JP3136773B2 - クロスメンバ継手部の成形方法 - Google Patents

クロスメンバ継手部の成形方法

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JP3136773B2 JP04164981A JP16498192A JP3136773B2 JP 3136773 B2 JP3136773 B2 JP 3136773B2 JP 04164981 A JP04164981 A JP 04164981A JP 16498192 A JP16498192 A JP 16498192A JP 3136773 B2 JP3136773 B2 JP 3136773B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクロスメンバ継手部の成
形方法に係り、特にサイドメンバに結合されるクロスメ
ンバ継手部の成形方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来、自動車車体を構成するクロスメンバ
の両端部は継手部とされており、これらの継手部のサイ
ドメンバへの結合の一例が実開昭60−124381号
に開示されている。
【0003】図5に示される如く、これらのクロスメン
バ70の継手部72では、クロスメンバ70の幅Sが車
幅方向外側へ向けて除々に広げられており、サイドメン
バ74との結合剛性が向上するようになっている。
【0004】一方、従来のクロスメンバ継手部の成形方
法においては、図6に示される如く、クロスメンバ継手
部の展開形状とされた両端部76Aを有する板状の素材
76を、プレス加工によって、図7に示される如く、継
手部78Aを有する断面コ字状のクロスメンバパネル7
8としている。
【0005】この場合、素材76の最大幅Wと長さY
は、図6の点Gと点Hによって決まる。これは、素材7
6の点Gと点Hは、図7のクロスメンバパネル78の点
Eと点Fに相当し、これらの点Eと点Fによってクロス
メンバパネル78の継手部78Aの幅Cと高さDが決ま
るためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クロス
メンバの継手部とサイドメンバとの結合剛性を向上させ
るためには継手部の幅Cと高さDを大きくする必要があ
るが、このクロスメンバ継手部の成形方法にあっては、
これに対して素材76の最大幅Wと長さYを大きくする
と、プレス成形時にクロスメンバ継手部にわれ90が発
生し易くなる。
【0007】また、従来のクロスメンバ継手部の成形方
法においては、クロスメンバパネル78の縦壁部78B
の高さM1がばらつくため、縦壁部78Bの先端部(図
7の想像線より外側の領域)をプレス仕上抜工程にて取
り除きスクラップとして、クロスメンバパネル78の縦
壁部78Bの高さをM2とするとともに、クロスメンバ
パネル78の両端部(図7の想像線より外側の領域)を
プレス仕上抜工程にて取り除きスクラップとして、クロ
スメンバパネル78の長さをCとしているため、プレス
仕上抜工程が2工程必要となり生産性が良くないという
不具合がある。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、われの発生を
防止することができるとともに、プレス仕上抜工程を低
減することができるクロスメンバ継手部の成形方法を得
ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
クロスメンバ継手部の成形方法は、曲げ加工によって一
対の縦壁部が形成された断面コ字状とされた部材の長手
方向両端部に開口部と反対側へ向けて張出部を形成する
第1の工程と、前記部材の長手方向両端部を前記開口部
の幅方向に広げる第2の工程と、を備えたことを特徴と
している。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明のクロスメンバ継手部の
成形方法によれば、第1の工程によって開口部と反対側
へ向けて張出部が形成された部材の長手方向両端部を、
第2の工程によって幅方向に広げるため、プレス加工に
よって断面コ字状に加工すると同時に長手方向両端部を
幅方向に広げる従来の成形方法に比べ、幅方向に広げた
クロスメンバ継手部でのわれの発生を防止することがで
きる。
【0011】また、曲げ加工によって一対の縦壁部が形
成されるため、プレス加工によって断面コ字状に加工す
る従来の成形方法に比べ、縦壁部の高さのばらつきがな
く、この部位のプレス仕上抜工程を低減することができ
る。
【0012】
【実施例】本発明に係るクロスメンバ継手部の成形方法
の一実施例を図1〜図4に従って説明する。
【0013】図4に示される如く、クロスメンバ10
は、クロスメンバ10の上部を構成するクロスメンバア
ッパパネル12と、クロスメンバ10の下部を構成する
クロスメンバロアパネル14とで構成されており、車幅
方向へ延びる閉断面構造とされている。クロスメンバア
ッパパネル12は開口部を車体下方へ向けた断面コ字状
とされており、クロスメンバアッパパネル12の両端部
には継手部13が形成されている。一方、クロスメンバ
ロアパネル14は開口部を車体上方へ向けた断面コ字状
とされており、クロスメンバロアパネル14の両端部に
は継手部15が形成されている。
【0014】クロスメンバアッパパネル12の継手部1
3には、サイドメンバ16の上壁部16Aへの重ね部1
3Aと、サイドメンバ16の側壁部16Bへのつき合わ
せ部13Bとが設けられており、それぞれアーク溶接等
でサイドメンバ16の上壁部16Aと側壁部16Bとに
結合されている。また、クロスメンバロアパネル14の
継手部15も同様に、アーク溶接等でサイドメンバ16
の下壁部16Cと側壁部16Bとに結合されている。
【0015】図3に示される如く、クロスメンバアッパ
パネル12及びクロスメンバロアパネル14の素材20
は長さA、幅Bの矩形板状とされている。
【0016】図1に示される如く、クロスメンバ継手部
の第1の工程においては、素材はポンチ22とダイス2
4とによる曲げ加工によって、一対の縦壁部26A、2
6Bが形成された断面コ字状の部材26とされる。これ
と同時に、部材16の長手方向両端部に配置されたポン
チ27とパッド28とによる張出成形によって、部材2
6の長手方向両端部に断面コ字状の開口部と反対側へ向
けて略1/4球状の張出部30が形成される。
【0017】なお、ポンチ27は、カム32、34によ
って移動し、略1/4球状の凸部27Aによって、部材
26の長手方向両端部をパッド28の略1/4球状の凹
部28Aへプレスし、幅Kの部材26の長手方向両端部
を寸法Gまで延ばす。
【0018】図2に示される如く、クロスメンバ継手部
の第1の工程に続く第2の工程においては、軸32を回
転中心として互いに接離する方向へ回転可能とされた一
対のポンチ34を、部材26の長手方向両端部に部材2
6の長手方向両側から挿入し、これらのポンチ34をカ
ム36によって互いに離間する方向(図2の矢印A方向
と矢印B方向)へ回転させる。
【0019】この場合、一対のポンチ34の部材26と
の当接部34Aは、円弧状とされており、この当接部3
4Aによって、部材26の長手方向両端部が幅方向に広
げられ幅Gの継手部38が形成されクロスメンバアッパ
パネル又はクロスメンバロアパネルとなる。また、これ
によって、継手部38にはサイドメンバ16の上壁部1
6A(図4参照)への重ね部38Aと、サイドメンバ1
6の側壁部16B(図4参照)へのつき合わせ部38B
とが形成される。
【0020】次に、本実施例の作用を説明する。本実施
例のクロスメンバ継手部の成形方法によれば、図1に示
される第1の工程によって、長手方向両端部に断面コ字
状の開口部と反対側へ向けて張出部30が形成された部
材26の長手方向両端部を、図2に示される第2の工程
によって幅方向に広げるため、プレス加工によって断面
コ字状に加工すると同時に長手方向両端部を幅方向に広
げる従来の成形方法に比べ、幅方向に広げたクロスメン
バ継手部でのわれ90(図7参照)の発生を防止するこ
とができる。また、図3に示される如く、素材20が長
さA、幅Bの矩形板状となるため、図3の想像線で示す
従来の素材76に比べ歩留りが大幅に向上する。
【0021】また、本実施例のクロスメンバ継手部の成
形方法によれば、曲げ加工によって部材26の一対の縦
壁部26A、26Bがそれぞれ形成されるため、プレス
加工によって断面コ字状に加工する従来の成形方法に比
べ、縦壁部の高さN(図1参照)のばらつきがなくこの
部位のプレス仕上抜工程を低減することができる。
【0022】さらに、本実施例では、第1の工程によっ
て張出部30を設け、この張出部30を第2の工程によ
って幅方向に広げるため、継手部38の重ね部38Aの
板厚が従来に比べて薄くなり、車両重量低減にも効果が
ある。なお、張出部30の引き延ばし率Q、即ちQ=
(G−K)/Kは10%〜20%程度が適当である。
【0023】
【発明の効果】本発明のクロスメンバ継手部の成形方法
は曲げ加工によって一対の縦壁部が形成された断面コ字
状とされた部材の長手方向両端部に開口部と反対側へ向
けて張出部を形成する第1の工程と、前記部材の長手方
向両端部を前記開口部の幅方向に広げる第2の工程とに
よってクロスメンバ継手部を成形するため、われの発生
を防止することができるとともに、プレス仕上抜工程を
低減することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のクロスメンバ継手部の成形
方法の第1の工程を示す三面図である。
【図2】本発明の一実施例のクロスメンバ継手部の成形
方法の第2の工程を示す三面図である。
【図3】本発明の一実施例のクロスメンバ継手部の成形
方法の素材を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施例のクロスメンバ継手部の成形
方法が適用されたクロスメンバを示す斜視図である。
【図5】従来例のクロスメンバ継手部を示す斜視図であ
る。
【図6】従来例のクロスメンバ継手部の成形方法の素材
を示す斜視図である。
【図7】従来例のクロスメンバ継手部の成形方法を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 クロスメンバ 12 クロスメンバアッパパネル 13 継手部 14 クロスメンバロアパネル 15 継手部 16 サイドメンバ 20 素材 26 部材 26A 縦壁部 26B 縦壁部 30 張出部 38 継手部 38A 重ね部 38B つき合わせ部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲げ加工によって一対の縦壁部が形成さ
    れ断面コ字状とされた部材の長手方向両端部に開口部と
    反対側へ向けて張出部を形成する第1の工程と、前記部
    材の長手方向両端部を前記開口部の幅方向に広げる第2
    の工程と、を備えたことを特徴とするクロスメンバ継手
    部の成形方法。
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CN100357147C (zh) * 2002-11-28 2007-12-26 日立建机株式会社 建筑机器的转向架框架

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