JP3392843B2 - キースイッチ装置 - Google Patents

キースイッチ装置

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JP3392843B2
JP3392843B2 JP2001398714A JP2001398714A JP3392843B2 JP 3392843 B2 JP3392843 B2 JP 3392843B2 JP 2001398714 A JP2001398714 A JP 2001398714A JP 2001398714 A JP2001398714 A JP 2001398714A JP 3392843 B2 JP3392843 B2 JP 3392843B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はキースイッチ装置に関
し、特に、部品点数を少なくして構造が簡単で、且つ、
コストを低く抑えることが可能なキースイッチ装置であ
り、ノート型ワードプロセッサ、ノート型パーソナルコ
ンピュータ等に付設される薄型のキーボードに使用する
好適なキースイッチ装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、この種のキースイッチ装置は
各種のものが提案されているが、本出願人は、特願平3
−330160号に添付した明細書及び図面において、
キートップの下面及びホルダプレートの双方にそれぞれ
対応する2つの係止部を設けるとともに、両端に一対の
係止ピンを形成したリンク部材を相互に交叉状に軸支し
てなる案内支持部材をキートップとホルダプレートとの
間に配設し、各係止ピンをキートップ及びホルダプレー
トのそれぞれに設けられた係止部に係止してなるキース
イッチ装置を提案した。 【0003】そして、このキースイッチ装置では、これ
を構成する各キートップ、案内支持部材、ホルダプレー
ト、ラバースプリング、及び回路基板が、支持板上に支
持されることによりキースイッチ装置が達成されてい
る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
願平3−330160号に添付した明細書及び図面に記
載されたキースイッチ装置では、案内支持部材のリンク
部材に形成された係止ピンをキートップの係止部とホル
ダプレートの係止部との間でそれぞれ係止することによ
り構成されているので、ホルダプレートが必須のものと
されていた。 【0005】かかるホルダプレートは、その加工上、比
較的コストがかかるものであり、また、ホルダプレート
が存在する分だけキースイッチ装置全体の厚みの増加と
ともに重量増加を招いていた。 【0006】本発明は前記問題点を改良するためになさ
れたものであり、従来必要とされていたホルダプレート
を不要として、構造の簡素化、薄型化及びコストの低廉
化を図ることができるキースイッチ装置を提供すること
を目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のキースイッチ装置は、キートップと、キー
トップの下方に配設され、両端部にそれぞれ係止部材を
有し、キートップを上下方向に案内支持する第1リンク
部材及び第2リンク部材と、キートップの上下動に伴っ
てスイッチング動作を行うフレキシブル基板と、そのフ
レキシブル基板の下方に配置され、複数の係止部が形成
された金属薄板とを備え、フレキシブル基板には、金属
薄板に形成された複数の係止部を挿通する挿通孔が形成
され、両リンク部材の両端部に形成された係止部材のう
ち、上方側に位置する係止部材がキートップの下面に係
止されるとともに、下方側に位置する係止部材が金属薄
板の複数の係止部に係止されているものである。 【0008】 【作用】前記構成を有する本発明のキースイッチ装置
おいては、フレキシブル基板には、金属薄板に形成され
た複数の係止部を挿通する挿通孔が形成され、両リンク
部材の両端部に形成された係止部材のうち、上方側に位
置する係止部材がキートップの下面に係止されるととも
に、下方側に位置する係止部材が金属薄板の複数の係止
部に係止されている。 【0009】また、キートップが押下されると、キート
ップは、第1リンク部材及び第2リンク部材により下方
に案内され、スイッチング動作が行われる。一方、キー
トップの押下を解除すれば、第1リンク部材及び第2リ
ンク部材はキートップとともに元の位置に復帰される。 【0010】 【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例に基づい
て図1及び図2を参照しつつ詳細に説明する。図1はキ
ートップを若干押下し始めた状態を示すキースイッチ装
置の側断面図であり、図2はキースイッチ装置の分解説
明図である。 【0011】これらの図において、キートップ1はAB
S樹脂等の合成樹脂から成型されており、その上面には
アルファベット等の文字が印刷等により形成されてい
る。また、キートップ1の裏面からは、複数の係止部
2、3を下方に向けて垂設(形成)してなる保持部材B
がキートップ1本体と一体に設けられている。尚、図1
及び図2では、側面視で2つの係止部2、3が表されて
いるが、係止部2、3はそれぞれ2つずつ設けられてい
る。 【0012】係止部2には、後述する2つのリンク部材
7、8のうちの一方のリンク部材7の一端に形成された
係止ピン13、14を水平方向に摺動するとともに端部
壁4Aに当接係止可能な係止溝4が設けられており、ま
た、係止部3には、他方のリンク部材8の一端に形成さ
れた係止ピン23、24を水平方向に摺動するとともに
端部壁5Aに当接係止可能な係止溝5が形成されてい
る。 【0013】キートップ1の下方には、キートップ1の
上下動を案内支持する案内支持部材6が配設されてお
り、かかる案内支持部材6はリンク部材7、8から構成
される。 【0014】一方のリンク部材7は、図3に示すよう
に、基部9の両端に2つの基端部10、11を一体に形
成してなるものである。基部9の中央部の一側面からは
軸12が延設されており、かかる軸12は後述する他方
のリンク部材8に形成された軸孔20に軸支される。 【0015】なお、リンク部材7の係止ピン13、14
と係止ピン15、16は軸12を中心として一直線上に
並び、且つ、軸12からの距離が等しくなるように構成
される。また、リンク部材8の係止ピン21、22と係
止ピン23、24は軸孔20を中心として一直線上に並
び、且つ、軸孔20からの距離が等しくなるように構成
される。 【0016】そして、これら両リンク部材7、8は、軸
12と軸孔20を回動可能に連結した状態において、基
端部11、18の位置で上側に凸となるように屈曲して
いる。そのため、図1に示されるように、軸支部Aの下
側において大きな空間を有するように構成されることに
なり、後述する側面視略台形のラバースプリング31を
効率よく軸支部Aの下側に収納できるものである。 【0017】また、基端部10の両端延部10Aの側面
からは、係止ピン13、14が延設されており、この係
止ピン13、14は前記したキートップ1の係止部2に
設けられた係止溝4に係止されるものである。更に、基
端部11は平面視でコ字状に形成されており、コ字状の
両端延部11Aの側面からは前記と同様の係止ピン1
5、16が延設されている。かかる係止ピン15、16
は後述する支持プレート25に形成された係止部26に
係止される。 【0018】更に、リンク部材8は、図4に示すよう
に、基部17の両端に2つの基端部18、19を一体に
形成してなるものである。基部17の中央部には軸孔2
0が穿設され、この軸孔20には前記のようにリンク部
材7の基部9に設けられた軸12が挿通される。また、
基端部18は平面視コ字状に形成されており、コ字状の
両端延部18Aからは係止ピン21、22が延設されて
いる。この係止ピン21、22は後述する支持プレート
25に形成された係止部27に係止される。 【0019】また、基端部19の両端延部19Aから前
記と同様の係止ピン23、24が延設されており、かか
る係止ピン23、24はキートップ1の係止部3に形成
された係止溝5に摺動可能に係止されるものである。 【0020】前記したように、案内支持部材6は、一方
のリンク部材7の基部9に形成された軸12を他方のリ
ンク部材8の基部17に穿設した軸孔20に挿通して構
成されるものであり、両リンク部材7、8は軸12と軸
孔17とよりなる軸支部Aを介して相互に回動可能とな
る。かかる軸支部Aは後述するようにラバースプリング
31の頂部のほぼ中央位置に対向配置されている。 【0021】キートップ1にリンク部材7、8を取り付
けた状態にあっては、係止ピン13、14、23、24
の先端が端部壁4A、5Aに当接状態にあるため、相互
の図1の紙面に対して垂直方向のガタが防止される。 【0022】次に、案内支持部材6の下方には鉄板等の
金属薄板よりなる支持プレート25が配設されており、
かかる支持プレート25上にはリンク部材7の基端部1
1に延設された係止ピン15、16及びリンク部材8の
基端部18に延設された係止ピン21、22をそれぞれ
係止するための係止部26、27が設けられている。 【0023】係止部26は、図5に示すように、キース
イッチが配置される支持プレート25上で各キースイッ
チの周囲の四隅において、長方形状の一辺を支持プレー
ト25に連続させたまま三辺を打ち抜くとともに、所定
形状に切り起こすことにより形成される係止片35(図
1及び図2参照)よりなるものである。 【0024】かかる係止片35は、係止ピン15、16
を水平方向に摺動案内する水平部35Aとその水平部3
5Aの外側端部から垂下された垂下部35Bとを有し、
これらの水平部35Aと垂下部35Bとにより長孔状の
係止溝28が形成される。かかる係止溝28には前記リ
ンク部材7の係止ピン15、16が水平方向に摺動可能
に係止されている。 【0025】ここに、係止溝28の両端には、第1端縁
部28A(図1における左方側)と第2端縁部28B
(図1における右方側)との2つの端縁部が形成されて
いる。これらの各端縁部28A、28Bの内、第1端縁
部28Aは、後述するようにキートップ1の非押下状態
でリンク部材7における係止ピン15、16の図1にお
ける左方向への摺動を規制するものであり、また、第2
端縁部28Bは、キートップ1の押下時に係止ピン1
5、16の図1における右方向への摺動を規制するもの
である。 【0026】また、係止部27は、係止部26と同様
に、図5に示すように、キースイッチが配置される支持
プレート25上で各キースイッチの周囲の四隅におい
て、長方形状の一辺を支持プレート25に連続させたま
ま三辺を打ち抜くとともに、所定形状に切り起こすこと
により形成される係止片36(図1及び図2参照)より
なるものである。 【0027】かかる係止片36は、係止ピン21、22
を水平方向に摺動案内する水平部36Aとその水平部3
6Aの外側端部から垂下された垂下部36Bとを有し、
これらの水平部36Aと垂下部36Bとにより長孔状の
係止溝29が形成される。かかる係止溝29には前記リ
ンク部材8の係止ピン21、22が水平方向に摺動可能
に係止されている。 【0028】ここに、係止溝29の両端には、係止溝2
8と同様、第1端縁部29A(図1における右方側)と
第2端縁部29B(図1における左方側)との2つの端
縁部が形成されている。これらの各端縁部29A、29
Bの内、第1端縁部29Aは、後述するようにキートッ
プ1の非押下状態でリンク部材8における係止ピン2
1、22の図1における右方向への摺動を規制するもの
であり、また、第2端縁部29Bは、キートップ1の押
下時に係止ピン21、22の図1における左方向への摺
動を規制するものである。 【0029】これにより、キートップ1の非押下状態に
おいて、係止溝28の第1端縁部28Aと係止溝29の
第1端縁部29Aとにリンク部材7の各係止ピン15、
16及びリンク部材8の各係止ピン21、22が当接
し、相互に協動して、リンク部材7、8の図5における
左方向、右方向への摺動を規制する作用を行うものであ
り、この結果、後述するラバースプリング31の上方へ
の弾性力と相まってキートップ1は非押下状態に保持さ
れるものである。 【0030】また、キートップ1の押下時には、係止溝
28の第2端縁部28Bと係止溝29の第2端縁部29
Bとにリンク部材7の各係止ピン15、16及びリンク
部材8の各係止ピン21、22が当接し、相互に協動し
てリンク部材7、8の図5における右方向、左方向への
摺動を規制する作用を行うものであり、この結果、キー
トップ1が、後述するように軸支部Aを介してラバース
プリング31を押下してスイッチング動作を行った後、
キートップ1が更に水平方向に摺動してしまうことを防
止するものである。 【0031】また、いずれの場合においても、係止片3
5、36により、リンク部材7、8のガタが阻止される
とともに、軸孔20より軸12が抜け出ることが防止さ
れる。 【0032】更に、支持プレート25の上方には、スイ
ッチ電極を含む所定の回路パターン(図示せず)が形成
されたフレキシブル回路基板30が配設され、スイッチ
電極に対応する位置には逆カップ状のラバースプリング
31が載置されている。このラバースプリング31は内
部に公知の可動電極を有しており、また、その上面の中
央部には2つのリンク部材7、8を相互に回動可能に軸
支する軸支部Aが対向配置される。このラバースプリン
グ31の頂部は軸支部Aによる押下時においても変形し
ない程度の厚さに形成されている。 【0033】また、フレキシブル回路基板30には、各
係止片35、36に対応してこれを上方に挿通するため
の挿通孔30A(図1及び図2参照)が形成されてお
り、これより各係止片35、36の一部は、図1及び図
2に示すように、挿通孔30Aから上方へ挿通されてフ
レキシブル回路基板30の上方に配置されるものであ
る。ここに、フレキシブル回路基板30は、その挿通孔
30Aから各係止片35、36が挿通されることに基づ
き、支持プレート25上にて適正な位置に位置決めされ
るものである。 【0034】これにより、キートップ1の押下に伴って
軸支部Aが下方に移動すると、軸支部Aはラバースプリ
ング31を押下し、その押下量が一定の限度を超える
と、ラバースプリング31が挫屈し、ラバースプリング
31内の可動電極によりスイッチ電極が短絡されるもの
である。 【0035】このとき、各係止ピン13、14等は各係
止溝4等に沿ってフレキシブル回路基板30上を水平方
向に摺動されるので、軸支部Aはキートップ1の押下に
伴ってラバースプリング31の頂部におけるほぼ中央位
置に当接されつつ上下運動を行なうこととなり、これに
より、ラバースプリング31を垂直に押下することが可
能となる。 【0036】続いて、前記の構成を有するキースイッチ
装置の動作について説明する。先ず、キートップ1の非
押下状態においてはラバースプリング31の上方への弾
性力と相まって、リンク部材7の係止ピン15、16が
係止溝28の第1端縁部28Aに当接係止されていると
ともに、リンク部材8の係止ピン21、22が係止溝2
9の第1端縁部29Aに当接係止されているので、キー
トップ1は水平方向に移動されることなく非押下状態が
保持されている。 【0037】そして、キートップ1を下方に押下する
と、キートップ1が下方へ移動するに伴ってリンク部材
7の係止ピン13、14は係止部2の係止溝4内で水平
方向(図1における左方向)に摺動するとともに、リン
ク部材8の係止ピン23、24は係止部3の係止溝5内
で水平方向(図1における右方向)に摺動する。これと
同時に、リンク部材8の係止ピン21、22は支持プレ
ート25における係止部27の係止溝29内で水平方向
(図1における左方向)に摺動するとともに、リンク部
材7の係止ピン15、16は係止部26の係止溝28内
で水平方向(図1における右方向)に摺動する。 【0038】この結果、リンク部材7及びリンク部材8
を相互に軸支する軸支部Aは下方に移動するとともにラ
バースプリング31を徐々に押下していき、その押下量
が一定の限度を超えた時点でラバースプリング31は挫
屈される。これにより、ラバースプリング31内の可動
電極がフレキシブル回路基板30上のスイッチ電極を短
絡し、所定のスイッチング動作が行われる。 【0039】かかるスイッチング動作の後、キートップ
1は、キー操作上更に押下されていくが、このときリン
ク部材7の係止ピン13、14は係止溝4内で摺動して
端部壁4Aに当接係止されるとともに、リンク部材8の
係止ピン23、24は係止溝5内で摺動して端部壁5A
に当接係止される。また、これと同時に、リンク部材7
の係止ピン15、16は係止溝28内で摺動して第2端
縁部28Bに当接係止されるとともに、リンク部材8の
係止ピン21、22は係止溝29内を摺動して第2端縁
部29Bに当接係止される。 【0040】これにより、キートップ1は、軸支部Aを
介してラバースプリング31を押下することにより、ラ
バースプリング31内の可動電極とフレキシブル回路基
板30上の固定電極とによりスイッチング動作を行った
後、前記各係止ピン13等と各端部壁4A、5A、端縁
部28B、29Bとの協働によってその押下位置にて位
置決めされるので、水平方向に不必要に移動されること
はない。 【0041】キートップ1の押下を解除すると、両リン
ク部材7、8の軸支部Aはラバースプリング31の弾性
復元力により上方に押し上げられる。これに伴って、各
係止ピン13、14、15、16、21、22は前記し
た動作と逆の動作を行い、この結果、キートップ1は元
の非押下状態の位置に復帰される。 【0042】以上詳細に説明した通り、本実施例に係る
キースイッチ装置では、支持プレート25に直接係止片
35、36を形成することにより係止溝28、29を有
する係止部26、27を設け、これらの係止片35、3
6の係止溝28、29とキートップ1に形成した係止部
2、3の係止溝4、5とにより各係止ピン13等をそれ
ぞれ摺動可能に係止するようにしたので、従来必要とさ
れていたホルダプレートを全く不要とすることができ
る。 【0043】また、キートップ1の非押下状態において
リンク部材7の係止ピン15、16を係止溝28の第1
端縁部28Aにて当接係止させるとともに、リンク部材
8の係止ピン21、22を係止溝29の第1端縁部29
Aにて当接係止させるようにしたので、キートップ1の
非押下時にはラバースプリング31の上方への弾性力と
も相まってキートップ1の水平方向への移動が防止され
て位置決めされる。 【0044】更に、キートップ1の押下時においては、
リンク部材7の係止ピン13、14及びリンク部材8の
係止ピン23、24をそれぞれ係止溝4の端部壁4A、
係止溝5の端部壁5Aに当接係止させるとともに、リン
ク部材7の係止ピン15、16及びリンク部材8の係止
ピン21、22をそれぞれ係止溝28の第2端縁部28
B、係止溝29の第2端縁部29Bに当接係止させるよ
うにしたので、キートップ1の押下により、ラバースプ
リング31の可動電極とフレキシブル回路基板30の固
定電極との間でスイッチング動作を行った後、キートッ
プ1が水平方向に移動されることが防止されて、その押
下位置にてキートップ1が位置決めされるものである。 【0045】このように本実施例に係るキースイッチ装
置では、キートップ1の非押下時及び押下時の双方の場
合においてキートップ1が不必要に水平方向に移動され
ることが防止されるので、キー操作性が良好で確実なス
イッチング動作を可能とするキースイッチ装置を実現す
ることができる。 【0046】これにより、部品点数を少なくして、構造
が簡単で、厚さを薄くすることが可能であり、且つ、コ
ストを低く抑えることが可能であり、しかもキー操作性
の良好なキースイッチ装置を提供し得るものである。 【0047】また、フレキシブル回路基板30に形成さ
れた挿通孔30Aからは各係止片35、36の一部が挿
通されるので、フレキシブル回路基板30は、挿通孔3
0Aと各係止片35、36との挿通関係に基づいて、支
持プレート25上の適切な位置で位置決めされるもので
ある。 【0048】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変
形、改良が可能である。例えば、本実施例におけるリン
ク部材7、8はパンタグラフ状に組み合わせた同種の部
材によっても同様の効果を得られることは勿論である。 【0049】また、フレキシブル回路基板30の摩擦係
数が支持プレート25のそれより高い場合にあっては、
フレキシブル回路基板30の挿通孔30Aを介してリン
ク部材7、8の係止ピン15、16、21、22を支持
プレートと摺動させるようにしてもよい。 【0050】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のキースイ
ッチ装置によれば、金属薄板に形成された複数の係止部
を挿通する挿通孔がフレキシブル基板に形成され、両リ
ンク部材の両端部に形成された係止部材のうち、上方側
に位置する係止部材がキートップの下面に係止されると
ともに、下方側に位置する係止部材が金属薄板の複数の
係止部に係止されているので、従来必要とされていたホ
ダプレートを不要として、構造の簡素化、薄型化及び
コストの低廉化を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】キートップを若干押下し始めた状態を示すキー
スイッチ装置の側断面図である。 【図2】キースイッチ装置の分解説明図である。 【図3】一方のリンク部材の平面図である。 【図4】他方のリンク部材の平面図である。 【図5】支持プレートに形成された係止部を示す平面図
である。 【符号の説明】 1 キートップ 2、3、26、27 係止部 4、5、28、29 係止溝 6 案内支持部材 7、8 リンク部材 13、14、15、16 21、22、23、24 係止ピン 25 支持プレート 30 フレキシブル回路基板 30A 挿通孔 31 ラバースプリング 35、36 係止片 A 軸支部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 キートップと、そのキートップの下方に
    配設され、両端部にそれぞれ係止部材を有し、キートッ
    プを上下方向に案内支持する第1リンク部材及び第2リ
    ンク部材と、 記キートップの上下動に伴ってスイッチング動作を行
    うフレキシブル基板と、 そのフレキシブル基板の下方に配置され、複数の係止部
    が形成された金属薄板とを備え、前記フレキシブル基板には、前記金属薄板に形成された
    複数の係止部を挿通する挿通孔が形成され、 前記両リンク部材の両端部に形成された係止部材のう
    ち、上方側に位置する係止部材が前記キートップの下面
    に係止されるとともに、下方側に位置する係止部材が
    金属薄板の複数の係止部に係止されることを特徴とす
    るキースイッチ装置。
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