JP7207102B2 - シート面状支持体 - Google Patents
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(シート面状支持体5の概略構成について)
始めに、本発明の第1の実施形態に係るシート面状支持体5の構成について、図1~図14を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。また、「シート幅方向」と示す場合には、後述するシート1の左右方向を指すものとする。
上記クッションフレーム3Fは、図2に示すように、左右一対の前後方向に立板状に延びるサイドフレーム3Faと、各サイドフレーム3Faの前端部間に一体的に架橋されたフロントパネル3Fbと、フロントパネル3Fbの後下側の位置で各サイドフレーム3Fa間に一体的に架橋されたフロントパイプ3Fcと、各サイドフレーム3Faの後端部間に一体的に架橋されたリヤパイプ3Fdと、によって平面視略枠状の形に組まれている。
図1を参照して、クッションパッド3Pは、上記クッションフレーム3Fに上側から覆い被さる形にセットされている。詳しくは、上記クッションパッド3Pは、その前後左右の各周囲部が、それぞれ、クッションフレーム3Fを外周側から巻き込むように下方へと巻き込まれた形にセットされている。上記組み付けにより、クッションパッド3Pは、その外周部が枠状のクッションフレーム3Fによって下側から強く支えられると共に、中央部がクッションフレーム3Fの枠内に架橋されたシート面状支持体5によって下側から面状に弾性支持された状態にセットされる。
クッションカバー3Cは、上記クッションパッド3Pに上側から覆い被さる形にセットされている。詳しくは、上記クッションカバー3Cは、その前後左右の各周縁部が、それぞれ、クッションパッド3Pとクッションフレーム3Fとを外周側から巻き込むように下方へと引き込まれた形にセットされている。上記組み付けにより、クッションカバー3Cは、上記クッションパッド3Pの表面全体に広く密着した形に張設され、かつ、クッションパッド3Pをクッションフレーム3F上に位置固定した状態にセットされる。
シート面状支持体5は、図1~図4に示すように、平面視略矩形状にカットされたファブリック製の面状部材10と、面状部材10の前後側の各縁部に取り付けられてこれらをフロントパイプ3Fcとリヤパイプ3Fdとにそれぞれ引掛ける金属製の各一対の引掛ワイヤ20A,20Bと、を有する。更に、シート面状支持体5は、上記各一対の引掛ワイヤ20A,20B間に跨って装着される樹脂部材30を有する。
面状部材10は、緯糸が伸張性の低いPET樹脂から成り、経糸が緯糸よりは伸張性のあるPTT樹脂から成る略均一な組織を持つ織物から成る。なお、面状部材10は、編み物から成るものであっても良い。上記面状部材10には、図3~図4に示すように、その前後側の各縁部に、各縁部に沿ってシート幅方向に筒状に延びる通し口11,12が形成されている。これら通し口11,12は、面状部材10の各側の縁部が裏側に折り返されて筒状に縫い付けられることにより形成されている。上記面状部材10の各側の縁部には、それらのシート幅方向の中央部に、各側の通し口11,12を左右に分離させる形に切り抜く略矩形状の開口部11A,12Aが形成されている。
引掛ワイヤ20A,20Bは、それぞれ、左右一対の構成とされている。前側の左右一対の引掛ワイヤ20Aは、それぞれ、面状部材10の前側の縁部に形成された左右の通し口11にそれぞれ通されて横並び状に設けられている。また、後側の左右一対の引掛ワイヤ20Bも、それぞれ、面状部材10の後側の縁部に形成された左右の通し口12にそれぞれ通されて横並び状に設けられている。
図3~図4に示すように、樹脂部材30は、前側の左右一対の引掛ワイヤ20Aがそれぞれ嵌合されるカラー部31と、後側の左右一対の引掛ワイヤ20Bがそれぞれ嵌合されるカラー部32と、これらカラー部31,32同士を一体に繋ぐ架橋部33と、を有する。上記樹脂部材30は、インジェクション成形により一体成形された樹脂成形品から成る。
前側のカラー部31は、上記前側の左右一対の引掛ワイヤ20Aをそれぞれ左右対称状に引掛けて固定することのできる左右両縁側の受入凹部31Aと中央の受入凹部31Bとを有する。これら左右両縁側の受入凹部31A及び中央の受入凹部31Bは、それぞれ、半パイプ形状を成す前側のカラー部31の外周面上に各引掛ワイヤ20Aの鉤状のフック部22Aをそれぞれ側方から嵌め込んで装着することのできる凹形状を成す。
図3~図4に示すように、後側のカラー部32も、上記前側のカラー部31と同様に、後側の左右一対の引掛ワイヤ20Bをそれぞれ左右対称状に引掛けて固定することのできる左右両縁側の受入凹部32Aと中央の受入凹部32Bとを有する。これら左右両縁側の受入凹部32A及び中央の受入凹部32Bは、それぞれ、半パイプ形状を成す後側のカラー部32の外周面上に各引掛ワイヤ20Bの鉤状のフック部22Bをそれぞれ側方から嵌め込んで装着することのできる凹形状を成す。
次に、図13を参照しながら、前述した前側のカラー部31の左右両縁側の受入凹部31Aに形成された爪部31Aa及びリブ31A3,31A4の構成について説明する。すなわち、爪部31Aaは、鉤状に湾曲した受入凹部31Aの外周部を成す庇部31Abから開口内に突出する第1突起31A1と、受入凹部31Aの内周部を成すカラー部31から開口内に突出する第2突起31A2と、を有する。第1突起31A1は、鉤状に湾曲した受入凹部31Aの着座表面側に最も張り出す頂点Pにおいて庇部31Abから開口内に突出する形状とされる。また、第2突起31A2は、鉤状に湾曲した受入凹部31Aの湾曲の基端を越えた直線部分においてカラー部31から開口内に突出する形状とされる。
次に、図14を参照しながら、前述した後側のカラー部32の左右両縁側の受入凹部32Aに形成された爪部32Aa及びリブ32A3,32A4の構成について説明する。すなわち、爪部32Aaは、鉤状に湾曲した受入凹部32Aの外周部を成す庇部32Bbから開口内に突出する第1突起32A1と、受入凹部32Aの内周部を成すカラー部32から開口内に突出する第2突起32A2と、を有する。第1突起32A1は、鉤状に湾曲した受入凹部32Aの先端の庇部32Bbから開口内に突出する形状とされる。また、第2突起32A2は、鉤状に湾曲した受入凹部32Aの湾曲の基端を越えた直線部分においてカラー部32から開口内に突出する形状とされる。
以上をまとめると、本実施形態に係るシート面状支持体5は、次のような構成となっている。すなわち、シートフレーム(3F)間に架橋されて着座者を面状に支持するシート面状支持体(5)であって、面状の支持面を成す可撓性の面状部材(10)と、面状部材(10)の周縁部に取り付けられてシートフレーム(3F)に引掛けられる引掛ワイヤ(20B)と、引掛ワイヤ(20B)とシートフレーム(3F)との間に介在する樹脂部材(30)と、を有する。
以上、本発明の実施形態を1つの実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態のほか、各種の形態で実施することができるものである。
2 シートバック
3 シートクッション
3F クッションフレーム(シートフレーム)
3Fa サイドフレーム
3Fb フロントパネル
3Fc フロントパイプ
3Fd リヤパイプ
3Fe レッグ
3P クッションパッド(シートパッド)
3C クッションカバー
3Ca 樹脂フック
4 スライドレール
5 シート面状支持体
10 面状部材
11 通し口
11A 開口部
12 通し口
12A 開口部
20A 引掛ワイヤ
21A 通し部
22A フック部
20B 引掛ワイヤ
21B 通し部
22B フック部
23B 延長部
30 樹脂部材
31 カラー部
31A 受入凹部
31Aa 爪部
31A1 第1突起
31A2 第2突起
31A3 リブ
31A4 リブ
31Ab 庇部
31B 受入凹部
31Ba 爪部
31B1 切り込み
31B2 リブ
31Bb 庇部
31B3 天板部
32 カラー部(内周側のガイド壁)
32A 受入凹部
32Aa 爪部
32A1 第1突起
32A2 第2突起
32A3 リブ
32A4 リブ
32Ab 結合部
32Ac 入り込み部
32B 受入凹部
32Ba 爪部
32B1 切り込み(変形促進部)
32B2 リブ
32Bb 庇部(外周側のガイド壁)
32B3 天板部
33 架橋部
33A 取付孔
33B 引掛部
P 頂点
A1 第1領域
A2 第2領域
R1 第1湾曲部
R2 第2湾曲部
Claims (4)
- シートフレーム間に架橋されて着座者を面状に支持するシート面状支持体であって、
面状の支持面を成す可撓性の面状部材と、
該面状部材の周縁部に取り付けられて前記シートフレームに引掛けられる引掛ワイヤと、
該引掛ワイヤと前記シートフレームとの間に介在する樹脂部材と、を有し、
前記引掛ワイヤが、前記シートフレームに着座表面側から引掛けられるフック部を有し、
前記樹脂部材が、前記フック部を側方から受け入れる受入凹部と、該受入凹部の前記シートフレームと当てられる内周側のガイド壁から前記受入凹部の開口内に突出して前記引掛ワイヤの前記受入凹部からの抜けを防止する爪部と、前記引掛ワイヤが前記シートフレームに引掛けられる前の前記受入凹部内に組み付けられる荷重に対して前記爪部の変形移動を促進させる変形促進部と、を有し、
前記変形促進部が、前記爪部を前記内周側のガイド壁に対して片持ち状に支持させる形に切り込む切り込みとされるシート面状支持体。 - 請求項1に記載のシート面状支持体であって、
前記爪部の前記シートフレームと対面する底面上に、前記シートフレームと当てられて前記爪部の基準位置を底上げする突出形状のリブが形成されるシート面状支持体。 - 請求項1又は請求項2に記載のシート面状支持体であって、
前記樹脂部材が、前記受入凹部を互いに相反する開口向きとなるように一対で備え、かつ、各々の前記受入凹部の外周側のガイド壁間を面一状に繋ぐ天板部を更に有するシート面状支持体。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載のシート面状支持体であって、
当該シート面状支持体が、乗物用シートに適用されるシート面状支持体。
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