JPH0211225A - 制振鋼板のプレス曲げ加工方法及び加工ダイ - Google Patents

制振鋼板のプレス曲げ加工方法及び加工ダイ

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JPH0211225A
JPH0211225A JP16179488A JP16179488A JPH0211225A JP H0211225 A JPH0211225 A JP H0211225A JP 16179488 A JP16179488 A JP 16179488A JP 16179488 A JP16179488 A JP 16179488A JP H0211225 A JPH0211225 A JP H0211225A
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JP
Japan
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elastic block
bending
damping steel
die
press
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Pending
Application number
JP16179488A
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English (en)
Inventor
Akira Kobayashi
章 小林
Mamoru Seto
瀬戸 守
Katsuya Nakajima
中島 勝也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、金属板のプレス曲げ金型に関し、特には中間
に振動減衰性能を有する合成樹脂を介在させた制振鋼板
の曲げ加工に用いられるプレス曲げ加工ダイに関するも
のである。
(従来の技術) 近来、鋼製の家具・建具や、電気部品、自動車部品等に
、中間に振動減衰性能を有する合成樹脂を介在させた制
振鋼板をプレス曲げ加工したものが多用されるようにな
っている。
従来これらのプレス曲げ加工に用いられる金型としては
、例えば第8図に示したような金型が使用されている。
同図はダイ要部の縦断正面図であるが、図示のようにダ
イス20はその上面中央部側に■形状の溝21を設けた
ものであり、22はパンチであって、該パンチ22はそ
の下端部を前記ダイ20の溝21に対応する断面形状下
に突出させたものである。第9図(a)および第9図(
b)は、上記従来のプレス曲げ金型による曲げ加工の工
程説明図であり、プレス曲げ加工に第9図(a)に示す
ように、ダイ20の上面に被成形板23を載置し、次い
で第9図(b)に示すように、パンチ22を下降、押圧
させることにより、被成形板23をパンチ22とダイ2
0の溝21との間で所定角度にV形に曲げることで行わ
れるのである。
(発明が解決しようとする課題) しかし、制振鋼板のように中間に合成樹脂を介在させた
構造の複合板に、前記従来のプレス金型を用いた曲げ加
工を施すと、該曲げ加工後の被成形板に折れ曲り現象、
即ち、第10図に例示するように、曲げ加工後の被成形
板23が、その曲げ部近傍において、ある角度をもって
曲げの反対方向に折れ曲るという現象が発生し、これが
割振鋼板のプレス曲げ加工を困難にしているのである。
また、この折れ曲り現象は、原理的には、曲げ加工に際
して、曲げ方向に対し外側の表層鋼板の曲げ部近傍にし
ごきを加えながら曲げることで抑制し得ることが知られ
ている。
しかし、制振鋼板のプレス曲げ加工に際して、外側の表
層鋼板にしごきを加えながら、かつ、曲げR部に背圧を
加えながら、効率良く曲げ加工を行い得る金型や装置等
として、具体的なものは未だ知られていない。
更に折れ曲り現象は、制振鋼板においては、その中間に
両表層部鋼板に比較して著しく剪断変形抵抗の低い樹脂
層が存在するため、前記曲げ加工に際しその曲げ部近傍
において、初期の板厚方向の垂直断面は、樹脂層に剪断
変形が生じるため乎を保てず、その結果、両表層部鋼板
間に延びの差生じ、第10図に例示した所謂「カモメ」
現象を発生するのである。勿論この「カモメ」現象の対
策は等閑に付されている訳ではなく、例えば特開昭62
−127125号公報、特開昭62−127126号公
報、特開昭62−127127号公報にそれぞれ開示さ
れているように、各種の提案が既になされていることも
既知である。
(課題を解決するための手段) 本発明においては、かかる制振鋼板における「カモメ」
現象の解消に当り、まず、第1に、成形グイの■形溝に
弾性ブロックを装入してパンチで曲げ加工するものであ
り、第2にはその硬度を相違した2種の弾性部材により
制振鋼板を受ける成形ダイを曲げ加工グイとして用いる
ことにより、従来技術に比し、より簡単な構造によって
目的達成を可能としたもので、具体的には、硬度のそれ
ぞれ違った合成樹脂およびゴム等の弾性ブロックを用い
、パンチと対応する部分に硬度の高い弾性ブロックを配
し、その両側に硬度の低い弾性ブロックを挟持状に配し
、更にこれら弾性ブロックを剛性型に嵌め込んで成形ダ
イとすることにある。
(作 用) 本発明の上記した技術的手段によれば、第1図に示すよ
うに、硬度の高い合成樹脂またはゴムにより弾性ブロッ
ク1を中心部に、またこのブロック1の長手方向両側面
に硬度の低い合成樹脂またはゴムによる一対の弾性ブロ
ック2.2を、ブロック1を挟持状に挟むとともに、こ
れら各ブロック1.2.2の3者を凹形のかつ金属製の
、容易に変形しない剛性リテーナ(剛性型)4に嵌設し
て成形ダイとするのであり、第2図(a)に示すように
目的の制振鋼板3を、その曲げようとする先端R部分が
中心部の硬度の高い弾性ブロック1に正対するようにダ
イ上面に載置セットし、パンチ5を第2図(b)で示す
ように垂直方向に加圧押入させて制振鋼板3をプレス曲
げ加工する際、曲げR部分には硬度の高い弾性ブロック
1により背圧を与えるとともに、内外側の硬度の低い弾
性ブロック2.2は同図(b)で矢印で示すように、剛
性型4内で伸び変形し、鋼板3にしごきを与えることに
より、樹脂層を挟んだ表裏鋼板の延びの差を解消し、ま
た弾性ブロック2,1.2の全体が持つクツション作用
と相まって、「カモメ」現象を効果的に抑止できるので
、ある。
また、第3図に示す如(、成形ダイ(剛性型)4の■形
溝48に、断面v形の弾性ブロックIAを装入し、第4
図で示す如くパンチ5で鋼板3を曲げ加工する。
(実施例) 第1.2図について本発明の適切な実施例を数値ととも
に説示する。
本発明において用いる硬度を相違した弾性ブロック1.
2の具体例としては、硬度の高(硬)い弾性ブロック1
として、例えば硬度HsA 95’ のウレタン樹脂あ
るいはニトリルゴム等であり、また硬度の低(軟)い弾
性ブロック2として、例えば硬度!lsA 50°のニ
トリルゴムあるいは合成樹脂等、これらの材質は自由に
選択可能である。両ブロック1,2の各形状の何れも任
意長さに亘る帯条ブロック体形状のものとされ、実施例
では、中心部にはその幅3順、硬度HsA 95°のウ
レタン樹脂による弾性ブロック1を配設し、該ブロック
lの長手方向両側面に、硬度HsA 50°のニトリル
ゴムによる弾性′ブロック2,2によってサンドイッチ
状に挟持させ、かつこれら3者2,1.2を、金属性の
容易に変形しない剛性を持つ凹形のリテーナ4内に一体
に嵌設して下型とするのである。その厚さ0.05鵬の
ポリエチレン樹脂の両面に、0.411mの薄鋼板を積
層一体化した制振鋼板3に対し、第2図(a)および第
2図(b)で示すようにプレス曲げ加工を実施した処、
先に第3図および第4図で示した従来方法で、その■形
溝幅12a+a+のものでは、「カモメ」現象によるフ
ランジ折れ曲り角度が約7°のように大きく発生したに
対し、■形溝幅12鵬の金型による従来と同程度の先端
Rによる曲げ加工で、その「カモメ」現象は実用にほと
んど差支えない程度にまで改善されたものである。
第3図と第4図は既往の成形ダイ4における■形溝48
に、硬度HsA90〜98°のウレタンよりなる■形断
面の弾性ブロック1^を装着し、厚さ0.05mmのポ
リプロピレン樹脂の両面に0.4mmの薄鋼板を積層し
た制振鋼板3をその上に載置し、バンチ5を加圧加入し
て曲げ加工を実施し、従来の■溝幅12mmの金型では
フランジ折れ曲がり角度が大きく(約7a)でるのにた
いし本発明のV溝48幅121皿に弾性ブロック1^を
装入した成形で作られる先端Rよりも小さなアールでし
かもカモメ現象はほとんど実用可能な程度に改善された
また、一般の曲げ金型の場合、曲げ加工可能な最小フラ
ンジ長さlは、■溝幅によって規制される(v幅12鴫
の場合で8.5m+a)が、本発明の弾性ブロックIA
を使用するとこの制約が無くなり例えばV幅25鵬を使
用しても、フランジ長さ5 mmの曲げ加工が可能とな
る(第7図a、b参照)。
また、第5図に従来例(標準■ダイ)と本発明のダイと
の比較を、又、第6図に、弾性ブロック1^の硬度の種
類を示している。
(発明の効果) 本発明による曲げ加工方法によれば、従来技術において
提案された各種手段に比し、折曲り角をおさえることが
できる。また、そのダイは既往の■溝ダイを用いること
ができてその必要構造が著しく簡単化される。更に、本
発明では、硬度を高低相違した2種の弾性ブロックをサ
ンドインチ状に組合せ、これを剛性型に嵌設するのみで
足り、製作きわめて容易かつ低コストに得られる点にお
いて大きな利点を持つものである。機械的構造を必要と
せず、クツション材料のみで足りること、更にバネ等に
比べ変形範囲が自在であり、剪断抵抗変形の著しく低い
介入樹脂層を安全にサポートする上においても有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明ダイ実施例の斜面図、第2図(a)、第
2図(b)は第1図A−A線断面を含む本発明ダイによ
るプレス曲げ加工説明図、第3図は本発明のダイの斜視
図、第4図はその加工説明図、第5図は、従来ダイと本
発明ダイとの板厚、カモメ角の比較グラフ、第6図は本
発明ダイの第v幅と硬度との比較グラフ、第7図a、b
は従来例(a)と本発明(b)との比較図、第8図乃至
第10図は従来技術の各説明図である。 1−高硬度弾性ブロック、1八・−弾性ブロック、2.
3−一低硬度弾性ブロック、3・−制振鋼板、4剛性型
、4a−V形溝、5−パンチ。 特許出願人  株式会社 神戸製鋼所 第3図 第4 図 第5 図 第 t ”1 (f171 第 図 (b) 第8 図 第 図 ・破1 第 一(a) 第 9図(b) 2ノ π π グオレ@/M幻 第 101、、i

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パンチと成形V溝を有する成形ダイとを用いて、
    成形ダイ上の制振鋼板をプレス曲げ加工する方法におい
    て、 成形V溝に、断面V形の弾性ブロックを装入し、その上
    に制御振鋼板を載置してパンチを成形り溝に圧入するこ
    とを特徴とする制振鋼板のプレス曲げ加工方法。
  2. (2)成形ダイの成形V溝に、断面V形の弾性ブロック
    を装入していることを特徴とする制振鋼板のプレス曲げ
    加工ダイ。
  3. (3)硬度のそれぞれ違った合成樹脂およびゴム等の弾
    性ブロックを用い、パンチと対応する部分に硬度の高い
    弾性ブロックを配し、その両側に硬度の低い弾性ブロッ
    クを挟持状に配し、更にこれら弾性ブロックを剛性型に
    嵌め込んで成形ダイとすることを特徴とする制振鋼板の
    プレス曲げ加工ダイ。
JP16179488A 1988-06-28 1988-06-28 制振鋼板のプレス曲げ加工方法及び加工ダイ Pending JPH0211225A (ja)

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Cited By (6)

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