JP2015098371A - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

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俊之 堀川
Toshiyuki Horikawa
俊之 堀川
楠本 弘
Hiroshi Kusumoto
弘 楠本
耕治 畑山
Koji Hatayama
耕治 畑山
雅文 岸
Masafumi Kishi
雅文 岸
聡 奈良井
Satoshi Narai
聡 奈良井
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泰信 養田
洋平 小山内
Yohei Osanai
洋平 小山内
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Abstract

【課題】給紙口と排紙口との間に原稿給紙トレイを配置することで画像読み取り時の利便性を確保しつつ、給紙口及び排紙口から塵埃等が入り込むことを抑制することができる自動原稿搬送装置を提供する。【解決手段】給紙口41から給紙する原稿を載置する原稿給紙トレイ36と、不使用時に閉状態とすることで給紙口41を覆いかつ使用時に開状態することで原稿給紙トレイ36の一部を構成する原稿トレイカバー34と、原稿トレイカバー34とは別に原稿給紙トレイ36の下方に位置して画像を読み取った後の原稿を排出する排紙口42を覆う側面カバー35と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、自動原稿搬送装置、特に、給紙口と排紙口との間に原稿給紙トレイを配置した自動原稿搬送装置に関する。
一般的な複合機は、画像形成部の上方に画像読取部が設置され、さらに画像読取部の上方に自動原稿搬送装置を備えている。
自動原稿搬送装置は、読み取り対象の原稿をセットする原稿給紙トレイと、原稿給紙トレイにセットした原稿を給紙口から取り出して搬送する搬送部と、読み取った原稿を排紙口から排紙する排紙トレイと、を大略備えた構成になっている。
一方、近年は、規格サイズでA3サイズの原稿の読み取り又は画像形成を可能とする小型な複合機の要望が高まり、自動原稿搬送装置においてもA3サイズに対応した大きさの原稿給紙トレイが必要となり、自動原稿搬送装置の機械サイズも大型化してしまう。
また、自動原稿搬送装置は、原稿給紙トレイ、給紙口(搬送部の一部)は、使用しないときでも外部に露出した状態となるため、原稿給紙トレイに堆積した塵埃を含め、給紙口から搬送部に塵埃が入ってしまい、印刷に不具合を生じさせる可能性があった。
それらを解決するために原稿給紙トレイと給紙口とを覆うカバーを設けることで塵埃が給紙口から搬送部へと入り込むのを防ぎ、かつ使用時にはカバーを開けることでカバーが原稿給紙トレイの一部をなし、A3サイズの原稿にも対応しつつ機械サイズを小さくしたものがある(例えば、ブラザー工業株式会社製 インクジェット複合機 MFC−J4910CDW・MFC−J4510N等)。
なお、例えば、上下に隣接する2つの扉を配置し、特定の一方の扉の開閉により、電気的な構成を採用せずに他方の扉も同時に開閉させることができることも知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、自動原稿搬送装置の場合、給紙口と排紙口との間には、原稿給紙トレイが介在して隣接する関係とはなっていないため、これら2つのカバーを同時に開閉させることは困難であった。
また、周知の複合機には、記録紙供給用の手差しトレイのように、常時はカバーの一部として用い、使用時においてカバーを開放することで給紙口が外部に露出するものもあるが、このような手差しトレイに関しては排紙口との関係性はない。
さらに、小型の複合機等では、記録紙を供給する給紙口と画像形成済みの記録紙の排紙口とを上下に配置するとともに、手差しトレイと同様に記録紙を収納していない状態では給紙口と排紙口とを一つの記録紙給紙トレイで覆うものも周知である。
このような場合、給紙口を下方に配置し、排紙口を上方に配置することで一つの記録紙給紙トレイの一部を原稿トレイカバーとして開閉することができるようになっている。
しかしながら、自動原稿搬送装置では、原稿を載置する際の作業性を考慮して所謂フェイスアップ状態で原稿をセットして頁順に画像を読み取るとともに、下方に画像読取部を配置する構造であるため、給紙口を上方に、排紙口を下方に配置するのが一般的である。
したがって、給紙口は原稿給紙トレイの上方に必然的に配置され、原稿給紙トレイの下方に排紙口が配置される。すなわち、上方から、給紙口、原稿給紙トレイ、排紙口、の順に配置せざるを得ず、給紙口と排紙口との間には原稿給紙トレイが介在することになるため、一つのカバーで給紙口と排紙口とを覆うことは困難であった。
なお、給紙口を下方に配置し、排紙口を上方に配置することで一つのカバーで給紙口と排紙口とを覆うものもある。このような場合、原稿給紙トレイは給紙口の下方に配置されているものの、フェイスダウンで原稿を配置し、最終頁側から順に画像の読み取りを行う必要が生じる。
したがって、画像読み取り後の原稿はフェイスアップ状態で排出されるため、原稿の頁順は維持されるが、画像形成処理後の原稿排出もフェイスアップとしなければならず、搬送経路等の設計が複雑化し、機械サイズが大型化する要因ともなる。
さらに、このような問題を解決するために、読み取った画像データを一旦メモリに蓄積し、最終原稿の読み取りが終了した時点で画像形成処理を行うことも考えられるが、このような場合、高価なメモリが必要となるうえ、画像形成処理が遅くなるという問題がある。
しかも、メモリへの蓄積をせずにリアルタイム送信を行うファクシミリ機能を用いた場合には、相手方のファクシミリには頁の逆順で出力がなされてしまうなどの問題がある。
したがって、自動原稿搬送装置では、原稿を原稿給紙トレイに載置する際の容易性や複数枚同時搬送の確認等の利便性を確保しつつ、小型で安価な構成とするためには、原稿のフェイスアップ載置とし、給紙口を上方に配置し、排紙口を下方に配置するのが望ましい。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、給紙口と排紙口との間に原稿給紙トレイを配置することで画像読み取り時の利便性を確保しつつ、給紙口及び排紙口から塵埃等が入り込むことを抑制することができる自動原稿搬送装置を提供することを目的とする。
本発明に係る自動原稿搬送装置は、上記目的達成のため、給紙口から給紙する原稿を載置する原稿給紙トレイと、不使用時に閉状態とすることで前記給紙口を覆いかつ使用時に開状態することで前記原稿給紙トレイの一部を構成する原稿トレイカバーと、前記原稿トレイカバーとは別に、前記原稿給紙トレイの下方に位置して画像を読み取った後の原稿を排出する排紙口を開閉する排紙口カバーと、を備えるよう構成する。
本発明によれば、給紙口と排紙口との間に原稿給紙トレイを配置することで画像読み取り時の利便性を確保しつつ、給紙口及び排紙口から塵埃等が入り込むことを抑制することができる自動原稿搬送装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置を搭載した複合機の外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置を示す要部の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置の実施例1を示し、(A)はカバー閉状態の要部の断面図、(B)はカバー開状態の要部の断面図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置の実施例2を示し、(A)はカバー閉状態の要部の説明図、(B)はカバー開状態の要部の説明図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置の実施例2の変形例を示し、(A)はカバー閉状態の要部の説明図、(B)はカバー開状態の要部の説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施の形態の画像形成装置1は、電子写真方式を採用しており、図示下段から、略立法体形状の画像形成装置本体10と、その上部に搭載された画像読取装置20と、その上部に搭載された自動原稿搬送装置30と、を備える。
画像形成装置本体10は、例えば、図示しないパーソナルコンピュータから出力された画像データ、画像読取装置20で原稿画像を光学的に読み取った画像データ、電話回線等を通じて受信した画像データ、に基づいて画像形成処理を行う。
画像形成装置本体10は、画像形成する記録紙を格納する給紙カセット11、画像形成処理済みの記録紙が排出される引き出し延長方式の排紙トレイ12等を備える。
画像読取装置20の正面には、ユーザにより画像形成装置1の操作を行う各種操作ボタンやタッチパネル方式の液晶パネル等を備えた操作パネル21を備える。なお、画像読取装置20による原稿画像の読み取りや画像形成処理は公知の技術を採用しているため、ここではその詳細な説明は省略する。
自動原稿搬送装置(以下、単に「ADF」と称する)30は、画像読取装置20の奥側に図示しないヒンジ部を備え、画像読取装置20に対して手前側から開閉操作できるようになっている。また、画像読取装置20の上面には、ADF30を開操作したときに露出して、本等の読取原稿を載置することができるプラテンガラス(図示せず)やADF30を用いた画像読み取り用のスリット状のコンタクトガラス(図示せず)等を備えている。
また、ADF30は、非使用状態での外観が略矩形の筐体形状を呈しており、画像形成装置1の正面側と背面側とに各種モータやギヤ等の駆動系を収納した収納カバー31,32を有する。
さらに、ADF30は、図2に示すように、搬送部40を覆う搬送部カバー33と、非使用時において搬送部カバー33とで自動原稿搬送装置30の上面を平坦とする原稿トレイカバー34と、原稿トレイカバー34側の側面を覆う側面カバー35と、を備えている。なお、原稿トレイカバー34及び側面カバー35の具体的な構成は後述する。
また、ADF30は、給紙口41から給紙する原稿を載置する原稿給紙トレイ36と、画像読み取り後の原稿を排紙口42から排紙して集積する原稿排紙トレイ37と、原稿排紙トレイ37の下流端寄りの下方に配置した排紙延長トレイ38と、を有する。
搬送部カバー33は、ジャム処理等が可能となるように、搬送部40の少なくともその上方を開閉可能に覆っている。搬送部カバー33は、原稿の先端がカバー内部に臨むように給紙口41を形成している。搬送部カバー33は、給紙口41よりも内部に束厚調整部材45の先端が位置するように、束厚調整部材45の先端の一部を上方を覆っている。
原稿給紙トレイ36は、搬送部40側を原稿の先端側として、その先端側が下方、その後端側が上方となるように上向き傾斜して配置されている。なお、原稿給紙トレイ36は、図示を省略するが、搬送部40に向かう原稿の給紙方向と直行する左右方向を位置決めする公知のサイドガイドを有している。
図2に示すように、搬送部40は、給紙口41から排紙口42に至る搬送経路の途中において、画像読取装置20に設けられた図示しない光学センサ等により画像読取部Sにて画像が読み取られるようになっている。
なお、本実施の形態では、搬送経路の画像読取部Sと排紙口42との間には、例えば、両面原稿の場合に、一面(表面)の画像を画像読取装置20により読み取った後に、他面(裏面)の画像を読み取る光学センサ43を配置している。この際、2か所の画像読み取りにより一度の原稿搬送で両面画像の読み取りを可能といるが、公知のスイッチバック機構及び反転機構を用いて他面の画像を読み取るようにしてもよい。
搬送部40は、給紙口41から排紙口42に至る搬送経路中に、上流側から順に、ピックアップローラ44、束厚調整部材45、分離部46、複数の搬送ローラ47、圧接ローラ48、排紙ローラ49、を備えている。
ピックアップローラ44は、接触位置において原稿給紙トレイ36に積載された原稿のうち、最上位側から数枚(理想的には1枚)の原稿をピックアップする。
束厚調整部材45は、搬送部40側を原稿の先端側として、その先端側が下方、その後端側が上方となるように上向き傾斜して配置され、後端寄りの軸45aを回動中心として原稿の束厚に応じて先端が下方に傾くようになっている。
この際、束厚調整部材45の先端側は、図示しないスプリング等の付勢部材によってピックアップローラ44に向けて付勢されており、原稿の束厚に応じた圧力で最上位の原稿がピックアップローラ44に当接するようになっている。
分離部46は、ピックアップローラ44で送り出された原稿が複数枚に重なって下流側に搬送されないように最上位の原稿と以降の原稿とを分離する。具体的には、分離部46は、給紙ベルト46aとリバースローラ46bとを有する。
給紙ベルト46aは、リバースローラ46側が原稿給送方向に沿うように回動移動する。リバースローラ46bは、原稿給送方向とは逆方向に回転可能となっている。これにより、リバースローラ46bは、複数枚の原稿が重送されようとした場合に、給紙ベルト46aの回動移動方向に対して逆方向に回転することにより、原稿の重送を抑制する。
複数の搬送ローラ47は、搬送経路上の適宜位置に複数配置され、その隣接する搬送ローラ47の間には、必要に応じてジャムセンサ(図示せず)等が配置されている。また、搬送ローラ47は、原稿搬送経路56を挟んで対向するように配置され、原稿をニップして搬送する。なお、これら搬送ローラ47の配置数や配置場所は、例えば、搬送経路の経路設計や、ADF30が許容する原稿の最小サイズの原稿搬送方向の長さ等に応じて任意である。
さらに、給紙ベルト46aの下流側に隣接して配置した搬送ローラ47は、ピックアップローラ44の駆動タイミングに応じて、給紙した原稿の先端を突き当ててスキュー搬送を補正し、補正後の原稿を引き出し搬送する先端整合機能を有するようになっている。
圧接ローラ48は、原稿を搬送しつつ、読取位置Sにてコンタクトガラス(図示せず)に向けて原稿を押え付ける。これにより、原稿は画像読取装置20の光学センサとの焦点位置を適正に確保する。
原稿トレイカバー34は、側面カバー35側の端部に回動軸34aを備え、この回動軸34aを中心に回動することで給紙口41を開閉する。これにより、図3に示すように、原稿トレイカバー34を開放し、原稿Pを原稿給紙トレイ36に載置したときには、原稿給紙トレイ36の後端を延長した原稿給紙トレイの一部として機能するようになっている。
側面カバー35は、下端に回動軸35aを備え、この回動軸35aを中心に回動することで排紙口42を含む原稿排紙トレイ37の上方の排紙空間39を開閉する。これにより、側面カバー35は、排紙口42を開閉する排紙口カバーとして機能する。
排紙延長トレイ38は、側面カバー35の回動に連動して進退動し、側面カバー35が排紙空間39を開放したときに原稿排紙トレイ37の後端から突出して原稿排紙トレイ37を延長し、側面カバー35が排紙空間39を閉成したときに原稿排紙トレイ37の後端に没入する。
このように、自動原稿搬送装置30の全体をカバー31,32,33,34,35等で覆うとともに、ADF30を使用していない状態では、カバー34,35を閉じておくことで給紙口41や排紙口42に塵埃等が入り込むことを抑制することができる。
また、原稿トレイカバー34で原稿給紙トレイ36の一部を構成することにより、例えば、A3サイズの原稿Pに対応しつつ、ADF30を使用していない状態では、ADF30の機械サイズを小さくすることができる。
ところで、複写機能やスキャナ機能等のADF30を使用する際には、原稿トレイカバー34と側面カバー35とは開いている必要があり、使用後には原稿トレイカバー34と側面カバー35とは閉じているのが望ましい。
そこで、ユーザは、使用時に原稿トレイカバー34を開くと、それに連動して側面カバー35も開き、使用後に原稿トレイカバー34を閉じると、それに連動して側面カバー35も閉じることができる。
また、原稿サイズが大きい場合には、排紙延長トレイ38を引き出す必要がある。その際、ユーザが排紙延長トレイ38を引き出したまま原稿トレイカバー34を閉じてしまうと、側面カバー35も同時に連動して閉じられてしまうため、排紙延長トレイ38と干渉してしまう。そこで排紙延長トレイ38を引き出したままの原稿トレイカバー34又は側面カバー35を閉じた場合に、側面カバー35と干渉しても破損等が無いように排紙延長トレイ38も各カバー34,35の開閉に連動する構成にするのが望ましい。
そこで、本実施の形態では、原稿トレイカバー34、側面カバー35、排紙延長トレイ38は、原稿トレイカバー34の開閉操作によって連動するようになっている。
(実施例1)
図4は、本発明のADF30の実施例1を示し、原稿トレイカバー34、側面カバー35、排紙延長トレイ38を、原稿トレイカバー34の開閉操作によって連動する連動機構部50の構成例を示す。
図4に示すように、連動機構部50は、駆動ギヤ51、従動ギヤ52、円弧状ラック53、トーションスプリング54、を有する。
駆動ギヤ51は、原稿トレイカバー34の回動軸34aの一端に同軸に設けられている。また、駆動ギヤ51は、例えば、収納カバー32の内部に配置されている。
従動ギヤ52は、駆動ギヤ51と噛み合っている。従動ギヤ52は、収納カバー32の内部に配置され、例えば、収納カバー32又はADF30を構成する躯体フレーム等に回転可能に保持されている。
円弧状ラック53が、従動ギヤ52と噛み合っている。なお、円弧状ラック53の側面カバー35側の端部には、ADF30の内方側に突出した係合突起53aが形成されている。円弧状ラック53は、収納カバー32の内部に配置され、例えば、収納カバー32又はADF30を構成する躯体フレーム等に回動軌跡に沿うガイド溝等を形成することにより、回転可能に保持されている。
トーションスプリング54は、回動軸35aに一端が巻設されており、一端が側面カバー35の裏面に保持され、他端が収納カバー32又はADF30を構成する躯体フレーム等に保持されている。トーションスプリング54は、側面カバー35を閉方向に付勢している。
なお、排紙延長トレイ38は、例えば、回動軸35aにピニオンギヤを設けるとともに、排紙延長トレイ38の底面にラックギヤを設けることにより、側面カバー35の開閉に連動して進退動させることができる。
また、この他に、例えば、円弧状ラック53を扇形ギヤで構成し、その回動軸にピニオンギヤを設けるとともに、排紙延長トレイ38の底面にラックギヤを設けることにより、側面カバー35の開閉に連動して進退動させることができる。
このような構成において、ユーザが原稿トレイカバー34を開くと、原稿トレイカバー34の開度に応じた駆動ギヤ51の回転により、駆動ギヤ51と噛み合った従動ギヤ52が連動して回転する。従動ギヤ52には円弧状ラック53が噛み合っていることから、従動ギヤ52の回転により、円弧状ラック53が図4(A)に示す位置から図4(B)に示すように枠外へと飛び出すように回動する。
この際、円弧状ラック53が所定位置まで飛び出し方向に回動すると、係合突起53aが側面カバー35の裏面に当接し、円弧状ラック53の更なる飛び出し方向への回動により、トーションスプリング54の付勢に抗して側面カバー35を押し開ける。
同時に、側面カバー35の開放又は円弧状ラック53の回動に連動して排紙延長トレイ38を進出させることができる。
なお、原稿トレイカバー34と側面カバー35とは、一定以上に回転しないように、回転止めを設けることで、原稿Pを積載したとき等に加わる下方向の荷重を支持することができる。具体的には、原稿トレイカバー34の開方向の回動角度を規制するストッパ等を収納カバー32とは逆側の収納カバー31又はADF30を構成する躯体フレーム等に設け、原稿トレイカバー34の開放角度を規制する。
また、原稿トレイカバー34と側面カバー35の開放角度は、例えば、駆動ギヤ51と従動ギヤ52との直径の差により設定することができる。また、円弧状ラック53の円弧のい形状や角度等によっても設定は可能である。
次に、ユーザが原稿トレイカバー34を閉じると、上記各ギヤ51,52の回転に連動して円弧状ラック53が収納方向に回動することにより、側面カバー35はトーションスプリング54の付勢力によって閉じると共に排紙延長トレイ38を退避させることができる。
なお、使用後に側面カバー35を閉じることにより、それに連動して原稿トレイカバー34も閉じることができる。
ところで、排紙延長トレイ38は、手動によって進退動させるように連動機構部50とは独立させてもよい。
この際、排紙延長トレイ38を手動で引き出したまま原稿トレイカバー34を閉じても、トーションスプリング54を使用することで、排紙延長トレイ38と側面カバー35とが干渉しても、両者に大きな力が加わらず、破損を防ぐことができる。
すなわち、原稿トレイカバー34を閉じるために回動させると、その初期においてはトーションスプリング54の付勢によって円弧状ラック53の回動に連動して側面カバー35も閉じ方向に回動する。
そして、排紙延長トレイ38が引き出されたままの場合、排紙延長トレイ38の先端に側面カバー35が当接した時点で、円弧状ラック53のみが退避方向に回動し、側面カバー35は排紙延長トレイ38に当接したまま停止する。
これにより、側面カバー35は、原稿トレイカバー34の閉じ方向の回動とは独立し、強制的に閉じられないため、不側な破損を抑制することができる。
(実施例2)
図5は、本発明のADF30の実施例2を示し、原稿トレイカバー34と側面カバー35とを、原稿トレイカバー34の開閉操作によって連動する連動機構部60の構成例を示す。なお、この例においては、排紙延長トレイ38は手動による引き出し及び収納とする。
図5に示すように、連動機構部60は、収納カバー32又はADF30を構成する躯体フレーム等に保持されたガイドレール61,62を有する。ガイドレール61はADF30の水平方向に沿って延び、ガイドレール62はADF30の鉛直方向に沿って延びている。
また、原稿トレイカバー34の側面にはガイド溝34bが形成され、ガイドレール61にはガイド溝61aが形成され、ガイドレール62にはガイド溝62aが形成されている。
さらに、ガイド溝34bには側面カバー35の上端軸35bが係合し、ガイド溝61aには原稿トレイカバー34の先端軸34cが係合し、ガイド溝62aには側面カバー35の下端軸35cが係合している。
したがって、原稿トレイカバー34と側面カバー35とは、ガイドレール61,62とでリンク機構を構成している。
このような構成において、ユーザが原稿トレイカバー34を後方に変位させると、原稿トレイカバー34の開度に応じたガイド溝61aに対する先端軸34cの位置に応じてリンク機構により側面カバー35が上方に変位し、各カバー34,35が開く。
この際、各軸34c,35c,35bが各ガイド溝61a,62a,34bの終端に位置したときに、原稿トレイカバー34の開放位置と傾斜角度とが規定され、ユーザは開状態を容易に認識することができる。
また、これとは逆に、原稿トレイカバー34を前方に変位させると、原稿トレイカバー34の開度に応じたガイド溝61aに対する先端軸34cの位置に応じてリンク機構により側面カバー35が下方に変位し、各カバー34,35が閉じる。
これにより原稿トレイカバー34は傾斜し原稿給紙トレイ36の傾斜と平行とすることが可能となる。また、側面カバー35が上端に来たときに一定角度までしか回転しないようにすることで、側面カバー35によっても原稿トレイカバー34を支持することができる。
なお、原稿トレイカバー34の傾斜角度は、ガイド溝61aの長さに対するガイド溝34bとガイド溝62aとを加えた長さの比によって設定することができる。また、ガイド溝61a,62a,34bの少なくとも何れか一つの終端側、すなわち、原稿トレイカバー34及び側面カバー35を開状態としているときに各軸34c,35c,35bが位置している付近に維持部としてのロック爪62b等を設けて逆戻りを防止してもよい。
また、図6に示すように、リンクアーム63を設け、このリンクアーム63の一端を回動軸63aとしてガイドレール61に支持させ、他端をガイド溝34bと係合する係合軸63bとしてもよい。
この場合、原稿トレイカバー34を開放し、図6(B)に示すように、各軸34c,35c,35bが各ガイド溝61a,62a,34bの終端に位置したときに、リンクアーム63が鉛直方向に起立するように設定するのが好ましい。
具体的には、ガイドレール61に、リンクアーム63が起立状態となった位置で係合する規制部としてのストッパ61b等を設ける。なお、このストッパ61bは上述した逆戻り防止用のロック爪62bと併用してもよい。
これにより、リンクアーム63が鉛直方向に起立していると、原稿トレイカバー34に載置した原稿からの荷重を受けることができ、例えば、側面カバー35が不測に閉じてしまうといった不具合を抑制することができる。
このように、本実施の形態に係るADF30は、給紙口41から給紙する原稿を載置する原稿給紙トレイ36と、不使用時に閉状態とすることで給紙口41を覆いかつ使用時に開状態することで原稿給紙トレイ36の一部を構成する原稿トレイカバー34と、原稿トレイカバー34とは別に原稿給紙トレイ36の下方に位置して画像を読み取った後の原稿を排出する排紙口42を覆う側面カバー35と、を備えることにより、給紙口41と排紙口42との間に原稿給紙トレイ36を配置することで画像読み取り時の利便性を確保しつつ、給紙口41及び排紙口42から塵埃等が入り込むことを抑制することができる。
以上説明したように、本発明に係る自動原稿搬送装置は、給紙口と排紙口との間に原稿給紙トレイを配置することで画像読み取り時の利便性を確保しつつ、給紙口及び排紙口から塵埃等が入り込むことを抑制することができるという効果を有し、給紙口と排紙口との間に原稿給紙トレイを配置した自動原稿搬送装置の全般に有用である。
30 自動原稿搬送装置
34 原稿トレイカバー
35 側面カバー(排紙口カバー)
36 原稿給紙トレイ
38 排紙延長トレイ
41 給紙口
42 排紙口
50 連動機構(リンク機構)
51 駆動ギヤ
52 従動ギヤ
53 円弧状ラック
54 トーションスプリング
特許第3702640号公報

Claims (8)

  1. 給紙口から給紙する原稿を載置する原稿給紙トレイと、
    不使用時に閉状態とすることで前記給紙口を覆いかつ使用時に開状態にすることで前記原稿給紙トレイの一部を構成する原稿トレイカバーと、
    前記原稿トレイカバーとは別に、前記原稿給紙トレイの下方に位置して画像を読み取った後の原稿を排出する排紙口を開閉する排紙口カバーと、
    を備えることを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 前記原稿トレイカバーの開閉状態に連動して前記排紙口カバーを開閉させる連動機構を有することを特徴とする請求項1に記載の自動原稿搬送装置。
  3. 前記連動機構は、
    前記原稿トレイカバーを回動可能に支持する回動軸に設けた駆動ギヤと、
    前記駆動ギヤと噛み合う従動ギヤと、
    前記従動ギヤと噛み合うラックと、
    前記排出口カバーを閉方向に付勢する付勢部材と、
    を有し、
    前記ラックは、前記原稿トレイカバーを閉状態から開状態に回動させたときに連動して回動又は変位することによって、前記付勢部材の付勢に抗して前記排紙口カバーを押し開け、
    前記付勢部材は、前記原稿トレイカバーを開状態から閉状態に回動させたときに前記ラックの回動又は変位に連動して前記ラックが前記排出口カバーから退避することによって、前記排紙口カバーを付勢により閉状態とする
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動原稿搬送装置。
  4. 前記原稿トレイカバーと前記排紙口カバーとがリンク機構を介して連動して開閉する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動原稿搬送装置。
  5. 前記リンク機構は、
    前記原稿トレイカバーの低面側に配置して水平方向に延びる水平ガイドレールと、
    前記排紙口カバーの裏面側に配置して鉛直方向に沿って延びる鉛直ガイドレールと、
    前記各ガイドレール及び前記原稿トレイカバーに形成されたガイド溝と、
    前記各ガイド溝と係合するように前記原稿トレイカバー及び前記排紙口カバーに設けた係合軸と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の自動原稿搬送装置。
  6. 前記原稿トレイカバーと前記排紙口カバーとが開状態にある時に、前記ガイド溝に対する前記軸の係合位置が逆戻りしないように位置を維持する維持部を備える
    ことを特徴とする請求項5に記載の自動原稿搬送装置。
  7. 前記原稿トレイカバーの前記ガイド溝に一端が係合しかつ他端が前記水平ガイドレールに回動可能に支持されたリンク部材を備える
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の自動原稿搬送装置。
  8. 前記リンク部材が一定以上回転しないように前記原稿トレイカバーの開方向の回動範囲を規制する規制部を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の自動原稿搬送装置。
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