JPH0687260A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0687260A
JPH0687260A JP23832092A JP23832092A JPH0687260A JP H0687260 A JPH0687260 A JP H0687260A JP 23832092 A JP23832092 A JP 23832092A JP 23832092 A JP23832092 A JP 23832092A JP H0687260 A JPH0687260 A JP H0687260A
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英紀 友野
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博道 駒井
Yasuo Katano
泰男 片野
Tetsuo Watanabe
哲夫 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】潜像形成と同時に画像チェックが可能な記録装
置を提供する。 【構成】本発明は、加熱状態でかつ液体と接触させた場
合に後退接触角が低下する表面を有する記録体2を備
え、該記録体2の表面に液体もしくは蒸気あるいは加熱
により液体となる固体からなる接触材料11を接した状
態で加熱手段1により選択的に加熱し加熱温度に応じた
後退接触角を形成する方法で当該加熱部に潜像を形成
し、該潜像に色材を含有した記録剤を接触させて現像す
ることにより可視像を形成し、この可視像を記録紙に転
写して画像を記録する手段を有する記録装置において、
上記記録体2は、基板9の片面に記録層10を設け、基
板9の他方の面に熱転写可能なインク層8を設けてなる
ことを特徴とする。 【効果】潜像形成時の熱を利用して基板裏面側の熱転写
インクを紙等に転写することができるため、潜像形成と
同時に画像チェックを行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱状態でかつ液体と
接触させた場合に後退接触角が低下する表面を有する記
録体を用いた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、加熱状態でかつ液体
と接触させたときに後退接触角が低下する表面を有する
記録体を用い、該記録体の表面と、液体、蒸気、及び該
記録体における後退接触角の低下開始温度以下で液体と
なるか液体もしくは蒸気を発生する固体から選ばれる接
触材料とを接触させた状態で選択的に加熱し、又は、該
記録体の表面を選択的に加熱した状態で該接触材料と接
触させることにより、該記録体表面に加熱温度に応じた
後退接触角を示す領域(所望パターン領域であり、潜像
又は潜像領域と称する)を形成せしめることを特徴とす
る記録方法、及び、加熱状態でかつ液体と接触したとき
に後退接触角が低下する記録体の表面と、顕色材を含有
した記録剤とを接触させた状態で選択的に加熱し、又
は、記録体の表面を選択的に加熱した状態で該記録剤と
接触させることにより、該記録体表面に加熱温度に応じ
た可視画像を形成する記録方法について提案した(特開
平3−178478号公報参照)。
【0003】すなわち、上記公報記載の発明は、加熱状
態でかつ液体と接触させた場合に後退接触角が低くなる
(液体付着性が高くなる)表面を有する部材を記録体と
して用い、この記録体の表面に、容易な手段で選択的に
または選択的かつ可逆的に、所望パターン領域(潜像領
域)が形成できる記録方法を提供するものであり、さら
に、前記パターン領域に顕色材を含有した記録剤(例え
ば液体インク)を供給すれば当初から良好な可視画像が
得られ、そのままこの可視画像を記録体表面に固定させ
るか、または、固定させることなく可視画像を普通紙な
どに転写し固定して、階調性のある鮮明な画像が得られ
るようにした記録方法を提供するものである。さらに上
記発明によれば、所望パターン領域(潜像)の形成・消
去、顕像化、転写等の全ての工程において、保存性並び
に安定性に優れた記録体を使用することによって可逆的
に複数回の前記工程が行ないうる記録方法が提供され
る。
【0004】尚、記録体としては、上記公報に詳しく記
載されているように、加熱状態でかつ液体や蒸気等の接
触材料と接触させた場合に後退接触角が低くなる(液体
付着性が高くなる)表面を有するものであるが、記録体
表面は、接触材料の不存在下で加熱を受けると、接触材
料との相互作用が生じないないため、元の後退接触角に
戻り潜像が消去(除像)される。従って、接触材料と接
触させた状態で加熱する手段と、接触材料の不存在下で
加熱する手段とを設けることにより、記録、消去が容易
に行なえる記録装置を形成することができる。
【0005】ここで、図2は上記公報記載の記録方法を
用いた記録装置の一例を示すものであり、図中の符号1
はサーマルヘッド、2はベルト状の記録体、3は潜像形
成液保持部材、4は現像スポンジ、5は記録紙、6はク
リーニング用のクリーナー、7は除像用のヒーター、1
3は記録体送りローラ、14は転写ローラである。この
記録装置は、記録体2の表面に潜像形成液を接触した状
態でサーマルヘッド1により選択的に加熱し、当該加熱
部に後退接触角を形成する方法で潜像を形成し、この潜
像を現像スポンジ4のインクにより現像して可視像を記
録体2表面に形成し、この可視像を記録紙5に転写して
記録するものである。また、転写後の記録体2の表面は
クリーナー6でクリーニングされた後、除像用ヒータ7
によって加熱され、潜像が消去(除像)される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図2に示す
ような記録装置においては、画像やレイアウトのチェッ
クは、潜像形成後に、実際に現像、転写を行なってみな
ければ分からなかった。このとき、画像やレイアウトが
良くなかった場合、インクやクリーナーなどが無駄に使
われてしまうという問題があった。本発明は上記事情に
鑑みてなされたものであって、現像、転写を行なう前に
レイアウトなどの画像のチェックが可能な記録装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、加熱状態でかつ液体と接触させ
た場合に後退接触角が低下する表面を有する記録体を備
え、該記録体の表面に液体もしくは蒸気あるいは加熱に
より液体となる固体からなる接触材料を接した状態で選
択的に加熱し加熱温度に応じた後退接触角を形成する方
法で当該加熱部に潜像を形成し、該潜像に色材を含有し
た記録剤を接触させて現像することにより可視像を形成
し、この可視像を記録紙に転写して画像を記録する手段
を有する記録装置において、上記記録体は、基板の片面
に記録体材料層を設け、基板のもう一方の面に熱転写可
能なインク層を設けてなることを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、加熱状態でかつ液体と
接触させた場合に後退接触角が低下する表面を有する記
録体を備え、該記録体の表面に液体もしくは蒸気あるい
は加熱により液体もしくは蒸気となる固体からなる接触
材料を接した状態で選択的に加熱し加熱温度に応じた後
退接触角を形成する方法で当該加熱部に潜像を形成し、
該潜像に色材を含有した記録剤を接触させて現像するこ
とにより可視像を形成し、この可視像を記録紙に転写し
た後、加熱によって像を消去(除像)する手段を有する
記録装置において、上記記録体は、基板の片面に記録体
材料層を設け、基板のもう一方の面に熱転写可能なイン
ク層を設けてなり、除像時には熱転写可能なインク層を
再生する手段を有することを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の記録装置においては、記録体は、基
板の片面に記録体材料層を設け、基板のもう一方の面に
熱転写可能なインク層を設けてなることにより、記録体
材料層に潜像を書き込むときの熱を利用して基板裏面側
の熱転写可能なインク層を紙等に転写することができる
ため、潜像形成と同時に画像チェックを行なうことがで
きる。請求項2の記録装置においては、上記請求項1の
構成に加え、除像時には、熱転写可能なインク層を再生
する手段を有するため、記録体を再利用することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例を示す図であって、(a)は記録
体の要部断面図、(b)は(a)に示す記録体を用いた
記録装置の概略的要部構成図である。図1(a)におい
て、記録体2は、記録体基板9の片面に記録体材料層
(加熱状態でかつ液体や蒸気等の接触材料と接触させた
場合に後退接触角が低くなる(液体付着性が高くなる)
表面を有する層、以下、記録層と記す)10を設け、基
板9のもう一方の面に熱転写用のインク層8を設けて成
るものである。そして、このような記録体2を用いた装
置構成としては、図1(b)に示すように、記録体2の
記録層10側の面に対向してサーマルヘッド1と潜像形
成液11を配備し、記録体裏面の熱転写用インク層8側
には、サーマルヘッド1との対向位置に記録紙5と熱転
写インク転写ローラ15を配備した構成とする。
【0011】図1(b)に示す記録装置では、記録体2
の記録層10にサーマルヘッド1により潜像を書き込む
ときの熱を利用して、基板9の裏面側の熱転写用インク
を記録紙5に転写する。これによって記録層10への潜
像書き込みと同時に熱転写用インクによる画像チェック
用の印字とが同時に行なわれるため、現像、転写という
記録プロセスを行なわなくても画像チェックができる。
そして、その画像チェックの結果が問題なければ、通常
の現像、転写の記録プロセスを行なって印字すれば良
い。また、問題があった場合、シート状の記録体の場合
には、その記録体を捨てて新しい記録体で改めて潜像書
き込み、プルーフ作成を行なえば良い。また、エンドレ
スベルト状の記録体を使う場合には、一度使った記録体
2の記録層10の潜像を消去(除像)し、かつ熱転写用
インク層8を塗り直して記録体を再生して、繰り返し利
用しても良い。この場合、潜像の消去は図2に示した例
と同様にヒーター等による加熱によって行ない、また、
熱転写インク層の再生には、塗り直し等の従来からある
熱転写インクリボン再生法を用いることができる。
【0012】以下、本発明のより具体的な実施例を示
す。 [実施例1] 記録体:含フッ素アクリレート材料TG−702(ダイ
キン工業製)をフレオン113で体積比で3倍に希釈
し、この希釈溶液を、シート状基板に熱転写インク層を
形成した熱転写インクシートの裏面側(インクの塗布し
ていない面)にコートし、その後、130℃で30分乾
燥して作成した。 結果 :図1(b)の装置構成により、サーマルヘッド
1で記録層10に潜像を書き込む際に熱転写インク8に
よる記録紙5への記録が同時に行なえたので、現像、転
写を行なうことなく画像やレイアウトのチェックができ
た。またその後、記録体を加熱することによって記録層
10の潜像を消去し、さらに熱転写インク層8を塗り直
すことによって記録体を再生することができた。
【0013】[実施例2] 記録体:含フッ素アクリレート材料ビスコート17F
(大阪有機化学工業製)を溶液重合(溶液1−1−1ト
リクロロエタン)し、フレオン113で希釈し、この希
釈溶液を、シート状基板に熱転写インク層を形成した熱
転写インクシートの裏面側(インクの塗布していない
面)にコートし、その後、130℃で30分乾燥して作
成した。 結果 :図1(b)の装置構成により、サーマルヘッド
1で記録層10に潜像を書き込む際に熱転写インク8に
よる記録紙5への記録が同時に行なえたので、現像、転
写を行なうことなく画像やレイアウトのチェックができ
た。またその後、記録体を加熱することによって記録層
10の潜像を消去し、さらに熱転写インク層8を塗り直
すことによって記録体を再生することができた。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の記録装
置においては、記録体は、基板の片面に記録体材料層を
設け、基板のもう一方の面に熱転写可能なインク層を設
けてなることにより、記録体材料層に潜像を書き込むと
きの熱を利用して基板裏面側の熱転写可能なインク層を
紙等に転写することができるため、潜像形成と同時に熱
転写によってプルーフを作ることができるので、現像、
転写を行なうことなく画像やレイアウトのチェックを行
なうことができ、時間やインクを節約することができ
る。請求項2の記録装置においては、上記請求項1の作
用効果に加えて、除像時には、熱転写可能なインク層を
再生する手段を有するため、記録体を再利用することが
できるので、記録体の無駄をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図であって、(a)は
記録体の要部断面図、(b)は(a)に示す記録体を用
いた記録装置の概略的要部構成図である。
【図2】従来技術の一例を示す記録装置の概略的構成図
である。
【符号の説明】
1・・・サーマルヘッド(潜像形成用加熱源) 2・・・記録体 3・・・潜像形成液保持部材 4・・・現像スポンジ 5・・・記録紙 6・・・クリーナー 7・・・除像用ヒーター 8・・・熱転写インク層 9・・・記録体基板 10・・・記録体材料層(記録層) 11・・・潜像形成液 12・・・潜像 15・・・熱転写インク転写ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 哲夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱状態でかつ液体と接触させた場合に後
    退接触角が低下する表面を有する記録体を備え、該記録
    体の表面に液体もしくは蒸気あるいは加熱により液体と
    なる固体からなる接触材料を接した状態で選択的に加熱
    し加熱温度に応じた後退接触角を形成する方法で当該加
    熱部に潜像を形成し、該潜像に色材を含有した記録剤を
    接触させて現像することにより可視像を形成し、この可
    視像を記録紙に転写して画像を記録する手段を有する記
    録装置において、 上記記録体は、基板の片面に記録体材料層を設け、基板
    のもう一方の面に熱転写可能なインク層を設けてなるこ
    とを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】加熱状態でかつ液体と接触させた場合に後
    退接触角が低下する表面を有する記録体を備え、該記録
    体の表面に液体もしくは蒸気あるいは加熱により液体も
    しくは蒸気となる固体からなる接触材料を接した状態で
    選択的に加熱し加熱温度に応じた後退接触角を形成する
    方法で当該加熱部に潜像を形成し、該潜像に色材を含有
    した記録剤を接触させて現像することにより可視像を形
    成し、この可視像を記録紙に転写した後、加熱によって
    像を消去(除像)する手段を有する記録装置において、 上記記録体は、基板の片面に記録体材料層を設け、基板
    のもう一方の面に熱転写可能なインク層を設けてなり、
    除像時には熱転写可能なインク層を再生する手段を有す
    ることを特徴とする記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6040048A (en) * 1997-08-28 2000-03-21 Lintec Corporation Energy beam curable hydrophilic pressure sensitive adhesive composition and use thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6040048A (en) * 1997-08-28 2000-03-21 Lintec Corporation Energy beam curable hydrophilic pressure sensitive adhesive composition and use thereof

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