JP2691702B2 - 金属板の曲げ構造 - Google Patents

金属板の曲げ構造

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JP2691702B2
JP2691702B2 JP22180695A JP22180695A JP2691702B2 JP 2691702 B2 JP2691702 B2 JP 2691702B2 JP 22180695 A JP22180695 A JP 22180695A JP 22180695 A JP22180695 A JP 22180695A JP 2691702 B2 JP2691702 B2 JP 2691702B2
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bent
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俊明 江波
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Enami Seiki Mfg Co Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は金属板の曲げ構造
に関し、より特定的には、金属板の曲げにおいて、汎用
性のある金属板の曲げ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、金属板の曲げ構造は、家電製品な
どあらゆる技術分野において多く用いられている。その
1つとして、洗濯機の外枠パネルの曲げ構造について、
以下説明する。
【0003】まず、図3を参照して、従来の洗濯機の外
槽は、外枠パネル1と、外枠パネル1の下方に設けられ
たベース5と、外枠1の上方において外枠1の後部を連
結するウエイタ4と、さらに、洗濯機の内部に設けられ
る重い外槽部組(図示せず)を懸垂するためのコーナプ
レート2が外枠1の上部四隅に設けられている。
【0004】次に、コーナプレート2は、図4に示すよ
うに、外枠1の上部に設けられたフランジ部1bの立上
げ部1cに対し、コーナプレート2の屈曲部2aを噛み
合わせることにより、はぜ折りかしめを行ない、締結を
行なっている。
【0005】また、外枠1のコーナ部分においては、所
定の曲率半径R1 により曲げ加工が行なわれており、外
枠1の曲げ加工部においては、フランジ1bが形成され
ていない切欠き部1aが設けられている。
【0006】また、近年、洗濯機においては、消費者の
ニーズに応えるために、種々の形状の洗濯機が設けられ
るようになっており、外枠1のコーナ部分の曲率半径
も、図4に示すR1 のものから、図5および図6に示す
ように、外枠1の曲率半径がR 2 、R3 (R1 <R2
3 )とさまざまな曲率半径を有するコーナ部を備えた
洗濯機が提供されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、洗濯機のコーナ部分の曲率半径が異なると、
コーナ部分の曲げにフランジ部1bがかかってしまう
と、フランジ部1bに歪みが生じ、この歪みが外枠1の
表面にまで及び、意匠上見苦しいものとなってしまう。
【0008】そのために、図4ないし図6に示すよう
に、外枠1のコーナ部にフランジ1bがかからないよう
に設ける必要がある。したがって、外枠1のコーナ部の
曲率半径の種類に対応して外枠1の加工(例えば図7の
切欠き部1aの幅L)を行なう必要があるため、外枠1
の加工工程において、切断金型、フランジ形成金型が、
個々の曲率半径ごとに変更する必要がある。その結果、
外枠1の加工設備装置の費用や、金型を変えるための段
取り時間が必要となり、多品種の洗濯機の外槽に対応す
るために、多くのコストがかかってしまうという問題点
があった。
【0009】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、上部にフランジ部を有する同一の金属
板においても、あらゆる曲率半径のコーナ部に対応する
ことのできる金属板の曲げ構造を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた金属
板の曲げ構造によれば、パネル部と、前記パネル部の縁
部において、上記パネル部に対し垂直に設けられたフラ
ンジ部と、上記フランジ部に設けられた所定幅の切欠き
部とを有し、上記切欠き部において、上記パネル部が所
定の曲率半径をもって曲げられた金属板の曲げ構造であ
って、上記パネル部の曲げ部分に、上記フランジ部が含
まれたときに、上記フランジ部に生ずる歪みを吸収する
ための歪み吸収穴を前記切欠き部の近傍の前記フランジ
部に設けている。
【0011】この構造を用いることにより、フランジ部
に設けられた歪み吸収穴によって、フランジ部がパネル
部の曲げ部分に含まれたときに生ずる歪みを吸収するこ
とが可能となる。その結果、フランジ部に設けられた切
欠き部の幅に関係なく、切欠き部において、任意の曲率
半径を有する曲げをパネル部に加工することが可能とな
る。
【0012】これにより、金属板が同一の形状であって
も、さまざまな種類の曲げ加工の成形が可能となるた
め、金属板の加工に必要とされるコストを大幅に低下さ
せることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明に基づいた実施の
一形態について図を参照して説明する。
【0014】なお、この実施の一形態においても、従来
技術で説明した洗濯機の外枠に適用した場合について説
明する。
【0015】まず、図1を参照して、外枠1への曲げ加
工前の構造について説明する。外枠1のフランジ部1b
には、所定幅(L)の切欠き部1aが設けられている。
切欠き部1aの両端のフランジ部1bには、穴10が設
けられている。
【0016】この穴10の大きさは、たとえばフランジ
部1の幅が30mmの場合、10mm程度が好ましく、
また、切欠き部1aの端から中心までの距離は、15m
m程度が好ましい。
【0017】このように、フランジ部1bに穴10を設
けた状態において、切欠き部1aにおいて、外枠1の曲
げ加工を行なう。曲げ加工を行なった後の外枠1は、図
2に示すように、穴10が楕円形状に変形し、フランジ
部1bに生じた歪みを吸収している。その結果、外枠1
への意匠面への歪みが生じることを防止することが可能
となる。
【0018】このように、フランジ部1bが、外枠1の
曲げ部分に含まれた場合においても、穴10を設けてお
くことにより、フランジ部1bに生じた歪みを吸収する
ことができる。その結果、あらゆる大きさの曲率半径を
同一の構造からなる金属板に与えることが可能となる。
【0019】したがって、従来のように、外枠1に対し
て与えるコーナ部の曲率半径に応じて外枠1を成形する
必要がなくなるため、これに伴う切断金型や、端曲げ金
型は不要となり、設備費、機種替え段取り時間を著しく
低減させることが可能となる。
【0020】なお、上記実施の形態においては、洗濯機
の外枠1の曲げ加工に適用した場合について述べたが、
これに限られることなく、金属板に対し所定の曲率半径
を有する曲げ加工を行なう部品に対しては、上述した発
明を適用することで、同様の作用効果を得ることができ
る。
【0021】また、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって、制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではな
く、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と
均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれるこ
とが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づいた金属板の曲げ構造の実施の
一形態において、金属板の曲げ加工前の状態を示す図で
ある。
【図2】この発明に基づいた金属板の曲げ構造の実施の
一形態において、金属板の曲げ加工後の状態を示す図で
ある。
【図3】従来の技術における金属板の曲げ構造を有する
洗濯機の構造を示す斜視図である。
【図4】従来技術における金属板の曲げ構造の状態を示
す第1の図である。
【図5】従来技術における金属板の曲げ構造の状態を示
す第2の図である。
【図6】従来技術における金属板の曲げ構造の状態を示
す第3の図である。
【図7】従来技術における金属板の曲げ構造の状態を示
す第4の図である。
【符号の説明】
1 外枠 1a 切欠き部 1b フランジ部 1c 立上げ部 10 歪み吸収穴

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル部と、前記パネル部の縁部におい
    て、前記パネル部に対し垂直に設けられたフランジ部
    と、前記フランジ部に設けられた所定幅の切欠き部とを
    有し、前記切欠き部において、前記パネル部が所定の曲
    率半径をもって曲げられた金属板の曲げ構造であって、 前記パネル部の曲げ部分に前記フランジ部が含まれたと
    きに、前記フランジ部に生ずる歪みを吸収するための歪
    み吸収穴を前記切欠き部の近傍の前記フランジ部に設け
    た、金属板の曲げ構造。
JP22180695A 1995-08-30 1995-08-30 金属板の曲げ構造 Expired - Lifetime JP2691702B2 (ja)

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