JP2024059200A - シート及びその組み立て方法 - Google Patents

シート及びその組み立て方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2024059200A
JP2024059200A JP2022166733A JP2022166733A JP2024059200A JP 2024059200 A JP2024059200 A JP 2024059200A JP 2022166733 A JP2022166733 A JP 2022166733A JP 2022166733 A JP2022166733 A JP 2022166733A JP 2024059200 A JP2024059200 A JP 2024059200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
top plate
frame
fastening
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022166733A
Other languages
English (en)
Inventor
尚樹 光岡
由希規 杉浦
健一 塚本
高志 坂口
晃尚 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2022166733A priority Critical patent/JP2024059200A/ja
Priority to PCT/JP2023/037010 priority patent/WO2024085060A1/ja
Publication of JP2024059200A publication Critical patent/JP2024059200A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/68Seat frames
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/90Details or parts not otherwise provided for

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】クッション体のシートフレームに対する着脱を容易に行えるシートを提供すること。【解決手段】シートは、クッション体20が天板メインと各天板サイド22とに3分割された構成とされる。各天板サイド22は、そのパッド裏側に固定される天板サイド樹脂部材22Cが、クッションフレーム10の各チルトアーム12Aから延び出す締結ブラケットAbに対して、差込み式の締結構造Tを介して重ね合わせ状に締結される。各差込み式の締結構造Tの締結工具Dと係合されるボルトT1の頭部T1hは、クッションフレーム10に対してスナップフィット嵌合により着脱可能に装着される天板メインの取り外し状態において、天板メインの設置スペースである開口部SPから外部に露出する。【選択図】図13

Description

本発明は、シート及びその組み立て方法に関する。詳しくは、着座者を弾性的に支持するクッション体と、クッション体をシート裏側から支持するシートフレームと、を有するシート及びその組み立て方法に関する。
特許文献1には、車両用シートにおいて、シートパッドとシートカバーとから成るクッション体が、シート幅方向に3分割された構成が開示されている。具体的には、クッション体は、シート幅方向の中央部分を成す天板メインと、シート幅方向の両サイド部分を成す各天板サイドと、に3分割された構成とされる。天板メインと各天板サイドとは、それぞれ、個別にシートフレームに組み付けられて固定される。
特開2020-33005号公報
特許文献1に記載の構成では、天板メインと各天板サイドとが、それぞれ、シートフレームに対してボルト締結により固定される構成とされる。詳しくは、各天板サイドがシートフレームに組み付けられた後、天板メインがシートフレームにセットされ、シート裏側からナットを締め付ける締結により固定される。このような構成では、シートが車両に搭載された後、天板メインや各天板サイドをシートフレームから取り外したい場合、シートを一度車両から取り外してからでないと、シート裏側からの締結を外すことができず作業性が悪い。そこで、本発明は、クッション体のシートフレームに対する着脱を容易に行えるシートを提供する。
上記課題を解決する手段として、本発明のシート及びその組み立て方法は、次の手段をとる。
すなわち、本発明の第1の発明は、着座者を弾性的に支持するクッション体と、該クッション体をシート裏側から支持するシートフレームと、を有するシートであって、前記クッション体が、シート幅方向の中央部分を成す天板メインと、シート幅方向の両サイド部分を成す各天板サイドと、に分割された3つの分割要素から成り、各前記天板サイドが、それぞれ、クッション部となる天板サイドパッドと、該天板サイドパッドのシート裏側の面であるパッド裏面に固定されて前記シートフレームへの固定を担う支承部材と、を有し、前記シートフレームが、各前記天板サイドをシート裏側から支持する各サイドフレームと、各前記サイドフレームと一体を成して対応する各前記支承部材がそれぞれ差込み式の締結構造を介して重ね合わせ状に締結される各フレーム締結部と、を有し、前記天板メインが前記シートフレームに対してスナップフィット嵌合により着脱可能に装着され、前記天板メインが前記シートフレームから取り外された天板メイン取外し状態において、各前記フレーム締結部に各前記支承部材を重ね合わせ状に締結する対応する各前記差込み式の締結構造の締結工具と係合される工具係合部が、前記天板メインの設置スペースである開口部から外部に露出するシートである。
第1の発明によれば、天板メインがシートフレームにスナップフィット嵌合される構成とされることから、天板メインをシートフレームに対する装着状態から比較的簡便に取り外すことができる。そして、天板メインがシートフレームから取り外された状態では、各天板サイドを対応する各サイドフレームのフレーム締結部に締結する差込み式の締結構造の工具係合部が、天板メインの設置スペースである開口部から外部に露出する。したがって、この開口部をワークスペースとして、シートを設置先の対象物から取り外すことなく、締結工具を用いた差込み式の締結構造の締結作業及び弛緩作業を行うことができ、各天板サイドの着脱を容易に行うことができる。
本発明の第2の発明は、上記第1の発明において、各前記フレーム締結部が、対応する各前記サイドフレームからそれぞれシート幅方向の内側斜め裏側へ延び出して、対応する各前記支承部材が重ね合わされる重ね合わせ面の面直方向を前記開口部に向けるシートである。
第2の発明によれば、各フレーム締結部が差込み式の締結構造を開口部から斜めに差し込める向きに設けられる。したがって、シートフレームの間にクッション体を支える支持バネが設けられる等の理由により、締結工具をシートフレームの間に落とし込みにくいような制約がある構成であっても、各天板サイドの着脱を容易に行うことができる。
本発明の第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、各前記支承部材が、それぞれ、対応する各前記サイドフレームに形成された係合孔にそれぞれ差し込まれてスライドによる引掛けを伴って各前記係合孔に係合される係合爪を更に有し、各前記係合爪が対応する各前記係合孔に引掛けられた状態で各前記差込み式の締結構造により各前記フレーム締結部に締結されるシートである。
第3の発明によれば、係合爪のスライドによる引掛けと差込み式の締結構造による締結とを組み合わせた構成により、弾性変形を伴うスナップフィットを組み合わせるような構成と比べて、各天板サイドを各サイドフレームに対して、簡便かつ適切な組み付け強度を持たせた状態に組み付けることができる。また、取り外しも簡便に行うことができる。
本発明の第4の発明は、上記第1又は第2の発明において、各前記差込み式の締結構造の前記工具係合部が、各前記差込み式の締結構造のうち最も前記開口部に近い側に配置されるボルトの頭部とされるシートである。
第4の発明によれば、各差込み式の締結構造が、ボルトの軸部を開口部に向けない配置となる。したがって、クッション体を各差込み式の締結構造による異物感を感じにくい構成とすることができる。
本発明の第5の発明は、上記第1又は第2の発明において、前記天板メインが、前記シートフレームと一体を成すベース部に対してシート表側からの押し込みにより着脱可能にスナップフィット嵌合される嵌合爪部を有し、前記シートフレームに対してシート表側からの当接と前記嵌合爪部の嵌合との2つの状態のみにより着脱可能に組み付けられるシートである。
第5の発明によれば、天板メインをシートフレームに対して簡便に着脱することが可能な構成とすることができる。
本発明の第6の発明は、上記第1又は第2の発明のシートを組み立てる組み立て方法であって、前記天板メインを前記シートフレームに組み付ける天板メイン組付工程と、該天板メイン組付工程の前に、各前記天板サイドをこれらの各前記支承部材を対応する各前記フレーム締結部に重ね合わせ状にセットして各前記差込み式の締結構造の締結により前記シートフレームに組み付ける天板サイド組付工程と、を有するシートの組み立て方法である。
第6の発明によれば、天板メイン組付工程の前に天板サイド組付工程を行う構成とすることで、天板メインの設置スペースである開口部をワークスペースとして、各天板サイドのシートフレームへの組み付けを容易に行うことができる。
第1の実施形態に係るシートの概略構成を表す斜視図である。 シートクッションの側面図である。 シートクッションの平面図である。 クッションフレームからクッション体を外した分解斜視図である。 クッションフレームの平面図である。 クッション体の底面図である。 図3のVII-VII線断面図である。 図3のVIII-VIII線断面図である。 図8のIX部拡大図である。 図3のX-X線断面図である。 一方の天板サイドをサイドフレームに組み付ける前の状態を表す斜視図である。 一方の天板サイドをサイドフレームに組み付けた状態を表す斜視図である。 図12のXIII-XIII線断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《第1の実施形態》
(シート1の概略構成)
始めに、本発明の第1の実施形態に係るシート1の構成について、図1~図13を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。また、「シート幅方向」等、各方向に「シート」を付して示す場合には、後述するシート1の向きを基準とした方向を指すものとする。また、以下の説明において、具体的な参照図を示さない場合、或いは参照図に該当する符号がない場合には、図1~図13のいずれかの図を適宜参照するものとする。
図1に示すように、本実施形態に係るシート1は、自動車のフロア上に設置される1人掛け用の右側座席として構成される。シート1は、着座者の背凭れ部を成すシートバック2と、着座部を成すシートクッション3と、頭凭れ部を成すヘッドレスト4と、を備える。
図2に示すように、シートクッション3は、そのシート前縁部の座面角度を調節可能なチルト機構Mを備える。図3~図4に示すように、シートクッション3は、その骨格を成す金属製のクッションフレーム10と、クッションフレーム10の上部に組み付けられて着座者の尻部や大腿部を弾性的に支持するクッション体20と、を有する。ここで、クッションフレーム10が、本発明の「シートフレーム」に相当する。
クッション体20は、そのシート幅方向の中央部分を成す天板メイン21と、シート幅方向の両サイド部分を成す各天板サイド22と、に分割された3つの分割要素から成る。天板メイン21は、着座者の尻部や大腿部を下方から支持する部分とされる。天板メイン21は、そのシート表側の面となる上面が、やや前上がりとなるようにシート上方を向く略平坦な面形状とされる。
各天板サイド22は、着座者の尻部や大腿部を下斜め外方から支持する部分とされる。各天板サイド22は、そのシート表側の面となる上面が、シート幅方向の外側に向けて斜めに立ち上がる面形状とされる。
図4に示すように、天板メイン21と各天板サイド22とは、それぞれ、クッションフレーム10に対して、上方からのアクセスのみにより個別に組み付けられる構成とされる。それにより、天板メイン21と各天板サイド22とは、シート1をフロア上に設置した状態から取り外すことなく、クッションフレーム10に対して簡便に着脱することができる構成とされている。具体的には後に詳述する。
(シートクッション3の構成)
以下、シートクッション3の各部の具体的な構成について説明する。図4~図5に示すように、クッションフレーム10は、シートクッション3の左右両側部に沿って前後方向に延びる左右一対のロアアーム11を有する。また、クッションフレーム10は、各ロアアーム11の前端部間に跨って面状に延びるチルトパネル12を有する。また、クッションフレーム10は、チルトパネル12の左右両側縁からシート後方に延びる左右一対のチルトアーム12Aを有する。
各チルトアーム12Aは、それらの後端部が、対応する各ロアアーム11の中間部に、シート幅方向に延びるチルト回転軸12Bにより回転可能なように連結されている。各チルトアーム12Aは、クッションフレーム10に組み付けられた不図示の駆動ユニットにより、各チルト回転軸12Bを中心に上下移動可能に構成されている。
各チルトアーム12Aの上下移動により、チルトパネル12が各ロアアーム11に対して角度を変えるように動かされる。それにより、シートクッション3のシート前縁部の座面角度が調節される。上記チルトパネル12を各ロアアーム11に対して角度調節可能とする機構により、上述したチルト機構Mが構成されている。
クッションフレーム10は、各ロアアーム11の前部間に架橋された丸パイプから成るフロントパイプ13と、各ロアアーム11の後部間に架橋された丸パイプから成るリヤパイプ14と、を更に有する。フロントパイプ13は、チルトパネル12より後ろ下側の位置で、各ロアアーム11の間に架橋されている。リヤパイプ14は、各ロアアーム11の後端部間に架橋されている。
フロントパイプ13とリヤパイプ14との間には、クッション体20の天板メイン21を下方から弾性的に支持する支持バネ15が架橋されている。支持バネ15は、フロントパイプ13とリヤパイプ14との間に架橋されたシート幅方向に波打ち状に曲がる4本のワイヤバネにより構成されている。
上述した各チルトアーム12Aは、対応する各ロアアーム11に対し、シート上方とシート幅方向の内側とからそれぞれ被さる横断面逆L字状のアーム形状とされている。各チルトアーム12Aの側板部分には、それらの下縁からシート幅方向の内側に向けて斜め下方に延び出す板状の締結ブラケットAbが溶接されている。ここで、各チルトアーム12Aが、それぞれ本発明の「サイドフレーム」に相当する。また、各締結ブラケットAbが、本発明の「フレーム締結部」に相当する。
各締結ブラケットAbは、フロントパイプ13より後ろ下側の位置に配置されている。詳しくは、各締結ブラケットAbは、支持バネ15よりも低い位置に配置されている。各締結ブラケットAbは、それらの内斜め上方を向く上面(重ね合わせ面)を、天板メイン21の設置スペースに向けて配設されている。これら締結ブラケットAbには、対応する各天板サイド22のシート裏側の天板サイド樹脂部材22Cから延びる締結部C24が、差込み式の締結構造Tを介して締結されるようになっている。
各チルトアーム12Aの天板部分には、シート前後方向に延びるダルマ孔状の係合孔Ahが形成されている。これら係合孔Ahには、対応する各天板サイド22のシート裏側の天板サイド樹脂部材22Cに形成された係合爪C22が、シート後方へのスライドによる引掛けを伴って係合されるようになっている。ここで、各天板サイド樹脂部材22Cが、本発明の「支承部材」に相当する。
(天板メイン21の構成)
次に、クッション体20を構成する天板メイン21と各天板サイド22の構成について説明する。先ず、天板メイン21の構成について説明する。図4、図6~図8に示すように、天板メイン21は、クッション部となる天板メインパッド21Aと、天板メインパッド21Aを覆うファブリック製の天板メインカバー21Bと、天板メインパッド21Aのパッド裏側前部に設けられる天板メイン樹脂部材21Cと、を有する。
図6~図8に示すように、天板メインパッド21Aは、ポリウレタン発泡成形体から成るパッド本体A11と、発泡ポリプロピレンのビーズ発泡成形体から成るパッド補強部A12と、が1つに組み合わされた構成から成る。具体的には、天板メインパッド21Aは、予め平面視U字状を成す形に成形されたパッド補強部A12が、パッド本体A11の発泡成形型にセットされて一体成形されることで、これらが一体に組み合わされた構成とされる。
パッド補強部A12は、パッド本体A11のシート裏側の左右両縁部(パッド裏側両縁部)に沿ってシート前後方向に延びる側辺部Asと、各側辺部Asの後端部間を繋ぐようにシート幅方向に延びる繋ぎ辺部Acと、を有する、平面視U字状を成す形に形成されている。パッド補強部A12は、そのパッド本体A11よりも硬質とされた構成により、天板メイン21のクッション性を損なうことなく、天板メイン21の横揺れを適切に抑制する機能を果たすようになっている。
具体的には、パッド補強部A12は、天板メイン21がクッションフレーム10(図5参照)上にセットされることで、各側辺部Asがフロントパイプ13とリヤパイプ14とに跨ってシート上方から当接するようにセットされる。詳しくは、各側辺部Asは、フロントパイプ13とリヤパイプ14との間を連続的に延びるようにセットされる。
そして、パッド補強部A12は、繋ぎ辺部Acがリヤパイプ14に沿ってリヤパイプ14にシート上方から当接するように延びるようにセットされる。それにより、パッド補強部A12は、天板メイン21に着座者の荷重が掛けられた際には、各側辺部Asがフロントパイプ13とリヤパイプ14とによりシート下方から両端支持される。また、パッド補強部A12は、繋ぎ部が、リヤパイプ14によってシート幅方向の広い範囲に亘ってシート下方から支持される。
これらの支持により、パッド補強部A12は、車両が横方向の加速度を受けた際の天板メイン21の横方向の移動を適切に抑制できるようになっている。パッド補強部A12は、天板メインパッド21Aのチルトパネル12上に掛かる前部領域には設けられず、天板メインパッド21Aのシート前後方向の中間部から後部にかけて平面視U字状を成す形に設けられている。
天板メインパッド21Aは、上記のようにパッド補強部A12が平面視U字状を成すことで、パッド本体A11のシート裏側の中央部(パッド裏側中央部)が、パッド補強部A12による補強のない非補強部NRとして形成されている。天板メインパッド21Aは、そのパッド裏側中央部に非補強部NRが形成され、かつ、パッド裏側両縁部及び後縁部にパッド補強部A12が設けられた構成により、クッション性を損なうことなく横揺れの抑制を適切に行える構成とされている。
天板メインカバー21Bは、天板メインパッド21Aにシート上方から被せられて、その前後左右の各周縁部が、天板メインパッド21Aのシート裏側の面であるパッド裏面に引き込まれて止着されている。具体的には、天板メインカバー21Bは、その天板メインパッド21Aのパッド補強部A12が設けられるシート前後方向の中間部から後部にかけては、パッド裏面に引き込まれた左右の端末同士が互いに掛け合わされて止着されている。また、天板メインカバー21Bのパッド裏面に引き込まれた後縁の端末は、不図示の面ファスナにより天板メインパッド21Aのパッド裏面に結合されている。
図6に示すように、天板メインカバー21Bは、その天板メインパッド21Aの前部においては、パッド裏面に引き込まれた左右及び前側の端末が、パッド裏面に設けられる平面視U字状の天板メイン樹脂部材21Cに引掛けられて止着されている。上記引掛けにより、天板メインカバー21Bが、天板メインパッド21Aの外表面全体に張設される。また、天板メイン樹脂部材21Cが、天板メインカバー21Bの各端末の引掛けを通じて、天板メインパッド21Aのパッド裏面に押し当てられた状態に固定される。
天板メイン樹脂部材21Cは、平面視U字状を成す形に成形された射出成形品から成る。天板メイン樹脂部材21Cは、天板メインパッド21Aのパッド補強部A12が設けられた領域よりも前側となるパッド裏側前部に設けられている。具体的には、天板メイン樹脂部材21Cは、天板メインパッド21Aのパッド裏側前部の左右両縁部及び前縁部に沿って延びる平面視U字状の形に設けられている。
天板メイン樹脂部材21Cの平面視U字状に延びる各辺部には、天板メインカバー21Bのパッド裏面に引き込まれた先の各端末を止着するためのカバー掛爪C11が形成されている。また、天板メイン樹脂部材21Cの平面視U字の前辺部には、その左右の両縁部に、シート下方に突出する弾性爪から成る嵌合爪部C12が装着されている。
図8~図9に示すように、各嵌合爪部C12は、天板メイン21がクッションフレーム10上にシート上方からセットされることで、チルトパネル12に一体に組み付く各天板サイド22の天板サイド樹脂部材22Cの前端内側部に形成された被嵌合部C25にシート上方から押し込まれるようにスナップフィット嵌合される。このスナップフィット嵌合により、天板メイン21が、各天板サイド22を介して、クッションフレーム10に対して前縁部がシート上方に外れないように嵌合される。
嵌合爪部C12は、上記スナップフィット嵌合された状態から、作業者が天板メイン21の前端をシート下方から引き上げるように力を掛けることで、各天板サイド22の被嵌合部C25との嵌合状態から簡便に外される構成となっている。ここで、各天板サイド22の被嵌合部C25が、本発明の「ベース部」に相当する。
図8に示すように、天板メイン21は、クッションフレーム10に対して次のようにシート上方から組み付けられる。先ず、天板メイン21の後部をシートバック2の下側に潜り込ませるようにシート前方から差し込んでリヤパイプ14上にセットする。次に、この潜り込ませた後部を支点に、天板メイン21の前部をチルトパネル12上に落とし込む。
それにより、天板メイン樹脂部材21Cの前板部の両縁部に形成された各嵌合爪部C12が、各天板サイド22の前端内側部の被嵌合部C25にスナップフィット嵌合される(図9参照)。このように、天板メイン21は、クッションフレーム10に対して、シート上方からの当接と前端の各嵌合爪部C12の嵌合との2つの状態のみにより着脱可能に組み付けられている。
(各天板サイド22の構成)
次に、図4、図6及び図10を参照して、各天板サイド22の構成について説明する。各天板サイド22は、それぞれ、クッション部となる天板サイドパッド22Aと、天板サイドパッド22Aを覆うファブリック製の天板サイドカバー22Bと、天板サイドパッド22Aのパッド裏面に設けられる天板サイド樹脂部材22Cと、を有する。各天板サイド22は、互いに同一の基本構造を備える左右対称な構成とされる。
図10に示すように、天板サイドパッド22Aは、ポリウレタン発泡成形体から成る。天板サイドパッド22Aは、そのシート表側の面であるパッド表面が、シート幅方向の内側から外側に向かってシート上方に斜めに膨らむように立ち上がる土手状の張出しを備えた形に形成されている。天板サイドパッド22Aは、そのパッド裏面が、上記土手状の張出しに沿って凹むように刳り貫かれた凹湾曲面形状に形成されている。
天板サイドカバー22Bは、天板サイドパッド22Aにシート上方から被せられて、その前後左右の各周縁部が、天板サイドパッド22Aのパッド裏面に引き込まれて止着されている。具体的には、天板サイドカバー22Bは、そのパッド裏面に引き込まれた左右及び前後の端末が、パッド裏面に沿って設けられる曲板状の天板サイド樹脂部材22Cに引掛けられて止着されている。
上記引掛けにより、天板サイドカバー22Bが、天板サイドパッド22Aの外表面全体に張設される。また、天板サイド樹脂部材22Cが、天板サイドカバー22Bの各端末の引掛けを通じて、天板サイドパッド22Aのパッド裏面に押し当てられた状態に固定される。
図6及び図10に示すように、天板サイド樹脂部材22Cは、天板サイドパッド22Aのパッド裏面の凹湾曲面に合致する形に成形された射出成形品から成る。天板サイド樹脂部材22Cは、その天板サイドパッド22Aの土手状の張り出し部分をパッド裏側から張り出しに沿って斜めに支える領域がサイドサポート部C26として形成されている。このサイドサポート部C26により、天板サイドパッド22Aの土手状の張出しがパッド裏側から面状に支えられて、天板サイドパッド22Aによる着座者の身体のサイドサポートを適切に行えるようになっている。
天板サイド樹脂部材22Cの周縁部には、天板サイドカバー22Bのパッド裏面に引き込まれた先の各端末を止着するためのカバー掛爪C21が形成されている。また、図6に示すように、天板サイド樹脂部材22Cの凹湾曲の上側面には、フック状に突出する係合爪C22が形成されている。係合爪C22は、天板サイド22をクッションフレーム10(図5参照)上にシート上方から組み付ける際に、チルトアーム12Aの対応する天板部分に形成されたダルマ孔状の係合孔Ahにシート上方から差し込まれる。
そして、係合爪C22は、上記差し込み後に天板サイド22がクッションフレーム10に対してシート後方にスライドされることで、係合孔Ahにシート前方から引掛けられる。この引掛けにより、天板サイド22が、チルトアーム12Aに対して、シート上方に抜けないように固定される。
また、図6に示すように、天板サイド樹脂部材22Cの凹湾曲の上側面には、断面L字状に突出するガイド部C23が形成されている。ガイド部C23は、天板サイド22をクッションフレーム10(図5参照)上にシート上方から組み付けることで、チルトアーム12Aの天板部分の上面と外側縁とに当接する。それにより、ガイド部C23は、天板サイド22のクッションフレーム10に対するシート幅方向の組み付け位置をチルトアーム12Aとの当接により規制する。
また、図6に示すように、天板サイド樹脂部材22Cのシート前後方向の中間部には、そのシート幅方向の内側の縁部からシート幅方向の内側に向けて斜め下方に延び出す板状の締結部C24が形成されている。図11~図13に示すように、締結部C24は、天板サイド22をクッションフレーム10に組み付けることで、各チルトアーム12Aから内斜め下方に延び出す締結ブラケットAbの上面(斜め上方を向く重ね合わせ面)に重ね合わされるようにセットされる。
そして、図13に示すように、上記セットした後、差込み式の締結構造TであるボルトT1を締結工具D(インパクト)を用いて締結部C24と締結ブラケットAbとに差し込んで締結する。それにより、締結部C24が、締結ブラケットAbの上面に重ね合わせ状に締結される。
具体的には、差込み式の締結構造Tは、上記ボルトT1と、締結ブラケットAbの下面(上面の裏側の面)に溶着されたウェルドナットT2と、で構成される。上記ボルトT1は、その頭部T1hが締結工具Dにセットされる工具係合部として、締結工具Dにより締結部C24とこれに重なる締結ブラケットAbとに差し込まれてウェルドナットT2に締結される。
その際、締結工具Dを用いたボルトT1の締結作業は、締結ブラケットAb及びこれに重なる締結部C24が、天板メイン21の設置スペースである開口部SPに上面を向けていることから、この開口部SPをワークスペースとして、締結箇所へのアクセスを容易に行えるようになっている。より詳しくは、締結ブラケットAb及びこれに重なる締結部C24が、開口部SPに向かって上面を斜めに向けていることから、締結工具D全体を開口部SP内に落とし込むことなく、先端のみを締結箇所に斜めに差し込んで締結作業を行うことができる。
したがって、クッションフレーム10に上記締結箇所の横に並んで支持バネ15が組み付けられた構成であっても、締結工具Dを支持バネ15に干渉させることなく、上記の締結作業を行うことができる。上記締結により、ボルトT1は、その頭部T1h(工具係合部)が、天板メイン21の設置スペースである開口部SPに上面を向けて設けられる。したがって、ボルトT1を締結状態から外す際にも、締結工具Dを同じように上記開口部SPから斜めに差し込んで、ボルトT1の弛緩作業を容易に行うことができる。
(シートクッション3の組み立て方法)
続いて、クッション体20をクッションフレーム10に組み付ける方法について説明する。図11~図13に示すように、クッション体20は、先ず、天板メイン21の前に、各天板サイド22のクッションフレーム10への組み付けが先に行われる(天板サイド組付工程)。各天板サイド22のクッションフレーム10への組み付け方は、前述した通りである。
各天板サイド22の組み付けの後、次に、天板メイン21をクッションフレーム10に組み付ける(天板メイン組付工程)。上記手順により、3つの分割要素から成るクッション体20をクッションフレーム10に対して簡便かつ適切に組み付けることができる。なお、クッション体20をクッションフレーム10から取り外す手順は、上記とは逆の手順となっている。
以上をまとめると、本実施形態に係るシート1及びその組み立て方法は、次のような構成とされている。なお、以下において括弧書きで付す符号は、上記実施形態で示した各構成に対応する符号である。
すなわち、シート(1)は、着座者を弾性的に支持するクッション体(20)と、クッション体(20)をシート裏側から支持するシートフレーム(10)と、を有する。クッション体(20)が、シート幅方向の中央部分を成す天板メイン(21)と、シート幅方向の両サイド部分を成す各天板サイド(22)と、に分割された3つの分割要素から成る。各天板サイド(22)が、それぞれ、クッション部となる天板サイドパッド(22A)と、天板サイドパッド(22A)のシート裏側の面であるパッド裏面に固定されてシートフレーム(10)への固定を担う支承部材(22C)と、を有する。
シートフレーム(10)が、各天板サイド(22)をシート裏側から支持する各サイドフレーム(12A)と、各サイドフレーム(12A)と一体を成して対応する各支承部材(22C)がそれぞれ差込み式の締結構造(T)を介して重ね合わせ状に締結される各フレーム締結部(Ab)と、を有する。天板メイン(21)が、シートフレーム(10)に対して、スナップフィット嵌合により着脱可能に装着される。天板メイン(21)がシートフレーム(10)から取り外された天板メイン取外し状態において、各フレーム締結部(Ab)に各支承部材(22C)を重ね合わせ状に締結する対応する各差込み式の締結構造(T)の締結工具(D)と係合される工具係合部(T1h)が、天板メイン(21)の設置スペースである開口部(SP)から外部に露出する。
上記構成によれば、天板メイン(21)がシートフレーム(10)にスナップフィット嵌合される構成とされることから、天板メイン(21)をシートフレーム(10)に対する装着状態から比較的簡便に取り外すことができる。そして、天板メイン(21)がシートフレーム(10)から取り外された状態では、各天板サイド(22)を対応する各サイドフレーム(12A)のフレーム締結部(Ab)に締結する差込み式の締結構造(T)の工具係合部(T1h)が、天板メイン(21)の設置スペースである開口部(SP)から外部に露出する。したがって、この開口部(SP)をワークスペースとして、シート(1)を設置先の対象物から取り外すことなく、締結工具(D)を用いた差込み式の締結構造(T)の締結作業及び弛緩作業を行うことができ、各天板サイド(22)の着脱を容易に行うことができる。
また、各フレーム締結部(Ab)が、対応する各サイドフレーム(12A)からそれぞれシート幅方向の内側斜め裏側へ延び出して、対応する各支承部材(22C)が重ね合わされる重ね合わせ面(上面)の面直方向を開口部(SP)に向ける。上記構成によれば、各フレーム締結部(Ab)が差込み式の締結構造(T)を開口部(SP)から斜めに差し込める向きに設けられる。したがって、シートフレーム(10)の間にクッション体(20)を支える支持バネ(15)が設けられる等の理由により、締結工具(D)をシートフレーム(10)の間に落とし込みにくいような制約がある構成であっても、各天板サイド(22)の着脱を容易に行うことができる。
また、各支承部材(22C)が、それぞれ、対応する各サイドフレーム(12A)に形成された係合孔(Ah)にそれぞれ差し込まれてスライドによる引掛けを伴って各係合孔(Ah)に係合される係合爪(C22)を更に有する。各支承部材(22C)は、各係合爪(C22)が対応する各係合孔(Ah)に引掛けられた状態で、各差込み式の締結構造(T)により各フレーム締結部(Ab)に締結される。
上記構成によれば、係合爪(C22)のスライドによる引掛けと差込み式の締結構造(T)による締結とを組み合わせた構成により、弾性変形を伴うスナップフィットを組み合わせるような構成と比べて、各天板サイド(22)を各サイドフレーム(12A)に対して、簡便かつ適切な組み付け強度を持たせた状態に組み付けることができる。また、取り外しも簡便に行うことができる。
また、各差込み式の締結構造(T)の工具係合部(T1h)が、各差込み式の締結構造(T)のうち最も開口部(SP)に近い側に配置されるボルト(T1)の頭部(T1h)とされる。上記構成によれば、各差込み式の締結構造(T)が、ボルト(T1)の軸部を開口部(SP)に向けない配置となる。したがって、クッション体(20)を各差込み式の締結構造(T)による異物感を感じにくい構成とすることができる。
また、天板メイン(21)が、シートフレーム(10)と一体を成すベース部(C25)に対してシート表側からの押し込みにより着脱可能にスナップフィット嵌合される嵌合爪部(C12)を有する。天板メイン(21)は、シートフレーム(10)に対して、シート表側からの当接と嵌合爪部(C12)の嵌合との2つの状態のみにより着脱可能に組み付けられる。上記構成によれば、天板メイン(21)をシートフレーム(10)に対して簡便に着脱することが可能な構成とすることができる。
また、上記シート(1)を組み立てる組み立て方法は、天板メイン(21)をシートフレーム(10)に組み付ける天板メイン組付工程と、天板メイン組付工程の前に、各天板サイド(22)をこれらの各支承部材(22C)を対応する各フレーム締結部(Ab)に重ね合わせ状にセットして各差込み式の締結構造(T)の締結によりシートフレーム(10)に組み付ける天板サイド組付工程と、を有する。上記構成によれば、天板メイン組付工程の前に天板サイド組付工程を行う構成とすることで、天板メイン(21)の設置スペースである開口部(SP)をワークスペースとして、各天板サイド(22)のシートフレーム(10)への組み付けを容易に行うことができる。
《その他の実施形態について》
以上、本発明の実施形態を1つの実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態の他、各種の形態で実施することができるものである。
1.本発明のシートは、鉄道等の自動車以外の車両の他、航空機や船舶等の車両以外の乗物に搭載されるシートとして構成されても良い。また、上記実施形態では、本発明の構成がシートクッションに適用されたものを例示したが、シートバックに適用されても良い。
2.各天板サイドに設けられる支承部材は、樹脂の他、金属から成るものであっても良い。また、支承部材は、シートフレームの各サイドフレームに対し、ボルト・ナットの組み合わせ等から成る差込み式の締結構造による締結のみにより複数箇所が固定される構成であっても良い。差込み式の締結構造は、ボルト・ナットの組み合わせから成るものの他、クリップの差し込みや螺子の締結により締結する構成であっても良い。
差込み式の締結構造をボルト・ナットの組み合わせで構成する場合、ボルトを各サイドフレームのフレーム締結部に溶着し、ナットを締結工具によりボルトの軸部に締結する構成としても構わない。また、ボルトとナットのどちらも各サイドフレームのフレーム締結部には溶着せず、それぞれを組み付け時に組み合わせて締結するものであっても良い。
3.各サイドフレームのフレーム締結部は、各サイドフレーム自体から成るものであっても良く、各サイドフレームに溶接やボルト締結により一体に固定されて設けられるものであっても良い。各サイドフレームのフレーム締結部は、各サイドフレームからシート幅方向の内側斜め裏側へ延び出す形状から成るものの他、各サイドフレームからシート裏側へ真っ直ぐ延びるものやシート幅方向の内側へ真っ直ぐ延びるもの、又はこれらを組み合わせた折れ曲がり状に延びるものから成るものであっても良い。
4.天板メインの嵌合爪部がスナップフィット嵌合する相手側部材となるベース部は、シートフレームと一体を成す部分であれば良く、チルトパネル等のシートフレーム自体から成るものであっても良い。また、ベース部材は、上記実施形態で示したようなシートフレームに組み付けられて一体を成す天板サイドの支承部材の一部(被嵌合部C25)から成るものであっても良い。天板メインカバー及び天板サイドカバーは、それぞれ、ファブリックの他、皮革材から成るものであっても良い。
1 シート
2 シートバック
3 シートクッション
4 ヘッドレスト
10 クッションフレーム(シートフレーム)
11 ロアアーム
12 チルトパネル
12A チルトアーム(サイドフレーム)
Ab 締結ブラケット(フレーム締結部)
Ah 係合孔
12B チルト回転軸
13 フロントパイプ
14 リヤパイプ
15 支持バネ
M チルト機構
20 クッション体
21 天板メイン
21A 天板メインパッド
A11 パッド本体
A12 パッド補強部
As 側辺部
Ac 繋ぎ辺部
21B 天板メインカバー
21C 天板メイン樹脂部材
C11 カバー掛爪
C12 嵌合爪部
22 天板サイド
22A 天板サイドパッド
22B 天板サイドカバー
22C 天板サイド樹脂部材(支承部材)
C21 カバー掛爪
C22 係合爪
C23 ガイド部
C24 締結部
C25 被嵌合部(ベース部)
C26 サイドサポート部
T 差込み式の締結構造
T1 ボルト
T1h 頭部(工具係合部)
T2 ウェルドナット
SP 開口部
NR 非補強部
D 締結工具

Claims (6)

  1. 着座者を弾性的に支持するクッション体と、該クッション体をシート裏側から支持するシートフレームと、を有するシートであって、
    前記クッション体が、シート幅方向の中央部分を成す天板メインと、シート幅方向の両サイド部分を成す各天板サイドと、に分割された3つの分割要素から成り、
    各前記天板サイドが、それぞれ、クッション部となる天板サイドパッドと、該天板サイドパッドのシート裏側の面であるパッド裏面に固定されて前記シートフレームへの固定を担う支承部材と、を有し、
    前記シートフレームが、各前記天板サイドをシート裏側から支持する各サイドフレームと、各前記サイドフレームと一体を成して対応する各前記支承部材がそれぞれ差込み式の締結構造を介して重ね合わせ状に締結される各フレーム締結部と、を有し、
    前記天板メインが前記シートフレームに対してスナップフィット嵌合により着脱可能に装着され、前記天板メインが前記シートフレームから取り外された天板メイン取外し状態において、各前記フレーム締結部に各前記支承部材を重ね合わせ状に締結する対応する各前記差込み式の締結構造の締結工具と係合される工具係合部が、前記天板メインの設置スペースである開口部から外部に露出するシート。
  2. 請求項1に記載のシートであって、
    各前記フレーム締結部が、対応する各前記サイドフレームからそれぞれシート幅方向の内側斜め裏側へ延び出して、対応する各前記支承部材が重ね合わされる重ね合わせ面の面直方向を前記開口部に向けるシート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のシートであって、
    各前記支承部材が、それぞれ、対応する各前記サイドフレームに形成された係合孔にそれぞれ差し込まれてスライドによる引掛けを伴って各前記係合孔に係合される係合爪を更に有し、各前記係合爪が対応する各前記係合孔に引掛けられた状態で各前記差込み式の締結構造により各前記フレーム締結部に締結されるシート。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のシートであって、
    各前記差込み式の締結構造の前記工具係合部が、各前記差込み式の締結構造のうち最も前記開口部に近い側に配置されるボルトの頭部とされるシート。
  5. 請求項1又は請求項2に記載のシートであって、
    前記天板メインが、前記シートフレームと一体を成すベース部に対してシート表側からの押し込みにより着脱可能にスナップフィット嵌合される嵌合爪部を有し、前記シートフレームに対してシート表側からの当接と前記嵌合爪部の嵌合との2つの状態のみにより着脱可能に組み付けられるシート。
  6. 請求項1又は請求項2に記載のシートを組み立てる組み立て方法であって、
    前記天板メインを前記シートフレームに組み付ける天板メイン組付工程と、
    該天板メイン組付工程の前に、各前記天板サイドをこれらの各前記支承部材を対応する各前記フレーム締結部に重ね合わせ状にセットして各前記差込み式の締結構造の締結により前記シートフレームに組み付ける天板サイド組付工程と、を有するシートの組み立て方法。
JP2022166733A 2022-10-18 2022-10-18 シート及びその組み立て方法 Pending JP2024059200A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022166733A JP2024059200A (ja) 2022-10-18 2022-10-18 シート及びその組み立て方法
PCT/JP2023/037010 WO2024085060A1 (ja) 2022-10-18 2023-10-12 シート及びその組み立て方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022166733A JP2024059200A (ja) 2022-10-18 2022-10-18 シート及びその組み立て方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024059200A true JP2024059200A (ja) 2024-05-01

Family

ID=90737467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022166733A Pending JP2024059200A (ja) 2022-10-18 2022-10-18 シート及びその組み立て方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2024059200A (ja)
WO (1) WO2024085060A1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5595556U (ja) * 1978-12-26 1980-07-02
JP2010253182A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
JP2018024303A (ja) * 2016-08-09 2018-02-15 株式会社タチエス 車両用シート
EP4223584A3 (en) * 2018-04-05 2023-11-08 TS Tech Co., Ltd. Vehicle seat
US20200070699A1 (en) * 2018-08-30 2020-03-05 Tachi-S Engineering U.S.A., Incorporated Vehicle seat and method of manufacturing vehicle seat

Also Published As

Publication number Publication date
WO2024085060A1 (ja) 2024-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5989706B2 (ja) 乗物用シート
JP2017226376A (ja) 乗物用シート
JP2017226377A (ja) 乗物用シート
JP2024059200A (ja) シート及びその組み立て方法
WO2024085057A1 (ja) シート
JP7480741B2 (ja) シート装置
JP2015074390A (ja) 車両用リヤシートのフレーム構造
JP5641539B2 (ja) 車両用シート
JP6499690B2 (ja) 乗物用シート
JP2015209082A (ja) 乗物用シート
JP7247715B2 (ja) シート面状支持体
JP7509075B2 (ja) シート装置
JP7207102B2 (ja) シート面状支持体
JP7159947B2 (ja) シート面状支持体
JP7356007B2 (ja) ヘッドレスト支持装置
JP7230660B2 (ja) シートベゼル
CN111845491B (zh) 座椅靠背
JP4984515B2 (ja) 乗員拘束装置
JP7174222B2 (ja) 乗物用シート
JP2018020670A (ja) 乗物用シート
JP2022167381A (ja) シート装置
JP2023097169A (ja) 乗り物用シート
JP6651959B2 (ja) 乗物用シート及びその製造方法
JP3636610B2 (ja) 自動車用シートのシートバック緩衝構造
JP2021104774A (ja) シートフレーム組立体及び車両用シート装置