JP4482725B2 - 給水栓 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、給水栓に関し、より詳細には、例えば洗濯機にホースを介して給水するのに用いられる給水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば全自動洗濯機への給水手段として、従来、壁の裏側に配された給水管の先端にエルボを介して給水栓が接続され、給水栓の吐水口にホース接続用プラグが取り付けられ、このプラグに、ホース接続口付きソケット本体およびこれに回動自在かつ軸方向移動自在に嵌め被せられたロック解除用スリーブを備えたホース接続用ソケットが接続され、ソケット本体のホース接続口に一端が接続されたホースの先端が洗濯機に接続されてなるものがあった。
【0003】
上記プラグおよびソケットは迅速継手の一種であって、両者を嵌め合わせるだけで簡単に接続できる。また、ソケットには、通常、これのスリーブの外周面に、後端部に係合爪を有し前端部に摘み部を有する略T形のロックレバーが設けられており、ロックレバーの係合爪をプラグに設けられた段差等の係止部に係り止めることによって、ソケットの抜けを防止するようになっている。
【0004】
一方、ソケットをプラグから外す場合、ロックレバーの摘み部およびこれと径方向反対側のスリーブ部分(通常、ここにも摘み部がある)を指でつまんで手前に引っ張り、それによって係合爪をプラグの係止部から外すとともに、プラグに対するソケットのロックを解除してからソケットを抜くようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記給水手段の場合、ホースを一時的に取り外したり交換したりするときには、まず、給水栓のハンドルを回して止水しておいてから、ロックレバーの摘み部およびこれと径方向反対側のスリーブ部分を指でつまんで引っ張って、プラグに対するソケットのロックを解除してからソケットを抜くといった作業が必要となり、その作業が面倒であった。
【0006】
この発明の目的は、上記の問題点を解決することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明による給水栓は、
下端に給水管接続口を有する垂直筒部およびこれの上端に連なって前方にのびる水平筒部よりなる略L形給水栓本体と、
水平筒部の前端に設けられ、ホース接続口付きソケット本体およびこれに回動自在かつ軸方向移動自在に嵌め被せられたロック解除用スリーブを備えたホース接続用ソケットが接続されるホース接続用プラグと、
垂直筒部内に配された固定弁板およびこれの上面に回動自在に重ねられた可動弁板よりなり、可動弁板が所定角度回動させられることによって固定弁板下方空間と可動弁板上方空間とが連通または遮断されて給水栓本体内の流路が開閉するように両弁板に連通孔が設けられている弁板ユニットと、
垂直筒部の上端部内にその一部を上方に突出させて垂直軸回り回動自在に設けられ、可動弁板に係合してこれと一体的に回動する垂直伝動部材と、
水平筒部に回動自在に嵌め被せられかつ垂直伝動部材の上方突出部に係合して同部材と連動する内筒および内筒に嵌め被せられかつスリーブの外周面に設けられた後方突出部に係合してスリーブと一体的に回動し得る外筒よりなり、両筒の対向面のうち一方に係合突起が、同他方に係合突起が嵌まり込む凹部が設けられている水平伝動部材とを備え、
プラグに接続されたソケットのスリーブを所定角度回動させることによって、水平伝動部材および垂直伝動部材を介して可動弁板が回動させられて、給水栓本体内の流路が開閉するようになっており、
さらに、閉位置にあるスリーブを開位置への回動方向と逆方向に回動させることによって、外筒がスリーブと同方向に回動させられながら前方に移動させられ、外筒の前端でスリーブが前方に押されてプラグに対するソケットのロックが解除されるように、内筒および外筒の対向面のうち前記他方の面に凹部に連なって係合突起案内溝が設けられているとともに、
外筒をロック解除位置から閉位置まで引っ張り戻す引張ばねが、内筒と外筒にまたがって取り付けられているものである。
【0008】
垂直伝動部材は、全体が一体的に構成される他、互いに係合して一体的に回動する複数の部材で構成されていてもよい。
【0009】
水平伝動部材の内筒と垂直伝動部材との連動は、内筒が水平軸回りに回動させられることによって垂直伝動部材が垂直軸回りに回動させられることを意味する。内筒から垂直伝動部材への動力伝達機構は、特に限定はされないが、例えば、内筒の後端部の全周または一部分に、円周方向所定間隔おきに複数の歯が形成されて、同部分が歯車部となされる一方、垂直伝動部材の上方突出部に、前記歯車部の歯にかみ合う複数の垂直ピンが円周方向所定間隔おきに形成された円形または扇形ピン歯車が設けられたものとすることができる。
【0010】
スリーブ外周面の後方突出部は、通常、ホース接続用ソケットのスリーブ外周面に設けられている前記ロックレバーの後方突出部によって構成されるが、それ以外のものであってもよい。外筒において、スリーブの後方突出部に係合する部分の位置および形状は、後方突出部の形状等に応じて適宜に決定されればよく、特に限定はされないが、例えば、後方突出部がロックレバーの後方突出部で構成される場合には、ロックレバーの後方突出部が間に差し込まれるように円周方向に間隔をおいて設けられた1対の平行な突出壁部を外筒の外周面に設けるようにして、これらの突出壁部をロックレバーの後方突出部分に係合する係合部とすることができる。
【0011】
外筒の前端部には、フランジが設けられていてもよい。このフランジは、外筒の前端部に外筒と一体に形成されたフランジ部で構成される他、外筒の前端部に連結された環状フランジ部材で構成されてもよい。
【0012】
この発明による給水栓は、通常、壁に埋め込まれるように設置される。例えば、給水管がさや管ヘッダ工法等のヘッダ工法によって配管されている場合には、壁の裏側における孔の周縁部に取り付けられた給水栓収容箱内に配置される。給水栓収容箱の代わりに、壁の裏面における孔の周縁部に給水栓取付板を固定して、同板に給水栓を取り付けるようにしてもよい。また、壁の裏面における孔の周縁部に給水栓を取付金具によって直接固定するようにしてもよい。要するに、この発明による給水栓は、給水管の配管工法に関わりなく適用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して、この発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明において、図2、7および9の左を前といい、同右を後というものとする。
【0014】
図1〜9に示すように、この発明による給水栓(1)は、下端に給水管接続口(211)を有する垂直筒部(21)およびこれの上端に連なって前方にのびる水平筒部(22)よりなる略L形給水栓本体(2)と、水平筒部(22)の前端に設けられ、ホース接続口(312)付きソケット本体(31)およびこれに回動自在かつ軸方向移動自在に嵌め被せられたロック解除用スリーブ(32)を備えたホース接続用ソケット(3)が接続されるホース接続用プラグ(4)と、垂直筒部(21)内に配された固定弁板(51)およびこれの上面に回動自在に重ねられた可動弁板(52)よりなり、可動弁板(52)が所定角度回動させられることによって固定弁板(51)下方空間と可動弁板(52)上方空間とが連通または遮断されて給水栓本体(2)内の流路が開閉するように両弁板(51)(52)に連通孔(53)(54)が設けられている弁板ユニット(5)と、垂直筒部(21)の上端部内にその一部を上方に突出させて垂直軸回り回動自在に設けられ、可動弁板(52)に係合してこれと一体的に回動する垂直伝動部材(6)と、水平筒部(22)に回動自在に嵌め被せられかつ垂直伝動部材(6)の上方突出部(6B)に係合して同部材(6)と連動する内筒(71)および内筒(71)に嵌め被せられかつスリーブ(32)の外周面にこれと一体に設けられたロックレバー(16)の後方突出部(161)に係合してスリーブ(32)と一体的に回動する外筒(72)よりなり、外筒(72)の内周面に係合突起(721)が、内筒(71)の外周面に係合突起(721)が嵌まり込む凹部(711)が設けられている水平伝動部材(7)とを備えている。そして、プラグ(4)に接続されたソケット(3)のスリーブ(32)を所定角度回動させることによって、水平伝動部材(7)および垂直伝動部材(6)を介して可動弁板(52)が回動させられて、給水栓本体(2)内の流路が開閉するようになっている(図5および6参照)。さらに、閉位置にあるスリーブ(32)を開位置への回動方向と逆方向に回動させることによって、外筒(72)がスリーブ(32)と同方向に回動させられながら前方に移動させられ、外筒(72)の前端でスリーブ(32)が前方に押されてプラグ(4)に対するソケット(3)のロックが解除されるように、内筒(71)の外周面に凹部(711)に連なって係合突起案内溝(712)が設けられているとともに、外筒(72)をロック解除位置から閉位置まで引っ張り戻す2本の引張コイルばね(8)が、内筒(71)と外筒(72)にまたがって取り付けられている(図8および9参照)。
【0015】
図3に示すように、垂直筒部(21)の給水管接続口(211)は、可撓性樹脂管よりなる給水管(P)の先端部が嵌め被せられるように下方突出筒状となされている。給水管接続口(211)の周囲には、雄ねじ付き筒状部(212)が設けられている。一方、給水管(P)の先端部には、管用締付リング(9)が嵌め被せられているとともに、内端部がリング(9)に係合する袋ナット(10)が回転自在に嵌め被せられている。そして、袋ナット(10)が雄ねじ付き筒状部(212)にねじ嵌められることによって、給水管(P)が接続口(211)に接続されている。
【0016】
図2および3に示すように、垂直筒部(21)内における給水管接続口(211)と固定弁板(51)との間の部分には、一般に逆止コーンと呼ばれる逆止弁ユニット(11)が配置されている。このユニット(11)の構造は周知であるので、詳しい説明は省略する。
【0017】
図2および3に示すように、固定弁板(51)は、2つの連通孔(53)を有している。これらの連通孔(53)は、固定弁板(51)中心部をはさんで径方向対称位置に形成された断面扇形のものである(図5および6参照)。また、固定弁板(51)は、これの周縁から下方にのびる環状垂下部(511)を備えている。垂下部(511)の下端は、逆止弁ユニット(11)の上端面およびこれと面一になるように垂直筒部(21)内周面に設けられた環状段差(213)によって受けられている。固定弁板(51)と垂直筒部(21)内周面との間にはOリング(12)が介在されている。また、図3に示すように、垂下部(511)外周面の径方向対称位置に、水平方向にのびる互いに平行な2つの断面L形切欠き(512)が設けられており、これらの切欠き(512)が垂直筒部(21)内周面の対応位置に形成された嵌合凸部(図示略)に嵌まることによって、固定弁板(51)が回動しないようになっている。
【0018】
可動弁板(52)は、図2および3に示すように、固定弁板(51)と同一形状のものを固定弁板(51)と上下逆に配置してなるものである。したがって、可動弁板(52)は、中心部をはさんで径方向対称位置に形成された断面扇形の2つの連通孔(54)を有しており(図5および6参照)、周縁から上方にのびる環状立上り部(521)を備えている。立上り部(521)外周面の径方向対称位置には、水平方向にのびる互いに平行な2つの断面L形切欠き(522)が設けられている(図3参照)。
【0019】
図2および3に示すように、垂直筒部(21)の上端部に雌ねじ(214)が形成され、同上端部に雄ねじ付きキャップ(23)がねじ嵌められている。キャップ(23)の中心部には、貫通孔(231)があけられている。
【0020】
図1〜6および8に示すように、垂直伝動部材(6)は、キャップ(23)の貫通孔(231)を挿通する垂直軸部(61)および垂直軸部(61)の下端部に設けられかつ可動弁板(52)と係合する係合部(62)を備えた垂直伝動部材本体(6A)と、垂直軸部(61)におけるキャップ(23)よりも上方に突出した上端部分に取り付けられた扇形ピン歯車(6B)とを備えている。
【0021】
垂直伝動部材本体(6A)の垂直軸部(61)とキャップ(23)の貫通孔(231)内面との間にはOリング(12)が介在されている。また、垂直軸部(61)には、キャップ(23)下面の貫通孔(231)周縁部に当接し得るフランジ(611)が設けられている。垂直伝動部材本体(6A)の係合部(62)は、上面中央部が垂直軸部(61)の下端に連結された水平板部(621)と、水平板部(621)の両端から下方にのびかつ可動弁板(52)の各切欠き(522)に嵌まり込む1対の係合脚部(622)とを備えている。水平板部(621)と可動弁板(52)上面との間には圧縮コイルばね(13)が介在されている。このばね(13)によって、可動弁板(52)が固定弁板(51)に押し付けられている。なお、ばね(13)の弾性力は、上方、即ち、垂直軸部(61)のフランジ(62)がキャップ(23)下面の貫通孔(231)周縁部に押し付けられる方向にも当然作用しているが、垂直伝動部材(6)の回動に支障をきたすことがないような弾性力を有するばね(13)が使用されているので問題はない。垂直軸部(61)の上部は、断面円形ではなく、径方向対称部分が垂直に切り欠かれた断面略小判形となされている。
【0022】
扇形ピン歯車(6B)は、垂直軸部(61)の上端部が嵌め入れられる嵌入孔(65)を中心部に有する円形取付部(631)および取付部(632)の外周の一部に連なって取付部(632)と同心状に設けられた中心角約90°の扇形ピン保持部(632)よりなる基板(63)と、ピン保持部(632)下面の円弧縁部に所定間隔をおいて設けられた2本の垂下ピン(64)とを備えている。垂直軸部(61)外周面における基板(63)よりも上方の円弧面部分に溝(図示略)が形成され、これらの溝に略C形ストッパ(14)の一部が嵌め入れられることにより、扇形ピン歯車(6B)が垂直軸部(61)から抜けないようになっている。
【0023】
水平筒部(22)は、図5および6に示すように、その後端が、垂直筒部(21)における上端部周壁の前部にあけられた連通孔(215)の周縁に連なっている。水平筒部(22)の後端部外周面の略下半部には、左右両側に突出したフランジ(221)が設けられている。水平筒部(22)の前端部には、雌ねじ(222)が形成されている。水平筒部(22)の外周面前端部には、3つの環状外方凸部(223)が前後方向に所定間隔おきに形成されている。
【0024】
図2、7および9に示すように、ホース接続用プラグ(4)は、略水平筒状のものであって、その後端部に形成された雄ねじ(41)が水平筒部(22)前端部の雌ねじ(222)にねじ嵌められることによって、水平筒部(22)に固定されている。プラグ(4)外周面における雄ねじ(41)の前隣部分とこれに向かい合う水平筒部(22)内周面との間に、Oリング(12)が介在されている。プラグ(4)外周面におけるOリング(12)の前隣部分には、水平筒部(22)内周面の前端部に形成された環状段差(223)に受けられる環状フランジ(42)が一体に設けられている。そして、プラグ(4)におけるフランジ(42)よりも前方部分が、ソケット(3)内への挿入部(4a)となされる。挿入部(4a)の長さ中間部外周面には、断面略V形の環状溝(43)が形成されている。
【0025】
プラグ(4)内には、開栓状態でホース(H)付きソケット(3)がプラグ(4)から外れた際にプラグ(4)からの吐水によって周囲の床などが濡れるのを防止するための可動体(15)が、前後方向移動可能に挿通されている。可動体(15)は、後端が閉鎖された水平有底筒状をなし、その後端に設けられた雄ねじ部に円板状シール材(151)が挿通されてナット(152)で固定されている。可動体(15)の周壁には、内部に水を導入するための切欠き(153)が複数設けられている。また、可動体(15)の前端部には環状フランジ(154)が設けられている。ソケット(3)がプラグ(4)に接続されているときには、図7および9に示すように、可動体(15)のフランジ(154)がソケット(3)内の一部(311a)に当接するとともに、シール材(151)とプラグ(4)内周面の段差に設けられたシール受け部(44)とが離間して、この間から切欠き(153)を通して可動体(15)内に水が流れ、さらにソケット(3)内を経てホース(H)内に流入するようになっている。一方、開栓状態にもかかわらずソケット(3)がプラグ(4)から外れたときには、可動体(15)が水圧によって前方に移動させられて、シール材(151)の前面周縁部がプラグ(4)内周面のシール受け部(44)に当接し、それによって止水されるようになっている(図2参照)。
【0026】
図7および9に示すように、ソケット(3)のソケット本体(31)は、水通過孔(313)付き前端壁(311a)を有しかつプラグ(4)の挿入部が挿入される水平有底筒状被挿入部(311)と、被挿入部(311)の前端壁(311a)における水通過孔(313)周縁から前方に突出して設けられかつホース(H)の基端部が嵌め被せられるホース接続口(312)とよりなる。被挿入部(311)の後端寄り部分には、複数のボール保持孔(314)が円周方向に所定間隔おきに形成されている。そして、これらのボール保持孔(314)に、ロックボール(33)が外側から挿入されている。ボール保持孔(314)は、これらの孔(314)に外側から挿入されたロックボール(33)の一部が被挿入部(311)内に突出するように、内方にいくにつれて次第に径が小さくなされたテーパ孔によって構成されている。被挿入部(311)の外周面には、これの後端部にスリーブ抜け止め用リング(34)が取り付けられているるとともに、前端寄り部分に環状外方凸部(315)が一体に設けられている。スリーブ(32)の内周面後端部には、環状内方凸部(321)が一体に設けられている。被挿入部(311)の外方凸部(315)とスリーブ(32)の内方凸部(321)との間に圧縮コイルばね(35)が介在されている。スリーブ(32)は、このばね(35)によって後方に付勢されている。
【0027】
図7において、ロックレバー(16)は、スリーブ(32)外周面の前端寄り上側部に設けられている。このロックレバー(16)は、上方に向かってやや後方に曲がるようにのびた短い立上り部(163)と、立上り部(163)の先端から前方にのびかつ前端に摘み部(162a)を有する前方突出部(162)と、立上り部(163)の先端から後方にのびかつ先端に係合爪(161a)を有する後方突出部(161)とよりなる、側面よりみて略T形のものである。また、図7において、スリーブ(32)外周面の前端下側部には、後方突出状の摘み部(322)が一体に設けられている。
【0028】
図2、7および9に示すように、水平伝動部材(7)の内筒(71)の内周面には、給水栓本体(2)における水平筒部(22)の3つの環状外方凸部(223)がそれぞれゆるく嵌め入れられる3つの環状嵌入溝(713)が形成されている。これらの凸部(223)と溝(713)との嵌合により、内筒(71)は、回動はできるが、前後方向に移動できない、即ち、水平筒部(22)から抜けないようになっている。図1〜6および8に示すように、内筒(71)の後端部には、これの全周のうち約4分の1の部分から後方に延長状にのびた後方突出部(714)が設けられているとともに、後方突出部(714)の先端部における幅両端部分および幅中央部分に、扇形ピン歯車(6B)の垂下ピン(64)と噛み合う歯(715)が設けられており、これら3つの歯(715)を有する後方突出部(714)の先端部が歯車部(71a)となされている。
【0029】
図4に示すように、内筒(71)外周面の凹部(711)は、内筒(71)の長さ中間部に位置している。係合突起案内溝(712)は、前記凹部(711)から前方より見て時計回り方向に傾きながら内筒(71)の前端まで達している。
【0030】
内筒(71)における後方突出部(714)の両隣に位置する部分は、それ以外の部分よりも厚みが薄くなるよう外周面側が切り欠かれており、この切欠き部(716)に引張ばね(8)の一方のフック(81)が引っ掛けられる引っ掛け部(717)が設けられている(図4参照)。
【0031】
図4に示すように、外筒(72)は、水平筒状外筒本体(72A)と、これの前端部に嵌め被せられるフランジ部材(72B)とよりなる。係合突起(721)は、外筒本体(72A)の内周面に形成されている。外筒本体(72A)は、これの後端周縁における径方向対称位置にある2つの部分から長さ中央部付近にかけて方形に切り欠かれている。そして、各切欠き部(722)の前縁部に隣接して、引張コイルばね(8)の他方のフック(82)が引っ掛けられる引っ掛け部(723)が設けられている。
【0032】
外筒本体(72A)の外周面には、所定間隔をおいて前後方向にのびる互いに平行な1対の側部突出壁(724a)を備えた係合部(724)が設けられている。係合部(724)は、さらに両側部突出壁(724a)の後端どうしを連結する後部突出壁(724b)を備えており、断面コ字形をしている。この係合部(724)の内側に、プラグ(4)に接続されたソケット(3)におけるロックレバー(16)の後方突出部(161)が差し込まれるようになっており、この後方突出部(161)の両側が係合部(724)の両側部突出壁(724a)と係合することによって、外筒(72)がスリーブ(32)と一体的に回動するようになっている。
【0033】
フランジ部材(72B)は、外筒本体(72A)の前端部に嵌め被せられるリング状嵌め被せ部(725)と、これの前端周縁に連なる環状フランジ部(726)とよりなる。嵌め被せ部(725)には、係合部(724)の両側部突出壁(724a)を差し込み得る2つのスリット(725a)が形成されている。フランジ部(726)には、ロックレバー(16)の後方突出部(161)を挿通させる挿通孔(726a)があけられている。
【0034】
上記の給水栓(1)は、図2および3に示すように、給水栓収容箱(17)内に配置されている。給水栓収容箱(17)は、前壁に前方突出短筒状の雌ねじ付き取出し口(171)を有し、下壁に垂下筒状のさや管接続口(172)を有する略直方体状のものである。取出し口(171)には、雄ねじ付き外装筒(181)が嵌め被せられているとともに、外装筒(181)の後端部左右両側に設けられた係合爪(181a)が、取出し口(171)の左右両外側に設けられた係止部(173)に係り止められている。外装筒(181)には、雌ねじ(182a)部およびこれの前端に連なっる環状フランジ部(182B)よりなるフランジ部材(182)の雄ねじ部(181)がねじ嵌められている。そして、水平筒部(22)のフランジ(221)に当てられた半円弧状給水栓受け部材(183)を介して、雄ねじ付き固定リング(184)が取出し口(171)にねじ込まれている。上記給水栓収容箱(17)は、フランジ部材(182)のフランジ部(182b)が壁(W)の裏面における孔(W1)周縁部にねじ(図示略)等で止められることにより、壁(W)に固定されている。
【0035】
外装筒(181)の前端部は、壁(W)よりも前方に突出させられており、この前端部に化粧カバー(19)が取り付けられている。化粧カバー(19)は、方形前壁(191)と、前壁(191)の周縁から後方に短くのびる周壁(192)と、前壁(191)後面における各縁の長さ中央部分から後方に短くのびかつ外装筒(181)の前端部外周面の上下左右に形成された凹部(181b)に係り止められる係合爪(193a)を先端に有する4つの後方突出部(193)とを備えている。化粧カバー(19)の前壁(191)中央部には、円形のソケット挿通用中央孔(194)が形成されている。また、前壁(191)における中央孔(194)の周囲のうち前方から見て9時付近から2時付近にかけての部分に、円弧状の切欠き(195)が形成されている。この切欠き(195)には、ロックレバー(16)の後方突出部(161)が挿通され、後方突出部(161)がスリーブ(32)の回動に伴って切欠き(195)内を移動できるようになされている。さらに、前壁(191)における中央孔(194)の右下位置に、小さい方形孔(196)があけられている。この方形孔(196)には、外筒(72)におけるフランジ部材(72B)のフランジ部(726)前面の所定位置に表示された「開」および「閉」の文字(図示略)が、それぞれの状態に対応して表れるようになっている。
【0036】
上記給水栓(1)にあっては、例えば、次のようにして全自動洗濯機等への給水を行うことができる。まず、図7に示すように、ホース接続口(312)にホース(H)の基端が取り付けられたソケット(3)を、プラグ(4)に嵌め合わせる。こうすることによって、ロックボール(33)の一部がプラグ(4)の環状溝(43)に嵌まり込むとともに、スリーブ(32)の内方凸部(321)によってロックボール(33)が外側から押さえられて、ソケット(3)がプラグ(4)に対してロックされ、接続が完了する。この接続状態では、ロックレバー(16)の後方突出部(161)は、化粧カバー(19)の切欠き(195)を通じて外筒(72)の係合部(724)内に挿入されている。
【0037】
上記の場合、勿論、給水栓(1)内の流路は閉じている。即ち、図5(b)に示すように、固定弁板(51)および可動弁板(52)の連通孔(53)(54)が相互にずれて不通となった状態にある。また、このときの垂直伝動部材(6)と水平伝動部材(7)の係合状態は、図5(a)に示すように、扇形ピン歯車(6B)の右側の垂下ピン(64)と内筒(71)の歯車部(71a)の右端の歯(715)とが噛み合っていて、扇形ピン歯車(6B)が垂直軸部(61)に対して右前方に位置し、内筒(71)の歯車部(71a)が水平筒部(22)に対して左上側に位置している。また、この状態では、図1および7に示すように、外筒(72)の係合突起(721)が内筒(71)の凹部(711)に嵌まり込んでいて、外筒(72)の係合部(724)が上側に位置している。したがって、スリーブ(32)も、これと一体に設けられたロックレバー(16)が上側にくるような位置(開位置)にある。
【0038】
次に、前記閉位置にあるスリーブ(32)を前方から見て逆時計回り方向に約90°回動させる。そうすると、ロックレバー(16)の後方突出部(161)が外筒(72)の係合部(174)に係合して外筒(72)がスリーブ(32)と同じ方向に回動させられるとともに、内筒(71)も、図6(a)に示すように、その歯車部(71a)が水平筒部(22)の左上側にくるように回動させられる。この内筒(71)の回動に連動して、扇形ピン歯車(6B)も、図5(a)の位置から垂直軸部(61)に対して左前方にくるように上方から見て時計回り方向に約90°回動させられる。そして、扇形ピン歯車(6B)の上記回動に連動して、図5(b)の閉位置にあった可動弁板(52)が、上方から見て時計回り方向に約90°回動させられ、図6(b)に示すように、その連通孔(54)が固定弁板(51)の連通孔(53)と通じる。これによって、給水栓(1)内の流路が開き、ソケット(3)およびホース(H)を経て全自動洗濯機等に水が供給される。
【0039】
一方、全自動洗濯機等への給水を止める場合、即ち、止水する場合には、開位置にあるスリーブ(32)を、前から見て時計回り方向に約90°回動させて、閉位置に戻せばよい。
【0040】
さらに、この閉栓状態からホース(H)付きホース(H)付きソケット(3)を外す場合には、閉位置にあるスリーブ(32)を、開位置への回動方向と逆方向、即ち、前方から見て時計回り方向に約45°回動させる(図8参照)。そうすると、図8および9に示すように、外筒(72)の係合突起(721)が内筒(71)の係合突起案内溝(712)に案内されて、外筒(72)がスリーブ(32)と同じ方向に回動させられるとともに、前方に移動させられ、外筒(72)の前端によってスリーブ(32)が前方に押される。その結果、プラグ(4)の環状溝(43)に一部が嵌まり込んだロックボール(33)を外側から押さえていたスリーブ(32)の内方凸部(321)が前方に移動して、ロックボール(33)が環状溝(43)から出られるように外方移動可能となり、プラグ(4)に対するソケット(3)のロックが解除される。また、ロック解除位置まで前進してきた外筒(72)は、引っ張りコイルばね(8)の弾性力によって、即座に閉位置まで引っ張り戻される。したがって、ロック解除されたソケット(3)が誤ってプラグ(4)に再嵌合されて接続されるような不都合は生じない。
【0041】
なお、上記の実施形態はあくまでも一例にすぎず、特許請求の範囲に記載されたこの発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜に変更の上、この発明を実施することは勿論可能である。
【0042】
【発明の効果】
この発明による給水栓は、上記の通り、プラグに接続されたソケットのスリーブを所定角度回動させることによって給水栓本体内の流路が開閉するようになっており、しかも、閉位置にあるスリーブを開位置への回動方向と逆方向に回動させることによってプラグに対するソケットのロックが解除されるようになされている上、内筒と外筒にまたがって取り付けられた引張ばねによって、外筒がロック解除位置から閉位置まで自動的に引っ張り戻されるようになされている。したがって、この発明の給水栓によれば、スリーブの一方向への回動操作によって止水とソケットのロック解除とを連続的に行うことができるので、ホースを一時的に取り外したり、交換したりする際の作業を簡単に行うことができ、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示す給水栓の斜視図である。
【図2】図1の給水栓を給水栓収容箱内に配置した状態を示す垂直断面図である。
【図3】給水栓および給水栓収容箱を分解して示す斜視図である。
【図4】給水栓を部分的に分解して示す斜視図である。
【図5】流路が閉じた状態の給水栓を示す図であって、(a)は平面図、(b)は弁板ユニット付近の水平断面図である。
【図6】流路が開いた状態の給水栓を示す図であって、(a)は平面図、(b)は弁板ユニット付近の水平断面図である。
【図7】給水栓のプラグにソケットが接続されかつソケットのスリーブが閉位置にある状態を示す部分拡大垂直断面図である。
【図8】ソケットのロックを解除する際の給水栓の状態を示す斜視図である。
【図9】ソケットのロックを解除する際の給水栓の状態を示す部分拡大垂直断面図である。
【符号の説明】
(1):給水栓
(2):給水栓本体
(21):垂直筒部
(211)給水管接続口
(22):水平筒部
(3):ホース接続用ソケット
(31):ソケット本体
(312):ホース接続口
(161):ロックレバーの後方突出部(後方突出部)
(32):ロック解除用スリーブ
(4):ホース接続用プラグ
(5):弁板ユニット
(51):固定弁板
(53):連通孔
(52):可動弁板
(54):連通孔
(6):垂直伝動部材
(6B):扇形ピン歯車(上方突出部)
(7):水平伝動部材
(71):内筒
(711):凹部
(712):係合突起案内溝
(72):外筒
(721):係合突起
(8):引張コイルばね(引張ばね)

Claims (1)

  1. 下端に給水管接続口を有する垂直筒部およびこれの上端に連なって前方にのびる水平筒部よりなる略L形給水栓本体と、
    水平筒部の前端に設けられ、ホース接続口付きソケット本体およびこれに回動自在かつ軸方向移動自在に嵌め被せられたロック解除用スリーブを備えたホース接続用ソケットが接続されるホース接続用プラグと、
    垂直筒部内に配された固定弁板およびこれの上面に回動自在に重ねられた可動弁板よりなり、可動弁板が所定角度回動させられることによって固定弁板下方空間と可動弁板上方空間とが連通または遮断されて給水栓本体内の流路が開閉するように両弁板に連通孔が設けられている弁板ユニットと、
    垂直筒部の上端部内にその一部を上方に突出させて垂直軸回り回動自在に設けられ、可動弁板に係合してこれと一体的に回動する垂直伝動部材と、
    水平筒部に回動自在に嵌め被せられかつ垂直伝動部材の上方突出部に係合して同部材と連動する内筒および内筒に嵌め被せられかつスリーブの外周面に設けられた後方突出部に係合してスリーブと一体的に回動し得る外筒よりなり、両筒の対向面のうち一方に係合突起が、同他方に係合突起が嵌まり込む凹部が設けられている水平伝動部材とを備え、
    プラグに接続されたソケットのスリーブを所定角度回動させることによって、水平伝動部材および垂直伝動部材を介して可動弁板が回動させられて、給水栓本体内の流路が開閉するようになっており、
    さらに、閉位置にあるスリーブを開位置への回動方向と逆方向に回動させることによって、外筒がスリーブと同方向に回動させられながら前方に移動させられ、外筒の前端でスリーブが前方に押されてプラグに対するソケットのロックが解除されるように、内筒および外筒の対向面のうち前記他方の面に凹部に連なって係合突起案内溝が設けられているとともに、
    外筒をロック解除位置から閉位置まで引っ張り戻す引張ばねが、内筒と外筒にまたがって取り付けられている、給水栓。
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