JP2004079546A - キーボード装置 - Google Patents

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望月 勲
Yoshitsugu Sato
佐藤 吉嗣
Makoto Watanabe
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Abstract

  【課題】 キー操作上必要なキーストローク量を確保しつつキースイッチの高さを低くすることができ、構造の簡素化、薄型化およびコストの低廉化を図りつつ、大きな可撓性を有して取り扱い難いフレキシブル回路基板をホルダ部材と支持板との間にて適正な位置で位置決めすることができるキーボード装置を提供する。
  【解決手段】 ホルダプレート25にスイッチ開口41を有するスイッチ支持部40を形成するとともに、各スイッチ支持部40の周囲の4箇所にホルダ開口42を形成しつつ各キースイッチに各突出部43設け、且つ隣接するキースイッチ間で共有し、更に、各突出部43に対応してフレキシブル回路基板30およびスイッチ支持板32にそれぞれ基板挿通孔44および支持板挿通孔45を形成して各挿通孔44,45内に突出部を挿通する。
【選択図】          図1

Description

 本発明は、キートップとホルダプレートとの間に配設される案内支持部材を介してキートップの上下動を案内するキーボード装置に関し、特に、キー操作上必要なキーストロークを確保しつつ、薄型化を可能とし、もって全体として薄型化がキーボード装置に関するものである。
 近年、ノート型のワードプロセッサ、パーソナルコンピュータの開発が盛んに行なわれており、これに伴いこの種ワードプロセッサ等に付設されるキーボードの薄型化が指向されている。
 かかるキーボードの薄型化に対応すべく本出願人は、図7に示すように、特願平3−330160号に記載したキーボード装置をホルダプレート上に複数個配設してなるキーボード装置を提案している。図7はキーボード装置における主要部の側断面図であり、各キースイッチの詳細な構成については、特願平3−330160号を参照することとして概略を説明する。
 図7において、キートップ1は、その裏面に設けられた2つの係止部2、3(各係止部2、3はそれぞれ一対存在する)の係止孔4、係止溝5とホルダプレート25の2つの係止部26、27(各係止部26、27はそれぞれ一対存在する)の係止溝28、係止孔29との間に配設された案内支持部材6(2つのリンク部材7、8からなり、リンク部材7の一端に設けられた係止ピン13、14が係止孔4に、他端に設けられた係止ピン15、16が係止溝28に係止されており、リンク部材8の一端に設けられた係止ピン23、24が係止溝5に、他端に設けられた係止ピン21、22が係止孔29に係止されている)により上下動案内される。そして、両リンク部材7、8の軸支部Aが、支持板32上に支持されるフレキシブル回路基板30上に載置されたラバースプリング31の頂部に配置され、キートップ1を押下することにより軸支部Aを介してラバースプリング31を座屈させてスイッチング動作を行なうものである。
 このとき、キートップ1の押下時において、そのキーストローク量はキートップ1の下端とホルダプレート25の上面との間の距離Sにより規制される。
 一般的に、キーボードにおいては、キートップの押下に基づくキー入力を確実に感知し、また、キートップの操作に伴う疲労を軽減するために人間工学的見地から所定のキーストローク(キートップの押下量)を設ける必要があることが知られており、かかるキーストローク量は4mm程度であることが経験的に分かっている。
 従って、前記従来のキーボード装置に配設されたキースイッチにおいても、キーストローク量Sとして4mm程度を確保する必要があるが、更にキーボード装置全体における高さHを低くするためには、図7に記載したラバースプリング31よりも小さい(高さの低い)ラバースプリングを使用してラバースプリングが低くなった分に対応してキートップ1の位置を低くするか、又は、リンク部材7の係止ピン13、14が係止される係止部2の係止孔4およびリンク部材8の係止ピン23、24が係止される係止部3の係止溝5の位置を相対的に高い位置に設定し、結果的に係止孔4、係止溝5の位置を高くした分に対応してキートップ1の位置を低くする必要がある。
 しかしながら、小さいラバースプリングを使用した場合や係止孔4、係止溝5の位置を高い位置に設定した場合は、ラバースプリングの高さを低くするに従って、また、係止孔4、係止溝5の位置を高くするに従って、キーストローク量Sも小さくなってしまう。これでは、キー操作上必要なキーストローク量Sを確保できず、この結果、前記したような人間工学的見地から考えて、操作者がキー入力を確実に感知することができず、また、キー操作上疲労し易くなってしまう。このように、前記従来のキーボード装置においては、キー操作上必要なキーストローク量を確保しつつキーボード装置全体の高さHをより低くするには自ずと限界が存在し、従って、キーボード装置の高さHを更に低くすることは困難であるという問題があった。
 本発明は前記従来技術の問題点を解消するためになされたものであり、支持板等に対してキースイッチを簡単且つ安定的に組み込むことが可能であるとともに、全体として薄型化可能なキーボード装置を提供することを目的とする。
 前記目的を達成するために、本発明に係るキーボード装置は、キートップと、そのキートップの下方に配設され、その上端部がキートップの下面に係止され、キートップの上下動を案内支持する第1リンク部材および第2リンク部材と、キートップの上下動に伴ってスイッチング動作を行うスイッチング部材と、そのスイッチング部材に対応する位置にスイッチ開口が形成されるとともに、そのスイッチ開口の周囲に設けられ、且つ両リンク部材の下端部を係止する係止部を形成したホルダ部材と、そのホルダ部材の下方に配設され、スイッチ開口に対応してスイッチ電極を有するフレキシブル回路基板と、そのフレキシブル回路基板の下方に配設され、フレキシブル回路基板を支持する支持板とを有するキースイッチを、複数個設けたキーボード装置であって、ホルダ部材から下方に突出して形成された突出部と、支持板に形成され、ホルダ部材の突出部を挿通する挿通孔とを備え、突出部は、キースイッチ毎に設けられ、ホルダ部材と支持板は、突出部を挿通孔に挿通することにより、ホルダ部材と支持板との間にフレキシブル回路基板を介在させた状態で位置決めされていることを特徴とする。
 前記構成を有する本発明のキーボード装置によれば、スイッチング動作を行う際にキートップが押下されると、その押下に伴いキートップが第1リンク部材および第2リンク部材を介して下方に案内される。かかるキートップの押下に従って、スイッチング部材によりフレキシブル回路基板のスイッチ電極にてスイッチング動作が行われる。
 このとき、ホルダ部材から下方に突出して形成された突出部は、各キースイッチ毎に設けられており、また、突出部が、回路基板を介在させつつ支持板に形成された挿通孔に挿通されていることに基づきホルダ部材と支持板とは、ホルダ部材と支持板との間にフレキシブル回路基板を介在させた状態で位置決めされているので、各キースイッチ毎にて突出部を介してホルダ部材、フレキシブル回路基板および支持板を確実に位置決めすることが可能となり、また、キートップの押下時においてキーストローク量は、キートップの下端とホルダ部材の突出部の上面との間の距離により規制され、これにより、突出部が下方に突出した量に対応してキーストローク量が十二分に確保される。
 また、このように十二分に確保されたキーストローク量から必要最小限のキーストローク量を残すとともに、余剰のキーストローク量に対応してスイッチング部材の高さを低くしたり、又、案内支持部材の上端とキートップの係止部との係止位置を相対的に高くすることにより、薄いフレキシブル回路基板が使用されていることとも相まってキースイッチ全体の薄型化が実現される。これにより、かかるキースイッチを設けたキーボード装置の薄型化を図ることが可能となる。
 以上説明した通り、本発明のキーボード装置によれば、キー操作上必要なキーストローク量を確保しつつキースイッチの高さを低くすることができ、構造の簡素化、薄型化およびコストの低廉化を図りつつ、大きな可撓性を有して取り扱い難いフレキシブル回路基板をホルダ部材と支持板との間にて適正な位置で位置決めすることができ、この結果、キーボード装置全体の薄型化が可能となる。
 以下、本発明に係るキーボード装置について、本発明を具体化した一実施例に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
 図1は本実施例に係るキーボード装置における主要部の側断面図を示すものであり、キートップ1はABS樹脂等の合成樹脂から成型されており、その上面にはアルファベット等の文字が印刷等により形成されている。また、キートップ1の裏面からは、2つの係止部2、3(それぞれの係止部2、3は紙面と垂直方向に各一対が存在し、図1においてはそれぞれの一方のみを示す)が下方に向けてキートップ1本体と一体に設けられている。
 係止部2には、後述する2つのリンク部材7、8のうちの一方のリンク部材7の一端に形成された係止ピン13、14を回動可能に係止する係止孔4が穿設されており、また、係止部3には、他方のリンク部材8の一端に形成された係止ピン23、24を水平方向に摺動可能に係止する係止溝5が形成されている。
 キートップ1の下方には、キートップ1の上下動を案内支持する案内支持部材6が配設されており、かかる案内支持部材6は2つのリンク部材7、8から構成される。
 一方のリンク部材7は、図2に示すように、基部9の両端に2つの基端部10、11を一体に形成してなるものである。基部9の中央部の一側面からは軸12が延設されており、かかる軸12は後述する他方のリンク部材8に形成された軸孔20に軸支される。尚、リンク部材7の係止ピン13、14と係止ピン15、16は軸12を中心として一直線上に並び、且つ、軸12からの距離が等しくなるように構成される。
 また、基端部10の両端延部10Aの側面からは、係止ピン13、14が延設されており、この係止ピン13、14は前記したキートップ1の係止部2に穿設された係止孔4に係止されるものである。更に、基端部11は平面視でコ字状に形成されており、コ字状の両端延部11Aの側面からは前記と同様の係止ピン15、16が延設されている。かかる係止ピン15、16は後述するホルダプレート25に形成された係止部26に係止される。
 更に、リンク部材8は、図3に示すように、基部17の両端に2つの基端部18、19を一体に形成してなるものである。基部17の中央部には軸孔20が穿設され、この軸孔20には前記のようにリンク部材7の基部9に設けられた軸12が挿通される。また、基端部18は平面視コ字状に形成されており、コ字状の両端延部18Aからは係止ピン21、22が延設されている。この係止ピン21、22は後述するホルダプレート25に形成された係止部27に係止される。
 尚、リンク部材8の係止ピン21、22と係止ピン23、24は軸孔20を中心として一直線上に並び、且つ、軸孔20からの距離が等しくなるように構成される。
 更に、基端部19の両端延部19Aから前記と同様の係止ピン23、24が延設されており、かかる係止ピン23、24は前記したキートップ1の係止部3に形成された係止溝5に摺動可能に係止されるものである。
 前記したように案内支持部材6は、一方のリンク部材7の基部9に形成された軸12を他方のリンク部材8の基部17に穿設した軸孔20に挿通して構成されるものであり、両リンク部材7、8は軸12と軸孔20とよりなる軸支部Aを介して相互に回動可能となる。
 次に、案内支持部材6の下方には樹脂製のホルダプレート25が配設されており、かかるホルダプレート25には、図4および図5に示すように、複数個の各キースイッチに対応して各スイッチ支持部40が一体成型により設けられており、各スイッチ支持部40の内方にはスイッチ開口41が形成されている。かかるスイッチ開口41には、後述するフレキシブル回路基板30上に載置されたラバースプリング31が配置されている。
 また、スイッチ支持部40の周囲における4箇所にはホルダ開口42が穿設されている。これらのホルダ開口42はホルダプレート25の重量を軽減するとともに、ホルダプレート25の成型に必要な樹脂材料を削減して経費の節減を図るものである。
 更に、ホルダプレート25において、各ホルダ開口42を除いた各スイッチ支持部40の間には、下方に突出した突出部43(図1参照)が形成されており、これより各スイッチ支持部40はこれらの各突出部43を介して相互に連結されるものである。ここに、各突出部43は、図4、図5に示すように、スイッチ支持部40の四角位置を連結している。これにより、各キースイッチ毎に4つの突出部43が設けられるとともに、各突出部43は相互に隣接するキースイッチ間で共用されることとなる。
 前記のように構成されたホルダプレート25の各スイッチ支持部40において、リンク部材7の基端部11に延設された係止ピン15、16およびリンク部材8の基端部18に延設された係止ピン21、22をそれぞれ係止するための係止部26、27が設けられている。
 係止部26はホルダプレート25のスイッチ支持部40から突状に一体に形成されるとともに長孔状の係止溝28が設けられており、かかる係止溝28にはリンク部材7の係止ピン15、16が水平方向に摺動可能に係止されている。また、係止部27は係止部26と同様ホルダプレート25のスイッチ支持部40から突状に一体に形成されるとともに係止孔29が設けられており、この係止孔29にはリンク部材8の係止ピン21、22が回動可能に係止されている。
 前記構成において、軸支部Aの中心を通る垂線Lを基準として図1における左方側に存在するキートップ1の裏面に形成された係止部2およびキーホルダプレート25に形成された係止部27には、それぞれ係止ピン13、14および21、22を回動可能に係止する係止孔4および係止孔29が設けられていることになる。
 また、垂線Lの図1における右方側に存在するキートップ1の裏面に形成された係止部3およびキーホルダプレート25に形成された係止部26には、それぞれ係止ピン23、24および係止ピン15、16を水平方向に摺動可能に係止する係止溝5および係止溝28が設けられていることになる。
 ホルダプレート25の下方には、スイッチ電極を含む所定の回路パターン(図示せず)が形成されたフレキシブル回路基板30が配設され、スイッチ電極に対応する位置には逆カップ状のラバースプリング31が載置されている。このラバースプリング31は内部に公知の可動電極を有しており、また、その上面の中央部には前記した2つのリンク部材7、8を相互に回動可能に軸支する軸支部Aが対向配置される。
 これにより、キートップ1の押下に伴って軸支部Aが下方に移動すると、軸支部Aはラバースプリング31を押下しその押下量が一定の限度を超えると、ラバースプリング31が挫屈し、ラバースプリング31内の可動電極によりスイッチ電極が短絡されるものである。
 また、フレキシブル回路基板30において、図5に示すように、ホルダプレート25に形成された各突出部43に対向する位置には基板挿通孔44が穿設されており、この結果、各突出部43は各基板挿通孔44を介して下方に挿通されるものである。
 更に、フレキシブル回路基板30の下方にスイッチ支持板32が配設されており、かかるスイッチ支持板32には、図5に示すように、フレキシブル回路基板30に形成された各基板挿通孔44に対応する位置に支持板挿通孔45が穿設されている。これにより、前記のようにフレキシブル回路基板30の各基板挿通孔44を介して挿通されたホルダプレート25の各突出部43は、更に各支持板挿通孔45を介して下方に挿通されることとなる。このように、スイッチ支持板32は支持板挿通孔45を介してホルダプレート25の各突出部43を下方に挿通しつつ、前記した各フレキシブル回路基板30、ラバースプリング31およびキートップ1を支持した案内支持部材6を支持するものである。
 ここに、ホルダプレート25の各突出部43を、支持板32の支持板挿通孔45に挿通した状態においては、図1に示すように、各突出部43は、支持板32の下面から下方に突出しないように構成されており、より詳細には、各突出部43の下面と支持板32の下面とが、同一平面で面一となるように構成されている。
 前記構成により、キートップ1のキーストロークSはキートップ1の下端部1Aと突出部43の上面との間の距離によって規制されることとなる(図1参照)。この結果、キーストロークSを規制するキーホルダプレート25の上面がフレキシブル回路基板30およびスイッチ支持板32の厚さに相当する分だけ下方に位置することとなる突出部43の上面になるので、キーストロークSは、4mm以上の十二分なキーストローク量が確保されるものである。
 これに伴い、キーストロークSとして必要な4mmの量を確保しつつ、前記のように4mmを越えて得られたストロークSの残余量に基づいて、図1に示すように、ラバースプリング31として図7に示す従来のキーボード装置に使用されているラバースプリングに比較して高さの低いラバースプリングを使用することができるものである。従って、ラバースプリング31の高さを低くできる分だけキーボード装置全体の厚さを薄くすることができ、薄型キーボードが実現されるものである。
 続いて、前記の構成を有するキーボード装置の動作について説明する。
 キートップ1を下方に押下すると、キートップ1が下方へ移動するに伴ってリンク部材7の係止ピン13、14は係止部2の係止孔4内で反時計方向に回動するとともに、リンク部材8の係止ピン23、24は係止部3の係止溝5内で水平方向(図1における右方向)に摺動する。
 これと同時に、リンク部材8の係止ピン21、22はホルダプレート25における係止部27の係止孔29内で時計方向に回動するとともに、リンク部材7の係止ピン15、16は係止部26の係止溝28内で水平方向(図1における右方向)に摺動する。
 この結果、リンク部材7および8を相互に軸支する軸支部Aは下方に移動するとともにラバースプリング31を徐々に押下していき、その押下量が一定の限度を超えた時点でラバースプリング31は挫屈される。これにより、ラバースプリング31内の可動電極がフレキシブル回路基板30上のスイッチ電極を短絡し所定のスイッチング動作が行われる。
 キートップ1の押下を解除すると、両リンク部材7、8の軸支部Aはラバースプリング31の弾性復元力により上方に押し上げられる。これに伴って前記各係止ピン13、14、15、16、21、22は前記したのと逆の動作を行い、この結果、キートップ1は元の位置に復帰される。
 ここに、係止ピン13、14および係止ピン21、22は水平方向には移動されることなく、それぞれ係止孔4および係止孔29内で回動するのみであるので、キートップ1は水平方向に移動されることなくキートップ1のキー面の水平状態を保持したまま上下動されるものである。
 以上詳細に説明した通り本実施例に係るキーボードでは、ホルダプレート25にスイッチ開口41を有するスイッチ支持部40を形成するとともに、各スイッチ支持部40の周囲の4箇所にホルダ開口42を形成しつつ各スイッチ支持部40間を下方に突出した突出部43を介して連結し、各突出部43に対応してフレキシブル回路基板30およびスイッチ支持板32にそれぞれ基板挿通孔44および支持板挿通孔45を形成して各挿通孔44、45内に各突出部43を挿通するようにしたので、キーストロークSとして4mm以上の十二分なキーストローク量を確保することができるものである。
 これに伴い、キーストロークSとして最低限必要な4mmの量を確保しつつ、前記のように4mmを越えて得られたストロークSの残余量に基づいて、従来のキーボード装置に使用されているラバースプリングに比較して高さの低いラバースプリング31を使用することができるものである。従って、ラバースプリング31の高さを低くできる分だけキーボード装置全体の厚さを薄くすることができ、これにより、従来のキーボード装置に比して更に薄型のキーボード装置を実現することが可能となってキーボード装置の薄型化を図ることができるものである。
 また、各キースイッチ毎に各突出部43を設け且つ隣接するキースイッチ間で共用しているので、各キースイッチ毎にて突出部43を介してホルダプレート25、フレキシブル回路基板30およびスイッチ支持板32相互を確実に位置決めすることが可能となり、また、各キースイッチ間でその配置関係がずれてしまうことはなく、常に各キースイッチを適正な配置関係に設定することが可能となる。
 また、本実施例に係るキーボード装置では、ホルダプレート25においてスイッチ支持部40の内方にスイッチ開口41、および、スイッチ支持部40の外方における周囲の4箇所にホルダ開口42を穿設するとともに、ホルダプレート25の突出部43に対応してフレキシブル回路基板30およびスイッチ支持板32の双方に基板挿通孔44、支持板挿通孔45を形成したので、キーボード装置全体の重量を大幅に軽減することができる。このとき、スイッチ支持板32には支持板挿通孔45が形成されることからスイッチ支持板32の剛性がそれだけ低下することとなるが、支持板挿通孔45にはホルダプレート25の突出部43が挿通されるので、スイッチ支持板32の全体としては剛性が高くなり、キーボード装置上何ら問題はないものである。
 尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形、改良が可能であることは勿論である。例えば、前記実施例ではキーストロークSを大きくすることができることに伴ってキーボートの薄型化を図るべく高さの低いラバースプリング31を使用するようにしているが、図6に示すようにラバースプリング31は従来のものと同一のものを使用し、リンク部材7の係止ピン13、14が係止される係止部2の係止孔4、および、リンク部材8の係止ピン23、24が係止される係止部3の係止溝5の位置を、従来の係止孔4、係止溝5に比較して相対的に高い位置に設定すれば、その高くした分に対応してキートップ1の位置を低くすることができ、これにより、キーボード装置全体の厚さを薄くして薄型化に対応することができるものである。
キーボード装置における主要部の側断面図である。 一方のリンク部材の平面図である。 他方のリンク部材の平面図である。 各キートップを取り除いて模式的に示すキーボード装置の平面図である。 キーボード装置における主要部の分解斜視図である。 他の実施例に係るキーボード装置の側断面図である。 従来のキーボード装置における主要部の側断面図である。
符号の説明
    1             キートップ
    2、3、26、27     係止部
    4、29          係止孔
    5、28          係止溝
    6             案内支持部材
    7、8           リンク部材
    13、14、15、16
    21、22、23、24   係止ピン
    25            ホルダプレート
    30            フレキシブル回路基板
    31            ラバースプリング
    32            スイッチ支持板
    40            スイッチ支持部
    41            スイッチ開口
    42            ホルダ開口
    43            突出部
    44            基板挿通孔
    45            支持板挿通孔

Claims (1)

  1. キートップと、そのキートップの下方に配設され、その上端部がキートップの下面に係止され、キートップの上下動を案内支持する第1リンク部材および第2リンク部材と、前記キートップの上下動に伴ってスイッチング動作を行うスイッチング部材と、そのスイッチング部材に対応する位置にスイッチ開口が形成されるとともに、そのスイッチ開口の周囲に設けられ、且つ前記両リンク部材の下端部を係止する係止部を形成したホルダ部材と、そのホルダ部材の下方に配設され、前記スイッチ開口に対応してスイッチ電極を有するフレキシブル回路基板と、そのフレキシブル回路基板の下方に配設され、フレキシブル回路基板を支持する支持板とを備えたキースイッチを、複数個設けたキーボード装置であって、
     前記ホルダ部材から下方に突出して形成された突出部と、
     前記支持板に形成され、前記ホルダ部材の突出部を挿通する挿通孔とを備え、
     前記突出部は、前記キースイッチ毎に設けられ、
     前記ホルダ部材と支持板は、前記突出部を挿通孔に挿通することにより、ホルダ部材と支持板との間にフレキシブル回路基板を介在させた状態で位置決めされることを特徴とするキーボード装置。
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