JPH0712228Y2 - 自動車用スポイラの取付構造 - Google Patents

自動車用スポイラの取付構造

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JPH0712228Y2
JPH0712228Y2 JP6384689U JP6384689U JPH0712228Y2 JP H0712228 Y2 JPH0712228 Y2 JP H0712228Y2 JP 6384689 U JP6384689 U JP 6384689U JP 6384689 U JP6384689 U JP 6384689U JP H0712228 Y2 JPH0712228 Y2 JP H0712228Y2
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JP
Japan
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lock member
spoiler
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JP6384689U
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忠彦 布施
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Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Auto Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ラッゲージドアの後端部等に取付けられる自
動車用スポイラの取付構造に関するものである。
〔従来の技術〕
このようなスポイラは、一般に自動車ボデーに穴をあけ
てボルトとナットまたはクリップとグロメットを用いて
取付けるか、もしくは両面テープによって取付けられ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ボルトとナットまたはクリップとグロメットによってス
ポイラを取付ける場合には、自動車ボデーに穴をあける
必要があり、スポイラを取外したときに、ボデーに穴が
残るという欠点がある。
さらに、両面テープを用いる場合には、スポイラを取外
したときに接着剤がボデーに残るという欠点のほかに、
強力な両面テープの場合にはスポイラの取外しが困難
で、弱い両面テープの場合にはスポイラが確実に固定さ
れないという欠点がある。。
本考案は、このような点に鑑みて、自動車のボデーに穴
をあけることなく、確実に、かつ脱着容易に取付けるこ
とができる自動車用スポイラの取付構造を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、この目的を達成するために、スポイラ本体に
形成された長溝に沿ってスライドし所定のスライド位置
に固定可能であり、かつ前記長溝より下方にロック部材
係合部を有するスライダを2個設け、ボデー面に着座す
ると共に前記ボデー面の車幅方向の端縁部に引掛け可能
なフックを形成した足部材の内部空間に、前記ロック部
材係合部を挿入し、この足部材に、前記ロック部材係合
部に係合するロック部材を回転可能に支持させると共に
このロック部材を前記係合方向に付勢するばねを装着し
たことを特徴とするものである。
この場合、ロック部材を係合方向に付勢するばねが、前
記ロック部材を係脱方向に所定角度以上回転させると係
脱方向に付勢方向を反転させるセンタオーバばねである
ことが望ましい。
〔作用〕
スポイラを取付ける場合、足部材を自動車ボデーに引掛
け、この足部材に対応する位置にスライダを滑動させて
スポイラ本体に固定する。次に、スライダを足部材に挿
入してロック部材を足部材のロック部材係合部に係合さ
せ、ロック部材をばねで係合状態に保持することによ
り、スポイラが取付けられる。
スポイラの取外しは、ロック部材をばねに抗してロック
部材係合部から外し、スポイラ本体を持上げることによ
り行われる。
〔実施例〕
次に、図を参照して本考案の実施例を詳述する。
第1図は自動車ボデーにスポイラを取付けた後の状態を
示す断面図、第2図は取付け中の状態を示す斜視図、第
3図は取付け部品の斜視図である。これらの図におい
て、1は、ラッゲージドアなどの自動車ボデー2に取付
けられるスポイラ本体である。スポイラ本体1は合成樹
脂または繊維強化合成樹脂からなる、内部が中空の板状
成形品である。このスポイラ本体1の下面には、その長
手方向に長溝3が形成してあり、その中央部3a(第2図
参照)は他の部分よりも大きくなっている。
この中央部3aから長溝3にスライダ4が挿入され、所定
の位置まで長溝3に沿って滑動させられる。所定位置に
おいてスライダ4は、長溝3よりも大きなその上側の板
状部分4a、プレート5およびボルト6により、固定保持
される。すなわち、ボルト6をねじ穴4bにねじ込んで、
プレート5と板状部分4aによってスポイラ本体1を挟持
することにより、スポイラ本体1に固定保持される。
スライダ4は板状部分4aから下方へ突出する部分4cに、
ロック部材係合部7を備えている。このロック部材係合
部7には、後述のロック部材9が係合可能である。ロッ
ク部材係合部7は断面が凹凸の形をしている。
スライダ4の突出部分4cは足部材8に挿入可能である。
そのために、足部材8の断面はほぼコの字形の角筒状に
形成されている。この足部材8は、自動車のボデー2例
えばラッゲージドアの縁部に引掛け保持するために、そ
の下端部にフック8aが形成されている。
足部材8の側壁の一つは切欠いてあり、そこにL字形の
ロック部材9が挿入配置されている。このロック部材9
は足部材8に回転可能に支持されている。そのために、
ロック部材9の角部付近にピン9aが固定され、このピン
9aは足部材8の溝8bに挿入されている。溝8bはピン9aが
抜けないように鉤形に形成されている。ロック部材9の
内側の面には、スライダ4のロック部材係合部7に係合
する凹凸が形成されている。ロック部材9の背面には、
把手9bが形成されている。
ロック部材9はさらに、ねじりコイルばねとして形成さ
れたセンタオーバばね10によって付勢されている。この
ばね10の一端はロック部材9の端部に保持され、他端は
足部材8の穴8cに挿入保持されている。センタオーバば
ね10は二つの作用方向を有し、第1の作用方向では、ロ
ック部材9をロック部材係合部7に係合させるように付
勢し、そして第2の作用方向では、向きを変えて第1の
作用方向と反対方向にロック部材9を付勢する。
次に、特に第4A図、第4B図および第4C図を参照して、ス
ポイラの取付けおよび取外し方法について説明する。
スポイラを取付ける場合には、先ず、両足部材8のフッ
ク8aを自動車ボデー2のラッゲージドア縁部等に引掛け
て、足部材8を自動車ボデー2に装着する。この両足部
材8に対応する位置まで、スライダ4を滑動させてボル
ト6を締めつけることにより、スポイラ本体1に固定す
る。
次に、スライダ4の突出部分4cを足部材8内に挿入す
る。第4A図は突出部分4cがロック部材9に当たった状態
を示す。この状態からスライダ4の突出部分4cを押し下
げると、ロック部材9がセンタオーバばね10に抗してピ
ン9aを中心に反時計回り回転する(第4B図参照)。この
第4A図と第4B図の状態においてセンタオーバばね10は矢
印で示すように、ロック部材9を時計回りに付勢してい
る。
スライダ4の突出部分4cをさらに押し下げると、センタ
オーバばね10が向きを変え(ターンオーバし)、今度は
ロック部材9を反時計回りに付勢する。それによって、
ロック部材9は足部材8のロック部材係合部7に係合
し、センタオーバばね10によってこの係合状態に保持さ
れる(第4C図参照)。従って、スポイラ本体1は自動車
ボデー2に確実に取付けられる。
スポイラを取外す場合には、第4C図の状態で、把手9bを
持ってロック部材9をセンタオーバばね10に抗してピン
9a回りに時計方向に回転させる。それによって、ロック
部材9がロック部材係合部7から外れると共に、センタ
オーバばね10が向きを変え、第4B図と第4A図に示すよう
に、スライダ4の突出部分4cを上側へ押すように作用す
る。この状態でスポイラ本体1を持上げることにより、
スポイラを簡単に取外すことができる。
上記実施例によるスポイラ取付構造の場合には、自動車
ボデー2に穴をあけずに、スポイラを自動車ボデー2に
確実に取付けることができ、かつスポイラの脱着が容易
である。さらに、このスポイラ取付構造は、取付部がス
ライドするため、車幅の異なる自動車ボデーに適用可能
である。さらに、スライダ4の高さを選定することによ
り、スポイラの高さを任意に変えることができる。さら
に、ロック部材9を付勢するばねがセンタオーバばね10
であると、ばねの付勢方向が反転するので、ロック部材
係合部7を足部材8の内部空間に挿入または内部空間か
ら引き抜く際に、ロック部材9を非係合位置に手動保持
する必要がない。
以上、実施例に基づいて本考案を説明したが、本考案は
前述の実施例に限定されるものではない。前述の実施例
では、ロック部材9とロック部材係合部7を凹凸に形成
したが、これらは他の形でもよい。例えば、第5図に示
すように、ロック部材9′を爪状に、ロック部材係合部
7′をラチェット状に形成することができる。
さらに、ロック9を付勢するセンタオーバばね10はねじ
りコイルばね以外のばねを用いてもよい。例えば、第6
図に示すように、引張りコイルばね10′によって形成し
てもよい。この引張りコイルばね10′の一端は足部材等
に固定され、他端はロック部材9に作用している。この
場合、引張りコイルばね10′がロック部材9の支持ピン
9aを越えるときに、ばねの作用方向が切り換わる。
さらに、ロック部材9を付勢するばね10は、二つの作用
方向を有するセンタオーバばねでなくてもよく、ロック
部材9をロック部材係合部7に係合させる方向にのみ、
ロック部材9を付勢する普通のばねであってもよい。こ
の場合、ばねとしてはいろいろなばね、例えば板ばね、
空気ばね等や、弾性体を使用することができる。
さらに、足部材8は別の形状も考えられ、またラッゲー
ジドアだけでなく、ハッチバック等の他のボデー個所に
もスポイラを取付けることができる。
〔考案の効果〕
本考案のスポイラ取付構造は、自動車ボデーに穴をあけ
ずに、スポイラを確実に取付けることができ、かつスポ
イラの脱着が容易である。さらに、取付部がスライドす
るため、車幅の異なる自動車ボデーへのスポイラの取付
けを可能にする。さらに、スライダの高さを選定するこ
とにより、スポイラの高さを任意に変えることができ
る。
さらに、ロック部材を付勢するばねがセンタオーバばね
であると、ロック部材係合部を足部材の内部空間に挿入
または内部空間から引き抜く際に、ロック部材を非係合
位置に手動保持する必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例によるスポイラ取付構造を示す
断面図、第2図はスポイラ取付構造の斜視図、第3図は
取付け部品の斜視図、第4A図、第4B図および第4C図はス
ポイラ取付けおよび取外し方法の説明図、第5図はロッ
ク部材とロック部材係合部の変形例を示す図、第6図は
センタオーバばねの変形例を示す図である。 1……スポイラ本体、2……自動車ボデー、3……長
溝、4……スライダ、7,7′……ロック部材係合部、8
……足部材、8a……フック、9,9′……ロック部材、10,
10′……ばね。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スポイラ本体に形成された長溝に沿ってス
    ライドし所定のスライド位置に固定可能であり、かつ前
    記長溝より下方にロック部材係合部を有するスライダを
    2個設け、 ボデー面に着座すると共に前記ボデー面の車幅方向の端
    縁部に引掛け可能なフックを形成した足部材の内部空間
    に、前記ロック部材係合部を挿入し、 この足部材に、前記ロック部材係合部に係合するロック
    部材を回転可能に支持させると共にこのロック部材を前
    記係合方向に付勢するばねを装着したことを特徴とする
    自動車用スポイラの取付構造。
  2. 【請求項2】ロック部材を係合方向に付勢するばねが、
    前記ロック部材を係脱方向に所定角度以上回転させると
    係脱方向に付勢方向を反転させるセンタオーバばねであ
    ることを特徴とする、請求項1記載の自動車用スポイラ
    の取付構造。
JP6384689U 1989-05-31 1989-05-31 自動車用スポイラの取付構造 Expired - Lifetime JPH0712228Y2 (ja)

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