JP2002373545A - キースイッチ装置 - Google Patents
キースイッチ装置Info
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- JP2002373545A JP2002373545A JP2002113023A JP2002113023A JP2002373545A JP 2002373545 A JP2002373545 A JP 2002373545A JP 2002113023 A JP2002113023 A JP 2002113023A JP 2002113023 A JP2002113023 A JP 2002113023A JP 2002373545 A JP2002373545 A JP 2002373545A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- locking
- stop
- key switch
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Manufacture Of Switches (AREA)
- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 キーボードの小型化、薄型化に対応しつつ充
分なキーストロークを確保することが可能であるととも
に、キー操作性が良好で、且つ確実なキー入力を可能と
するキースイッチ装置を提供する。 【解決手段】 キートップ5を下方に押下すると、キー
トップ5が下方へ移動するに伴ってリンク部材7の係止
軸7bは回動係止部5aの係止孔内で反時計方向に回動
するとともに、リンク部材8の係止ピン8bは摺動係止
部5bの係止溝内で水平方向に摺動する。これと同時
に、リンク部材8の係止軸8aは基板1における回動係
止する取付部1aの係止孔内で時計方向に回動するとと
もに、リンク部材7の係止ピン7aは摺動係止する取付
部1cの係止溝内で水平方向に摺動する。
分なキーストロークを確保することが可能であるととも
に、キー操作性が良好で、且つ確実なキー入力を可能と
するキースイッチ装置を提供する。 【解決手段】 キートップ5を下方に押下すると、キー
トップ5が下方へ移動するに伴ってリンク部材7の係止
軸7bは回動係止部5aの係止孔内で反時計方向に回動
するとともに、リンク部材8の係止ピン8bは摺動係止
部5bの係止溝内で水平方向に摺動する。これと同時
に、リンク部材8の係止軸8aは基板1における回動係
止する取付部1aの係止孔内で時計方向に回動するとと
もに、リンク部材7の係止ピン7aは摺動係止する取付
部1cの係止溝内で水平方向に摺動する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キースイッチ装置
に関し、特に、ノート型ワードプロセッサ、ノート型パ
ーソナルコンピュータ等に付設される薄型のキーボード
に使用して好適なキースイッチ装置に関するものであ
る。
に関し、特に、ノート型ワードプロセッサ、ノート型パ
ーソナルコンピュータ等に付設される薄型のキーボード
に使用して好適なキースイッチ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、キースイッチ装置は一般に、特願
平3−330160号に添付された明細書および図面に
記載のように、絶縁フィルムの回路基板をホルダ部材と
スイッチ支持板とで挟み込む構成を有している。
平3−330160号に添付された明細書および図面に
記載のように、絶縁フィルムの回路基板をホルダ部材と
スイッチ支持板とで挟み込む構成を有している。
【0003】フィルム回路基板上には、2種類のスイッ
チング回路及び各々の回路から延ばした固定接点がクシ
歯状に組合わさった固定接点パターンが印刷されてお
り、前記固定接点パターンに対応する位置には逆カップ
状に形成されたラバースプリングが配置されている。ラ
バースプリングは内部に可動接点を設けており、ラバー
スプリングを押下することでスイッチング動作が行われ
る。
チング回路及び各々の回路から延ばした固定接点がクシ
歯状に組合わさった固定接点パターンが印刷されてお
り、前記固定接点パターンに対応する位置には逆カップ
状に形成されたラバースプリングが配置されている。ラ
バースプリングは内部に可動接点を設けており、ラバー
スプリングを押下することでスイッチング動作が行われ
る。
【0004】また、ラバースプリングに対応して、アク
チュエータがホルダ部材に設置され、そのアクチュエー
タの上端にはキートップが載置されている。オペレータ
がキートップを押下すると、それを受けてアクチュエー
タがそのキートップを対応するラバースプリングの上部
に案内し、ラバースプリングを押下する。押下量が一定
量を越すとラバースプリング内部の可動接点が固定接点
パターンに接触し、固定接点間を短絡することで、スイ
ッチング動作が行われる。
チュエータがホルダ部材に設置され、そのアクチュエー
タの上端にはキートップが載置されている。オペレータ
がキートップを押下すると、それを受けてアクチュエー
タがそのキートップを対応するラバースプリングの上部
に案内し、ラバースプリングを押下する。押下量が一定
量を越すとラバースプリング内部の可動接点が固定接点
パターンに接触し、固定接点間を短絡することで、スイ
ッチング動作が行われる。
【0005】スイッチ支持板はキーボード装置の下部の
カバーに相当し、キーボード装置の剛性を高め、キー入
力の確実性を高めている。
カバーに相当し、キーボード装置の剛性を高め、キー入
力の確実性を高めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年ワ
ードプロセッサやパーソナルコンピュータ等における小
型、薄型、軽量、低価格化に伴い、これらに付設される
キーボードも同様に小型化、薄型化等が指向されてきて
いる。
ードプロセッサやパーソナルコンピュータ等における小
型、薄型、軽量、低価格化に伴い、これらに付設される
キーボードも同様に小型化、薄型化等が指向されてきて
いる。
【0007】一方、キーの可動部分は人間工学的に操作
性に優れる(一般に人の押し下げ承識量は3〜4ミリ必
要とされる)ことが要求されている。従って、この押し
下げストロークを確保しつつ、上記の要求に応じなけれ
ばならない。
性に優れる(一般に人の押し下げ承識量は3〜4ミリ必
要とされる)ことが要求されている。従って、この押し
下げストロークを確保しつつ、上記の要求に応じなけれ
ばならない。
【0008】しかし、キーアクチュエータ周辺の部品及
びホルダ部材は主に樹脂材料を用いて製作されているも
のが多く、主にその加工方法は射出成形によって形作ら
れる。従って、各部材の最小肉厚は最低でも1.5ミリ
は必要とされる。このことは積層される部品点数が多く
なればなる程薄型化は困難になることを意味し、重量も
当然重くなる。
びホルダ部材は主に樹脂材料を用いて製作されているも
のが多く、主にその加工方法は射出成形によって形作ら
れる。従って、各部材の最小肉厚は最低でも1.5ミリ
は必要とされる。このことは積層される部品点数が多く
なればなる程薄型化は困難になることを意味し、重量も
当然重くなる。
【0009】また、従来のキースイッチ装置では、ホル
ダ部材、フィルム回路基板、スイッチ支持板の3層の構
造を有している。そして、この3つの層が整然と隙間な
く合わせられていないと、キー操作の応答の確実性に欠
けるものとなる。そのために、キー毎もしくは一定間隔
毎に3つの層の浮きを抑える加工を施してあるものが存
在するが、その加工にはかなりの手間が架かる。
ダ部材、フィルム回路基板、スイッチ支持板の3層の構
造を有している。そして、この3つの層が整然と隙間な
く合わせられていないと、キー操作の応答の確実性に欠
けるものとなる。そのために、キー毎もしくは一定間隔
毎に3つの層の浮きを抑える加工を施してあるものが存
在するが、その加工にはかなりの手間が架かる。
【0010】更に、キートップの操作時に、キートップ
の上下動を案内するホルダ部材が必須とされているの
で、これに伴いキースイッチ装置を構成する部品点数が
増加し、キースイッチ装置全体のコストアップを招来し
てしまう。
の上下動を案内するホルダ部材が必須とされているの
で、これに伴いキースイッチ装置を構成する部品点数が
増加し、キースイッチ装置全体のコストアップを招来し
てしまう。
【0011】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、キーボードの小型化、薄型化に
対応することが可能であるとともに、充分なキーストロ
ークを確保することが可能であり、また、キートップの
上下動を案内する2つのリンク部材における下側端部の
可動動作を円滑にしてキー入力の操作性が良好で確実な
キー入力を可能とするキースイッチ装置を提供すること
を目的とする。
になされたものであり、キーボードの小型化、薄型化に
対応することが可能であるとともに、充分なキーストロ
ークを確保することが可能であり、また、キートップの
上下動を案内する2つのリンク部材における下側端部の
可動動作を円滑にしてキー入力の操作性が良好で確実な
キー入力を可能とするキースイッチ装置を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のキースイッチ装置は、樹脂製のキートップ
と、複数の係止部を突出形成した金属製支持部材と、キ
ートップの下面と金属製支持部材の複数の係止部とを連
結係止し、キートップを上下方向に案内支持する第1リ
ンク部材と第2リンク部材とからなる案内支持部材と、
支持部材上に配置されたスイッチング部と、スイッチン
グ部を作動させるスプリング部材とを備え、キートップ
の押下操作に基づきスプリング部材を介してスイッチン
グ部にてスイッチング動作を行うものである。
に、本発明のキースイッチ装置は、樹脂製のキートップ
と、複数の係止部を突出形成した金属製支持部材と、キ
ートップの下面と金属製支持部材の複数の係止部とを連
結係止し、キートップを上下方向に案内支持する第1リ
ンク部材と第2リンク部材とからなる案内支持部材と、
支持部材上に配置されたスイッチング部と、スイッチン
グ部を作動させるスプリング部材とを備え、キートップ
の押下操作に基づきスプリング部材を介してスイッチン
グ部にてスイッチング動作を行うものである。
【0013】
【作用】上記の構成を有するキースイッチ装置において
は、キートップが押下されると、案内支持部材を介して
キートップが下方へ案内される。更に、キートップが押
下されると、スプリング部材を介してスイッチング部が
作動され、スイッチング動作が行われる。
は、キートップが押下されると、案内支持部材を介して
キートップが下方へ案内される。更に、キートップが押
下されると、スプリング部材を介してスイッチング部が
作動され、スイッチング動作が行われる。
【0014】このとき、案内支持部材における第1リン
ク部材の上側端部及び第2リンク部材の上側端部がキー
トップの下面側に可動自在に係止されるとともに、第1
リンク部材の下側端部及び第2リンク部材の下側端部が
支持部材の上面側と支持部材から突出形成された複数の
係止部で可動自在に係止されているので、その可動動作
が円滑になり、キー入力の操作性が良好で、かつ確実な
キー入力を行うことが可能になる。
ク部材の上側端部及び第2リンク部材の上側端部がキー
トップの下面側に可動自在に係止されるとともに、第1
リンク部材の下側端部及び第2リンク部材の下側端部が
支持部材の上面側と支持部材から突出形成された複数の
係止部で可動自在に係止されているので、その可動動作
が円滑になり、キー入力の操作性が良好で、かつ確実な
キー入力を行うことが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施例
に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0016】図1及び図2は、本実施例のキースイッチ
装置の基板1を示している。基板1は鉄もしくはアルミ
ニウム等の塑性変形可能な金属で形成されており、その
表面は絶縁加工としてレジスト印刷が施してある。その
絶縁加工された表面には、スイッチング用の第1の電気
回路パターンが銀等の電導性の塗料で印刷され、第2の
電気回路パターンと第1の回路パターンの交差部に当た
る部位に絶縁印刷を行った後に、第2の回路パターンが
同様に電導性の塗料で印刷されている。そして、一定間
隔毎に、2つの回路パターンから各々延ばした鍵の手状
の固定接点が組合わさって、固定接点パターン2を形成
している。
装置の基板1を示している。基板1は鉄もしくはアルミ
ニウム等の塑性変形可能な金属で形成されており、その
表面は絶縁加工としてレジスト印刷が施してある。その
絶縁加工された表面には、スイッチング用の第1の電気
回路パターンが銀等の電導性の塗料で印刷され、第2の
電気回路パターンと第1の回路パターンの交差部に当た
る部位に絶縁印刷を行った後に、第2の回路パターンが
同様に電導性の塗料で印刷されている。そして、一定間
隔毎に、2つの回路パターンから各々延ばした鍵の手状
の固定接点が組合わさって、固定接点パターン2を形成
している。
【0017】尚、固定接点パターン2及びコネクタ(図
示せず)に当たる部分にはカーボン塗装を行い、その他
の回路面にはレジスト印刷を行って、印刷した回路パタ
ーンの酸化による劣化を防いでいる。また、塑性加工時
における回路面の保護のために、その上に保護フィルム
を貼りつけたものもある。
示せず)に当たる部分にはカーボン塗装を行い、その他
の回路面にはレジスト印刷を行って、印刷した回路パタ
ーンの酸化による劣化を防いでいる。また、塑性加工時
における回路面の保護のために、その上に保護フィルム
を貼りつけたものもある。
【0018】また、固定接点パターン2の周囲には、案
内支持部材6の取付部1a、1cがプレス加工により基
板1と一体形成されている。取付部1a、1cは固定接
点パターン2を取り囲むように、その上下左右の四点で
矩形状に並ぶように形成される。取付部1aは後に述べ
る案内支持部材6の2つの係止軸8aを回動係止し、取
付部1cは2つの係止ピン7aを水平方向に摺動係止す
る様な構造を有している。
内支持部材6の取付部1a、1cがプレス加工により基
板1と一体形成されている。取付部1a、1cは固定接
点パターン2を取り囲むように、その上下左右の四点で
矩形状に並ぶように形成される。取付部1aは後に述べ
る案内支持部材6の2つの係止軸8aを回動係止し、取
付部1cは2つの係止ピン7aを水平方向に摺動係止す
る様な構造を有している。
【0019】前記のように基板1に一体に形成され、係
止軸8aを回動可能に係止する各取付部1aと係止ピン
17aを摺動可能に係止する取付部1cとの間には、後
述するラバースプリング4を配置するためのスプリング
配置部Rが設けられている(図2参照)。
止軸8aを回動可能に係止する各取付部1aと係止ピン
17aを摺動可能に係止する取付部1cとの間には、後
述するラバースプリング4を配置するためのスプリング
配置部Rが設けられている(図2参照)。
【0020】即ち、取付部1aは、基板1から凸状に一
体に形成されるとともに係止軸8aが回動するに充分な
係止孔を持つように円弧状に加工される。また、摺動係
止する取付部1cは基板1から凸状に一体に形成される
とともに、長孔状の係止溝を持つように水平方向からみ
てコ字状に加工されている。
体に形成されるとともに係止軸8aが回動するに充分な
係止孔を持つように円弧状に加工される。また、摺動係
止する取付部1cは基板1から凸状に一体に形成される
とともに、長孔状の係止溝を持つように水平方向からみ
てコ字状に加工されている。
【0021】そして一般に、固定接点パターン2は縦横
に規則的に多数配列させられ、2種類の取付部1a、1
cも各々が同じ列に並ぶように形成される。
に規則的に多数配列させられ、2種類の取付部1a、1
cも各々が同じ列に並ぶように形成される。
【0022】ところで、本発明を具体化したキースイッ
チ装置の基板1上の取付部1a、1cの形成は以下のよ
うに行われる。
チ装置の基板1上の取付部1a、1cの形成は以下のよ
うに行われる。
【0023】まず、基板1上の所定の部位に、コ字状の
ブランク部1bに相当する部分を抜くことで、ヒンジ部
(取付部1a叉は1cに当たる部分)を形成して(この
加工を以下ブランク加工と呼ぶ)、その後、そのヒンジ
部をプレス曲げ加工することで取付部1a、1cは形成
される。しかしながら、金属板のブランク加工は一般に
コストの見地からプレス加工が多く採用される。プレス
加工によるブランク加工は抜き型であるパンチによって
ダイを介してせん断破断する加工であるため、加圧する
側の面から見て、上面はダレ、裏面はバリ11が発生す
る。このバリ11が係止ピンのなめらかな動きに対して
害となる。裏面からブランク加工をした場合には、係止
軸8a及び係止ピン7aの動きを妨げるバリ11は基板
1の表面のブランク部1bの境界線上に生じる。
ブランク部1bに相当する部分を抜くことで、ヒンジ部
(取付部1a叉は1cに当たる部分)を形成して(この
加工を以下ブランク加工と呼ぶ)、その後、そのヒンジ
部をプレス曲げ加工することで取付部1a、1cは形成
される。しかしながら、金属板のブランク加工は一般に
コストの見地からプレス加工が多く採用される。プレス
加工によるブランク加工は抜き型であるパンチによって
ダイを介してせん断破断する加工であるため、加圧する
側の面から見て、上面はダレ、裏面はバリ11が発生す
る。このバリ11が係止ピンのなめらかな動きに対して
害となる。裏面からブランク加工をした場合には、係止
軸8a及び係止ピン7aの動きを妨げるバリ11は基板
1の表面のブランク部1bの境界線上に生じる。
【0024】その害を防ぐために、図8に示すような、
取付部1a、1cの付近で係止軸8a及び係止ピン7a
が触れる基板1上の所定の部位の一部に、厚膜3の印刷
を施す。厚膜3が存在することで、図9に示すように係
止軸8aや係止ピン7aがその厚膜3に乗っかり、その
分だけ基板1表面から案内支持部材6が浮かぶことにな
る。尚、図9には係止ピン7aが厚膜3上に乗っている
状態を示す。
取付部1a、1cの付近で係止軸8a及び係止ピン7a
が触れる基板1上の所定の部位の一部に、厚膜3の印刷
を施す。厚膜3が存在することで、図9に示すように係
止軸8aや係止ピン7aがその厚膜3に乗っかり、その
分だけ基板1表面から案内支持部材6が浮かぶことにな
る。尚、図9には係止ピン7aが厚膜3上に乗っている
状態を示す。
【0025】厚膜3の厚みはバリ11の高さに対して充
分厚くしてあるから、バリ11に引っかかることなく係
止軸8a及び係止ピン7aはスムーズに動くことができ
る。ここに、係止軸8aは、取付部1aの内周面と厚膜
3との間で回動されることとなり、この点で2つの取付
部1aの間で基板1の上面に形成された厚膜3は、係止
軸8aの回動補助材として作用する。また、係止ピン7
aは、図9に示すように、取付部1cの内周面と厚膜と
の間で摺動されることとなり、この点で2つの取付部1
cの間で基板1の上面に形成された厚膜3は、係止ピン
7aの摺動補助材として作用する。
分厚くしてあるから、バリ11に引っかかることなく係
止軸8a及び係止ピン7aはスムーズに動くことができ
る。ここに、係止軸8aは、取付部1aの内周面と厚膜
3との間で回動されることとなり、この点で2つの取付
部1aの間で基板1の上面に形成された厚膜3は、係止
軸8aの回動補助材として作用する。また、係止ピン7
aは、図9に示すように、取付部1cの内周面と厚膜と
の間で摺動されることとなり、この点で2つの取付部1
cの間で基板1の上面に形成された厚膜3は、係止ピン
7aの摺動補助材として作用する。
【0026】また、基板1には取付部1a、1cを形成
した際の抜き穴(ブランク部1bに相当)が生じている
が、この抜き穴が冷却用穴として機能し、これにより放
熱に優れた効果を呈す。
した際の抜き穴(ブランク部1bに相当)が生じている
が、この抜き穴が冷却用穴として機能し、これにより放
熱に優れた効果を呈す。
【0027】尚、厚膜3の印刷以外に基板1の裏面から
軽いプレス加工を行うことで、取付部1a、1cの付近
に突起面を形成するものによっても、厚膜3と同様な効
果を奏することは勿論である。
軽いプレス加工を行うことで、取付部1a、1cの付近
に突起面を形成するものによっても、厚膜3と同様な効
果を奏することは勿論である。
【0028】図3及び図4に本実施例のキースイッチ装
置の構成を示す。上述の基板1上の固定接点パターン2
に対応する位置に存在するスプリング配置部Rには、逆
カップ状のラバースプリング4が載置されている。この
ラバースプリング4は内部に公知の可動接点を有してお
り、また、その上面の中央部には後述する案内支持部材
6の軸支部Aの押下部82が対向配置される。このと
き、ラバースプリング4は、前記2つの厚膜3の双方に
隣接して配置される。このように、ラバースプリング4
が、係止軸8aの回動補助材及び係止ピン7aの摺動補
助材として作用する2つの厚膜3の間で相互に隣接して
配置される場合には、基板1の表面上に設けられた固定
接点パターン2に対応してラバースプリング4を配置す
るについて、ラバースプリング4のコンパクトな配置が
可能となる。
置の構成を示す。上述の基板1上の固定接点パターン2
に対応する位置に存在するスプリング配置部Rには、逆
カップ状のラバースプリング4が載置されている。この
ラバースプリング4は内部に公知の可動接点を有してお
り、また、その上面の中央部には後述する案内支持部材
6の軸支部Aの押下部82が対向配置される。このと
き、ラバースプリング4は、前記2つの厚膜3の双方に
隣接して配置される。このように、ラバースプリング4
が、係止軸8aの回動補助材及び係止ピン7aの摺動補
助材として作用する2つの厚膜3の間で相互に隣接して
配置される場合には、基板1の表面上に設けられた固定
接点パターン2に対応してラバースプリング4を配置す
るについて、ラバースプリング4のコンパクトな配置が
可能となる。
【0029】これにより、キートップ5の押下に伴って
軸支部Aが下方に移動すると、押下部82はラバースプ
リング4を押下しその押下量が一定の限度を超えると、
ラバースプリング4が挫屈し、ラバースプリング4内の
可動接点により固定接点パターン2が短絡されるもので
ある。
軸支部Aが下方に移動すると、押下部82はラバースプ
リング4を押下しその押下量が一定の限度を超えると、
ラバースプリング4が挫屈し、ラバースプリング4内の
可動接点により固定接点パターン2が短絡されるもので
ある。
【0030】図4はキースイッチ装置の分解斜視図であ
り、同図において、キートップ5はABS樹脂等の合成
樹脂から成型されており、その上面にはアルファベット
等の文字が印刷等により形成されている。また、キート
ップ5の裏面からは、基板1上の取付部1a、1cに対
応して、回動係止部5a、及び摺動係止部5bが下方に
向けてキートップ本体5と一体に設けられている。
り、同図において、キートップ5はABS樹脂等の合成
樹脂から成型されており、その上面にはアルファベット
等の文字が印刷等により形成されている。また、キート
ップ5の裏面からは、基板1上の取付部1a、1cに対
応して、回動係止部5a、及び摺動係止部5bが下方に
向けてキートップ本体5と一体に設けられている。
【0031】回動係止部5aには、後述する2つのリン
ク部材7、8のうちの一方のリンク部材7の一端に形成
された係止軸7bを回動可能に係止する係止孔が穿設さ
れており、また、摺動係止部5bには、他方のリンク部
材8の一端に形成された係止ピン8bを水平方向に摺動
可能に係止する係止溝が形成されている。
ク部材7、8のうちの一方のリンク部材7の一端に形成
された係止軸7bを回動可能に係止する係止孔が穿設さ
れており、また、摺動係止部5bには、他方のリンク部
材8の一端に形成された係止ピン8bを水平方向に摺動
可能に係止する係止溝が形成されている。
【0032】キートップ5の下方には、キートップ5の
上下動を案内支持する案内支持部材6が配設されてお
り、かかる案内支持部材6は2つのリンク部材7、8か
ら構成される。
上下動を案内支持する案内支持部材6が配設されてお
り、かかる案内支持部材6は2つのリンク部材7、8か
ら構成される。
【0033】一方のリンク部材7は、図3及び図5に示
すように、平面視コ字状に形成され、また、一対の板状
体71を有し各板状体71の一端間には係止軸7bが一
体に連結形成されるとともに、各板状体71の各々の他
端には外向きに係止ピン7aが形成されてなるものであ
る。また、各板状体71の内側において相互に対抗する
中央部位置には、それぞれ軸体7cが内向きに形成され
ており、軸体7cは後述のリンク部材8の各板状体81
に形成された各軸孔8cに回動可能に軸支される。
すように、平面視コ字状に形成され、また、一対の板状
体71を有し各板状体71の一端間には係止軸7bが一
体に連結形成されるとともに、各板状体71の各々の他
端には外向きに係止ピン7aが形成されてなるものであ
る。また、各板状体71の内側において相互に対抗する
中央部位置には、それぞれ軸体7cが内向きに形成され
ており、軸体7cは後述のリンク部材8の各板状体81
に形成された各軸孔8cに回動可能に軸支される。
【0034】更に、他方のリンク部材8は、図3及び図
6に示すように、一対の板状体81を有し各板状体81
の一端部には係止軸8aが外向きに一体に形成されると
ともに、各板状体81の各々の他端には係止ピン8bが
外向きに形成されてなるものである。また、各板状体8
1の内側における中央部位置の間には、ラバースプリン
グ4の上面に載置されるとともに、キートップ5の押下
時に各リンク部材7、8の相互の回動に伴って、ラバー
スプリング4を下方に押下する押下部82が設けられて
いる。これにより、キートップ5の押下に伴って押下部
82がラバースプリング4を押下してスイッチング動作
を行うものである。
6に示すように、一対の板状体81を有し各板状体81
の一端部には係止軸8aが外向きに一体に形成されると
ともに、各板状体81の各々の他端には係止ピン8bが
外向きに形成されてなるものである。また、各板状体8
1の内側における中央部位置の間には、ラバースプリン
グ4の上面に載置されるとともに、キートップ5の押下
時に各リンク部材7、8の相互の回動に伴って、ラバー
スプリング4を下方に押下する押下部82が設けられて
いる。これにより、キートップ5の押下に伴って押下部
82がラバースプリング4を押下してスイッチング動作
を行うものである。
【0035】また、各板状体81の外側において相互に
対向する中央部位置には、それぞれ軸孔8cが設けられ
ており、各軸孔8cには前記リンク部材7の各板状体7
1に形成された各軸体7cが回動可能に軸支される。こ
れにより、両リンク部材7、8は各軸体7cおよび軸孔
8cを介して相互に交差して回動可能となるものであ
る。そして、これにより、軸体7c、軸孔8c、押下部
82で軸支部Aを形成している。
対向する中央部位置には、それぞれ軸孔8cが設けられ
ており、各軸孔8cには前記リンク部材7の各板状体7
1に形成された各軸体7cが回動可能に軸支される。こ
れにより、両リンク部材7、8は各軸体7cおよび軸孔
8cを介して相互に交差して回動可能となるものであ
る。そして、これにより、軸体7c、軸孔8c、押下部
82で軸支部Aを形成している。
【0036】なお、リンク部材7の係止ピン7aと係止
軸7bは軸体7cを中心として一直線上に並び、且つ軸
体7cからの距離が等しくなるように構成される。ま
た、リンク部材8の係止ピン8bと係止軸8aは軸孔8
cを中心として一直線上に並び、且つ軸孔8cからの距
離が等しくなるように構成される。
軸7bは軸体7cを中心として一直線上に並び、且つ軸
体7cからの距離が等しくなるように構成される。ま
た、リンク部材8の係止ピン8bと係止軸8aは軸孔8
cを中心として一直線上に並び、且つ軸孔8cからの距
離が等しくなるように構成される。
【0037】また、図4に示すように、案内支持部材6
は、リンク部材7の係止軸7bによりキートップ5の回
動係止部5aに穿設された係止孔に回動可能に係止され
るものである。更に、係止ピン7aは基板1に形成され
た摺動係止する取付部1cに係止される。また、リンク
部材8の係止軸8aは基板1に形成された回動係止する
取付部1aに回動可能に係止される。更に、係止ピン8
bはキートップ5の摺動係止部5bに形成された係止溝
に摺動可能に係止されるものである。
は、リンク部材7の係止軸7bによりキートップ5の回
動係止部5aに穿設された係止孔に回動可能に係止され
るものである。更に、係止ピン7aは基板1に形成され
た摺動係止する取付部1cに係止される。また、リンク
部材8の係止軸8aは基板1に形成された回動係止する
取付部1aに回動可能に係止される。更に、係止ピン8
bはキートップ5の摺動係止部5bに形成された係止溝
に摺動可能に係止されるものである。
【0038】さらに、図3に示すように、両リンク部材
7、8は各々の板状体71、81の先端部の厚さを小さ
くしてある。このためキートップ5が押下された場合に
も、両リンク部材7、8の板状体71、81の各端部は
キートップ5の押下の途中で互いに接触することがな
い。よって、キートップ5はその押下動作を途中で妨げ
られることがなく、キーストロークを十分に確保できる
ように構成される。
7、8は各々の板状体71、81の先端部の厚さを小さ
くしてある。このためキートップ5が押下された場合に
も、両リンク部材7、8の板状体71、81の各端部は
キートップ5の押下の途中で互いに接触することがな
い。よって、キートップ5はその押下動作を途中で妨げ
られることがなく、キーストロークを十分に確保できる
ように構成される。
【0039】続いて、前記の構成を有するキースイッチ
装置の動作について説明する。図7はキースイッチ装置
の断面図である。
装置の動作について説明する。図7はキースイッチ装置
の断面図である。
【0040】図7において、キートップ5を下方に押下
すると、キートップ5が下方へ移動するに伴ってリンク
部材7の係止軸7bは回動係止部5aの係止孔内で反時
計方向に回動するとともに、リンク部材8の係止ピン8
bは摺動係止部5bの係止溝内で水平方向(図7におけ
る右方向)に摺動する。これと同時に、リンク部材8の
係止軸8aは基板1における回動係止する取付部1aの
係止孔内で時計方向に回動するとともに、リンク部材7
の係止ピン7aは摺動係止する取付部1cの係止溝内で
水平方向(図7における右方向)に摺動する。
すると、キートップ5が下方へ移動するに伴ってリンク
部材7の係止軸7bは回動係止部5aの係止孔内で反時
計方向に回動するとともに、リンク部材8の係止ピン8
bは摺動係止部5bの係止溝内で水平方向(図7におけ
る右方向)に摺動する。これと同時に、リンク部材8の
係止軸8aは基板1における回動係止する取付部1aの
係止孔内で時計方向に回動するとともに、リンク部材7
の係止ピン7aは摺動係止する取付部1cの係止溝内で
水平方向(図7における右方向)に摺動する。
【0041】この結果、リンク部材7及び8を相互に軸
支する軸支部Aは下方に移動するとともにラバースプリ
ング4を徐々に押下していき、その押下量が一定の限度
を超えた時点でラバースプリング4は挫屈される。これ
により、ラバースプリング4内の可動接点が基板1上の
固定接点パターン2を短絡し所定のスイッチング動作が
行われる。
支する軸支部Aは下方に移動するとともにラバースプリ
ング4を徐々に押下していき、その押下量が一定の限度
を超えた時点でラバースプリング4は挫屈される。これ
により、ラバースプリング4内の可動接点が基板1上の
固定接点パターン2を短絡し所定のスイッチング動作が
行われる。
【0042】キートップ5の押下を解除すると、両リン
ク部材7、8の軸支部Aはラバースプリング4の弾性復
元力により上方に押し上げられる。これに伴って、係止
軸7b、8a、及び係止ピン7a、8bは前記したのと
逆の動作を行い、この結果、キートップ5は元の位置に
復帰される。
ク部材7、8の軸支部Aはラバースプリング4の弾性復
元力により上方に押し上げられる。これに伴って、係止
軸7b、8a、及び係止ピン7a、8bは前記したのと
逆の動作を行い、この結果、キートップ5は元の位置に
復帰される。
【0043】ここに、係止軸7b、8aは水平方向には
移動されることなく、それぞれ係止孔内で回動するのみ
であるので、キートップ5は水平方向に移動されること
がない。そのため、隣合ったキーとぶつかり合うことは
なく、キートップ5のキー面の水平状態を保持したまま
上下動されるものである。
移動されることなく、それぞれ係止孔内で回動するのみ
であるので、キートップ5は水平方向に移動されること
がない。そのため、隣合ったキーとぶつかり合うことは
なく、キートップ5のキー面の水平状態を保持したまま
上下動されるものである。
【0044】ラバースプリング4は前述のように側面視
略台形であり、その上底長さと下底の長さ及び高さに起
因する側面の角度は、その所望キータッチに応じて決ま
る。そしてさらにこの台形部の高さ即ちラバースプリン
グ4の高さは、キーストロークに応じて決定され、高い
ほうが好まれる。しかし、装置全体の厚さを鑑みれば、
このラバースプリング4はそれほど大きくすることがで
きないことは自明である。
略台形であり、その上底長さと下底の長さ及び高さに起
因する側面の角度は、その所望キータッチに応じて決ま
る。そしてさらにこの台形部の高さ即ちラバースプリン
グ4の高さは、キーストロークに応じて決定され、高い
ほうが好まれる。しかし、装置全体の厚さを鑑みれば、
このラバースプリング4はそれほど大きくすることがで
きないことは自明である。
【0045】また、前述のように両リンク部材7、8の
各板状体71、81の先端側の厚さを側面視において小
さくしているため、キーストローク動作をその途中で妨
げることなく、十分なストロークを確保できる。
各板状体71、81の先端側の厚さを側面視において小
さくしているため、キーストローク動作をその途中で妨
げることなく、十分なストロークを確保できる。
【0046】以上のことから本発明のキースイッチ装置
は、回路基板、ホルダ部材、スイッチ支持板を一つの構
成にすることで、キーボードの薄型化に対応してキース
トロークを大きくすることができ、よって、キー操作性
が良好でキー入力を確実に行い得るとともに、部品点数
の低減、組立性の容易化、装置の軽量化への高い効果を
示すキースイッチ装置を提供することができる。
は、回路基板、ホルダ部材、スイッチ支持板を一つの構
成にすることで、キーボードの薄型化に対応してキース
トロークを大きくすることができ、よって、キー操作性
が良好でキー入力を確実に行い得るとともに、部品点数
の低減、組立性の容易化、装置の軽量化への高い効果を
示すキースイッチ装置を提供することができる。
【0047】ここに、基板1において、2つの取付部1
aの間で基板1の上面に形成された厚膜3は、係止軸8
の回動補助材として作用し、また、2つの取付部1cの
間で基板1の上面に形成された厚膜3は、係止ピン7a
の摺動補助材として作用するので、キー操作時に係止軸
8の回動動作及び係止ピン7aの摺動動作を極めてスム
ーズに行うことができ、キー操作性は更に良好なものと
なる。
aの間で基板1の上面に形成された厚膜3は、係止軸8
の回動補助材として作用し、また、2つの取付部1cの
間で基板1の上面に形成された厚膜3は、係止ピン7a
の摺動補助材として作用するので、キー操作時に係止軸
8の回動動作及び係止ピン7aの摺動動作を極めてスム
ーズに行うことができ、キー操作性は更に良好なものと
なる。
【0048】また、一般に携帯型コンピュータのロジッ
クボード、記憶装置、電源はキーボード下に配置される
ことが多く、これらにより発生する熱の対策が問題とさ
れる。本発明のキースイッチ装置は基板に多数設けられ
ている抜き穴(ブランク部1b)が冷却用穴として機能
するため、効果的に放熱を行うことができる。この点に
おいても本発明は理想的な構造を有している。
クボード、記憶装置、電源はキーボード下に配置される
ことが多く、これらにより発生する熱の対策が問題とさ
れる。本発明のキースイッチ装置は基板に多数設けられ
ている抜き穴(ブランク部1b)が冷却用穴として機能
するため、効果的に放熱を行うことができる。この点に
おいても本発明は理想的な構造を有している。
【0049】上記の効果に加えて、特に、本実施例に係
るキースイッチ装置では、キーステムをキーホルダ部に
より案内する構成は全く不要とすることができるので、
従来のキースイッチ装置のようにキーの押下時にキース
テムとキーホルダ部間で摺動ノイズが全く生じることは
ないとともに、キーの操作面積を小さくしてキーの中央
部を押下させるようにする必要性は全くなくなるもので
ある。
るキースイッチ装置では、キーステムをキーホルダ部に
より案内する構成は全く不要とすることができるので、
従来のキースイッチ装置のようにキーの押下時にキース
テムとキーホルダ部間で摺動ノイズが全く生じることは
ないとともに、キーの操作面積を小さくしてキーの中央
部を押下させるようにする必要性は全くなくなるもので
ある。
【0050】また、本実施例に係るキースイッチ装置で
は、回動係止部5aの係止孔及び回動係止する取付部1
aの係止孔に係止される各係止軸7b、8aはキートッ
プ5の押下時にも、水平方向に移動することなく係止孔
内で回動するのみであるので、キートップ5が水平方向
に移動されることはない。従って、隣接するキーとキー
とで衝突することなく、この点からもキー操作性が良好
でキー入力を確実に行い得るキースイッチ装置を提供す
ることができるものである。
は、回動係止部5aの係止孔及び回動係止する取付部1
aの係止孔に係止される各係止軸7b、8aはキートッ
プ5の押下時にも、水平方向に移動することなく係止孔
内で回動するのみであるので、キートップ5が水平方向
に移動されることはない。従って、隣接するキーとキー
とで衝突することなく、この点からもキー操作性が良好
でキー入力を確実に行い得るキースイッチ装置を提供す
ることができるものである。
【0051】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形、
改良が可能である。例えば、本実施例におけるリンク部
材7、8はパンタグラフ状に組み合わせた同種の部材で
あってもよい。
ではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形、
改良が可能である。例えば、本実施例におけるリンク部
材7、8はパンタグラフ状に組み合わせた同種の部材で
あってもよい。
【0052】さらに、本実施例では、リンク部材7、8
の軸支部によりラバースプリング4を押下するが、リン
ク部材7、8またはキートップ5に設けられた別部材に
よりラバースプリング4を押下するものであってもよ
い。
の軸支部によりラバースプリング4を押下するが、リン
ク部材7、8またはキートップ5に設けられた別部材に
よりラバースプリング4を押下するものであってもよ
い。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るキー
スイッチ装置によれば、キーボードの小型化、薄型化に
対応しつつ充分なキーストロークを確保することが可能
であるとともに、キー操作性が良好で、且つ確実なキー
入力を可能とするキースイッチ装置を提供することがで
きる。
スイッチ装置によれば、キーボードの小型化、薄型化に
対応しつつ充分なキーストロークを確保することが可能
であるとともに、キー操作性が良好で、且つ確実なキー
入力を可能とするキースイッチ装置を提供することがで
きる。
【図1】本実施例のキースイッチ装置の基板の上面図で
ある。
ある。
【図2】図1の基板の側断面図である。
【図3】本実施例の基板及び構成部品の斜視図である。
【図4】本実施例のキースイッチ装置の分解斜視図であ
る。
る。
【図5】本実施例のリンク部材の平面図である。
【図6】本実施例のもう一方のリンク部材の平面図であ
る。
る。
【図7】本実施例のキースイッチ装置の断面図である。
【図8】本実施例のキースイッチ装置の厚膜印刷の形状
の例を示した図である。
の例を示した図である。
【図9】本実施例のキースイッチ装置の取付部付近の拡
大図である。
大図である。
1 基板 1a 回動係止する取付部 1c 摺動係止する取付部 2 固定接点パターン 3 厚膜 4 ラバースプリング 5 キートップ 5a 回動係止部 5b 摺動係止部 6 案内支持部材 7 リンク部材 8 リンク部材 R スプリング配置部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 猛行 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 5G006 AA02 AC03 AZ01 BA01 BA02 BC04 CB01 CB03 CD02 FB06 5G023 AA12 CA01 CA08 CA30 CA41
Claims (1)
- 【請求項1】 樹脂製のキートップと、 複数の係止部を突出形成した金属製支持部材と、 前記キートップの下面と金属製支持部材の複数の係止部
とを連結係止し、キートップを上下方向に案内支持する
第1リンク部材と第2リンク部材とからなる案内支持部
材と、 前記支持部材上に配置されたスイッチング部と、 前記スイッチング部を作動させるスプリング部材とを備
え、 前記キートップの押下操作に基づき前記スプリング部材
を介して前記スイッチング部にてスイッチング動作を行
うことを特徴とするキースイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002113023A JP2002373545A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | キースイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002113023A JP2002373545A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | キースイッチ装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000194387A Division JP3318317B2 (ja) | 1993-04-05 | 2000-06-28 | キースイッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002373545A true JP2002373545A (ja) | 2002-12-26 |
Family
ID=19193966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002113023A Withdrawn JP2002373545A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | キースイッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002373545A (ja) |
-
2002
- 2002-04-16 JP JP2002113023A patent/JP2002373545A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040331 |