JP3108885B2 - プレス機械 - Google Patents

プレス機械

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JP3108885B2
JP3108885B2 JP03169006A JP16900691A JP3108885B2 JP 3108885 B2 JP3108885 B2 JP 3108885B2 JP 03169006 A JP03169006 A JP 03169006A JP 16900691 A JP16900691 A JP 16900691A JP 3108885 B2 JP3108885 B2 JP 3108885B2
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聞夫 江嶋
泰郎 鮫島
一哉 今村
賢二 西川
滋樹 本多
嘉隆 西原
宏秀 佐藤
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Komatsu Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/04Frames; Guides
    • B30B15/047C-shaped frames
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
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    • B30B15/0076Noise or vibration isolation means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレームの側面形状を
C形に形成し、その下側のあご部にベッドを、上側のあ
ご部にスライドを取付けてなるプレス機械で、特にこれ
のサイドフレームを補強したプレス機械に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図7は上記プレス機械を示すもので、プ
レス機械1のフレーム2の側面形状は、C形になってい
て、これの下あご部にベッド4が、また上あご部にスラ
イド5及びこれを駆動する駆動部が支持されている。そ
して主軸の回転によりスライド5が下降してこれに固着
した上型(パンチ)6がベッド4上に載置してボルスタ
4aに取付けた下型7上の図示しない被打ち抜き材であ
るワークを打ち抜き成形するようになっている。従来の
上記プレス機械にあっては、(1)、フレームの振動、
騒音をおさえるために、例えばフレーム表面に制振材料
を貼付けたり、あるいは、(2)、プレス機械全体をボ
ックスにより囲って騒音を遮断していた(例えば「プレ
ス機械の騒音対策例」日本騒音制御工学会、技術発表会
講論文集、平成元年、P141)。さらに図8、図9に
示すように、(3)サイドフレーム8の内側面に1枚の
板状のL字状の補強材9を貼付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術のう
ち、(1)のもののように制振材料を貼付する場合、こ
の制振材料の厚さは少なくともフレームの板厚以上のも
のが必要となり、その結果、例えば、フレームの板厚が
22mmとすると、合計で50mm程度となり、プレス
機械全体の重量増加をまねき、コスト的にも実用性に欠
ける欠点があった。また(2)のように、プレス機械全
体をボックスにて囲うものは、プレス作業上の問題、工
場内の作業領域を多く占有する問題、及びコスト的な問
題があった。さらに(3)のものにあっては、サイドフ
レーム8の補強材として1枚の板状部材を貼付け固着す
る構造であるため、フレームの口開きに対する補強効果
は少なかった。またこの従来の補強材9は上あご部より
上方に延長されていたが、この部分には小さな負荷しか
作用せず、補強材としての効率が悪かった。
【0004】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、プレス機械の外部に特別な装置を設置することな
く、またプレス機械全体の重量の増加が少なく、しかも
口開き方向の荷重に対して効率よく補強することができ
るようにして低騒音で高精度なプレス機械を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者らはプレス機械の振動、騒音の発生にメカ
ニズムを解明した。図7に示すプレス機械1において、
まずスライド5が主軸の回転により下降してこれに固着
した上型(パンチ)6がベッド4のボルスタ4a上に取
付けた下型7上の図示しない被打ち抜き材であるワーク
を打ち抜く際に、プレス機械1のフレーム2はワークの
剪断抵抗を受けて上、下のあご間においてフレーム2を
口開きさせるような大きな力が作用する。ついでワーク
にクラックが生じ、急激に破断する。このワークの破断
により、それまで受けていた負荷が抜け、除荷衝撃とな
り、これがプレス機械全体に伝播して騒音、振動が発生
する。またフレーム2に、これを口開きする力が作用す
ると、上型6と下型7の間に心ずれが生じ、これが加工
品の精度に影響を及ぼす。図10は打ち抜き荷重と騒音
の関係を示す。この図に示されるように、打ち抜き荷重
が小さいとき、すなわち、フレーム2の口開き変形量が
小さい程騒音は小さいことがわかる。また音を低減させ
るためのもう一つの手段として音を放射する部位を除去
することが考えられる。実験の結果、サイドフレーム後
側上部から発する部位から発する音が機械全体の騒音の
うち20%を占め、この部分が最も騒音を発する部位で
あることが解明された。従ってこの部分を除去すること
により騒音は低減される。
【0006】本発明はこのことに基づいてなされたもの
で、その構成は、フレーム2の側面形状がC形に形成さ
れ、その下側あご部のベッドにボルスタを、上側あご部
にスライド及びこれを駆動する駆動系を設けたプレス機
械において、フレームの両側部を構成する板状のサイド
フレームの後側上部に略逆台形状の抜き穴を設け、また
このサイドフレームの上あご部の上部の側面に上記穴と
略同一形状で、かつサイドフレームの板厚と略同一の補
強板を貼着し、また、サイドフレームの内側面に、下あ
ご部からプレス作業領域の全高さhにわたってL字状
で、かつ板状の補強部材を重ね合わせ固着した構成とな
っている。さらに、フレームの両側部を構成する板状の
サイドフレームの内側後端部の上下方向中間に、上下方
向に補強板を固着した構成となっている。そしてさらに
上記各構成を合わせ持った構成となっている。
【0007】
【作 用】サイドフレームの後側上部の面積が減少し
てここで発生する騒音、振動が減少する。またC形サイ
ドフレームの切欠き部が補強される。また、サイドフレ
ームが、これのプレス作業領域に重ね合せ固着された補
強部材にて補強される。さらに、サイドフレームの後端
部が補強され、フレームの前後方向の変形が従来のもの
に比較して減少される。このような、補強によって変形
量が減少し打ち抜き音が低減される。
【0008】
【実 施 例】本発明の実施例を図1から図6に基づい
て説明する。図1は本発明の第1の実施例を示すもの
で、プレス機械1の左右のサイドフレーム10の後側上
部に略逆台形状の抜き穴11を設ける。またサイドフレ
ーム10の前側の上あご部上方の切欠き部12に、これ
の側面を閉じる形状、例えば略逆台形状の補強板13を
溶接等にて固着する。この補強板13は上記抜き穴11
にて切り抜いた部材の廃材をそのまま用いる。上記構成
により、サイドフレーム10のうち、騒音、振動に大き
く寄与する部分である後側上部の面積が減少して、ここ
で発生する騒音、振動が減少する。また高負荷がかかる
上あご部上方の切欠き部12は補強板13にて補強さ
れ、口開き量が従来例に比べて約10%減少した。
【0009】図2から図5は本発明の第2の実施例を示
すもので、サイドフレーム10aの内側面で、かつC形
部の下あご部14からプレス作業領域部15の高さhに
わたってL字状に、補強材16が貼付けてある。この補
強材16は第1補強部材16aと第2補強部材16bと
が2段重ね状に貼付け固着してある。この両補強部材1
6a,16bは図3,図4,図5に示すようになってい
て、サイドフレーム10aのプレス作業領域15の高さ
をhとすると、両補強部材16a,16bの幅W1 ,W
2 は、 W1 =1/2h、W=1/3h であり、両補強部材16a,16bの板厚t1 ,t2
比は t1 :t2 =1:2.2 である。これらの実際の寸法の一例をあげると、 h=450mm W1 =225mm、W2 =150mm t1 =32mm、t2 =70mm である。上記構成において、フレームに作用する口開き
荷重は第1・第2の補強部材16a,16bにて補強さ
れる。なお上記補強材16はサイドフレーム10aの外
側面に貼付けてもよい。また、両補強部材16a,16
bはサイドフレーム10aの内外両面に別々に貼付され
てもよい。
【0010】図6は本発明の第3の実施例を示すもの
で、プレス機械1の左右のサイドフレーム10bの内側
後端部に、補強板17が上下方向に固着してある。今、
サイドフレーム10bの奥行き寸法をL、高さをH、板
厚をTとしたときに、上記補強板17の幅SはS=0.
08Lであり、また厚さ(サイドフレーム10bに対し
て直角方向の寸法)は1.5Tであり、さらに、補強板
17の上端の高さH1 はH1 =0.77H、高さ方向の
幅H2 はH2 =0.48Hになっている。上記各寸法の
一例をあげると、 L=1250mm、T=55mm、H=2210mm、
1 =1702mm、H2 =1061mmである。この
実施例では、フレームの前後方向の変形が従来のものに
比較して約10%減少した。
【0011】
【発明の効果】本発明において、フレームの両側部を構
成する板状のサイドフレームの後側上部に略逆台形状の
抜き穴を設け、またこのサイドフレームの上あご部の上
部の側面に上記穴と略同一形状で、かつサイドフレーム
の板厚さと略同一の補強板を貼着した構成により、プレ
ス機械の外部に特別な装置を設置することなく、またプ
レス機械全体の重量が増加することなしに、プレス機械
の振動、騒音を低減でき、しかもプレス機械の静的精度
を向上することができる。また、サイドフレームの内外
面の少なくとも一側面に、下あご部からプレス作業領域
の全高さhにわたってL字状で、かつ板状の補強部材を
重ね合わせ固着した構成により、あご部の口開き方向の
荷重に対して効率よく補強することができる。さらに、
フレームの両側部を構成する板状のサイドフレームの内
側後端部の上下方向中間に、上下方向に補強板を固着し
た構成により、フレームの口開き方向の変形が小さくな
り、従ってプレス機械をボックスにて囲わなくても騒音
を低くして用いることができると共に、加工精度を向上
することができる。そしてさらに上記構成を綜合した構
成にすることにより、上記各構成の作用効果が相乗され
て騒音を約3dBA低減することができ、これは騒音放
射エネルギが半減されたことを意味し、本発明は騒音低
減の効果があることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す側面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す側面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面矢視図である。
【図4】補強部材の平面図である。
【図5】補強部材の平面図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示す側面図である。
【図7】プレス機械の全体斜視図である。
【図8】従来のサイドフレームの内側面図である。
【図9】図8のB−B線に沿う断面矢視図である。
【図10】打ち抜き荷重と騒音の関係を示す線図であ
る。
【符号の説明】
1 プレス機械、2 フレーム、10,10a,10b
サイドフレーム、11抜き穴、12 切欠き部、1
3,17 補強板、14 下あご部、15 作業領域
部、16 補強材、16a,16b 補強部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 賢二 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松 製作所 研究所内 (72)発明者 本多 滋樹 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松 製作所 研究所内 (72)発明者 西原 嘉隆 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松 製作所 研究所内 (72)発明者 佐藤 宏秀 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松 製作所 研究所内 (56)参考文献 実開 平2−76698(JP,U) 実開 昭59−124697(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B30B 15/04 B30B 15/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームの側面形状がC形に形成され、
    その下側あご部のベッドにボルスタを、上側あご部にス
    ライド及びこれを駆動する駆動系を設けたプレス機械に
    おいて、フレームの両側部を構成する板状のサイドフレ
    ームの後側上部に略逆台形状の抜き穴を設け、またこの
    サイドフレームの上あご部の上部の側面に上記穴と略同
    一形状で、かつサイドフレームの板厚と略同一の補強板
    を貼着したことを特徴とするプレス機械。
  2. 【請求項2】 フレームの側面形状がC形に形成され、
    その下側あご部のベッドにボルスタを、上側あご部スラ
    イド及びこれを駆動する駆動系を設けたプレス機械にお
    いて、サイドフレームの内外面の少なくとも一側面に、
    下あご部からプレス作業領域の全高さhにわたってL字
    状で、かつ板状の補強部材を重ね合わせ固着したことを
    特徴とするプレス機械。
  3. 【請求項3】 フレームの側面形状がC形に形成され、
    その下側あご部のベッドにボルスタを、上側あご部にス
    ライド及びこれを駆動する駆動系を設けたプレス機械に
    おいて、フレームの両側部を構成する板状のサイドフレ
    ームの内側後端部の上下方向中間に、上下方向に補強板
    を固着したことを特徴とするプレス機械。
  4. 【請求項4】 フレームの側面形状がC形に形成され、
    その下側あご部のベッドにボルスタを、上側あご部にス
    ライド及びこれを駆動する駆動系を設けたプレス機械に
    おいて、フレームの両側部を構成する板状のサイドフレ
    ームの後側上部に略逆台形状の抜き穴を設け、またこの
    サイドフレームの上あご部の上部の側面に上記穴と略同
    一形状で、かつサイドフレームの板厚と略同一の補強板
    を貼着し、またサイドフレームの内外面の少なくとも一
    側面に、下あご部からプレス作業領域の全高さhにわた
    ってL字状で、かつ板状の補強部材を重ね合わせ固着
    し、さらにフレームの両側部を構成する板状のサイドフ
    レームの内側後端部の上下方向中間に、上下方向に補強
    板を固着したことを特徴とするプレス機械。
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