JPH0677133U - キースイッチ装置 - Google Patents

キースイッチ装置

Info

Publication number
JPH0677133U
JPH0677133U JP1668093U JP1668093U JPH0677133U JP H0677133 U JPH0677133 U JP H0677133U JP 1668093 U JP1668093 U JP 1668093U JP 1668093 U JP1668093 U JP 1668093U JP H0677133 U JPH0677133 U JP H0677133U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
key
substrate
key top
switch device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1668093U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2589927Y2 (ja
Inventor
光政 加古
勲 望月
猛行 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP1668093U priority Critical patent/JP2589927Y2/ja
Priority to US08/172,199 priority patent/US5504283A/en
Priority to DE1994604060 priority patent/DE69404060T2/de
Priority to EP19940301609 priority patent/EP0619588B1/en
Publication of JPH0677133U publication Critical patent/JPH0677133U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2589927Y2 publication Critical patent/JP2589927Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/02Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch
    • H01H3/12Push-buttons
    • H01H3/122Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor
    • H01H3/125Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor using a scissor mechanism as stabiliser
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/05Insulated conductive substrates, e.g. insulated metal substrate

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気的回路パターンとアクチュエータ構
成の取付部を一体化することにより、薄型化及び構成部
品点数の削減を図ることが出来る。 【構成】 塑性加工可能な基材1の導体パターン面
を絶縁レジストで絶縁し、その上にスイッチング回路パ
ターンを導電性インクを用いて印刷し、コネクタ及び固
定接点パターン2にカーボン導体インクを印刷し、それ
以外の部分にはマスク絶縁印刷を施す。以上の加工がな
された基材1上に案内支持部材6を取り付けるための取
付部1a、1cを裏面からのプレス抜きにより一体加工
された基板1を有するキースイッチ装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、キースイッチ装置に関し、特に、ノート型ワードプロセッサ、ノー ト型パーソナルコンピュータ等に付設される薄型のキーボードに使用して好適な キースイッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、キースイッチ装置は一般に、特願平3−330160号に添付された明 細書および図面に記載のように、絶縁フィルムの回路基板をホルダ部材とスイッ チ支持板とで挟み込む構成を有している。
【0003】 フィルム回路基板上には、2種類のスイッチング回路及び各々の回路から延ば した固定接点がクシ歯状に組合わさった固定接点パターンが印刷されており、前 記固定接点パターンに対応する位置には逆カップ状に形成されたラバースプリン グが配置されている。ラバースプリングは内部に可動接点を設けており、ラバー スプリングを押下することでスイッチング動作が行なわれる。
【0004】 また、ラバースプリングに対応して、アクチュエータがホルダ部材に設置され 、そのアクチュエータの上端にはキートップが載置されている。オペレータがキ ートップを押下すると、それを受けてアクチュエータがそのキートップを対応す るラバースプリングの上部に案内し、ラバースプリングを押下する。押下量が一 定量を越すとラバースプリング内部の可動接点が固定接点パターンに接触し、固 定接点間を短絡することで、スイッチングが行なわれる。
【0005】 スイッチ支持板はキーボード装置の下部のカバーに相当し、キーボード装置の 剛性を高め、キー入力の確実性を高めている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、近年ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ等における小 型、薄型、軽量、低価格化に伴い、これらに付設されるキーボードも同様に小型 化、薄型化等が指向されてきている。
【0007】 一方、キーの可動部分は人間工学的に操作性に優れる(一般に人の押し下げ承 識量は3〜4ミリ必要とされる)ことが要求されている。従って、この押し下げ ストロークを確保しつつ、上記の要求に応じなければならない。
【0008】 しかし、キーアクチュエータ周辺の部品及びホルダ部材は主に樹脂材料を用い て製作されているものが多く、主にその加工方法は射出成形によって形作られる 。従って、各部材の最小肉厚は最低でも1.5ミリは必要とされる。このことは 積層される部品点数が多くなればなる程薄形化は困難になることを意味し、重量 も当然重くなる。
【0009】 また、従来のキースイッチ装置では、ホルダ部材、フィルム回路基板、スイッ チ支持板の3層の構造を有している。そして、この3つの層が整然と隙間なく合 わせられていないと、キー操作の応答の確実性に欠けるものとなる。そのために 、キー毎もしくは一定間隔毎に3つの層の浮きを抑える加工を施してあるものが 存在するが、その加工にはかなりの手間が架かる。
【0010】 本考案は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、基板と電気 回路パターンと案内支持部材を取り付ける取付部とを一体化することにより、単 純な構成を有し、キーボードの小型化、薄型化に対応し、かつ充分なキーストロ ークを確保でき、キー入力の操作性が良好であるとともに確実なキー入力を可能 とするキースイッチ装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成する為に本考案のキースイッチ装置は、塑性変形が可能な金属 製の素材から形成された基板と、その基板の絶縁加工された表面上に印刷加工さ れた回路パターンと、その回路パターン中において形成された少なくとも一対の 固定接点を有し前記基板の表面上に印刷形成された固定接点パターンと、その固 定接点パターンに対応して設けられたキートップと、そのキートップの下部に連 結されると共にキートップを上下方向に案内支持する案内支持部材と、そのキー トップの上下動に伴って前記固定接点間のスイッチング動作を行なう可動接点と を備え、前記案内支持部材を係止する取付部を前記基板に一体形成している。
【0012】 尚、前記キートップは、前記基板に設けられた取付部に対応して、その裏面か ら垂設された係止部を有し、前記案内支持部材は2つのリンク部材から構成され 、その2つのリンク部材は軸支部にて交差状に軸支して相互に回動可能であり、 各々のリンク部材の両端には係止ピンが形成されており、その各係止ピンは前記 取付部及び係止部に可動状態で係止され、前記軸支部の軸心を通る鉛直線を基準 として、一方の側に存在する前記各取付部及び係止部は、前記各リンク部材の各 係止ピンを回動可能に係止する回動孔を有するとともに、他方の側に存在する前 記各取付部及び係止部は、前記各リンク部材の各係止ピンを摺動可能に係止する 摺動溝を有していてもよい。
【0013】 尚、前記取付部を前記基板の裏面からプレス抜きにより加工され、前記案内支 持部材の係止ピンの軸が当接する基板表面上の所定の部位に突起面を備えていて もよい。
【0014】
【作用】
上記の構成を有する本考案のキースイッチ装置は、キートップが押下されると 、その下部に連結された案内支持部材はキートップを下方へ案内する。更に、キ ートップが押下されると、案内支持部材を介して可動接点が押下されて、この可 動接点と基板上に印刷された固定接点パターンとが接触させられる。これにより スイッチング動作が行われる。
【0015】
【実施例】 以下、本考案を具体化した実施例に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する 。
【0016】 図1、図2は本実施例のキースイッチ装置の基板1を示している。基板1は鉄 もしくはアルミニウム等の塑性変形可能な金属で形成されており、その表面は絶 縁加工としてレジスト印刷が施してある。その絶縁加工された表面には、スイッ チング用の第1の電気回路パターンが銀等の電導性の塗料で印刷され、第2の電 気回路パターンと第1の回路パターンの交差部に当たる部位に絶縁印刷を行なっ た後に、第2回路パターンが同様に電導性の塗料で印刷されている。そして、一 定間隔毎に、2つの回路から各々延ばした鍵の手状の固定接点が組合わさって、 固定接点パターン2を形成している。
【0017】 尚、固定接点パターン2及びコネクタ(図示せず)に当たる部分にはカーボン 塗装を、その他の回路面にはレジスト印刷を行なって、印刷した回路線の酸化に よる劣化を防いでいる。また、塑性加工時における回路面の保護のために、その 上に保護フィルムを貼りつけたものもある。
【0018】 また、固定接点パターン2の周囲には、案内支持部材取付部1a、1cがプレ ス加工により基板1と一体形成されている。取付部1a、1cは固定接点パター ン2を取り囲むように、その上下左右の四点で矩形状に並ぶように形成される。 取付部1aは後に述べる案内支持部材6の2つの係止軸8aを回動係止し、取付 部1cは係止ピン7aを水平方向に摺動係止する様な構造を有している。
【0019】 即ち、取付部1aは、基板1から凸状に一体に形成されるとともに係止軸8a が回動するに充分な係止孔を持つように円弧状に加工される。また、摺動係止す る取付部1cは基板1から凸状に一体に形成されるとともに、長孔状の係止溝を 持つように水平方向からみてコ字状に加工されている。
【0020】 そして一般に、固定接点パターン2は縦横に規則的に多数配列させられ、2種 類の取付部1a、1cも各々が同じ列に並ぶように形成される。
【0021】 ところで、本考案を具体化したキースイッチ装置の基板1上の取付部1a、1 cの形成は以下のように行なわれる。まず、基板1上の所定の部位に、コ字状の ブランク1bを抜くことでヒンジ部(取付部1a叉は1cに当たる部分)を切り 取って(この加工を以下ブランク加工と呼ぶ)、その後、そのヒンジ部をプレス 曲げ加工してやることで取付部1a、1cは形成される。しかしながら、金属板 のブランク加工は一般にコストの見地からプレス加工が多く採用される。プレス 加工によるブランク加工は抜き型であるパンチによってダイを介してせん断破断 する加工であるため、加圧する側の面から見て、上面はダレ、裏面はバリ11が 発生する。このバリ11が係止ピンのなめらかな動きに対して害となる。裏面か らブランク加工をした場合には、係止軸8a及び係止ピン7aの動きを妨げるバ リ11は基板1のおもて面のブランク部1bの境界線上に生じる。
【0022】 その害を防ぐために、図8に示すような、取付部の付近で係止軸8a及び係止 ピン7aが触れる回路基板1上の所定の部位の一部に、厚膜3の印刷を施す。厚 膜3が存在することで、図9に示すように係止軸8aや係止ピン7aがその厚膜 3にのっかり、その分だけ基板1表面から案内支持部材6が浮かぶことになる。 厚膜3の厚みはバリ11の高さに対して充分厚くしてあるから、バリ11に引っ かかることなく係止軸8a及び係止ピン7aはスムーズに動くことができる。
【0023】 尚、厚膜3の印刷以外に基板1の裏面から軽いプレス加工を行なうことで、取 付部の付近に突起面を形成するものによっても、厚膜3と同様な効果を奏するこ とは勿論である。
【0024】 図3及び図4に本実施例のキースイッチ装置の構成を示す。上述の基板1上の 固定接点パターン2に対応する位置にはスイッチング部材として逆カップ状のラ バースプリング4が載置されている。このラバースプリング4は内部に公知の可 動接点を有しており、また、その上面の中央部には後述する案内支持部材6の軸 支部Aの押下軸82が対向配置される。
【0025】 これより、キートップ5の押下に伴って軸支部Aが下方に移動すると、押下軸 82はラバースプリング4を押下しその押下量が一定の限度を超えるとラバース プリング4が挫屈し、ラバースプリング4内の可動接点により固定接点パターン 2が短絡されるものである。
【0026】 図4はキースイッチ装置の分解斜視図であり同図において、キートップ5はA BS樹脂等の合成樹脂から成型されており、その上面にはアルファベット等の文 字が印刷等により形成されている。また、キートップ5の裏面からは、基板1上 の取付部1a、1cに対応して、回動係止部5a、及び摺動係止部5bが下方に 向けてキートップ本体5と一体に設けられている。
【0027】 回動係止部5aには、後述する2つのリンク部材7、8のうちの一方のリンク 部材7の一端に形成された係止軸7bを回動可能に係止する係止孔が穿設されて おり、また、摺動係止部5bには、他方のリンク部材8の一端に形成された係止 ピン8bを水平方向に摺動可能に係止する係止溝が形成されている。
【0028】 キートップ5の下方には、キートップ5の上下動を案内支持する案内支持部材 6が配設されており、かかる案内支持部材6は2つのリンク部材7、8から構成 される。
【0029】 一方のリンク部材7は図5に示すように平面視コ字状に形成され、また、一対 の板状体71を有し各板状体71の一端間には係止軸7bが一体に形成されると ともに、各板状体71の各々の他端には係止ピン7aが形成されてなるものであ る。また、各板状体71の内側において相互に対抗する中央部位置には、それぞ れ軸体7cが形成されており、軸体7cは後述のリンク部材8の各板状体81に 形成された各軸孔8cに回動可能に軸支される。
【0030】 更に、他方のリンク部材8は図6に示すように、一対の板状体81を有し各板 状体81の一端間には係止軸8aが一体に形成されるとともに、各板状体81の 各々の他端には係止ピン8bが形成されてなるものである。また、各板状体81 の内側における中央部位置の間には、前述のラバースプリング4の上面に載置さ れるとともに、キートップ5の押下時に各リンク部材7、8の相互の回動に伴っ てラバースプリング4を下方に押下する押下軸82が設けられている。これによ り、キートップ5の押下に伴って押下軸82がラバースプリング4を押下してス イッチング動作を行なうものである。
【0031】 また、各板状体81の外側において相互に対向する中央部位置には、それぞれ 軸孔8cが設けられており、各軸孔8cには前記リンク部材7の各板状体71に 形成された各軸体7cが回動可能に軸支される。これにより、両リンク部材7、 8は各軸体7cおよび軸孔8cを介して相互に交差して回動可能となるものであ る。そして、これにより軸体7c、軸孔8c、押下軸82で軸支部Aを形成して いる。
【0032】 なお、リンク部材7の係止ピン7aと係止軸7bは軸体7cを中心として一直 線上に並び、且つ軸体7cからの距離が等しくなるように構成される。またリン ク部材8の係止ピン8bと係止軸8aは軸孔8cを中心として一直線上に並び、 且つ軸孔8cからの距離が等しくなるように構成される。
【0033】 また、図4に示すように案内支持部材6は、リンク部材7の係止軸7bにより 前記したキートップ5の回動係止部5aに穿設された係止孔に回動可能に係止さ れるものである。更に、係止ピン7aは前述した基板1に形成された摺動係止す る取付部1cに係止される。また、リンク部材8の係止軸8aは前述した基板1 に形成された回動係止する取付部1aに回動可能に係止される。更に、係止ピン 8bは前記したキートップ5の摺動係止部5bに形成された係止溝に摺動可能に 係止されるものである。
【0034】 さらに、図3に示すように、両リンク部材7、8は各々の板状体71、81の 先端部の厚さを小さくしてある。このためキートップ5が押下された場合にも、 両リンク部材7、8の板状体71、81の各端部はキートップ5の押下の途中で 互いに接触することがない。よって、キートップ5はその押下動作を途中で妨げ られることがなく、キーストロークを十分に確保できるように構成される。
【0035】 続いて、前記の構成を有するキースイッチ装置の動作について説明する。図7 はキースイッチ装置の断面図である。その図において、キートップ5を下方に押 下すると、キートップ5が下方へ移動するに伴ってリンク部材7の係止軸7bは 回動係止部5aの係止孔内で反時計方向に回動するとともに、リンク部材8の係 止ピン8bは摺動係止部5bの係止溝内で水平方向(図7中右方向)に摺動する 。これと同時に、リンク部材8の係止軸8aは回路基板1における回動係止する 取付部1aの係止孔内で時計方向に回動するとともに、リンク部材7の係止ピン 7aは摺動係止する取付部1cの係止溝内で水平方向(図7中右方向)に摺動す る。
【0036】 この結果、リンク部材7及び8を相互に軸支する軸支部Aは下方に移動すると ともにラバースプリング4を徐々に押下していき、その押下量が一定の限度を超 えた時点でラバースプリング4は挫屈される。これにより、ラバースプリング4 内の可動接点が回路基板1上の固定接点パターン2を短絡し所定のスイッチング 動作が行われる。
【0037】 キートップ5の押下を解除すると、両リンク部材7、8の軸支部Aはラバース プリング4の弾性復元力により上方に押し上げられる。これに伴って前記係止軸 7b、8a、及び前記係止ピン7a、8bは前記したのと逆の動作を行い、この 結果、キートップ5は元の位置に復帰される。
【0038】 ここに、係止軸7b、8aは水平方向には移動されることなくそれぞれ係止孔 内で回動するのみであるので、キートップ5は水平方向に移動されることがない 。そのため隣合ったキーとぶつかり合うことはなく、キートップ5のキー面の水 平状態を保持したまま上下動されるものである。
【0039】 前記ラバースプリング4は前述のように側面視略台形であり、その上底長さと 下底の長さ及び高さに起因する側面の角度は、その所望キータッチに応じて決ま る。そしてさらにこの台形部の高さ即ちラバースプリング4の高さは、キースト ロークに応じて決定され、高いほうが好まれる。しかし装置全体の厚さを鑑みれ ば、このラバースプリング4はそれほど大きくすることができないことは自明で ある。
【0040】 また、前述のように両リンク部材7、8の各板状体71、81の先端側の厚さ を側面視において小さくしているため、キーストローク動作をその途中で妨げる ことなく、十分なストロークを確保できる。
【0041】 以上のことから本考案のキースイッチ装置は、回路基板、ホルダ部材、スイッ チ支持板を一つの構成にすることで、キーボードの薄型化に対応してキーストロ ークを大きくすることができ、よってキー操作性が良好でキー入力を確実に行い 得るとともに、部品点数の低減、組立性の容易化、装置の軽量化への高い効果を 示すキースイッチ装置を提供することができる。
【0042】 叉、一般に携帯型コンピュータのロジックボード、記憶装置、電源はキーボー ド下に配置されることが多く、これらにより発生する熱の対策が問題とされる。 本考案のキースイッチ装置は基板に多数設けられている穴(ブランク部1b)が 冷却用穴として機能するため、効果的に放熱を行なうことができる。この点にお いても本考案は理想的な構造を有している。
【0043】 上記の効果に加えて、特に、本実施例に係るキースイッチ装置では、キーステ ムをキーホルダ部により案内する構成は全く不要とすることができるので、従来 のキースイッチ装置のようにキーの押下時にキーステムとキーホルダ部間で摺動 ノイズが全く生じることはないとともに、キーの操作面積を小さくしてキーの中 央部を押下させるようにする必要性は全くなくなるものである。
【0044】 また、本実施例に係るキースイッチ装置では、回動係止部5aの係止孔及び回 動係止する取付部1aの係止孔に係止される各係止軸7b、8aはキートップ5 の押下時にも、水平方向に移動することなく係止孔内で回動するのみであるので 、キートップ5が水平方向に移動されることはない。従って、隣接するキーとキ ーとで衝突することなく、この点からもキー操作性が良好でキー入力を確実に行 い得るキースイッチ装置を提供することができるものである。
【0045】 尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく本考案の要旨を逸脱しない 範囲で種々の変形、改良が可能である。例えば、本実施例におけるリンク部材7 、8はパンタグラフ状に組み合わせた同種の部材であってもよい。
【0046】 さらに、本実施例では、リンク部材7、8の軸支部によりラバースプリング4 を押下するが、リンク部材7、8またはキートップ5に設けられた別部材により ラバースプリング4を押下するものであってもよい。
【0047】
【考案の効果】
以上説明した通り本考案は、基板と電気回路パターンと案内支持部材を取り付 ける取付部とを一体化することにより、部品点数を低減させることができる。そ れに同時に、単純な構成を有し、キーボードの小型化、薄型化に対応し、かつ充 分なキーストロークを確保でき、キー入力の操作性が良好であるとともに確実な キー入力を可能とするキースイッチ装置を提供することが可能となる。
【0048】 また、基板には取付部を形成した際の抜き穴が生じているが、この抜き穴が冷 却用穴として機能し、これにより放熱に優れた効果を呈す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のキースイッチ装置の基板の上面図で
ある。
【図2】図1の基板の側断面図である。
【図3】本実施例の基板及び構成部品の斜視図である。
【図4】本実施例のキースイッチ装置の分解斜視図であ
る。
【図5】本実施例のリンク部材の平面図である。
【図6】本実施例のもう一方のリンク部材の平面図であ
る。
【図7】本実施例のキースイッチ装置の断面図である。
【図8】本実施例のキースイッチ装置の厚膜印刷の形状
の例を示した図である。
【図9】本実施例のキースイッチ装置の取付部1c付近
の拡大図である。
【符号の説明】
1 基板 1a 回動係止する取付部 1c 摺動係止する取付部 2 固定接点パターン 3 厚膜 4 ラバースプリング 5 キートップ 6 案内支持部材 7 リンク部材 8 リンク部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塑性変形が可能な金属製の素材から形成
    された基板と、 その基板の絶縁加工された表面上に印刷加工された回路
    パターンと、 その回路パターン中において形成された少なくとも一対
    の固定接点を有し前記基板の表面上に印刷形成された固
    定接点パターンと、 その固定接点パターンに対応して設けられたキートップ
    と、 そのキートップの下部に連結されると共にキートップを
    上下方向に案内支持する案内支持部材と、 そのキートップの上下動に伴って前記固定接点間のスイ
    ッチング動作を行なう可動接点とを備え、 前記案内支持部材を係止する取付部を前記基板に一体形
    成したことを特徴とするキースイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記キートップは、前記基板に設けられ
    た取付部に対応して、その裏面から垂設された係止部を
    有し、 前記案内支持部材は2つのリンク部材から構成され、そ
    の2つのリンク部材は軸支部にて交差状に軸支して相互
    に回動可能であり、各々のリンク部材の両端には係止ピ
    ンが形成されており、その各係止ピンは前記取付部及び
    係止部に可動状態で係止され、 前記軸支部の軸心を通る鉛直線を基準として、一方の側
    に存在する前記各取付部及び係止部は、前記各リンク部
    材の各係止ピンを回動可能に係止する回動孔を有すると
    ともに、 他方の側に存在する前記各取付部及び係止部は、前記各
    リンク部材の各係止ピンを摺動可能に係止する摺動溝を
    有することを特徴とする請求項1に記載のキースイッチ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記取付部を前記基板の裏面からプレス
    抜きにより加工され、前記案内支持部材の係止ピンの軸
    が当接する基板表面上の所定の部位に突起面を備えたこ
    とを特徴とする請求項1及び2に記載のキースイッチ装
    置。
JP1668093U 1992-10-28 1993-04-05 キースイッチ装置 Expired - Lifetime JP2589927Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1668093U JP2589927Y2 (ja) 1993-04-05 1993-04-05 キースイッチ装置
US08/172,199 US5504283A (en) 1992-10-28 1993-12-23 Key switch device
DE1994604060 DE69404060T2 (de) 1993-04-05 1994-03-08 Tastschalter
EP19940301609 EP0619588B1 (en) 1993-04-05 1994-03-08 Key switch device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1668093U JP2589927Y2 (ja) 1993-04-05 1993-04-05 キースイッチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0677133U true JPH0677133U (ja) 1994-10-28
JP2589927Y2 JP2589927Y2 (ja) 1999-02-03

Family

ID=11923035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1668093U Expired - Lifetime JP2589927Y2 (ja) 1992-10-28 1993-04-05 キースイッチ装置

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0619588B1 (ja)
JP (1) JP2589927Y2 (ja)
DE (1) DE69404060T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6753793B1 (en) 1999-02-10 2004-06-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Key switch device, keyboard and electronic apparatus with key switch

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5772008A (en) * 1996-07-08 1998-06-30 Behavior Tech Computer Corporation Keyboard switch actuator assembly including keycap and scissors type linkage
JP3794843B2 (ja) * 1998-11-26 2006-07-12 アルプス電気株式会社 キーボード装置
EP1100098A3 (en) * 1999-11-11 2003-09-03 Alps Electric Co., Ltd. Keyswitch with easily attachable key top
EP1180775B1 (en) 2000-08-07 2003-12-17 Alps Electric Co., Ltd. Keyswitch having a keytop which is movable upward and downward and method of assembling same
CN101673634B (zh) * 2008-09-12 2012-07-04 群光电子股份有限公司 键盘的剪刀结构、组合装置及方法
CN101465226B (zh) * 2009-01-06 2011-06-15 苏州达方电子有限公司 支撑构件、按键以及键盘
TWI409843B (zh) * 2011-01-28 2013-09-21 Primax Electronics Ltd 鍵盤裝置之按鍵結構
CN104952644B (zh) * 2015-06-15 2017-09-26 深圳市汇创达科技股份有限公司 一种键盘
CN104979121B (zh) * 2015-06-24 2017-12-05 惠州Tcl移动通信有限公司 按压式开关装置及其安装方法与智能终端

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE8708373U1 (de) * 1987-06-13 1987-08-13 Preh, Elektrofeinmechanische Werke Jakob Preh Nachf. Gmbh & Co, 8740 Bad Neustadt Drucktasteneinrichtung
DE3824980A1 (de) * 1988-07-22 1990-01-25 Cherry Mikroschalter Gmbh Stuetzmechanik fuer mehrfachtastenkoepfe
DE3942597C2 (de) * 1989-12-22 1993-10-28 Triumph Adler Ag Tastatur für Schreibmaschinen, Drucker o. dgl.
DE4039379C1 (ja) * 1990-12-10 1992-04-30 Siemens Nixdorf Informationssysteme Ag, 4790 Paderborn, De
US5280147A (en) * 1991-11-19 1994-01-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Keyswitch assembly with a key support limiting transverse, longitudinal and rotational movement of the key
US5278371A (en) * 1992-02-14 1994-01-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Keyswitch assembly with support mechanism coupled to support plate beneath printed circuit board
JP2924427B2 (ja) * 1992-02-14 1999-07-26 ブラザー工業株式会社 キースイッチ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6753793B1 (en) 1999-02-10 2004-06-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Key switch device, keyboard and electronic apparatus with key switch

Also Published As

Publication number Publication date
DE69404060T2 (de) 1998-01-08
JP2589927Y2 (ja) 1999-02-03
EP0619588B1 (en) 1997-07-09
EP0619588A1 (en) 1994-10-12
DE69404060D1 (de) 1997-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5504283A (en) Key switch device
JP2006049274A (ja) キースイッチ装置、キーボード及びキースイッチ組立治具
JPH05290673A (ja) キースイッチ装置
JPH0677133U (ja) キースイッチ装置
JP3250732B2 (ja) キースイッチ装置
JP3392809B2 (ja) キースイッチ装置
JP3280363B2 (ja) キースイッチ装置
JPH11121U (ja) キースイッチ装置
JP3318319B2 (ja) キースイッチ装置
JP3280364B2 (ja) キースイッチ装置
JP3318317B2 (ja) キースイッチ装置
JP3280365B2 (ja) キースイッチ装置
JP2002373545A (ja) キースイッチ装置
JP3280340B2 (ja) キースイッチ取付構造体及びその製造方法
JP3201196B2 (ja) キースイッチ取付構造体及びその製造方法
JP3392830B2 (ja) キースイッチ装置
JP3299251B2 (ja) キースイッチ装置
JP3392843B2 (ja) キースイッチ装置
JP3299535B2 (ja) キースイッチ装置
JP2877229B2 (ja) キースイッチ装置
JP3201384B2 (ja) キースイッチ装置
JP2001160331A (ja) キースイッチ装置及びその製造方法
JP2548212Y2 (ja) 薄形キーボード装置
JP2004139994A (ja) キースイッチ装置
JP2004039653A (ja) キースイッチ装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071127

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081127

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081127