JP3634907B2 - パチンコ機の上皿枠 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放出される賞球を受け取ると共に、受け取った賞球を打球として打球発射装置に送り出し、或いは下皿に誘導するパチンコ機前面に装備される上皿枠に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の様にパチンコ機は入賞によって放出される賞球を受け取るための受皿をパチンコ機の前面に上下二段に備えている。上段の上皿枠は賞球装置から放出される賞球を直接受け取り、これを一時貯留して通常は遊技を継続させるため打球発射装置に樋部を通して誘導し、連続的な発射を可能にし、また遊技を終了する場合は上記樋部の底を開いて下段の下皿枠に落とし抜き取るようにしてある。
【0003】
この受皿にあって下皿枠は専ら賞球を貯留することにあることから遊技者において最終的に球抜きが容易に出来るものであればよいが、上皿枠の場合には賞球を貯留する外、下皿枠に球抜きする構造と、打球発射装置への誘導手段を組込む必要がある。ことに発射装置への誘導手段は打球発射装置が上皿枠の背後に位置することから背面側に装置されることになり、また打球発射装置の前面を被うことになる。
【0004】
このため組立の利便と打球供給装置、打球発射装置等の保守点検乃至修理のため従来から上皿枠はパチンコ機の前枠に対して一側縁を蝶着して開放できるようにしてある。
従来知られる上皿枠は前枠の横幅に揃えて横長長方形状に形成した金属板製の基板の前面にプラスチックで成形した皿枠を取付け、基板に開設する賞球放出口を通して送り出される賞球をこの皿枠に受ける一方、連続して設ける樋部を通して打球送り口に球を運び背後の打球供給装置に1個づつ送り出すようにしてある。そして、この上皿枠は上記金属板製基板の一方の側縁部に枢着軸を備えて前枠の一側縁に蝶着し、他側縁部に備えるロック装置でこの基板を閉塞するよう構成してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の上皿枠の難点は基板が金属板によって作られていることで、成形に自由性がなく例えば前面に備える受皿に変化を付け装飾性を高める場合にも取付位置に制約を伴い自由度が制限され、またこれら受皿を組付ける場合にも金属とプラスチックの相違から両者の結合位置の整合性が悪く組立にくい等の問題があった。
この組合せの悪さは枢着軸の取付け、ロック装置の取付けにおいても同じであり、取付け位置の制約から構造が窮屈になる問題があった。
【0006】
またその一方、従来の上皿枠は金属板製基板を中心に組立られていたことから前枠前面に装備されるガラス枠の装飾に対応させた飾り付けが出来ないことがあり、パチンコ機前面のデザインの統一ができないと言った不具合があった。
【0007】
本発明はこの様な従来の上皿枠の問題点に鑑み、これを改善する目的で開発されたもので、その主たる目的は製造性を良くすること、前枠に対する組込みを容易にすること、形状の選択を自由にして意匠性を向上させ、前枠前面に施すデザインに対応させて一体性を図れること、等にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この様な目的を達成するため、本発明は上皿枠を上皿基板と皿枠とカバー枠とから構成し、上皿枠に求められる各機能をこれら三者に適宜分担させて成形の自由度を高める一方、製造性並びに精度を高め安定した上皿枠を提供することにある。
ことに本発明は上皿枠における機能部分と意匠部分を分けて上皿基板と皿枠に機能性を、またカバー枠に意匠性をもたせてこの両者の結合によってより精度の高いしかも自由度の高い上皿枠を提供しようとするものである。
【0009】
更に、本発明を詳述するならば、その特徴とするところは横長長方形状をなし賞球放出口と打球送り口とを開設してなる上皿基板と、上皿基板の前面に接面し、前記放出口を通して流出する賞球を受け取ると共に前記打球送り口に打球を誘導する樋部を有する皿枠と、上記皿枠の前面を被い一側縁部に枢着部材を、他側縁部にロック部材を組付ける取付凹部を設けてなるカバー枠とからなり、前記皿枠を間において上皿基板とカバー枠の三者を一体に結合させ組立てなることを特徴としたパチンコ機の上皿枠を提供することにある。
【0010】
また本発明は上記上皿基板、皿枠、カバー枠の三者について個別に合成樹脂を素材に射出成形してなることを特徴としたパチンコ機の上皿枠を提供することにある。
【0011】
また本発明は、上記カバー枠は横幅をパチンコ機の前枠の横幅に揃えると共に、左右側縁部に形成する取付凹部は前面側に膨出し且つ背面側を開口する中空室に形成して枢着部材とロック部材を組入れる一方、皿枠と上皿基板は上記取付凹部を塞がない横幅に形成することを特徴としたパチンコ機の上皿枠を提供することにある。
【0012】
また本発明は前記上皿基板と皿枠とカバー枠は上皿基板及び皿枠の背面側から通すビスによって結合し組立ることを特徴としたパチンコ機の上皿枠を提供することにある。
【0013】
また本発明は前記上皿基板の背面部には賞球放出口に連通させて連絡樋を、また打球送り口に連通させて玉切りシャッターを取付けてなることを特徴としたパチンコ機の上皿枠を提供することにある。
【0014】
また本発明は前記皿枠の樋部の打球送り口に臨む先端部底部には玉抜き口を開設し、樋部下部に組込む玉抜きユニットの開閉シャッタを臨ませる一方、該玉抜きユニットのシャッター操作ボタンをカバー枠に開設する透孔を通して前面に露出させてなることを特徴としたパチンコ機の上皿枠を提供することにある。
【0015】
また本発明は前記カバー枠の前面部にはランプ収納凹部を形成すると共に該収納凹部の前面を着色半透明の飾りカバーで被覆し、照明用乃至表示用のランプケース部を設けてなることを特徴としたパチンコ機の上皿枠を提供することにある。
次に、本発明の特徴とするところを図示する実施例に基づき詳述し、その他の特徴を併せて説明することにする。尚、図示する実施例は本発明の一例であって、これに限定されるものではなく趣旨に従って形状を変更し、組合せを変えて実施することが可能である。
【0016】
【実施の形態】
図面は本発明に係る上皿枠の実施の形態を示したもので、図1は使用状態を示す斜視図、図2は分解斜視図、図3は上皿枠を拡大して示した平面図、図4は上皿枠を分解した斜視図である。
図面の符号1はパチンコ機の外枠で、2は外枠の一側縁に上下の蝶番3,4を介して開閉自由に蝶着される前枠、5は図示しないガラス枠を前面に備えるガラス飾り枠、6は本発明に係る上皿枠で、7は下皿枠である。
【0017】
図2に示したように前枠2は縦長の額縁形に形成され、開口部8の前面を被うようにガラス飾り枠5と上皿枠6が上下に並んで取付き、下縁の板部9の前面に下皿枠7が接面状に取付くようにしてある。
ガラス飾り枠5は略正方形状の額縁形に形成してあり、左側縁部の上下に備える支軸10,11を前枠2の上部の蝶番3の蝶着片と、高さの途中に設ける軸受部12に対して各枢着することによって開閉自由に取付き、また上皿枠6は同じく左側縁部の上端に備える軸受部13に上記軸受部12に通した支軸11を受け入れる一方、下端から突き出す支軸を下皿枠7の左側縁上端に設ける軸受部(後述する)に軸承させることによって同じく開閉自由に取付くようにしてある。尚、上皿枠6の詳細については後において詳述する。
【0018】
この様に前枠2の前面はガラス飾り枠5と上皿枠6、それに下皿枠7が装着されることによってその全面が被われ、その一方、背面には金属板で成形した浅い箱形をなす機構枠体2aを一体に固定し、この枠体2aを介して図示しない遊技板14を着脱自由に組付け、更には枠体の背面に賞球の貯留タンク15や賞球装置、セーフ球寄せや賞球放出樋等を装着してセーフ球の制御、賞球放出の制御を行う機構部を構成している。
【0019】
遊技板は上記機構枠体の前面上半部に収められ、使用時にはガラス飾り枠5の開口部に臨むようにしてあり、前面下半部には遊技板14の下縁を受ける位置決め台座16、打球を打ち出す発射装置17、打球を遊技板に向け誘導する発射レール18等が設備され、この前面を前記上皿枠6が被うようにしてある。
【0020】
上皿枠6は図4に示したように上皿基板6aと皿枠6b、カバー枠6cから構成されている。この三者は合成樹脂を素材に個別に成形してあり、このうち上皿基板6aは横長長方形の板状に形成して上縁には前方に向けて開口する前記ガラス飾り枠5の下縁と係合する防犯溝19が長さの略全長に亘って形成してあり、左半上部には賞球の放出口20と効果音発生器のスピーカー口21が、そして右半部の略中央部には打球を送り出す送り口22が開設してある。
【0021】
上記上皿基板の背面には図示しない賞球放出樋に接続する舌状の連絡樋23が放出口20に連通して後向きに取付けられると共に、玉止めシャッター24を備えるケース25が接面状に取付けられシャッター24を送り口22に臨ませ、上皿基板6aが前方に向けて開放したときこのシャッター24により送り口22を閉塞できるようにしてある。
【0022】
皿枠6bは賞球を受ける皿部26の両端に取付板部27,28を有し、この板部を前記基板6aの前面に添わせネジ止めすることによって結合できるようにしてあり、皿部26の右方には徐々に幅を狭め球を整列させながら前記送り口22に誘導する樋部29を連続して形成し、前縁部の右半部には飾り板30の取付部31が設けてある。そして、この取付部31の下面には樋部29の底に形成する図示しない球抜き穴を開閉する球抜きユニット32を組付け、また上記樋部29の底には打球を円滑に誘導する金属レール33を後方から縁に沿って嵌め付けるようにして装着してある。尚、32aは上記球抜き穴を開閉操作するシャッターの操作ボタンである。
【0023】
カバー枠6cは上皿基板6aとこの前面に添わせる皿枠6bの全体を被い包むもので、特にここでは皿枠6bの皿部26の前縁部から下面の全体を包み込むように本体部分34を凹曲面形に形成し、その左右両端に皿枠6bの取付板部27,28の全面を被う板部35,36を延設し、この板部の縁部に取付凹部37,38を形成している。
【0024】
上記本体部分34の前縁部は前記皿部26の前縁を縁取りし飾るもので、ここには配線基板39に取付けた照明ランプを装着するランプ収納凹部40が横長に形成してあり、その前面を着色半透明板の飾りカバー41で被い照明飾りが形成されている。勿論この照明ランプは表示ランプであってもよく、実際の使用に従って選択できる。
【0025】
このカバー枠6cは板部35,36を含む横幅を前記前枠2の横幅に一致させてあり、上皿基板6aと皿枠6bの横幅はこれより小さくして取付凹部37,38が設けられる両端に重ならないようにしてある。
左方の取付凹部37は枢着部材42を装着するためのものであり、右方の取付凹部38はロック部材43を組込むためのものであってそれぞれは後方に向けて開放している。
【0026】
枢着部材42は上皿枠6を前枠2に枢着するためのものであり、ロック部材43はこの上皿枠を閉塞状態に拘束するものである。
図6に示したように枢着部材42は縦長長方形状をなす金属板からなる取付板44の上下両端に折り返し片45,46を設けて上方の片45に透孔47を穿って軸受片とし、下方の片46には同じく透孔を穿ってこれに支軸48を通している。
【0027】
上記取付板44には中央部に縦長の穴49を穿ち、その下縁から前記片46に対向する片50を起こしてこれに穿つ透孔に前記支軸48を挿通し、片46と協同して支軸を摺動自由に支えている。
支軸48は上皿枠6を下皿枠の一側縁上端部に枢着するためのもので、長さの途中に設ける鍔51と片50との間に縮設するばね52によって常には下端を片46の下方に突出させており、上端部から直角に延設し前記穴49を通して取付板の背面側に突き出した摘み53を穴49に沿ってばね52に抗して引き上げることによって上記下端を引っ込めることができるようにしてある。
【0028】
この枢着部材42は図5に示した如くカバー枠6の左方(図5においては右方)の取付凹部37に背面側から臨ませ、この凹部内に立設するボス状のネジ受け部54に取付板44を添わせてビス止めすることによって止着される。このとき上下の片45,46を凹部の上下の面に添わせると共に、片45の透孔47を軸受部13に連通させ、一方支軸48は一旦引き上げて凹部の下面に形成する透孔55に差し通し軸の下端を下に貫き出すことになる。
【0029】
一方、ロック部材43は図7に示すように、金属板を直角に折り曲げた取付板56と、2つの係止爪57,57を備えた鍵板58とから構成してある。
縦長の長方形状に形成された鍵板58は長さの途中に縦長のスリット59を設け、これに取付板56の一片に植設するボス状のガイドピン60を挿通し滑合することによって取付板に対して上下方向に摺動するように組付き、常には取付板の一片に設ける突片61と鍵板58に設ける突片62との間に縮設するばね63によって上方に引き上げられるようにしてある。
【0030】
このロック部材43は取付凹部38の背面側から凹部内に設ける取付台64に取付板56を添わせてビス止めし、鍵板58の上端に設ける押圧片65を取付凹部の上方に突き出させる。取付けられたロック部材は全体を取付凹部の中に収め、係止爪57を後方に突き出すことになる。尚、このロック部材43の取付けと同様に他方の取付凹部37に取付く枢着部材42も凹部の中に収まり、摘み53のみ後方に突き出すことになる。
【0031】
図中、66は取付凹部38の前面部に形成したランプ室で、67は取付凹部38を通してランプ室にランプを臨ませるランプ基板、68はランプ室の全面を被う着色したカバーであり、カバーは後向きに設ける係止爪をランプ室66の縁に設ける係止穴に係入することによって装着されランプを被うことになる。
【0032】
上記構成される上皿枠6は連絡樋23、玉止めシャッターのケース25等を装着した上皿基板6aに、飾り板30や球抜きユニット32等を装着した皿枠6bを合せ、更に皿枠6bの前面を被うようにカバー枠6cを添わせて三者を揃えたのち上皿基板6aの背面側から揉み込むビスを皿枠6bの取付板部27,28に通しカバー枠6cの板部35,36にねじ付けて組立を完成させることになる。
【0033】
この上皿枠6は前述したように前枠2に設ける軸受片12に軸受部13を下から合せてガラス飾り枠5に設ける支軸11を上から差し通すことによって左側縁の上端部が枢着され、またばね52に抗して引き上げた支軸48を下皿枠7の左側縁上端部に設ける軸受部69に差し通すことによって下端部を枢着され、この上下の支軸11,48を支点に開閉自由に取付けられることになる。
そして、閉塞時には右側縁に備えるロック部材43を前枠2の開口部8の右下部に形成する係止穴部70に臨ませ、後方に向けて突き出す係止爪57,57を掛け止めることによって閉塞状態に拘束されることになる。
【0034】
閉塞された上皿枠6はその上部に位置するガラス飾り枠5によって被われることになる。このため上皿枠の開放作業は、先ずガラス飾り枠5を開放し、上縁部を開いたのち、ここに頭を出す鍵板58の押圧片65をばね63に抗して押し下げ、係止爪57,57を係止穴部70から外すことによって行うことになる。
【0035】
ロック部材43の拘束を解いた上皿枠6は更に必要がある場合、枢着部材42の支軸48を摘み53の引き上げ操作で軸受部69から抜き出すことによって前枠2から外すことができる。勿論逆の操作によって取付け状態に戻すこともできる。
開放された上皿枠は支軸11,48を支点に右側縁を前枠2の前面に押し付けることで自動的に係止爪57が係止穴部70に突入し係合され拘束されることになる。このとき上皿枠6は基板6aを前枠2の前面に揃えると共に、カバー枠の左右側縁部の板部35,36を同様に揃えて閉塞されることになる。
【0036】
上皿枠6は上述の様に構成され、前枠2に組付けられるが、下皿枠7はこの上皿枠6を組付ける前に、前枠2の下縁の板部9の前面に接面させ、背面に植設するL字形の係止片(図示せず)を板部9に穿つ係止孔71に掛け止めることによって固定しておき、上皿枠6の組付けに備えられる。
【0037】
尚、上皿枠6は閉塞されることによって連絡樋23が機構枠体2aの背面に装備する賞球放出樋に連通し、皿部26への賞球の放出を可能にする一方、送り口22を塞ぐシャッター24を開放して樋部29からの打球の供給が開かれる。その一方上皿枠6の開放と共に上記シャッター24は自動閉塞して送り口22を閉ざし皿部26からの球の零れ出しを防止することになる。
【0038】
【発明の効果】
本発明は上述実施例に基づく説明において明らかな様に、上皿枠6を上皿基板6aと皿枠6bとカバー枠6cから構成し、これらを個別に形成して結合組立る構成としたことから、各部の成形が容易となり、またそれぞれの部品の組付けが容易になり製造性が高く安定した製品が得られる利点がある。特に本発明においては上記三分割することに併せて、各部を合成樹脂による射出成形品とすることができるため成形精度を高めることができ、従って三者の正確な組合せが可能であり、また前枠に対する組付けも正確に行うことができ良品を提供できる利点がある。
【0039】
一方、従来の上皿枠は金属板製の基板に枢着手段とロック手段を直接装備していたことに加え、これらの手段を構造的制約から基板の背面部に備えざるを得なかったことからその設備空間が狭く設計の自由度を奪う問題がありこれがデザインの自由度を奪うことにもなっていたが、本発明ではこの枢着手段とロック手段をカバー枠の両端部に備える取付凹部に収容し、基板の背後に突出しない構造としたことから前枠前面との空間を確保する必要がなくなり一体的な収まりが得られる一方、取付位置に精度を出すことができることから前枠との組合せが容易となり製造性が高められる利点がある。
【0040】
また本発明は上皿枠の前面をカバー枠で被う構成とし、しかもこのカバー枠を合成樹脂で一体に成形することが可能であることから美麗な上皿枠を提供することができる。ことに本発明の上皿枠は前記実施例の説明で明らかな様にガラス飾り枠と下皿枠との間に収まるようにし、しかも枢着部を左側部において共通させることでこの三者の一体性が図られるようになっていることからパチンコ機前面のデザインの統一化に有効であり、バランスのとれた意匠のパチンコ機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパチンコ機の上皿枠の使用状態を説明する斜視図。
【図2】前枠に組付けられる上皿枠を取り外した状態の分解斜視図。
【図3】上皿枠の拡大平面図。
【図4】上皿枠の分解拡大斜視図。
【図5】枢着部材とロック部材を取付凹部から外した状態を示す上皿基板を除いた上皿枠の背面拡大斜視図。
【図6】枢着部材の拡大斜視図。
【図7】ロック部材の拡大斜視図。
【図8】使用状態における要部の中央縦断右側面図。
【符号の説明】
2 前枠
6 上皿枠
6a 上皿基板
6b 皿枠
6c カバー枠
11 支軸
13 軸受部
20 賞球放出口
22 送り口
24 玉止めシャッター
26 皿部
27,28 皿枠両側部の板部
29 樋部
32 球抜きユニット
32a 操作ボタン
35,36 カバー枠両端部の板部
37,38 取付凹部
40 ランプ収納
41 飾りカバー
42 枢着部材
43 ロック部材
48 支軸
69 軸受部

Claims (5)

  1. 横長長方形の板に形成して賞球放出口と打球の送り口とを開設する上皿基板と、前記賞球放出口を通して流出する賞球を受け取る皿部と前記打球の送り口に打球を誘導する樋部を備える皿枠と、横幅をパチンコ機の前枠の横幅に揃え、且つ左右の両側縁部に前面側に膨出し背面側を開放する中空の取付凹部をそれぞれ設けるカバー枠とからなるパチンコ機の上皿枠であって、
    前記カバー枠の一側縁部の取付凹部には枢着部材を、また他側縁部の取付凹部にはロック部材を組入れそれぞれ格納固定する一方、該カバー枠の背後に前記皿枠を、そして該皿枠の背後に前記上皿基板を添わせて三者を重ね合わせ一体に組付け、前面の前記カバー枠によって前記皿枠と前記上皿基板とを被い隠すと共に、前記カバー枠の一方の取付凹部に格納した前記枢着部材を介して前記前枠の開口部に開閉自由に蝶着支持し、他方の取付凹部に格納した前記ロック部材を前記前枠の係止穴部に係脱自由に掛け止めて前記前枠の前面に閉止固定することを特徴としたパチンコ機の上皿枠。
  2. 請求項1の記載において、上皿基板、皿枠、カバー枠の三者は個別に合成樹脂により成形してなることを特徴としたパチンコ機の上皿枠。
  3. 請求項1の記載において、上皿基板の背面部には賞球放出口に連通させて連絡樋を、また打球送り口に連通させて玉止めシャッターを取付けてなることを特徴としたパチンコ機の上皿枠。
  4. 請求項1の記載において、皿枠の樋部の打球送り口に臨む先端部底部には玉抜穴を開設し、樋部下部に組込む玉抜きユニットのシャッターを臨ませる一方、該玉抜きユニットのシャッター操作ボタンをカバー枠に開設する透孔を通して前面に露出させてなることを特徴としたパチンコ機の上皿枠。
  5. 請求項1の記載において、カバー枠の前面部にはランプ収納凹部を形成すると共に該収納凹部の前面を着色半透明の飾りカバーで被覆してなることを特徴としたパチンコ機の上皿枠。
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