JPH1038025A - 機器据付テーブルの防振装置 - Google Patents
機器据付テーブルの防振装置Info
- Publication number
- JPH1038025A JPH1038025A JP19612596A JP19612596A JPH1038025A JP H1038025 A JPH1038025 A JP H1038025A JP 19612596 A JP19612596 A JP 19612596A JP 19612596 A JP19612596 A JP 19612596A JP H1038025 A JPH1038025 A JP H1038025A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- equipment installation
- spring mechanism
- rotating body
- vibration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
せることが可能で、高い防振効果が得られる機器据付テ
ーブルの防振装置を提供することにある。 【解決手段】 機器据付テーブル1を正のバネ定数を有
する弾性体2を介して基礎体3に防振支持した機器据付
テーブルの防振装置において、前記テーブル1と前記基
礎体3との間に、通常の正の特性をもつ正バネ(押バネ
力を発生する弾性体10)から負の特性を引き出す逆バ
ネ機構5を組込んだことを特徴とする。
Description
ては困る測定機等の機器を据え付ける機器据付テーブル
の防振装置に関するものである。
を有する弾性体を介して基礎体に防振支持した機器据付
テーブルの防振装置は知られている。
は、機器据付テーブルを低い固有振動数で支持させるこ
とができず、高い防振効果が得られないという問題があ
った。本発明は前記従来の問題を解消するためになされ
たもので、その目的は機器据付テーブルを低い固有振動
数で支持させることが可能となり、高い防振効果が得ら
れるように構成した機器据付テーブルの防振装置を提供
することにある。
めに、本発明では機器据付テーブルを正のバネ定数を有
する弾性体を介して基礎体に防振支持した機器据付テー
ブルの防振装置において、前記テーブルと前記基礎体と
の間に、通常の正の特性をもつ正バネから負の特性を引
き出す逆バネ機構を組込んだことを特徴とする。
間する第1・第2の支点部を有し該第1・第2の支点部
間を結ぶ反転境界線より上方又は片側の領域をバネ作用
域として設定した支持手段と、前記テーブルに連繋し該
テーブルの上下運動に関係して上下方向に回動する前記
第1の支点部に回転中心が軸支された回動体と、先端に
作用点を有し前記バネ作用域内で前記回動体と一体的に
回動する所定長さのモーメント腕と、前記第2の支点部
に一端を回転自在に固定し他端を前記モーメント腕の先
端作用点に回転自在に固定した押バネ力を発生する弾性
体とを具備する構成とすることが望ましい。
る防振装置を図1乃至図3に従い具体的に説明する。図
中1は振動機器又は振動しては困る測定機等の荷重Wを
有した機器11を据え付ける機器据付テーブルで、この
機器据付テーブル1は正のバネ定数を有する圧縮バネ等
の弾性体2を介して基礎体3に図1の如く防振支持され
ている。
特性を引き出す逆バネ機構で、前記テーブル1と前記基
礎体3との間に図1の如く組込まれている。この逆バネ
機構5は複数装備されることが望ましい。
向に離間する第1の支点部6aと第2の支点部7aを有
し該第1・第2の支点部間を結ぶ反転境界線aより上方
の領域をバネ作用域Sとして設定した支持手段6,7
と、前記テーブル1に連繋し該テーブルの上下運動に関
係して上下方向に回動する前記第1の支点部6aに回転
中心が軸支された回動体8と、先端に作用点9aを有し
前記バネ作用域S内で前記回動体8と一体的に回動する
所定長さのモーメント腕9と、前記第2の支点部7aに
一端を回転自在に固定し他端を前記モーメント腕9の先
端作用点9aに回転自在に固定した押バネ力を発生する
圧縮バネ等の弾性体10とを具備する構成となってい
る。
施例の場合においては扇形の滑車であって、この滑車8
aと前記テーブル1とを連繋する部材が一端を前記滑車
8aの円周上に固定し該滑車の円周沿いに巻掛けて他端
を前記テーブル1に固定したワイヤーロープやチェーン
等の張架部材4aとされている。
した状態を示しており、この状態から前記テーブル1が
機器振動等により下降し弾性体2が押し縮められると、
その変位xに従って大きくなるF=kx(kは弾性体2
のバネ定数)の力が上方に作用し、前記テーブル1をバ
ランス点に戻そうとする。
の固有振動数で振動する。このfnを十分低くするこ
と、即ち起振振動数fを固有振動数fn よりできる限り
大きくすることにより、この系は防振効果を得ることが
できる。通常、弾性体2のバネ定数kを下げることによ
って固有振動数fn を低くしようとするが、サージング
を起こし易くなる、支持が不安定になる等の問題があ
る。
ーブル1が下降するに従い、その変位xに従って大きく
なる下方への力Fs ′が作用することで、弾性体2のバ
ネ定数kを小さくするように働き、系全体の固有振動数
を下げることができる。
と作用点9a間の長さを十分にとることにより、反転境
界線aを大きく離れない範囲においては弾性体10の発
生する押バネ力は略一定とみなせる。その範囲内では作
用点9aと反転境界線aの距離に比例したトルクモーメ
ントが回動体8に加わり、変位xが増すに従って変位と
同方向の力Fs ′が大きくなって行く。従って、通常の
バネと逆の作用をすることになる。
第2の実施例においては、逆バネ機構5の回動体8を扇
形の歯車8bとし、この歯車8bと前記テーブル1とを
連繋する部材を、前記扇形歯車8bに噛合するラック歯
4cを有し前記テーブル1に縦向きに固定されたラック
部材4bとした点が前記実施例と相違している。
第3の実施例においては、逆バネ機構5の回動体8をテ
ーブル支承アーム14(先端にテーブル支持点部材14
aが設けられている)とモーメント腕9を有する回動レ
バー8dで構成した点が前記実施例と相違している。そ
の他の構成と作用は略同様であるので、同一部分に同符
号を付して詳細な説明は省略する。
第4の実施例においては、逆バネ機構5の回動体8をテ
ーブル支承アーム14(先端にテーブル支持点部材14
aが設けられている)とバネ受アーム13及びモーメン
ト腕9を有する回動レバー8dで構成し、前記バネ受ア
ーム13と支持手段7との間に前記テーブル1を防振支
持する圧縮バネからなる弾性体12を組込んだこと、前
記モーメント腕9には弾性体10の圧縮力が作用してお
り、この弾性体10とモーメント腕9とで逆バネ機構5
を構成していること等が前記実施例と相違している。そ
の他の構成と作用は略同様であるので、同一部分に同符
号を付して詳細な説明は省略する。
腕9と弾性体10とで逆バネ機構5を構成しているの
で、前記テーブル1は上下運動に対して弾性体12と逆
バネ機構5の合成された非常に低い固有振動数で支持さ
れることが可能である。
実施例を示す。この第5の実施例は前記逆バネ機構5
を、上下方向に離間する第1・第2の支点部6a,7a
を有し該第1・第2の支点部間を結ぶ反転境界線より片
側(図において左側)の領域をバネ作用域として設定し
た支持手段67と、前記テーブル1に連繋し該テーブル
の上下運動に関係して上下方向に回動する前記第1の支
点部6aに回転中心が軸支された回動体8と、先端に作
用点9aを有しバネ作用域内で前記回動体8と一体的に
回動する所定長さのモーメント腕9と、前記第2の支点
部7aに一端を回転自在に固定し他端を前記モーメント
腕9の先端作用点9aに回転自在に固定した押バネ力を
発生する弾性体10とから構成している。
第6の実施例は、シリンダ13の底壁を基礎体3とし、
機器据付テーブル1をピストンリング1aを有するピス
トンとして構成したこと、このピストン型の機器据付テ
ーブル1を前記シリンダ13の密閉内室として形成され
るガスバネ2aで防振支持する構成としたことが前記実
施例と相違している。その他の構成と作用は略同様であ
るので、同一部分に同符号を付して詳細な説明は省略す
る。
aで荷重Wを支える場合にも、逆バネ機構5の作用によ
り、変位に従って増加する反力を緩和し、系の固有振動
数を下げることができる。
トンとピストンリングとで構成される機器(例えばコン
プレッサ、エンジン、プレス機械のダイクッション等)
において、ガス圧のバネ作用による反力を緩和すること
が可能となる。
器据付テーブルと基礎体との間に、通常の正の特性をも
つ正バネから負の特性を引き出す逆バネ機構を組込んだ
ものであるから、機器据付テーブルを低い固有振動数で
支持させることが可能となり、高い防振効果が得られる
等の効果を奏する。
の防振装置を全体的に示した構成説明図。
したテーブル下降時の作用説明図。
拡大図。
図。
図。
図。
明図。
Claims (7)
- 【請求項1】 機器据付テーブルを正のバネ定数を有す
る弾性体を介して基礎体に防振支持した機器据付テーブ
ルの防振装置において、前記テーブルと前記基礎体との
間に、通常の正の特性をもつ正バネから負の特性を引き
出す逆バネ機構を組込んだことを特徴とする機器据付テ
ーブルの防振装置。 - 【請求項2】 前記逆バネ機構が横方向に離間する第1
・第2の支点部を有し該第1・第2の支点部間を結ぶ反
転境界線より上方の領域をバネ作用域として設定した支
持手段と、前記テーブルに連繋し該テーブルの上下運動
に関係して上下方向に回動する前記第1の支点部に回転
中心が軸支された回動体と、先端に作用点を有し前記バ
ネ作用域内で前記回動体と一体的に回動する所定長さの
モーメント腕と、前記第2の支点部に一端を回転自在に
固定し他端を前記モーメント腕の先端作用点に回転自在
に固定した押バネ力を発生する弾性体とを具備する構成
となっていることを特徴とする請求項1に記載の機器据
付テーブルの防振装置。 - 【請求項3】 前記逆バネ機構が上下方向に離間する第
1・第2の支点部を有し該第1・第2の支点部間を結ぶ
反転境界線より片側の領域をバネ作用域として設定した
支持手段と、前記テーブルに連繋し該テーブルの上下運
動に関係して上下方向に回動する前記第1の支点部に回
転中心が軸支された回動体と、先端に作用点を有しバネ
作用域内で前記回動体と一体的に回動する所定長さのモ
ーメント腕と、前記第2の支点部に一端を回転自在に固
定し他端を前記モーメント腕の先端作用点に回転自在に
固定した押バネ力を発生する弾性体とを具備する構成と
なっていることを特徴とする請求項1に記載の機器据付
テーブルの防振装置。 - 【請求項4】 前記逆バネ機構の回動体が扇形の滑車で
ある場合に、この滑車と前記テーブルとを連繋する部材
が一端を前記滑車の円周上に固定し該滑車の円周沿いに
巻掛けて他端を前記テーブルに固定したワイヤーロー
プ、チェーン等の張架部材であることを特徴とする請求
項2又は請求項3に記載の機器据付テーブルの防振装
置。 - 【請求項5】 前記逆バネ機構の回動体が扇形の歯車で
ある場合に、この歯車と前記テーブルとを連繋する部材
が前記扇形歯車に噛合するラック歯を有し前記テーブル
に縦向きに固定されたラック部材であることを特徴とす
る請求項2又は請求項3に記載の機器据付テーブルの防
振装置。 - 【請求項6】 前記逆バネ機構の回動体がテーブル支承
アームとモーメント腕を有する回動レバーであることを
特徴とする請求項2に記載の機器据付テーブルの防振装
置。 - 【請求項7】 前記逆バネ機構の回動体がテーブル支承
アームとバネ受アーム及びモーメント腕を有する回動レ
バーであって、前記バネ受アームと支持手段との間に前
記テーブルを防振支持する弾性体が組込まれていること
を特徴とする請求項2に記載の機器据付テーブルの防振
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8196125A JP3058832B2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 機器据付テーブルの防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8196125A JP3058832B2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 機器据付テーブルの防振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1038025A true JPH1038025A (ja) | 1998-02-13 |
JP3058832B2 JP3058832B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=16352668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8196125A Expired - Fee Related JP3058832B2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 機器据付テーブルの防振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3058832B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012503159A (ja) * | 2008-09-19 | 2012-02-02 | ユニバーシティ オブ ウルサン ファウンデーション フォー インダストリー コーポレイション | 低い固有振動数をもつ振動絶縁システム |
CN111795112A (zh) * | 2018-08-23 | 2020-10-20 | 张旺 | 一种控制器的减震装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101824104B1 (ko) * | 2015-08-03 | 2018-01-31 | 주식회사 레이언스 | 구강센서의 포장을 위한 포장재 및 포장방법 |
-
1996
- 1996-07-25 JP JP8196125A patent/JP3058832B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012503159A (ja) * | 2008-09-19 | 2012-02-02 | ユニバーシティ オブ ウルサン ファウンデーション フォー インダストリー コーポレイション | 低い固有振動数をもつ振動絶縁システム |
CN111795112A (zh) * | 2018-08-23 | 2020-10-20 | 张旺 | 一种控制器的减震装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3058832B2 (ja) | 2000-07-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4891955A (en) | Engine suspension system | |
JPH1038025A (ja) | 機器据付テーブルの防振装置 | |
JPH09303483A (ja) | 免震アイソレータ及び製鉄所用免震操作室 | |
JPH10292587A (ja) | 階段の制振構造 | |
JPH11201398A (ja) | ガスホルダのピストン支持構造 | |
US3994660A (en) | Molding machine | |
JPH1091150A (ja) | オルゴール音拡大装置 | |
JPH0521564Y2 (ja) | ||
CN211578334U (zh) | 一种静音钢琴 | |
JPH11211619A (ja) | トルク発生装置 | |
JPH04258549A (ja) | ダイナミックダンパ | |
JP5542392B2 (ja) | エレベータ巻上機の支持装置 | |
JPS62284991A (ja) | 回転型圧縮機 | |
SU1009525A1 (ru) | Вибрационное устройство | |
JP2632037B2 (ja) | ドラムブレーキ用バツクプレート | |
JPS63135628A (ja) | 構造体の振動絶縁装置 | |
US5783230A (en) | Compacting installation | |
JP2575273Y2 (ja) | クランクプレスにおけるエキセン軸の第3軸受 | |
JPH0643709Y2 (ja) | 構造物加振機等の自重支持装置 | |
JPH06285285A (ja) | ミシン | |
JP2002200391A (ja) | 洗濯機 | |
SU687429A1 (ru) | Гидравлический привод сейсмического источника вибрационного действи | |
JP2684999B2 (ja) | 電子機器の防振器 | |
JPH04314982A (ja) | 回転圧縮機の振動減衰装置 | |
JP4363937B2 (ja) | 防振マウント装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110421 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |