JP2001161495A - 壁面取付け型連結椅子 - Google Patents

壁面取付け型連結椅子

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JP2001161495A
JP2001161495A JP35220199A JP35220199A JP2001161495A JP 2001161495 A JP2001161495 A JP 2001161495A JP 35220199 A JP35220199 A JP 35220199A JP 35220199 A JP35220199 A JP 35220199A JP 2001161495 A JP2001161495 A JP 2001161495A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付け作業時の作業者の負担を軽減するとと
もに、シートフレームをコンパクトに分割可能として運
搬および梱包コストを削減し、さらにシートフレームの
塗装面積を減らして塗装コストを削減することにある。 【解決手段】 座部材1および背部材2と、断面略L字
状のシートパン17と、前記シートパンの上部を支持する
上側補強梁14と、前記シートパンの下部前端部を支持す
る前側補強梁15とを有して前記座部材および前記背部材
を支持し、当該連結椅子の左右方向へ延在する上台フレ
ーム3と、壁面に取り付けられて上端部で前記上側補強
梁を支持するとともに前端部で前記前側補強梁を支持す
るブラケット4と、を具える壁面取付け型連結椅子にお
いて、前記ブラケットを前記上台フレームと別体に形成
し、前記ブラケットの上端部に前記上側補強梁を保持す
る上側補強梁受け部4aを設けるとともに前記ブラケット
の前端部に前記前側補強梁を保持する前側補強梁受け部
4bを設けたことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電車やバス等の
車両の車体内壁に取り付けられる車両用ロングシート等
の、壁面に取り付けられる壁面取付け型連結椅子に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の上述の如き壁面取付け型連結椅子としては、例えば実
公昭57-51136号公報にて開示された車両用ロングシート
があり、この車両用ロングシートは、車両の車体内壁に
沿って肘掛け兼用のブラケットを相互に離間させて複数
固定するとともに、それらのブラケットの間に、縁部を
上下方向に曲げて延在させたシートパンと、補強用梁と
を差し込み、それらシートパンと補強用梁とブラケット
とに取付けボルトを挿通してその取付けボルトでそれら
を一体に固定することでシートフレームを構成し、上記
シートパンに背クッションと座クッションとを設けたも
のである。
【0003】しかしながら、この従来の車両用ロングシ
ートでは、取付けボルトを挿通するまでの間、ブラケッ
トの間に差し込んだシートパンと補強用梁とを手で持っ
て位置決めしている必要があって、取付け作業時に作業
者に負担がかかるという不都合があった。
【0004】また従来の上述の如き壁面取付け型連結椅
子としては、例えば特開平6-154061号公報にて開示され
た車両用ロングシートもあり、この車両用ロングシート
は、車体内壁に取付け固定される溶接一体構造のシート
フレーム上に、複数人の着座者を一人ずつ保持する凹凸
を設けた複数座席用のシートクッションを設けて構成さ
れている。
【0005】しかしながら、この従来の車両用ロングシ
ートでは、シートフレーム全体を一度位置決めするだけ
でシートフレームを車体内壁に取付け固定し得るので取
付け作業時の作業者の負担を軽減することはできるが、
その一方で、シートフレーム全体が大きくなって搬送お
よび梱包がかさばるとともに、溶接部分が多いことから
防錆上シートフレームの塗装面積が広くなって塗装コス
トが嵩むという不都合があった。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】こ
の発明は、上記課題を有利に解決した壁面取付け型連結
椅子を提供することを目的とするものであり、この発明
の壁面取付け型連結椅子は、座部材および背部材を具
え、さらに、断面略L字状のシートパンと、前記シート
パンの上部を支持する上側補強梁と、前記シートパンの
下部前端部を支持する前側補強梁とを有して前記座部材
および前記背部材を支持し、当該連結椅子の左右方向へ
延在する上台フレームと、壁面に取り付けられて上端部
で前記上側補強梁を支持するとともに前端部で前記前側
補強梁を支持するブラケットと、を具える壁面取付け型
連結椅子において、前記ブラケットを前記上台フレーム
と別体に形成し、前記ブラケットの上端部に前記上側補
強梁を保持する上側補強梁受け部を設けるとともに前記
ブラケットの前端部に前記前側補強梁を保持する前側補
強梁受け部を設けたことを特徴とするものである。
【0007】かかる壁面取付け型連結椅子にあっては、
上台フレームと別体に形成したブラケットを先ず壁面に
取り付け、その後、そのブラケットの上側補強梁受け部
と前側補強梁受け部とに、当該連結椅子の左右方向へ延
在する上台フレームの上側補強梁と前側補強梁とを載置
してそれぞれ保持させ、その保持状態でブラケットに上
台フレームを取付けボルト等で固定し、その上台フレー
ムに座部材および背部材を取り付けて支持させることに
て、壁面に連結椅子が取り付けられる。また、座部材や
背部材をあらかじめ上台フレームに取り付けた状態で、
上台フレームの上側補強梁と前側補強梁とをブラケット
に保持させても良い。
【0008】従ってこの発明の壁面取付け型連結椅子に
よれば、取付けボルト等で固定するまでの間、上台フレ
ームを手で持ってブラケットに対し位置決めしている必
要がないので、取付け作業時の作業者の負担を大幅に軽
減することができる。
【0009】なお、この発明の壁面取付け型連結椅子に
おいては、前記ブラケットの下部前端部に下方へ向かっ
て開いた略U字状の溝部を設けるとともに、前記上台フ
レームの前端付近の下部に前記溝部と係合し得る取付け
ボルトを装着しておくこととしても良く、このようにす
れば、ブラケットの上側補強梁受け部と前側補強梁受け
部とに上台フレームの上側補強梁と前側補強梁とを載置
してそれぞれ保持させた後直ちに、ブラケットに上台フ
レームを取付けボルトで固定し得て、取付け作業時の作
業者の負担をさらに軽減し得るとともに取付け作業を迅
速ならしめることができる。
【0010】また、この発明の壁面取付け型連結椅子に
おいては、前記前側補強梁が前記シートパンの前端より
前方に位置する迫り出し部分を一体に有するとともにそ
の迫り出し部分の下部に当該連結椅子の左右方向へ延在
する座部材掛止溝を有するように、前記前側補強梁をア
ルミニウム合金の押し出し成形により形成することとし
ても良く、このようにすれば、座部材を掛止するための
溝を上台フレームに容易にかつ安価に設けることができ
る。
【0011】さらにこの発明の壁面取付け型連結椅子に
おいては、前記上台フレームに、前記上側補強梁と前記
前側補強梁とを連結する連結材を設けることとしても良
く、このようにすれば、その連結材でシートパンを支持
しつつ上台フレームの形状を維持することができるの
で、シートパンの必要強度を下げ得て、シートパンを軽
量化することができる。
【0012】そしてこの発明の壁面取付け型連結椅子に
おいては、前記ブラケットがその下面にヒーターと掛合
する凸部を一体に有するように、前記ブラケットをアル
ミニウム合金のダイキャスト成形により形成することと
しても良く、このようにすれば、ヒーターをブラケット
の下面に容易に取り付けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここ
に、図1は、この発明の壁面取付け型連結椅子の一実施
例としての車両用ロングシートの略半部(七席のロング
シートの三席分)を示す分解斜視図、図2は、その実施
例の車両用ロングシートの半部を示す正面図、図3は、
その実施例の車両用ロングシートの半部を示す平面図、
図4は、その実施例の車両用ロングシートを示す断面
図、そして図5は、その実施例の車両用ロングシートの
側面をブラケットに上台フレームを搭載する前の状態で
示す説明図であり、この実施例の車両用ロングシートは
図1〜図3に示すように、座部材としてのシートクッシ
ョン1と、背部材としてのシートバッククッション2
と、上台フレーム3と、ブラケット4とを具えている。
【0014】シートクッション1は、図4に示すよう
に、ポリエステル綿で形成されるとともに複数人の着座
者を一人ずつ保持するように区切られて凹部を設けられ
たクッション材5と、そのクッション材5の上面および
周囲側面を覆う前部表皮材6および後部表皮材7とを有
しており、前部表皮材6の前端部には、当該シートの左
右方向へ延在する袋8が形成され、その袋8内には弾性
を有するプラスチック材で形成された断面鉤状の張り止
め材9が差し込まれている。そして後部表皮材7の裏面
には図示しない面ファスナーが設けられ、後部表皮材7
はその面ファスナーでクッション材5の上面に固定され
ている。
【0015】シートバッククッション2は、図4に示す
ように、ポリエステル綿で形成されるとともに複数人の
着座者を一人ずつ保持するように区切られて凹部を設け
られたクッション材10と、そのクッション材10の前面お
よび周囲側面を覆う表皮材11と、上記クッション材10の
後面を覆う金属板製のシートバックパン12とを有してお
り、シートバックパン12の前面には図示しない面ファス
ナーが設けられ、クッション材10はその面ファスナーで
シートバックパン12に固定されている。そして表皮材11
の周縁部は、シートバックパン12の周縁部に通常のクリ
ップで固定されている。一方、シートバックパン12の後
面には補強板が添設されていて、その補強板の、左右方
向に整列する複数位置には、バネ材で形成されて互いに
対向して配置された対をなす鉤状のシートバッククッシ
ョン固定用フックスプリング13が固定されている。
【0016】上台フレーム3は、上記シートクッション
1およびシートバッククッション2を支持するもので、
図1に示すように、各々金属製の角パイプにて形成され
た上側補強梁14および前側補強梁15と、これも金属製の
角パイプにて略L字状に形成されてそれらの補強梁14,
15を連結する複数本の連結材16と、それらの連結材15上
に張り渡されて固定され、上部をそれらの連結材16を介
して上側補強梁14に支持されるとともに下部前端部を前
側補強梁15に支持された金属板製の断面略L字状のシー
トパン17と、前側補強梁15にそれより前方へ突出するよ
うに固定された迫り出し材18とを有して、当該連結椅子
の左右方向へ延在している。
【0017】そして、図1に示すように、シートパン17
の上面および前面にはシートクッション固定用の面ファ
スナー19が複数箇所に貼り付けられ、また上側補強梁14
の、シートバッククッション固定用フックスプリング13
の各対の位置と対応する位置にはそれぞれ、対をなすシ
ートバッククッション固定用フック20が上下に突設され
ており、さらに上側補強梁14の上面の、ブラケット4に
対応する位置には、断面コ字状のフレーム固定用ブラケ
ット21が突設されている。一方、前側補強梁15の下面に
は、左右方向に整列する複数箇所にバネ材で形成された
鉤状のシートクッション固定用フックスプリング22が固
定されるとともに、上記ブラケット4に対応する位置に
断面コ字状の取付けボルト支持ブラケット23が突設され
ており、その取付けボルト支持ブラケット23に設けられ
たボルト孔には、当該上台フレーム3をブラケット4に
取り付ける以前に、ナット24がゆるく螺着された取付け
ボルト25が挿通されて装着される。
【0018】ブラケット4は、図4に示すように、車両
の壁面26に取り付けられて、上台フレーム3の上側補強
梁14および前側補強梁15を支持するもので、図5に示す
ように、上台フレーム3と別体とされて、アルミニウム
合金のダイキャスト成形にて略L字状に形成されてお
り、そのブラケット4の上端部には、上側補強梁14を保
持する略L字状の上側補強梁受け部4aが形成され、また
そのブラケット4の下部前端部には、前側補強梁15を保
持するこれも略L字状の前側補強梁受け部4bが形成され
るとともに、下方へ向かって開いた略U字状の溝部を持
つ凸部4cが形成されている。そしてそのブラケット4の
下面には、ヒーターユニット27の側端部と掛合するL字
状の凸部4dが形成されている。
【0019】かかる実施例の車両用ロングシートにあっ
ては、図5に示すように、上台フレーム3と別体に形成
したブラケット4を先ず車両の壁面26に取り付け、その
後、そのブラケット4の上側補強梁受け部4aと前側補強
梁受け部4bとに、あらかじめシートクッション1および
シートバッククッション2を取り付けて支持させた上台
フレーム3の上側補強梁14と前側補強梁15とを載置して
それぞれ保持させ、その保持状態でブラケット4に上台
フレーム3を取付けボルトで固定することで、車両の壁
面26に車両用ロングシートが取り付けられる。
【0020】なお、上台フレーム3へのシートクッショ
ン1およびシートバッククッション2の取り付けは、先
ず、シートクッション1の前端部の、内部に張り止め材
9が挿入された袋8を、上台フレーム3の前端部の迫り
出し材18の下面と、前側補強梁15の下面に固定したシー
トクッション固定用フックスプリング22との間に挿入し
て掛止してから、シートクッション1をシートパン17上
に載置してシートクッション1のクッション材5の下面
をシートパン17上の面ファスナー19に掛着させることで
シートクッション1を取り付け、次いでシートバックク
ッション2を上台フレーム3の上側補強梁14に前側から
押し付けて、シートバッククッション2の後面のシート
バッククッション固定用フックスプリング13を、上側補
強梁14に突設したシートバッククッション固定用フック
20に掛止することで、シートバッククッション2を取り
付ける。
【0021】従って、この実施例の車両用ロングシート
によれば、取付けボルトで固定するまでの間、上台フレ
ーム3を手で持ってブラケット4に対し位置決めしてい
る必要がないので、取付け作業時の作業者の負担を大幅
に軽減することができる。そして、シートフレームを上
台フレーム3とブラケット4とにコンパクトに分割し得
て、運搬および梱包コストを削減することができ、ま
た、シートフレームを構成する上台フレーム3とブラケ
ット4とを溶接でなくボルト留めとして溶接箇所を減ら
し得て、シートフレームの塗装面積を減らして塗装コス
トを削減することができる。
【0022】しかも、この実施例の車両用ロングシート
によれば、ブラケット4の下部前端部に下方へ向かって
開いた略U字状の溝部を持つ凸部4cを設けるとともに、
上台フレーム3の前端付近の下部に取付けボルト支持ブ
ラケット23を突設してそこに上記溝部と係合し得る取付
けボルト25を装着しておくので、ブラケット4の上側補
強梁受け部4aと前側補強梁受け部4bとに上台フレーム3
の上側補強梁14と前側補強梁15とを載置してそれぞれ保
持させた後直ちに、ブラケット4に上台フレーム3を取
付けボルト25およびナット24で固定し得て、取付け作業
時の作業者の負担をさらに軽減し得るとともに取付け作
業を迅速ならしめることができる。
【0023】そして、この実施例の車両用ロングシート
によれば、上台フレーム3の上側補強梁14の上面にフレ
ーム固定用ブラケット21を突設してあるので、ブラケッ
ト4の上側補強梁受け部4aと前側補強梁受け部4bとに上
台フレーム3の上側補強梁14と前側補強梁15とを載置し
てそれぞれ保持させた後直ちに、上記フレーム固定用ブ
ラケット21を用いてブラケット4に上台フレーム3を取
付けボルトで固定し得て、この点でも、取付け作業時の
作業者の負担をさらに軽減し得るとともに取付け作業を
迅速ならしめることができる。
【0024】また、この実施例の車両用ロングシートに
よれば、上台フレーム3に、上側補強梁14と前側補強梁
15とを連結する連結材16を設けていることから、その連
結材16でシートパン17を支持しつつ上台フレーム3の形
状を維持することができるので、シートパン17の必要強
度を下げ得て、シートパン17を軽量化することができ
る。
【0025】加えて、この実施例の車両用ロングシート
によれば、ブラケット4がその下面にヒーターユニット
27と掛合する凸部4dを一体に有するように、ブラケット
4をアルミニウム合金のダイキャスト成形により形成し
ているので、図4に示すように、車両の壁面26への車両
用ロングシートの取り付け後に、ヒーターユニット27を
ブラケット4の下面に取り付ける際に、その取付け作業
を容易に行うことができる。
【0026】図6は、この発明の壁面取付け型連結椅子
の他の一実施例としての車両用ロングシートの半部(七
席のロングシートの三席半分)を示す正面図、図7は、
その実施例の車両用ロングシートの半部を示す平面図、
図8は、その実施例の車両用ロングシートを示す断面
図、図9は、その実施例の車両用ロングシートの側面を
ブラケットに上台フレームを搭載する前の状態で示す説
明図、そして図10(a)〜(c)は、その実施例の車両
用ロングシートの上台フレームからシートクッションを
取り外す手順を示す説明図であり、図中、先の実施例と
同様の部分はそれと同一の符号にて示す。
【0027】すなわち、この実施例の車両用ロングシー
トも、図6〜図9に示すように、座部材としてのシート
クッション1と、背部材としてのシートバッククッショ
ン2と、上台フレーム3と、ブラケット4とを具えてい
て、それらシートクッション1とシートバッククッショ
ン2と上台フレーム3とブラケット4とは、上台フレー
ム3の前端部およびブラケット4の前端部を除いて先の
実施例と同様に構成されている。
【0028】しかしてこの実施例の車両用ロングシート
では、図8に示すように、上台フレーム3の前側補強梁
15が、シートパン17の前端より前方に位置する迫り出し
部分15a を一体に有するとともにその迫り出し部分15a
の下部に当該車両用ロングシートの左右方向へ延在する
掛止溝15b を有するように、前側補強梁15がアルミニウ
ム合金の押し出し成形により形成されて、上台フレーム
3の複数本の連結材16の下部前端部に取付けボルト28を
介して一体的に結合されており、また、ブラケット4の
前端部の前側補強梁受け部4bが、前側補強梁15の後端部
の形状に対応した、傾斜面を持つ受け形状を有してい
て、その傾斜面の位置に取付けボルト29のためのボルト
孔が設けられている。
【0029】かかる実施例の車両用ロングシートによれ
ば、上台フレーム3からシートクッション1を取り外す
に際し、先ず、図10(a)に示すように、シートクッシ
ョン1の後部をシートパン17上の面ファスナーから剥が
して持ち上げ、次いで、図10(b)に示すように、シー
トクッション1の前端部の、内部に張り止め材9が挿入
された袋8を後方および下方へ引いて、張り止め材9と
迫り出し部分15a の下部の掛止溝15b との掛合を解除す
ることで、図10(c)に示すように、シートクッション
1を取り外すことができ、それと逆の手順で、上台フレ
ーム3にシートクッション1を取り付けることができ
る。
【0030】従って、この実施例の車両用ロングシート
によれば、先の実施例と同様の作用効果が得られるのに
加え、シートクッション1を掛止するための溝15b を上
台フレーム3に容易にかつ安価に設け得るという効果を
得ることができる。
【0031】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、上側補
強梁や前側補強梁や連結材は、上記実施例の角パイプ状
のものに限られず、丸パイプ状やチャンネル状(断面コ
字状)のものでも良く、また上台フレームは、連結材を
持たずにシートパンの上端部および下部前端部に直接上
側補強梁および前側補強梁を結合されたものでも良い。
そしてブラケットは、上記実施例の略L字状のものに限
られず、下部後端部が下方に延びた、T字が横になった
ような形状のものでも良い。
【0032】また、この発明における座部材や背部材
は、上記実施例のクッション材を有するものに限られ
ず、クッション材を有しないものでも良い。そしてこの
発明の壁面取付け型連結椅子は、電車のロングシートに
限られず、バス等の他の種類の車両や、建物の壁面に固
定する連結椅子にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の壁面取付け型連結椅子の一実施例
としての車両用ロングシートの略半部を示す分解斜視図
である。
【図2】 上記実施例の車両用ロングシートの半部を示
す正面図である。
【図3】 上記実施例の車両用ロングシートの半部を示
す平面図である。
【図4】 上記実施例の車両用ロングシートを示す断面
図である。
【図5】 上記実施例の車両用ロングシートの側面をブ
ラケットに上台フレームを搭載する前の状態で示す説明
図である。
【図6】 この発明の壁面取付け型連結椅子の他の一実
施例としての車両用ロングシートの半部を示す正面図で
ある。
【図7】 上記実施例の車両用ロングシートの半部を示
す平面図である。
【図8】 上記実施例の車両用ロングシートを示す断面
図である。
【図9】 上記実施例の車両用ロングシートの側面をブ
ラケットに上台フレームを搭載する前の状態で示す説明
図である。
【図10】 (a)〜(c)は、その実施例の車両用ロ
ングシートの上台フレームからシートクッションを取り
外す手順を示す説明図である。
【符号の説明】
1 シートクッション 2 シートバッククッション 3 上台フレーム 4 ブラケット 4a 上側補強梁受け部 4b 前側補強梁受け部 4c, 4d 凸部 14 上側補強梁 15 前側補強梁 15a 迫り出し部分 15b 座部材掛止溝 16 連結材 17 シートパン 26 壁面 27 ヒーターユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座部材(1)および背部材(2)と、 断面略L字状のシートパン(17)と、前記シートパンの
    上部を支持する上側補強梁(14)と、前記シートパンの
    下部前端部を支持する前側補強梁(15)とを有して前記
    座部材および前記背部材を支持し、当該連結椅子の左右
    方向へ延在する上台フレーム(3)と、 壁面(26)に取り付けられて上端部で前記上側補強梁を
    支持するとともに前端部で前記前側補強梁を支持するブ
    ラケット(4)と、 を具える壁面取付け型連結椅子において、 前記ブラケットを前記上台フレームと別体に形成し、 前記ブラケットの上端部に前記上側補強梁を保持する上
    側補強梁受け部(4a)を設けるとともに前記ブラケット
    の前端部に前記前側補強梁を保持する前側補強梁受け部
    (4b)を設けたことを特徴とする、壁面取付け型連結椅
    子。
  2. 【請求項2】 前記ブラケット(4)の下部前端部に下
    方へ向かって開いた略U字状の溝部(4c)を設けるとと
    もに、 前記上台フレーム(3)の前端付近の下部に前記溝部と
    係合し得るボルトを装着しておくことを特徴とする、請
    求項1記載の壁面取付け型連結椅子。
  3. 【請求項3】 前記前側補強梁(15)が前記シートパン
    の前端より前方に位置する迫り出し部分(15a)を一体に
    有するとともにその迫り出し部分の下部に当該連結椅子
    の左右方向へ延在する座部材掛止溝(15b)を有するよう
    に、前記前側補強梁をアルミニウム合金の押し出し成形
    により形成したことを特徴とする、請求項1または2記
    載の壁面取付け型連結椅子。
  4. 【請求項4】 前記上台フレーム(3)に、前記上側補
    強梁と前記前側補強梁とを連結する連結材(16)を設け
    たことを特徴とする、請求項1から3までの何れか記載
    の壁面取付け型連結椅子。
  5. 【請求項5】 前記ブラケット(4)がその下面にヒー
    ター(27)と掛合する凸部(4d)を一体に有するよう
    に、前記ブラケットをアルミニウム合金のダイキャスト
    成形により形成したことを特徴とする、請求項1から4
    までの何れか記載の壁面取付け型連結椅子。
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