JPH0682947U - 車輛用座席における座部の取り付け構造 - Google Patents

車輛用座席における座部の取り付け構造

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JPH0682947U
JPH0682947U JP3051993U JP3051993U JPH0682947U JP H0682947 U JPH0682947 U JP H0682947U JP 3051993 U JP3051993 U JP 3051993U JP 3051993 U JP3051993 U JP 3051993U JP H0682947 U JPH0682947 U JP H0682947U
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重夫 黒岩
智雄 祖父江
弘光 若松
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丸菱工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基枠に支持されたブラケットへ座部のクッシ
ョンパンを効率良く固定させる。 【構成】 ブラケット2の後方端部に係止穴3を設ける
と共に、反対側の前端部に、立ち上り片4を形成し、合
成樹脂製のクッションパン6には、前記係止穴孔3と立
ち上がり片4に対応する係止爪9と垂下片10とを設
け、立ち上がり片4と垂下片10とにボルト挿通孔5、
11を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車体に固定される基枠と、座部の底フレームとなるクッションパン との結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
現状の車輛用座席は、基枠にスライダや回転軸等を介してブラケットを取り付 け、そのブラケットに金属製のクッションパンが固着された構造となっていて、 ブラケット2とクッションパン6の各水平板部に穿設されたボルト挿通孔14、 15を利用してボルト16とナット17とにより締着するものが主流となってい る(図4)。 そして基枠は、車輛への搭載を考慮して低くく設定されており、両側や後部は 板体で覆われ、手を入れて締着操作できる余裕は殆ど無い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の構造であると、ボルトはボルト挿通孔へ垂直に挿通させることになるか ら、座部の真下からボルト締め操作をしなくてはならない。そのため組み付けす る場合は、ボルト締め操作がしやすいように基枠を反転させて上方からボルトを 締め操作しているのが実情である。又この種の座席には、スライド機構やチルト 機構、ハイグレードタイプではそれらを駆動させる駆動機構も組み込まれるので 、座部の下に広い空間を確保するのが困難であるばかりか、重量もかなりあり、 締め付け操作がしずらく、重い基枠をいちいち反転させていては効率が悪い。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、簡易且つ合理的な構成によって、座部の込み付けを容易とするもの で、その構成は、車体に固定される基枠に支持された座部取り付けブラケットへ 、座部を構成する合成樹脂製のクッションパンを固着する座部の取り付け構造に あって、前記ブラケットとクッションパンとの相互間において、ブラケットとク ッションパンのいずれか一方には、一方向に対して片端部に係止穴を設けると共 に、前方にはボルト挿通孔を有した垂直片を形成し、他端部には前記係止穴に挿 入係止される係止爪を突設すると共に、前方にはボルト挿通孔を有する垂直片を 、前記垂直片とそのボルト挿通孔に対応した位置に設けて成る車輛用座席におけ る座部の取り付け構造にあり、前記クッションパンをガラス長繊維入りポリプロ ピレンで形成し、そのクッションパンに係止穴と垂直片とを一体形成したり、前 記クッションパンの外周端縁に沿って突条を周設することにより、品質の向上を 図ることができる。
【0005】
【作用】
基枠を反転させず、ブラケットとクッションパン相互とを、係止穴を係止穴に 差し込んで係止状態とし、その係止状態のままボルト挿通孔が一致するように垂 直片を重ねる。そのようにすれば、ボルトは基枠の側部から挿通でき、締め付け 操作を側方より行なえる。
【0006】
【実施例】
本考案に係る座部の取り付け構造を図面に基いて説明する。 1は矩形の頑丈な金属製の基枠であり、左右一対のスライダ1aを介して車輛 に固定可能となっており、チルト機構とスライド機構(いずれも図示せず)とが 組み込まれている。基枠1上には、前記チルト機構により変位する水平ロッド間 に、左右互いに平行配置された一対のブラケット2、2が架設されている。ブラ ケット2、2の後端には矩形の係止穴3、3が切り抜き形成され、又前端部は直 角に上方へ折り曲げ形成された立ち上り片4になっていて、その立ち上り片4の 中央にはボルト挿通孔5、5が穿設されている。
【0007】 6はクッションパンで、上面にクッション材7を載置してそれらをシート地8 により包み込み、座部を形成するためのものである。クッションパン6の後部裏 面には、係止爪9、9が、クッションパン6の裏面と平行で後方に向けて突設せ られていると共に、前部裏面には垂下片10、10が突設され、夫々ブラケット 2、2の係止穴3、3、立ち上り片4に対応し、前記垂下片10にはボルト挿通 孔11が穿設されている。これら係止爪9、垂下片10はガラス長繊維入りポリ プロピレンにてクッションパン6の本体と一体的にプレス成形されている。
【0008】 又クッションパン6には、外周縁に沿って突条12が周設されており、クッシ ョン材7を包み込んだシート地8の周縁部を内側に折り込んで、クリップ13に よって簡単に止着できるようになっている。このクリップ13には図2に示す如 く、引っ掛け爪12aが設けられており、その引っ掛け爪13aを前記突条12 に引っ掛けるだけの簡単操作で、外れ止め効果の高い完璧な止着ができる。それ により座部の組み付けが容易であるばかりか、突条は係止用としてばかりでなく 、クッションパンの補強用として有効に活用される。
【0009】 クッションパンをブラケットへ固定するには、先ずクッションパン6を僅かに 前方が持ち上がった姿勢で支え、クッションパン6の裏面に突設されている係止 爪9をブラケット2の係止穴3へ差し込んで後方へ押し付け(図3a)、続いて クッションパン6の前部を押し下げる。このとき係止爪9は合成樹脂特有の撓み によりバネ性が生かされ、がたつきなく確実に係止される。次に基枠の前方より 立ち上り片4のボルト挿通孔5と垂下片10のボルト挿通孔11とが合致するこ とを確認し、それらボルト挿通孔5、11へボルト16を貫通させてナット17 を装着して締め付ける。以上でブラケットへの固定は完了し、背もたれ等の取り 付け工程へ送られる。
【0010】 本考案は、片側を係止爪と係止穴との係止作用にて、他側をボルト締めにより 固定させるものであって、係止穴と係止爪とを夫々垂直部に形成しても差し支え ない。又ブラケットの垂直片は平面部に対して垂直であれば、水平部から真下に 折り曲げ形成させるばかりでなく、垂直部から真横に折り曲げ形成させることも できる。
【0011】 実施例はブラケットの後方に係止穴を設け、その係止穴へクッションパンに設 けた係止爪を差し込み係止させるようになっているが、それとは逆の構造、即ち クッションパンの後方に係止穴を設け、その係止穴へブラケットに設けた係止爪 を差し込み係止させるようにしてもかまわないし、係止穴と係止爪とによる係止 部とボルト締め部とを、基枠に対して左右方向の両端部に設定するようにもでき る。又係止穴やボルト締め箇所の数、それらの形状、配置等は適宜変更される。 更にクッションパンの材質はガラス長繊維入りポリプロピレンに限らず、炭素繊 維を混入させた他の合成樹脂等、所定の物理的強度を有した合成樹脂であれば実 施例に限定するものではなく、係止爪をクッションパンと一体成形せず、別体の 係止爪を固着させるようにしてもかまわない。
【0012】
【考案の効果】
本考案によれば、定姿勢のままで側方からねじ締めできるから、重い基枠をい ちいち反転させることなく座部をブラケットへ容易に固着できる。特にクッショ ンパンをガラス長繊維入りポリプロピレンで形成すれば、車輛の振動に対しても 高い強度が保たれると共に、撓みを効果的に利用できるので、耐久性、作業性と も良好となり、合成樹脂製であるが故に、軽量化する上での有利性がある。又ク ッションパンの外周縁に突状を設けることで、クッションパンの補強が図れ、ク リップを利用したシート地の止着にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る取り付け構造を実施した自動車用
座席の概要を示す分解説明図である。
【図2】(a)、(b)はシート地の止着操作を示す説
明図である。
【図3】(a)、(b)はクッションパンの固着操作を
示す説明図である。
【図4】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1・・基枠、2・・ブラケット、3・・係止穴、4・・
立ち上り片、5・・ボルト挿通孔、6・・クッションパ
ン、7・・クッション材、8・・シート地、9・・係止
爪、10・・垂下片、11・・ボルト挿通孔、12・・
突条、13・・クリップ、13a・・引っ掛け爪、1
4、15・・ボルト挿通孔、16・・ボルト、17・・
ナット。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定される基枠に支持された座部
    取り付けブラケットへ、座部を構成するクッションパン
    を固着する座部の取り付け構造にあって、前記クッショ
    ンパンを合成樹脂で形成し、そのクッションパンとブラ
    ケット相互間のいずれか一方には、一方向に対して片端
    部に係止穴を設けると共に、他端部にはボルト挿通孔を
    有した垂直片を形成し、他方には前記係止穴係止穴に挿
    入係止される係止爪を突設すると共に、前方にはボルト
    挿通孔を有する垂直片を、前記垂直片とそのボルト挿通
    孔に対応した位置に設けて成る車輛用座席における座部
    の取り付け構造。
  2. 【請求項2】前記クッションパンの外周端縁に沿って突
    条を周設した請求項1の車輛用座席における座部の取り
    付け構造。
JP1993030519U 1993-05-14 1993-05-14 車両用座席における座部の取り付け構造 Expired - Fee Related JP2549209Y2 (ja)

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