JPH0686898U - 低騒音プレス機械 - Google Patents

低騒音プレス機械

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JPH0686898U
JPH0686898U JP3033093U JP3033093U JPH0686898U JP H0686898 U JPH0686898 U JP H0686898U JP 3033093 U JP3033093 U JP 3033093U JP 3033093 U JP3033093 U JP 3033093U JP H0686898 U JPH0686898 U JP H0686898U
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JP
Japan
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frame
press machine
damping member
vibration
low noise
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JP3033093U
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JPH0750077Y2 (ja
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徹夫 滑川
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、低騒音プレス機械の製造作業を容
易にし、かつ製造コストが高くなること、押さえること
を目的とする。 【構成】 フレーム(本体フレーム1を含む)を普通鋼
材により構成し、このフレームにおける曲げ変形が大き
く部分振動を起こしやすい構造部分Aに、粘弾性材から
なる制振部材3を固着し、この制振部材3に拘束版5を
固着してなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、騒音を極力小さくすることができる低騒音プレス機械におけるフレ ーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
低騒音プレス機械の先行技術としては特開昭54−10478号公報に示すも のがある。プレス加工のときに生じる振動を十分に減衰せしめて騒音を極力小さ くするため、この先行技術は、低騒音プレス機械のフレームを基板,制振部材, 拘束板とからなる複合フレームに構成してあり、この構成は上記のフレーム全体 に亘って施してある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前述の先行技術において示すように低騒音プレス機械のフレーム全体 を基板,制振部材,拘束板に複合化することは、低騒音プレス機械の製造作業が 厄介かつ製造コストが高くなるという問題がある。また、騒音軽減作用を備えて ない一般的なプレス機械を低騒音プレス機械に変更構成することも困難である。
【0004】 そこで、本考案は、上記問題点を解決することができる低騒音プレス機械を提 供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述のごとき従来の問題点を解決するため、本考案においては、フレームを普 通鋼板により構成し、このフレームにおける曲げ変形が大きく部分振動を起こし やすい構造部分に、粘弾性材からなる制振部材を固着し、この制振部材に拘束板 を固着してなることを特徴とする。
【0006】
【作用】 前記の構成において、低騒音プレス機械の加工力が変化すると、この加工力の 変化によってフレームに曲げ変形が生じて、フレームが振動する。このとき、フ レームにおける曲げ変形が大きく部分振動を起こしやすい構造部分に固着した制 振部材には、せん断変形が生じて、上記振動による振動エネルギーは熱エネルギ ーに変換せしめる。したがって、フレーム全体を制振部材,拘束板を用いて複合 化しなくても、上記振動を十分に減衰せしめ、振動によって生じる騒音を極力小 さくすることができる。
【0007】
【実施例】
以下、本実施例に係る考案について図面を参照して説明する。
【0008】 図1は、低騒音プレス機械における公知のC型本体フレーム1を示したもので あり、図2は本体フレーム1の一部の断面を示している。そして、この本体フレ ーム1を含むフレーム全体は通常鋼板により構成されており、このフレーム(本 体フレーム1を含むフレーム全体)におけるプレス加工時に生じる曲げ変形が大 きく部分振動を起こしやすい構造部分Aは、予め実験により又は有限要素法解析 等により本体フレーム1における図1における右側部分として求められている。
【0009】 そして、上記本体フレーム1における曲げ変形が大きく部分振動を起こしやす い構造部分Aの内側(図1において紙面に向って表側、図2において右側)には C型の制振部材3が接着剤により固着してあり、この制振部材3はゴム又は樹脂 系の粘弾性材により構成してある。上記制振部材3には通常鋼板からなる拘束板 5が接着剤により固着してある。ここで、制振部材3の厚さは本体フレーム1の 厚さ30%程度に、拘束板5の厚さは本体フレーム1の厚さの10%程度にそれ ぞれ設定構成することが望ましい。
【0010】 なお、制振部材3、拘束板5を図1,図2に示す大きさよりも小さい複数の分 割制振部材,分割拘束板によりそれぞれ構成しても差し支えない。また、制振部 材3,拘束板5を接着剤を用いて固着する代わりにボルト等を用いて固着しても 差し支えない。
【0011】 前述の構成に基づいて本実施例の作用について説明する。
【0012】 低騒音プレス機械によりプレス加工を行う工程において、上金型がワークに衝 突するとき、上金型がワークを打抜くとき等において加工力が急激に変化し、こ の加工力の変化によって本体フレーム1を含むフレームに曲げ変形が生じてフレ ームが振動する。
【0013】 フレームが振動すると、曲げ変形が大きく部分振動を起こしやすい構造部分A に固着した粘弾性材からなる制振部材3には図2(a)の状態から図2(b)の 状態へ示すようにせん断変形が生じ、この振動による振動エネルギーは熱エネル ギーに変換せしめる。したがって、フレーム全体を制振部材3,拘束板5により 複合化しなくも、図3(b)に示すように上記振動を十分に減衰せしめ、振動に よって生じる騒音を極力小さくすることができる。なお、図3は本体フレーム1 に生じる振動における振幅と時間の関係を示した図であり、図3(a)は本体フ レーム1を複合化していない態様の下での関係図であり、図3(b)は本体フレ ーム1を制振部材3と拘束板5により複合化した態様の下での関係図である。
【0014】 以上のごとき本実施例によれば、低騒音プレス機械のフレーム全体ではなく、 フレームにおける曲げ変形が大きく部分振動を起こしやすい構造部分Aを粘弾性 材からなる制振部材3,拘束板5により複合化したことにより、プレス加工によ って生じた振動を十分に減衰せしめて騒音を極力小さくできる一方、低騒音プレ ス機械の製造作業を容易に行うことができ、かつ製造コストが高くなることを押 さえることができる。また、同じ理由により、騒音軽減作用を備えていない一般 的なプレス機械を容易に低騒音プレス機械に変更構成することができる。
【0015】 なお、本考案は、前述のごとき実施例の説明に限るものではなく、例えばフレ ームにおける金型付近部分を制振部材,拘束板により複合化する等の適宜の変更 を行うことにより、その他種々の態様で実施可能である。
【0016】
【考案の効果】
以上のごとき実施例の説明により理解されるように、本考案によれば、フレー ム全体ではなく、フレームにおける曲げ変形が大きく部分振動を起こしやすい構 造部分を粘弾性材からなる制振部材、拘束板により複合化したことにより、プレ ス加工によって生じた振動を十分に減衰せしめて騒音を極力小さくできる一方、 低騒音プレス機械の製造作業を容易に行うことができ、かつ製造コストが高くな ることを押さえることができる。また、同じ理由により、騒音軽減作用を備えて いない一般的なプレス機械を容易に低騒音プレス機械に変更構成することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】低騒音プレス機械における本体フレームを示し
た図である。
【図2】本体フレームの一部の断面を示した図である。
【図3】本体フレームに生じる振動における振幅と時間
の関係を示した図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム 3 制振部材 5 拘束板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームを普通鋼板により構成し、この
    フレームにおける曲げ変形が大きく部分振動を起こしや
    すい構造部分に、粘弾性材からなる制振部材を固着し、
    この制振部材に拘束板を固着してなることを特徴とする
    低騒音プレス機械。
JP1993030330U 1993-06-07 1993-06-07 低騒音プレス機械 Expired - Lifetime JPH0750077Y2 (ja)

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JPH0750077Y2 JPH0750077Y2 (ja) 1995-11-15

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