、ワッシャーW1およびナットN1を用いて、固定ベース部材141bに固定される。
カバー部材側開閉装置151Mは、固定ベース部材151b、マグネット保持ピン151p、および、カバー部材側円形マグネット151mを備える。固定ベース部材151bは、第1カバー部材151側に固定される。カバー部材側円形マグネット151mは、固定ベース部材151bに対してマグネット保持ピン151pにより高さ調整可能に固定される。
図17を参照して、原稿搬送側円形マグネット141mとカバー部材側円形マグネット151mとは、いずれも円形であり同一面積を有している。その結果、原稿搬送側円形マグネット141mとカバー部材側円形マグネット151mとは、中心が一致するように着磁力を用いて磁着する。これにより、第1カバー部材151を位置ズレを生じさせることなく原稿搬送装置140に対して、着脱可能に固定することができる。
ここで、原稿搬送装置140に、画像読取装置130に対する平面内での回転方向の傾きを補正する補正機構が設けられる。一方で、第1カバー部材151は、第2ヒンジ装置151Hを用いて画像読取装置130に取り付けられている。その結果、画像読取装置130が補正機構により位置調整された場合には、原稿搬送側円形マグネット141mとカバー部材側円形マグネット151mとの間に位置ズレが生じる場合があり得る。
この場合には、位置調整用ベース部材141rに設けられた長穴141s利用して、位置調整用ベース部材141rの原稿搬送装置140に対する取付位置を調整することで、原稿搬送側円形マグネット141mとカバー部材側円形マグネット151mとの間に生じる位置ズレを補正することができる。
(第1ヒンジ装置140Hの好ましい例)
図18から図25を参照して、第1ヒンジ装置140Hの好ましい例について説明する。図18は、第1ヒンジ装置140Hの第1状態を示す斜視図、図19は、図18中のXIX−XIX線矢視断面図、図20は、原稿搬送装置140が閉じた状態を示す側面図、図21は、第1ヒンジ装置140Hの第2状態を示す斜視図、図22は、図21中のXXII−XXII線矢視断面図、図23は、第1ヒンジ装置140Hの第3状態を示す斜視図、図24は、図23中のXXIV−XXIV線矢視断面図、図25は、画像読取装置と原稿搬送装置との間に、本が載置された状態を示す側面図である。
図18および図19を参照して、図15に示した第1ヒンジ装置140Hは、第1ヒンジ部材14aと第2ヒンジ部材14bとが回転軸14cにより相互に回動可能な構成を備えている。この変形例における第1ヒンジ装置140Hは、第1ヒンジ部材14aと第2ヒンジ部材14bとの間に、第3ヒンジ部材14rが設けられている。
第1ヒンジ部材14aと第3ヒンジ部材14rとは、回転軸14wによって相互に回動可能に連結されている。第2ヒンジ部材14bと第3ヒンジ部材14rとは、回転軸14cによって相互に回動可能に連結されている。
第2ヒンジ部材14bと第3ヒンジ部材14rとによって形成される内部領域には、前側に配置される第1部材14tと、後側に配置される第2部材14sとが収容され、第1部材14tと第2部材14sとの間には、弾性部材としてのコイルバネ14xが配設されている。
図18および図19に示す状態では、コイルバネ14xは圧縮された状態で、第1部材14tと第2部材14sとの間に保持されている。第1部材14tの前端側は、第1部材14tに取り付けられた支持ピン14vにより、前方側への移動が付勢され、第2部材14sの後端側は、第2部材14sに取り付けられた支持ピン14uにより、後方側への移動が付勢されている。
図20に示すように、画像読取装置130に対して原稿搬送装置140が閉ざされた状態であり、第1ヒンジ装置140Hとして、第2ヒンジ部材14bに対する第1ヒンジ部材14aの傾きは0度である(図19に示すラインL1とラインL2とは並行)。
図21および図22に示す状態では、画像読取装置130に対して原稿搬送装置140が最も開いた状態を示している(図12に示す状態)。第1部材14tには、常にコイルバネ14xの復元力に基づき、前方に向く力が加わっている。そのため、第1部材14tに当接している支持ピン14vを介して第1ヒンジ部材14aと第3ヒンジ部材14rとは、共に回転軸14cを中心にして回動する。
図23および図24に示す状態では、第1ヒンジ装置140Hとしては、第2ヒンジ部材14bが約30mm上昇した場合を示している。具体的には、図25に示すように、画像読取装置130と原稿搬送装置140との間に、原稿B1を載置した状態である。
このように、画像読取装置130の上に、厚みのある画像読取対象である原稿B1等を載置する場合には、一旦原稿搬送装置140を図12示した状態に大きく開け、その後、画像読取装置130の上に原稿B1等を載置した後、原稿搬送装置140を閉めて、原稿搬送装置140により原稿B1等を上方から押えることが行なわれる。
図23および図24を参照して、この場合に第1ヒンジ装置140Hの第1ヒンジ部材14aは、コイルバネ14xからの復元力に対向して、回転軸14wを中心にして図示において反時計回転方向に回転させられることになる。これにより、ユーザーは、原稿搬送装置140を画像読取装置130にして原稿B1等を上方から全体的に押えることが可能となる。この場合に、第1ヒンジ部材14aは、第2ヒンジ部材14bに対して上昇した位置に移動することとなるが、この場合の上昇は、回転軸14cを中心して回動する上昇と、後側へ斜め移動しながら上昇する2つの動作が行なわれていることとなる。
以上、本実施の形態における画像読取装置130および画像形成装置100によれば、原稿搬送装置140を開き、さらに、第1カバー部材151を開いた場合でも、図13および図14によく表れるように、第1カバー部材151が後側に大きく倒れる状態とはならない。その結果、画像形成装置100の後側を壁等に沿って配置した場合でも、第1カバー部材151が壁等に当接することがない。これにより、第1カバー部材151を開いた状態でも、原稿搬送装置140を開くことが可能となる。
これにより、原稿搬送装置140にカバー部材が設けられる場合であっても、画像形成装置100の設置位置に関係なく、原稿搬送装置140の開閉およびカバー部材の開閉に支障を与えることがない。
今回開示された各実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
14a,15a 第1ヒンジ部材、14b,15b 第2ヒンジ部材、14c,14w,15c 回転軸、14r 第3ヒンジ部材、14s 第2部材、14t 第1部材、14u,14v 支持ピン、14x コイルバネ、100 画像形成装置、110 画像形成部、130M,150M 開閉装置、140 原稿搬送装置、140H 第1ヒンジ装置、140M 原稿搬送側開閉装置、140f 搬送部、140t トレイ部、141b,151b 固定ベース部材、141m 原稿搬送側円形マグネット、141n 環状リブ、141p 位置決めピン、141r 位置調整用ベース部材、141s 長穴、151 第1カバー部材、151H 第2ヒンジ装置、151M カバー部材側開閉装置、151a 延長カバー部材、151m カバー部材側円形マグネット、151p マグネット保持ピン、152 第2カバー部材。

Claims (9)

  1. 原稿を搬送する原稿搬送装置を備える、画像読取装置であって、
    ユーザーが前記画像読取装置を操作するために、前記画像読取装置に対して立つ位置を前側、その反対を後側、ユーザーの左手側を左側、ユーザーの右手側を右側とした場合に、
    前記原稿搬送装置は、前記原稿搬送装置を覆うカバー部材を含み、
    前記画像読取装置と前記原稿搬送装置と間の後側の位置に、前記原稿搬送装置を前記画像読取装置に対し開閉可能にするための第1ヒンジ装置が設けられ、
    前記画像読取装置と前記カバー部材と間の後側の位置に、前記カバー部材を前記画像読取装置に対し開閉可能にするための第2ヒンジ装置が設けられている、画像読取装置。
  2. 前記原稿搬送装置は、前記原稿を保持するトレイ部と、前記原稿を搬送する搬送部と、
    を有し、
    前記カバー部材は、前記トレイ部を覆う第1カバー部材と、前記搬送部を覆う第2カバー部材とを有し、
    前記画像読取装置と前記第1カバー部材との間に、前記第2ヒンジ装置が設けられている、請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記第1ヒンジ装置の回転支点と前記第2ヒンジ装置の回転支点とは、同一線上に設けられている、請求項1または請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記画像読取装置は、画像読取面がフラットベット型である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記第1ヒンジ装置は、前記画像読取装置の前記画像読取面に対して前記原稿搬送装置を並行に上昇させる上昇機構を有する、請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記カバー部材と前記原稿搬送装置との間には、着磁力を用いた開閉装置が設けられ、
    前記カバー部材が前記原稿搬送装置に対して開閉可能に固定されている、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記開閉装置は、
    前記原稿搬送装置側に設けられ原稿搬送側開閉装置と、
    前記カバー部材側に設けられるカバー部材側開閉装置と、を有し、
    前記原稿搬送側開閉装置は、平面内での回転方向に位置調整可能に設けられている、請求項に記載の画像読取装置。
  8. 前記原稿搬送側開閉装置は、原稿搬送側円形マグネットを有し、
    前記カバー部材側開閉装置は、前記原稿搬送側円形マグネットに対向するカバー部材側円形マグネットを有し、
    前記原稿搬送側円形マグネットと前記カバー部材側円形マグネットとは同一面積である、請求項記載の画像読取装置。
  9. 画像を形成する画像形成部、および、原稿の画像を読み取る画像読取装置とを備える、
    画像形成装置であって、
    前記画像読取装置は、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像読取装置である、画像形成装置。
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