JP4562576B2 - キースイッチ装置、キーボード及びキースイッチ組立治具 - Google Patents

キースイッチ装置、キーボード及びキースイッチ組立治具 Download PDF

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Description

本発明は、打鍵操作されるキースイッチ装置に関し、特に、電子機器の入力装置であるキーボードに搭載されるキースイッチ装置に関する。さらに本発明は、そのようなキースイッチ装置を複数個備えたキーボードに関する。さらに本発明は、そのようなキースイッチ装置を組み立てるために使用可能な組立治具に関する。
ノート型やパームトップ型のパーソナルコンピュータ等の携帯型電子機器に装備される薄型すなわち低背型のキーボードにおいては、打鍵操作されるキースイッチ装置の低背化を促進しつつ、その操作性を向上させることが要求されている。一般に、低背型キーボードに使用できるキースイッチ装置は、支持板(例えば金属薄板やキーボードの下部パネル)と、支持板の上方に配置されるキートップと、互いに連動してキートップを支持板の上方で昇降方向へ案内支持する一対のリンク部材と、キートップの昇降動作に対応して電気回路の接点部を開閉するスイッチ機構とを備えて構成される。キートップは、一対のリンク部材が互いに連動することにより、支持板に対して実質的鉛直方向へ、所定の姿勢を保持しつつ昇降動作できる。キースイッチ装置の打鍵操作性は、このようなキートップの昇降動作のストローク量、及び昇降動作中のいわゆるクリック感を伴う打鍵操作特性によって影響される。
この種のキースイッチ装置では従来、一対のリンク部材として、側面視逆V字状に組み合わされてそれらの一端領域で互いに歯車状に噛み合わされるいわゆるギアリンク形式のもの(例えば特許文献1参照)や、側面視X字状に組み合わされてそれらの交点で互いに回動可能又は摺動可能に連結されるいわゆるパンタグラフ形式のもの(例えば特許文献2参照)等が採用されている。また、スイッチ機構としては、一対の接点を対向させて各々に担持する一対のフレキシブル回路基板を有するシート状スイッチ(本願でメンブレンスイッチシートと称する)と、キートップとメンブレンスイッチシートとの間に配置され、キートップの下降動作に伴いそれら接点を閉じるように作用する作動部材との組み合わせが、広く採用されている。
特許文献1に記載されるキースイッチ装置では、支持板の上に広げて載置されたメンブレンスイッチシートの上に、平枠状のベースパネルがさらに配置される。側面視逆V字状に組み合わされた一対のリンク部材の各々は、その一端に、噛合構造を構成する歯を有するとともにキートップに回動可能に連結される回動部を有し、その反対側の他端に、ベースパネルに形成した案内部に摺動可能に係合する摺動部を有する。キートップが昇降動作を行なう間、両リンク部材は、回動部を中心に噛合構造を介して互いに連動して回動し、それぞれの摺動部が、ベースパネルの案内部の案内作用下で、メンブレンスイッチシートの上面に沿って摺動する。また、スイッチ機構には、ゴム製ドーム状の作動部材が用いられている。作動部材は、そのドーム頂部をキートップ側に向けて、ベースパネルの開口内でメンブレンスイッチシートに固定される。作動部材のドーム頂部の内面には、メンブレンスイッチシートの接点部に位置合わせして、キートップが下降したときに接点部を押圧閉成する突起が形成される。このキースイッチ装置では、ゴム製ドーム状の作動部材が座屈式に弾性変形することにより、打鍵操作時のクリック感を確保している。
特許文献2に記載されるキースイッチ装置では、支持板の上に広げて載置されたメンブレンスイッチシートに貫通穴が形成され、支持板に設けた案内部及び軸支部が、貫通穴を通してメンブレンスイッチシートから突出する。側面視X字状に組み合わされた一対のリンク部材は、一方のリンク部材が、キートップに回動可能に連結される回動部を一端に有するとともに支持板の案内部に摺動可能に係合する摺動部を他端に有し、他方のリンク部材が、支持板の軸支部に回動可能に連結される回動部を一端に有するとともにキートップに摺動可能に係合する摺動部を他端に有する。キートップが昇降動作を行なう間、両リンク部材は、略中央の軸支構造を介して互いに連動して回動し、それぞれの摺動部が、キートップ及び支持板に沿ってそれぞれ摺動する。また、両リンク部材は、板ばね状の復帰ばねを介して互いに一体に連結され、一方のリンク部材から、この復帰ばねとは別の板ばね状の作動部材が延設される。作動部材の先端には、メンブレンスイッチシートの接点部に位置合わせして、キートップが下降したときに接点部を押圧閉成する突起が形成される。このキースイッチ装置では、復帰ばねが座屈式に弾性変形することにより、打鍵操作時のクリック感を確保している。
ところで、複数のキースイッチ装置を備えたキーボードにおいて、キーボードの筐体上面に所定配列で配置された複数のキートップの打鍵操作性を向上させて操作者の疲労を軽減するために、操作者の両手を自然な「ハの字」の姿勢に置いたままで、個々のキートップの頂面(すなわち打鍵操作面)を指先で違和感無く打鍵できるように構成されたものが知られている(例えば特許文献3参照)。特許文献3に記載されるキーボードは、複数のキースイッチ装置の配列自体は通常の並列形態を維持しつつ、個々のキートップの打鍵操作面を、操作者から見て右手側のキースイッチ群では平面視で右下がりの矩形輪郭を呈するように形成する一方、左手側のキースイッチ群では平面視で左下がりの矩形輪郭を呈するように形成している。このような構成により、個々のキースイッチ装置自体を両手の「ハの字」の向きに合わせて斜めに配列した構成に比べて、キーボードの寸法(設置面積)の増加を抑制している。
特開2003−031067号公報 特開2002−231090号公報 特開平8−234882号公報
前述した特許文献1に記載されるキースイッチ装置では、打鍵操作時に、ギアリンク形式の一対のリンク部材が、それぞれの摺動部でメンブレンスイッチシートの上面に沿って摺動する構成であるから、支持板及びメンブレンスイッチシートの双方の厚みが、キースイッチ装置の高さ方向寸法に含まれることになる。また、キートップが昇降動作の下限位置に到達したときには、両リンク部材が、それぞれの摺動部と回動部との間の領域でメンブレンスイッチシートの上面に実質的に接触して配置され、それにより昇降動作のストローク量が規定される。つまり、キースイッチ装置の低背化及び操作性向上のいずれの方策においても、メンブレンスイッチシートの厚みを削減することは必然となっている。しかし実際のところ、メンブレンスイッチシートは物理的に略限界まで薄肉化されたと見なされている。
これに対し、前述した特許文献2に記載されるキースイッチ装置では、打鍵操作時に、パンタグラフ形式の一対のリンク部材は、一方のリンク部材の摺動部が、メンブレンスイッチシートの貫通穴内で、支持板の案内部に沿って摺動するように構成されているから、メンブレンスイッチシートの厚みがキースイッチ装置の高さ方向寸法に及ぼす影響を排除できる。また、キートップが昇降動作の下限位置に到達したときには、両リンク部材が、それぞれの摺動部と回動部との間の領域でメンブレンスイッチシートの貫通穴内に受容されるようになっているから、メンブレンスイッチシートの厚みがキートップの昇降動作のストローク量に及ぼす影響も排除できる。その反面、メンブレンスイッチシートの貫通穴に合致させて支持板にも貫通穴を設けているので、打鍵操作中に両リンク部材は、支持板に局所的に形成した案内部及び軸支部のみによって支持板上に支持される。その結果、両リンク部材の連動動作(特に摺動部の摺動動作)の安定性が低下し、キートップの打鍵操作性が損なわれる懸念がある。
他方、前述した特許文献3に記載されるキーボードでは、複数のキースイッチ装置は、操作者から見て右手側の一群と左手側の一群とで、個々のキートップの打鍵操作面の輪郭形状が互いに左右逆向きになるように構成されているから、指先に違和感無く操作するためには、操作者がキースイッチ装置の位置に応じて両手を適正に使い分ける必要が有る。このような構成は、特に初心者にとっては却って使い難いものとなる。また、実質的同一寸法で形状の異なる複数のキートップを使用する構成では、キーボードの組立作業が煩雑になり、製造コストが上昇する危惧がある。
さらに、キースイッチ装置の低背化が進むに伴い、特にリンク部材の寸法が削減されている。従来、キースイッチ装置の組立工程は手作業による場合が多かったが、そのような小寸化されたリンク部材を、誤って損傷したり紛失したりすること無く正確に支持板に組み付けることが、手作業だけでは困難になる傾向が有る。そこで、低背化したキースイッチ装置の組立工程で使用できる組立治具が要求されている。
本発明の目的は、打鍵操作されるキースイッチ装置において、キートップの安定した打鍵操作性を確保する一方で、キートップの昇降動作のストローク量を増加させたり、キースイッチ装置の高さ方向寸法を削減したりすることができるキースイッチ装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記したようなキースイッチ装置を複数個備えた低背型で操作性に優れたキーボードを提供することにある。
発明のさらに他の目的は、低背化したキースイッチ装置を安全かつ正確に組み立てることを可能にする組立治具を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、支持板と、支持板の上方に配置されるキートップと、互いに連動してキートップを支持板の上方で昇降方向へ案内支持する一対のリンク部材と、キートップの昇降動作に対応して電気回路の接点部を開閉するスイッチ機構とを具備し、スイッチ機構が、キートップに対応する位置に接点部を担持して支持板の上に載置されるメンブレンスイッチシートを有するキースイッチ装置において、一対のリンク部材の各々は、支持板に摺動自在に係合する摺動部を有し、メンブレンスイッチシートは、一対のリンク部材の各々の摺動部が支持板に係合する領域に貫通穴を有し、リンク部材の摺動部が、メンブレンスイッチシートの貫通穴を通して、支持板に摺動自在に載せられており、一対のリンク部材の各々は、メンブレンスイッチシートを受容可能な凹所を備えて摺動部から延長される胴部を有し、キートップが昇降動作の下限位置にあるときに、摺動部が、メンブレンスイッチシートの貫通穴を通して支持板に接触するとともに、胴部が、凹所でメンブレンスイッチシートの上に重なるように配置されること、を特徴とするキースイッチ装置を提供する。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載のキースイッチ装置において、一対のリンク部材の各々は、摺動部から延長される腕部を有し、キートップが昇降動作の下限位置にあるときに、摺動部及び腕部の双方が、メンブレンスイッチシートの貫通穴を通して支持板に接触するキースイッチ装置を提供する。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のキースイッチ装置において、支持板は、キートップが昇降動作を行なう間、一対のリンク部材の各々の摺動部を案内する案内部を有し、案内部が、メンブレンスイッチシートの貫通穴を通してメンブレンスイッチシートの上方に突出するキースイッチ装置を提供する。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のキースイッチ装置において、支持板が板金材料から形成され、案内部が、支持板の所望箇所に切り起こし工程により一体に形成されているキースイッチ装置を提供する。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のキースイッチ装置において、支持板が樹脂材料から形成され、案内部が、支持板の所望箇所に一体成形されているキースイッチ装置を提供する。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のキースイッチ装置において、支持板が導電性樹脂材料から形成されるキースイッチ装置を提供する。
請求項に記載の発明は、請求項のいずれか1項に記載のキースイッチ装置において、一対のリンク部材の各々の摺動部は、互いに反対側に突出する一対の摺動支軸を有し、支持板の案内部は、一対のリンク部材の各々の一対の摺動支軸を個別に摺動可能に受容する二対の案内孔を有し、一対のリンク部材の各々は、一対の摺動支軸が対応の一対の案内孔に嵌入されるのに十分な量だけ、一対の摺動支軸を互いに接近する方向へ弾性変位させることができるようにするスリットをさらに有するキースイッチ装置を提供する。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のキースイッチ装置において、メンブレンスイッチシートの上に配置されるベースパネルをさらに具備し、ベースパネルは、キートップが昇降動作を行なう間、一対のリンク部材の各々の摺動部を案内する案内部を有するキースイッチ装置を提供する。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のキースイッチ装置の組立工程で使用される組立治具であって、一対のリンク部材を所定配置で収容する収容部を有する整列部材と、整列部材に組み付けられ、収容部に収容された一対のリンク部材の各々の、一対の摺動支軸に係合可能な案内面を有する案内部材と、整列部材及び案内部材のいずれか一方に組み合わされ、一対のリンク部材の各々の一対の摺動支軸が、案内部材の案内面に係合して圧力下で互いに接近する方向へ弾性変位するように、一対のリンク部材の各々を案内部材に対して押圧する押圧部を有する押圧部材と、を具備することを特徴とする組立治具を提供する。
請求項1に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載のキースイッチ装置を複数個、配列して構成されるキーボードを提供する。
請求項1に記載の発明によれば、キートップの昇降動作中に、一対のリンク部材が、それぞれの摺動部で、メンブレンスイッチシートの貫通穴を通して、支持板に沿って摺動することができるから、メンブレンスイッチシートの厚みがキースイッチ装置の高さ方向寸法に及ぼす影響を排除できる。したがって、メンブレンスイッチシートの厚みをさらに削減する必要なく、メンブレンスイッチシートの厚みに相当する分量だけ、キートップの昇降動作のストローク量を増加させたり、キースイッチ装置の高さ方向寸法を削減したりすることができる。しかも、キートップの昇降動作の全ストロークに渡って、両リンク部材の摺動部が支持板に支持された状態で摺動動作できるので、両リンク部材の連動動作(特に摺動部の摺動動作)の安定性を向上させることができ、キートップの安定した打鍵操作性を確保することができる。
また、キートップが昇降動作の下限位置にあるときに、両リンク部材が、それぞれの胴部に形成した凹所にメンブレンスイッチシートを受容して、メンブレンスイッチシートの上に重なるように配置されるから、リンク部材が摺動部以外の部位でメンブレンスイッチシートに衝突することによるキートップの昇降動作ストローク量の減少を抑制できる。
請求項に記載の発明によれば、キートップが昇降動作の下限位置にあるときに、両リンク部材の腕部が、メンブレンスイッチシートの貫通穴を通して支持板に接触するから、メンブレンスイッチシートの厚みがキートップの昇降動作ストローク量に及ぼす影響が確実に排除される。
請求項に記載の発明によれば、リンク部材の摺動部を案内するための案内部を備えたベースパネルのような別部品を省略できるので、キースイッチ装置の部品点数を削減して軽量化を図ることができる。
請求項に記載の発明によれば、薄肉の支持板であっても十分な剛性を確保できる。
請求項に記載の発明によれば、樹脂材料の自由な選択により、支持板に要求される強度を確保しつつ所要の軽量化を達成できる。
請求項に記載の発明によれば、支持板に電磁シールド機能が付与される。
請求項に記載の発明によれば、各リンク部材の一対の摺動支軸を、支持板の対応の案内部の案内孔に、無理なく嵌入することができる。
請求項に記載の発明によれば、リンク部材の摺動部を案内するための案内部を備えたベースパネルを使用しているので、支持板の構造を簡略化できる。
請求項に記載の発明によれば、各リンク部材の一対の摺動支軸を支持板の対応の案内部の案内孔に極めて容易に嵌入することができ、以って、低背化したキースイッチ装置を安全かつ正確に組み立てることができる。
請求項1に記載の発明によれば、低背型で操作性に優れたキーボードが提供される。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。
図面を参照すると、図1は本発明の第1の実施形態によるキースイッチ装置10の分解斜視図、図2及び図3はキースイッチ装置10の非操作時の組立断面図、図4はキースイッチ装置10の一構成部品の拡大斜視図、図5はキースイッチ装置10の押下操作時の組立断面図である。
図1に示すように、キースイッチ装置10は、支持板12と、支持板12の上方に配置されるキートップ14と、互いに連動してキートップ14を支持板12の上方で昇降方向へ案内支持する一対のリンク部材16と、キートップ14の昇降動作に対応して電気回路の接点部18(図2)を開閉するスイッチ機構20とを備える。スイッチ機構20は、キートップ14に対応する位置に接点部18を担持して支持板12の上に載置されるメンブレンスイッチシート22と、キートップ14とメンブレンスイッチシート22との間に配置され、キートップ14の下降動作に伴い接点部18を閉成するように作用する作動部材24とを有する。キースイッチ装置10はさらに、メンブレンスイッチシート22の上に配置されるベースパネル26を備える。
支持板12は、例えば板金材料からなる独立した金属薄板やキースイッチ装置10を組み込んだキーボードの樹脂製下部パネルのような、平板状の剛性部材であり、その略平坦な上面12aに、スイッチ機構20のメンブレンスイッチシート22及び作動部材24を静止支持する。
キートップ14は、例えば樹脂材料の一体成形品からなる平面視で略矩形の皿状部材であり、打鍵操作される操作面14aの反対側の内面14bに、いずれも同一構造の二組の軸支部28が、後述するリンク摺動方向(図2で左右方向)へ互いに並置して形成される(図2)。各軸支部28は、キートップ14の内面14bから直立状に突設される板状片からなり、その板厚方向へ軸受穴30が貫通形成される。各組を成す2個の軸支部28は、キートップ14の内面14bのリンク摺動方向略中央領域で、両者間に後述する各リンク部材16の第2端領域を挿入可能な距離だけ互いに離れて配置される(図3)。各軸支部28の軸受穴30には、一対のリンク部材16の各々が、その第2端領域に設けた回動部(後述する)にて回動自在に連結される。
一対のリンク部材16は、互いに同一の形状及び寸法を有し、それらの一端で互いに歯車状に連結されて側面視逆V字形態を呈し得るように組み合わされる。各リンク部材16は、例えば樹脂材料の一体成形品からなり、互いに略平行に延びる一対の腕部32、34と、それら腕部32、34を互いに連結する胴部36とを一体に備える。図示実施形態では、各リンク部材16において、胴部36に隣接する両腕部32、34の端部領域をリンク部材16の第1端領域と定義し、胴部36から同一方向へ延長される両腕部32、34の端部領域をリンク部材16の第2端領域と定義する。
各リンク部材16の第1端領域には、両腕部32、34の互いに離反する外側面から胴部36の反対側へ、摺動部を構成する一対の摺動支軸38が互いに同軸状に突設される。また、各リンク部材16の第2端領域には、両腕部32、34の外側面から摺動支軸38と同一側へ、回動部を構成する一対の回動支軸40が互いに同軸状に突設される。さらに、各リンク部材16の一方の腕部32には、回動支軸40に近接する第2端領域の先端面に1枚の歯42が設けられ、他方の腕部34には、回動支軸40に近接する第2端領域の先端面に2枚の歯44が設けられる。なお、各リンク部材16においては、摺動支軸38を含む両腕部32、34の端部領域(第1端領域)が、摺動部46を構成して、後述するように支持板12及びベースパネル26に係合する。
ベースパネル26は、例えば樹脂材料の一体成形品からなる平枠状部材であり、キートップ14によって遮蔽される略矩形の開口部48を備える。ベースパネル26には、開口部48の四隅に、いずれも同一構造の二組の案内部50が設けられる。各案内部50は、ベースパネル26の主表面26aから開口部48の内側へ庇状に延長される壁部分50aを有し、この壁部分50aの内側に、開口部48を画定する一対の対向内縁部分48aに沿って主表面26aに略平行に延びる案内溝52が、それぞれ形成される(図2)。各組を成す2個の案内部50は、両者間に各リンク部材16の第1端領域を挿入可能な距離だけ互いに離れて配置される(図3)。それら案内部50の案内溝52には、リンク部材16の第1端領域の摺動部46が、摺動支軸38にて摺動自在に係合する。
一対のリンク部材16の各々は、上記したように、第1端領域に設けた摺動支軸38をベースパネル26の各案内部50の案内溝52に摺動可能に嵌入し、かつ第2端領域に設けた回動支軸40をキートップ14の各軸支部28の軸受穴30に回動可能に嵌入して、支持板12とキートップ14との間に配置される。このとき一対のリンク部材16は、それぞれの一方の腕部32の1枚の歯42と、それぞれの他方の腕部34の2枚の歯44とが、互いに噛み合わされて連動構造を成し、それにより、両腕部32、34の回動支軸40が規定するそれぞれの回動軸線54(図3)を中心として、互いに連動して回動できるようになっている。
したがってキートップ14は、一対のリンク部材16がそれぞれの回動軸線54を中心に同期して反対方向へ揺動するとともに、それぞれの摺動部46がベースパネル26上の対応の案内部50による案内作用下で(つまり摺動支軸38と案内溝52との摺動係合下で)略水平方向へ摺動することにより、ベースパネル26に対し略鉛直方向へ、操作面14aを主表面26aに略平行に配置した所定の略水平姿勢を保持しつつ平行移動する。詳述すれば、キートップ14の打鍵ストローク(すなわち昇降動作のストローク)の上限位置は、一対のリンク部材16の摺動支軸38同士の相互接近方向への摺動が、ベースパネル26の各案内部50の壁部分50aによって係止された時点で規定される。そしてキートップ14がこの上限位置から下降するに従い、両リンク部材16の摺動部46は、対応の案内部50の案内作用下で、キートップ14の昇降方向に略直交する相互離反方向へ摺動する。キートップ14が打鍵ストロークの下限位置に達すると、後述するようにスイッチ機構20の接点部18が閉成される。
スイッチ機構20のメンブレンスイッチシート22は、図示省略するが、一対の接点を対向させて各々に担持する一対のフレキシブル回路基板と、それら回路基板を所定間隔に支持して両接点を開放状態に保持するシート状のスペーサとを備え、両回路基板のフィルム基体の表面に互いに短絡可能に形成された接点が、前述した接点部18を構成する。メンブレンスイッチシート22は、ベースパネル26の下で支持板12の上に広げて載置され、接点部18が、ベースパネル26の開口部48の略中心に位置決めされる(図2)。
スイッチ機構20の作動部材24は、ゴム材料から一体成形されたドーム状部材であり、ドーム頂部24aをキートップ14側に向けた姿勢で、ベースパネル26の開口部48内に配置されるとともに、下端のドーム開口端24bで、メンブレンスイッチシート22に固定される。作動部材24は、無負荷時にはドーム頂部24aをメンブレンスイッチシート22の上方に離隔して配置する。作動部材24のドーム頂部24aの内面には、メンブレンスイッチシート22の接点部18に位置合わせして、キートップ14が下降したときに接点部18を押圧閉成する突起(図示せず)が形成される。
キースイッチ装置10では、キートップ14に外力が加わらないときには、スイッチ機構20の作動部材24がドーム頂部24aでキートップ14をベースパネル26から鉛直上方へ離れたストローク上限位置に付勢支持する。このときメンブレンスイッチシート22は、接点部18が開いた状態にある。また、打鍵操作によりキートップ14が押下げられたときには、作動部材24はキートップ14に上方への弾性付勢力を及ぼしつつ変形し、キートップ14がストローク下限位置に達する直前に、内面の突起でメンブレンスイッチシート22を外面から押圧して接点部18を閉成する。キートップ14への押下げ力が解除されると、作動部材24が弾性的に復元し、キートップ14を上限位置へ復帰させるとともに、メンブレンスイッチシート22が復元して接点部18が開放される。
ここで作動部材24は、それ自体のドーム形状に起因して、キートップ14の打鍵操作に伴い座屈状に弾性変形し、それにより、キートップ14の押下変位量に非線形対応する弾性付勢力をキートップ14に及ぼすようになっている。その結果、キースイッチ装置10では、キートップ14の押下変位量が所定値を超えたときにそれまで徐々に増加していた復帰方向への付勢力が急に減少するような、いわゆるクリック感を伴う独特の打鍵操作特性が確保される。
キースイッチ装置10においては、メンブレンスイッチシート22は、ベースパネル26の二組の案内部50に対応する領域に貫通穴56を有する。図示実施形態では、ベースパネル26の個々の内縁部分48aに沿って設けられた2個の案内部50に重畳する領域と、それら案内部50の間に広がる領域とに連続して、矩形状の貫通穴56がそれぞれ形成されている。そして、各リンク部材16の摺動部46(すなわち両腕部32、34の摺動支軸38の周辺部分)は、メンブレンスイッチシート22の対応の貫通穴56を通して、支持板12の上面12aに摺動自在に載せられている(図3)。各リンク部材16は、キートップ14の昇降動作の全ストロークに渡って、摺動部46がメンブレンスイッチシート22の貫通穴56を通り抜けて支持板12の上面12aに沿って摺動動作する。つまり、各貫通穴56は、一対のリンク部材16の摺動部46の摺動経路に沿って、摺動動作を妨害しないような寸法及び形状で、メンブレンスイッチシート22に形成される。
各リンク部材16はその胴部36に、メンブレンスイッチシート22を受容可能な凹所58を有する(図4)。凹所58は、メンブレンスイッチシート22に対向する両腕部32、34の下面32a、34aに対し、同様にメンブレンスイッチシート22に対向する胴部36の下面36aが、メンブレンスイッチシート22の厚みに少なくとも等しい段差を有して凹設されることにより画定される。各リンク部材16は、キートップ14の昇降動作の全ストロークに渡って、メンブレンスイッチシート22の両貫通穴56の間に広がる部分を胴部36に受容した状態で回動変位する。そして、キートップ14が昇降動作の下限位置に到達したときに、各リンク部材16は、その摺動部46が、メンブレンスイッチシート22の対応の貫通穴56を通して支持板12に接触した状態を維持しつつ、摺動部46から延長される胴部36が、凹所58でメンブレンスイッチシート22の上に重なるように配置される(図5(a))。
さらに、各リンク部材16は、キートップ14が昇降動作の下限位置に到達したときに、摺動部46及び摺動部46から延長される腕部32、34がいずれも、メンブレンスイッチシート22の対応の貫通穴56を通して、支持板12に接触するように構成される。図示実施形態では、キートップ14が昇降動作の下限位置にあるときに、各リンク部材16は、両腕部32、34の下面32a、34aが、支持板12の上面12aに一様に接触するようになっている(図5(b))。
上記構成を有するキースイッチ装置10では、打鍵操作時に、ギアリンク形式の一対のリンク部材16が、それぞれの摺動部46で、メンブレンスイッチシート22の対応の貫通穴56を通り抜けて、支持板12の上面12aに沿って摺動するように構成されているから、メンブレンスイッチシート22の厚みがキースイッチ装置10の高さ方向寸法に及ぼす影響を排除できる。したがって、メンブレンスイッチシート22の厚みをさらに削減する必要なく、メンブレンスイッチシート22の厚みに相当する分量だけ、キートップ14の昇降動作のストローク量を増加させたり、キースイッチ装置10の高さ方向寸法を削減したりすることができる。具体的には、キースイッチ装置10の一層の低背下が要求される場合には、キートップ14の昇降動作のストローク量を維持しつつ高さ方向寸法を削減できる。また、キースイッチ装置10の打鍵操作性の向上が要求される場合には、高さ方向寸法を維持しつつキートップ14の昇降動作のストローク量を増加することができる。しかも、キートップ14の昇降動作の全ストロークに渡って、両リンク部材16の摺動部46が支持板12の上面12aに支持された状態で摺動動作するので、両リンク部材16の連動動作(特に摺動部46の摺動動作)の安定性を向上させることができ、キートップ14の安定した打鍵操作性を確保することができる。
さらに、キースイッチ装置10では、キートップ14が昇降動作の下限位置に到達したときには、両リンク部材16が、それぞれの胴部36に形成した凹所58にメンブレンスイッチシート22を受容して、メンブレンスイッチシート22の上に重なるように配置されるから、リンク部材16が摺動部46以外の部位でメンブレンスイッチシート22に衝突することによるキートップ14の昇降動作ストローク量の減少を抑制できる。また、キートップ14が昇降動作の下限位置に到達したときに、両リンク部材16のそれぞれの両腕部32、34が、メンブレンスイッチシート22の対応の貫通穴56を通り抜けて支持板12の上面12aに接触するようにしたことからも、メンブレンスイッチシート22の厚みがキートップ14の昇降動作ストローク量に及ぼす影響が確実に排除される。なお、キートップ14がこのような下限位置に到達したときに、作動部材24がメンブレンスイッチシート22の接点部18を安定して閉成できるように、リンク部材16及び作動部材24の寸法及び形状を適宜設定すればよい。
図6〜図9は、本発明の第2の実施形態によるキースイッチ装置60を示す。キースイッチ装置60は、ベースパネル26を省略した点以外は、上記した第1実施形態によるキースイッチ装置10と実質的同一の構成を有する。したがって、対応する構成要素には共通の参照符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、キースイッチ装置60は、支持板62と、支持板62の上方に配置されるキートップ14と、互いに連動してキートップ14を支持板62の上方で昇降方向へ案内支持する一対のリンク部材16と、キートップ14の昇降動作に対応して電気回路の接点部18(図7)を開閉するスイッチ機構20とを備える。キースイッチ装置60では、スイッチ機構20を構成するメンブレンスイッチシート22の上面22aが、キートップ14の下方で露出されている。
支持板62は、前述したキースイッチ装置10の支持板12と同様に、例えば板金材料からなる独立した金属薄板やキースイッチ装置60を組み込んだキーボードの樹脂製下部パネルのような、平板状の剛性部材であり、その略平坦な上面62aに、スイッチ機構20のメンブレンスイッチシート22及び作動部材24を静止支持する。さらに支持板62は、キートップ14が昇降動作を行なう間、一対のリンク部材16の摺動部46を個々に案内する二組の案内部64を備える。それら案内部64は、例えば支持板62の素材を打ち抜き、かつ折曲して形成される板状片であり、前述したキースイッチ装置10のベースパネル26に設けた案内部50に対応する位置にそれぞれ設けられる。
各案内部64には、板厚方向へ貫通する案内孔66が、支持板62の上面62aに略平行に延びる長穴形状を有して、それぞれ形成される。各案内部64は、メンブレンスイッチシート22に設けた対応の貫通穴56を通してメンブレンスイッチシート22の上方に突出する。このとき、各案内部64の案内孔66も、メンブレンスイッチシート22の上面22aの上に露出して配置される(図7)。各組を成す2個の案内部64は、両者間に各リンク部材16の第1端領域を挿入可能な距離だけ互いに離れて配置される(図8)。それら案内部64の案内孔66には、リンク部材16の第1端領域の摺動部46が、摺動支軸38にて摺動自在に係合する。なお、支持板62の素材を打ち抜いて案内部64を形成したときに支持板62に残される抜き穴68は、メンブレンスイッチシート22の貫通穴56から幾分ずれて配置される(図8)。
一対のリンク部材16の各々は、第1端領域に設けた摺動支軸38を支持板62の各案内部64の案内孔66に摺動可能に嵌入し、かつ第2端領域に設けた回動支軸40をキートップ14の各軸支部28の軸受穴30に回動可能に嵌入して、支持板62とキートップ14との間に配置される。このとき一対のリンク部材16は、それぞれの一方の腕部32の1枚の歯42と、それぞれの他方の腕部34の2枚の歯44とが、互いに噛み合わされて連動構造を成し、それにより、両腕部32、34の回動支軸40が規定するそれぞれの回動軸線54(図8)を中心として、互いに連動して回動できるようになっている。なお図示のように、キースイッチ装置60のリンク部材16は、前述したキースイッチ装置10のリンク部材16に比べて、幾分薄型化した形状を有する。
キートップ14は、一対のリンク部材16がそれぞれの回動軸線54を中心に同期して反対方向へ揺動するとともに、それぞれの摺動部46が支持板62上の対応の案内部64による案内作用下で(つまり摺動支軸38と案内孔66との摺動係合下で)略水平方向へ摺動することにより、支持板62に対し略鉛直方向へ、操作面14aをメンブレンスイッチシート22の上面22aに略平行に配置した所定の略水平姿勢を保持しつつ平行移動する。詳述すれば、キートップ14の打鍵ストローク(すなわち昇降動作のストローク)の上限位置は、一対のリンク部材16の摺動支軸38同士の相互接近方向への摺動が、支持板62の各案内部64の案内孔66の縁によって係止された時点で規定される。そしてキートップ14がこの上限位置から下降するに従い、両リンク部材16の摺動部46は、対応の案内部64の案内作用下で、キートップ14の昇降方向に略直交する相互離反方向へ摺動する。キートップ14が打鍵ストロークの下限位置に達すると、作動部材24によりスイッチ機構20の接点部18が閉成される。
キースイッチ装置60においては、各リンク部材16の摺動部46(すなわち両腕部32、34の摺動支軸38の周辺部分)は、メンブレンスイッチシート22の対応の貫通穴56を通して、一組の案内部64の内側で支持板62の上面62aに摺動自在に載せられている(図8)。各リンク部材16は、キートップ14の昇降動作の全ストロークに渡って、摺動部46がメンブレンスイッチシート22の貫通穴56を通り抜けて支持板62の上面62aに沿って摺動動作する。
また、各リンク部材16は、キートップ14の昇降動作の全ストロークに渡って、メンブレンスイッチシート22の両貫通穴56の間に広がる部分を胴部36に受容した状態で回動変位する。そして、キートップ14が昇降動作の下限位置に到達したときに、各リンク部材16は、その摺動部46が、メンブレンスイッチシート22の対応の貫通穴56を通して支持板62に接触した状態を維持しつつ、摺動部46から延長される胴部36が、凹所58でメンブレンスイッチシート22の上に重なるように配置される(図9(a))。
さらに、各リンク部材16は、キートップ14が昇降動作の下限位置に到達したときに、摺動部46及び摺動部46から延長される腕部32、34がいずれも、メンブレンスイッチシート22の対応の貫通穴56を通して、支持板62に接触するように構成される。図示実施形態では、キートップ14が昇降動作の下限位置にあるときに、各リンク部材16は、両腕部32、34の下面32a、34aが、支持板62の上面62aに一様に接触するようになっている(図9(b))。
上記構成を有するキースイッチ装置60によっても、前述したキースイッチ装置10と同等の作用効果が奏される。特にキースイッチ装置60では、ベースパネル26を省略したから、キースイッチ装置60の部品点数を削減して軽量化を図ることができるとともに、図示のように薄型のリンク部材16を使用することにより、キートップ14の昇降動作のストローク量を一層増加することができる。或いは、前述したキースイッチ装置10のリンク部材16と同じものを使用した場合には、ベースパネル26の厚みの分だけ、キートップ14自体の高さ方向寸法を増加させることもできる。この場合には、低背型のキースイッチ装置60であるにも関わらず、一般的な高さのキースイッチ装置で使用されている深皿型のキートップと同様の安定した打鍵操作感覚を獲得することができる。
図10は、前述した第1実施形態によるキースイッチ装置10を複数個、所定配置に配列して備えた本発明の一実施形態によるキーボード70を概略で示す。キーボード70は、ノート型やパームトップ型のパーソナルコンピュータ等の、携帯型電子機器の入力装置として使用できる低背構造を有する。キーボード70では、前述したキースイッチ装置10における支持板12、メンブレンスイッチシート22及びベースパネル26がそれぞれ、キーボード70に組み込まれる全てのキースイッチ装置10に対して共通する大判の支持板12´、メンブレンスイッチシート22´及びベースパネル26´として形成されている。メンブレンスイッチシート22´には、個々のキースイッチ装置10のキートップ14に対応する位置に、それぞれ一対の貫通穴56が形成されている。このような構成を有するキーボード70は、低背型で操作性に優れたものとなる。
図11は、筐体上面に所定配列で配置された複数のキートップの打鍵操作性を向上させて操作者の疲労を軽減するための、新規な構造を有したキーボード80を示す。キーボード80は、打鍵操作されるキートップ82を各々に備えた複数のキースイッチ装置84と、打鍵操作時の操作者側を規定する前縁86a及び前縁86aの反対側の後縁86bを有し、複数のキースイッチ装置84が配列されるフレーム体86とを備える。図示のように、複数のキースイッチ装置84の配列自体は、一般的な並列形態を踏襲しており、したがってフレーム体86は、それらキースイッチ装置84の間の遊休空間を可及的に排除した平面視で矩形の形状を有する。
図12及び図13に拡大して示すように、各キースイッチ装置84のキートップ82は、打鍵操作される操作面88と、操作面88の外縁に沿って操作面88から垂下されるスカート面90とを有する。操作面88は、平坦面であり(図13(b)〜(d))、鉛直方向から見た平面視で、実質的等脚台形の第1輪郭92を有する(図13(a))。スカート面90は、操作面88の第1輪郭92を画定する外周縁の全体に沿って、操作面88に対し適当な角度を成して延設される。スカート面90は、操作面88から離れた下端縁において、第1輪郭92を特定した平面視と同じ平面視で、実質的矩形の第2輪郭94を有する(図13(a))。
そして図11に示すように、複数のキースイッチ装置84は、各々のキートップ82の操作面88を、第1輪郭92を成す略平行な対辺92a、92b(図13(a))のうちの短辺92aが、フレーム体86の前縁86aに近い側に位置するとともに、それら対辺92a、92bのうちの長辺92bが、フレーム体86の後縁86bに近い側に位置するように配置して、フレーム体86に配列される。なお、キーボード80においては、このような特徴的形状を有したキートップ82を備えるキースイッチ装置84に加えて、従来の一般的形状の(すなわち操作面の第1輪郭及びスカート面の第2輪郭が互いに実質的相似形状の)キートップ96を備えるキースイッチ装置98を、適宜配列で備えている。具体的には、使用頻度の高い文字や記号のキーに、上記した特徴的形状のキートップ82を備えるキースイッチ装置84を充て、使用頻度の低い機能キーに、一般的なキースイッチ装置98を充てている。
上記構成を有するキーボード80では、個々のキースイッチ装置84のキートップ82が、打鍵操作時に操作者から見て近い側から遠い側へ向かって漸増的かつ左右対称に、幅が広くなるように形成された操作面88を有している。その結果、操作者は、両手を自然な「ハの字」の姿勢に置いたままで、個々のキートップ82の操作面88を指先で違和感無く(つまり操作面88の外縁を殆ど触感することなく)打鍵することができる。しかも、キートップ82の形状を右手用と左手用とで違えずに、いずれも同一形状のキートップ82を備えた複数のキースイッチ装置84を使用しているから、操作者がキースイッチ装置84の位置に応じて両手を使い分ける必要性が排除され、初心者にとっても極めて使い易いものとなっている。そして複数のキートップ82の形状が同一であるから、キーボード80の組立作業が容易になり、製造コストの上昇を効果的に抑制できる。
また、複数のキースイッチ装置84のキートップ82は、スカート面90の第2輪郭94が矩形であるから、図示のような通常の並列配置で、隣り合うキートップ82の間の隙間を最小限にすることができ、キースイッチ装置84の内部構造への異物の侵入を防止できる利点がある。さらに、複数のキースイッチ装置84を通常の並列配置に配列しているから、キーボード80の外形寸法の増加を抑制して、キーボード設置場所の専有面積を効果的に削減することができる。
図14〜図21は、上記した特徴的形状を有するキートップ82の種々の変形例を示す。図14及び図15に示すように、キートップ82の操作面88は、指先の腹形状に適合した凹面88aとして形成することができる。この構成によれば、操作面88の触感を一層向上させることができる。また、図16及び図17に示すように、キートップの操作面88を、指先の腹形状に適合した凹面88aとして形成するのに加えて、平面視で、操作面88があたかも従来と同様の矩形輪郭を有するような外観を呈するように、操作面88の周囲に略平坦な延長面100を補足して形成することもできる。なお、上記したキートップ82の種々の構成は、低背型のキースイッチ装置84及びキーボード80に対応した図示形状に限らず、いわゆるデスクトップ型パーソナルコンピュータで使用されるような、一般的な高さのキースイッチ装置及びキーボードに対応した形状のキートップにも適用できる。図18及び図19は、図14及び図15の低背型のキートップ82に対応する構成を有した一般的高さのキートップ82Lを示す。また、図20及び図21は、図16及び図17の低背型のキートップ82に対応する構成を有した一般的高さのキートップ82Lを示す。
ところで、図6〜図9を参照して説明した本発明の第2実施形態によるキースイッチ装置60は、支持板62が板金材料から形成された形態を例示している。この構成では、二対の案内部64はいずれも、支持板62の所望箇所に好ましくはプレス機械を用いた「切り起こし」工程により、支持板62の他の部分と一体に形成される。このような構成は、薄肉の支持板62であっても十分な剛性を確保できる点で有利である。
板金材料からなる支持板62は、キースイッチ装置60の軽量化のために、好ましくはアルミニウムやマグネシウム合金から作製される。特にマグネシウム合金は、軽量でかつ高い剛性を有するので、キースイッチ装置60の支持板62の材料として好適であるが、その剛性ゆえに、切り起こし工程により案内部64を正確に形成することが困難になる傾向が有る。
そこで、キースイッチ装置60の変形例として、図22に示すように、支持板62を樹脂材料から形成し、二対の案内部64を、例えば射出成形工程により、支持板62の所望位置に他の部分と一体に成形する構成を採用することができる。この場合、支持板62上の個々の案内部64には、溝状又は貫通孔状の案内孔66が、図示しない成形型の所定の成形面によって所定形状に成形される。この構成によれば、樹脂材料の自由な選択により、支持板62に要求される強度を確保しつつ所要の軽量化を達成でき、しかも、それぞれに案内孔66を有する複数の案内部64を、精度良く形成することができる。
上記したキースイッチ装置60を複数個、配列して構成されるキーボードにおいては、図23に示すように、全てのキースイッチ装置60に共通する大判の支持板62´を、樹脂材料から例えば射出成形工程により一体成形することができる。この構成によれば、多数の案内部64を、支持板62´の所定位置に容易かつ正確に形成することができる。また、キーボードを構成するために必要な図示しない構成要素(例えば支持板62´を図示しない筐体に固定するためのボルト、ナット、嵌合部等)を、案内部64を形成する工程と同じ工程により、支持板62´に一体成形することもできる。
或いは、キーボードを構成するために必要な構成要素として、一般的な金属製のボルトやナットを、かしめ、接着、一体(インサート又はアウトサート)成形等により、支持板62´に設置することもできる。同様の方法により、放熱用や静電気対策としての金属板(図示せず)を、支持板62´に併設することもできる。なお、支持板62´の材料として、導電性フィラーを含有した導電性樹脂材料を採用して、支持板62´を接地電位に接続することにより、支持板62´に、電磁シールド板の機能を付加することができる。このような構成は、キーボードを共通の筐体に組み込んだパーソナルコンピュータ(例えばノート型)において、特に有効である。
図22に示すように、支持板62を樹脂材料から射出成形工程等によって一体成形すると、個々の案内部64の案内孔66に連通して、成形型を抜くための抜き穴68が形成される。この抜き穴68は、メンブレンスイッチシート22の対応の貫通穴56に重畳して配置される。そこで、特にキーボードを構成する際には、大判の支持板62´の下に重ねて、図示しない防水防塵用のシート(例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム)を配置することが有利である。
上記した本発明の第2実施形態によるキースイッチ装置60は、第1実施形態によるキースイッチ装置10におけるベースパネル26(図1)を省略して、支持板62に、リンク部材16の摺動部46を案内する案内部64を設けたものである。したがって、キースイッチ装置10の組立工程では、リンク部材16を支持板12とベースパネル26との間に挟み込むように組み立てることで、各摺動支軸38を対応の案内部50の案内溝52(図1)に配置できるのに対し、キースイッチ装置60の組立工程では、各リンク部材16の摺動支軸38を、対応の案内部64の案内孔66に強制的に嵌入する必要が有る。
そこで、図24に示すように、キースイッチ装置60においては、一対のリンク部材16の各々は、その胴部36と、一対の摺動支軸38を含む摺動部46との間に、胴部36に対する両腕部32、34の弾性変形による揺動を許容する一対のスリット102を有する。それらスリット102は、リンク部材16の一対の摺動支軸38が、支持板62に設けた対応の案内部64の案内孔66に嵌入されるのに十分な量だけ、互いに接近する方向へ弾性変位できるような、予め定めた寸法及び形状を有する(図24(a)及び(b)参照)。
ここで、図1に示すキースイッチ装置10においても、各リンク部材16の両腕部32、34と胴部36との間に同様のスリットが形成されている。しかしこのスリットは、リンク部材16の摺動支軸38を案内部50の案内溝52に嵌入するために設けられている訳ではなく、摺動支軸38が案内溝52に収容されている間、腕部32、34が僅かに弾性変形した状態を維持することで、リンク部材16の特に摺動部46のがたつきを排除する機能を有する。したがって、例えば図3と図8とを比較すれば明らかなように、キースイッチ装置10におけるリンク部材16のスリットは、キースイッチ装置60におけるリンク部材16のスリット102に比較して、寸法が小さくなっている。
キースイッチ装置60の組立工程において、上記構成を有するリンク部材16を支持板62に組み付ける際には、リンク部材16の摺動部46側で、両腕部32、34を胴部36に接近する方向へ弾性変形させて、一対の摺動支軸38を、対応の案内部64の案内孔66に嵌入するのに十分な量だけ、互いに接近する方向へ弾性変位させる必要が有る。このような組付け作業を手作業で正確に実施することは、リンク部材16が小寸化されているので、一般に困難である。特に、複数のキースイッチ装置60を備えたキーボードを作製する際に、多数のリンク部材16を、大判の支持板(例えば図23の支持板62´)に組み付けるには、専用の治具を使用することが望ましい。
図25〜図28は、上記したキースイッチ装置60の組立工程に使用できる本発明の一実施形態による組立治具110を示す。
組立治具110は、一対のリンク部材16を所定配置で収容する収容部112を有する整列部材114(図25)と、整列部材114に組み付けられ、収容部112に収容された一対のリンク部材16のそれぞれの、一対の摺動支軸38に個別に係合可能な二対の案内面116を有する案内部材118(図25)と、案内部材118に組み合わされ、各リンク部材16の一対の摺動支軸38が、案内部材118の対応の案内面116に係合して圧力下で互いに接近する方向へ弾性変位するように、両リンク部材16を案内部材118に対して押圧する一対の押圧部120を有する押圧部材122(図27)とを備える。
整列部材114は、外力によって容易には変形しない剛性を有する矩形板状部材である。整列部材114の収容部112は、一対のリンク部材16を組立完了時の相対配置で安定して(すなわち実質的にがたつき無く)収容可能な輪郭を有する凹所として形成される(図25(a))。
案内部材118は、外力によって容易には変形しない剛性を有するとともに、整列部材114の収容部112の輪郭に対応する輪郭の中心開口124を有する矩形枠状部材である(図25(b))。案内部材118の二対の案内面116は、案内部材118を整列部材114に適正に組み付けたときに、収容部112に収容された一対のリンク部材16の摺動支軸38にそれぞれ対応する位置に設けられている(図25(c))。1つのリンク部材16の両摺動支軸38に対応する一対の案内面116は、それらの間隔が、整列部材114に近接する側の端縁から、整列部材114から離れた側の端縁に向かって、徐々に減少するような、対称の傾斜面として形成されている。
押圧部材122は、外力によって容易には変形しない剛性を有する矩形板状部材である。押圧部材122の一対の押圧部120は、押圧部材122を案内部材118に適正に組み合わせたときに、案内部材118の中心開口124に受容される壁状突起として形成される(図27(a))。押圧部材122の各押圧部120は、その先端で、案内部材118の中心開口124に配置されている対応のリンク部材16の、摺動部46を含む第1端領域に当接され、それにより各リンク部材16に押圧力を加えることができる(図27(b))。
以下、組立治具110を用いて行われるキースイッチ装置60(図6)の組立工程を説明する。
まず、整列部材114の収容部112に、一対のリンク部材16を、組立完了時の相対配置で収容する(図25(a))。この整列部材114に、案内部材118を、各リンク部材16の各摺動支軸38に対応する位置に各案内面116が配置されるように、正確に位置決めして組み付ける(図25(c))。他方、スイッチ機構20(図6)と支持板62とを適正に重ね合わせたものを用意し、この積層体を、中心開口124を覆うようにして案内部材118に載置する(図26(a))。このとき、スイッチ機構20の貫通穴56を通って突出する支持板62の二対の案内部64(図6)は、案内部材118の中心開口124に受容されて、二対の案内面116に対応する位置に配置される。
次に、スイッチ機構20と支持板62との積層体が下になるように、整列部材114及び案内部材118を反転し、その状態で、整列部材114を案内部材118から取り外す(図26(b))。この状態で、一対のリンク部材16は、案内部材118の中心開口124内に、組立完了時の相対配置で受容される。またこのとき、各リンク部材16の一対の摺動支軸38は、案内部材118の対応する一対の案内面116の、相互間隔が最大の端縁の周辺にそれぞれ当接される。それにより、各リンク部材16は、案内部材118の中心開口124内で、摺動部46を含む第1端領域を持ち上げた傾斜姿勢に保持される。
次に、押圧部材122を、その一対の押圧部120が、案内部材118の中心開口124に挿入されて、それぞれの先端で、対応のリンク部材16の持ち上がった第1端領域に当接されるように位置合わせして、案内部材118に組み合わせる(図27(b))。この位置から、押圧部材122に、押圧部120を案内部材118の中心開口124に押し込むように圧力Pを加える(図28(a))。それにより、押圧部材122の各押圧部120から、対応のリンク部材16の第1端領域に押圧力が加えられ、それに伴い、各リンク部材16の一対の摺動支軸38が、案内部材118の対応の案内面116に摺動式に係合して、案内面116の傾斜面形状に従って徐々に増加する圧力を受ける。その結果、各リンク部材16の両摺動支軸38は、スリット102の存在により、互いに接近する方向へ弾性変位する(図24(b))。
押圧部材122の押圧部120を案内部材118の中心開口124に十分に押し込むと、リンク部材16の摺動支軸38は案内部材118の案内面116を乗り越えるので、腕部32、34が弾性的に復元する(図24(a))。その結果、リンク部材16の個々の摺動支軸38は、案内部材118の案内面116に隣接配置されている支持板62の対応の案内部64の案内孔66(図27(b))に、スナップ式に嵌入される。このようにして、一対のリンク部材16が、支持板62に安全かつ正確に組み付けられる(図24(c)、図28(b))。
図29〜図31は、複数のキースイッチ装置60を備えたキーボードを組み立てる際に使用できる本発明の他の実施形態による組立治具130を示す。組立治具130は、それぞれに一対のリンク部材16を所定配置で収容する複数の収容部132を有する整列部材134(図29(a))と、整列部材134に組み付けられ、個々の収容部132に収容されたリンク部材16の摺動支軸38に個別に係合可能な複数の案内面136(図31(a))を有する案内部材138(図29(b))と、整列部材134及び案内部材138に組み合わされ、各リンク部材16の一対の摺動支軸38が、案内部材138の対応の案内面136に係合して圧力下で互いに接近する方向へ弾性変位するように、複数のリンク部材16を案内部材138に対して押圧する複数の押圧部140を有する押圧部材142(図30(a))とを備える。
整列部材134は、外力によって容易には変形しない剛性を有する矩形板状部材である。整列部材134の各収容部132は、一対のリンク部材16を組立完了時の相対配置で安定して(すなわち実質的にがたつき無く)収容可能な輪郭を有する凹所として形成される。整列部材134には、個々の収容部132に連通するように、それぞれ一対の貫通孔144が形成される(図31)。
案内部材138は、外力によって容易には変形しない剛性を有するとともに、整列部材134の個々の収容部132の輪郭に対応する輪郭の複数の開口146を有する矩形枠状部材である。案内部材138の各開口146内に形成した二対の案内面136は、案内部材138を整列部材134に適正に組み付けたときに、対応の収容部132に収容された一対のリンク部材16の摺動支軸38(図31(a))にそれぞれ対応する位置に設けられている。案内部材138の各案内面136は、前述した組立治具110の案内部材118の案内面116と同様の傾斜面形状を有する。
押圧部材142は、外力によって容易には変形しない剛性を有する矩形板状部材である。押圧部材142の複数の押圧部140は、整列部材134の複数の貫通孔144に個別に受容されるピン状要素である。押圧部材142の各押圧部140は、その先端で、整列部材134の各収容部132に配置されている対応のリンク部材16の、摺動部46を含む第1端領域に当接され、それにより各リンク部材16を、その第1端領域に押圧力を加えつつ、案内部材138の各開口146に押し込むことができる(図31(b))。
上記構成を有する組立治具130は、前述した組立治具110と略同様にして使用することができる。ただし、複数対のリンク部材16を収容した整列部材134に案内部材138を組み付け、スイッチ機構20(図6)と支持板62とを適正に重ね合わせた積層体を、複数の開口146を覆うようにして案内部材138に載置した(図29(c))後に、整列部材134及び案内部材138を反転させない点が、組立治具110とは異なる。組立治具130では、整列部材134を案内部材138から取り外すことなく、支持板62を上に載置したままの状態で、整列部材134に押圧部材142を組み合わせる(図30(b))。そして、支持板62に、押圧部材142の押圧部140が整列部材134の収容部132及び案内部材138の開口146に押し込まれるように、圧力Pを加える(図31(a))。それにより、前述したように、各リンク部材16の一対の摺動支軸38が、案内部材138の対応の案内面136から圧力を受けて、互いに接近する方向へ弾性変位し、最終的に、支持板62の対応の案内部64の案内孔66に、スナップ式に嵌入される。このようにして、複数対のリンク部材16が一斉に、支持板62に安全かつ正確に組み付けられる(図31(b))。
以上、本発明の幾つかの好適な実施形態を説明したが、本発明は図示実施形態に限定されず、他の様々な変形が可能である。例えば、リンク部材の摺動部がメンブレンスイッチシートの貫通穴を通して支持板に載せられる本発明のキースイッチ装置の構成は、図示実施形態のようなギアリンク形式のリンク部材に限らず、いわゆるパンタグラフ形式等の他形式のリンク部材を有するキースイッチ装置にも適用できる。
本発明の第1実施形態によるキースイッチ装置を示す分解斜視図である。 図1のキースイッチ装置を打鍵操作ストロークの上限位置で示す図で、図3の線II−IIに沿った組立断面図である。 図2の線III−IIIに沿った組立断面図である。 図1のキースイッチ装置で使用されるリンク部材を下方から示す拡大斜視図である。 図1のキースイッチ装置を打鍵操作ストロークの下限位置で示す図で、(a)図3の線II−IIに沿った位置での組立断面図、及び(b)図3の線V−Vに沿った位置での組立断面図である。 本発明の第2実施形態によるキースイッチ装置を示す分解斜視図である。 図6のキースイッチ装置を打鍵操作ストロークの上限位置で示す図で、図8の線VII−VIIに沿った組立断面図である。 図7の線VIII−VIIIに沿った組立断面図である。 図6のキースイッチ装置を打鍵操作ストロークの下限位置で示す図で、(a)図8の線VII−VIIに沿った位置での組立断面図、及び(b)図8の線IX−IXに沿った位置での組立断面図である。 図1のキースイッチ装置を備えた本発明の一実施形態によるキーボードの部分切欠き斜視図である。 他のキーボードの平面図である。 図11のキーボードで使用されるキートップの斜視図である。 図12のキートップの(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図、及び(d)背面図である。 変形例によるキートップの斜視図である。 図14のキートップの(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図、及び(d)背面図である。 他の変形例によるキートップの斜視図である。 図16のキートップの(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図、及び(d)背面図である。 他の変形例によるキートップの斜視図である。 図18のキートップの(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図、及び(d)背面図である。 他の変形例によるキートップの斜視図である。 図20のキートップの(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図、及び(d)背面図である。 図6のキースイッチ装置の変形例を示す分解斜視図である。 図22のキースイッチ装置を備えたキーボードで使用される大判の支持板の一部拡大斜視図である。 図6のキースイッチ装置に組み込まれるリンク部材の図で、(a)平常時の平面図、(b)両腕部の弾性変形時の平面図、及び(c)支持板に組み付けた状態を示す平面図である。 本発明の一実施形態による組立治具の図で、(a)〜(c)は、図6のキースイッチ装置の組立ステップを時系列的に示す斜視図である。 図25の組立治具の図で、(a)及び(b)は、図25の後の組立ステップを時系列的に示す斜視図である。 図25の組立治具の図で、(a)及び(b)は、図26の後の組立ステップを示す斜視図及び断面図である。 図25の組立治具の図で、(a)及び(b)は、図27の後の組立ステップを時系列的に示す斜視図である。 本発明の他の実施形態による組立治具の図で、(a)〜(c)は、図6のキースイッチ装置を備えたキーボードの組立ステップを時系列的に示す斜視図である。 図29の組立治具の図で、(a)及び(b)は、図29の後の組立ステップを時系列的に示す斜視図である。 図29の組立治具の図で、(a)及び(b)は、図30の組立ステップを示す断面図である。
符号の説明
10、60、84 キースイッチ装置
12、62 支持板
14、82 キートップ
16 リンク部材
18 接点部
20 スイッチ機構
22 メンブレンスイッチシート
24 作動部材
26 ベースパネル
32、34 腕部
36 胴部
38 摺動支軸
40 回動支軸
46 摺動部
50、64 案内部
52 案内溝
56 貫通穴
58 凹所
66 案内孔
70、80 キーボード
86 フレーム体
86a 前縁
86b 後縁
88 操作面
90 スカート面
92 第1輪郭
92a 短辺
92b 長辺
94 第2輪郭
102 スリット
110、130 組立治具
112、132 収容部
114、134 整列部材
116、136 案内面
118、138 案内部材
120、140 押圧部
122、142 押圧部材

Claims (10)

  1. 支持板と、該支持板の上方に配置されるキートップと、互いに連動して該キートップを該支持板の上方で昇降方向へ案内支持する一対のリンク部材と、該キートップの昇降動作に対応して電気回路の接点部を開閉するスイッチ機構とを具備し、該スイッチ機構が、該キートップに対応する位置に該接点部を担持して該支持板の上に載置されるメンブレンスイッチシートを有するキースイッチ装置において、
    前記一対のリンク部材の各々は、前記支持板に摺動自在に係合する摺動部を有し、
    前記メンブレンスイッチシートは、前記一対のリンク部材の各々の前記摺動部が前記支持板に係合する領域に貫通穴を有し、該リンク部材の該摺動部が、該メンブレンスイッチシートの該貫通穴を通して、前記支持板に摺動自在に載せられており、
    前記一対のリンク部材の各々は、前記メンブレンスイッチシートを受容可能な凹所を備えて前記摺動部から延長される胴部を有し、前記キートップが前記昇降動作の下限位置にあるときに、該摺動部が、該メンブレンスイッチシートの前記貫通穴を通して前記支持板に接触するとともに、該胴部が、該凹所で該メンブレンスイッチシートの上に重なるように配置されること、
    を特徴とするキースイッチ装置。
  2. 前記一対のリンク部材の各々は、前記摺動部から延長される腕部を有し、前記キートップが前記昇降動作の下限位置にあるときに、該摺動部及び該腕部の双方が、前記メンブレンスイッチシートの前記貫通穴を通して前記支持板に接触する、請求項1に記載のキースイッチ装置。
  3. 前記支持板は、前記キートップが前記昇降動作を行なう間、前記一対のリンク部材の各々の前記摺動部を案内する案内部を有し、該案内部が、前記メンブレンスイッチシートの前記貫通穴を通して該メンブレンスイッチシートの上方に突出する請求項1又は2に記載のキースイッチ装置。
  4. 前記支持板が板金材料から形成され、前記案内部が、該支持板の所望箇所に切り起こし工程により一体に形成されている、請求項に記載のキースイッチ装置。
  5. 前記支持板が樹脂材料から形成され、前記案内部が、該支持板の所望箇所に一体成形されている、請求項に記載のキースイッチ装置。
  6. 前記支持板が導電性樹脂材料から形成される、請求項に記載のキースイッチ装置。
  7. 前記一対のリンク部材の各々の前記摺動部は、互いに反対側に突出する一対の摺動支軸を有し、前記支持板の前記案内部は、該一対のリンク部材の各々の該一対の摺動支軸を個別に摺動可能に受容する二対の案内孔を有し、該一対のリンク部材の各々は、該一対の摺動支軸が対応の一対の該案内孔に嵌入されるのに十分な量だけ、該一対の摺動支軸を互いに接近する方向へ弾性変位させることができるようにするスリットをさらに有する、請求項のいずれか1項に記載のキースイッチ装置。
  8. 前記メンブレンスイッチシートの上に配置されるベースパネルをさらに具備し、該ベースパネルは、前記キートップが前記昇降動作を行なう間、前記一対のリンク部材の各々の前記摺動部を案内する案内部を有する請求項1又は2に記載のキースイッチ装置。
  9. 請求項に記載のキースイッチ装置の組立工程で使用される組立治具であって、
    前記一対のリンク部材を所定配置で収容する収容部を有する整列部材と、
    前記整列部材に組み付けられ、前記収容部に収容された前記一対のリンク部材の各々の、前記一対の摺動支軸に係合可能な案内面を有する案内部材と、
    前記整列部材及び前記案内部材のいずれか一方に組み合わされ、前記一対のリンク部材の各々の前記一対の摺動支軸が、前記案内部材の前記案内面に係合して圧力下で互いに接近する方向へ弾性変位するように、該一対のリンク部材の各々を該案内部材に対して押圧する押圧部を有する押圧部材と、
    を具備することを特徴とする組立治具。
  10. 請求項1〜のいずれか1項に記載のキースイッチ装置を複数個、配列して構成されるキーボード。
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