JP2632037B2 - ドラムブレーキ用バツクプレート - Google Patents
ドラムブレーキ用バツクプレートInfo
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- JP2632037B2 JP2632037B2 JP5959289A JP5959289A JP2632037B2 JP 2632037 B2 JP2632037 B2 JP 2632037B2 JP 5959289 A JP5959289 A JP 5959289A JP 5959289 A JP5959289 A JP 5959289A JP 2632037 B2 JP2632037 B2 JP 2632037B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- back plate
- brake
- plate
- rain
- brake shoe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/0006—Noise or vibration control
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ドラムブレーキ用バツクプレートに関す
るものである。
るものである。
〔従来の技術〕 従来のドラムブレーキ用バツクプレートとして、例え
ば実開昭59−43735号公報に開示されるものがある。こ
のバツクプレートは、円板状のバツクプレート本体に、
補強用のレインフオースプレートを固着し、バツクプレ
ート本体とレインフオースプレートの外周部とに空隙を
形成すると共に、レインフオースプレートにブレーキシ
ユーのウエブを支持する支持部材としてのシユーホール
ドピンを固設してなる。
ば実開昭59−43735号公報に開示されるものがある。こ
のバツクプレートは、円板状のバツクプレート本体に、
補強用のレインフオースプレートを固着し、バツクプレ
ート本体とレインフオースプレートの外周部とに空隙を
形成すると共に、レインフオースプレートにブレーキシ
ユーのウエブを支持する支持部材としてのシユーホール
ドピンを固設してなる。
しかして、ブレーキシユーは、肉厚のレインフオース
プレートに固設したシユーホールドピンに、そのウエブ
の両面が支持され、バツクプレートに非接触であるた
め、薄肉のバツクプレートとの直接摺動に基づくブレー
キノイズの発生は解消する構造になつている。
プレートに固設したシユーホールドピンに、そのウエブ
の両面が支持され、バツクプレートに非接触であるた
め、薄肉のバツクプレートとの直接摺動に基づくブレー
キノイズの発生は解消する構造になつている。
しかしながら、このような従来のドラムブレーキ用バ
ツクプレートにあつては、制動時に、ブレーキシユーが
ブレーキドラムに摺接して生ずる振動が、シユーホール
ドピンを介してレインフオースプレートに伝達され、ブ
レーキシユー及びレインフオースプレートが振動するの
みならず、レインフオースプレートと空隙を形成してい
るバツクプレート本体の自由端部である外周部が激しく
加振され、不快なブレーキノイズを発生するので、ブレ
ーキ装置としての品質に劣るという新たな問題点を生じ
ていた。
ツクプレートにあつては、制動時に、ブレーキシユーが
ブレーキドラムに摺接して生ずる振動が、シユーホール
ドピンを介してレインフオースプレートに伝達され、ブ
レーキシユー及びレインフオースプレートが振動するの
みならず、レインフオースプレートと空隙を形成してい
るバツクプレート本体の自由端部である外周部が激しく
加振され、不快なブレーキノイズを発生するので、ブレ
ーキ装置としての品質に劣るという新たな問題点を生じ
ていた。
また、レンインフオースプレートにブレーキシユーの
ウエブを支持する支持部材を備えると共に、ブレーキシ
ユーがバツクプレートのレツジ面を摺動する構造のドラ
ムブレーキにあつては、制動時に、ブレーキシユーがブ
レーキドラムに摺接して生ずる振動が、直接バツクプレ
ート本体に伝達されるため、ブレーキノイズを発生し易
く、ブレーキ装置としての品質に劣る。
ウエブを支持する支持部材を備えると共に、ブレーキシ
ユーがバツクプレートのレツジ面を摺動する構造のドラ
ムブレーキにあつては、制動時に、ブレーキシユーがブ
レーキドラムに摺接して生ずる振動が、直接バツクプレ
ート本体に伝達されるため、ブレーキノイズを発生し易
く、ブレーキ装置としての品質に劣る。
この発明は、このような従来の技術的課題に鑑みてな
されたものであり、その構成は、バツクプレート本体
に、補強用のレイフオースプレートを固着し、該バツク
プレート本体と該レインフオースプレートの外周部とに
空隙を形成すると共に、該レインフオースプレートにブ
レーキシユーのウエブを支持する支持部材を固設したド
ラムブレーキ用バツクプレートにおいて、該支持部材の
付近の前記空隙に、該レインフオースプレートと該バツ
クプレート本体とを連結する連結部材を介装したドラム
ブレーキ用バツクプレートである。
されたものであり、その構成は、バツクプレート本体
に、補強用のレイフオースプレートを固着し、該バツク
プレート本体と該レインフオースプレートの外周部とに
空隙を形成すると共に、該レインフオースプレートにブ
レーキシユーのウエブを支持する支持部材を固設したド
ラムブレーキ用バツクプレートにおいて、該支持部材の
付近の前記空隙に、該レインフオースプレートと該バツ
クプレート本体とを連結する連結部材を介装したドラム
ブレーキ用バツクプレートである。
しかして、ブレーキシユーがブレーキドラムに摺接す
る制動作動に際し、ブレーキシユーの振動が、バツクプ
レート本体に直接、又は支持部材等を経てイオンフオー
スプレートに伝達され、バツクプレート本体を加振す
る。しかしながら、バツクプレート本体とレインフオー
スプレートの外周部とに形成した空隙には、レイフオー
スプレートとバツクプレート本体とを連結する連結部材
が介装されているため、バツクプレート本体の外周部に
は、整然とした振動モードが形成され難く、これによつ
てバツクプレート本体が制振され、不快なブレーキノイ
ズを発生することが良好に抑制される。そして、レイン
フオースプレートとブレーキシユーとは、支持部材によ
つて連結されているため、支持部材の付近に連結部材を
配置することにより、ブレーキシユー及びレインフオー
スプレートの制振作用も良好に得られる。
る制動作動に際し、ブレーキシユーの振動が、バツクプ
レート本体に直接、又は支持部材等を経てイオンフオー
スプレートに伝達され、バツクプレート本体を加振す
る。しかしながら、バツクプレート本体とレインフオー
スプレートの外周部とに形成した空隙には、レイフオー
スプレートとバツクプレート本体とを連結する連結部材
が介装されているため、バツクプレート本体の外周部に
は、整然とした振動モードが形成され難く、これによつ
てバツクプレート本体が制振され、不快なブレーキノイ
ズを発生することが良好に抑制される。そして、レイン
フオースプレートとブレーキシユーとは、支持部材によ
つて連結されているため、支持部材の付近に連結部材を
配置することにより、ブレーキシユー及びレインフオー
スプレートの制振作用も良好に得られる。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明
する。
する。
第1図は、この発明をシユーホールドピンを備えるド
ラムブレーキ用バツクプレートに適用した第1実施例を
示す。図中において符号1は、バツクプレートを示し、
バツクプレート1は、所定の形状にプレス成形されてほ
ぼ円板状をなす薄肉のバツクプレート本体2に、補強用
の肉厚のレインフオースプレート3を溶接固着して構成
され、レインフオースプレート3の外周部とバツクプレ
ート本体2との間には、空隙Oを形成している。
ラムブレーキ用バツクプレートに適用した第1実施例を
示す。図中において符号1は、バツクプレートを示し、
バツクプレート1は、所定の形状にプレス成形されてほ
ぼ円板状をなす薄肉のバツクプレート本体2に、補強用
の肉厚のレインフオースプレート3を溶接固着して構成
され、レインフオースプレート3の外周部とバツクプレ
ート本体2との間には、空隙Oを形成している。
このレインフオースプレート3の外周部に、ブレーキ
シユー5を支持する支持部材であるシユーホールドピン
4が固設される。シユーホールドピン4は、段付き部4a
と圧潰した基端部4bとで、レインフオースプレート3の
外周部に挟着され、雄ねじを螺刻した先端部4cがブレー
キシユー5のウエブ5aに形成した長孔5bを挿通してお
り、先端部4cに螺合させたつば付きのスロツテツドナツ
ト6をピン7にて位置決めして、ウエブ5aの図上にて上
面を支持することにより、ブレーキシユー5の浮き上が
りを抑制している。ブレーキシユー5は、バツクプレー
ト本体2のレツジ面2b上を摺動自在としてバツクレート
1に一対が対峙して配置され、ライニング5cが車輪と共
に回転するブレーキドラム8の内周面に臨み、その端部
には拡開手段であるホイールシリンダ9が介装されてい
る。
シユー5を支持する支持部材であるシユーホールドピン
4が固設される。シユーホールドピン4は、段付き部4a
と圧潰した基端部4bとで、レインフオースプレート3の
外周部に挟着され、雄ねじを螺刻した先端部4cがブレー
キシユー5のウエブ5aに形成した長孔5bを挿通してお
り、先端部4cに螺合させたつば付きのスロツテツドナツ
ト6をピン7にて位置決めして、ウエブ5aの図上にて上
面を支持することにより、ブレーキシユー5の浮き上が
りを抑制している。ブレーキシユー5は、バツクプレー
ト本体2のレツジ面2b上を摺動自在としてバツクレート
1に一対が対峙して配置され、ライニング5cが車輪と共
に回転するブレーキドラム8の内周面に臨み、その端部
には拡開手段であるホイールシリンダ9が介装されてい
る。
そして、バツクプレート本体2の通孔2aの周囲に溶接
固着したナツト部材10に、連結部材であるボルト11を裏
側から螺合させ、ボルト11の先端部をシユーホールドピ
ン4の基端部4bに圧接させ、レインフオースプレート3
の外周部とバツクプレート本体2との空隙Oにおいて、
レインフオースプレート3とバツクプレート本体2とを
連結している。このボルト11には、ゆるみ止めを施すこ
とができる。
固着したナツト部材10に、連結部材であるボルト11を裏
側から螺合させ、ボルト11の先端部をシユーホールドピ
ン4の基端部4bに圧接させ、レインフオースプレート3
の外周部とバツクプレート本体2との空隙Oにおいて、
レインフオースプレート3とバツクプレート本体2とを
連結している。このボルト11には、ゆるみ止めを施すこ
とができる。
次に第1実施例の作用について説明する。このような
構造のドラムブレーキ用バツクプレートによれば、ホイ
ールシリンダ9に圧液を供給してブレーキシユー5を拡
開すれば、ライニング5cがブレーキドラム8に摺接して
制動力が得られる。その際、ブレーキシユー5は、レツ
ジ面2b上を摺動し、またシユーホールドピン4がウエブ
5aの長孔5b内を移動して拡開し、ウエブ5aの浮き上がり
はスロツテツドナツト6によつて防止される。制動を解
除すれば、ブレーキシユー5は図外のリターンスプリン
グの作用によつて元位置に復帰する。
構造のドラムブレーキ用バツクプレートによれば、ホイ
ールシリンダ9に圧液を供給してブレーキシユー5を拡
開すれば、ライニング5cがブレーキドラム8に摺接して
制動力が得られる。その際、ブレーキシユー5は、レツ
ジ面2b上を摺動し、またシユーホールドピン4がウエブ
5aの長孔5b内を移動して拡開し、ウエブ5aの浮き上がり
はスロツテツドナツト6によつて防止される。制動を解
除すれば、ブレーキシユー5は図外のリターンスプリン
グの作用によつて元位置に復帰する。
この制動作動に際し、ブレーキシユー5の振動が、レ
ツジ面2bからバツクプレート本体2に直接、又はホイー
ルシリンダ9若しくはシユーホールドピン4を経てレイ
ンフオースプレート3に伝達され、バツクプレート本体
2を加振する。しかしながら、バツクプレート本体2の
外周部は、レインフオースプレート3と一体のシユーホ
ールドピン4の基端部4bに圧接するボルト11によつて、
肉厚のレインフオースプレート3に連結されているた
め、整然とした振動モードが形成され難く、これによつ
てバツクプレート本体2の外周部が制振され、不快なブ
レーキノイズを発生することが抑制される。また、レイ
ンフオースプレート3とブレーキシユー5とは、シユー
ホールドピン4によつて振動が伝達されるように連結さ
れているため、シユーホールドピン4にボルト11を圧接
することにより、レインフオースプレート3及びブレー
キシユー5の制振作用も同時に良好に得られる。
ツジ面2bからバツクプレート本体2に直接、又はホイー
ルシリンダ9若しくはシユーホールドピン4を経てレイ
ンフオースプレート3に伝達され、バツクプレート本体
2を加振する。しかしながら、バツクプレート本体2の
外周部は、レインフオースプレート3と一体のシユーホ
ールドピン4の基端部4bに圧接するボルト11によつて、
肉厚のレインフオースプレート3に連結されているた
め、整然とした振動モードが形成され難く、これによつ
てバツクプレート本体2の外周部が制振され、不快なブ
レーキノイズを発生することが抑制される。また、レイ
ンフオースプレート3とブレーキシユー5とは、シユー
ホールドピン4によつて振動が伝達されるように連結さ
れているため、シユーホールドピン4にボルト11を圧接
することにより、レインフオースプレート3及びブレー
キシユー5の制振作用も同時に良好に得られる。
第2図には、この発明を直角度保持ピンを備えるドラ
ムブレーキ用バツクプレートに適用した第2実施例を示
し、第1図と同一部分には同一符号を付してそれらの説
明は省略する。この実施例にあつては、補強用のレイン
フオースプレート3に、ブレーキシユー5を支持する支
持部材である直角度保持ピン12が固設される。直角度保
持ピン12は、雄ねじを螺刻したボルト状をなし、バツク
プレート本体2の通孔2a及びレインフオースプレート3
の外周部の通孔3aを挿通させ、ナツト部材13と頭部12a
とでバツクプレート本体2に固着されると共に、レイン
フオースプレート3の両側にナツト部材14,15を螺合し
て、レインフオースプレート3に固着されている。しか
して、直角度保持ピン12のレインフオースプレート3よ
りも図上にて下側部分12bが連結部材として機能し、レ
インフオースプレート3の外周部とバツクプレート本体
2との空隙Oにおいて、レインフオースプレート3とバ
ツクプレート本体2と連結すると共に、上側部分12cが
プレーキシユー5を支持する支持部材として機能する。
すなわち、直角度保持ピン12の先端は、ブレーキシユー
5のウエブ5aの一側面に摺動自在に接触し、ブレーキシ
ユー5のウエブ5aの直角度を保持している。なお、各ナ
ツト部材13,14,15には、ゆるみ止めを施すことができ
る。
ムブレーキ用バツクプレートに適用した第2実施例を示
し、第1図と同一部分には同一符号を付してそれらの説
明は省略する。この実施例にあつては、補強用のレイン
フオースプレート3に、ブレーキシユー5を支持する支
持部材である直角度保持ピン12が固設される。直角度保
持ピン12は、雄ねじを螺刻したボルト状をなし、バツク
プレート本体2の通孔2a及びレインフオースプレート3
の外周部の通孔3aを挿通させ、ナツト部材13と頭部12a
とでバツクプレート本体2に固着されると共に、レイン
フオースプレート3の両側にナツト部材14,15を螺合し
て、レインフオースプレート3に固着されている。しか
して、直角度保持ピン12のレインフオースプレート3よ
りも図上にて下側部分12bが連結部材として機能し、レ
インフオースプレート3の外周部とバツクプレート本体
2との空隙Oにおいて、レインフオースプレート3とバ
ツクプレート本体2と連結すると共に、上側部分12cが
プレーキシユー5を支持する支持部材として機能する。
すなわち、直角度保持ピン12の先端は、ブレーキシユー
5のウエブ5aの一側面に摺動自在に接触し、ブレーキシ
ユー5のウエブ5aの直角度を保持している。なお、各ナ
ツト部材13,14,15には、ゆるみ止めを施すことができ
る。
次に第2実施例の作用について説明する。このような
構造のドラムブレーキ用バツクプレートによれば、制動
時のブレーキシユー5の傾倒が直角度保持ピン12によつ
て抑制され、ブレーキシユー5がブレーキドラム8と局
部当たりを生ずることなく制動力が得られると共に、バ
ツクプレート本体2の外周部が直角度保持ピン12の下側
部分12bによつて肉厚のレインフオースプレート3に連
結され、整然とした振動モードが形成され難い構造にな
つているため、制動作動に際するバツクプレート本体2
の外周部の振動は制振され、不快なブレーキノイズを発
生することが良好に抑制される。また、レインフオース
プレート3とブレーキシユー5とは、直角度保持ピン12
上側部分12cによつて振動が伝達されるように連結され
ているが、バツクプレート本体2とレインフオースプレ
ート3とを直角度保持ピン12の下側部分12bによつて相
互に連結したことにより、レインフオースプレート3及
びブレーキシユー5の制振作動も同時に良好に得られ
る。
構造のドラムブレーキ用バツクプレートによれば、制動
時のブレーキシユー5の傾倒が直角度保持ピン12によつ
て抑制され、ブレーキシユー5がブレーキドラム8と局
部当たりを生ずることなく制動力が得られると共に、バ
ツクプレート本体2の外周部が直角度保持ピン12の下側
部分12bによつて肉厚のレインフオースプレート3に連
結され、整然とした振動モードが形成され難い構造にな
つているため、制動作動に際するバツクプレート本体2
の外周部の振動は制振され、不快なブレーキノイズを発
生することが良好に抑制される。また、レインフオース
プレート3とブレーキシユー5とは、直角度保持ピン12
上側部分12cによつて振動が伝達されるように連結され
ているが、バツクプレート本体2とレインフオースプレ
ート3とを直角度保持ピン12の下側部分12bによつて相
互に連結したことにより、レインフオースプレート3及
びブレーキシユー5の制振作動も同時に良好に得られ
る。
第1表には、第2実施例のバツクプレート1をダイナ
モメータによる試験に供した結果を示す。すなわち、バ
ツクプレート1及び従来のバツクプレートPをダイナモ
メータに取付け、ライニング5cの温度を変化させて試験
を行い、ノイズとして、1.5KHzの発生音圧を測定した。
モメータによる試験に供した結果を示す。すなわち、バ
ツクプレート1及び従来のバツクプレートPをダイナモ
メータに取付け、ライニング5cの温度を変化させて試験
を行い、ノイズとして、1.5KHzの発生音圧を測定した。
第1表から判るように従来のバツクプレートPにあつ
ては、60〜150℃の広い温度範囲において、109〜118dB
(A)のノイズを発生したが、第2図に示すバツクプレ
ート1によれば、150℃の温度において90dB(A)のノ
イズが発生しただけであり、制振作用が良好に得られて
いることが判る。また、感覚によるノイズ評価も第2図
に示すバツクプレート1では良好であつた。
ては、60〜150℃の広い温度範囲において、109〜118dB
(A)のノイズを発生したが、第2図に示すバツクプレ
ート1によれば、150℃の温度において90dB(A)のノ
イズが発生しただけであり、制振作用が良好に得られて
いることが判る。また、感覚によるノイズ評価も第2図
に示すバツクプレート1では良好であつた。
ところで、第1実施例にあつては、連結部材であるボ
ルト11の先端部をシユーホールドピン4の基端部4bに圧
接させてあるが、ボルト11の先端部をシユーホールドピ
ン4の基端部4b付近のレインフオースプレート3に圧接
させれば、バツクプレート本体2、レインフオースプレ
ート3又はブレーキシユー5の制振に関してほぼ同様の
作用を得ることができ、また第2実施例にあつては、連
結部材を直角度保持ピン12と一体に形成したが、連結部
材を直角度保持ピン12と別体に形成し、直角度保持ピン
12の付近に連結部材を配置し、レインフオースプレート
3とバツクプレート本体2とを連結しても、上記制振に
関してほぼ同様の作用を得ることができる。更には、ブ
レーキシユー5をバツクプレート本体2と非接触とし
て、支持部材であるシユーホールドピン4にて支持した
構造のドラムブレーキ用バツクプレートに対しても、こ
の発明を同様に適用できることは勿論である。
ルト11の先端部をシユーホールドピン4の基端部4bに圧
接させてあるが、ボルト11の先端部をシユーホールドピ
ン4の基端部4b付近のレインフオースプレート3に圧接
させれば、バツクプレート本体2、レインフオースプレ
ート3又はブレーキシユー5の制振に関してほぼ同様の
作用を得ることができ、また第2実施例にあつては、連
結部材を直角度保持ピン12と一体に形成したが、連結部
材を直角度保持ピン12と別体に形成し、直角度保持ピン
12の付近に連結部材を配置し、レインフオースプレート
3とバツクプレート本体2とを連結しても、上記制振に
関してほぼ同様の作用を得ることができる。更には、ブ
レーキシユー5をバツクプレート本体2と非接触とし
て、支持部材であるシユーホールドピン4にて支持した
構造のドラムブレーキ用バツクプレートに対しても、こ
の発明を同様に適用できることは勿論である。
以上の説明によつて理解されるように、この発明によ
れば、制動時にブレーキシユーがブレーキドラムと摺接
することによつて発生し、バツクプレート等に伝達され
る振動が、良好に制振され、不快なブレーキノイズが著
しく軽減されるので、簡素な構造によつて、ブレーキ装
置の品質が向上するという実用上の著効が得られる。
れば、制動時にブレーキシユーがブレーキドラムと摺接
することによつて発生し、バツクプレート等に伝達され
る振動が、良好に制振され、不快なブレーキノイズが著
しく軽減されるので、簡素な構造によつて、ブレーキ装
置の品質が向上するという実用上の著効が得られる。
第1図は、この発明の第1実施例に係るドラムブレーキ
用バツクプレートの要部を示す断面図,第2図は、この
発明の第2実施例に係るドラムブレーキ用バツクプレー
トの要部を示す断面図である。 1:バツクプレート,2:バツクプレート本体,3:レインフオ
ースプレート,4:シユーホールドピン(支持部材),5;ブ
レーキシユー,5a:ウエブ,8:ブレーキドラム,11:ボルト
(連結部材),12:直角度保持ピン(支持部材兼連結部
材),O:空隙。
用バツクプレートの要部を示す断面図,第2図は、この
発明の第2実施例に係るドラムブレーキ用バツクプレー
トの要部を示す断面図である。 1:バツクプレート,2:バツクプレート本体,3:レインフオ
ースプレート,4:シユーホールドピン(支持部材),5;ブ
レーキシユー,5a:ウエブ,8:ブレーキドラム,11:ボルト
(連結部材),12:直角度保持ピン(支持部材兼連結部
材),O:空隙。
Claims (1)
- 【請求項1】バツクプレート本体に、補強用のレインフ
オースプレートを固着し、該バツクプレート本体と該レ
インフオースプレートの外周部とに空隙を形成すると共
に、該レインフオースプレートにブレーキシユーのウエ
ブを支持する支持部材を固設したドラムブレーキ用バツ
クプレートにおいて、該支持部材の付近の前記空隙に、
該レインフオースプレートと該バツクプレート本体とを
連結する連結部材を介装したことを特徴とするドラムブ
レーキ用バツクプレート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5959289A JP2632037B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | ドラムブレーキ用バツクプレート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5959289A JP2632037B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | ドラムブレーキ用バツクプレート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02240419A JPH02240419A (ja) | 1990-09-25 |
JP2632037B2 true JP2632037B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=13117663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5959289A Expired - Lifetime JP2632037B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | ドラムブレーキ用バツクプレート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2632037B2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-14 JP JP5959289A patent/JP2632037B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02240419A (ja) | 1990-09-25 |
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