JPH0724647U - 組立式車両用ベッド - Google Patents

組立式車両用ベッド

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JPH0724647U JP5621893U JP5621893U JPH0724647U JP H0724647 U JPH0724647 U JP H0724647U JP 5621893 U JP5621893 U JP 5621893U JP 5621893 U JP5621893 U JP 5621893U JP H0724647 U JPH0724647 U JP H0724647U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車室に対する組付け及び取外しが容易で、組
付け状態では左右振れがなく、しかも取外した状態では
車室スペースを損なわない組立式車両用ベッドを提供す
る。 【構成】 前後方向に延在する左右のベッドフレーム8
の前端部をアシストグリップ15に着脱可能なハンガベ
ルト11を介して吊下げ可能となす一方、ベッドフレー
ム8の後端部にはクオーターピラー18に取付けた支持
具20に脱着可能に掛止する鍔付き掛止ピン10を設
け、また左右のベッドフレーム8により載置支持される
ベッドボード1の左右端部には、該ベッドフレーム8に
対して左右方向に相対移動不能に係合するブラケット6
を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バン型車両に適用され、車室内のシート上方に必要に応じて組付け 又は取り外すことの可能な組立式車両用ベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の車両用ベッドとしては、例えば実公昭63−5586号公報の ものがある。これは、ベッドボードを前後方向において分割された構造とし、そ してリヤ側のベッドボードについては、車室後部に設定した棚状の支持枠により 支持する構成とし、またフロント側のベッドボードについては、その後端部を前 記支持枠の前端部により支持するとともに、その前端部を、シートバックに形成 されるヘッドレストステー装着孔を利用して取付けた支持部材により支持する構 成としたものである。 なお、車室後部の支持枠はリンク機構を介して上下方向に変位可能に構成され ていて、ベッドの不使用時には車室天井に接近した位置へ持ち上げて格納できる ようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述した公報記載の車両用ベッドの場合、フロント側のベッドボー ドの後端部と、リヤ側のベッドボードを支持するために大型部品から構成される 支持枠は、ベッド不使用時には、たとえ天井に接近して格納できるとしても、車 室内にそのまま残存する関係で、その分天井高さが低くなり、窮屈感が生ずる上 に背丈のある荷物に干渉する虞れがあり、車室スペースを損なうという点に問題 があった。
【0004】 そこで、本出願人は、上記のような問題を解決し得る組立式車両用ベッドとし て実願平4−72224号(以下、先願考案という)を提案した。これは、シー トのシートバックに、ヘッドレストステーの装着孔を利用して支持凹部付きの支 持部材を取付ける一方、車内後部にはスタンド式支持具を設置し、そして支持部 材とスタンド式支持具とに左右2本のベッドフレームを掛け渡すとともに、該左 右のベッドフレーム上に前後方向に分割されたベッドボードを載置するように構 成したものである。 なお、上記のスタンド式支持具は、フロア上に直立される左右のポールと、ポ ール間に掛け渡されて前記ベッドフレームの後端部を支持するための横バーとか らなり、左右のポールがアシストグリップの取付ブラケットにアンカー部材を介 して取付けられるようになっている。
【0005】 ところが、上記のような先願考案の場合、ベッド支持に関する部品点数、特に スタンド式支持具に関する部品点数が多数に及ぶ関係で、その組付け及び取外し のための作業が面倒でかつ時間がかかるという点に問題がある。
【0006】 そこで本考案は、上述の問題に鑑み、車室に対する組付け及び取外しが容易で 組付け状態では左右振れがなく、しかも取外した状態では車室スペースを損なわ ない組立式車両用ベッドを提供することを、解決すべき技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は次のように構成したものである。すなわ ち、本考案に係る組立式車両用ベッドは、ベッドボードと、該ベッドボードを支 持するための前後方向に延びる左右のベッドフレームと、このベッドフレームの 前部をアシストグリップに対して着脱可能に吊り下げるハンガベルトと、車室内 の後面又は側面に固定され、前記左右のベッドフレームの後部を着脱可能に掛止 する支持具と、前記ベッドボードに設けられ、前記左右のベッドフレームに対し て左右方向の相対移動不能に上方から係合するブラケットとを備えたことを特徴 とするものである。
【0008】
【作用】
上述のように構成された本考案に係る組立式車両用ベッドにおいては、左右の 2本のベッドフレームの後端部を支持具に掛止する一方、前端部をアシストグリ ップに対してハンガベルトにより吊り下げ、その後、ベッドボードをそのブラケ ットをベッドフレームに上方から係合するように載置することにより、ハンガベ ルトによる吊り方式でありながら、左右振れを起こさない安定した状態に組み立 てられる。 また、ベツドの取外しは組付時の逆の手順で行われ、取外し後において、車室 内にはベッドフレームの後端支持用としての小部品からなる支持具が残留するの みであり、車室スペースを損なうに至らない。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。まず、本考案の第 1実施例を図1〜図8に基づいて説明する。 図1には本実施例に係る組み立てられた態様の組立式車両用ベッドが斜視図で 示されている。図示のように、組立式車両用ベッドは、車両の前後方向において 複数枚(図では4枚)に分割されたベッド本体としてのベッドボード1と、これ らのベッドボード1を支持すべく車室内の左右壁面に適当な間隔を隔てて前後方 向に平行に延びる左右2本の円形のパイプ材からなるベッドフレーム8と、それ ら2本のベッドフレーム8をボデーに取付けるための前側のハンガベルト11及 びリヤ側の支持具20とから構成されており、図2に示すように、バン型車両の 車室内のシート上方に組付けられる。
【0010】 長方形をなす分割構造の各ベッドボード1は、図1のA−A線断面図である図 3及び図1のB−B線断面図である図4に示すように、木質基材又は樹脂製から なる基板2の上面に、ポリウレタンフォーム等からなるクッョン材3を少なくと も基板2の前後端縁に巻き込むように重ね、これを表皮レザー4にて被覆した構 成であり、表皮レザー4の周縁は基板2にタッカにより止められる。なお、図3 に示すように、基板2の前後の縁部には所定長さにわたってチャンネル状の補強 材5が嵌着されて剛性がアップされている。
【0011】 また、図4に示すように、各ベッドボード1の左右の端面にはそれぞれ前後2 個のブラケット6の基部が表皮レザー4に形成されたブラケット幅に見合う長さ のスリット4aを通して基板2の裏面に差し込まれてタッピングスクリュ7によ り固定されている。そして、ブラケット6はベッドボード1端面からの突出部分 がフック状に形成され、そのフック部6aがベッドフレーム8に対して上方から 被さるように係合する。従って、係合状態ではベッドボード1とベッドフレーム 8とは左右方向に関してはその相対移動が不能となる。
【0012】 つぎに、ベッドフレーム8を支持するためのハンガベルト11と支持具20に ついて説明する。ベッドフレーム8の前端部を支持するハンガベルト11は、図 5の斜視図に示すように、乗員拘束装置としてのシートベルトと同等の繊維材か らなるベルト本体12と、該ベルト本体12の一端に取付けられたスルーリング 13と、ベルト本体12の他端に取付けられたアンカープレート14とから構成 されている。
【0013】 このハンガベルト11は、車室側面に付設されているアシストグリップ15を 利用してベッドフレーム8の前端部を吊り支持するものにして、アシストグリッ プ15に対しては、図5の斜視図に示す如くアシストグリップ15に潜らせたス ルーリング13内にベルト本体12を通して取付け、また、ベッドフレーム8に 対しては、図5の斜視図及び図6の断面図に示すように、アンカープレート14 を取付ボルト16によりベッドフレーム8の前端面に設けたウエルドナット9に 締着することにより組付けられる。
【0014】 なお、本実施例にあっては、スルーリング13をスリット13a付きとし、図 5の矢印の如く、このスリット13aからベルト本体12をその柔軟性を利用し てスルーリング13に出入できるように構成してある。従って、ベッドフレーム 8側に対するアンカープレート14の組付部分については、ベッドの脱着に際し て取外す必要がなく、固定構造とすることができる。また、アンカープレート1 4はその取付ボルト16を含めて下方から外嵌される軟質の樹脂カバー17によ って覆われ、見栄えの向上が図られている。
【0015】 一方、ベッドフレーム8の後端部をリジッドに支持する支持具20は、図7の 分解斜視図及び図8の断面図に示すように、本実施例においては車内の後面を構 成するリヤボデーの一部であるオーターピラー18に取付けられる。 支持具20は、クオーターピラー18にリベット又は溶接にて結合されるとと もにクオーターピラー18を覆うガーニッシュ19により隠蔽される略コ字形の 第1のブラケット21と、ガーニッシュ19を挟んで第1のブラケット21に取 付けられて室内に現出する第2のブラケット23とから構成される。
【0016】 具体的には、第1のブラケット21には上下2本のアンカーボルト22が溶接 され、該アンカーボルト22がガーニッシュ19を貫通して室内側に突出されて おり、このアンカーボルト22に略楕円形の第2のブラケット23がスペーサ2 4を介して袋ナット25にて締着されている。なお、スペーサ24はガーニッシ ュ19のへたりによる袋ナット25の緩止めとして用いられている。
【0017】 また、第2のブラケット23には鋼管製の筒体26が突設され、該筒体26の 端面には、前記ベッドフレーム8の鍔付き掛止ピン10が差し込み可能な略Y字 状又はU字状の掛止孔28を備えた円板27が固着されるとともに、筒体26の 端面側には掛止孔28の開口に対応して掛止ピン10の鍔部が挿入可能なスリッ ト26aが形成されている。すなわち、スリット26a及び掛止孔28に鍔付き 掛止ピン10を差し込むことによりベッドフレーム8の後端部が支持されるよう になっている。
【0018】 本実施例に係る組立式車両用ベッドは、上述のように構成したものであり、車 両への組付けは、以下の如く行われる。 まず、左右のベッドフレーム8の後端部の掛止ピン10を、車室後部に設定さ れた支持具20の掛止孔28及びスリット26aに上方から差し込む。このこと により、ベッドフレーム8は、その後端部が少なくともガタツキの範囲内で前後 方向及び左右方向の動きを拘束された状態で支持される。
【0019】 つぎに、予め左右のベッドフレーム8の前端部にそれぞれ取付けられたハンガ ベルト11を、図5に示す如くアシストグリップ15に取付けることによりベッ ドフレーム8の前端部を吊下げ状に支持する。なお、ハンガベルト11のアシス トグリップ15への取付けは、前述したように、アシストグリップ15に潜らせ たスルーリング13内にスリット13aからベルト本体12を通すことにより行 われる。
【0020】 つづいて、分割構造のベッドボード1を、左右のブラケット6のフック部6a がベッドフレーム8に上方から係合するように順次載置すれば、ここにベッドの 組付けが終了する。 なお、ハンガベルト11により吊られた左右のベッドフレーム8は、通常であ れば左右振れを生ずるが、本実施例においては、ベッドボード1に設けた4箇所 のブラケット6のフック部6aがベットフレーム8に上方から係合しており、こ のことによりベッドフレーム8の振れ、つまりベッドの左右振れが防止される。 このため、ベッドフレーム8をボデーに対して固定する特別の手段を設けずとも 、ベッドを安定した状態で使用することができる。
【0021】 このように、本実施例の組立式車両用ベッドにおいては、ベッドフレーム8の 掛止ピン10を掛止孔28に差し込む作業、ハンガベルト11のアシストグリッ プ15への取付作業、及びベッドボード1のベッドフレーム8への載置作業とい う僅か3種の作業を行うことで簡単に組付けることができるものであり、また、 ベッドの取外しは、組付時と逆の手順で同様に簡単に行うことができる。
【0022】 そして、ベッドの取外し後において、車室には支持具20のうち、ベッドフレ ーム8の掛止ピン10を支持する第2のブラケット23が残るだけであり、従っ てその存在が車室内のスペースを損なうに至らない。そのため、ベット構成部材 の一部が室内に残留するようなタイプの車両用ベッドに比較して窮屈感を覚える とか、荷物の邪魔になるとかの問題が解消される。
【0023】 つぎに、本考案の第2実施例を図9〜図12に基づいて説明する。この実施例 は、ベッドフレーム8のリヤ側支持具20の取付部位を、前述の第1実施例で説 明した後面から側面に変更したものである。なお、その他については第1実施例 と同様に構成されるため、その説明については省略する。
【0024】 すなわち、この実施例は、クオーターピラー18がサイドボデーのリヤ側に設 定されている車両を対象としたものであって、支持具20は図10に示すように 、クオーターピラー18にリベット又は溶接により結合されてガーニッシュ19 により隠蔽される略コ字形の第1のブラケット29と、ガーニッシュ19を挟ん で第1のブラケット29に取付けられて室内に現出される略コ字形の第2のブラ ケット31とから構成される。
【0025】 第2のブラケット31は、中央部に略鍵穴状の係止穴32を備えており、その 上下端部がガーニッシュ19を通して第1のブラケット29に設けたウエルドナ ット30にねじ込まれる取付ボルト33により締着されている。なお、ガーニッ シュ19と第2のブラケット31との間には、該ガーニッシュ19のへたりによ るボルト緩止め用としてのスペーサ34が介在されている。
【0026】 そして、この実施例では、左右のベッドフレーム8は横方向(車幅方向)に延 在する1本の横バー35を介して支持具20に支持される構成となっている。 すなわち、軸方向の両端部に鍔付きの掛止ピン36を備えた円形のパイプから なる横バー35は、その掛止ピン36を前記第2ブラケット31の掛止孔32に 上方から差し込むことにより支持具20に取付けられる。一方、ベッドフレーム 8はその後端部に上下に貫通するジョイントピン37を備えており、このジョイ ントピン37の下突出部37aを横バー35に形成した取付孔38に上方から差 し込むことにより位置決めされた状態で横バー35上に載置される。
【0027】 従って、この第2実施例によるときは、ベッドの脱着に際して、前述の第1実 施例に比べ横バー35の脱着作業が追加されるだけであり、第1実施例の場合と 同様にベッドの組付け及び取外しを容易に行うことができる。なお、図12に示 すように、ジョイントピン37の上突出部37bは、ベッドボード1のブラケッ ト6と当接することで該ベッドボード1の後方への位置ずれを阻止するストッパ を兼用することができる。
【0028】 なお、第2実施例で説明された横バー35は、ベッドフレーム8の側面に鍔付 き掛止ピンを横向きに突設して第2ブラケット31の掛止孔32に掛脱させる構 成に変更したときは省略することが可能である。 また、ベッドフレーム8の前端部を支持するハンガベルト11は、アシストグ リップ15に対して、又はベッドフレーム8に対してフックを利用した掛止方式 に変更することが可能である。
【0029】 つぎに、本考案の第3実施例を図13及び図14に基づいて説明する。この実 施例は、前述した第1実施例及び第2実施例のベッドフレーム8を分割構造に変 更したものであり、その他の構成については第1実施例又は第2実施例と同様で あるから、以下変更部分に関して説明する。 円形のパイプ材からなるベッドフレーム8は、フロントパイプ8aとリヤパイ プ8bとに分割され、それら両パイプ8a,8bは、それよりも太くて短い中間 のジョイントパイプ8cにより接続可能とされている。
【0030】 すなわち、図14に示すように、ジョイントパイプ8cは前後いずれか一方の パイプ、この実施例ではフロントパイプ8aの後端部に、その軸方向の略中央部 までフロントパイプ8aの端部が入り込むように嵌合した状態で溶接されている 。そして、フロントパイプ8aの端部に溶接された円形の孔付きプレート39の 中心には接続用のボルト40が溶接されている。 一方、リヤパイプ8bの前端部には、円形の孔付きプレート41が溶接され、 このプレート41の裏側中心部には四角形のナットケース42が溶接されている 。そして、このナットケース42内には四角形のナット43がある程度の自由度 を与えられた状態で回転不能に収容されている。
【0031】 第3実施例は上述のように構成したものである。従って、ベッドの使用に際し ては、図14に仮想線で示すように、ジョイントパイプ8c内にリヤパイプ8b を挿入して回転することにより、ナット43にボルト40をねじ込んでフロント パイプ8aにリヤパイプ8bを接続して使用する。 この場合、ナット43に自由度が与えられているため、フロントパイプ8aに 対するボルト40の偏心等の取付誤差を吸収することができる。 このように、ベッドフレーム8を分割構造としたときは、そのコンパクト化が 図られるため、収納時の取り扱いが楽になり、また収納場所の選択にも自由度が 持てる。
【0032】 つぎに、本考案の第4実施例を図15に基づいて説明する。この実施例は前述 の第2実施例における横バー35を分割構造としたものであり、その他の構成に ついては第2実施例と同様であるから、以下変更部分について説明する。 円形のパイプ材からなる横バー35は、第3実施例で説明したベッドフレーム 8の場合と同様に、フロントパイプ35aと、リヤパイプ35bとに分割されて おり、そして、フロントパイプ35aの端部に嵌合されて溶接された、それより も太くて短いジョイントパイプ35cに、リヤパイプ35bを差し込むことで接 続する構成となっている。
【0033】 すなわち、横バー35の場合は、前端部をハンガベルト11により吊られるベ ッドフレーム8の場合と異なり、その両端部に設けた掛止ピン36が支持具20 に掛止される構成、つまり抜け方向に関して拘束される構成であるため、前述の 第4実施例で説明されたボルト40、ナットケース42及びナット43が省略さ れ、接続構造の簡素化が図られている。従って、この実施例の場合は収納時の横 バー35の取り扱いが楽になり、また収納場所の選択にも自由度が持てる。
【0034】 つぎに、本考案の第5実施例を図16〜図18に基づいて説明する。この実施 例はハンガベルト11の変更に関する。 図16に示すように、ハンガベルト11は、アシストグリップ15に取付けら れるアッパベルト44と、ベッドフレーム8に取付けられるロアベルト45とか ら構成されている。 そして、アッパベルト44は、第1実施例の場合と同様に、上端部に取付けら れたスリーリング13のスリット13aを利用してアシストグリップ15に脱着 可能とされており、一方、ロアベルト45は、その両端にそれぞれアンカープレ ート47,48を備えるとともに、アッパベルト44の下端部に形成したループ 部46に自由移動可能に通されている。
【0035】 しかして、ロアベルト45における一方のアンカープレート47は、第1実施 例の場合と同様にベッドフレーム8の前端部に取付ボルト49により固定される が、他方のアンカーベルト48はベッドフレーム8の前端よりも後寄りの側面部 に取付けられ、その取付構造は図17の断面図に示すとおりである。すなわち、 アンカープレート48はベッドフレーム8の側面に溶接されたナット51に取付 ボルト50により締着される。
【0036】 この第5実施例は上述したように、ベッドフレーム8を弥次郎兵衛式(又は天 秤式)のハンガベルト11による2点支持構造としたものであり、このような支 持構造を採用することにより、ベッドの前端部がアシストグリップ15の下方よ りも前方へ延在するような場合であっても、アシストグリップ15にかかる荷重 、具体的にはアシストグリップ15の前後の取付部品15aにかかる荷重が均等 化される。
【0037】 すなわち、アッパベルト44のループ部46に対してロアベルト45の位置を 自由に変え得るため、図18の(A)(B)に示す如く、アッパベルト44が真 下を向くように吊り下げることにより、アシストグリップ15の中心からハンガ ベルト11によるベッドフレーム8の前後の支持点までの間隔の如何を問わず、 アシストグリップ15にかかる荷重を前後の取付部品15aにより均等に支持す ることが可能となる。 従って、前後いずれか一方の取付部品15aに荷重が偏ることに原因する当該 取付部品15aの破損を未然に防止することができる。
【0038】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案によれば、車両に対する組付け及び取外しの作業 工数が僅かで済むため、その作業を容易かつ短時間で行い得るとともに、組付け 状態では吊り下げ方式でありながら、前後方向はもとより左右振れのない安定し た姿勢を得ることができる。また、ベッドを取外した状態では車室スペースを損 なうことがなく、従来の如きベット構成部材の一部が残留した場合の窮屈感や収 納荷物との干渉等の問題が解決される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る組立式車両用ベッド
の斜視図である。
【図2】バン型車両に対する実施態様を示す概略図であ
る。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】図1のC部の一部分解斜視図である。
【図6】ベッドフレームに対するハンガベルト取付部の
断面図である。
【図7】図1のD部の分解斜視図である。
【図8】同じくD部の断面図である。
【図9】本考案の第2実施例に係る組立式車両用ベッド
の斜視図である。
【図10】図9のE部の分解斜視図である。
【図11】同じくE部の断面図である。
【図12】ジョイントピンによるベッドボードの位置ずれ
防止態様の説明図である。
【図13】本考案の第3実施例に係るベッドフレームの概
略斜視図である。
【図14】同じくベッドフレームの断面図である。
【図15】本考案の第4実施例に係る横バーの一部破断平
面図である。
【図16】本考案の第5実施例に係るハンガベルトの斜視
図である。
【図17】図5のF部の断面図である。
【図18】第5実施例のハンガベルトによる吊り下げ態様
を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ベッドボード 6…ブラケット 8…ベッドフレーム 10…鍔付き掛止ピン 11…ハンガベルト 13…スルーリング 14…アンカープレート 15…アシストグリップ 16…取付ボルト 18…クオーターピラー 20…支持具 21…第1のブラケット 23…第2のブラケット 28…掛止孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に配置される組立式車両用ベッド
    であって、ベッドボードと、該ベッドボードを支持する
    ための前後方向に延びる左右のベッドフレームと、この
    ベッドフレームの前部をアシストグリップに対して着脱
    可能に吊り下げるハンガベルトと、車室内の後面又は側
    面に固定され、前記左右のベッドフレームの後部を着脱
    可能に掛止する支持具と、前記ベッドボードに設けら
    れ、前記左右のベッドフレームに対して左右方向の相対
    移動不能に上方から係合するブラケットとを備えたこと
    を特徴とする組立式車両用ベッド。
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