JP2014079520A - 連結構造及び什器 - Google Patents

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Abstract

【課題】什器部品等の什器構成部材を什器本体等の什器構成部材に容易に連結することが可能で汎用的に適用できる連結構造、この連結構造を有する什器を提供すること。
【解決手段】連結構造であって、ランバーサポート70に形成される第1係合壁部97と、 前記ランバーサポート70に形成される第1係合壁部97と、前記背凭れ後部支持部材40に形成され前記第1係合壁部97が挿入される壁部端部40Fと、前記背凭れ後部支持部材40に形成され前記第1係合壁部97と対向する第3壁部40Aとを備え、前記第1係合壁部97は凹部を有し、前記第3壁部40Aは前記凹部と対応する凸部40Bを有し、前記第1係合壁部97が弾性変形することにより、前記凹部と前記凸部が係合することを特徴とする
【選択図】図17

Description

本発明は、椅子をはじめとする什器に関して、什器を構成する什器部品等の什器構成部材を容易に連結することが可能な連結構造、及びこの連結構造を有する什器に関するものである。
周知のように、机、椅子、キャビネットをはじめとする、いわゆる什器が事業所等において広く用いられている。
たとえば、椅子を構成する背部として、脚体から後方かつ上方に向かって延出する背凭れ支持杆に支持され、上枠と下枠とを有する背枠と、この背枠内に配設され弾性変形可能なネット部材とを備えるものが広く知られている。
このような、椅子における各構成部材(椅子本体、構成部品、オプション部品等)同士を取り付ける場合、廃棄時の材料別分別を考慮して、ボルトや接着剤といった外的な固定手段を極力使わないことが、設計要件として要求されている。
そのため、これら椅子については、対向する構成部材を係合部と被係合凹部との係合により相互に止着するとともに、これらを分解する際には、工具を差し入れていずれか部材を変形させることで係合を解除できる構造が、一般的に採用されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
しかしながら、上記特許文献1、2に記載された構造では、同一面上に前後方向に対向する係合部と被係合凹部とが設けられていることが一般的であり、全ての係合部と被係合凹部とが係合している状態で最初の一組の係合を外すことが困難であり、又は最後の一組を係合させることも困難であった。そこで、分解時における最初の係合の解除や組立時における最後の係合を強引に行うと、構成部材の破損が発生するという可能性があった。
そこで、前後方向に対向する2つの部材に関して、係合部と係合凹部を異なる面上に形成して、これらを上下方向に移動させることで係合させる構造が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
上記特許文献3に記載された構造は、第1の面(ここではアッパーメンバー20の張り出し部42、上向きの面)に形成される係合部と被係合凹部の数を減らすことで、取り付けと解除の実作業工程を減らすことが可能であるとともに、他の面(ここではサイドメンバー19、前向きの面)に形成される係合部と被係合凹部とが緊密に係合されていなくても脱落が防止されるので、両部材の取り付けと取り外しがともに容易であるというメリットがある。
実公昭62‐018729号公報 特許第2698748号公報 特開2012‐040253号公報
しかしながら、第1の部材に上向きの面を設けたうえで、その面に係合部または被係合凹部を設け、第2の部材にも上向きの面を設けて重ね合わせる必要があるので、構成部材を設計するうえで形状に関する制約があり、この構造を採用することが可能な構成部材には限界があった。
一方で、例えば、ランバーサポートのようなオプション部材を、納入した後に現場で、椅子に装着する等、オプション部材を什器本体に容易に装着することが必要とされる場合がある。
そこで、椅子をはじめとする什器に関して、複数の什器構成部材(椅子本体、構成部品、オプション部品等)同士を容易に連結することが可能とされ、汎用的に適用可能な連結構造に対する技術的要請がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数の什器構成部材を容易に連結することが可能とされ、汎用的に適用可能な連結構造、及びこの連結構造を有する什器を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、この発明は、以下の手段を提案している。
請求項1に記載の発明は、什器を構成する第1構成部材と、前記第1構成部材とともに什器を構成する第2構成部材とを、互いに対向させて連結する連結構造であって、前記第1構成部材の第1の位置に形成され、前記第2構成部材に向かって突出し第1係合部を構成する第1壁部と、前記第1構成部材の第2位置に形成され、前記第2構成部材に向かって突出し第2係合部を構成する第2壁部と、前記第2構成部材の前記第1の位置と対応する位置に形成され、前記第1壁部が挿入可能とされるとともに前記第1壁部を前記第2係合部の反対側から支持する第1被係合部と、前記第2構成部材に形成され、前記第1構成部材に向かって突出するとともに、前記第2壁部の前記第1係合部とは反対側に位置する面と対向可能とされた第2被係合部を構成する第3壁部とを備え、前記第2壁部は、前記第3壁部と対向する面に前記第1係合部を構成する少なくとも凸部と凹部のいずれか一方を有し、前記第3壁部は、前記第2壁部に形成された前記凸部と凹部と対応可能とされる第2被係合部を有し、前記第2壁部と前記第3壁部は、少なくともいずれか一方が弾性変形可能とされ、前記弾性変形した場合に、前記第2係合部と前記第2被係合部とが係合可能に構成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、什器であって、請求項1〜6のいずれか1項に記載の連結構造を備えることを特徴とする。
この発明に係る連結構造、什器によれば、第1構成部材に形成された第1係合部を構成する第1壁部と、第2構成部材に形成され第1壁部が挿入されて第1壁部を支持する第1被係合部が係合し、第1構成部材に形成され第2係合部を構成する第2壁部と、第2構成部材に形成された第2被係合部を構成する第3壁部が、第2壁部と第3壁部のうち少なくともいずれか一方が弾性変形することにより、第2壁部が有する第1係合部を構成する少なくとも凸部と凹部のいずれか一方と、第3壁部が有している第2壁部に形成された凸部と凹部と対応可能とされる第2被係合部と係合して連結される。その結果、什器を構成する複数の構成部材を容易に連結することができる。
この明細書において、什器を構成する什器構成部材とは、什器部品、什器本体を含むものとし、第1の部材、第1構成部材を什器部品、什器本体のいずれに適用するかは、任意に設定することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の連結構造であって、前記第1係合部は、前記第1壁部の先端部に、前記第2係合部とは反対側に向かって突出する第1係合凸片が形成されて略U字状に開口する第1係合形状部を有し、前記第1被係合部は、前記第1係合形状部が係合可能な第1被係合形状部を有することを特徴とする。
この発明に係る連結構造によれば、第1係合部は第1壁部の先端部に第2係合部とは反対側に向かって突出する第1係合凸片が形成されて略U字状に開口する第1係合形状部を有し、第1被係合部は第1係合形状部が係合可能な第1被係合形状部を有するので、第1の位置(第1係合部及び第1被係合部)を支点にして、第2の位置側で第1構成部材と第1構成部材が接近、離間する回動を容易に行うことができる。
また、第1係合部と第2係合部が第1の位置を支点にして回動する場合における同一線上に配置されることにより、同一線上に位置しない複数の係合部を面上で凹凸を合わせながら係合するのに比して、効率的に係合することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の連結構造であって、前記第1係合形状部は、前記第1係合凸片が、前記第1壁部の基端側よりも前記第2係合部とは反対側に長く形成されていることを特徴とする。
この発明に係る連結構造によれば、U字状に形成された第1係合形状部のうち、第1係合凸片が、第1壁部の基端側よりも第2係合部とは反対側に長く形成されているので、第1係合部を第1被係合部に係合した状態で第1構成部材を回動する場合に、第1係合部が第1被係合からはずれて脱落するのを抑制することができる。したがって、第1構成部材を効率的に回動させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の連結構造であって、 前記第2係合部は、前記第2壁部よりも前記第1係合部側に形成され、前記第1構成部材に向かって突出する第4壁部を有し、前記第2被係合部は、前記第4壁部よりも前記第1係合部側に形成され、前記第1構成部材に向かって突出するとともに、前記第3壁部と協働して前記第2壁部及び前記第4壁部を収容する第5壁部を有することを特徴とする。
この発明に係る連結構造によれば、第2係合部が第4壁部を有し、第2被係合部が第5壁部を有していて、第3壁部と第5壁部が協働して第2壁部及び第4壁部を収容するように構成されているので、第2係合部と第2被係合部が安定して係合され、第1構成部材と第1構成部材を確実に連結することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の連結構造であって、前記第1構成部材と前記第1構成部材とが連結された状態において、前記第1係合部と前記第2係合部の間で、前記第1構成部材と前記第1構成部材が当接するように構成されていることを特徴とする。
この発明に係る連結構造によれば、第1構成部材と第1構成部材とが連結された状態において、第1係合部と第2係合部の間で、互いに当接するように構成されているので、互いの位置が安定するとともに、係合を解除する力が作用しにくくなり、ひいては、第1構成部材と第1構成部材との脱落が確実に防止される。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の連結構造であって、前記第2壁部が弾性変形可能である場合において、前記第1構成部材には、前記第2壁部を弾性変形させて前記第2係合部と前記第2被係合部の係合を解除するための治具を挿入可能な係合解除孔が形成されていることを特徴とする。
この発明に係る連結構造によれば、第2壁部が弾性変形可能である場合において、第1構成部材に第2壁部を弾性変形させるための治具を挿入可能な係合解除孔が形成されているので、第2係合部と第2被係合部の係合を解除することができる。
本発明に係る連結構造、什器によれば、複数の什器構成部材を容易に連結することができる。
本発明の第1実施形態に係る椅子を斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る椅子の上部を後方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る椅子の側面図であり、(a)は通常時を示す側面図であり、(b)は着座者が背凭れに後傾した状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る椅子を正面から見た図である。 本発明の第1実施形態に係る椅子において、着座者の腰部をランバーサポートにより支持した状態で使用する場合を説明する側面図である。 本発明の一実施形態に係る椅子の(a)通常時を上方から見た斜視図であり、(b)幅方向一方側から後方へと振り向くような姿勢をとった場合を上方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る椅子に関して、着座者が着座していない状態の図4におけるP−P断面を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る椅子に関して、着座者が着座した状態の図4におけるP−P断面を示す図であり、(a)は着座者が正面を向いて着座した状態を示す図であり、(b)は着座者が背中の上部を右側にねじって背凭れに凭れかかった状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るランバーサポートを示す図であり、(a)は平面図を、(b)は正面から見た図である。 本発明の第1実施形態に係る椅子の図9(b)におけるQ−Q断面を示す図であり、(a)はランバーサポート本体の縁部と側枠部材との間に間隙が形成された形態を、(b)はランバーサポート本体の縁部と側枠部材が当接する変形例に係る形態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るランバーサポートの概略構成を示す図であり、(a)は斜め前方から見た斜視図であり、(b)は斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るランバーサポートの概略構成を説明する図であり、ランバーサポートの構成部材を斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るランバーサポートの概略構成を説明する図であり、ランバーサポートの構成部材を斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るランバーサポートを構成する位置決ブロックを説明する図であり、(a)は斜め前方から見た斜視図であり、(b)は斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るランバーサポートを構成する取付ブロックを説明する図であり、(a)は斜め前方から見た斜視図であり、(b)は斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るランバーサポート及び背凭れの概略構成を説明する斜視図であり、(a)はランバーサポートを背凭れに連結する前の状態を、(b)はランバーサポートを背凭れに連結した状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るランバーサポート及び背凭れの要部詳細を説明する図であり、高さ調整機構を含む断面を側面から見た部分断面図である。 本発明の第1実施形態に係るランバーサポート及び背凭れの要部詳細を説明する図であり、中央断面を側面から見た部分断面図である。 本発明の第1実施形態に係るランバーサポート及び背凭れの要部詳細を説明する図であり、図17におけるR−R断面における横断面図である。 本発明の第1実施形態に係る連結構造の作用を説明する縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る連結構造を説明する図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る椅子について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る椅子1は、床面F上に設けられた脚体10と、該脚体10に支持された背凭れ支持体20と、該背凭れ支持体20に設けられ着座者が着座可能な座部30と、背凭れ支持体20に支持された背凭れ後部支持部材40と、該背凭れ後部支持部材40に支持され着座者の背を支持する背凭れ50と、背凭れ後部支持部材40の前方に連結され着座者の腰部を支持するランバーサポート(身体支持部材)70とを備えている。
以下、各構成の詳細を説明する。なお、以下の説明においては、着座者が着座、離座する方向を前後方向、着座者が着座する側を前方、反対側を後方とし、また、前後方向に直交する水平面内の方向を幅方向とし、幅方向に椅子から離間側を側方とする。
(脚体)
脚体10は、床面F上を旋回可能なキャスタ11が設けられた複数の脚杆12と、該複数の脚杆12に支持された脚柱13とを備えている。複数の脚杆12は、放射状に配されて基端で互いに連結されており、それぞれの先端にキャスタ11が取り付けられている。脚柱13は、下部が複数の脚杆12の基端に連結されており、上方に向けて立設されている。また、この脚柱13の上部には、背凭れ支持体20を介して背凭れ後部支持部材40を後傾可能とするリクライニング機構(不図示)が内蔵された支基14が取り付けられている。
(背凭れ支持体)
背凭れ支持体20は、支基14の幅方向両側方に基部が枢着された一対の前向腕部21と、該前向腕部21の基部から上方に向かって延出するとともに座部30を支持する一対の上向腕部22と、該前向腕部21の基部から後方に向かって延出する一対の後向腕部23とを有している。
図2に示すように、この一対の後向腕部23は、後方に向かうにしたがってしだいに互いに近接するように配され後端にて互いに連結されることで、一体として下向きV字状に配されている。そして、一対の後向腕部23の後端は、後述する背凭れ後部支持部材40の下部に固定されている。
また、図1に示すように、背凭れ支持体20には、側方から上方に向かって延出する肘掛け26が設けられている。
(座部)
図3に示すように、座部30は、支基14に対して前後方向にスライド可能に前部が支持されるとともに、背凭れ支持体20の上向腕部22に枢着されている。そして、支基14のリクライニング機構により背凭れ支持体20が後傾するにともない、座部30は支基14に対して相対的に後方に移動するとともに後側を下方に向かって傾動するように構成されている。
(背凭れ後部支持部材)
図2に示すように、背凭れ後部支持部材40は、背凭れ支持体20に連結された下部連結部41と、該下部連結部41から上方へ向かって延びる変形許容部42と、該変形許容部42の上端から上方に向かうにしたがってしだいに幅方向外側に広がるように配された上部連結部43とを有する。
下部連結部41は、下部後面に背凭れ支持体20の一対の後向腕部23の後端が嵌合する凹部(不図示)が形成されており、一対の後向腕部23は該凹部に嵌合されている。そして、下部連結部41は、該凹部にて背凭れ支持体20の上部と例えば、ボルト・ナット(不図示)による螺着によって固定される。さらに下部連結部41は、下端にて背凭れ50に連結されている。
図1及び図4に示すように、変形許容部42は、下端が下部連結部41に連結され上方に向かって配され、上端が上部連結部43に連結されている。また、変形許容部42は、上方に向かうにしたがって幅方向の長さ寸法がしだいに狭くなり、途中から上方に向かうにしたがって幅方向の長さ寸法が再び広くなるように形成されている。
この変形許容部42は、前面が凹面、後面が凸面となるように後方に向かって膨出して形成されている。そして、変形許容部42は、凹面状の形成された前面に、前方に向かって突出し略水平方向に延在する横リブ42Aが上下方向に間隔をあけて複数形成され、また前方に向かって突出し略上下方向に延在する縦リブ42Bが椅子1の幅方向に間隔をあけて複数形成されている。
本実施形態では、3本の横リブ42Aと横リブ42Aの下側に配置されランバーサポート70と係合する係合リブ40Aが形成され、これら横リブ42A及び係合リブ40Aと交差するように縦リブ42Bが2本形成されている。変形許容部42では、水平断面が後方に向かって膨出する略円弧状に形成されることに加えて、これら横リブ42A及び縦リブ42Bにより、剛性が高められている。
上部連結部43は、下端が変形許容部42に連結され、上方に向かうにしたがってしだいに幅方向外側に広がるように配されている。本実施形態では、上部連結部43は、上方に向かうにしたがってしだいに互いに幅方向外側に離間するように配された一対の連結片43A、43Bを有し、一対の連結片43A、43Bによって全体としてV字状に形成されている。
図5に示すように、上記の下部連結部41、変形許容部42及び上部連結部43を構成する一対の連結片43A,43Bは、一体成形されており、背凭れ後部支持部材40は、全体として側面視して後方に向かって膨出するように形成されている。なお、図5において、実線は着座者が凭れた場合の状態を、二点鎖線は着座者が凭れていない状態を示している。
つまり、下部連結部41は、湾曲しつつ全体として上方に向かうにしたがって後方へと向かうように傾斜している。また、上部連結部43を構成する一対の連結片43A、43Bは、湾曲しつつ上方に向かうにしたがって前方へと向かうように傾斜している。そして、変形許容部42は、湾曲しつつ、上部連結部43と下部連結部41とを連結している。
(背凭れ)
図2に示すように、背凭れ50は、着座者の背を受ける張り材51と、該張り材51が取り付けられ背凭れ後部支持部材40における上部連結部43と連結された上枠部52と、該上枠部52と連結されるとともに張り材51が取り付けられた一対の縦枠部53A,53B(53)とを有する。
張り材51は、着座者の背を受け、背の姿勢に応じて変形可能な可撓性を有する部材で構成されている。具体的には、本実施形態ではメッシュ状の素材で形成されているおり、メッシュを構成する糸材が弾性的に伸縮することにより、全体として弾性的に撓み変形可能となっている。この張り材51は、上枠部52と一対の縦枠部53とで囲まれた部分に設けられ、端部がこれら上枠部52及び一対の縦枠部53に固定されている。
上枠部52は、幅方向に沿って延在して、その両端が上部連結部43における一対の連結片43A,43Bの上端にそれぞれ連結されるとともに、一対の縦枠部53A,53Bの上端にそれぞれ連結されている。
一方の縦枠部53Aは、下材57Aと、該下材57Aの上端に連結されて張り材51から作用する力で弾性変形可能な上材56Aとを有している。同様に、他方の縦枠部53Bも、下材57Bと、該下材57Bの上端に連結されて張り材51から作用する力で弾性変形可能な上材56Bとを有している。
図2及び図5に示すように、下材57A、57Bは、下端が背凭れ後部支持部材40の下部連結部41に連結され、上方に向かうにしたがって、しだいに前方向かい且つ幅方向外側に拡開するように形成されている。また、下材57A、57Bのそれぞれは、上方に向かうにしたがって、断面寸法が小さくなるように形成されている。
上材56A,56Bは、着座者の背から作用する荷重に応じて弾性的に捩れ変形可能、且つ弾性的に撓み変形可能に構成されている。
この上材56A、56Bは、下端がそれぞれ対応する下材57A、57Bに連結され、上端が上枠部52及び背凭れ後部支持部材40の一対の連結片43A、43Bに連結され、上方に向かうにしたがって下材57A、57Bよりも相対的に後方へ傾斜するように形成されている。
上材56A、56Bは、本実施形態では、下材57A、57Bの上端から上方に向かうにしたがってしだいに後方に傾斜するように形成されている。
このように縦枠部53A,53Bは、下材57A,57Bにより下部から上方に向かうにしたがってしだいに前方に向かうように形成されるとともに、該下材57A,57Bと上材56A,56Bとの連結部分から上材56A,56Bにより上方に向かうにしたがってしだいに前方に向かうように形成されており、縦枠部53A,53Bは、全体として前方に向かって凸となるように湾曲形成されている。
図2に示すように、上記の背凭れ後部支持部材40と縦枠部53とは、側面視して環状に一体成形されている。本実施形態では、背凭れ後部支持部材40の下部連結部41、変形許容部42、一方の連結片43A、一方の縦枠部53Aの上材56A及び下材57Aにより、側面視して環状の第一の環状部61を構成している。
また、背凭れ後部支持部材40の下部連結部41、変形許容部42、他方の連結片43B、他方の縦枠部53Bの上材56B及び下材57Bにより、側面視して環状の第二の環状部62を構成している。
そして、これら第一の環状部61及び第二の環状部62は、下部連結部41及び変形許容部42で連結されるとともに、全体として一体成形されている。また、上枠部52も、第一の環状部61及び第二の環状部62のそれぞれの上端を連結されるように一体成形されている。
すなわち、本実施形態では、背凭れ後部支持部材40の各部と、背凭れ50の上枠部52及び一対の縦枠部53A,53Bとが一体成形されている。
また、図7に示すように、縦枠部53A,53Bには、その幅方向外側から内側に向かって切り込み部54A,54Bが形成され、該切り込み部54A,54Bに張り材51の幅方向端部が挟み込まれるとともに固定されている。
(ランバーサポート)
ランバーサポート70は、図3(a)、図7に示すように、背凭れ50を構成する張り材51の後方側において背凭れ後部支持部材40の前方側に連結され、側面から見て背凭れ50の前方に向かって膨出するとともに、この実施形態においては、ランバーサポート70と張り材51が接触しないように張り材51との間に間隙が形成されるように構成されている。
また、ランバーサポート70は、図9、図11に示すように、例えば、ランバーサポート本体(サポート部材)71と、左右一対の側枠部材(面材支持部材)73A、73B(73)と、取付部材80と、連結部材90とを備え、ランバーサポート本体71は、左右両側の縁部71A、71Bに位置する支持部にて側枠部材73A、73B(73)に接続されている。
また、ランバーサポート70は、側枠部材73A、73B(73)を取付部材80によって保持し、取付部材80に取付けられた連結部材90を介して背凭れ後部支持部材40に連結されるようになっている。
また、ランバーサポート70は、ランバーサポート本体71の上縁及び下縁の後方が背凭れ50と間隙が形成されるようになっている。具体的には、ランバーサポート本体71の上縁及び下縁は、取付部材80との間に間隙70H、70Jが形成されて自由縁とされて、左側の縁部71Aと右側の縁部71Bの間においてランバーサポート本体71の上下方向全域が後方に変形されやすくなっている。
ランバーサポート本体71は、図11〜図13に示すように、例えば、半透明等の透光性を有するウレタン樹脂やエラストマ等の弾性変形可能な軟質材からなり、背凭れ50の左右方向に延在するシート状の面材とされている。また、左右両側の縁部71A、71Bの端面から、側枠部材73A、73B(73)に形成された突出部75が進入されて側枠部材73に取付けられ、側枠部材73の支持形状部に沿うことで、前方に膨出するように形成されている。
側枠部材73は、側面から見て背凭れ50の前方に膨出する支持形状部が形成されるとともにランバーサポート本体71が取付けられる左右一対の側枠部材本体74A、74B(74)と、左右の側枠部材本体74A、74Bから突出しランバーサポート本体71の左右の縁部71A、71Bに向かって伸びる突出部75と、差込部77A、77B(77)とを備えている。
突出部75は、この実施形態において、側枠部材本体74A、74B(74)に形成された支持形状部に沿って複数形成されて、ランバーサポート本体71の左右縁部71A、71Bを係止するようになっている。かかる構成により、ランバーサポート本体71は、前方に向かって膨出するようになっている。
突出部75は、弾性変形可能な材料により形成され、例えば、図12、図13に示すように、側枠部材本体74A、74B(74)から突出する複数の舌片状突出部75Aと、この舌片状突出部75Aを一つおきに周囲を囲むとともに、囲んだ舌片状突出部75Aとの間に貫通孔76Uが画成される有孔係止壁部からなる複数の有孔係止壁部75Bとを備えており、隣接する有孔係止壁部75Bの間は、有孔係止壁部75Bで囲まれていない両隣の舌片状突出部75Aとの間に形成される切込76Yにより離間されている。
突出部75は、例えば、ランバーサポート本体71を形成する際に、インサート成形することによりランバーサポート本体71の縁部71A、71Bの端面からランバーサポート本体71内に進入するように形成されている。
そして、インサート成形時に、ランバーサポート本体71の内において、図10(a)、(b)に示すように、貫通孔76Uを通じて突出部75の厚さ方向に一体成形される壁部71Gによりランバーサポート本体71を支持するようになっている。
差込部77A、77B(77)は、側枠部材本体74A、74B(74)の後方側端部から左右方向内方に屈曲して伸びて形成されており、取付部材80と連結するための嵌挿係合部を有している。
また、図10(a)に示すように、ランバーサポート本体71の左右両側の縁部71A、71Bの端面と側枠部材本体74A、74B(74)の間には、それぞれ間隙Gが形成されていて、ランバーサポート本体71が突出部75によって接続されている。
なお、図10(b)に示すように、ランバーサポート本体71の縁部71A、71Bの端面と側枠部材本体74A、74B(74)の間に間隙Gを形成せずに、互いの端部が当接する構成としてもよい。
取付部材80は、左右方向に延在し左右の側枠部材73A、73B(73)を連結する連結部81と、連結部81の左右方向の中央部において連結され上下方向に延在し連結部材90を介して背凭れ後部支持部材40に取付けられる取付部85とを備えている。
連結部81は、左右両端部に側枠部材保持部82A、82B(82)を有しており、側枠部材保持部82に側枠部材73の差込部77を嵌挿することにより側枠部材73を保持するように構成されている。
また、取付部85は、前後方向に貫通し上下方向に伸びる連結部材取付孔85Hが形成されるとともに、連結部材取付孔85Hの左右両側周縁部に前後方向に曲線的に凹凸を繰り返す波状形状部85Aが形成されている。
図9、図11に示すように、側枠部材73を保持側枠部材保持部82に嵌挿しての取付け部材80と一体化した状態で、ランバーサポート本体71の上縁側は、左右の側枠部材73A、73B(73)を介して取付部材80と接続され、ランバーサポート本体71の上縁の左右方向において、側枠部材73Aと側枠部材73Bの間に間隙70Hが形成されるようになっている。
また、一方、ランバーサポート本体71の下縁側は、取付部材80の連結部81に対して側枠部材本体74A、74B(74)を介して片持ちで支持されていて、左右方向において、左右の側枠部材73A、73B(73)を含めて取付け部材80との間に間隙80Jが形成されている。
連結部材90は、位置決ブロック91と、取付ブロック95と、固定ねじ90Pとを備えていて、ランバーサポート70を背凭れ後部支持部材40に連結するとともに、ランバーサポート70の上下方向の高さを調整可能とされている。
位置決ブロック91及び取付ブロック95は、取付部材80を前方及び後方から挟みこむように装着され、固定ねじ90Pにより固定されるようになっている。
位置決ブロック91は、図14に示すように、位置決ブロック本体92に、長手方向(上下方向)と直交する断面において後方の左右方向中央側が突出し、長手方向に延在する凸部92Sが形成されていて、固定ねじ90Pが螺合される2つのねじ取付孔92Hが長手方向に間隔をあけて形成されている。
また、位置決ブロック本体92は、左右両側の縁部近傍には長穴92Bが形成され、長穴92Bの幅方向外方に弾性変形部92Cが構成されるとともに、それぞれの弾性変形部92Cには長手方向中央に後方に向かって突出し、取付部材80の波状形状部85Aと係合する位置決凸部93が形成されている。この波状形状部85Aと位置決凸部93は、ランバーサポート70を上下方向にスライドさせて段階的に位置決めされる高さ調整機構を構成している。
この高さ調整機構によれば、図18に示すように、ランバーサポート70を、矢印に沿って上下方向に移動した場合に、位置決凸部93が波状形状部85Aの凹部に係合して係止され、高さ調整をすることができるようになっている。
取付ブロック95は、図15に示すように、取付ブロック本体96に、長手方向と直交する断面において前方の左右方向中央側が突出し、長手方向に延在する凸部96Sが形成されていて、固定ねじ90Pを通すための2つの貫通孔96Hが長手方向に間隔をあけて形成されている。
また、凸部96Sは、位置決ブロック91の凸部92Sと当接することで、位置決ブロック91と取付ブロック95の厚さ方向の位置精度を確保するように構成されている。
また、取付ブロック本体96の上下方向下側(第1の位置)には、取付ブロック本体96から後方に向かって突出し第1係合部を構成する第1係合壁部(第1壁部)97が形成され、第1係合壁部97の先端部には下側(第2係合部と反対側)に突出する第1係合凸片97Aが形成されるとともに、下側に開口する略U字状の第1係合形状部97Uを有している。
また、第1係合凸片97Aの先端は、取付ブロック本体96の下端より上方に位置している。すなわち、取付ブロック本体96の下端は、第1係合凸片97Aの先端よりも下方側に長く形成されている。
また、取付ブロック本体96の長手方向の上側(第2の位置)には、第2係合部を構成する取付ブロック本体96から後方に突出する第2係合壁部(第2壁部)98と、チャネル状壁部99が形成されていて、この第2係合壁部98の上側の面(第1係合部とは反対側に位置する面)には、凹部98Uが形成されている。また、第2係合壁部98の上側には、外部から第2係合壁部98を弾性変形させるための解除孔96Jが形成されている。
また、チャネル状壁部99は、第2係合壁部98に対して取付ブロック本体96の長手方向下側(第1係合壁部97側)には、後方側から見て上方が開口するチャネル状に形成され、第2係合壁部98の左右に配置されるガイド壁部99A、99Bと第2係合壁部98の下方に配置される下側ガイド壁部(第4壁部)99Cとを有している。
上記構成の連結部材90を備えたランバーサポート70は、図16に示すように、背凭れ後部支持部材40に、容易に連結させることができる。したがって、背凭れ50の張り材51と背凭れ後部支持部材40の間においても、ランバーサポート70の装着、及び取り外しを容易に行うことができる。
図17〜図19に示すように、第1被係合壁部97は、背凭れ後部支持部材40に第1係合壁部97と対応する位置に形成された係合孔40Hの下側に位置する背凭れ後部支持部材40の端部40Fからなり、第1係合壁部97に形成された係合凸片97Aを係合孔40Hに挿入して、第1係合形状部97Uを端部40Fと当接させることで、第1の係合部と第1被係合部が係合するようになっている。このとき、第1係合部と第2係合部の間が、ランバーサポート70と背凭れ後部支持部材40が互いの対向面96Cと40Cで当接するようになっている。
また、第2被係合壁部98は、背凭れ後部支持部材40に形成され前方に向かって突出する係合リブ40Aと、第2被係合壁部98の上側(第2係合壁部98の第1係合部とは反対側に位置する)面と係合リブ40Aの下側面の面が対向するように位置させて、第2係合壁部98を下側に弾性変形させて、係合リブ40Aの途中から下方に突出する凸部40Bを凹部98Uに挿入させることで、第2係合部と第2被係合部が係合するようになっている。
また、第2被係合部は、係合リブ40Aの下方に、係合リブ40A、縦リブ42Bとともに、第2係合壁部98と、チャネル状壁部99の下側ガイド壁部99Cを収容する上側に円弧状に突出する収容壁部(第5壁部)40Eが形成されていて、第2係合壁部98及びチャネル状壁部99の下側ガイド壁部99Cが、係合リブ40A、縦リブ42B、収容壁部40Eにより画成される収容凹部に形成されることにより、ランバーサポート70が、背凭れ後部支持部材40に確実に連結されるようになっている。
上記第1係合部を構成する第1係合壁部97を背凭れ後部支持部材40に形成された第1被係合部と係合させて、第1係合壁部97を端部40Fと係合させた状態で連結部材90の第2係合部側を後方に回動させ、第2係合部を構成する第2係合壁部98を係合リブ40Aに向かって回動するとともに、第2係合壁部98を係合リブ40Aによって弾性変形させて、第2係合壁部98が背凭れ後部支持部材40に形成された第2被係合部と係合することで、ランバーサポート70が背凭れ後部支持部材40に連結されるようになっている。また、第1係合壁部97及び第2係合壁部98が第1被係合部及び第2被係合部に係合された状態で、第1係合壁部97は第2係合部側に、第2係合壁部98は第1係合部側に支持されるようになっている。
ランバーサポート70は、背凭れ後部支持部材40に堅牢に支持されることから、左右の縦枠部53A、53B(53)が変形した場合でも縦枠部53に比較して変形しにくく、その結果、弾性変形に大きな力を要するので、着座者が凭れかかっても着座者の腰部をしっかりと支持することができる。
次に、図3、図5、図6、図7、図8を参照して、椅子1の座部30に着座者が着座して、背凭れ50に凭れかかった場合における作用を説明する。
図3(a)及び図7は着座者が座部30に着座して背凭れ50に凭れかかっていない状態の椅子1を示し、図5、図6(a)及び図8(a)は着座者が背凭れ50に凭れかかった状態を示している。
着座者が背凭れ50に凭れかかると、背凭れ50の張り材51に着座者からの力が作用し、この力により張り材51のメッシュを構成する糸材が弾性的に伸縮することにより、全体として着座者の背に沿うようにして、幅方向略中央部が後方に向かって突出するように円弧状に弾性変形する。
また、張り材51が固定された縦枠部53A,53Bは、張り材51から作用する力により、その幅方向内側を後方に向けるように弾性変形するとともに、互いに近接するように幅方向内側に移動する。
一方、上枠部52の幅方向両端部に連結された一対の縦枠部53A,53Bは、張り材51から作用する力により弾性変形するため、着座者の荷重にしたがって着座者の背に追従するように変形して背を張り材51とともに包み込むように受け止めるとともに、ランバーサポート70が後方に弾性変形しながら着座者の腰部を後方で支持する。このため、着座者は、安定した状態で着座することができる。
ランバーサポート70は、背凭れ後部支持部材40に堅牢に支持されることから、左右の縦枠部53A、53B(53)が変形した場合でも縦枠部53に比較して変形しにくく、その結果、弾性変形に大きな力を要するので、着座者が凭れかかっても着座者の腰部をしっかりと支持することができる。
また、縦枠部53A,53Bを構成する上材56A,56Bは、張り材51から作用する力により弾性変形するため、着座者の荷重にしたがって着座者の背に追従にするように変形して背を張り材51とともに包み込むように受け止めることができる。
また、着座者が、図6(b)に示すように、背凭れ50の幅方向一方側から後方へと振り向くような姿勢をとった場合には、図8(b)に示すように、着座者からの荷重が、背凭れ50の幅方向一方側に偏って作用し、偏った側の縦枠部53Bに対して縦枠部53Bを捩れ変形させる荷重が作用する。
ここで、縦枠部53Bにおける上材56Bが、背凭れ50から作用する力で捩れ変形可能に構成されている。また、連結片43A,43Bが下方に向かうにしたがって離間する幅を狭めるように形成され互いに接合されて変形許容部42に連結されているため、変形許容部42は上材56Bの捩れ変形を促す構成とされている。よって、上材56Bが着座者の荷重にしたがって着座者の背に追従するように後側方に向かって捩れて変形する。
また、上材56Bに連結された連結片43Bは、上材56Bの捩れにともなって変位可能に構成されているため、縦枠部53Bの後側方に向かう捩れにともなって後側方へと変位する。
背凭れ50における張り材51は、着座者からの荷重により、該張り材51のメッシュを構成する糸材が弾性的に伸縮して、着座者の背を包み込むように弾性変形する。
また、ランバーサポート70は、着座者が凭れかかることにより、ランバーサポート本体71の上下の自由縁が後方に変形して隙間70H、70Gが小さくなる。そして、隙間70H、70Gが小さくなるので、ランバーサポート本体71は、上下方向の全域にわたって、左右方向から着座者を包み込むように変形する。
以下、図20を参照して、第1の実施形態に係る連結構造の作用について説明する。
まず、図20(a)に示すように、連結部材90(取付ブロック95)に形成された第1係合壁部97の係合凸片97Aが、背凭れ後部支持部材40に形成された係合孔40Hに挿入して、第1係合形状部97Uの上側底部が背凭れ後部支持部材40の壁部端部40Fに支持させるとともに第1被係合部を係合させる。
そして、第1係合形状部97Uの上側底部と壁部端部40Fとが当接する部分を支点にして、連結部材90を矢印V1方向に回動させる。
次に、図20(b)に示すように、さらに、連結部材90を矢印V1方向に回動させて、第2係合壁部98及びチャネル状壁部99を、係合リブ40Aと収容壁部40Eの間に収容させる。このとき、図20(c)に示すように、第2係合壁部98の先端側が下方に撓み、凹部98Uに、係合リブ40Aの凸部40Bが嵌挿可能となる。
次に、図20(c)に示すように、第2係合壁部98の凹部98Uに、係合リブ40Aの凸部40Bが嵌挿されるとともに、下方に撓んだ第2係合壁部98の先端側が上方に復帰することによって、連結部材90の第1係合部と第2係合部が、背凭れ後部支持部材40の第1被係合部と第2被係合部と係合して、連結部材90と背凭れ後部支持部材40が連結される。
連結部材90と背凭れ後部支持部材40の連結を解除する場合は、図20(d)に示すように、解除孔96Jに矢印EにドライバーDを挿入して、第2係合壁部98の先端側を矢印W方向に撓ませる。第2係合壁部98の先端側を矢印W方向に撓ませると、凹部98Uが係合リブ40Aの凸部40Bから離間する。凹部98Uを凸部40Bから離間させた状態で、連結部材90を矢印V2方向に回動することにより第2係合部の係合が解除される。
以上のように、第1の実施形態に係る連結構造によれば、什器を構成する複数の構成部材を容易に連結することができる。
また、第1の実施形態に係る連結構造によれば、什器を構成する複数の構成部材の連結を容易に解除することができる。
その結果、ランバーサポート70を背凭れ50の張り材51の後方に配置された背凭れ後部支持部材40に対して、容易に連結することができる。
第1の実施形態に係る連結構造によれば、第1係合部は第1係合壁部97の先端部に第1係合凸片97Aが形成されて略U字状に開口する第1係合形状部97Uを有し、第1被係合部は第1係合形状部97Uが係合可能な第1被係合形状部を構成する係合孔40H及び壁部端部40Fを有するので、第1係合形状部97Uの底部と背凭れ後部支持部材40の壁部端部40Fとが当接する部分を支点にして、第2係合部側を容易に回動することができる。
また、連結部材90を、回動する場合における同一線上に第1係合部と第2係合部を配置することにより、効率的に係合することができる。
また、第1の実施形態に係る連結構造によれば、U字状に形成された第1係合形状部97Uを形成する第1係合凸片97Aが、取付ブロック95よりも下側に長寸に形成されているので、連結部材90を効率的に回動することができる。
また、第1の実施形態に係る連結構造によれば、第2係合壁部98とチャネル状壁部99を、係合リブ40Aと収容壁部40Eの間に収容するように構成されているので、第2係合部と第2被係合部が安定して係合され、ランバーサポート70を背凭れ後部支持部材40に確実に連結することができる。
また、第1の実施形態に係る連結構造によれば、ランバーサポート70と背凭れ後部支持部材40が連結された状態において、ランバーサポート70と背凭れ後部支持部材40が互いの対向面96Cと40Cで当接するように構成されているので、互いの位置が安定するとともに係合を解除する力が作用しにくくなり、ひいては、ランバーサポート70が背凭れ後部支持部材40から脱落するのを確実に防止することができる。
また、第1の実施形態に係る連結構造によれば、連結部材90の解除孔96JからドライバーDを挿入して第2係合壁部98を弾性変形させることで、第2係合部と第2被係合部の係合を解除することができるので、ランバーサポート70を背凭れ後部支持部材40から容易に取り外すことができる。
(第2実施形態)
以下、図21を参照して、本発明の第2実施形態に係る連結構造について説明する。
第2の実施形態に係る連結構造が、第1の実施形態に係る連結構造と異なるのは、第2係合部が、連結部材90(取付ブロック95)から背凭れ後部支持部材40側に突出する第2係合壁部195Aと、第2係合壁部195Aから上方に突出する凸部195Bを有し、第2被係合部が、背凭れ後部支持部材40から連結部材90A側に突出する第3壁部140と、第3壁部140とに形成された凹部140Uを有していて、第2係合部が第2被係合部と係合して、連結部材90Aと背凭れ後部支持部材40が連結されるように構成されている点である。その他は、第1の実施形態と同様であるので、同じ符号を付して説明を省略する。
なお、この発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更をすることが可能である。
例えば、上記実施の形態においては、着座者が着座していない状態で、ランバーサポート70が張り材51と接触しないように構成される場合について説明したが、着座者が着座していない状態で、ランバーサポート70が張り材51と接触するように構成してもよい。
また、上記実施の形態においては、第1係合壁部97が第1係合凸片97Aを有し第1係合形状部97Uを有している場合について説明したが、第1係合凸片97Aや第1係合形状部97Uを有していない第1係合壁部97を第1の被係合部に支持させる構成としてもよい。
また、上記実施の形態においては、第1被係合部が、貫通孔からなる係合孔40Hと壁部端部40Fを備える場合について説明したが、貫通孔に代えて凹部により構成してもよいし、端部に代えて後方側に延在する面で構成してもよい。
また、上記実施の形態においては、第1係合壁部97がひとつの凹部98Uを有し、又は第2係合壁部195Aがひとつの凸部195Bを有する場合について説明したが、これら凹部や凸部の数、形状、配置は任意に設定することができる。例えば、凹部と対応する凸部を同一の数としなくてもよいし、第2壁部と第3壁部を構成する壁部が、それぞれ対応可能な凹部と凸部の双方を有していてもよい。
また、上記実施の形態においては、第3壁部が、係合リブ40Aにより構成される場合について説明したが、独立した壁部等の形態で設けてもよい。
また、上記実施の形態においては、第1係合壁部97、195Aが弾性変形する場合について説明したが、第3壁部が弾性変形してもよいし、第2壁部と第3壁部の双方が弾性変形する構成としてもよい。
また、上記実施の形態においては、第1係合部と第2係合部の間が、ランバーサポート70と背凭れ後部支持部材40が互いの対向面96Cと40Cで当接するように構成される場合について説明したが、対向面96C、40C同士が当接しない構成としてもよい。
また、下側ガイド壁部99Cや収容壁部40Eを設けるかどうかは、任意に設定することができる。
また、連結部材90に、解除孔96Jを設けるかどうかは、任意に設定することができる。
また、上記実施の形態においては、第1構成部材がランバーサポート70とされ、第2構成部材が椅子1を構成する背凭れ後部支持部材40である場合について説明したが、構成部材として、ランバーサポート70以外のヘッドレスト等の什器の構成部品に適用してもよいし、什器に関して、椅子のほか、キャビネット等に適用してもよい。
また、上記実施の形態においては、連結部材90が、第1係合部と第2係合部とが上下方向に配置されて取付けられる場合について説明したが、第1係合部と第2係合部とを水平方向に配置し、又は斜め方向に配置してもよい。
また、上記実施の形態においては、ランバーサポート70を、張り材51の後方にて背凭れ後部支持部材40に取付ける場合について説明したが、ランバーサポート70が張り材51の前方側に配置してもよい。
また、上記第1、第2の実施の形態のほか、第1、第2の係合部及び第1、第2の被係合部の構成に関して、種々の組み合わせをしてもよい。
本発明に係る連結構造、什器によれば、什器を構成する構成部材を容易に連結することができるので、産業上利用可能である。
1 椅子
40 背凭れ後部支持部材(第2構成部材)
40A 係合リブ(第3壁部)
40B 凸部
40E 収容壁部(第5壁部)
40F 壁部端部
40H 係合孔
41 下部連結部
50 背凭れ
51 張り材
70 ランバーサポート(第1構成部材)
73 側枠部材(面材支持部材)
90、90A 連結部材
96J 解除孔
97 第1係合壁部(第1壁部)
97A 第1係合凸片
97U 第1係合形状部
98 第2係合壁部(第2壁部)
98U 凹部
99C 下側ガイド壁部(第4壁部)
140 第3壁部
140U 凹部
198A 第2係合壁部
198B 凸部

Claims (7)

  1. 什器を構成する第1構成部材と、前記第1構成部材とともに什器を構成する第2構成部材とを、互いに対向させて連結する連結構造であって、
    前記第1構成部材の第1の位置に形成され、前記第2構成部材に向かって突出し第1係合部を構成する第1壁部と、
    前記第1構成部材の第2位置に形成され、前記第2構成部材に向かって突出し第2係合部を構成する第2壁部と、
    前記第2構成部材の前記第1の位置と対応する位置に形成され、前記第1壁部が挿入可能とされるとともに前記第1壁部を前記第2係合部の反対側から支持する第1被係合部と、
    前記第2構成部材に形成され、前記第1構成部材に向かって突出するとともに、前記第2壁部の前記第1係合部とは反対側に位置する面と対向可能とされた第2被係合部を構成する第3壁部と、を備え、
    前記第2壁部は、前記第3壁部と対向する面に前記第1係合部を構成する少なくとも凸部と凹部のいずれか一方を有し、
    前記第3壁部は、前記第2壁部に形成された前記凸部と凹部と対応可能とされる第2被係合部を有し、
    前記第2壁部と前記第3壁部は、少なくともいずれか一方が弾性変形可能とされ、前記弾性変形した場合に、前記第2係合部と前記第2被係合部とが係合可能に構成されていることを特徴とする連結構造。
  2. 請求項1に記載の連結構造であって、
    前記第1係合部は、
    前記第1壁部の先端部に、前記第2係合部とは反対側に向かって突出する第1係合凸片が形成されて略U字状に開口する第1係合形状部を有し、
    前記第1被係合部は、
    前記第1係合形状部が係合可能な第1被係合形状部を有することを特徴とする連結構造。
  3. 請求項2に記載の連結構造であって、
    前記第1係合形状部は、
    前記第1係合凸片が、前記第1壁部の基端側よりも前記第2係合部とは反対側に長く形成されていることを特徴とする連結構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の連結構造であって、
    前記第2係合部は、
    前記第2壁部よりも前記第1係合部側に形成され、前記第1構成部材に向かって突出する第4壁部を有し、
    前記第2被係合部は、
    前記第4壁部よりも前記第1係合部側に形成され、前記第1構成部材に向かって突出するとともに、前記第3壁部と協働して前記第2壁部及び前記第4壁部を収容する第5壁部を有することを特徴とする連結構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の連結構造であって、
    前記第1構成部材と前記第1構成部材とが連結された状態において、
    前記第1係合部と前記第2係合部の間で、前記第1構成部材と前記第1構成部材が当接するように構成されていることを特徴とする連結構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の連結構造であって、
    前記第2壁部が弾性変形可能である場合において、前記第1構成部材には、前記第2壁部を弾性変形させて前記第2係合部と前記第2被係合部の係合を解除するための治具を挿入可能な係合解除孔が形成されていることを特徴とする連結構造。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の連結構造を備えることを特徴とする什器。
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