JP2017115949A - 管状体のロック機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】管状体のロック機構として、簡易性を維持してロック部材の係合及び係合解除操作をワンタッチで行えるようにすることにある。
【解決手段】管状体2をハウジング1に対し、前記ハウジング1に設けられたロック部材3を管状体2の係合部26に係合及び係合解除して着脱する管状体のロック機構であって、ロック部材3はハウジング1に回動可能に軸支されると共に、ハウジング1との間に設けられた付勢部材4を有しており、付勢手段4はロック部材3の回動角度に応じ付勢方向を切り換えて、ロック部材3を管状体2に係合するロック方向及び係合解除する解除方向に付勢する構成である。
【選択図】図5

Description

本発明は、管状体をハウジングにワンタッチ操作により着脱する場合に好適な管状体のロック機構に関する。
図8(a),(b)は特許文献1に開示のロック機構を示している。このロック機構は、管状体(アダプター)1をハウジング(カプラー)2に対しハウジング2に設けられたロック部材(締結カムレバー)5を操作して管状体1に係合及び係合解除して着脱する構成である。ここで、管状体1は、外周に設けられてロック部材5のカム部6が係脱される周回溝状の係合部8を有している。ハウジング2は、管状体1の先端部分を受け入れる受入筒部の外周に設けられてロック部材5を間に配置する対の突出部3、及びカム部6を出没する開口7を有している。ロック部材5は、ハウジング2に対しカム部側を突出部3同士の間に配置した状態で支軸4により回動可能に枢支されている。また、ロック部材5に設けられた第1と第2の係合凹部13,14と、ハウジング2に設けられて係合凹部13,14と係合する方向に付勢されて各係合凹部13,14に係脱可能なロックピン17とを有している。
以上のロック機構では、ロック部材5が管状体1側に回動されるとカム部6を開口7から外側に没入してアンロック状態となり、反対側に回動されるとカム部6が開口7から係合部8と係合しロック状態となる。つまり、ロックピン17がロック部材5のアンロック状態で第1の係合凹部13と係合し、ロック状態で第2の係合凹部14と係合することにより、ロック部材5がロック状態からアンロック状態に不用意に回動されないようにしている。
特許第4773154号公報
以上のようなロック機構は、用途例として、配管同士やパイプ同士を管状体及びハウジングの着脱により接続・分離したり、管状体にハウジングを着脱して管状体の一端を開閉するようなときにも用いられる。また、灌水資材であるパイプ同士やホース同士を頻繁に着脱したり、管状体にハウジングを頻繁に着脱するケースもある。従って、ロック機構としては、係合及び係合解除操作が共にワンタッチで行えること、配管外径が大きく重くなっても容易に着脱操作できることが好ましい。
ところが、このロック機構では、例えば、管状体1をハウジング2から外す場合、まず、ロック部材5が図8(b)のロック状態においてロックピン17をリング状指押え部19を利用して付勢力に抗して後退させ、その状態を保って同(a)のごとく回動操作してアンロック状態に切り換えなくてはならず、操作性に欠けている。この点は、特に、配管やパイプの外径が大きかったり重くなると、着脱操作に時間が掛かり苦労する。また、作業が足場の悪い屋外や狭い作業空間などで行われる場合はなおさらである。
本発明の目的は、以上のような課題を多少なりとも解消して、簡易性を維持してロック部材の係合及び係合解除操作をワンタッチで行えるようにした管状体のロック機構を提供することにある。他の目的は以下の内容説明の中で明らかにする。
上記目的を達成するため本発明は、形態例を参照して特定すると、管状体2をハウジング1に対し、前記ハウジング1に設けられたロック部材3を前記管状体2の係合部26に係合及び係合解除して着脱する管状体のロック機構であって、前記ロック部材3は前記ハウジング1に回動可能に軸支されると共に、前記ハウジング1との間に設けられた付勢部材4を有しており、前記付勢手段4は前記ロック部材3の回動角度に応じ付勢方向を切り換えて、前記ロック部材3を前記管状体2に係合するロック方向及び係合解除する解除方向に付勢することを特徴としている。
以上の本発明は、請求項2〜5で特定したように具体化されることがより好ましい。
(ア)、前記付勢部材はトーションバネであり、前記トーションバネの一端側を前記ハウジング側に係合し、他端側を前記ロック部材側に係合している構成である(請求項2)。
(イ)、請求項2において、前記トーションバネは、一端が略コ字状に形成されて前記ハウジングに設けられた溝部に係合し、他端が前記ロック部材に形成された穴部に係合している構成である(請求項3)。
(ウ)、前記ロック部材は、前記管状体に係合した状態で前記ハウジングに当接する第1当接部と、前記管状体に係合解除した状態で前記ハウジングに当接する第2当接部とを有している構成である(請求項4)。
(エ)、前記ロック部材は、前記係合解除する解除方向に付勢されている状態において、前記ハウジング内に突出して前記管状体の挿入を阻止する阻止部を有している構成である(請求項5)。
請求項1発明では、ロック部材とハウジングの間に設けられて、ロック部材の回動角度に応じ付勢方向を切り換えてロック部材を管状体に係合するロック方向及び係合解除する解除方向に付勢する付勢手段を有している。従って、このロック機構では、ハウジングに対し管状体を接離したりハウジング及び管状体を互いに接離して着脱する場合、ロック部材を管状体に係合を解除した状態から係合状態に切り換えると該係合状態が付勢部材の付勢力により維持され、ロック部材を再び係合解除状態に切り換えると該係合解除状態が付勢部材の付勢力により維持される。これにより、着脱操作では、ロック部材をワンタッチで係合又は係合解除状態に切り換えた後、両手を使って管状体をハウジングに装着したり離脱操作でき、使い勝手を向上できる。
請求項2の発明では、付勢部材がトーションバネであるため簡易であり、ロック部材の係合及び係合解除操作において節度感が得られるためより良好な操作性を実現できる。
請求項3の発明では、トーションバネがコ字状の一端をハウジング側の溝部に係合し、他端をロック部材側の穴部に係合しているため、組付け性に優れると共に不用意な外れの虞を解消できる。
請求項4の発明では、形態例のごとくロック部材を管状体に係合した状態と、係合解除した状態でハウジングの異なる箇所に当接する第1と第2の当接部を有しているため、例えば、各当接部の形状等を変更してロック部材の回動範囲を任意の角度に設定でき、それにより設計自由度を拡大できる。
請求項5の発明では、ロック部材が係合解除する解除方向に付勢されている状態において、ハウジング内に突出して管状体の挿入を阻止する阻止部を有しているため、係合解除状態では管状体が阻止部に当たってハウジングに挿入できない。要は、管状体がハウジングに挿入する際はロック部材を係合状態に切り換えておく。この利点は、管状体がロック部材の係合解除状態でハウジング内に挿入できると、ロック部材を係合状態に切り換える操作を忘れるという不具合を未然に防止可能にする。
形態例に係る管状体のロック機構の適用例を示し、(a)はハウジング及び管状体の使用態様での上面図、(b)はその正面図、(c)は右端面図である。 上記図1(a)のA−A線拡大断面図である。 図2のロック部材の係合状態から係合解除した態様で示す断面図である。 (a)は管状体をハウジングに連結する際の操作を説明するための断面図、(b)は管状体をハウジングに連結した直前の状態を説明するための断面図である。 (a)は発明要部をロック部材の係合解除状態で示す一部破断した構成図、(b)はロック部材の係合状態で示す一部破断した構成図である。 上記形態の変形例をロック部材の係合解除状態で示すハウジング側の断面図である。 上記変形例のロック部材の係合状態で示すハウジング側の断面図である。 特許文献1のロック機構を示し、(a)は非ロック状態での断面図、(b)はロック状態での断面図である。
以下、本発明の形態例について添付図面を参照しながら説明する。この説明では、形態例のロック機構及びその作動特徴を述べた後、図6及び図7の変形例の変更点について言及する。
(構造)形態例のロック機構は、管状体2をハウジング1に対しハウジングに設けられたロック部材であるレバー3を管状体2の周回溝26に係合及び係合解除して着脱するタイプである。用途は、特にパイプ同士、配管同士、ホース同士などを管状体及びハウジングの着脱により接続・分離したり、又、灌水資材であるパイプ同士、配管同士、ホース同士を着脱したり、管状体にハウジングを頻繁に着脱する仕様に好適である。
ロック機構としては、ハウジング1に設けられて管状体2の対応管部分20を筒内に受け入れる受入筒部10と、受入筒部10の外面側に回動可能に設けられて管状体2の周回溝26に係合及び係合解除するレバー3と、レバー3とハウジング1の間に設けられた付勢部材であるトーションバネ4とを有している。なお、ハウジング1と管状体2及びレバー3の材質は共に樹脂成形品であるが、樹脂以外でも差し支えない。
ここで、ハウジング1は、図1及び図4と図5に示されるごとく、一端側に設けられて管状体2に接続される受入筒部10と、他端側に設けられてパイプやホース等の管部材8に連結される接続部11とからなる。筒内は、受入筒部10の内径14が接続部11の内径13に比べて径大となっている。これに対し、管状体2は、一端側に設けられて受入筒部10に挿入されると共に係合部である周回溝26を管外周に形成している差込用の対応管部分20と、他端側に設けられてパイプやホース等の管部材7に連結される接続部22と、対応管部分20と接続部22の間に設けられた拡径した鍔状フランジ部21とからなり、内径が前端24から後端25まで均一となっている。
なお、接続部11,22には、管部材8,7に挿入されたときに抜け難くする複数の周回爪17や27が設けられている。管部材7の対応端部は、接続部22の外周を内径側に押し入れた後、必要に応じて締めバンド9により締め付けられた状態で装着される。管部材8の対応端部も、接続部21の外周を内径側に押し入れた後、必要に応じて締めバンド9により締め付けられた状態で装着される。
また、受入筒部10は、接続部11より一回り径大となっており、内周に設けられた内周溝15と、外周にあって周囲等分する2箇所に設けられた略矩形の枠部16と、外周のうち枠部16同士の間に設けられた複数の補強兼載置用リブ18,18とを有している。内周溝15にはリング形状のシール部材6が装着される。シール部材6は、受入筒部10の内径と対応管部分20との間を水密に保つ。
一方、枠部16は、底面の一部を欠如して筒内に通じる開口16aと、軸方向にあって奥側に設けられた回動規制用の一段高い受面16b及び反対側の角部に設けられた回動規制用の受面16cと、軸方向と交差する方向つまり左右の側面に同軸線上に設けられた軸孔16d(図1(b)を参照)と、軸方向の前面内側に設けられた溝部16eと、左右の内側面に設けられた規制部16fとを有している。溝部16eは軸方向と交差する方向のばね係合用の縦溝である。規制部16fは、トーションばね4の対応する部分に対向した縦リブである。
以上の枠部16には、レバー3が支軸5を介して揺動可能に支持され、また、トーションバネ4がレバー3を管状体2に係合するロック方向及び係合解除する解除方向に付勢するよう組み込まれる。
すなわち、レバー3は、上板部30及び上板部30の下面に突出したブロック部31とからなり、全体が枠部16内に揺動可能に収まる大きさとなっている。上板部30には、上面後側に突出された滑り止め用凸30aと、上面前側に位置して受面16bに当接する第1当接部30bと、上面後側に設けられて受面16cに当接可能な第2当接部30cとが設けられている。ブロック部31には、図5(a)のごとく下面に逆凹状に切り欠いた複数の溝32と、周回溝26に係脱する係合部34と、左右を貫通している軸孔36と、軸部36の近くに設けられたばね用の係止穴37とが設けられている。
トーションばね4は、図5に示されるごとくレバー3の両側を内側に挟み込み可能な大きさの概略コ形状であり、コ形の中間部である一端部4aと、コ形の両端である他端部4bと、一端部4aの両端と各他端部4bとの間の線部分に設けられたコイル形の巻線部4cとからなる。そして、このトーションばね4は、レバー3に対して、コ形の内側にブロック部31を配置した状態で両側の他端部4bが対応する係止穴37に係合されることにより組付けられる。
次に、レバー3は、トーションばね4と共に枠部16に組付けられる。この作業では、例えば、レバー3を枠部16内に位置決め配置した状態で、支軸5が枠部の一方軸孔16d、軸孔36、枠部の他方軸孔16dに挿通されて抜け止めされることにより枠部16に対し支軸5を支点として前後に揺動可能に組み込まれる。その後、トーションばね4は、一端部4aが枠部内の溝部16eに係合されると共に、一端部4aの両端と巻線部4cとの間の線部分が規制部16fに対向するよう配置される。なお、この規制部16は、トーションばね4のうち、一端部4aの両端と巻線部4cとの間の線部分が左右方向に動かないよう規制したり遊びを吸収するものであるが、機能上は省略可能である。
これにより、レバー3は、トーションばね4の係合方向の付勢力により図2の拡大図のごとく第1当接部30bが受面16bに当たるまで回動付勢されて、略水平となる係合状態となる。また、レバー3は、その係合状態から滑り止め用凸部30aないしは凸部30a付近がトーションばね4の付勢力に抗して下向きに押されて回動されると、回動途中からトーションばね4が付勢方向を反転する。レバー3は、そのトーションばね4の反転により係合解除方向へ回動付勢されて、図3の拡大図のごとく第2当接部30cが受面16cに当たった係合解除状態に切り換えられる。
(作動)以上のロック機構は、作動特徴として特に次のような点で優れている。
(ア)このロック機構では、ハウジング1に対し管状体2を連結したり、ハウジング1及び管状体2を互いに近づけて連結する場合、図4(b)に示されるごとくレバー3を係合状態にしてから、受入筒部10内に対応管部分20を挿入操作すると、挿入途中で対応管部分20の前端24が係合部34に当接するが、更に押し込む。すると、対応管部分20は、レバー3がトーションばね4の付勢力に抗して係合解除方向へ回動されるので、端面24が係合部34に邪魔されることなく更に受入筒部10の奥へ移動される。レバー3は、周回溝26が係合部34と対向すると、トーションばね4の付勢力により係合方向へ回動され、同(b)のごとく係合部34が周回溝26内に突出した係合状態に切り換えられる。この係合状態では、図2の拡大図のごとく第1当接部30bが受面16bに当接して回動を規制された状態で、レバー3が枠部16内において略水平状態となる。
なお、ハウジング1に対し管状体2を連結する操作は、以上の操作以外に、例えば、図4(a)のごとくレバー3を係合解除状態にしてから、受入筒部10に対応管部分20を挿入操作した後、最後にレバー3を同(b)のごとく係合状態に切り換えることも可能である。
そして、以上のロック機構は、レバー3がトーションばね4により係合方向と係合解除方向の2方向へ付勢されるため、例えば、レバー3の係合解除状態で両手を使って管部分20を受入筒部10に挿入でき、かつ、管部材20の挿入後にレバー3の押し込み操作つまりワンタッチ操作にて確実に連結可能となるため連結操作性に優れ、加えて、レバー3が外側に配置されて目視可能なことから締結確認性にも優れている。勿論、このロック機構では、特許文献1に比べ外観がコンパクトとなり、重量が樹脂製のため軽く持ち運び易くなる。
(イ)以上のロック機構では、連結状態において、ハウジング1及び管状体2は、係合部34が周回溝26に係合しているため、共に相対的に回動可能となっており、接続部11,22に連結される管部材7,8から受ける捻り方向の応力を受け難く、また、管部材7,8のねじれ補正が行われるので着脱操作性も良好となる。
(ウ)また、ハウジング1及び管状体2は、図4のごとく管部分20の端面が受入筒部10の内径14と接続部11の内径13の間の段差端面に当接した状態となっているが、管部材7,8に液体を流すと、図2のごとく両部材がその液圧により少しだけ、つまり係合部34が周回溝26の対応端面に当たるまで離れる方向へ動かされる。この液圧による加圧時つまり耐圧時には、図1、図2のごとく係合部34が周回溝26の対応端面に圧接してレバー3を押せない状態(係合解除不能状態)となるため、安全性に優れている。しかも、この係合解除不能状態では、ハウジング1及び管状体2が相手側に対して回転されないため管部材8,7の捻れも生じない。
(エ)ハウジング1と管状体2を再び分離する場合は、各レバー3が係合状態から滑り止め用凸部30a又は凸部30a付近をトーションばね4の付勢力に抗して下向きに押すと、途中からトーショントー4が付勢方向を反転してレバー3を係合解除方向へ回動付勢する。その結果、レバー3は、図3の拡大図のごとく第2当接部30cを受面16cに当接するまで回動されて傾斜状態となり、係合部34が周回溝26から係合解除される。そこで、作業者は、ハウジングの受入筒部10に対し管状体の対応管部分20を引き抜いたり、ハウジング1及び管状体2を互いに離れる方向へ引っ張ることになる。この操作は、両手を使って行うことが可能なため操作性に優れている。
(変形例)図6及び図7の変形例は、上記形態例に比べて管状体2がレバー3の係合解除状態でハウジングの受入筒部10に挿入できると、レバー3を係合状態に切り換える操作を忘れて使い始めるという不具合を防止可能にした一例である。この説明では、重複記載を避けるため上記形態例に対する変更点だけを述べる。
この変形例は、レバー3Aが上記したレバー3に対してトーションばね4により係合解除する方向に付勢されている係合解除状態において、ハウジングの受入筒部10の内部に突出して管状体2の対応管部分20を挿入できなくする阻止部39を有している。この阻止部39は、ブロック部31の下面側に突設されており、レバー3Aが図6の係合解除状態で受入筒部10の内部に突出し、かつ、レバー3Aが図7の係合状態で受入筒部10の内部から退避する大きさとなっている。
従って、この変形例では、レバー3の係合解除状態において、管状体2が阻止部39に当たって受入筒部10に挿入できない。そのため、管状体2をハウジング1に連結操作する場合は、レバー3を図7の係合状態に切り換えて阻止部39を受入筒部10の内部から退避させる。その状態で、管状体の対応管部分20を受入筒部10に挿入すると、途中で図7のごとく対応管部分20の前端24が係合部34に当たる。対応管部分20が更に受入筒部10に押し込まれると、レバー3Aは、対応管部分20から受ける応力でトーションばね4の付勢力に抗して係合部34が開口16aからの突出量を減じる方向へ回動されながら係合部34が周回溝26と係合する。
以上の変形例は、管状体2がレバー3の係合解除状態でハウジングの受入筒部10内に挿入されると、水などの液体を流す前にレバー3を係合状態に切り換える操作を忘れるという不具合を簡易構成で、確実に無くするようにしたものである。
以上のように、本発明に係る管状体のロック機構は、請求項で特定される構成を備えておればよく、細部は形態例や変形例を参考にして更に変更したり展開可能なものである。その例を挙げると、用途はハウジングに管状体を着脱する管状体のロック機構であればよく、例えば固定された管状体にハウジングを着脱したり、固定されたハウジングに管状体を着脱するような場合でもよい。
また、ハウジングとしては、例えば受入筒部と反対側の接続部を省くと共に該接続部に代えて遮蔽壁とすることで、蓋やキャップとして構成することも可能である。支軸5としてはレバーに一体に突設するようにしてもよい。付勢部材としてはトーションばね4以外にも、例えば板ばねやコイルばねを使用することも可能である。管部材7,8としてはパイプやホースを想定したが、金属製配管でも差し支えない。
1・・・・・ハウジング(10は受入筒部、11は接続部)
2・・・・・管状体(20は対応管部分、22は接続部)
3・・・・・レバー(ロック部材)
3A・・・・レバー(ロック部材)
4・・・・・トーションばね(付勢部材、4aは一端部、4bは他端部)
5・・・・・支軸
6・・・・・シール部材
7・・・・・管部材
8・・・・・管部材
9・・・・・締めバンド
16・・・・枠部
16b・・・受面
16c・・・受面
16e・・・溝部
16f・・・規制部
21・・・・フランジ部
26・・・・周回溝(係合部)
30・・・・上板部(30bは第1当接部、30cは第2当接部)
31・・・・ブロック部(34は係合部、36は軸孔)
39・・・・阻止部

Claims (5)

  1. 管状体をハウジングに対し、前記ハウジングに設けられたロック部材を前記管状体の係合部に係合及び係合解除して着脱する管状体のロック機構であって、
    前記ロック部材は前記ハウジングに回動可能に軸支されると共に、前記ハウジングとの間に設けられた付勢部材を有しており、
    前記付勢手段は前記ロック部材の回動角度に応じ付勢方向を切り換えて、前記ロック部材を前記管状体に係合するロック方向及び係合解除する解除方向に付勢することを特徴とする管状体のロック機構。
  2. 前記付勢部材はトーションバネであり、前記トーションバネの一端側を前記ハウジング側に係合し、他端側を前記ロック部材側に係合していることを特徴とする請求項1に記載の管状体のロック機構。
  3. 前記トーションバネは、一端が略コ字状に形成されて前記ハウジングに設けられた溝部に係合し、他端が前記ロック部材に形成された穴部に係合していることを特徴とする請求項2に記載の管状体のロック機構。
  4. 前記ロック部材は、前記管状体に係合した状態で前記ハウジングに当接する第1当接部と、前記管状体に係合解除した状態で前記ハウジングに当接する第2当接部とを有していることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の管状体のロック機構。
  5. 前記ロック部材は、前記係合解除する解除方向に付勢されている状態において、前記ハウジング内に突出して前記管状体の挿入を阻止する阻止部を有していることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の管状体のロック機構。
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