JP5453592B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、背インナーシェルと背アウターシェルとを備える椅子に関する。
従来、背アウターシェルの前面に背インナーシェルを配置した椅子が知られている。この種の椅子では、背アウターシェルが要求される変形特性と背インナーシェルが要求される変形特性とが必ずしも一致しない。
そのため、本発明者らは、背アウターシェルとほぼ同じ上下寸法を有する背インナーシェルを採用している場合に、背インナーシェルの上部及び下部のみを背アウターシェルに支持させて相互の変形自由度を確保するようにした椅子を開発している(例えば、特許文献1を参照)。
ところがこのような構成のものでは、両シェルに荷重がかかった際に生じる相互の変形により、背インナーシェルの中間部が背アウターシェルから浮き上がるという問題があった。
このような問題は、背インナーシェルの中間部を背アウターシェルに結合することにより解消することが考えられる。しかし、単にこれだけのものではシェル同士の変形が阻害され、それぞれに要求される変形特性が得られなくなるという不具合が発生する。
特願2008−055588号
本発明は、以上のような課題を総合的に解決しようとするものであり、背アウターシェルの動きを大きく制限することなく、背インナーシェルの浮き上がりを防止することができる椅子を提供することを目的としている。
本発明は、以上のような課題を解決するために、次のような構成を採用したものである。すなわち、本発明に係る椅子は、背アウターシェルと、この背アウターシェルに上部及び下部を取り付けて該背アウターシェルの内面に添設される背インナーシェルとを備えてなるものであって、この背インナーシェルの上係合部と下係合部との左右両側縁より内側に離間した中間に位置する部位を前記背アウターシェルに、面方向の相対移動を許容しつつ厚み方向の相対離間を制限する浮き上がり制限用の係合機構を介して支持させており、前記係合機構が、前記背インナーシェルに移動不能に取り付けられたヘッドレストの一部に設けられる受け部と、前記背アウターシェル側に設けられ前記受け部内を移動可能な突起とを備えていることを特徴とする。
このようなものであれば、着座者から受ける荷重の移動方向にかかわらず、背インナーシェルが背アウターシェルに対して面方向の相対移動をするため、背アウターシェル及び背インナーシェルの相互の変形自由度を確保することができる。同時に、背インナーシェルが背アウターシェルに対して厚み方向の相対離間を制限するため、背インナーシェルが背アウターシェルから前面側に浮き上がることを防止できる。すなわち、このような椅子であれば、背アウターシェルの動きを大きく制限することなく、背インナーシェルの浮き上がりを防止することができる。
このような背インナーシェルの背アウターシェルからの浮き上がりを防止するためには、前記背インナーシェルの上部と該背インナーシェルの最も前方に突出している突出頂部との中間に位置する部位を、前記係合機構を介して前記背アウターシェルに支持させていることが好ましい。
このような椅子に用いられる係合機構の一態様としては、前記ヘッドレストの一部に設けられ厚み方向に弾性変形可能な複数枚の片持弾性片を截頭錐形状に配列させてなる受け部と、背アウターシェル側に設けられ前記片持弾性片の自由端縁により形成される係合孔に前記片持弾性片の弾性変形を利用して係わり合う突起とを具備してなるものが挙げられる。
具体的な態様としては、前記背インナーシェルの前面にヘッドレストが重なり、前記背アウターシェルとヘッドレストで前記背インナーシェルを挟み込み、背インナーシェルの透し孔を通して背アウターシェルとヘッドレストを係合させることで、背インナーシェルの浮き上がりを防止するものが考えられる。
一方、「背アウターシェル側に設けられ」とは、前記突起が背アウターシェルに一体的に形成されるものに限られず、前記突起が背アウターシェルに移動不能に取り付けられた取付部材に一体に形成されているものも含む概念である。
このようなものであれば、背アウターシェルに対して背インナーシェルを面方向に接近させ、背アウターシェル側に設けられた突起と背インナーシェル側に設けられた受け部とを嵌め合わせることにより容易に両シェル同士を結合させることができる。すなわち、接合すべき両シェル間の相対位置に多少の誤差があっても、截頭錐形状に配列させた片持弾性片に沿って突起が案内される。そのため、装着時に目視できない部分にかかる係合機構を用いる場合であっても、係わり合わせ操作及び適切な位置決めを容易になし得るものである。また、それらを係わり合わせた状態においては、片持弾性片が厚み方向に弾性変形可能であることにより背インナーシェルが背アウターシェルに対して面方向に相対移動することを許容しつつ、截頭錐形状の受け部と突起の係合により背インナーシェルが背アウターシェルから前面側に浮き上がることを防止できる。
また、係合機構の他の態様としては、前記ヘッドレストの一部に設けられ傾斜案内面及びこの傾斜案内面に連続する係止段部を有した複数の弾性爪をそれら傾斜案内面及び係止段部を内側に向けて筒状に配列させてなる受け部と、背アウターシェル側に設けられ前記弾性爪の係止段部に前記弾性爪の弾性変形を利用して係わり合う突起とを具備してなるものが挙げられる。このようなものであれば、背インナーシェルを背アウターシェルに取り付ける際に多少取付位置がずれても、傾斜案内面に沿って突起が案内されるため、容易に適切な位置決めをすることができる。また、弾性爪の弾性変形により背インナーシェルが背アウターシェルに対して面方向に相対移動するのを許容しつつ、係止段部と突起の係合により、背インナーシェルが背アウターシェルから前面側に浮き上がることを防止できる。
係合機構のさらに他の態様としては、前記ヘッドレストの一部に設けられ放射状に配された複数の案内溝を有してなる受け部と、背アウターシェル側に設けられ案内溝に案内される軸部の先端に抜け止め鍔部を有してなる突起とを具備してなるものが挙げられる。
このようなものであれば、背インナーシェルを背アウターシェルに取り付けた後に、前記軸部を案内溝に沿って移動させることができるため、背インナーシェルが背アウターシェルに対して面方向の相対移動を許容され得る。さらに、案内溝の幅寸法よりも抜け止め鍔部の径を大きくしておけば、背インナーシェルが背アウターシェルから前面側に浮き上がることを防止できる。
本発明は、以上のような構成であるから、背アウターシェルの動きを大きく制限することなく、背インナーシェルの浮き上がりを防止することができる椅子を提供することができる。
本発明の一実施形態を示す全体斜視図。 同実施形態の背凭れの前面側を示す分解斜視図。 同実施形態の背凭れの前面側を示す分解斜視図。 同実施形態の背ユニットの背面側を示す分解斜視図。 同実施形態の背凭れの一部を示す分解斜視図。 同実施形態における背ユニットの一部を示す部分拡大斜視図。 同実施形態における背ユニットの要部拡大斜視図。 同実施形態における背ユニットの要部拡大正面図。 図8におけるX−X線断面図。 図8におけるY−Y線断面図。 本発明の係合機構にかかる他の変形例を模式的に示す断面図。 本発明の係合機構にかかるさらに他の変形例を模式的に示す断面図。
以下、本発明をシンクロチルト式の事務用回転椅子に適用した場合の一実施形態につき、図面を参照して説明する。
この椅子は、図1に示すように、脚部1と、この脚部1の上部に支持され水平旋回可能な支持基部2と、この支持基部2の上に配された座受け3と、この座受け3に保持された座4と、前記座受け3下方から左右上方に延びて設けられた肘掛け9と、前記支持基部2に後傾動作可能に設けられた背支桿5と、この背支桿5に取り付けられた背凭れ6とを具備してなる。
脚部1は、図1に示すように、キャスタを有した脚羽根タイプの脚ベース11と、この脚ベース11の中心部に立設した脚支柱12とを具備してなる。前記脚支柱12は、ガススプリングを主体に構成された通常のもので、この脚支柱12の上端部に前記支持基部2が取り付けられている。
支持基部2は、図1に示すように、前記脚部1によって水平旋回可能に支持されたもので、前記脚支柱12に装着されたハウジング21と、このハウジング21に貫装される背凭れ支持用の主軸22と、この主軸22に力を付与して前記背凭れ6の後傾動作に対して弾性反発力を発生させる図示しない傾動反力発生機構とを具備してなる。前記傾動反力発生機構は、図示しないコイルスプリングやガススプリング等を用いて前記主軸22に回転方向の弾性反発力を付与し得るように構成されたものであるが、通常のものであるため説明を省略する。
座受け3は、図1に示すように、上面に座4を支持する盤状のもので、その前端側が前記支持基部2に前後動自在に支持されているとともに、後端側が前記背支桿5の基端近傍部分に相対回動可能に支持されている。この構成によって、この座受け3上に配される座4が、前記背凭れ6の後傾動作に対して一定の角度比率をもって沈み込む動作、換言すれば、シンクロチルト動作が実現されるようになっている。
肘掛け9は、図1に示すように、基端部を前記座受け3に取り付けられた肘支柱91と、この肘支柱91に支持された肘当て92とを具備してなる。左右の肘掛け9は、左右対称形状をなしている。
背支桿5は、図1に示すように、全体が側面視ほぼL字型であり、基端部を前記支持基部2の主軸22に後傾動作可能に取り付けられた下部背フレーム52と、この下部背フレーム52の先端に支軸53を介して後傾動作可能に取り付けられた上部背フレーム51とを備えている。前記下部背フレーム52は、金属製のもので、その外側がカバー521により覆われている。そのカバー521の外面は、前記上部背フレーム51の外面に連続する位置から座4の下面に至るまで前方に延びて設けられている。上部背フレーム51は、合成樹脂により一体に成型され、背凭れ6が起立状態の場合にほぼ垂直に延び、この上端部で背凭れ6上部を支持している。すなわち、本実施形態では、背凭れ6の下方部位を下部背フレーム52に固定する一方、背凭れ6の上方部位を上部背フレーム51に上下方向スライド可能に支持させている。その上で、上部背フレーム51を下部背フレーム52とは独立に一定の角度範囲内で傾倒可能とし、前記上部背フレーム51が下部背フレーム52に対して傾動動作可能に構成されている。そしてこの上部背フレーム51は、前記下部背フレーム52に対して図示しないスプリングにより前傾方向に弾性付勢されている。この実施形態では、下部背フレーム52と支持基部2との間に図示しない傾動禁止機構を設け、下部背フレーム52の支持基部2に対する傾動を許容するフリーロッキング状態、または、下部背フレーム52を所望の角度で傾動を禁止する任意位置固定状態を取り得るようになっている。傾動禁止機構の構造については、通常のものであるため説明を省略する。
背凭れ6は、図1乃至図6に示すように、背アウターシェル7の前面に背ユニット8を装着してなる。
背アウターシェル7は、図1乃至図3及び図5に示すように、合成樹脂製の一体成形品であり、上下方向中間部に最も前方に突出させた突出頂部を有し、その突出頂部から後方に湾曲した形状をなすシェル本体70を主体に構成されており、このシェル本体70の背面側に当該背アウターシェル7を背支桿5に取り付けるための下側取付部71及び上側取付部72を備えている。下側取付部71は前記シェル本体70の下部から後方に突出してなるものであり、前記下部背フレーム52の上端部にビス等の止着具を用いて固定される。上側取付部72はスライド係合機構Cを収容するための凹陥状のもので、この上側取付部72に装着された図示しないスライド係合機構Cを介して背アウターシェル7と背支桿5の上部背フレーム51の上端部とが上下方向に相対移動可能に接続される。
背アウターシェル7の前面側には、前記背ユニット8を取り付けるための上端取付部73と、下端取付部74とが設けられている。上端取付部73は、前記シェル本体70の上部に複数の掛爪731を左右方向に間隔をあけて突出させたものである。下端取付部74は、前記シェル本体70の下部中央に突出させた二股部分を有する中央突出部741と、前記シェル本体70の下部両端に設けられた爪受部742とからなる。
背ユニット8は、図2乃至図4に示すように、背インナーシェル81と、この背インナーシェル81の直接に支持されたヘッドレスト82と、これらヘッドレスト82及び背インナーシェル81をくるむ袋状の外装材83とを具備してなる。
背インナーシェル81は、図3乃至図6に示すように、前記背アウターシェル7と略同じ外形をなした合成樹脂製の一体成形品であり、上下方向中間部に最も前方に突出させた突出頂部を有し、その突出頂部から後方に湾曲した形状をなすシェル本体810を主体として構成される。このシェル本体810には、背インナーシェル81を含む背ユニット8を前記背アウターシェル7に取り付けるための上端取付部811及び下端取付部812を設けている。上端取付部811は、前記シェル本体810の上部に設けられた複数の爪掛孔813を前記掛爪731に対応させて形成してなるもので、外装材83の開口部83B1を通してこれら各爪掛孔813に前記掛爪731を上下方向に相対変位可能に掛け止めることにより、この背インナーシェル81の上部を前記背アウターシェル7の上部に取り付けている。下端取付部812は、前記シェル本体810の下部中央部に設けられた中央挿入部814と、前記シェル本体810の下部両側部に設けられた爪部815とを具備してなる。中央挿入部814は、窓816の中間位置に横架材817を配設したもので、その窓816に挿入された背アウターシェル7の中央突出部741の二股部分を前記横架材817に係合させることによって、外装材83の開口部83B2を通して背インナーシェル81の下端部中央を背アウターシェル7の下端部に取り付けるようにしている。また、爪部815は、その先端が外側方に屈曲したもので、その爪部815を背インナーシェル81の一時的な弾性変形を利用して背アウターシェル7の爪受部742に係わり合わせることにより、外装材83の開口部83B2を通して背インナーシェル81の下端部両端を背アウターシェル7の下端部に取り付けるようにしている。
以上のようにしてなる背インナーシェル81にヘッドレスト82を直接支持させている。
ヘッドレスト82は、図3乃至図8に示すように、合成樹脂製の一体成型品であり、ヘッドレスト本体823と、このヘッドレスト本体823の下端縁から屈曲部822を介して板状に設けられたベース821とを具備してなる。具体的には、ヘッドレスト本体823は、側面視において中央部が前方に突出し、かつ、平面視において中央部が凹陥するように湾曲させたもので、水平なスリット825を複数本平行に備えている。屈曲部822は、ヘッドレスト本体823とベース821との境界部分に形成されたもので、前面側にワイヤ溝が形成されるように側面視くの字形に屈曲した形状をなしている。屈曲部822の背面側の湾曲形状は、背インナーシェル81の上縁の湾曲形状に合致させてある。ベース821は、背インナーシェル81の前面に添設し得る板状のもので、複数のボルトbを用いて背インナーシェル81に取り付けられている。具体的には、ベース821の複数箇所に取り付けたナットNに背インナーシェル81の背面側から貫通させたボルトbを螺着することによって、このベース821が前記背インナーシェル81に固定されるようになっている。
この実施形態においては、前記ベース821と背インナーシェル81との取付部分を可及的に薄くするために、以下の部品取付構造Aを採用している。この部品取付構造Aは、図7乃至図9に示すように、ベース821に被取付部品であるナットNを取り付けるためのものであって、前記ベース821に、主凹部A11と副凹部A12とを隔壁A13を介して隣設するとともに、前記主凹部A11に挿入されるナットNを該隔壁A13の弾性変形を利用して係合させる部品保持用の爪A15を設けたものである。すなわち、前記ナットNは、軸状をなすナット本体N1の一端に鍔部N2を設けてなるいわゆるT型ナットタイプのものである。前記主凹部A11は、前記鍔部N2を嵌合させ得る有底のもので、その底壁A14中央部に前記ナット本体N1をベース821裏面側に貫通させるための貫通部A14aを有している。前記副凹部A12は、前記主凹部A11の両側においてベース821の裏面側に貫通させて設けた一対の長孔状のものである。前記隔壁A13は、前記主凹部A11と前記対をなす副凹部A12、A12との間にそれぞれ形成されたもので、厚み方向に弾性変形可能な厚みに設定されており、これら両隔壁A13にベース821の前面側に突出する爪A15を設けている。これらの爪A15は、前記ナットNが前記主凹部A11に挿入される際に、隔壁A13の一時的な弾性変形を利用して前記鍔部N2の外面側に係合して、ナットNを主凹部A11内に保持し得るようになっている。
このようにして相互に一体化された背インナーシェル81とヘッドレスト82に外装材83が装着される。
外装材83は、図1乃至図4に示すように、モールドウレタン等により作られたクッション831と、このクッション831の表面側を覆う張地832とを具備してなる。この外装材83は、前記ヘッドレスト82の屈曲部822において前記背インナーシェル81側に引き込まれており、ヘッドレスト本体領域と背インナーシェル領域とを区画する境界833が形成されている。前記外装材83の引き込み部分の構成を具体的に説明すれば次の通りである。すなわち、この外装材83は、背ユニット8の前面を覆うための前面部83Fと背ユニット8の背面を覆うための背面部83Bとを備えて成る袋状のもので、前記ヘッドレスト82及び背インナーシェル81を一つの袋の中に一体に収める大きさ、及び形状を成している。そして、ヘッドレスト82及び背インナーシェル81を上側からくるむことができるように下側が開放されている。前記クッション831は背インナーシェル81よりも前側にあたる部分、言い換えれば、外装材83の前面部83F内側にあらかじめ取り付けられている。また、本実施形態においては背インナーシェル81の外周縁にはクッション831が回り込んでいないが、外周縁までクッション831を回り込むようにすれば、背凭れ6の縁部にクッション831による弾性を持たせることができる。したがって、外装材83の張地832の破れを効果的に防止することができる。前面部83Fの前記境界833に対応する部位には、図示しない引き込み用のワイヤが縫い込まれており、このワイヤを利用して前面部83Fの境界833対応部位を引き込み部824内に引き込むことができるようにしている。背面部83Bには、上端取付部73、811に対応する上部開口部83B1と、下端取付部74、812に対応する下部開口部83B2と、後述する係合機構Cに対応する中間開口部83B3とが穿設されている。
以上のようにしてなる椅子において、背インナーシェル81の上係合部と下係合部との左右両側縁より内部に離間した中間に位置する部位を背アウターシェル7に、面方向の相対移動を許容しつつ厚み方向の相対離間を制限する浮き上がり制限用の係合機構Cを介して支持させている。前記係合機構Cは、背インナーシェル81側に設けられ厚み方向に弾性変形可能な複数枚の片持弾性片C11を截頭錐形状に配列させてなる受け部C1と、背アウターシェル7側に設けられ前記片持弾性片C11の自由端縁C111により形成される係合孔C12に前記片持弾性片C11の弾性変形を利用して係わり合う突起C2とを具備してなる。具体的には、前記受け部C1は、背インナーシェル81に移動不能に取り付けられたヘッドレスト82のベース821に一体に形成されたもので、基端縁よりも自由端縁C111側が前方にくるように傾斜させた複数枚の片持弾性片C11を、前方に膨出する截頭円錐形状に配列させてなる。また、前記背インナーシェル81及び前記外装材83の背面部83Bにおける前記受け部C1に対応する部位には、この受け部C1を背ユニット8の背面側に開放するための透し孔818をそれぞれ設けており、外装材83の開口部83B3を通してこれらの透し孔818を通して挿入された突起C2を前記受け部C1に係わり合わせるようにしている。具体的には、前記背インナーシェル81の前面にヘッドレスト82が重なり、前記背アウターシェル7とヘッドレスト82で前記背インナーシェル81を挟み込み、背インナーシェル81の透し孔818を通して背アウターシェル7とヘッドレスト82を係合させることで、背インナーシェル81の浮き上がりを防止している。突起C2は、背アウターシェル7の前面側に突設されたもので、前記係合孔C12の内径よりも若干小径な軸部C21と、この軸部C21の先端に設けられ前記係合孔C12の内径よりも大きな抜け止め鍔部C22とを具備してなる。抜け止め鍔部C22の先端には、前記片持弾性片C11をスムーズに押しのけるための案内面C221が形成されている。この突起C2は、前記背アウターシェル7に一体に設けたものであってもよいし、別体に設けたものであってもよい。
以上のようにしてなる椅子は、前記背インナーシェル81にヘッドレスト82を取り付けた上で、これら背インナーシェル81及びヘッドレスト82を外装材83によりくるみ、外装材83の境界833を屈曲部822に引き込んで背ユニット8を完成させる。しかる後に、その背ユニット8を背アウターシェル7の前面に取り付ける。背ユニット8を背アウターシェル7に取り付けるにあたっては、まず、背インナーシェル81の上端取付部811に背アウターシェル7の上端取付部73を係わり合わせるとともに、背インナーシェル81の下端取付部812に背アウターシェル7の下端取付部74を係わり合わせる。この状態で背ユニット8の中間部を背アウターシェル7方向に押圧し、前記係合機構Cの受け部C1に突起C2を係合させる。この際、袋状の外装材83の背面部83Bは、背インナーシェル81と背アウターシェル7との間に挟まれて固定される。したがって、椅子の背面側から背アウターシェル7に設けられた孔75を通して見えるため、背アウターシェルに特別な構造を付加しなくても、孔75を開けるだけで、背面からの装飾効果を追加できるものである。また、隣接するこれらの孔75の間の部分を利用して前記係合突起C2を設けている。
次いで、この椅子の作動を説明する。図示しない傾動禁止機構を操作してフリーロッキング状態にセットすると、背凭れ6に荷重をかけることにより、背支桿5全体が支持基部2に対して傾動反力発生機構の付勢力に抗して後傾し得ることになる。また、座4もこれに伴ってシンクロチルト動作を行う。一方、傾動禁止機構を操作して任意位置固定状態にセットすると、背凭れ6に荷重をかけることにより、下部背フレーム52が支持基部2に対して固定され、上部背フレーム51のみが下部背フレーム52に対して傾動を許容された状態となる。
このように種々の態様に切換えて使用することができる椅子においては、背凭れ6の背アウターシェル7及び背インナーシェル81に様々な荷重が作用することになる。特に、本実施形態においては、一本の背支桿5によって背凭れ6を支持しているので、背アウターシェル7及び背インナーシェル81にねじれ方向の荷重等も作用することがある。しかしこの椅子においては、背アウターシェル7及び背インナーシェル81を上端部及び下端部において接続しているため、両シェル7、81を完全に一体化した場合に比べて、背アウターシェル7及び背インナーシェル81の変形自由度を高めることができる。すなわち、前後の曲げに対しては、両シェル7、81が協働して対抗するが、左右のねじれに対しては、両シェル7、81が面方向に相対的にずれ動いてしなやかな変形を実現する等、背凭れ6に多様な変形特性を付与することが可能になる。しかも、この椅子では、両シェル7、81の中間部において前記係合機構Cを用いて係わり合わせているので、面方向の相対移動を許容しつつ前後方向の相対離間を制限するため、多様な変形を実現できるにもかかわらず中間部の浮き上がりを防止することができる。また、受け部C1が截頭円錐形をなしているので、背インナーシェル81を背アウターシェル7に取り付ける際に、受け部C1の中心と突起C2の中心とに多少の位置ずれがあっても、両者を押しつけることにより、突起C2の先端が受け部C1の係合孔C12に案内され係合を完了させることができる。そのため、係合機構Cを目視できない状態でも、押しつけ動作のみで容易に取り付けることができる。
以上のような構成とすることにより、本実施形態に係る椅子は、背アウターシェル7と、この背アウターシェル7に上部及び下部を取り付けて該背アウターシェル7の内面に添設される背インナーシェル81とを備えてなるものであって、この背インナーシェル81の上部と下部との中間に位置する部位を前記背アウターシェル7に、面方向の相対移動を許容しつつ厚み方向の相対離間を制限する浮き上がり制限用の係合機構Cを介して支持させているので、背アウターシェル7の動きを大きく制限することなく、背インナーシェル81の浮き上がりを防止することができる。特に、本実施形態においては、背インナーシェル81にヘッドレスト82を取り付けているので、着座者がヘッドレスト82にもたれかかることによりヘッドレスト本体823が後方に押されると、一体に成形されたベース821が屈曲部822を支点として前面側に跳ね上がることとなる。すなわち、ベース821が背インナーシェル81または背アウターシェル7から離間する方向へと動き、ベース821が取り付けられた背インナーシェル81の中間部分が浮き上がる方向への力が加わることとなる。しかしながら、上述した係合機構Cを備えているので、このような浮き上がりを効果的に抑制することができる。
また、背アウターシェル7の上端取付部73が、背インナーシェル81の上部に設けられた爪掛孔813に上下方向相対変位可能に掛け止められているので、その上下移動に伴って前記係合機構Cにおいても軸部C21が片持弾性片C11を厚み方向に移動させることとなる。さらに、背アウターシェル7の上側取付部72が、上部背フレーム521の上部に上下方向相対変位可能に支持されているので、その上下移動に伴って前記係合機構Cにおいても軸部C21が片持弾性片C11を厚み方向に移動させることとなる。
また、前記背インナーシェル81及び前記外装材83の背面部83Bにおける前記受け部C1に対応する部位には、この受け部C1を背ユニット8の背面側に開放するための透し孔818を設けているので、突起C2が受け部C1に対して面方向に移動することを許容し得るものとなっている。
特に、本実施形態にかかる椅子の背凭れ6は、左右方向中央に設けた1本のみの背支桿5により支持されているため、左右方向に荷重がかかった場合に両シェル7、81が撓みやすく、背インナーシェル81の背アウターシェル7からの浮き上がりも比較的生じやすい。したがって、上述した係合機構Cを備えることにより、このような浮き上がりを効果的に抑制することができる。また、ヘッドレスト82のベース821の周縁は、背インナーシェル81側に向けてなだらかに傾斜し、この上にクッション831が配置されるため、背インナーシェル81の上にベース821の厚みが部分的に重なってきても、着座時に違和感を与えにくいものとなっている。
なお、本発明は以上に述べたような実施形態に限らず種々変更可能である。
係合機構Cの他の変形例としては、図11に模式的に示すようなものも考えられる。すなわち、この係合機構Cは、背インナーシェル81側に設けられ傾斜案内面C13及びこの傾斜案内面C13に連続する係止段部C14を有した複数の弾性爪C15を、それら傾斜案内面C13及び係止段部C14を内側に向けて筒状に配列させてその先端側中央に係合孔C12を形成してなる受け部C1と、背アウターシェル7側に設けられ前記弾性爪C15の係止段部C14に前記弾性爪C15の弾性変形を利用して係わり合う突起C2とを具備してなる。具体的には、受け部C1は、背インナーシェル81に移動不能に取り付けられたヘッドレスト82のベース821に一体に形成されたものである。突起C2は、背アウターシェル7の前面側に突設されたもので、前記係合孔C12よりも若干小径な軸部C21と、この軸部C21の先端に設けられ前記係合孔C12よりも大きな抜け止め鍔部C22とを具備してなる。抜け止め鍔部C22の先端には、前記弾性爪C15をスムーズに押しのけるための傾斜案内面が形成されている。
このような係合機構Cを、本実施形態で説明した椅子に適用すれば、両シェル7、81を面方向に接近させ、予め背アウターシェル7側に設けられた突起C2と背インナーシェル81側に設けられた受け部C1とを嵌め合わせることにより係合させることができる。そのため、背インナーシェル81を背インナーシェル81を背アウターシェル7に取り付ける際に多少取付位置がずれても、傾斜案内面C13に沿って突起C2が案内されるため、容易に適切な位置決めをすることができる。また、弾性爪C15の弾性変形により背インナーシェル81が背アウターシェル7に対して面方向の相対移動を許容されつつ、係止段部C14と突起C2の係合により、背インナーシェル81が背アウターシェル7から前面側に浮き上がることを防止できる。
特に、受け部C1には、突起C2の抜け止め鍔部C22が挿入される部分に抜け止め鍔部C22の直径よりも大径なクリアランスC16を設けている。したがって、受け部C1に突起C2が係わり合った後において、受け部C1が弾性を有するものでなくとも面方向の相対移動を許容することができる。すなわち、弾性爪C15の変形によりある程度は面方向の相対移動を許容するため、このようなクリアランスC16を設けないものであってもよい。しかしながら、このようなクリアランスC16を設けていれば、面方向の相対移動を許容する構造として有効なものといえる。
係合機構Cのさらに他の変形例としては、図12に模式的に示すようなものも考えられる。すなわち、この係合機構Cは、背インナーシェル81側に設けられ放射状に配された複数の案内溝C17を有してなる受け部C1と、背アウターシェル7側に設けられ案内溝C17に案内される軸部C21の先端に抜け止め鍔部C22を有してなる突起C2とを具備してなる。具体的には、前記受け部C1は、背インナーシェル81に直接穿設された案内溝C17である。前記突起C2は、前記案内溝C17の幅よりも若干小径な軸部C21と、この軸部C21の先端に設けられ前記案内溝の幅よりも大きな抜け止め鍔部C22とを具備してなる。
このような係合機構Cを、本実施形態で説明した椅子に適用すれば、背インナーシェル81に背アウターシェル7に取り付けた後に、前記軸部C21を案内溝C17に沿って移動させることができるため、背インナーシェル81が背アウターシェル7に対して面方向の相対移動を許容される。さらに、案内溝C17の幅寸法よりも抜け止め鍔部C22の径を大きくしているので、背インナーシェル81が背アウターシェル7から前面側に浮き上がることを防止できる。
以上、本実施形態について詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他各部の具体的構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
7…背アウターシェル
81…背インナーシェル
82…ヘッドレスト
C…係合機構
C1…受け部
C11…片持弾性片
C111…自由端縁
C12…係合孔
C13…傾斜案内面
C14…係止段部
C15…弾性爪
C17…案内溝
C2…突起
C21…軸部
C22…抜け止め鍔部

Claims (6)

  1. 背アウターシェルと、この背アウターシェルに上部及び下部を取り付けて該背アウターシェルの内面に添設される背インナーシェルとを備えてなる椅子であって、この背インナーシェルの上係合部と下係合部との左右両側縁より内側に離間した中間に位置する部位を前記背アウターシェルに、面方向の相対移動を許容しつつ厚み方向の相対離間を制限する浮き上がり制限用の係合機構を介して支持させており、
    前記係合機構が、前記背インナーシェルに移動不能に取り付けられたヘッドレストの一部に設けられる受け部と、前記背アウターシェル側に設けられ前記受け部内を移動可能な突起とを備えていることを特徴とする椅子。
  2. 前記背インナーシェルの上部と該背インナーシェルの最も前方に突出している突出頂部との中間に位置する部位を、前記係合機構を介して前記背アウターシェルに支持させている請求項1記載の椅子。
  3. 前記係合機構が、前記ヘッドレストの一部に設けられ厚み方向に弾性変形可能な複数枚の片持弾性片を截頭錐形状に配列させてなる受け部と、背アウターシェル側に設けられ前記片持弾性片の自由端縁により形成される係合孔に前記片持弾性片の弾性変形を利用して係わり合う突起とを具備してなる請求項1または2記載の椅子。
  4. 前記係合機構が、前記ヘッドレストの一部に設けられ傾斜案内面及びこの傾斜案内面に連続する係止段部を有した複数の弾性爪をそれら傾斜案内面及び係止段部を内側に向けて筒状に配列させてなる受け部と、背アウターシェル側に設けられ前記弾性爪の係止段部に前記弾性爪の弾性変形を利用して係わり合う突起とを具備してなる請求項1または2記載の椅子。
  5. 前記係合機構が、前記ヘッドレストの一部に設けられ放射状に配された複数の案内溝を有してなる受け部と、背アウターシェル側に設けられ案内溝に案内される軸部の先端に抜け止め鍔部を有してなる突起とを具備してなる請求項1または2記載の椅子。
  6. 前記背インナーシェルの前面にヘッドレストが重なり、前記背アウターシェルとヘッドレストで前記背インナーシェルを挟み込み、背インナーシェルの透し孔を通して背アウターシェルとヘッドレストを係合させることで、背インナーシェルの浮き上がりを防止する請求項1、2、3、4または5記載の椅子。
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