JPH0683746B2 - パチンコ機 - Google Patents
パチンコ機Info
- Publication number
- JPH0683746B2 JPH0683746B2 JP2411874A JP41187490A JPH0683746B2 JP H0683746 B2 JPH0683746 B2 JP H0683746B2 JP 2411874 A JP2411874 A JP 2411874A JP 41187490 A JP41187490 A JP 41187490A JP H0683746 B2 JPH0683746 B2 JP H0683746B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- substrate
- closing panel
- pachinko machine
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pinball Game Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技に使用する球を貯
留しておく球供給皿を取り付けた開閉パネルを備えたパ
チンコ機に関するものである。
留しておく球供給皿を取り付けた開閉パネルを備えたパ
チンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機は、例えば実開昭57
−160781号公報に記載されているように、前面枠
の開放縁に取り付けた金枠に金属板製の開閉パネルの一
側を開閉自在に軸着し、この開閉パネルの前面に球供給
皿を取り付けてある。
−160781号公報に記載されているように、前面枠
の開放縁に取り付けた金枠に金属板製の開閉パネルの一
側を開閉自在に軸着し、この開閉パネルの前面に球供給
皿を取り付けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パチンコ機における開閉パネルは、金属板製なので装飾
性に乏しく、装飾効果を高めようとしても、単に表面を
メッキして輝かせたり、エンブレムを張り付ける程度の
加工しかできなかった。特に、近来の遊技店の内装デザ
インが多様化されて向上しているばかりか、パチンコ機
においても、女性客等へアピールするべく様々な意匠
(物品の形状、模様若しくは色彩又はこれらの結合)を
凝らした遊技盤が用いられるようになり、遊技環境が変
化してきているにも拘わらず、依然として球供給皿を有
する開閉パネルの金属部分が特に野暮ったい印象を与え
てしまうことから、パチンコ機全体の外観における装飾
効果を十分に高めるには至っていなかった。また、開閉
パネル全体をプラスチックで形成すると、開閉パネルの
前面を装飾し易くなるが、開閉パネル自体の強度が低下
してしまうと共に、熱したピアノ線等によって開閉パネ
ル自体を溶かして孔を開け、この孔から差し込んだピア
ノ線等によって遊技に係る不正行為が行われる虞れがあ
り、実用に供することができない。加えて、金属製薄板
よりなる開閉パネルは可撓性を有することから容易に折
れたり砕けたりしない反面、外力に対して形を変えまい
とする剛性が比較的に低いことから、遊技者の押圧等に
より大きな外力が作用して開閉パネルが変形したような
場合には、開閉パネルの開閉動作をスムースに行うこと
ができなくなったり、開閉パネルの縁部と前面枠との間
に隙間が生じてしまうような場合もある。そこで、本発
明は、適度な剛性を有する開閉パネルを備えると共に、
球供給皿と相俟って時流に合わせたパチンコ機全体の外
観における装飾効果を十分、且つ積極的に高められるパ
チンコ機の提供を目的とする。
パチンコ機における開閉パネルは、金属板製なので装飾
性に乏しく、装飾効果を高めようとしても、単に表面を
メッキして輝かせたり、エンブレムを張り付ける程度の
加工しかできなかった。特に、近来の遊技店の内装デザ
インが多様化されて向上しているばかりか、パチンコ機
においても、女性客等へアピールするべく様々な意匠
(物品の形状、模様若しくは色彩又はこれらの結合)を
凝らした遊技盤が用いられるようになり、遊技環境が変
化してきているにも拘わらず、依然として球供給皿を有
する開閉パネルの金属部分が特に野暮ったい印象を与え
てしまうことから、パチンコ機全体の外観における装飾
効果を十分に高めるには至っていなかった。また、開閉
パネル全体をプラスチックで形成すると、開閉パネルの
前面を装飾し易くなるが、開閉パネル自体の強度が低下
してしまうと共に、熱したピアノ線等によって開閉パネ
ル自体を溶かして孔を開け、この孔から差し込んだピア
ノ線等によって遊技に係る不正行為が行われる虞れがあ
り、実用に供することができない。加えて、金属製薄板
よりなる開閉パネルは可撓性を有することから容易に折
れたり砕けたりしない反面、外力に対して形を変えまい
とする剛性が比較的に低いことから、遊技者の押圧等に
より大きな外力が作用して開閉パネルが変形したような
場合には、開閉パネルの開閉動作をスムースに行うこと
ができなくなったり、開閉パネルの縁部と前面枠との間
に隙間が生じてしまうような場合もある。そこで、本発
明は、適度な剛性を有する開閉パネルを備えると共に、
球供給皿と相俟って時流に合わせたパチンコ機全体の外
観における装飾効果を十分、且つ積極的に高められるパ
チンコ機の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み提
案されたもので、一側を前面枠(3)側に開閉可能に軸
着し、前面側に球供給皿(6)を有する開閉パネル
(5)を備えたパチンコ機(1)において、上記開閉パ
ネルは、金属製薄板よりなる基板(7)の前面側に、球
供給皿及び基板前面の主要部を覆うプラスチック製の基
板表面構成部材(例えば意匠板8)を備えることを特徴
とするものである。
案されたもので、一側を前面枠(3)側に開閉可能に軸
着し、前面側に球供給皿(6)を有する開閉パネル
(5)を備えたパチンコ機(1)において、上記開閉パ
ネルは、金属製薄板よりなる基板(7)の前面側に、球
供給皿及び基板前面の主要部を覆うプラスチック製の基
板表面構成部材(例えば意匠板8)を備えることを特徴
とするものである。
【0005】
【作用】金属板製の基板の主要部がプラスチック製の基
板表面構成部材と重ね合わされて一体形成された開閉パ
ネルを構成するので、基板表面構成部材によって基板の
剛性を補完することとなり、開閉パネル全体としての剛
性が高められる。また、基板表面構成部材はプラスチッ
ク製であることから、色彩及び形状の自由度が高い。従
って、開閉パネル表面側を時流にあった球供給皿と基板
表面構成部材とを適宜に組み合わせた斬新な配置構成が
可能となる。
板表面構成部材と重ね合わされて一体形成された開閉パ
ネルを構成するので、基板表面構成部材によって基板の
剛性を補完することとなり、開閉パネル全体としての剛
性が高められる。また、基板表面構成部材はプラスチッ
ク製であることから、色彩及び形状の自由度が高い。従
って、開閉パネル表面側を時流にあった球供給皿と基板
表面構成部材とを適宜に組み合わせた斬新な配置構成が
可能となる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例に係るパチンコ機1は、図1
に示すように、機枠2に額縁状の前面枠3を開閉可能に
蝶着し、前面枠3の開口部にはガラス枠4と開閉パネル
5をそれぞれ独立して開閉可能に軸着し、開閉パネル5
の前面に球供給皿6を取り付けてある。
に示すように、機枠2に額縁状の前面枠3を開閉可能に
蝶着し、前面枠3の開口部にはガラス枠4と開閉パネル
5をそれぞれ独立して開閉可能に軸着し、開閉パネル5
の前面に球供給皿6を取り付けてある。
【0007】而して、開閉パネル5は、金属製薄板より
なる基板7の前面側に、球供給皿6及び基板7前面の主
要部を覆うプラスチック製の基板表面構成部材たる意匠
板8を備えるものとしてある。基板7は、薄い金属板を
横長な長方形に成形し、上端縁、下端縁、右側端縁には
後方に向けて屈曲部9…を形成し、右側端縁には後方に
向けて巻き込むようにして軸支承部10を形成して該支
承部10により軸11を固定し、上端縁の屈曲部9には
更に下向きコ字状の阻止部12を形成してピアノ線等の
侵入を不能としてある。また、表面部13の軸着基端
側、即ち、図2中左側の上部には横長四角形の流出開口
部14を開設し、該流出開口部14の下方に円形のスピ
ーカー用開口部15と略四角形のスイッチ用開口部16
を開設し、自由端側、即ち、右側には球が一列で通過し
得る大きさの流入開口部17を開設し、上端縁近傍の左
右及び中央、並びに下端縁近傍の左右及び中央にそれぞ
れ止着孔18…を開設する。
なる基板7の前面側に、球供給皿6及び基板7前面の主
要部を覆うプラスチック製の基板表面構成部材たる意匠
板8を備えるものとしてある。基板7は、薄い金属板を
横長な長方形に成形し、上端縁、下端縁、右側端縁には
後方に向けて屈曲部9…を形成し、右側端縁には後方に
向けて巻き込むようにして軸支承部10を形成して該支
承部10により軸11を固定し、上端縁の屈曲部9には
更に下向きコ字状の阻止部12を形成してピアノ線等の
侵入を不能としてある。また、表面部13の軸着基端
側、即ち、図2中左側の上部には横長四角形の流出開口
部14を開設し、該流出開口部14の下方に円形のスピ
ーカー用開口部15と略四角形のスイッチ用開口部16
を開設し、自由端側、即ち、右側には球が一列で通過し
得る大きさの流入開口部17を開設し、上端縁近傍の左
右及び中央、並びに下端縁近傍の左右及び中央にそれぞ
れ止着孔18…を開設する。
【0008】本実施例に示す意匠板8は、上記基板7の
表面部13と同じ大きさ、或は僅かに小さな横長長方形
のプラスチック製薄板状体であり、四周には後方に向か
う縁部19…を形成し、各縁部19と表面部20とが交
わる部分、縁部19,19同士が交わる部分は曲面で構
成してある。そして、表面部20には、基板7の流出開
口部14に対応する位置に横長四角形の流出口21を開
設するとともに該流出口21の開口縁から後向きに断面
略四角形の案内樋22を意匠板8と一体成形して突設
し、流出口21の下方にはスピーカー用開口部15に対
応する位置に細かな効果音出口23…を開設し、スイッ
チ用開口部16に対応する位置にはスイッチ操作部材2
4を保持するため前方に突出したスイッチ操作部材ホル
ダ25を意匠板8と一体成形し、上記流入開口部17に
対応する位置に流入口26を開設して該流入口26と一
連にして下端開口縁が僅かに傾斜した誘導開口部27を
開設してある。
表面部13と同じ大きさ、或は僅かに小さな横長長方形
のプラスチック製薄板状体であり、四周には後方に向か
う縁部19…を形成し、各縁部19と表面部20とが交
わる部分、縁部19,19同士が交わる部分は曲面で構
成してある。そして、表面部20には、基板7の流出開
口部14に対応する位置に横長四角形の流出口21を開
設するとともに該流出口21の開口縁から後向きに断面
略四角形の案内樋22を意匠板8と一体成形して突設
し、流出口21の下方にはスピーカー用開口部15に対
応する位置に細かな効果音出口23…を開設し、スイッ
チ用開口部16に対応する位置にはスイッチ操作部材2
4を保持するため前方に突出したスイッチ操作部材ホル
ダ25を意匠板8と一体成形し、上記流入開口部17に
対応する位置に流入口26を開設して該流入口26と一
連にして下端開口縁が僅かに傾斜した誘導開口部27を
開設してある。
【0009】なお、誘導開口部27は、後述する球供給
皿6の貯留部28乃至誘導案内部29の底面に沿うよう
に位置及び傾斜を設定してあり、上下方向の長さは球の
直径よりも大きく設定してある。また、この意匠板8の
表面部20には装飾効果を高めるために適宜な色彩、模
様を付したり、或は、エンブレム30を止着し、表面部
20には意匠板8を成形する際に、レリーフ模様を施し
てもよい。
皿6の貯留部28乃至誘導案内部29の底面に沿うよう
に位置及び傾斜を設定してあり、上下方向の長さは球の
直径よりも大きく設定してある。また、この意匠板8の
表面部20には装飾効果を高めるために適宜な色彩、模
様を付したり、或は、エンブレム30を止着し、表面部
20には意匠板8を成形する際に、レリーフ模様を施し
てもよい。
【0010】また、意匠板8の裏面には、図4に示すよ
うに、基板7の止着孔18に対応する位置には複数の屈
曲脚31…を有する止着具32を設ける。したがって、
意匠板8を基板7の表面部13に取り付けるには、意匠
板8の各止着具32を基板7の止着孔18内に前方から
挿入し、屈曲脚31…を折り曲げることにより止着する
ことができる。なお、スイッチ操作部材ホルダ25内に
スイッチ操作部材24を嵌め込んでおき、止着後に基板
7に取り付けたスイッチ本体33の操作子がスイッチ操
作部材24の前後動によって作動するようにしておく。
うに、基板7の止着孔18に対応する位置には複数の屈
曲脚31…を有する止着具32を設ける。したがって、
意匠板8を基板7の表面部13に取り付けるには、意匠
板8の各止着具32を基板7の止着孔18内に前方から
挿入し、屈曲脚31…を折り曲げることにより止着する
ことができる。なお、スイッチ操作部材ホルダ25内に
スイッチ操作部材24を嵌め込んでおき、止着後に基板
7に取り付けたスイッチ本体33の操作子がスイッチ操
作部材24の前後動によって作動するようにしておく。
【0011】球供給皿6は、図5に示すように、後側面
が開放して前後幅が比較的広い貯留部28と、該貯留部
28の右側に次第に流路幅を狭めて貯留部28から流下
してくる球を一列に整列しながら誘導する誘導案内部2
9とを備えた皿本体34と、この皿本体34の前部及び
下部に取り付ける第1皿飾り部材35、第2皿飾り部材
36、第3皿飾り部材37などからなり、皿本体34の
後端縁に断面コ字状の薄い金属板からなるレール38を
嵌め付けて誘導案内部29の底部から貯留部28の底部
の一部を他の部分の底面と面一状にして被覆してある。
なお、レール38は、後端縁が貯留部28及び誘導案内
部29の後端縁からほぼ意匠板8の厚さ分だけ後方に突
出する状態で止着されている。また、上記した第1皿飾
り部材35には貯留部28内の球を抜き出すシャッター
39の駆動操作機構40を組み込んである。
が開放して前後幅が比較的広い貯留部28と、該貯留部
28の右側に次第に流路幅を狭めて貯留部28から流下
してくる球を一列に整列しながら誘導する誘導案内部2
9とを備えた皿本体34と、この皿本体34の前部及び
下部に取り付ける第1皿飾り部材35、第2皿飾り部材
36、第3皿飾り部材37などからなり、皿本体34の
後端縁に断面コ字状の薄い金属板からなるレール38を
嵌め付けて誘導案内部29の底部から貯留部28の底部
の一部を他の部分の底面と面一状にして被覆してある。
なお、レール38は、後端縁が貯留部28及び誘導案内
部29の後端縁からほぼ意匠板8の厚さ分だけ後方に突
出する状態で止着されている。また、上記した第1皿飾
り部材35には貯留部28内の球を抜き出すシャッター
39の駆動操作機構40を組み込んである。
【0012】本実施例では、上記した構成からなる球供
給皿6を開閉パネル5に取り付けるには、例えばレール
38の後端縁を意匠板8の誘導開口部27内に入れて基
板7の表面部13に当接するとともに球供給皿6の後端
を意匠板8の表面部20に当接し、この状態で基板7の
裏側から挿通したねじの先端を球供給皿6のねじ孔内に
ねじ込むことにより基板7、意匠板8、及び球供給皿6
を三位一体にして組み付ける。このようにして球供給皿
6を開閉パネル5の前面に取り付けると、誘導案内部2
9の傾斜下端が意匠板8の流入口26に位置すると共
に、意匠板8の流出口21の前方に貯留部28が位置す
る。
給皿6を開閉パネル5に取り付けるには、例えばレール
38の後端縁を意匠板8の誘導開口部27内に入れて基
板7の表面部13に当接するとともに球供給皿6の後端
を意匠板8の表面部20に当接し、この状態で基板7の
裏側から挿通したねじの先端を球供給皿6のねじ孔内に
ねじ込むことにより基板7、意匠板8、及び球供給皿6
を三位一体にして組み付ける。このようにして球供給皿
6を開閉パネル5の前面に取り付けると、誘導案内部2
9の傾斜下端が意匠板8の流入口26に位置すると共
に、意匠板8の流出口21の前方に貯留部28が位置す
る。
【0013】また、開閉パネル5の裏面には、図3に示
すように、スピーカー41、スイッチ33などを取り付
けると共に、プラスチック製のケース42を取り付け
る。このケース42の内部には、図6に示すように、基
板7の流入開口部17に上端入口が連通して下端が発射
レールに臨んで開口する球供給口43に連通する球導入
流路44を形成してあり、この球導入流路44の途中に
シャッター39を設け、球供給口44の手前に球供給部
材45を揺動自在に軸着し、該球供給部材45に設けた
永久磁石46に臨ませて電磁石47を取り付け、前記し
た球供給皿6の駆動操作機構40をシャッター39に接
続してある。
すように、スピーカー41、スイッチ33などを取り付
けると共に、プラスチック製のケース42を取り付け
る。このケース42の内部には、図6に示すように、基
板7の流入開口部17に上端入口が連通して下端が発射
レールに臨んで開口する球供給口43に連通する球導入
流路44を形成してあり、この球導入流路44の途中に
シャッター39を設け、球供給口44の手前に球供給部
材45を揺動自在に軸着し、該球供給部材45に設けた
永久磁石46に臨ませて電磁石47を取り付け、前記し
た球供給皿6の駆動操作機構40をシャッター39に接
続してある。
【0014】開閉パネル5の軸11を前面枠3側の軸受
に差し込んで開閉パネル5を閉じると、基板7の流出開
口部14を貫通して 開閉パネル5の後方に突出した案
内樋22がパチンコ機1本体側の賞球排出樋(図示せ
ず)に接続し、球供給口43が発射レールの上方に位置
する。
に差し込んで開閉パネル5を閉じると、基板7の流出開
口部14を貫通して 開閉パネル5の後方に突出した案
内樋22がパチンコ機1本体側の賞球排出樋(図示せ
ず)に接続し、球供給口43が発射レールの上方に位置
する。
【0015】したがって、この状態で遊技者が球を球供
給皿6内に投入すると、これらの球は誘導案内部29に
よって一列に整列されながら流下し、誘導案内部29を
流下した球は意匠板8の流入口26、基板7の流入開口
部17を通過してケース42内の球導入流路44を流下
し、最先の球は球供給部材45に当って停止する。な
お、遊技者が球を貯留部28内に投入した場合、開閉パ
ネル5の前面に位置する球は、球面の下端が金属製のレ
ール38に接触して支持され、球面の開閉パネル5側端
部が意匠板8の誘導開口部27内に入って金属板製の基
板7の表面に接触するので、転がり抵抗がプラスチック
に接触して転動する場合よりも小さい。したがって、球
は小さな転がり抵抗で円滑に流下することができる。こ
のため、底面が僅かな下り傾斜であっても貯留部28や
誘導案内部29で球止まりが発生することは殆どない。
また、意匠板8の表面部20において、金属製の球が接
触しそうな部分は誘導開口部27として開口しているの
で、プラスチック製の意匠板8が金属製球との接触によ
って表面が荒れたり、汚れたりすることが殆どない。
給皿6内に投入すると、これらの球は誘導案内部29に
よって一列に整列されながら流下し、誘導案内部29を
流下した球は意匠板8の流入口26、基板7の流入開口
部17を通過してケース42内の球導入流路44を流下
し、最先の球は球供給部材45に当って停止する。な
お、遊技者が球を貯留部28内に投入した場合、開閉パ
ネル5の前面に位置する球は、球面の下端が金属製のレ
ール38に接触して支持され、球面の開閉パネル5側端
部が意匠板8の誘導開口部27内に入って金属板製の基
板7の表面に接触するので、転がり抵抗がプラスチック
に接触して転動する場合よりも小さい。したがって、球
は小さな転がり抵抗で円滑に流下することができる。こ
のため、底面が僅かな下り傾斜であっても貯留部28や
誘導案内部29で球止まりが発生することは殆どない。
また、意匠板8の表面部20において、金属製の球が接
触しそうな部分は誘導開口部27として開口しているの
で、プラスチック製の意匠板8が金属製球との接触によ
って表面が荒れたり、汚れたりすることが殆どない。
【0016】遊技者が発射操作ハンドル48を操作する
と、発射装置が作動して発射杆が往復回動するととも
に、この発射杆の回動に同期して電磁石47が励磁、消
磁を繰り返す。電磁石47が励磁、消磁を繰り返すと、
球供給部材45が軸49を中心に揺動するので、これに
より球導入流路44内の球が最先のものから順に一個宛
球供給口より発射レールの発射位置に供給される。そし
て、発射位置に供給された球は、発射杆の回動により遊
技盤表面の遊技部内に発射される。遊技部内に発射した
球が入賞すると、賞球排出装置が作動して所定数の賞球
が賞球排出樋内を流下し、これらの賞球が案内樋22か
ら貯留部28内に排出される。また、開閉パネル5に設
けたスイッチの操作部材24を遊技者が操作するなどの
外部操作を行うと、例えば可変表示装置の可変表示を停
止できるなど、所定の技術介入が可能である。
と、発射装置が作動して発射杆が往復回動するととも
に、この発射杆の回動に同期して電磁石47が励磁、消
磁を繰り返す。電磁石47が励磁、消磁を繰り返すと、
球供給部材45が軸49を中心に揺動するので、これに
より球導入流路44内の球が最先のものから順に一個宛
球供給口より発射レールの発射位置に供給される。そし
て、発射位置に供給された球は、発射杆の回動により遊
技盤表面の遊技部内に発射される。遊技部内に発射した
球が入賞すると、賞球排出装置が作動して所定数の賞球
が賞球排出樋内を流下し、これらの賞球が案内樋22か
ら貯留部28内に排出される。また、開閉パネル5に設
けたスイッチの操作部材24を遊技者が操作するなどの
外部操作を行うと、例えば可変表示装置の可変表示を停
止できるなど、所定の技術介入が可能である。
【0017】また、遊技を終了して球供給皿6内の球を
景品と交換したり、或は他のパチンコ機1に移動する場
合には、球供給皿6の球抜き操作部を操作することによ
りシャッター39を移動すると、球供給皿6、及び誘導
案内部29内の球が球抜き流下路を通って下皿50に排
出される。
景品と交換したり、或は他のパチンコ機1に移動する場
合には、球供給皿6の球抜き操作部を操作することによ
りシャッター39を移動すると、球供給皿6、及び誘導
案内部29内の球が球抜き流下路を通って下皿50に排
出される。
【0018】なお、開閉パネル5には、前記したスピー
カー41や外部操作用スイッチ33のほかに、遊技に係
わる部材を組み付けることができる。例えば、図7に示
すように、意匠板8の表面部20にカード挿入口51を
開設すると共に、該カード挿入口51の周囲に傾斜面を
有するカード挿入案内部52を一体成形し、基板7には
カード挿入口51に対応する位置に開口部53を開設
し、基板7の裏面にカードリーダーライター54を取り
付けるように構成してもよい。
カー41や外部操作用スイッチ33のほかに、遊技に係
わる部材を組み付けることができる。例えば、図7に示
すように、意匠板8の表面部20にカード挿入口51を
開設すると共に、該カード挿入口51の周囲に傾斜面を
有するカード挿入案内部52を一体成形し、基板7には
カード挿入口51に対応する位置に開口部53を開設
し、基板7の裏面にカードリーダーライター54を取り
付けるように構成してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るパチン
コ機は、金属製薄板よりなる基板の前面側に、球供給皿
および基板前面の主要部を覆うプラスチック製の基板表
面構成部材を配置構成した開閉パネルを備えるものとし
たので、色彩及び形状の自由度が高い基板表面構成部材
によって金属製薄板よりなる基板の表面に球供給皿共々
時流に合う意匠を凝らした装飾を多様に施すことが可能
になると共に、開閉パネル全体としての剛性も高められ
て、開閉パネルの開閉動作に不具合が生じ難い。したが
って、適度な剛性を有する開閉パネルを備えると共に、
球供給皿と相俟って時流に合わせたパチンコ機全体の外
観における装飾効果を十分、且つ積極的に高められるパ
チンコ機と成し得るのである。また、開閉パネルは、基
板前面の主要部を覆う基板表面構成部材がプラスチック
製であることから、この部分が熱により溶かされ易くて
も、金属板製の基板により、遊技者が熱したピアノ線等
によって、この基板表面構成部材に孔が開けられたとし
ても基板がピアノ線等の貫通を阻止することができる。
したがって、ピアノ線等による不正行為に対しても対処
することができる。
コ機は、金属製薄板よりなる基板の前面側に、球供給皿
および基板前面の主要部を覆うプラスチック製の基板表
面構成部材を配置構成した開閉パネルを備えるものとし
たので、色彩及び形状の自由度が高い基板表面構成部材
によって金属製薄板よりなる基板の表面に球供給皿共々
時流に合う意匠を凝らした装飾を多様に施すことが可能
になると共に、開閉パネル全体としての剛性も高められ
て、開閉パネルの開閉動作に不具合が生じ難い。したが
って、適度な剛性を有する開閉パネルを備えると共に、
球供給皿と相俟って時流に合わせたパチンコ機全体の外
観における装飾効果を十分、且つ積極的に高められるパ
チンコ機と成し得るのである。また、開閉パネルは、基
板前面の主要部を覆う基板表面構成部材がプラスチック
製であることから、この部分が熱により溶かされ易くて
も、金属板製の基板により、遊技者が熱したピアノ線等
によって、この基板表面構成部材に孔が開けられたとし
ても基板がピアノ線等の貫通を阻止することができる。
したがって、ピアノ線等による不正行為に対しても対処
することができる。
【図1】パチンコ機の前面枠を開放した状態における斜
視図である。
視図である。
【図2】開閉パネルの基板と意匠板を分離した状態にお
ける実施例の斜視図である。
ける実施例の斜視図である。
【図3】開閉パネルの裏側から見た斜視図である。
【図4】基板と意匠板とを接合する状態を示す実施例の
斜視図である。
斜視図である。
【図5】球供給皿の分解斜視図である。
【図6】ケースの分解斜視図である。
【図7】開閉パネルにカードリーダーライターを取り付
けた実施例の断面図である。
けた実施例の断面図である。
1 パチンコ機 5 開閉パネル 6 球供給皿 7 基板 8 意匠板
Claims (2)
- 【請求項1】 一側を前面枠側に開閉可能に軸着し、前
面側に球供給皿を有する開閉パネルを備えたパチンコ機
において、上記開閉パネルは、金属製薄板よりなる基板
の前面側に、球供給皿及び基板前面の主要部を覆うプラ
スチック製の基板表面構成部材を備えることを特徴とす
るパチンコ機。 - 【請求項2】 上記開閉パネルは、金属製薄板よりなる
基板と球供給皿と一枚の板状部材よりなる基板表面構成
部材との三位一体構成としたことを特徴とする請求項1
に記載のパチンコ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2411874A JPH0683746B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | パチンコ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2411874A JPH0683746B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | パチンコ機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5345954A Division JPH0798099B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04220278A JPH04220278A (ja) | 1992-08-11 |
JPH0683746B2 true JPH0683746B2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=18520797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2411874A Expired - Lifetime JPH0683746B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | パチンコ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0683746B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006238955A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP2010142520A (ja) * | 2008-12-20 | 2010-07-01 | Nippon Pachinko Buhin Kk | 遊技機 |
JP5314113B2 (ja) * | 2011-12-02 | 2013-10-16 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2014188289A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
-
1990
- 1990-12-20 JP JP2411874A patent/JPH0683746B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04220278A (ja) | 1992-08-11 |
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