JP2000090769A - クロスリンク付きキースイッチ - Google Patents

クロスリンク付きキースイッチ

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JP2000090769A
JP2000090769A JP10260075A JP26007598A JP2000090769A JP 2000090769 A JP2000090769 A JP 2000090769A JP 10260075 A JP10260075 A JP 10260075A JP 26007598 A JP26007598 A JP 26007598A JP 2000090769 A JP2000090769 A JP 2000090769A
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雄二 水野
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/02Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch
    • H01H3/12Push-buttons
    • H01H3/122Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor
    • H01H3/125Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor using a scissor mechanism as stabiliser

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  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロスリンク(5)を円滑に回動させ、キー
スイッチを薄型化するクロスリンク付きキースイッチを
提供する。 【解決手段】 支持フレーム(7)に穿設された挿通孔
(14、15)を横切る折曲線に沿って、挿通孔(1
4、15)の両側から上方に向けてプリント配線基板
(6)を貫通する支持片(10、11)を切り起こし、
回動軸(8、9)若しくはクロスリンク(5)の下端部
(3d、4d)をプリント配線基板(6)若しくは支持
フレーム(7)の上面で支持しつつ、この挿通孔(1
4、15)にクロスリンク(5)の回動軸(8、9)を
挿通する。回動軸(8、9)は、折り曲げ線から離れた
支持片(10、11)の折曲による歪みの影響を受けな
い挿通孔(14、15)の内面によって案内するので、
クロスリンク(5)を円滑に回動させることができ、ま
た、プリント配線基板(6)若しくは支持フレーム
(7)の上面の位置でクロスリンク(5)を支持するの
で、キースイッチ全体を薄型化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの入
力デバイスであるキーボードスイッチに搭載されるキー
スイッチに関し、更に詳しくは、キートップを上下に平
行移動させるように案内するクロスリンクを備えたキー
スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】クロスリンク付きキースイッチは、例え
ば、本出願人がキースイッチの薄型化を目的として特許
出願した特開平8−171835号に開示されている。
【0004】図13と図14は、この従来のクロスリン
ク付きキースイッチ100を示すもので、キートップ1
01と、弾性部102と、外部リンク103と内部リン
ク104が連結されたクロスリンク105と、弾性部1
02の下方に配置されたメンブレンスイッチシート10
6と、メンブレンスイッチシート106の下面に積層配
置された支持フレーム107とからなっている。
【0005】弾性部102は、キートップ101を上方
に付勢するように、倒椀状に形成されている。また、メ
ンブレンスイッチシート106は、可動電極が印刷され
たフレキシブルプリント配線基板と、固定電極が印刷さ
れた固定側フレキシブルプリント配線基板と、固定電極
と可動電極をわずかな間隙を隔てて対向させるスペーサ
の3層構造で構成され、弾性部102の下方に、固定電
極と可動電極を対向させたスイッチ電極部106aが配
置されている。
【0006】従って、キートップ101を押し下げる
と、倒椀状の弾性部102が屈曲し、弾性部102の下
方のスイッチ電極部106aがON動作し、キートップ
101への押圧を解くと、弾性部102の弾性によっ
て、キートップ101は原位置に復帰する。
【0007】クロスリンク105は、このキートップ1
01の上下動の際に、キートップ101を平行に保った
まま移動するように案内するものである。
【0008】クロスリンク105を構成する外部リンク
103と内部リンク104は、それぞれ二股の外側に湾
曲する腕部103a、104aを有してコの字状に形成
され、互いにコの字状の凹部を向かい合わせた状態で、
腕部103a、104aの中間が回動自在に連結され、
クロスリンク105が形成されている。
【0009】外部リンク103の一組の腕部103aに
は、その下端部103bに外方に向けて回動軸108が
突設され、内部リンク104の一組の腕部104aに
は、その下端部104bに内方に向けて回動軸109が
突設されている。
【0010】外部リンク103の回動軸108は、弾性
部102の後方(図14において上方)の支持フレーム
107の2カ所の位置から、切り起こされた一組の支持
片110の円形挿通孔110aに挿通し、外部リンク1
03の下端部103bが、支持フレーム107に回動自
在に支持されている。
【0011】また、内部リンク104の回動軸109
は、弾性部102の前方の支持フレーム107の2カ所
の位置から、同様に切り起こされた一組の支持片111
の長円形挿通孔111aに挿通し、内部リンク104の
下端部104bが、支持フレーム107に回動かつスラ
イド自在に支持されている。
【0012】この様に、下端部103a、104aが支
持フレーム107で支持されたクロスリンク105の上
端部105aを、キートップ101の下面に形成された
係合部101aに係合させることによって、キートップ
101を、ほぼ水平状態を保ったまま上下動するように
案内している。
【0013】従って、キートップ101の偏った位置が
押圧されても、傾斜することなくスイッチ電極部106
aの方向に押し下げられ、スイッチ電極部106aは、
確実にON動作する。
【0014】更に、このキースイッチ100は、メンブ
レンスイッチシート106を貫通させて支持フレーム1
07から上方に切り起こした支持片110、111でク
ロスリンク105を支持するので、従来メンブレンスイ
ッチシート106上に配置していたハウジングが不要と
なるので、キースイッチ、ひいてはキーボードスイッチ
を薄型化でき、ノート型パソコンなどの薄型化を図るこ
とができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ノートパソコンなどに
おいては、特にキーボードスイッチを収納した状態、す
なわちキートップを押し下げた状態でキースイッチの薄
型化が望まれているが、この従来のクロスリンク付きキ
ースイッチ100においては、スイッチ電極部106a
を備えたメンブレンスイッチシート106、その下面に
積層されメンブレンスイッチシート106を下方から支
持する支持フレーム107、キートップ101、クロス
リンク105等の各構成を欠くことはできず、更なる薄
型化には、限界があった。
【0016】例えば、クロスリンク105の各腕部10
3a、104aの上下方向の板幅を細幅にすれば、キー
トップ101を押し下げたときのクロスリンク105
は、薄型化できるが、腕部103a、104aが撓みキ
ートップ101を平行移動するように案内できないもの
となる。
【0017】また、挿通孔110a、111aは、支持
フレーム107に円形と長円形の孔を穿設した後に、そ
の近傍で支持片110、111を切り起こすものである
が、この円形若しくは長円形の孔に近接させた折曲線で
支持片を切り起こすと、支持フレーム107の肉厚内の
中立面に対して、外側が伸び、内側が圧縮して歪むの
で、挿通孔110a、111aは、正確な円形、若しく
は長円形とならず、回動軸108、109を挿通できな
い場合や、挿通孔110a、111aの挿通方向と回動
軸108、109の突出方向がずれて、リンクが円滑に
回動しないことがあった。
【0018】この為、支持フレーム107に穿設した円
形、若しくは長円形の孔より離れた位置で、すなわち、
折曲しろを確保して支持片110、111を折り曲げる
必要があり、これにより支持フレーム107の面から挿
通孔110a、111aまでの高さが高くなり、キース
イッチ100の薄型化が図れないという問題があった。
【0019】また、クロスリンク105が係合するキー
トップ101を、必要以上の力で押し下げたり、上方に
引き上げると、腕部103a、104aが内方、若しく
は外方に撓み、回動軸108、109が挿通孔110
a、111aから抜け出て、クロスリンク105が外れ
てしまうことがあった。そこで、上記従来のキースイッ
チ100においては、図14に示すように、内側の支持
片111と外側の支持片110の間で、腕部103a、
104aを挟持する構成として、回動軸108、109
が抜け出ることを防止していた。
【0020】しかしながら、クロスリンク105の内側
で、しかも弾性部102を避けて、一組の支持片111
を設ける必要があるので、一つのキースイッチ100あ
たりの専有面積が拡大して、キーボードスイッチ全体が
大型化し、ノートパソコンなど全体の小型化が望まれる
機器には、適さないものとなっていた。
【0021】本発明は、このような従来の問題点を考慮
してなされたものであり、キースイッチの薄型化を可能
としたクロスリンク付きキースイッチを提供することを
目的とする。
【0022】また、回動軸が挿通する挿通孔の挿通方向
を、正確に回動軸の突出方向と一致させ、リンクが円滑
に回動するクロスリンク付きキースイッチを提供するこ
とを目的とする。
【0023】また、クロスリンクが挿通孔から抜け出る
ことがなく、しかもキースイッチ全体を小型化するクロ
スリンク付きキースイッチを提供することを目的とす
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】
【0025】請求項1のクロスリンク付きキースイッチ
は、キートップと、キートップを上方へ付勢する弾性部
と、キートップの押し下げにより動作するスイッチ電極
部がキートップの下方に形成されたスイッチシートと、
スイッチシートの下面に積層配置された支持フレーム
と、それぞれ二股の腕部を有する第1リンクと第2リン
クが、腕部の中間で回動自在に連結されたクロスリンク
を備え、スイッチシート若しくは支持フレームで、第1
リンクと第2リンクのいずれか一方のリンクの下端部を
回動自在に支持し、他方のリンクの下端部を回動かつス
ライド自在に支持し、クロスリンクの上端部をキートッ
プの下面に係合させることにより、キートップを、スイ
ッチ電極部上で上下に平行移動するように案内するクロ
スリンク付きキースイッチにおいて、腕部の鉛直方向の
投影形状に沿って、スイッチシートと支持フレームを貫
通する切り欠き部を穿設し、キートップの押し下げによ
り折り畳まれるクロスリンクの腕部を切り欠き部に収容
することを特徴とする。
【0026】キートップが押し下げられて、クロスリン
クが折り畳まれると、第1リンクと第2リンクの腕部
は、スイッチシートと支持フレームを貫通する切り欠き
部内に収容される。従って、腕部が、上下方向に一定の
横幅を有するものであっても、キートップを押し下げた
際のキースイッチの全高に影響せず、キースイッチを薄
型化できる。また、上下方向に一定の横幅を有する腕部
のリンクを用いることができるので、クロスリンクが大
きく撓むことはなく、キートップを円滑に案内する。
【0027】また、請求項2のクロスリンク付きキース
イッチは、キートップと、キートップを上方へ付勢する
弾性部と、キートップの押し下げにより動作するスイッ
チ電極部がキートップの下方に形成されたスイッチシー
トと、スイッチシートの下面に積層配置された支持フレ
ームと、それぞれ二股の腕部を有する第1リンクと第2
リンクが、腕部の中間で回動自在に連結されたクロスリ
ンクを備え、スイッチシート若しくは支持フレームで、
第1リンクと第2リンクのいずれか一方のリンクの下端
部を回動自在に支持し、他方のリンクの下端部を回動か
つスライド自在に支持し、クロスリンクの上端部をキー
トップの下面に係合させることにより、キートップを、
スイッチ電極部上で上下に平行移動するように案内する
クロスリンク付きキースイッチにおいて、支持フレーム
に穿設された挿通孔を横切る折曲線に沿って、挿通孔の
両側から上方に向けてスイッチシートを貫通する支持片
を切り起こし、第1リンク若しくは第2リンクの下端部
に突設した回動軸を、切り起こした支持片内の挿通孔に
挿通させるとともに、該下端部若しくは回動軸を、スイ
ッチシート若しくは支持フレーム上で支持し、該下端部
を回動自在に支持したことを特徴とする。
【0028】支持片を挿通孔を横切る折曲線に沿って切
り起こすので、回動軸を、折曲によって歪みの影響を受
けない支持片内の挿通孔の端面で、回動自在に拘束する
ことができる。支持枠内の挿通孔の下方は開口している
ので、リンクの下端部若しくは回動軸を、その周囲のス
イッチシート若しくは支持フレーム上で支持し、回動軸
を挿通孔で回動自在に拘束することによって、リンクの
下端部を回動自在に支持する。挿通孔の挿通方向は、支
持片の切り起こしに影響されずに、回動軸の突出方向と
することができるので、回動軸を挿通孔に円滑に挿通さ
せることができ、リンクを一組の下端部を中心に円滑に
回動させることができる。
【0029】又、折曲しろを確保する必要がないので、
スイッチシート若しくは支持フレームの面でクロスリン
クの下端部を支持でき、キースイッチの全高を低くする
ことができる。
【0030】更に、請求項3のクロスリンク付きキース
イッチは、腕部の鉛直方向の投影形状に沿って、スイッ
チシートと支持フレームを貫通する切り欠き部を、支持
片を貫通させるスイッチシートの貫通孔に連続させて穿
設し、キートップの押し下げにより折り畳まれるクロス
リンクの腕部を切り欠き部に収容し、腕部に連続する下
端部を貫通孔に収容することを特徴とする。
【0031】キートップの押し下げによってクロスリン
クが折り畳まれると、腕部が切り欠き部に、腕部に連続
する下端部が貫通孔収容されるので、キースイッチを薄
型化できる。切り欠き部と貫通孔は連続するので、スイ
ッチシートに同時に形成できる。
【0032】また、請求項4のクロスリンク付きキース
イッチは、回動軸を突設した少なくとも一方のリンクの
下端部に、腕部を垂直に起立させた状態で、回動軸の突
出方向と直交し水平方向に膨出するストッパー突部を突
設し、他方のリンクと連結した後は、回動軸が挿通孔か
ら抜け出る前に、ストッパー突部の側面を、支持片を切
り起こすことによって形成される支持フレームの抜き
孔、若しくは支持片を貫通させるスイッチシートの貫通
孔のいずれかの端面に当接させることを特徴とする。
【0033】腕部に突設されたストッパー突部は、垂直
に起立させた状態で水平方向に膨出しているので、腕部
を垂直に起立させながら回動軸を挿通孔へ対向させれ
ば、ストッパー部がいずれにも干渉せずに、回動軸を挿
通孔に挿通させることができる。
【0034】他方のリンクと連結した後は、腕部が傾斜
し、ストッパー部は、抜き孔若しくは貫通孔内に収容さ
れる。回動軸は、挿通孔より抜け出る前に、抜き孔若し
くは貫通孔の端面に当接するので、不必要な力がクロス
リンクに加えられても、回動軸が抜け出ることがない。
【0035】従って、クロスリンクの両側に支持片を設
けて、クロスリンクの下端部を挟持する必要がないの
で、キースイッチを小型化できる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るクロスリンク
付きキースイッチ1の一実施の形態を、図1乃至図10
で説明する。
【0037】図1乃至図3は、キートップ2の図示を省
略したクロスリンク付きキースイッチ1を示し、図1
は、キートップ2を押し下げていない状態(以下、待機
状態という)を示す斜視図、図2は、キートップを押し
下げた状態(以下、押圧状態)を示す斜視図、図3は、
図2の平面図である。また、図4は、押圧状態での外部
リンク3の下端部3bで切断した要部縦断面図、図5
は、押圧状態での内部リンク4の下端部4bで切断した
要部縦断面図、図6は、支持片10、11の加工工程を
示す斜視図、図7と図8は、外部リンク3と内部リンク
4の組み立て工程を示す縦断面図、図9と図10は、そ
れぞれキースイッチ1の待機状態と押圧状態を示す縦断
面図である。
【0038】これらの図に示すように、クロスリンク付
きキースイッチ1は、キートップ2、弾性部20と、外
部リンク3と内部リンク4が連結されたクロスリンク5
と、弾性部20の下方に配置されたメンブレンスイッチ
シート6と、メンブレンスイッチシート6の下面に積層
配置された支持フレーム7で構成される。
【0039】キートップ2は、合成樹脂で成形され、そ
の下面には、外部リンク3の係合軸部3cと回動自在に
係合するフック2aと、内部リンク4の上端部4cと回
動自在、かつ前後方向にスライド自在に係合するL字フ
ック2bが垂設されている。また、キートップ2の上面
には、キートップ2の押し下げにより入力される文字デ
ータを表す文字が表示されている。
【0040】弾性部20は、図7乃至図9に示すよう
に、シリコンゴムなどの弾性体によって、内部が中空の
倒腕状に形成されたもので、キートップ2の下面に当接
し、キートップ2を上方へ付勢するものである。
【0041】クロスリンク5を構成する外部リンク3
は、絶縁性の合成樹脂で、連結部3aの両側に二股の腕
部3bが一体に成形され、全体がコの字状となってい
る。連結部3aの腕部3bが取り付けられた内側には、
キートップ2のフック2aと係合する断面円形の係合軸
部3cが形成され、係合軸部3cへキートップ2のフッ
ク2aを押しつけることによって、両者が回動自在に係
合する。
【0042】一方、外部リンク3の内側に連結する内部
リンク4も、絶縁性の合成樹脂で、連結部4aの両側に
二股の腕部4bが一体に成形され、全体がコの字状に形
成されている。連結部4aの腕部4bが取り付けられた
外側には、キートップ2のL字フック2bに係合する円
柱状のスライド突部4cが形成され、L字フック2bに
係合することによって、スライド突起4cは、キートッ
プ2の前方の下面に、回動自在かつ前後方向にスライド
自在に連結される。
【0043】腕部4bの中間には、外側に向けて、円筒
状の連結突起4eが突設され、外部リンク3と内部リン
ク4の互いの腕部3b、4bを交差させた姿勢で、連結
突起4eを外部リンク3の腕部3bの中間に穿設された
連結孔3eへ挿入する。この挿入によって、外部リンク
3と内部リンク4は、腕部3b、4bのほぼ中間で回動
自在に連結され、クロスリンク5が形成される。
【0044】図1に示すように、クロスリンク5として
連結された外部リンク3は、キートップ2の下面に係合
する係合軸部3cを上端部として、二股の腕部3b、3
bが斜め前方(図9において左方)に傾斜し、腕部3
b、3bの先端側が下端部3dとなる。この一組の下端
部3dのそれぞれの外側面から、メンブレンスイッチシ
ート6上に支持される円筒状の摺動軸8が、側方に向け
て突設されている。
【0045】また、連結された内部リンク4は、キート
ップ2の下面に係合するスライド突起4cを上端部とし
て、二股の腕部4b、4bが斜め後方に傾斜し、腕部4
b、4bの先端側が下端部4dとなる。この一組の下端
部4dのそれぞれの外側面からも、メンブレンスイッチ
シート6上に支持される円筒状の枢軸9が、側方に向け
て突設されている。
【0046】外部リンク3と内部リンク4の各下端部3
d、4dには、図7に示すように、腕部3b、4bを垂
直に起立させた状態で、摺動軸8、枢軸9の突出方向と
直交する前方に、ストッパー突部18、19が張り出て
いる。このストッパー突部18、19は、外部リンク3
と内部リンク4を連結させたクロスリンク5とすると、
腕部3b、4bが傾斜するので、図9、図10に示すよ
うに、メンブレンスイッチシート6の上面より下降し、
クロスリンク5の抜け止めとして作用する。ストッパー
突部18、19の作用については、後述する。
【0047】メンブレンスイッチシート6は、スイッチ
電極部が形成されたスイッチシートに相当するもので、
上記従来のメンブレンスイッチシート106と同様に、
可動電極が印刷されたフレキシブルプリント配線基板
と、固定電極が印刷された固定側フレキシブルプリント
配線基板と、固定電極と可動電極をわずかな間隙を隔て
て対向させるスペーサの3層構造で構成されている。ス
ペーサによって、固定電極と可動電極が対向するスイッ
チ電極部6aは、各キースイッチ1毎に形成され、弾性
部20は、このスイッチ電極部6a上に配置される。
【0048】待機状態から、キートップ2を押し下げる
と、倒椀状の弾性部20が屈曲して、弾性部20の下方
のスイッチ電極部6aをON動作させ、キートップ2へ
の押圧を解くと、弾性部20の弾性によって、キートッ
プ2は、待機状態の原位置に復帰し、スイッチ電極部6
aは、OFFとなる。
【0049】スイッチシートとしては、このメンブレン
スイッチシート6に代えて、互いに絶縁された2種類の
固定電極からなるスイッチ電極部を上面に印刷したプリ
ント配線基板を用いてもよい。すなわち、このプリント
配線基板のスイッチ電極部上に倒椀状の弾性部を載置
し、押し下げ状態で、弾性部20の内頂面に固着したシ
ョート電極で固定電極間を短絡し、スイッチ電極部をO
N動作させるものであってもよい。
【0050】支持フレーム7は、キースイッチ1の各構
成部品を下方から支持するものであり、特に、本実施の
形態のように、スイッチシートとして可撓性のメンブレ
ンスイッチシート6を用いる場合には、スイッチ電極部
6aを押圧する際に撓まないように、その下方から支持
するものである。従って、支持フレーム7としては、ア
ルミニュ−ム等の剛性を有する金属板を用いるのが、好
適である。
【0051】支持フレーム7には、前述の摺動軸8をス
ライドかつ回動自在に支持するスライド支持片10と、
枢軸9を回動自在に支持する回動支持片11が、クロス
リンク5の各下端部3d、4d近傍に切り起こされてい
る。このスライド支持片10と回動支持片11の加工工
程を図6で説明する。
【0052】図6(a)に示すように、切り起こされる
前のスライド支持片10には、a−a折曲線の方向(前
後方向)に沿って横長で、摺動軸8の外径より充分太幅
のスライド孔14が穿設され、また、回動支持片11に
は、前後方向の長さが枢軸9の外径よりわずかに長く、
その外径より充分太幅の回動孔15が、それぞれ穿設さ
れている。また、スライド支持片10と回動支持片11
を切り起こす為の抜き孔16、16は、支持フレーム7
の前後方向に穿設されたフレーム切り欠き部17によっ
て連続している。フレーム切り欠き部17は、その上方
に配置されるクロスリンク5が水平に折り畳まれた際
に、その腕部3b、4bを収容できるように、少なくと
も水平となった腕部3b、4bの鉛直方向の投影形状を
囲む輪郭としている。
【0053】同図(b)に示すように、これらのスライ
ド支持片10と回動支持片11は、それぞれのスライド
孔14と回動孔15を横切るa−a折曲線に沿って、垂
直に折り曲げられた後、同図(c)のように、支持フレ
ーム7は、貫通孔12と基板切り欠き部13が穿設され
たメンブレンスイッチシート6によりその上面が覆われ
る。従って、スライド孔14と回動孔15は、下方に開
口する孔となるが、これらの孔に挿通される摺動軸8と
枢軸9は、図4、図5に示すように、メンブレンスイッ
チシート6の上面により支持されて下方に脱落すること
がなく、摺動軸8は、スライド支持片10によって、前
後方向にスライド自在かつ回動自在に案内され、枢軸9
は、回動支持片11によって、回動自在に案内される。
このとき、支持片10、11を切り起こした際のa−a
折曲線から離れた位置のスライド孔14と回動孔15の
内面によって、摺動軸8や枢軸9を案内するので、これ
らの内面が折り曲げ歪みによる影響を受けず、一組の摺
動軸8若しくは枢軸9の回動中心軸をほぼ一致させなが
ら、回動させることができる。従って、回動中心軸が一
致せずに、外部リンク3若しくは内部リンク4が回動し
ないということがない。
【0054】メンブレンスイッチシート6の貫通孔12
は、スライド支持片10と回動支持片11を上方に貫通
させるものであるが、水平に折り畳まれたクロスリンク
5の下端部3d、4dに突設されたストッパー突部1
8、19を収容するに充分な幅となっている。また、基
板切り欠き部13は、クロスリンク5の腕部3b、4b
の鉛直方向の投影形状に沿った前後方向に、前後の貫通
孔12と連続してメンブレンスイッチシート6に穿設さ
れたもので、水平に折り畳まれたクロスリンク5の腕部
3b、4bを収容するような形状となっている。
【0055】従って、図1と図2に示すように、押圧状
態でクロスリンク5が水平に折り畳まれると、腕部3
b、4bは、基板切り欠き部13とその下方のフレーム
切り欠き部17内に収容され、腕部3b、4bの先端の
下端部3d、4dは、貫通孔12とその下方の抜き孔1
6内に収容される。この為、腕部3b、4bの曲げ強度
を保つため、その横幅を広幅としても、折り畳んだ際の
キースイッチ1の全高が高くならない。
【0056】以下、この様に構成されたキースイッチ1
を組み立てる手順と、その動作を説明する。
【0057】始めに、図6に示す手順で、メンブレンス
イッチシート6のスイッチ電極6aの周囲4カ所に、支
持フレーム7から切り起こされた前方側の一組のスライ
ド支持片10と後方側の一組の回動支持片11が形成さ
れる。
【0058】次いで、図7のように、外部リンク3と内
部リンク4の腕部3b、4bを、スライド支持片10と
回動支持片11の内側で、垂直に起立させる。腕部3
b、4bを起立させた状態で、ストッパー突部18、1
9は、水平に張り出しているため、メンブレンスイッチ
シート6の上に位置し、摺動軸8、枢軸9を、切り起こ
された支持片10、11のスライド孔14と回動孔15
へ挿通させることができる。
【0059】外部リンク3と内部リンク4を、スライド
支持片10と回動支持片11に連結した後、図8のよう
に、それぞれのリンク3、4を傾斜させ、連結突起4e
を連結孔3eに挿入して、両者を、腕部3b、4bのほ
ぼ中間で回動自在に連結し、クロスリンク5とする。
【0060】クロスリンク5を組み立てると、外部リン
ク3と内部リンク4の腕部3b、4bは傾斜するので、
ストッパー突部18、19は、貫通孔12と抜き孔16
内に侵入する。図4と図5に示すように、メンブレンス
イッチシート6の貫通孔12は、侵入したストッパー突
部18、19を収容するに充分な幅となっているが、ス
ライド孔14、回動孔15を挿通する摺動軸8、枢軸9
が、メンブレンスイッチシート6上に支持される幅d
1、d2よりも、ストッパー突部18、19の側面と対
向する貫通孔12の端面12aとの間隔d1´、d2´
が短くなっている。従って、摺動軸8、枢軸9は、スラ
イド孔14、回動孔15から抜け出ようとしても、メン
ブレンスイッチシート6上から外れる前に、ストッパー
突部18、19が貫通孔12の端面12aに当接し、不
用意に抜け出ることがない。
【0061】尚、貫通孔12の端面12aの端面に代え
て、抜き孔16の端面16aを用いてもよく、スライド
孔14、回動孔15に挿入された摺動軸8、枢軸9が、
メンブレンスイッチシート6上から外れる前に、抜き孔
16の端面16aにストッパー突部18、19を当接さ
せ、クロスリンク5を抜け止めしてもよい。
【0062】このように、スライド支持片10と回動支
持片11に連結されたクロスリンク5の腕部3b、4b
の間に、倒椀状の弾性部20を配設し、さらに、この弾
性部20上にキートップ2を載置し、その下面をクロス
リンク5の上端部3c、4cと係合させる。この係合
は、まず、キートップ2の下面前方のL字フック2bへ
内部リンク4のスライド突起4cを係合し、続いて、後
方のフック2aを外部リンク3の係合軸部3cへ押しつ
け、スナップフィットさせて両者を係合させる。
【0063】キートップ2をクロスリンク5へ係合させ
て、キースイッチ1の組み立ては、完了し、図9に示す
待機状態では、キートップ2は、弾性部20の弾性によ
って上方に支持され、キートップ2、弾性部20、メン
ブレンスイッチシート6のスイッチ電極部6aとは、同
一鉛直線上に配置される。
【0064】待機状態から、キートップ2を押圧する
と、キートップ2は、クロスリンク5により水平に保た
れたまま下降し、弾性部20を押圧する。図10に示す
押圧状態まで、キートップ2を押し下げると、弾性部2
0は屈曲してその内頂面がスイッチ電極部6aを押圧
し、0N動作する。このとき、前述のように、クロスリ
ンク5は、腕部3b、4bとその下端部3d、4dが、
全てメンブレンスイッチシート6の下方に収容されるの
で、キースイッチ1の全高が低くなる。
【0065】押圧状態から、キートップ2への押圧を解
くと、キートップ2は、クロスリンク5の作用で水平に
保たれたまま、弾性部20の弾性によって、待機状態の
位置まで、復帰する。
【0066】上記の実施の形態では、スライド孔14、
回動孔を挿通させた摺動軸8、枢軸9を、メンブレンス
イッチシート6の上面で支持するものであったが、図1
1に示すように、リンク3、4の下端部3d、4d側を
メンブレンスイッチシート6の上面で支持するようにし
てもよい。
【0067】また、メンブレンスイッチシート6の代わ
りに、支持フレーム7の上面によって、スライド孔1
4、回動孔を挿通させた摺動軸8、枢軸9や、リンク
3、4の下端部3d、4dを支持してもよい。図12
は、このリンク3、4の下端部3d、4dを、支持フレ
ーム7の上面で支持した他の実施の形態を示すものであ
る。
【0068】また、上記第1の実施の形態は、外部リン
ク3と内部リンク4のいずれにも、本発明を実施したも
のであるが、いずれか一方のリンクに対してのみ、本発
明を実施することもできる。
【0069】更に、上記実施の形態では、腕部3b、3
bの先端側を下端部3d、4dとしているが、腕部3
b、3bの先端側をキートップ2へ係合させ、連結部3
a、4a側を下端部とし、連結部3a、4a側の下端部
から回動軸8、9を突設させるものであってもよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
腕部が、上下方向に一定の横幅を有するものであって
も、キートップを押し下げた際のキースイッチの全高に
影響せず、キースイッチを薄型化できる。
【0071】請求項2の発明によれば、支持片の折り曲
げに影響しない挿通孔の内面を利用して、回動軸を案内
するので、回動軸を挿通孔に円滑に挿通させることがで
き、リンクの両下端部に突設された回動軸を、同一軸線
上で回動させることができる。
【0072】また、スイッチシート若しくは支持フレー
ムの上面でクロスリンクの下端部を支持するので、キー
スイッチの全高を低くすることができる。
【0073】更に、請求項3の発明によれば、請求項2
の発明に加えて、クロスリンクを折り畳んだ際に、腕部
と腕部に連続する下端部を、スイッチシートの内方に収
容するので、キースイッチを薄型化できる。
【0074】更に、請求項4の発明によれば、請求項2
の発明に加えて、クロスリンクの両側に支持片を設け
て、クロスリンクの下端部を挟持することなく、クロス
リンクの支持片からの脱落を防止できるので、キースイ
ッチを小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクロスリンク付きキースイッチ1
の待機状態を示す斜視図である。
【図2】キートップ2を省略したキースイッチ1の押圧
状態を示す斜視図である。
【図3】図2のキースイッチ1の平面図である。
【図4】押圧状態での外部リンク3の下端部3bで切断
した要部縦断面図である。
【図5】押圧状態での内部リンク4の下端部4bで切断
した要部縦断面図である。
【図6】(a)支持片10、11の加工工程であって、
支持フレーム7にスライド支持片10と回動支持片を打
ち抜いた状態を示す斜視図である。
【図6】(b)支持片10、11の加工工程であって、
スライド支持片10と回動支持片を、a−a折り曲げ線
で折り曲げた状態を示す斜視図である。
【図6】(c)支持片10、11の加工工程であって、
メンブレンスイッチシート6を支持フレーム7上に積層
した状態を示す斜視図である。
【図7】外部リンク3と内部リンク4を垂直に起立させ
た状態を示す縦断面図である。
【図8】外部リンク3と内部リンク4を傾斜させた状態
を示す縦断面図である。
【図9】キースイッチ1の待機状態を示す縦断面図であ
る。
【図10】キースイッチ1の押圧状態を示す縦断面図で
ある。
【図11】他の実施の形態に係るクロスリンク付きキー
スイッチ1を示す要部縦断面図である。
【図12】更に、他の実施の形態に係るクロスリンク付
きキースイッチ1を示す要部縦断面図である。
【図13】従来のクロスリンク付きキースイッチ100
を示す縦断面図である。
【図14】図13のクロスリンク付きキースイッチ10
0の平面図である。
【符号の説明】
1 クロスリンク付きキースイッチ 2 キートップ 3 第1リンク(外部リンク) 3b 第1リンクの腕部 3c 第1リンクの上端部 3d 第1リンクの下端部 4 第2リンク(内部リンク) 4b 第2リンクの腕部 4c 第2リンクの上端部 4d 第2リンクの下端部 5 クロスリンク 6 スイッチシート(メンブレンスイッチシート) 6a スイッチ電極部 7 支持フレーム 8 回動軸(摺動軸) 9 回動軸(枢軸) 10 支持片(スライド支持片) 11 支持片(回動支持片) 12 貫通孔 12a 貫通孔の端面 13 基板切り欠き部 14 挿通孔(スライド孔) 15 挿通孔(回動孔) 16 抜き孔 16a 抜き孔の端面 17 フレーム切り欠き部 18 第1リンクのストッパー突部 19 第2リンクのストッパー突部 20 弾性部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 布施 貴章 富山県婦負郡八尾町保内1−1 エスエム ケイ株式会社富山事業所内 Fターム(参考) 5G006 AZ01 BA01 BB03 CB01 CD02 DD12 FB06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キートップ(2)と、 キートップ(2)を上方へ付勢する弾性部(20)と、 キートップ(2)の押し下げにより動作するスイッチ電
    極部(6a)がキートップ(2)の下方に形成されたス
    イッチシート(6)と、 スイッチシート(6)の下面に積層配置された支持フレ
    ーム(7)と、 それぞれ二股の腕部(3b、4b)を有する第1リンク
    (3)と第2リンク(4)が、腕部(3b、4b)の中
    間で回動自在に連結されたクロスリンク(5)を備え、 スイッチシート(6)若しくは支持フレーム(7)で、
    第1リンク(3)と第2リンク(4)のいずれか一方の
    リンク(4)の下端部(4d)を回動自在に支持し、他
    方のリンク(3)の下端部(3d)を回動かつスライド
    自在に支持し、 クロスリンク(5)の上端部(3c、4c)をキートッ
    プ(2)の下面に係合させることにより、キートップ
    (2)を、スイッチ電極部(6a)上で上下に平行移動
    するように案内するクロスリンク付きキースイッチにお
    いて、 腕部(3b、4b)の鉛直方向の投影形状に沿って、ス
    イッチシート(6)と支持フレーム(7)を貫通する切
    り欠き部(13、17)を穿設し、キートップ(2)の
    押し下げにより折り畳まれるクロスリンク(5)の腕部
    (3b、4b)を切り欠き部(13、17)に収容する
    ことを特徴とするクロスリンク付きキースイッチ。
  2. 【請求項2】 キートップ(2)と、 キートップ(2)を上方へ付勢する弾性部(20)と、 キートップ(2)の押し下げにより動作するスイッチ電
    極部(6a)がキートップ(2)の下方に形成されたス
    イッチシート(6)と、 スイッチシート(6)の下面に積層配置された支持フレ
    ーム(7)と、 それぞれ二股の腕部(3b、4b)を有する第1リンク
    (3)と第2リンク(4)が、腕部(3b、4b)の中
    間で回動自在に連結されたクロスリンク(5)を備え、 スイッチシート(6)若しくは支持フレーム(7)で、
    第1リンク(3)と第2リンク(4)のいずれか一方の
    リンク(4)の下端部(4d)を回動自在に支持し、他
    方のリンク(3)の下端部(3d)を回動かつスライド
    自在に支持し、 クロスリンク(5)の上端部(3c、4c)をキートッ
    プ(2)の下面に係合させることにより、キートップ
    (2)を、スイッチ電極部(6a)上で上下に平行移動
    するように案内するクロスリンク付きキースイッチにお
    いて、 支持フレーム(7)に穿設された挿通孔(14、15)
    を横切る折曲線に沿って、挿通孔(14、15)の両側
    から上方に向けてスイッチシート(6)を貫通する支持
    片(10、11)を切り起こし、 第1リンク(3)若しくは第2リンク(4)の下端部
    (3d、4d)に突設した回動軸(8、9)を、切り起
    こした支持片(10、11)内の挿通孔(14、15)
    に挿通させるとともに、該下端部(3d、4d)若しく
    は回動軸(8、9)を、スイッチシート(6)若しくは
    支持フレーム(7)上で支持し、該下端部(3d、4
    d)を回動自在に支持したことを特徴とするクロスリン
    ク付きキースイッチ。
  3. 【請求項3】 腕部(3b、4b)の鉛直方向の投影形
    状に沿って、スイッチシート(6)と支持フレーム
    (7)を貫通する切り欠き部(13、17)を、支持片
    (10、11)を貫通させるスイッチシート(6)の貫
    通孔(12)に連続させて穿設し、 キートップ(2)の押し下げにより折り畳まれるクロス
    リンク(5)の腕部(3b、4b)を切り欠き部(1
    3、17)に収容し、腕部(3b、4b)に連続する下
    端部(3d、4d)を貫通孔(12)に収容することを
    特徴とする請求項2記載のクロスリンク付きキースイッ
    チ。
  4. 【請求項4】 回動軸(8、9)を突設した少なくとも
    一方のリンクの下端部(3d、4d)に、腕部(3b、
    4b)を垂直に起立させた状態で、回動軸(8、9)の
    突出方向と直交し水平方向に膨出するストッパー突部
    (18、19)を突設し、 他方のリンクと連結した後は、回動軸(8、9)が挿通
    孔(14、15)から抜け出る前に、ストッパー突部
    (18、19)の側面を、支持片(10、11)を切り
    起こすことによって形成される支持フレーム(7)の抜
    き孔(16)、若しくは支持片(10、11)を貫通さ
    せるスイッチシート(6)の貫通孔(12)のいずれか
    の端面(12a、16a)に当接させることを特徴とす
    る請求項2記載のクロスリンク付きキースイッチ。
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