JPH0985363A - 金属板の締結構造 - Google Patents
金属板の締結構造Info
- Publication number
- JPH0985363A JPH0985363A JP7250491A JP25049195A JPH0985363A JP H0985363 A JPH0985363 A JP H0985363A JP 7250491 A JP7250491 A JP 7250491A JP 25049195 A JP25049195 A JP 25049195A JP H0985363 A JPH0985363 A JP H0985363A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal plate
- fastening structure
- corner plate
- plate
- corner
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大型のかしめ装置を用いなくても、高い構成
を得ることのできる金属板の締結構造を提供する。 【解決手段】 全自動洗濯機の外枠1の立上げ部7と、
補助プレート2の折曲げ部6とを有し、補助プレート2
の折曲げ部6に、長孔3を有している。
を得ることのできる金属板の締結構造を提供する。 【解決手段】 全自動洗濯機の外枠1の立上げ部7と、
補助プレート2の折曲げ部6とを有し、補助プレート2
の折曲げ部6に、長孔3を有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属板の締結構
造に関し、より特定的には、高い剛性を得ることのでき
る金属板の締結構造に関する。
造に関し、より特定的には、高い剛性を得ることのでき
る金属板の締結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、従来の全自動洗濯機の外装の構
成について示す。従来の全自動洗濯機の外装は、外枠1
と、外枠1の下方に設けられたベース5と、外枠1の上
方において外枠1の後部を連結するウエイタ4と、さら
に、全自動洗濯機の内部に設けられる重い外槽部組を
(図示せず)懸垂するためのコーナープレート2が、外
枠1の上部四隅に、設けられている。
成について示す。従来の全自動洗濯機の外装は、外枠1
と、外枠1の下方に設けられたベース5と、外枠1の上
方において外枠1の後部を連結するウエイタ4と、さら
に、全自動洗濯機の内部に設けられる重い外槽部組を
(図示せず)懸垂するためのコーナープレート2が、外
枠1の上部四隅に、設けられている。
【0003】このコーナープレート2は、図5に示すよ
うに、外枠1の上部に設けられた立上げ部7に対し、コ
ーナープレート2の屈曲部6を噛み合わせることによ
り、ハゼ折りかしめを行ない、締結を行なっている。
うに、外枠1の上部に設けられた立上げ部7に対し、コ
ーナープレート2の屈曲部6を噛み合わせることによ
り、ハゼ折りかしめを行ない、締結を行なっている。
【0004】次に、図6ないし図8を参照して、コーナ
ープレート2と、外装1とのハゼ折りかしめ方法につい
て説明する。まず、図6に示すように、外枠1の立上げ
部7に、コーナープレート2の予め円弧状に加工された
屈曲部6を位置決めする。
ープレート2と、外装1とのハゼ折りかしめ方法につい
て説明する。まず、図6に示すように、外枠1の立上げ
部7に、コーナープレート2の予め円弧状に加工された
屈曲部6を位置決めする。
【0005】次に、図7に示すように、コーナープレー
ト2と外装1とを、治具10と、パンチ11,13とに
より位置決めを行なう。その後、パンチ12を用いてプ
レス加工を行なう。これにより、図8に示すように、コ
ーナープレート2と外装1との縁部とが噛み合わさった
ハゼ折りかしめが行なわれる。
ト2と外装1とを、治具10と、パンチ11,13とに
より位置決めを行なう。その後、パンチ12を用いてプ
レス加工を行なう。これにより、図8に示すように、コ
ーナープレート2と外装1との縁部とが噛み合わさった
ハゼ折りかしめが行なわれる。
【0006】以上により、外装1に対し、コーナープレ
ート2の締結が完了する。
ート2の締結が完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た全自動洗濯機において、コーナープレート2は、重い
外槽部組を懸垂して洗濯・脱水が行なわれるため、高い
剛性が要求される。この剛性を向上させるためには、コ
ーナープレート2の板厚を厚くすることが有効である。
た全自動洗濯機において、コーナープレート2は、重い
外槽部組を懸垂して洗濯・脱水が行なわれるため、高い
剛性が要求される。この剛性を向上させるためには、コ
ーナープレート2の板厚を厚くすることが有効である。
【0008】しかし、コーナープレート2の板厚を厚く
すると、その分ハゼ折りかしめに必要な加圧力が増大
し、大型のかしめ装置が必要となってしまう。
すると、その分ハゼ折りかしめに必要な加圧力が増大
し、大型のかしめ装置が必要となってしまう。
【0009】この発明は、この問題点を解決するために
なされたもので、大型のかしめ装置を用いなくても、高
い剛性を得ることのできる金属板の締結構造を提供する
ことを目的とする。
なされたもので、大型のかしめ装置を用いなくても、高
い剛性を得ることのできる金属板の締結構造を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた金属
板の締結構造によれば、第1の金属板と第2の金属板と
を有し、上記第1の金属板の縁部と上記第2の金属板の
縁部とを噛み合わせてかしめる金属板の締結構造であっ
て、上記第1の金属板の縁部と上記第2の金属板の縁部
との少なくともいずれか一方の折曲げ部に上記かしめ方
向に沿った長孔を有している。
板の締結構造によれば、第1の金属板と第2の金属板と
を有し、上記第1の金属板の縁部と上記第2の金属板の
縁部とを噛み合わせてかしめる金属板の締結構造であっ
て、上記第1の金属板の縁部と上記第2の金属板の縁部
との少なくともいずれか一方の折曲げ部に上記かしめ方
向に沿った長孔を有している。
【0011】この構造によれば、金属板の締結時に最も
力を必要とする折曲げ部に長孔を設けることにより、折
曲げに必要とされる加圧力を少なくすることができる。
その結果、大型のかしめ装置を用いなくても、高い剛性
を有する金属板の締結構造を実現することが可能とな
る。
力を必要とする折曲げ部に長孔を設けることにより、折
曲げに必要とされる加圧力を少なくすることができる。
その結果、大型のかしめ装置を用いなくても、高い剛性
を有する金属板の締結構造を実現することが可能とな
る。
【0012】また、折曲げ部に生じる金属板の歪みが、
長孔によって逃がすことができるため、その結果、金属
板の折曲げ部全体を用いて、効率のよい金属板の締結構
造を実現することが可能となる。
長孔によって逃がすことができるため、その結果、金属
板の折曲げ部全体を用いて、効率のよい金属板の締結構
造を実現することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明に
基づいた金属板の締結構造の実施の一形態について説明
する。
基づいた金属板の締結構造の実施の一形態について説明
する。
【0014】本実施の形態においても、従来の技術と同
様に、全自動洗濯機の外枠とコーナープレートの締結構
造について説明する。
様に、全自動洗濯機の外枠とコーナープレートの締結構
造について説明する。
【0015】まず、図1(a)を参照して、本実施の形
態における外枠1と、コーナープレート2の構造につい
て説明する。コーナープレート2の屈曲部6には、所定
の間隔で長孔3が設けられている。
態における外枠1と、コーナープレート2の構造につい
て説明する。コーナープレート2の屈曲部6には、所定
の間隔で長孔3が設けられている。
【0016】このように、コーナープレート2の屈曲部
6に長孔3を設けた状態で、従来の図7に示すかしめ装
置を用いて、ハゼ折りかしめを行ない、図1(b)に示
すように、かしめ加工を完了させる。
6に長孔3を設けた状態で、従来の図7に示すかしめ装
置を用いて、ハゼ折りかしめを行ない、図1(b)に示
すように、かしめ加工を完了させる。
【0017】このとき、たとえば従来のコーナープレー
ト2よりも板厚が厚いコーナープレート2を用いた場合
であっても、屈曲部分に長孔を設けておくことにより、
コーナープレート2の屈曲部の折曲げに必要とされる加
圧力を少なくすることができる。その結果、図2に示す
ように従来と同様のかしめ装置を用いて、高い剛性を有
する金属材の結合構造を実現することができる。なお、
このとき長孔3の数については、外装1の屈曲部6にお
ける剛性とバランスする(必要十分)数および孔径とす
ることが望ましい。
ト2よりも板厚が厚いコーナープレート2を用いた場合
であっても、屈曲部分に長孔を設けておくことにより、
コーナープレート2の屈曲部の折曲げに必要とされる加
圧力を少なくすることができる。その結果、図2に示す
ように従来と同様のかしめ装置を用いて、高い剛性を有
する金属材の結合構造を実現することができる。なお、
このとき長孔3の数については、外装1の屈曲部6にお
ける剛性とバランスする(必要十分)数および孔径とす
ることが望ましい。
【0018】なお、図1においては、コーナープレート
2の2つの折曲げ部分に跨がるように長孔3を設けるよ
うにしているが、この構造に限られることなく、たとえ
ば図3に示すように、補助パネル2の2つの曲げ部分に
それぞれ対応する位置に長孔3を設けるようにしても構
わない。また、図1においては、コーナープレート2の
みに長穴を設けるようにしたが、外枠1の立ち上げ部に
長穴を設けるようにしても同様の作用・効果を得ること
ができる。
2の2つの折曲げ部分に跨がるように長孔3を設けるよ
うにしているが、この構造に限られることなく、たとえ
ば図3に示すように、補助パネル2の2つの曲げ部分に
それぞれ対応する位置に長孔3を設けるようにしても構
わない。また、図1においては、コーナープレート2の
みに長穴を設けるようにしたが、外枠1の立ち上げ部に
長穴を設けるようにしても同様の作用・効果を得ること
ができる。
【0019】上述した実施の形態においては、一実施の
形態として全自動洗濯機の外枠の場合について説明した
が、これに限られることなく、その他金属板の締結構造
を有するものに対しては、すべて応用することが可能で
ある。
形態として全自動洗濯機の外枠の場合について説明した
が、これに限られることなく、その他金属板の締結構造
を有するものに対しては、すべて応用することが可能で
ある。
【0020】なお、上述した実施の形態はすべての点で
例示であって、制限的なものではないと考えられるべき
である。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許
請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意
味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図
される。
例示であって、制限的なものではないと考えられるべき
である。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許
請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意
味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図
される。
【図1】この発明に基づく一実施の形態における金属板
の締結構造を説明するための図であり、(a)は、加工
前の図であり、(b)は加工後の図である。
の締結構造を説明するための図であり、(a)は、加工
前の図であり、(b)は加工後の図である。
【図2】この発明に基づく金属板の締結構造を説明する
ための第2の図である。
ための第2の図である。
【図3】この発明に基づく他の実施の形態における金属
板の締結構造を説明するための図である。
板の締結構造を説明するための図である。
【図4】従来の技術における金属板の締結構造を説明す
るための第1の図である。
るための第1の図である。
【図5】従来の技術における金属板の締結構造を説明す
るための第2の図である。
るための第2の図である。
【図6】従来の技術における金属板の締結構造を得るた
めの第1加工工程を示す図である。
めの第1加工工程を示す図である。
【図7】従来の技術における金属板の締結構造を得るた
めの第2工程を説明するための第1の図である。
めの第2工程を説明するための第1の図である。
【図8】従来の技術における金属板の締結構造を得るた
めの第2工程を説明するための第2の図である。
めの第2工程を説明するための第2の図である。
1 外枠 2 コーナープレート 3 長孔 6 折曲げ部 7 立上げ部 なお、各図中同一符号は、同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 第1の金属板と第2の金属板とを有し、
前記第1の金属板の縁部と前記第2の金属板の縁部とを
噛み合わせてかしめる金属板の締結構造であって、 前記第1の金属板の縁部と前記第2の金属板の縁部との
少なくともいずれか一方の折曲げ部に前記かしめ方向に
沿った長孔を有する、金属板の締結構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7250491A JP2701019B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 金属板の締結構造 |
KR1019960031684A KR100211847B1 (ko) | 1995-09-28 | 1996-07-31 | 금속판의 체결구조체 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7250491A JP2701019B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 金属板の締結構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0985363A true JPH0985363A (ja) | 1997-03-31 |
JP2701019B2 JP2701019B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=17208664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7250491A Expired - Lifetime JP2701019B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 金属板の締結構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2701019B2 (ja) |
KR (1) | KR100211847B1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015085334A (ja) * | 2013-10-28 | 2015-05-07 | 株式会社五合 | 金属製品 |
JP5856331B1 (ja) * | 2015-04-10 | 2016-02-09 | 田中精密工業株式会社 | 同期リングの製造方法 |
JP6093056B1 (ja) * | 2016-02-17 | 2017-03-08 | 田中精密工業株式会社 | 同期リング |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP7250491A patent/JP2701019B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-07-31 KR KR1019960031684A patent/KR100211847B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015085334A (ja) * | 2013-10-28 | 2015-05-07 | 株式会社五合 | 金属製品 |
JP5856331B1 (ja) * | 2015-04-10 | 2016-02-09 | 田中精密工業株式会社 | 同期リングの製造方法 |
JP6093056B1 (ja) * | 2016-02-17 | 2017-03-08 | 田中精密工業株式会社 | 同期リング |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100211847B1 (ko) | 1999-08-02 |
JP2701019B2 (ja) | 1998-01-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970826 |