JP2012503159A - 低い固有振動数をもつ振動絶縁システム - Google Patents

低い固有振動数をもつ振動絶縁システム Download PDF

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Abstract

第1対象体(質量)と第2対象体(支持台)との間を連結し、前記第1対象体と第2対象体との相対運動によって、相互間で伝わる振動を絶縁させるメインスプリングが備わった既存の受動式振動絶縁システムに、追加設置する負剛性装置において、前記第1対象体と第2対象体との間のメインスプリングと並行して、第1、第2対象体の相対運動方向と直角方向に設置され、メインスプリングの剛性をそのまま維持しつつ、全体システムの変位に対する位置エネルギーの変化率を下げて、振動絶縁効果を高める負剛性装置に関する。本発明の振動絶縁システムによると、前記振動絶縁システムの固有振動数が最低(0〜1Hz)を維持するように構成され、第1、第2対象体に伝わる衝撃又は振動を効果的に絶縁させることで、車両の運転者や同乗者に安定した乗車感を提供し、機械システムの高精度を維持することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、低い固有振動数をもつ振動絶縁システムに関し、より詳細には、既存の振動絶縁システムに負剛性(Negative Stiffness)効果をもつ補助装置を取り付けて、質量(Mass:第1対象体)又は支持部(Support:第2対象体)の変位に応じた全体振動絶縁システムのポテンシャルエネルギー変化率を下げて、振動絶縁システムの固有振動数を最低限まで(理論的には、固有振動数を0Hz)、実質的には固有振動数を1Hz以下にまで下げて、0Hzの近くまで減少させて振動絶縁効果を高めるシステムに関する。
一般的に、バス、トラック、建設重装備及び各種運搬機械装置などの路面から車体を介して運転者や同乗者へと伝わる振動は、腰痛や頭痛、肩こり及び視力低下などの身体的かつ作業効率の面で悪影響をもたらすだけでなく、車両の性能面でも悪影響を及ぼすことから、上記のような問題を解消するために、上記各種車両又は装置には、サスペンションのような振動絶縁システムが適用され、凸凹の道路を走行する際に生じかねない衝撃や揺れを吸収かつ抑制し、振動を最小限化する役割を果たしている。
なお、精密機械類の場合、機械から生じる振動による影響を最小限化するために、機械と機械とを支持する支持台の間にも振動絶縁装置を使うが、特に、精密機械又は精密測定機械及びシステムのような高精度の維持が求められる場合、上記機械と支持台との間の支持点からの振動を絶縁するために、高価で複雑な能動式の絶縁装置や空気圧絶縁装置を使うのが一般的である。
このように使用される既存の振動絶縁システムをモデリングすると、図1に示されたようになる。図1を参照すると、既存の振動絶縁システム300は、第1対象体310、第2対象体320及びメインスプリング(或いは、主スプリング)330を含めて備えられ、選択的に、ダンパー(Damper)340が付加的に更に含まれることができる。
上記第1対象体310、第2対象体320は、振動及び衝撃が伝えられる対象体の一部分を意味し、上記メインスプリング330は、上記第1対象体310又は第2対象体320のうち一方の対象体から伝わる振動及び衝撃が、他方の対象体に伝わることを緩衝することで、振動絶縁の効果を生じさせる。既存の絶縁装置には、ダンパーのダンピング値を調整する方法が広く使われているものの、一方では、システムの固有振動数(Natural Frequency)値を低下させる技術を適用するのが、より効果的な方法になる。
この方法を実現するためには、固有振動数(ω=(k/m)1/2)でスプリング定数値k(Stiffness)を低く設定することが求められるが、上記スプリング定数値を低くすればするほど、システムの静的変位を増加させてシステムに求められる位置維持や正常な動作ができなくなるため、上記スプリング定数値を一定の限界値以下にまで下げることができないという問題がある。即ち、上記スプリングの剛性が低いほど、固有振動数が低くなり、絶縁効果は高くなるものの、対象体の静的たわみが大きくなり、搭乗者や機械の位置を維持できなくなってしまう。
従って、振動絶縁効果と静的位置との間の相反した効果を満たすために、スプリングの剛性値を設計するようになるため、固有振動数を或る限界値以下にまで下げることができなくなるのである。
ここで、上記のバス、トラック、建設重装備、モーターサイクル及び各種運搬機械などを含む車両(Vehicle)類、精密機械、精密測定装置などに、図1の振動絶縁モデルを適用した振動絶縁装置のうち、車両の運転者席に適用されて上記車両の運転者に伝わる振動を絶縁させる既存の振動絶縁装置を例として以下に具体的に説明する。
図2は、垂直型メインスプリングが装着された既存の運転者椅子用の振動絶縁システムを示す斜視図であり、図3は、水平型メインスプリングが装着された既存の運転者椅子用の振動絶縁システムを示す斜視図である。
図2と図3を参照すると、既存の振動絶縁システムは車体に固定設置される下部レールガード11と、上記下部レールガード11の上部に位置し、上部面にシートクッションが連結される上部レールガード12と、上記下部レールガード11と上部レールガード12との間に連結されて下部レールガード11の上下運動を上部レールガード12の運動で連動させる「X」字型の支持リンク13と、上記下部レールガード11と上部レールガード12との間、又は支持リンク13の一側に連結され、車体から伝わる振動を緩衝させるメインスプリング14を含めて備えられる。
ここで、上記メインスプリング14は、使用されるスプリングの種類に応じて、通常的に圧縮スプリング(Compression Spring)が使われた垂直型メインスプリングと、引張スプリング(Tension Spring)が使われた水平型スプリングとは分けて使用される。
図2に示すように、上記垂直型メインスプリング14の一側端は下部レールガード11の上部面に固定され、他側端は上部レールガード12の上部面に形成された固定板10に支持されるように装着され、上記振動絶縁システムに伝わる振動や衝撃を緩和する機能をもつ。
なお、図3に示すように、上記水平型メインスプリング14の両端は、上記支持リンク13の左右側のリンク回転ローラ13A、13Bにそれぞれ固定設置され、上記車両用のサスペンションシステムに伝わる振動や衝撃を緩和する機能をもつ。
このように、既存に使用されている車両用の振動絶縁システムは、上部レールガード12と下部レールガード11との間に、「X」字型支持リンク13及びメインスプリング14が装着されて生じる振動を緩衝するように構成されているが、上記メインスプリング14は運転者の体重、即ち、シートに加えられる荷重に応じてメインスプリング14の圧縮又は引っ張られる程度が異なってくるため、固有振動数の減少による振動絶縁システムの構成には限界がある。
即ち、上記固有振動数を下げるためには、メインスプリングのスプリング剛性を下げる必要があるが、これはシステムの静的たわみ量を増加させて、システム本来の機能を不可能なものにするため、メインスプリングの剛性を一定の限界値以下に下げることができなくなってしまう。
なお、既存のスプリング装着振動絶縁システムは、大概1.5〜3Hzの間の固有振動数をもっており、運転手が振動による疲れを最も感じる4〜10Hzの間の低周波帯域で高い伝達率をもつようになる。
従って、運転者が振動による疲れを最も感じる4〜10Hzの間の低周波帯域で車体から運転者に伝わる振動エネルギーを減少させるためには、サスペンションシステムの固有振動数を1Hz以下に、できるだけ低く維持するのが望ましい対策となる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、対象体に伝わる衝撃や振動を効果的に絶縁させるために、補助装置を取り付けて振動絶縁システムの変位に対するポテンシャルエネルギー変化率ができるだけ最低限の状態に維持されるようにし、極めて低い、即ち、理論的に0Hzの固有振動数をもつ振動絶縁システム、実質的に1Hz以下でありながら0Hzに近い固有振動数をもつ振動絶縁システムを提供することを、本発明の目的とする。
前記目的を達成するための本発明の一実施形態によると、第1対象体と第2対象体との間に連結され、前記第1対象体と第2対象体との間の相対運動によって相互間で伝わる振動を絶縁させるメインスプリングが備わる振動絶縁システムに、追加設置される振動絶縁システムの負剛性装置において、最初の設置時に、最大限に引っ張られたり又は最大限に圧縮された状態で設置され、前記第1対象体と第2対象体との間の相対運動によって、初期の最大引張変位又は最大圧縮変位が緩和する補助スプリングを備えた振動絶縁システムの負剛性装置を提供する。
なお、前記第1対象体と第2対象体との間に位置し、一端部は前記第1対象体の一側面に固定設置され、前記第1対象体の上下の動きに沿ってともに移動するリンク部と、前記第1対象体と第2対象体との間に位置し、一端部は前記第2対象体の一側面に固定設置される支持部とを更に備え、前記補助スプリングは、その一端が前記リンク部の他端部に連結され、その他端は前記支持部の他端部に連結されることが望ましい。
なお、前記メインスプリングの圧縮又は引張変位量に応じて、前記メインスプリングのもつポテンシャルエネルギー(Potential Energy)は中立状態より増加し、前記補助スプリングのもつポテンシャルエネルギーは前記変位量に応じて中立状態より常に減少する変化が生じるように備えられ、前記振動絶縁システムの運動エネルギーに対するポテンシャルエネルギーの時間当りの交換率が減少することにより、前記振動絶縁システムの固有振動数を1Hz以下とすることを特徴としてよい。
なお、前記補助スプリングは、第1対象体及び第2対象体の相対運動方向と直角方向に設置されることが望ましい。
なお、前記リンク部は、前記第1対象体の一側部に固定されて第1対象体の動きに沿ってともに上下運動をする第1リンク、前記第1リンクの上下の動きを前記補助スプリングの水平変位に変換する第2リンク、第2リンクと連結され、前記補助スプリングの水平往復変位を可能とし、前記支持部の一部によって、その往復運動がガイドされる第3リンクを含んでよい。
一方、本発明の別の実施形態によると、第1対象体と第2対象体との間に連結され、前記第1対象体又は第2対象体の間の相対運動によって伝わる振動を絶縁させるメインスプリングと、前記振動絶縁システムの負剛性装置を含む振動絶縁システムを提供する。
更に、本発明の更に別の実施形態によると、第1対象体に固定設置される上部レールガードと、前記上部レールガードの下部に位置して第2対象体に固定設置される下部レールガードと、前記上部レールガードと下部レールガードとの間に連結されて前記下部レールガードを中心に、前記上部レールガードを上下移動させる支持リンクと、前記上部レールガードと下部レールガードとの間に連結されたり又は前記支持リンクの一側に連結され、前記第1対象体及び第2対象体から伝わる振動を緩衝させるメインスプリングと、前記第2対象体又は前記下部レールガードの上部に固定設置される支持板と、前記支持板の一側面に固定設置され、ガイド部を備えるリンクハウジングと、前記ガイド部に挿入され、前記ガイド部内でスライディングされて水平往復移動ができるように備えられる第3リンクと、前記上部レールガードの一側部に固定されて前記上部レールガードの動きに沿ってともに上下移動するように備えられる第1リンクと、前記第1リンクの上下の動きに沿って前記第3リンクが水平往復移動するように、第3リンクと第1リンクとを連結する第2リンクを含むリンク部と、及び前記リンク部の一側に一端部が連結され、他端部は前記支持板の一側に連結される補助スプリングを含む負剛性装置を備える車両運転者椅子用の振動絶縁サスペンションシステムを提供する。
なお、前記補助スプリングは、最初の設置時に、最大限に引っ張られたり又は最大限に圧縮された状態で設置され、前記上部レールガード及び下部レールガードの相対運動によって、初期の最大引張変位又は最大圧縮変位が緩和するように備えられることが望ましい。
なお、前記メインスプリングの圧縮又は引張変位量に応じて、前記メインスプリングのもつポテンシャルエネルギー(Potential Energy)は中立状態より増加し、前記補助スプリングのもつポテンシャルエネルギーは前記変位量に応じて中立状態より常に減少する変化が生じるように備えられ、前記振動絶縁システムの運動エネルギーに対するポテンシャルエネルギーの時間当りの交換率が減少することにより、前記振動絶縁システムの固有振動数を1Hz以下とすることが望ましい。
なお、前記補助スプリングは、第1対象体及び第2対象体の相対運動方向と直角方向とに設置されることが望ましい。
本発明の別の側面に係る振動絶縁システムは、第1方向に相対運動する第1および第2対象体の間で伝わる振動を緩衝させ、中立位置でポテンシャルエネルギーが最小になる第1弾性部材と、前記第1および第2対象体の相対運動に応じてポテンシャルエネルギーが変化する第2弾性部材と、及び前記中立位置で前記第2弾性部材のポテンシャルエネルギーが最大になるように、前記第1対象体と前記第2弾性部材とを連結するリンク部と、を含む。
前記第1および第2対象体の相対位置が前記中立位置で変化することによって、前記第1弾性部材のポテンシャルエネルギーは増加してよい。
前記第1および第2対象体の相対位置が前記中立位置で変化することによって、前記第2弾性部材のポテンシャルエネルギーは減少してよい。
前記第1および第2弾性部材の全体ポテンシャルエネルギーは、前記中立位置で最小になってよい。
前記第1および第2対象体の相対位置が前記中立位置で変化することによって、前記第1および第2弾性部材の全体ポテンシャルエネルギーは増加してよい。
前記第1弾性部材は、圧縮スプリングを含んでよい。
なお、前記第1弾性部材は、引張スプリングを含んでよい。
前記第2弾性部材は、前記中立位置で最大限に圧縮されてよい。
前記圧縮スプリングは、前記第1方向とは異なる第2方向に変位することができ、前記第2方向は前記第1方向と垂直になってよい。
前記圧縮スプリングは、回転できるように固定された一端を基準に回転しながら変位してよい。
前記第2弾性部材は、前記中立位置で最大限に引っ張られる引張スプリングを含んでよい。
前記引張スプリングは前記第1方向とは異なる第2方向に変位することができ、前記第2方向は前記第1方向と垂直になってよい。
前記圧縮スプリングは、回転できるように固定された一端を基準に回転しながら変位してよい。
前記リンク部は、前記第1対象体に固定されて前記第1方向に移動する第1リンクと、前記第1リンクに連結されて前記第1リンクの移動方向を前記第2方向に転換するための第2リンクと、及び一端が前記第2リンクに連結され、他端が前記第2弾性部材の一端に連結される第3リンクとを含み、前記第2弾性部材の他端は固定されてよい。
前記第2弾性部材は、前記第2方向に変位する引張スプリングを含み、前記引張スプリングは前記中立位置で最大限に引っ張られてよい。
前記第2弾性部材は、前記第2方向に変位する圧縮スプリングを含み、前記圧縮スプリングは前記中立位置で最大限に圧縮されてよい。
前記リンク部は、前記第1対象体に固定されて前記第1方向に移動する第1リンクを含み、前記第2弾性部材は圧縮スプリングを含み、前記圧縮スプリングの一端は前記第1リンクに連結され、前記圧縮スプリングの他端は回転できるように固定されてよい。
前記圧縮スプリングは前記中立位置で最大限に圧縮され、前記第1および第2対象体の相対運動によって、前記圧縮スプリングは圧縮状態を維持しつつ、固定された前記圧縮スプリングの前記他端を基準に回転しながら変位してよい。
前記リンク部は、前記第1対象体に固定されて前記第1方向に移動し、湾曲部を備える第1リンクを含み、前記第2弾性部材の一端は前記第1リンクの前記湾曲部と接しており、前記第2弾性部材の他端は固定されてよい。
前記第2弾性部材はローラを介して前記湾曲部と接してよい。
前記第2弾性部材は圧縮スプリングを含み、前記第1および第2対象体の相対運動によって、前記圧縮スプリングは圧縮状態を維持しつつ前記湾曲部と接してよい。
前記湾曲部は、前記中立位置で前記圧縮スプリングが最大限に圧縮されるように形成されてよい。
前記第2弾性部材は引張スプリングを含み、前記第1および第2対象体の相対運動によって、前記引張スプリングが引張状態を維持しつつ前記湾曲部と接してよい。
前記湾曲部は、前記中立位置で前記引張スプリングが最大限に引っ張られるように形成されてよい。
前記リンク部は、前記第1対象体に回転できるように連結される第1リンクと、及び前記第1リンクと連結され、前記第1および第2対象体の相対運動によって回転できるように、一端が回転できるように固定される第2リンクと、を含み、前記第2弾性部材の一端は前記第2リンクの他端に連結され、前記第2弾性部材の他端は回転できるように固定されてよい。
前記第2弾性部材は引張スプリングを含み、前記第2リンクの前記一端は、前記中立位置で前記引張スプリングが最大限に引っ張られる位置に配置されてよい。
前記第2弾性部材は圧縮スプリングを含み、前記第2リンクの前記一端は、前記中立位置で前記圧縮スプリングが最大限に圧縮される位置に配置されてよい。
前記第1および第2対象体間の振動を減衰させるダンパーを更に含んでよい。
前記第2弾性部材の一端を固定させる支持部を更に含んでよい。
本発明に係る負剛性装置を適用した振動絶縁システムは、メインスプリングのみを備えた既存システムと比較して下記のような効果がある。
第一に、振動絶縁システムの固有振動数を理論的に0Hzとし、実質的には固有振動数を1Hz以下に下げて0Hzの近くまで減少させ、第1対象体及び第2対象体間の相対運動によって伝わる衝撃又は振動を効果的に絶縁させるため、搭乗者に安定した乗車感を提供したり、機械システムの高精度を維持できる効果を提供する。
第二に、既存の振動絶縁システムに取り付けられる負剛性装置の構成が簡単かつ小型であるため、製作が容易なだけでなく、上記振動絶縁システムの全体重量が増加する効果が殆どなく、耐久性に優れ、システムの維持及び補修が容易であるという長所がある。
第三に、構造が簡単で、低コストで製作できるだけでなく、既存の振動絶縁システムに簡単に取り付けたり、単純な設計変更で取り付け可能である。
従来の振動絶縁システムの動作原理を示した概略図である。 図1の振動絶縁システムの動作原理が適用された車両用の振動絶縁システムを示した斜視図である。 図1の振動絶縁システムの動作原理が適用された車両用の振動絶縁システムを示した斜視図である。 本発明に係る低い固有振動数をもつ振動絶縁システムの動作原理を示した概略図である。 図4の低い固有振動数をもつ振動絶縁システムがもつポテンシャルエネルギーの変化推移を示したグラフである。 図4の低い固有振動数をもつ振動絶縁システムの多様な実施形態に係る負剛性装置の各々の形態を示した斜視図である。 図4の低い固有振動数をもつ振動絶縁システムの多様な実施形態に係る負剛性装置の各々の形態を示した斜視図である。 図4の低い固有振動数をもつ振動絶縁システムの多様な実施形態に係る負剛性装置の各々の形態を示した斜視図である。 図4の低い固有振動数をもつ振動絶縁システムの多様な実施形態に係る負剛性装置の各々の形態を示した斜視図である。 図4の低い固有振動数をもつ振動絶縁システムの多様な実施形態に係る負剛性装置の各々の形態を示した斜視図である。 図4の低い固有振動数をもつ振動絶縁システムの多様な実施形態に係る負剛性装置の各々の形態を示した斜視図である。 図4の低い固有振動数をもつ振動絶縁システムの多様な実施形態に係る負剛性装置の各々の形態を示した斜視図である。 図4の低い固有振動数をもつ振動絶縁システムの多様な実施形態に係る負剛性装置の各々の形態を示した斜視図である。 運転者椅子用のサスペンション及び車両のメインサスペンションに適用された図4の低い固有振動数をもつ振動絶縁システムの構成及び動作原理を示した斜視図である。 運転者椅子用のサスペンション及び車両のメインサスペンションに適用された図4の低い固有振動数をもつ振動絶縁システムの構成及び動作原理を示した斜視図である。 運転者椅子用のサスペンション及び車両のメインサスペンションに適用された図4の低い固有振動数をもつ振動絶縁システムの構成及び動作原理を示した斜視図である。 運転者椅子用のサスペンション及び車両のメインサスペンションに適用された図4の低い固有振動数をもつ振動絶縁システムの構成及び動作原理を示した斜視図である。 運転者椅子用のサスペンション及び車両のメインサスペンションに適用された図4の低い固有振動数をもつ振動絶縁システムの構成及び動作原理を示した斜視図である。 マクファーソン式サスペンション(Mcperson type suspension)の車輪軸の一側に備えられた図4の振動絶縁システムの構成を示した斜視図及び正面図である。 マクファーソン式サスペンション(Mcperson type suspension)の車輪軸の一側に備えられた図4の振動絶縁システムの構成を示した斜視図及び正面図である。 ウィッシュボーン式サスペンション(Wish−bone type suspension )の車輪軸の一側に備えられた図4の振動絶縁システムの構成を示した斜視図及び正面図である。 ウィッシュボーン式サスペンション(Wish−bone type suspension )の車輪軸の一側に備えられた図4の振動絶縁システムの構成を示した斜視図及び正面図である。 図4に該当する振動絶縁システムの動作原理が適用された機械類設置デーブル用の振動絶縁システムの構成及び動作原理を示した斜視図である。 図4に該当する振動絶縁システムの動作原理が適用された機械類設置デーブル用の振動絶縁システムの構成及び動作原理を示した正面図である。 図15と図16の垂直圧縮型メインスプリングが装着されたサスペンションシステムの動作原理を簡略に示した概略図である。 図17と図18の水平引張型メインスプリングが装着されたサスペンションシステムの動作原理を簡略に示した概略図である。 本発明のメインスプリングと補助スプリング及びリンク部の形態、リンク部の設置位置の変化に応じた本発明の振動絶縁システムの構成を示した概略図である。 本発明のメインスプリングと補助スプリング及びリンク部の形態、リンク部の設置位置の変化に応じた本発明の振動絶縁システムの構成を示した概略図である。 本発明のメインスプリングと補助スプリング及びリンク部の形態、リンク部の設置位置の変化に応じた本発明の振動絶縁システムの構成を示した概略図である。 本発明のメインスプリングと補助スプリング及びリンク部の形態、リンク部の設置位置の変化に応じた本発明の振動絶縁システムの構成を示した概略図である。 本発明のメインスプリングと補助スプリング及びリンク部の形態、リンク部の設置位置の変化に応じた本発明の振動絶縁システムの構成を示した概略図である。 本発明のメインスプリングと補助スプリング及びリンク部の形態、リンク部の設置位置の変化に応じた本発明の振動絶縁システムの構成を示した概略図である。 本発明のメインスプリングと補助スプリング及びリンク部の形態、リンク部の設置位置の変化に応じた本発明の振動絶縁システムの構成を示した概略図である。 本発明のメインスプリングと補助スプリング及びリンク部の形態、リンク部の設置位置の変化に応じた本発明の振動絶縁システムの構成を示した概略図である。 本発明のメインスプリングと補助スプリング及びリンク部の形態、リンク部の設置位置の変化に応じた本発明の振動絶縁システムの構成を示した概略図である。 本発明のメインスプリングと補助スプリング及びリンク部の形態、リンク部の設置位置の変化に応じた本発明の振動絶縁システムの構成を示した概略図である。 本発明のメインスプリングと補助スプリング及びリンク部の形態、リンク部の設置位置の変化に応じた本発明の振動絶縁システムの構成を示した概略図である。 本発明のメインスプリングと補助スプリング及びリンク部の形態、リンク部の設置位置の変化に応じた本発明の振動絶縁システムの構成を示した概略図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る好適な実施形態を詳細に説明する。その前に、本明細書及び特許請求の範囲に使われる用語や単語は、通常的或いは辞書的意味に限定されて解釈されるべきではなく、発明者は自らの発明を最も最良の方法で説明するために、用語の概念を適切に定義することができるとの原則に基づき、本発明の技術的な思想に沿った意味と概念で解釈されるべきである。
従って、本明細書に記載の実施形態と図に示された構成は、本発明の最も好適な一実施形態に過ぎず、本発明の技術的思想を全て代弁するものではないため、本出願時点において、これらに代替できる多様な均等物と変形例が存在ことを理解すべきである。
以下、本発明の好適な実施形態に係る振動絶縁システムの構成及び動作原理について説明する。
図4は、本発明の低い固有振動数をもつ振動絶縁システムの動作原理を示した概略図であり、図5は、図4の低い固有振動数をもつ振動絶縁システムがもつポテンシャルエネルギーの変化推移を示したグラフであり、図6ないし図13は、図4の低い固有振動数をもつ振動絶縁システムの多様な実施形態に係る負剛性装置の各々の形態を示した斜視図である。
なお、図14ないし図18は、運転者椅子用のサスペンション及び車両のメインサスペンションに適用された図4の低い固有振動数をもつ振動絶縁システムの構成及び動作原理を示した斜視図であり、図19及び図20は、マクファーソン式サスペンション(Mcperson type suspension)の一側に備えられた図4の振動絶縁システムの構成を示した斜視図及び正面図であり、図21及び図22は、ウィッシュボーン式サスペンション(Wish−bone type suspension )の一側に備えられた図4の振動絶縁システムの構成を示した斜視図及び正面図であり、図23及び図24は、図4に該当する精密機械類設置用の振動絶縁システムの構成及び動作原理を示した斜視図及び正面図である。
更に、前記図5のX軸は本発明の振動絶縁システムに加えられる振動による変位の大きさ、Y軸はポテンシャルエネルギーの大きさを示し、曲線(A)はメインスプリンがもつポテンシャルエネルギーの変化曲線であり、曲線(B)は補助スプリングがもつポテンシャルエネルギーの変化曲線であり、曲線(C)はメインスプリングのポテンシャルエネルギーと補助スプリングのポテンシャルエネルギーとを合算した本発明の振動絶縁システムの全体ポテンシャルエネルギーの変化曲線を示す。
まず、図4ないし図13を参照しながら、本発明の低い固有振動数をもつ振動絶縁システムの構成及び動作原理を説明する。
図4に示されたように、本発明の低い固有振動数をもつ振動絶縁システム(以下、「振動絶縁システム」という)400は、第1対象体410と第2対象体420とメインスプリング(或いは、主スプリング)430及び負剛性装置500を含めて備えられ、選択的に一定のダンピング値をもつダンパー(Damper)440が付加的に更に含まれることができる。
ちなみに、ここで低い固有振動数とは、振動絶縁システムの固有振動数を理論的に0Hzとし、実質的には固有振動数を1Hz以下にまで下げて0Hzに近づけた固有振動数のことを意味する。
前記第1対象体410、第2対象体420は、振動及び衝撃が伝えられる対象体の一部分を意味し、前記対象体は振動及び衝撃が伝えられる装置及び装備、即ち、車両を含めモーターサイクル、航空機、建設装備、昇降機などと、既存の振動及び衝撃を緩和させるための振動絶縁装置が設置可能な装置及び装備は全て当該されることができる。
前記メインスプリング430は、前記第1対象体410と第2対象体420との間に位置し、前記第1対象体410と第2対象体420のうち一方の対象体から、他方の対象体に伝わる振動及び衝撃を緩和させる機能を担う。
ここで、前記図5の曲線(A)はメインスプリング430がもつポテンシャルエネルギーの変化曲線、即ち、第1対象体410と第2対象体420との間の相対変位に応じてメインスプリング430がもつ位置エネルギー関数を示し、曲線(B)は補助スプリング510がもつポテンシャルエネルギーの変化曲線、即ち、負剛性装置500内の補助スプリング510がもつ位置エネルギー関数を示す。
なお、曲線(C)は、曲線(A)と曲線(B)との和、即ち、メインスプリング430のポテンシャルエネルギーと補助スプリング510のポテンシャルエネルギーとを合算した本発明の振動絶縁システム400の全体ポテンシャルエネルギーの変化曲線を示す。
図5に示されたように、前記メインスプリング430は曲線A(メインスプリングがもつポテンシャルエネルギーの変化曲線)のように、本発明の振動絶縁システム400の第1対象体410及び第2対象体420の相対変位に応じて、メインスプリング430がもつポテンシャルエネルギーは陽(+)の変化率をもって変化するようになる。
即ち、前記メインスプリング430は、本発明の振動絶縁システム400に上下振動のない中立位置である場合、前記第1対象体410によって支持される重量とメインスプリング430の力が平衡をなす状態の静的たわみ状態でポテンシャルエネルギーは最小値をもつ。
一方で、前記振動絶縁システム400に振動及び衝撃による動的負荷が作用すると、メインスプリング430は前記中立位置から外れるようになり、ポテンシャルエネルギーが増加するようになる。
一方、前記負剛性装置500は補助スプリング510、リンク部520及び支持部530を含めて備えられ、外部動力の必要がない受動型(Passive type)振動絶縁システムに付加的に装着され、振動の絶縁効率を高める受動型付加装置である。
ここで、前記リンク部520は、前記第1対象体410と第2対象体420との間に位置し、一端部は前記第1対象体410の一側面に固定設置され、前記第1対象体410の動きに応じてともに上下移動し、他端部は前記補助スプリング510の一端と連結されるように装着される。
前記支持部530は、一端部が前記第2対象体420の一側面に固定設置され、他端部は前記補助スプリング530の他端を固定させる。
前記補助スプリング510は、前記中立位置で最大のポテンシャルエネルギーをもつ(図5参照)。第1および第2対象体410、420の相対位置が前記中立位置で変化することによって、補助スプリング510のポテンシャルエネルギーは陰(−)の変化率をもって変化するようになる。このような補助スプリング510は引張スプリング又は圧縮スプリングを含んでよい。引張スプリングを使った実施形態は図6ないし図10に該当し、圧縮スプリングを使った実施形態は図11ないし図13に該当する。説明の便宜上、ます補助スプリング510が引張スプリングである場合について説明する。
前記補助スプリング510は前記リンク部520に一端が連結され、他端は前記支持部530の他端部に連結されて前記リンク部520が前記第1対象体410とともに上下移動することによって、引張変位が変化するように備えられる。これは、前記補助スプリング510が最初設置される際に、最大限に引っ張られた状態で設置され、本発明の振動絶縁システム400に上下振動が伝わると、前記第1対象体410及び第2対象体420の上下相対運動により、初期の引張変位が変化することを意味する。
ここで、図5を参照すると、前記補助スプリング510は補助スプリング510のもつポテンシャルエネルギーの変化曲線である曲線(B)のように、本発明の振動絶縁システム400に加えられる振動の大きさに応じて、補助スプリング510がもつポテンシャルエネルギーは変化するようになる。
即ち、前記補助スプリング510は、本発明の振動絶縁システム400に上下振動がない静的負荷状態である中立位置では、最大限に引っ張られた状態であるため、前記補助スプリング510がもつポテンシャルエネルギーは最大の大きさを維持する。前記振動絶縁システム400に上下振動が伝わると、補助スプリング510の引張変位が減少するようになり、補助スプリング510のもつポテンシャルエネルギーは減少するようになる。
補助スプリング510が圧縮スプリングである場合には(図11ないし図13参照)、前記中立位置で補助スプリング510が最大限に圧縮されたことのみが異なるだけで、補助スプリング510のポテンシャルエネルギー変化は補助スプリング510が引張スプリングである場合と同様である。
一方、前記負剛性装置500は、図6ないし図13に示されたように、第1対象体410と第2対象体420との間に位置した前記リンク部520及び支持部530の形態に変化を与えることにより、多様な構造で本発明の振動絶縁システム400に装着されることができる。
ここで、図6ないし図13を参照すると、前記リンク部520は第1リンク521、第2リンク522、第3リンク523、円形リンク524及びローラ525で構成されており、前記リンク521、522、523、524又はローラ525のうち、選択された複数個のリンク又はローラの組み合わせられた構成によって、前記リンク部520の機能を行うことができることは言うまでもない。
なお、前記リンク部520と支持部530の形態及び設置位置によらず、本発明の振動絶縁システム400がもつポテンシャルエネルギーの変化は、既存にメインスプリングのみが存在していた振動絶縁システムと比較すると、緩慢に行なわれるようにすることで、前記振動絶縁システム400の固有振動数を下げることができ、設計値の要求に応じて前記固有振動数を1Hz以下に、かつ0Hzの近くまで減少させることができる。
以下、図6ないし図13をより具体的に説明する。
図6は、補助スプリング510が引張スプリングである場合の実施形態として、中立位置で補助スプリング510が最大限に引っ張られた状態を示す。第1リンク521は第1対象体410に固定され、第1対象体410の移動方向と同じ方向(即ち、上下方向)に移動する。第2リンク522の一端は第1リンク521に連結される。第3リンク523の一端は第2リンク522に連結され、第3リンク523の他端は補助スプリング510の一端に連結され、補助スプリング510の他端は固定される。第2リンク522は第1リンク521の移動方向を転換する役割をし、これにより第3リンク523は、第1リンク521の移動方向とは別の方向(即ち、水平方向)に移動するようになる。
この場合、図6のような中立位置では、補助スプリング510が最大限に引っ張られるため、補助スプリング510のポテンシャルエネルギーは最大となる。第1対象体410の位置が中立位置で変化すると、第3リンク523は図6で右側に移動するようになり、補助スプリング510の引張変位が減少するようになる。これは、補助スプリング510のポテンシャルエネルギーが減少することを意味する。従って、補助スプリング510のポテンシャルエネルギーは、図5に示されたように変化するようになる。上述のように、このような補助スプリング510のポテンシャルエネルギーの変化によって、振動絶縁システム400の全体ポテンシャルエネルギー変化率は、既存の振動絶縁システムより緩慢になることができ、これは振動絶縁システム400の固有振動数が低くなるということを意味する。
図7は、補助スプリング510が引張スプリングである場合の別の実施形態である。図6の実施形態とほぼ類似しているが、ただ第3リンク523に輪が取り付けられており、第3リンク523の移動を円滑にできるということのみが異なるため、詳細な説明は省略する。
図8は、補助スプリング510が引張スプリングである場合の更に別の実施形態として、中立位置で補助スプリング510が最大限に引っ張られた状態を示す。ここでは、ただ二つのリンク521、522が使われる。第1リンク521は第1対象体410に、回転できるように連結され、第2リンク522は第1リンク521と連結される。図8で、第1リンク521の第1対象体410の連結部分は図示されていない。ここで、第2リンク522の一端は回転できるように固定されるため、第1対象体410が移動するようになると、第2リンク522は回転できるように固定された前記一端を中心に回転するようになる。
補助スプリング510の一端は第2リンク522の他端に連結され、補助スプリング510の他端は回転できるように固定される。図6、図7での補助スプリング510は、ただその長さが変化しているが、図8の補助スプリング510は回転しながら長さが変化するようになる。これは、図6、図7に示された第3リンク523が省略されたためである。
ここで、回転できるように固定された第2リンク522の一端は、中立位置で補助スプリング510が最大限に引っ張られる位置に配置される。即ち、図8のように、中立位置に補助スプリング510がある場合、第2リンク522の一端の位置は補助スプリング510の一端と他端との間に配置される。図8のような中立位置では補助スプリング510が最大限に引っ張られるため、補助スプリング510のポテンシャルエネルギーは最大となる。第1対象体410の位置が中立位置で変化すると、第2リンク522は第2リンク522の一端を中心に回転するようになり、補助スプリング510の引張変位は減少するようになる。これは、補助スプリング510のポテンシャルエネルギーが減少することを意味する。従って、補助スプリング510のポテンシャルエネルギーは図5に示されたように変化するようになる。
図9も補助スプリング510が引張スプリングである場合の更に別の実施形態である。図6、図7の実施形態とほぼ類似しているが、ただ第1リンク521の位置が変更するということのみが異なる。第1リンク521が補助スプリング510の一端と他端との間に配置されるため、負剛性装置500の占める領域が減り、負剛性装置500を小型化することができる。
図10は、補助スプリング510が引張スプリングである場合の更に別の実施形態として、中立位置で補助スプリング510が最大限に引っ張られた状態を示す。湾曲部524Aを備える円形リンク524が使われることで上述の実施形態とは異なる。
円形リンク524は第1対象体410に固定されて第1対象体410の移動方向と同じ方向(即ち、上下方向)に移動する。補助スプリング510の一端はローラ525を介して円形リンク524の湾曲部524Aに接しており、補助スプリング510の他端は固定されるため、補助スプリング510は水平方向に変位する。ここで、補助スプリング510の引張変位は湾曲部524Aの形状によって決定される。
従って、湾曲部524Aは、中立位置で補助スプリング510が最大限に引っ張られるように形成されなければならない。例えば、図10に示されたように、湾曲部524Aは円弧状をもつことができる。この場合、図10のような中立位置では、補助スプリング510が最大限に引っ張られるため、補助スプリング510のポテンシャルエネルギーは最大となる。第1対象体410の位置が中立位置で変化すると、補助スプリング510の引張変位が減少するようになる。これは、補助スプリング510のポテンシャルエネルギーが減少することを意味する。従って、補助スプリング510のポテンシャルエネルギーは図5に示されたように変化するようになる。
図11は、補助スプリング510が圧縮スプリングである場合の実施形態として、中立位置で補助スプリング510が最大限に圧縮された状態を示す。図11に示された第1、2、3リンク521、522、523の構成は、図6のものと類似しており、
補助スプリング510の圧縮スプリングであること、及び補助スプリング510の固定位置が異なる。図11を基準に、補助スプリング510の左側一端が固定される。補助スプリング510の右側一端は第3リンク523に連結され、第3リンク523が移動するにより、補助スプリング510の右側一端が移動するようになる。
この場合、図11のような中立位置では、補助スプリング510が最大限に圧縮されるため、補助スプリング510のポテンシャルエネルギーは最大となる。第1対象体410の位置が中立位置で変化すると、第3リンク523は図6で右側に移動するようになり、補助スプリング510の右側一端も右側に移動するようになる。これは、補助スプリング510の圧縮変位が減少して補助スプリング510のポテンシャルエネルギーが減少することを意味する。従って、補助スプリング510のポテンシャルエネルギーは、図5に示されたように変化するようになる。
図12は、補助スプリング510が圧縮スプリングである場合の別の実施形態として、中立位置で補助スプリング510が最大限に圧縮された状態を示す。ここでは、ただ一つのリンク521が使用される。第1リンク521は第1対象体に固定されて第1対象体410の移動方向と同じ方向(即ち、上下方向)に移動する。補助スプリング510の一端は第1リンク521に連結され、補助スプリング510の他端は回転できるように固定される。従って、第1対象体410が移動すると、補助スプリング510は回転しながら変位する。
図12のような中立位置では、補助スプリング510が最大限に圧縮されるため、補助スプリング510のポテンシャルエネルギーは最大となる。第1対象体410の位置が中立位置で変化すると、補助スプリング510の一端は上下方向に移動するようになるため、補助スプリング510の圧縮変位が減少するようになる。これは、補助スプリング510のポテンシャルエネルギーが減少することを意味し、補助スプリング510のポテンシャルエネルギーは、図5に示されたように変化するようになる。
図13は、補助スプリング510が圧縮スプリングである場合の別の実施形態として、中立位置で補助スプリング510が最大限に圧縮された状態を示す。湾曲部524Aを備える円形リンク524が使われるということが、図10での実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。ただ、図13の実施形態でも、補助スプリング510は中立位置で最大限に圧縮され、第1対象体410の位置が中立位置で変化すると、補助スプリング510の圧縮変位が減少するようになる。従って、補助スプリング510のポテンシャルエネルギーは、図5に示されたように変化するようになる。
次に、本発明の振動絶縁システム400が車両の運転者席又は同乗者席に適用され、前記振動絶縁システム400によって前記運転者席又は同乗者席へと伝わる振動が絶縁される構成及び動作原理について説明する。
図14ないし図18を参照しながら、本発明の実施形態に係る振動絶縁システムは、下部レールガード110、上部レールガード120、支持リンク130、メインスプリング140及び負剛性装置200を含む。
まず、前記上部レールガード120は、第1対象体の一側に連結され、下部レールガード110は第2対象体の一側と連結されて備えられる。
ここで、前記第1対象体及び第2対象体は、振動及び衝撃が伝えられる対象体の一部分を意味し、前記対象体は振動及び衝撃が伝えられる装置及び装備、即ち、車両を含めモーターサイクル、航空機、建設装備、昇降機などと、既存の振動及び衝撃を緩和させるための振動絶縁装置が設置可能な装置及び装備は全て含まれることができる。
一方、前記下部レールガード110は車体に固定設置され、各角の一側には前記支持リンク130の下段部と連結されるように、リンク連結部A131Aが備えられる。
前記上部レールガード120は下部レールガード110の上部に位置し、上部面にシートクッション(図示せず)が装着され、前記メインスプリング140の一端が支持される固定板121が備えられ、各角の一側には前記支持リンク130の上段部と連結されるようにリンク連結部B131Bが形成される。
前記支持リンク130は下部レールガード110と上部レールガード120との間に位置し、下段部は前記下部レールガード110のリンク連結部A131Aと結合され、上段部は前記上部レールガード120のリンク連結部B131Bと結合され、前記下部レールガード110と上部レールガード120とが互いに連結されるように備えられ、前記下部レールガード110を中心に上部レールガード120を上下移動させる。
なお、前記支持リンク130は二つのリンクが交差する「X」字型で形成され、中央部の各リンクが交差する部分を中心に、折り畳まれて支持リンクの高さが調節され、一般的に二つ以上の支持リンク130が備えられることが望ましいが、これに限らずに、本発明の振動絶縁システムが使われる用途又はサスペンションシステムに加えられる負荷の大きさを考慮し、備えられる前記支持リンク130の数量が決められるのが望ましい。
前記メインスプリング140はスプリングの形態に応じて装着される位置が異なってくるが、図15と図16に示されたようなメインスプリング140である場合には、メインスプリング140は垂直状態で設置され、一端部は下部ガード11の上部面に支持されて固定され、他端部は上部レールガード120の下部面に支持されて装着される。
なお、図17と図18に示されたようなメインスプリング140である場合には、メインスプリング140は水平状態で設置され、メインスプリング140の両端は前記支持リンク130の左右側のリンク回転ローラ132に各々固定設置される。
このように、メインスプリング140は下部レールガード110と上部レールガード120との間に位置し、車体から伝わる振動を緩衝させる機能をもつ。
ここで、前記メインスプリング140の場合、本発明の振動絶縁システムが使われる用途と、加えられる振動の負荷の大きさの度合い及び使用環境を考慮して、エアスプリング、板スプリングなどがメインスプリング140として使用されることができる。
このとき、図5を参照すると、前記メインスプリング140は曲線A(メインスプリングがもつポテンシャルエネルギーの変化曲線)のように、本発明の振動絶縁システムの上部フレーム及び下部フレームの相対変位に応じて、メインスプリング140がもつポテンシャルエネルギーは陽の変化率をもって変化するようになる。
即ち、前記メインスプリング140は、本発明に係るサスペンションシステムに上下振動のない中立位置である、運転者の着席時に運転者の重さとスプリングの力が平衡をなす状態の静的たわみ状態では、ポテンシャルエネルギーは最小値をもつ。
一方で、前記振動絶縁システムに動的負荷が作用すると、メインスプリング140は前記中立位置から外れるようになり、ポテンシャルエネルギーが増加するようになる。
一方、図14に示されたように、前記負剛性装置200は支持板210、リンクハウジング220、リンク部230及び補助スプリング240を含めて構成される。
まず、前記支持板210は前記負剛性装置が支持されて固定されるように、車体に直接固定設置されたり、車体に装着され固定された前記下部レールガード110の上部面に固定されて設置されることができる。
なお、前記支持板210の上部面にはガイド部221を備えるリンクハウジング220が固定されて設置され、前記リンクハウジング220のガイド部221にはリンク部230は挿入されるが、前記リンク部230は第1リンク231と第2リンク232及び第3リンク233で構成される。
前記第3リンク233は、前記ガイド部221内に挿入され、内部でスライディングされて水平往復移動ができるように備えられ、前記第1リンク231は一端部が前記上部レールガード120の固定板121の一側面に支持されて固定設置されることにより、前記上部レールガード120の動きに沿ってともに上下移動するように構成される。
なお、前記第2リンク232は、前記第1リンク231の上下の動きによって、前記第3リンク233が水平往復移動するように、第1リンク231と第3リンク233とを互いに連結する機能をもつ。
ここで、図14に示された矢印の方向のように、前記第1リンク231の上下の動きに対応し、第1リンク231と連結された第2リンク232が前記第3リンク233を引っ張るようになり、補助スプリング240の引張変位を変化させる v。
一方、前記補助スプリング240は、前記リンク部230の一側に一端部が連結され、他端部は前記支持板210の一側に連結され、前記リンク部230の第3リンク233は水平往復移動することにより、引張変位が変化するように構成される。
これは、前記補助スプリング240は最初の設置時に、最大限に引張又は最大限に圧縮された状態で設置され、前記上部レールガード120及び下部レールガード110の上下相対運動により、初期の引張又は圧縮変位は緩和するように備えられることを意味する。
即ち、本発明の振動絶縁システムに上下振動が伝わると、上部レールガード120が上下移動し、前記上部レールガード120の固定板121に固定された第1リンク231もともに上下移動するようになり、前記第1リンク231と連結された第2リンク232も動作し、前記第3リンク233を水平往復移動させることとなる。
ここで、図5を参照すると、補助スプリング240は前記補助スプリング240がもつポテンシャルエネルギーの変化曲線である曲線(B)のように、本発明の振動絶縁システムに加えられる振動の大きさに応じて、補助スプリング240がもつポテンシャルエネルギーは変化するようになる。
即ち、前記補助スプリング240は、本発明の振動絶縁システムに上下振動のない静的負荷状態である中立位置では最大限に引っ張られた状態であるため、前記補助スプリング240がもつポテンシャルエネルギーは最大の大きさを維持する。前記振動絶縁システムに上下振動が伝わる場合には、補助スプリング240の引張変位が前記中立位置における引張変位より減少する。これにより、補助スプリング240がもつポテンシャルエネルギーは最大引張状態から外れるようになり、そのポテンシャルエネルギーが減少するようになるのである。
一方、図25は、図15と図16との垂直に設置されたメインスプリング140が装着された振動絶縁システムの動作原理を簡略に示した概略図であり、図26は、図17と図18との水平に設置されたメインスプリング140が装着された振動絶縁システムの動作原理を簡略に示した概略図である。
ここで、図25と図26における各(a)は、振動絶縁システムに伝わる振動のうち、上部方向への振動によって上部レールガード120が上向き運動した場合のメインスプリング140と補助スプリング240及びリンク部230が動作する構成を概略的に示した図であり、各(b)は、前記振動絶縁システムに伝わる振動がない場合、前記メインスプリング140と補助スプリング240が中立位置に位置する構成を示した図であり、各(c)は前記振動絶縁システムに伝わる振動のうち、下部方向への振動によって上部レールガード120が下向き運動した場合のメインスプリング140と補助スプリング240及びリンク部230が動作する構成を概略的に示した図である。
まず、図25を参考にすると、(b)のように前記振動絶縁システムに振動が伝わらない場合には、図5に示されたように、メインスプリング140と補助スプリング240は前記中立位置に位置し、メインスプリング140がもつポテンシャルエネルギーは最小値を維持し、補助スプリング240がもつポテンシャルエネルギーは最大値を維持するようになる。
無論、補助スプリング240がもつポテンシャルエネルギーが最大値であるが、メインスプリング140と補助スプリング240のポテンシャルエネルギーとの和、即ち、全体振動絶縁システムのポテンシャルエネルギーの和が最小値になるため、このような中立位置が維持できる。
ここで、前記中立位置は、メインスプリング140は静的たわみ状態にあり、補助スプリング240は最大引張変位を維持した状態、即ち、前記リンク部230の第2リンク232と第3リンク233とが水平となる状態を意味する。
このとき、本発明の振動絶縁システムが装着されたシートに、体重の異なる運転者が座る場合、前記メインスプリング140と補助スプリング240の変位に影響を及ぼすことになり、中立位置に変化をもたらす。
このように、運転者の体重に応じて、前記中立位置に変化が生じると、メインスプリング140の最小ポテンシャルエネルギーの位置と、補助スプリング240の最大ポテンシャルエネルギーの位置が一致しなくなるため、振動絶縁システム本来の特性を極大化できなくなってしまう。
従って、本発明に係る振動絶縁システムを適用する際には、体重に関係なく、前記メインスプリング140と補助スプリング240との最小ポテンシャルエネルギー位置と最大ポテンシャルエネルギーの位置とが中立位置で一致するように、全体振動絶縁システムを設計することが必要である。
一方、図25の(a)のように、本発明の振動絶縁システムに上部方向への振動が加えられた際には、上部レールガード120が上昇するため、メインスプリング140は本来の弾性力により、中立位置でよりも圧縮変位が減少するようになり、補助スプリング240の変位は、前記上部レールガード120と連結されたリンク部230によって引張変位が中立位置よりも減少するようになる。
従って、前記メインスプリング140の圧縮変位が減少し補助スプリング240の引張変位が減少する場合には、図5に示されたように、メインスプリング140は加えられる振動の大きさに応じてポテンシャルエネルギーが増加するようになり、補助スプリング240は加えられる振動の大きさに応じて中立位置で最大値となるポテンシャルエネルギーが減少するようになる。
なお、図25の(c)のように、本発明の振動絶縁システムに下部方向への振動が加えられた際には、上部レールガード120が下降するため、メインスプリング140の圧縮変位は上部レールガード120によって圧縮が強くなり、中立位置よりも圧縮変位が増加し、補助スプリング240は、前記リンク部230によって引張変位が減少し、中立位置よりも引張変位量が減少するようになる。
従って、この場合には、図5に示されたように、メインスプリング140は加えられる振動の大きさに比例してポテンシャルエネルギーが増加し、補助スプリング240は加えられる振動の大きさに応じてポテンシャルエネルギーが減少するようになる。
即ち、前記負剛性装置200は、前記メインスプリング140が圧縮又は引張変位量に応じて、前記メインスプリング140のポテンシャルエネルギー(Potential Energy)の変化が増加するのに対し、前記補助スプリング240のもつポテンシャルエネルギーは前記変位量に応じて減少する変化が生じるように備えられることを意味する。
このように、垂直型メインスプリング140は、本発明の振動絶縁システムに加えられる上下振動がない場合には、最小値のポテンシャルエネルギーを保持し、前記上下振動が加えられた際には、その長さが圧縮されたり引っ張られ、ポテンシャルエネルギーは常に増加するようになる。
一方で、補助スプリング240は本発明の振動絶縁システムに加えられる上下振動がない場合には、最大値のポテンシャルエネルギーを保持し、前記上下振動が加えられた際には、その長さが常に圧縮されるため、ポテンシャルエネルギーは常に減少するようになる。
従って、前記メインスプリング140と補助スプリング240とがもつポテンシャルエネルギーの和の曲線(図5の(C))は、メインスプリング140のみをもつ振動絶縁システムのポテンシャルエネルギー曲線(図5の(A))より、変位による変化率が小さくなる。
次に、メインスプリング140で使うスプリングが水平型である場合、図26を参考にすると、(b)のように前記振動絶縁システムに振動が伝わらない場合には、図5に示されたように、メインスプリング140と補助スプリング240は、前記中立位置に位置するようになり、メインスプリング140がもつポテンシャルエネルギーは最小値を維持し、補助スプリング240がもつポテンシャルエネルギーは最大値を維持するようになる。
ここで、図26の(a)のように、本発明の振動絶縁システムに上部方向への振動が加えられた際には、上部レールガード120が上昇するため、メインスプリング140は支持リンク130によって、即ち、X字型のリンクが上下方向に伸びてメインスプリング140の長さ方向には押し込まれて、引張変位が中立位置でよりも減少し、補助スプリング240は前記リンク部230によって引張変位が中立位置でよりも減少するようになる。
従って、この場合にも、図5に示されたように、メインスプリング140は加えられる振動の大きさに応じてポテンシャルエネルギーが増加するようになり、補助スプリング240は加えられる振動の大きさに応じて中立位置で最大値となるポテンシャルエネルギーが減少するようになる。
なお、図26の(c)のように、本発明の振動絶縁システムに下部方向への振動が加えられた際には、上部レールガード120が下降するため、メインスプリング140は支持リンク130によって、即ち、X字型のリンクが上下方向に縮まりメインスプリング140の長さ方向には伸びるようになり、引張変位が中立位置よりも増加し、補助スプリング240は前記リンク部230によって引張変位が中立位置でよりも減少するようになる。
従って、前記メインスプリング140は引張変位が増加し、補助スプリング240は引張変位が減少するようになり、図5に示されたように、メインスプリング140は加えられる振動の大きさに応じてポテンシャルエネルギーが増加するようになり、補助スプリング240は加えられる振動の大きさに応じて中立位置で最大値となるポテンシャルエネルギーが減少するようになるのである。
このように、前記水平型メインスプリング140は、本発明の振動絶縁システムに加えられる上下振動がない場合には、最小値のポテンシャルエネルギーを保持し、前記上下振動が加えられた際には、その長さが引っ張られたり圧縮され、ポテンシャルエネルギーは常に増加するようになる。
一方で、補助スプリング240は、本発明の振動絶縁システムに加えられる上下振動がない場合には、最大値のポテンシャルエネルギーを保持し、前記上下振動が加えられた際には、その長さが常に圧縮されるため、ポテンシャルエネルギーは常に減少するようになる。
従って、前記水平型メインスプリングを持つ場合にも、メインスプリング140と補助スプリング240とがもつポテンシャルエネルギーの和は、上述で図25を用いて説明した垂直型サスペンションシステムの場合と同様に、ポテンシャルエネルギーの変化率が減少する特性をもつようになる。
前記したように、前記メインスプリング140の形態が垂直型か水平型かによらず、本発明の振動絶縁システムのポテンシャルエネルギーの変位に対する変化率が減少するようになり、前記振動絶縁システムの固有振動数を下げることができ、設計値に応じて固有振動数を1Hz以下までに下げることができるのである。
即ち、本発明に係る振動絶縁システムは、線形スプリングを使った前記補助スプリング240のポテンシャルエネルギーの変化量が前記システムのポテンシャルエネルギー変化率を減少させ、前記全体システムの運動エネルギーに対するポテンシャルエネルギーの時間当りの交換率が減少し、前記振動絶縁システムの固有振動数を1Hz以下までに下げることができることを意味する。
一方、本発明の振動絶縁システムは、メインスプリング140と補助スプリング240、及び上部レールガード120と補助スプリング240とを連結するリンク部230の各々の形態と設置される位置は、多様に変更して設計できることは言うまでもなく、多様な変更を通じて、本発明は負剛性線形スプリングを使って、前記システムのポテンシャルエネルギー変化率を減少させて前記振動絶縁システムの固有振動数を下げることができる。
ここで、図27ないし図38は、本発明の振動絶縁システムに備えられるメインスプリングの形態(引張スプリンクか又は圧縮スプリングか否か)、補助スプリングの形態(引張スプリングか圧縮スプリングか又は板スプリングか否か)、リンク部の形態(1段、2段、3段の区分か角切型か又は円筒型か否か)、リンク部の設置位置(上部レールガード、下部レールガード又は上部レールガードと下部レールガードとの間など)に変化を与え、本発明の振動絶縁システムの構成を示す図である。
図27ないし図38を参照すると、メインスプリングと補助スプリングとが、圧縮スプリングであるか引張スプリングであるかを含み、リンク部の形態と設置位置とは関係なく、本発明の振動絶縁システムがもつポテンシャルエネルギーの変化が円滑に行なわれることで、前記振動絶縁システムの固有振動数を下げることができ、設計値の要求に応じて、前記固有振動数を1Hz以下とし、0Hzの近くまで減少させることができる。
図27ないし図32は、メインスプリングが垂直に設置された場合を示した。図27ないし図30では、圧縮スプリングが補助スプリングとして使われ、中立位置で圧縮スプリングが最大限に圧縮される。図31ないし図32では、引張スプリングが補助スプリングとして使われ、中立位置で引張スプリングが最大限に引っ張られる。図6ないし図13を参照し、負剛性装置の多様な構成を説明してきたため、当業者は図27ないし図32の構成を容易に理解できると判断され、具体的な説明は省略する。
一方、上述のように、本発明の振動絶縁システムは、各種車両に備えられる運転者用のシートに適用される振動絶縁システムに限定して説明したが、これに限らずに、道路走行時に生じる振動を抑制する車両サスペンションシステムや機械を支持する機械支持システムなどにも同様に適用されることができる。
例えば、図19ないし図22に示すように、本発明の振動絶縁システム400の動作原理が適用された前記負剛性装置500が車両の車輪軸610の一側部に装着され、前記車両のタイヤから伝わる振動又は衝撃を絶縁させることができる構成を実現できる。
なお、本振動絶縁システム400は上記のような車両でない、振動を生じさせる機械類の場合、図23と図24に示されたように、機械から生じる振動や騒音を軽減するために、前記機械と前記機械との重量を支持する支持台間にも適用可能である。このとき、前記第1対象体710の上部には前記機械が位置してよく、前記第2対象体720の下部には前記支持台が位置してよい。
ここで、前記第1対象体710及び第2対象体720の上下相対運動によるメインスプリング730の引張変位量に応じて、前記メインスプリング730がもつポテンシャルエネルギーの変化が増加するのに対し、負剛性装置500の補助スプリングがもつポテンシャルエネルギーは前記変位量に対応して減少する変化が生じるように備えられる。
前記車両の車輪軸の一側部に装着された振動絶縁システムと、前記機械と機械との支持台間に装着された振動絶縁システムにおいて、前記補助スプリングのポテンシャルエネルギーの変化量が全体システムのポテンシャルエネルギー変化率を減少させ、前記システムの固有振動数を下げる動作原理については、図4を参照して上述した本発明の振動絶縁システムの動作原理と同様であるため、以下更なる説明は省略する。
以上をまとめると、本発明は変位に応じたシステムのポテンシャルエネルギー変化率を低く維持するために、既存のシステムに負剛性装置を使う。メインスプリングのみを使う既存の、又は設計される振動絶縁装置に適用される負剛性装置は、負剛性装置のスプリング変位が第1対象体(質量)と第2対象体(支持台)との間の相対変位と直角をなすように、並列で装着されてよい(図4)。
このとき、負剛性装置は、線形スプリングとそのスプリングの変位を第1対象体と第2対象体との間の相対変位と連動させるリンクを含むことができる。ここで、前記補助スプリングは、最初の設置時の引っ張られた又は圧縮された状態で設置され、前記第1対象体及び第2対象体の相対運動によって、初期の引張又は圧縮変位が緩和するとき、補助スプリングのポテンシャルエネルギーが減少するように構成されなければならない。前記既存システムのメインスプリングの圧縮または引張変位量に応じて、前記メインスプリングのポテンシャルエネルギー(Potential Energy)の変化が増加するのに対し、前記補助スプリングがもつポテンシャルエネルギーは変位量に応じて減少して両エネルギーの和であるシステム全体エネルギーは、その変化率が低下し、振動絶縁システムの固有振動数は極めて低い状態を保つことができるようになる。上述の実施形態では、引張スプリングと圧縮スプリングとが補助スプリングとして使われる場合のみを説明したが、引張スプリングや圧縮スプリングの以外の多様なスプリング又は別の弾性部材が使用されることができることは自明である。
負剛性装置は、前記第1対象体の一側部に固定されて第1対象体の動きに沿ってともに上下運動をする上下運動リンク(第1リンク:521)、前記第1リンクの上下動きを補助スプリングの水平変位に変換するリンク(第2リンク:522)、第1リンクで第2リンクを経てスプリングの水平往復変位を可能とするスプリング案内支持リンク(第3リンク:523)、第3リンクの往復運動を拘束する支持部(ガイド:530)で構成されるのが一般的な形態である。既存システムの構造に従って第3リンクは省略された構造(図8、図9)、第3リンクが省略されて第1リンクと第2リンクが一つに結合された形態(図10)、スプリングが第3リンクと第1リンクの役割を代りに行なう形態(図12)、第1リンクと第2リンクとが結合された形態(図13)など、多様な形態で設計されることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識をもつ者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

Claims (46)

  1. 第1対象体と第2対象体との間に連結され、前記第1対象体と第2対象体との間の相対運動によって相互間で伝わる振動を絶縁させるメインスプリングが備わる振動絶縁システムに追加設置される振動絶縁システムの負剛性装置において、
    最初の設置時に、最大限に引っ張られたり又は最大限に圧縮された状態で設置され、前記第1対象体と第2対象体との相対運動によって、初期の最大引張変位又は最大圧縮変位が緩和する補助スプリングを備えた振動絶縁システムの負剛性装置。
  2. 前記第1対象体と第2対象体との間に位置し、一端部は前記第1対象体の一側面に固定設置され、前記第1対象体の上下の動きに沿ってともに移動するリンク部と、
    前記第1対象体と第2対象体との間に位置し、一端部は前記第2対象体の一側面に固定設置される支持部と、
    を更に備え、
    前記補助スプリングは、その一端が前記リンク部の他端部に連結され、その他端は前記支持部の他端部に連結されることを特徴とする請求項1に記載の振動絶縁システムの負剛性装置。
  3. 前記メインスプリングの圧縮又は引張変位量に応じて、前記メインスプリングのもつポテンシャルエネルギー(Potential Energy)は中立状態より増加し、前記補助スプリングのもつポテンシャルエネルギーは前記変位量に応じて中立状態より常に減少する変化が生じるように備えられ、前記振動絶縁システムの運動エネルギーに対するポテンシャルエネルギーの時間当りの交換率が減少することにより、前記振動絶縁システムの固有振動数を1Hz以下とすることを特徴とする請求項2に記載の振動絶縁システムの負剛性装置。
  4. 前記補助スプリングは、第1対象体及び第2対象体の相対運動方向と直角方向に設置されることを特徴とする請求項2に記載の振動絶縁システムの負剛性装置。
  5. 前記リンク部は、
    前記第1対象体の一側部に固定されて第1対象体の動きに沿ってともに上下運動をする第1リンクと、
    前記第1リンクの上下の動きを前記補助スプリングの水平変位に変換する第2リンクと、
    第2リンクと連結され、前記補助スプリングの水平往復変位を可能とし、前記支持部の一部によって、その往復運動がガイドされる第3リンクと、
    を含むことを特徴とする請求項2に記載の振動絶縁システムの負剛性装置。
  6. 第1対象体と第2対象体との間に連結され、前記第1対象体又は第2対象体の間の相対運動によって伝わる振動を絶縁させるメインスプリングと、
    前記請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の振動絶縁システムの負剛性装置と、
    を含む振動絶縁システム。
  7. 第1対象体に固定設置される上部レールガードと、
    前記上部レールガードの下部に位置して第2対象体に固定設置される下部レールガードと、
    前記上部レールガードと下部レールガードとの間に連結されて前記下部レールガードを中心に、前記上部レールガードを上下移動させる支持リンクと、
    前記上部レールガードと下部レールガードとの間に連結されたり又は前記支持リンクの一側に連結され、前記第1対象体及び第2対象体から伝わる振動を緩衝させるメインスプリングと、
    前記第2対象体又は前記下部レールガードの上部に固定設置される支持板と、
    前記支持板の一側面に固定設置され、ガイド部を備えるリンクハウジングと、
    前記ガイド部に挿入され、前記ガイド部内でスライディングされて水平往復移動ができるように備えられる第3リンクと、前記上部レールガードの一側部に固定されて前記上部レールガードの動きに沿ってともに上下移動するように備えられる第1リンクと、前記第1リンクの上下の動きに沿って前記第3リンクが水平往復移動するように、第3リンクと第1リンクとを連結する第2リンクを含むリンク部と、
    前記リンク部の一側に一端部が連結され、他端部は前記支持板の一側に連結される補助スプリングを含む負剛性装置を備える車両運転者椅子用の振動絶縁サスペンションシステム。
  8. 前記補助スプリングは、最初の設置時に、最大限に引っ張られたり又は最大限に圧縮された状態で設置され、前記上部レールガード及び下部レールガードの相対運動によって、初期の最大引張変位又は最大圧縮変位が緩和するように備えられることを特徴とする請求項7に記載の車両運転者椅子用の振動絶縁サスペンションシステム。
  9. 前記メインスプリングの圧縮又は引張変位量に応じて、前記メインスプリングのもつポテンシャルエネルギー(Potential Energy)は中立状態より増加し、前記補助スプリングのもつポテンシャルエネルギーは前記変位量に応じて中立状態より常に減少する変化が生じるように備えられ、前記振動絶縁システムの運動エネルギーに対するポテンシャルエネルギーの時間当りの変換率が減少することにより、前記振動絶縁システムの固有振動数を1Hz以下とすることを特徴とする請求項8に記載の車両運転者椅子用の振動絶縁サスペンションシステム。
  10. 前記補助スプリングは、第1対象体及び第2対象体の相対運動方向と直角方向とに設置されることを特徴とする請求項8に記載の車両運転者椅子用の振動絶縁サスペンションシステム。
  11. 第1方向に相対運動する第1および第2対象体の間で伝わる振動を緩衝させ、中立位置でポテンシャルエネルギーが最小になる第1弾性部材と、
    前記第1および第2対象体の相対運動に応じてポテンシャルエネルギーが変化する第2弾性部材と、
    前記中立位置で前記第2弾性部材のポテンシャルエネルギーが最大になるように、前記第1対象体と前記第2弾性部材とを連結するリンク部と、
    を含むことを特徴とする振動絶縁システム。
  12. 前記第1および第2対象体の相対位置が前記中立位置で変化することによって、前記第1弾性部材のポテンシャルエネルギーは増加することを特徴とする請求項11に記載の振動絶縁システム。
  13. 前記第1および第2対象体の相対位置が前記中立位置で変化することによって、前記第2弾性部材のポテンシャルエネルギーは減少することを特徴とする請求項11に記載の振動絶縁システム。
  14. 前記第1および第2弾性部材の全体ポテンシャルエネルギーは、前記中立位置で最小になることを特徴とする請求項11に記載の振動絶縁システム。
  15. 前記第1および第2対象体の相対位置が前記中立位置で変化することによって、前記第1および第2弾性部材の全体ポテンシャルエネルギーは増加することを特徴とする請求項14に記載の振動絶縁システム。
  16. 前記第1弾性部材は、圧縮スプリングを含むことを特徴とする請求項11に記載の振動絶縁システム。
  17. 前記第1弾性部材は、引張スプリングを含むことを特徴とする請求項11に記載の振動絶縁システム。
  18. 前記第2弾性部材は、前記中立位置で最大限に圧縮される圧縮スプリングを含むことを特徴とする請求項11に記載の振動絶縁システム。
  19. 前記圧縮スプリングは、前記第1方向とは異なる第2方向に変位することを特徴とする請求項18に記載の振動絶縁システム。
  20. 前記第2方向は前記第1方向と垂直になることを特徴とする請求項19に記載の振動絶縁システム。
  21. 前記圧縮スプリングは、回転できるように固定された一端を基準に回転しながら変位することを特徴とする請求項18に記載の振動絶縁システム。
  22. 前記第2弾性部材は、前記中立位置で最大限に引っ張られる引張スプリングを含むことを特徴とする請求項11に記載の振動絶縁システム。
  23. 前記引張スプリングは、前記第1方向とは異なる第2方向に変位することを特徴とする請求項22に記載の振動絶縁システム。
  24. 前記第2方向は、前記第1方向と垂直になることを特徴とする請求項23に記載の振動絶縁システム。
  25. 前記引張スプリングは、回転できるように固定された一端を基準に回転しながら変位することを特徴とする請求項22に記載の振動絶縁システム。
  26. 前記リンク部は、
    前記第1対象体に固定されて前記第1方向に移動する第1リンクと、
    前記第1リンクに連結されて前記第1リンクの移動方向を前記第2方向に転換するための第2リンクと、
    一端が前記第2リンクに連結され、他端が前記第2弾性部材の一端に連結される第3リンクと、
    を含み、
    前記第2弾性部材の他端は固定されることを特徴とする請求項11に記載の振動絶縁システム。
  27. 前記第2方向は、前記第1方向と垂直になることを特徴とする請求項26に記載の振動絶縁システム。
  28. 前記第2弾性部材は前記第2方向に変位する引張スプリングを含み、
    前記引張スプリングは前記中立位置で最大限に引っ張られることを特徴とする請求項26に記載の振動絶縁システム。
  29. 前記第2弾性部材は前記第2方向に変位する圧縮スプリングを含み、
    前記圧縮スプリングは前記中立位置で最大限に圧縮されることを特徴とする請求項26に記載の振動絶縁システム。
  30. 前記リンク部は、前記第1対象体に固定されて前記第1方向に移動する第1リンクを含み、
    前記第2弾性部材は圧縮スプリングで含み、
    前記圧縮スプリングの一端は前記第1リンクに連結され、
    前記圧縮スプリングの他端は回転できるように固定されることを特徴とする請求項11に記載の振動絶縁システム。
  31. 前記圧縮スプリングは前記中立位置で最大限に圧縮され、
    前記第1および第2対象体の相対運動によって、前記圧縮スプリングは圧縮状態を維持しつつ、固定された前記圧縮スプリングの前記他端を基準に回転しながら変位することを特徴とする請求項30に記載の振動絶縁システム。
  32. 前記リンク部は、前記第1対象体に固定されて前記第1方向に移動し、湾曲部を備える第1リンクを含み、
    前記第2弾性部材の一端は前記第1リンクの前記湾曲部と接しており、
    前記第2弾性部材の他端は固定されることを特徴とする請求項11に記載の振動絶縁システム。
  33. 前記第2弾性部材はローラを介して前記湾曲部と接することを特徴とする請求項32に記載の振動絶縁システム。
  34. 前記第2弾性部材は圧縮スプリングを含み、
    前記第1および第2対象体の相対運動によって、前記圧縮スプリングは圧縮状態を維持しつつ前記湾曲部と接することを特徴とする請求項32に記載の振動絶縁システム。
  35. 前記湾曲部は、前記中立位置で前記圧縮スプリングが最大限に圧縮されるように形成されることを特徴とする請求項34に記載の振動絶縁システム。
  36. 前記第2弾性部材は引張スプリングを含み、
    前記第1および第2対象体の相対運動によって、前記引張スプリングは引張状態を維持しつつ前記湾曲部と接することを特徴とする請求項32に記載の振動絶縁システム。
  37. 前記湾曲部は、前記中立位置で前記引張スプリングが最大限に引っ張られるように形成されることを特徴とする請求項36に記載の振動絶縁システム。
  38. 前記リンク部は、
    前記第1対象体に回転できるように連結される第1リンクと、
    前記第1リンクと連結され、前記第1および第2対象体の相対運動によって回転できるように、一端が回転できるように固定される第2リンクと、
    を含み、
    前記第2弾性部材の一端は前記第2リンクの他端に連結され、前記第2弾性部材の他端は回転できるように固定されることを特徴とする請求項11に記載の振動絶縁システム。
  39. 前記第2弾性部材は引張スプリングを含み、
    前記第2リンクの前記一端は、前記中立位置で前記引張スプリングが最大限に引っ張られる位置に配置されることを特徴とする請求項38に記載の振動絶縁システム。
  40. 前記第2弾性部材は圧縮スプリングを含み、
    前記第2リンクの前記一端は、前記中立位置で前記圧縮スプリングが最大限に圧縮される位置に配置されることを特徴とする請求項38に記載の振動絶縁システム。
  41. 前記第1および第2対象体間の振動を減衰させるダンパーを更に含むことを特徴とする請求項11に記載の振動絶縁システム。
  42. 前記第2弾性部材の一端を固定させる支持部を更に含むことを特徴とする請求項11に記載の振動絶縁システム。
  43. 前記振動絶縁システムの固有振動数は1Hz以下であることを特徴とする請求項11に記載の振動絶縁システム。
  44. 請求項11ないし請求項43のいずれか一項に係る振動絶縁システムを含む車両運転者椅子用の振動絶縁サスペンションシステム。
  45. 請求項11ないし請求項43のいずれか一項に係る振動絶縁システムを含む自動車サスペンションシステム。
  46. 請求項11ないし請求項43のいずれか一項に係る振動絶縁システムを含む機械支持システム。
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