JP2001250455A - キースイッチ装置 - Google Patents

キースイッチ装置

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JP2001250455A
JP2001250455A JP2000057339A JP2000057339A JP2001250455A JP 2001250455 A JP2001250455 A JP 2001250455A JP 2000057339 A JP2000057339 A JP 2000057339A JP 2000057339 A JP2000057339 A JP 2000057339A JP 2001250455 A JP2001250455 A JP 2001250455A
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pressing
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JP2000057339A
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Noriaki Suzuki
則明 鈴木
So Goto
創 後藤
Takahiro Yamano
孝寛 山野
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Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者によるキートップの操作を適切に検知
することが可能なキースイッチ装置を提供すること 【解決手段】 胴部14の外周部には、開口部42の下
縁43と当接する4つの突起部18a〜18dが、胴部
14及び鍔部15と一体的に設けられている。突起部1
8a〜18dは、平面視で隣接する2つの押圧部の中間
となる位置、すなわち押圧部12a〜12dとは略45
度ずれた位置に設けられている。押圧部12aが押下さ
れた場合に、押下された押圧部12aとは操作面(所定
の円周C1)の中心A1を挟んで反対側に位置する押圧
部12cと、押下された押圧部12aの両側に隣接する
2つの押圧部12b,12dとの中間に位置する2つの
突起部18b,18cがケース本体の開口部の下縁に当
接して、2つの突起部18b,18cと下縁とが当接し
た位置にキートップ11の揺動支点F1が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3つ以上の押圧部
が所定の円周上に配置された操作面を有するキートップ
を備えたキースイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、3つ以上の押圧部が所定の円
周上に配置された操作面を有するキートップを備えたキ
ースイッチ装置が存在しており、たとえば図7〜図9に
示されたようなものが知られている。
【0003】このキースイッチ装置101は、図7に示
されるように、平面視で円形の操作面112を有するキ
ートップ111と、固定接点122が形成される回路基
板121と、この回路基板121上に載置され、可動接
点132が形成されるラバーシート131と、を備えて
いる。操作面112には、4つの押圧部112a〜11
2dが所定の円周C上に等間隔に配置されている。ラバ
ーシート131は、夫々の押圧部112a〜112dに
対応する位置に配置される4つの可動部133a〜13
3dと、夫々の可動部133a〜133dの外周部から
下方に向けてテーパ管状に拡開したスカート部134
と、夫々のスカート部134につながるベース部135
と、を有している。可動接点132は、夫々の可動部1
33a〜133dの下面に形成されている。また、回路
基板121の可動部133a〜133d(可動接点13
2)に対応した位置には、可動接点132と対をなす固
定接点122が可動接点132と対峙して形成されてい
る。
【0004】キートップ111は、上述した操作面11
2を構成する頂部113と、この頂部113の外周部か
ら連続して形成される胴部114とを有している。可動
部133a〜133dに当接している胴部114の下端
部には、ケース本体141に形成された開口部142の
下縁143に当接する鍔部115が形成されている。操
作面112は、図8に示されるように、開口部142か
らケース本体141の外側に露出している。
【0005】上述したように構成されたキースイッチ装
置101においては、たとえば押圧部112aが使用者
により押下された場合、鍔部115の押圧部112aと
は操作面112(所定の円周C)の中心Aを挟んで反対
側に位置する部分と開口部142の下縁143とが当接
することにより揺動支点Fが形成され、キートップ11
1は、図9に示されるように、揺動支点Fを中心として
図9中時計回り方向に揺動する。このキートップ111
の揺動により、押圧部112a下方に位置する可動部1
33aがキートップ111の下端部により押下されて下
方に移動し、可動部133aに形成された可動接点13
2とこの可動接点132と対峙する固定接点122とが
当接することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キート
ップ111が揺動支点Fを中心にして揺動したときに、
キートップ111の下端部により、可動部133aに隣
接して揺動支点Fと可動部133aとの間に位置する2
つの可動部133b,133dも押下されることになる
ために、場合によっては、この2つの可動部133b,
133dに形成された可動接点132とこの可動接点1
32と対をなす固定接点122とが当接するという現象
が発生して、使用者によるキートップ111の操作を適
切に検知することができなくなる惧れがある。特に、キ
ースイッチ装置101を小型化する場合には、キートッ
プ111自体も小型化されるために、押圧部112a〜
112d間の間隔が小さくなると共に、キートップ11
1のストローク量(揺動幅)が小さくなり、上述した現
象が生じ易くなる。
【0007】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、使用者によるキートップの操作を適切に検知するこ
とが可能なキースイッチ装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ケース本体に設けられた開口部からケース本体の外
側に露出している操作面を有したキートップを備え、操
作面には3つ以上の押圧部が所定の円周上に配置され、
1つの押圧部が押下されることによりキートップが所定
の一方向に揺動して、キートップの揺動方向に対応する
固定接点と可動接点とが当接するキースイッチ装置であ
って、1つの押圧部が押下されたときのキートップの揺
動支点が、所定の円周の中心と押下される1つの押圧部
とが通る直線の延びる方向に見て、押下される前記1つ
の押圧部とは前記所定の円周の中心を挟んで反対側とな
るキートップの端部よりも押下される1つの押圧部寄り
となる位置に形成されることを特徴としている。
【0009】請求項1に記載のキースイッチ装置によれ
ば、1つの押圧部が押下されたときのキートップの揺動
支点が、所定の円周の中心と押下される1つの押圧部と
が通る直線の延びる方向に見て、押下される前記1つの
押圧部とは前記所定の円周の中心を挟んで反対側となる
キートップの端部よりも押下される1つの押圧部寄りと
なる位置に形成されるので、揺動支点の位置が、キート
ップの押下された押圧部とは所定の円周の中心を挟んで
反対側となる端部よりも押下された押圧部に近づくこと
になる。このために、従来のものとキートップのストロ
ーク量を従来のものと同等に確保した場合でも、キート
ップの下端部における、押下された押圧部の下方に位置
する部分と揺動支点の下方に位置する部分との間の途中
部分の移動量が減少する。この結果、押下された押圧部
と揺動支点との間に位置する押圧部に対応する固定接点
と可動接点とが当接するという現象の発生を防ぐことが
でき、使用者によるキートップの操作を適切に検知する
ことができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、ケース本体に形
成された開口部からケース本体の外側に露出している操
作面を有したキートップを備え、操作面には4つの押圧
部が所定の円周上に略等間隔で配置され、1つの押圧部
が押下されることによりキートップが所定の一方向に揺
動して、キートップの揺動方向に対応する固定接点と可
動接点とが当接するキースイッチ装置であって、1つの
押圧部が押下されたときのキートップの揺動支点が、平
面視で、1つの押圧部とは所定の円周の中心を挟んで反
対側に位置する押圧部と、1つの押圧部とは所定の円周
の中心を挟んで反対側に位置する押圧部と隣接する押圧
部との間となる位置に形成されることを特徴としてい
る。
【0011】請求項2に記載のキースイッチ装置によれ
ば、1つの押圧部が押下されたときのキートップの揺動
支点が、平面視で、1つの押圧部とは所定の円周の中心
を挟んで反対側に位置する押圧部と、1つの押圧部とは
所定の円周の中心を挟んで反対側に位置する押圧部と隣
接する押圧部との間となる位置に形成されるので、揺動
支点の位置が、キートップの押下された押圧部とは所定
の円周の中心を挟んで反対側となる端部よりも押下され
た押圧部に近づくことになる。このために、従来のもの
とキートップのストローク量を従来のものと同等に確保
した場合でも、キートップの下端部における押下された
押圧部と隣接する押圧部(押下された押圧部と揺動支点
との間に位置する押圧部)の下方に位置する部分の移動
量が減少する。この結果、押下された押圧部と隣接する
押圧部に対応する固定接点と可動接点とが当接するとい
う現象の発生を防ぐことができ、使用者によるキートッ
プの操作を適切に検知することができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、ケース本体に形
成された開口部からケース本体の外側に露出している操
作面を有したキートップを備え、操作面には4つの押圧
部が所定の円周上に略等間隔で配置され、1つの押圧部
が押下されることによりキートップが所定の一方向に揺
動して、キートップの揺動方向に対応する固定接点と可
動接点とが当接するキースイッチ装置であって、キート
ップは、操作面を構成する頂部と、頂部の外周部から連
続して形成される胴部とを有し、胴部には、平面視で隣
接する2つの押圧部の間となる位置に、開口部の下縁と
当接してキートップの揺動支点を形成する突起部が設け
られていることを特徴としている。
【0013】請求項3に記載のキースイッチ装置によれ
ば、特に、キートップの胴部に、平面視で隣接する2つ
の押圧部の間となる位置に、開口部の下縁と当接してキ
ートップの揺動支点を形成する突起部が設けられるの
で、揺動支点の位置が、キートップの押下された押圧部
とは所定の円周の中心を挟んで反対側となる端部よりも
押下された押圧部に近づくことになる。このために、従
来のものとキートップのストローク量を従来のものと同
等に確保した場合でも、キートップの下端部における押
下された押圧部と隣接する押圧部(押下された押圧部と
揺動支点との間に位置する押圧部)の下方に位置する部
分の移動量が減少する。この結果、押下された押圧部と
隣接する押圧部に対応する固定接点と可動接点とが当接
するという現象の発生を防ぐことができ、使用者による
キートップの操作を適切に検知することができる。ま
た、この場合には、胴部の平面視で隣接する2つの押圧
部の間となる位置に突起部を設けるという簡易且つ低コ
ストな構成で、使用者によるキートップの操作を適切に
検知することが可能なキースイッチ装置を実現すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
によるキースイッチ装置の好適な実施形態について詳細
に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には
同一の符号を付しており、重複する説明は省略する。第
1実施形態及び第2実施形態は、本発明を、操作面にお
いて4つの押圧部が所定の円周上に略等間隔で配置され
たキートップを備えたキースイッチ装置、いわゆる十字
キースイッチ装置に適用した例を示している。
【0015】(第1実施形態)図1は、本発明の第1実
施形態に係るキースイッチ装置の構成を示す平面図であ
り、図2は、図1におけるII−II線に沿った断面図であ
り、図3は、キースイッチ装置に含まれるキートップの
構成を示す斜視図である。キースイッチ装置1は、図1
及び図2に示されるように、平面視で略真円形の操作面
12を有するキートップ11と、複数の固定接点22が
形成される回路基板21と、この回路基板21上に載置
され、複数の可動接点32が形成されるラバーシート3
1と、を備えている。
【0016】キートップ11は、上述した操作面12を
構成する頂部13と、この頂部13の外周部から連続し
て形成される胴部14とを有している。操作面12(頂
部13)は、図2に示されるように、使用者が押下可能
なように、ケース本体41に形成された開口部42から
ケース本体41の外側に露出している。操作面12に
は、4つの押圧部12a〜12dが所定の円周C1上に
等間隔(略90度間隔)で配置されている。また、操作
面12の押圧部12a〜12dが配置された位置には、
平面視で3角形状を有した凹部16が夫々形成されてお
り、使用者に押圧部の位置を知らせるように構成されて
いる。胴部14の下端部には、開口部42からキートッ
プ11が抜けるのを防ぐための鍔部15が胴部14と一
体的に設けられている。頂部13の裏面の中央部には、
回路基板21に向けて下方に延びる支え部17が設けら
れている。支え部17は、使用者により操作面12(押
圧部12a〜12d)が押下されたときに、キートップ
11の所定以上の揺動(ストローク)を規制するための
ものであり、この支え部17がキートップ11のストロ
ークを規制することにより、キースイッチ装置1の破損
等を防止することができる。
【0017】胴部14の外周部には、開口部42の下縁
43と当接する4つの突起部18a〜18dが、胴部1
4及び鍔部15と一体的に設けられている。突起部18
a〜18dは、図1及び図3に示されるように、平面視
で隣接する2つの押圧部12a,12b、同じく2つの
押圧部12b,12c、同じく2つの押圧部12c,1
2d、同じく2つの押圧部12d,12aの中間となる
位置、すなわち押圧部12a〜12dとは略45度ずれ
た位置に設けられている。
【0018】ラバーシート31は、夫々の押圧部12a
〜12dに対応する位置(押圧部12a〜12dの下
方)に配置される4つの可動部33a〜33dと、夫々
の可動部33a〜33dの外周部から下方に向けてテー
パ管状に拡開したスカート部34と、夫々のスカート部
34につながるベース部35と、を有している。可動部
33a〜33dの上面はキートップ11の下端部に当接
しており、可動部33a〜33dは、夫々のスカート部
34の弾性力によりキートップ11に対して上方向の付
勢力を与えている。可動部33a〜33dの下面には、
可動接点32が夫々形成されている。
【0019】回路基板21には、夫々の押圧部12a〜
12dに対応する位置(押圧部12a〜12dの下
方)、すなわち可動部33a〜33d(可動接点32)
の下方となる位置に、可動接点32と対をなす固定接点
22が可動接点32と対峙して形成されている。キート
ップ11の押圧部12a〜12dのうちのいずれか1つ
が押下されると、押下された押圧部に対応する、固定接
点22と可動接点32とが当接して電気的に導通する。
固定接点22と可動接点32とが電気的に導通すること
により、回路基板21上において電気的に閉じた回路が
形成され、キースイッチ装置1は、当接した固定接点2
2及び可動接点32に対応する押圧部が押下された状態
にあることを検知する。また、キースイッチ装置1は、
使用者によるキートップ11の押下が解放されたとき
に、スカート部34の弾性力により可動接点32と固定
接点22とが解離して、キートップ11が元の平衡状態
へ復帰するように構成されている。
【0020】次に、使用者により押圧部12a〜12d
のうちのいずれか1つが押下された状態について、図4
に基づいて説明する。図4は、キースイッチ装置のキー
トップが揺動した状態における断面図である。
【0021】使用者により、たとえば押圧部12aが押
下された場合に、押下された押圧部12aとは操作面1
2(所定の円周C1)の中心A1を挟んで反対側に位置
する押圧部12cと、押下された押圧部12aの両側に
隣接する2つの押圧部12b,12dとの中間に位置す
る2つの突起部18b,18cが開口部42の下縁43
に当接して、2つの突起部18b,18cと下縁43と
が当接した位置にキートップ11の揺動支点F1が形成
される。したがって、上述したように揺動支点F1が形
成されるので、図4に示されるように、キートップ11
は揺動支点F1を中心として、キートップ11の押下さ
れた押圧部12a側となる部分が下方向に移動すると共
に、キートップ11の押下された押圧部12aとは操作
面12(所定の円周C1)の中心A1を挟んで反対側に
位置する押圧部12c側となる部分が上方向に移動する
ように、図4中時計回り方向揺動する。
【0022】キートップ11の押下された押圧部12a
側となる部分が下方向に移動すると、キートップ11の
下端部により、押下された押圧部12aの下方に位置し
た可動部33aが押下されて下方向に移動することにな
る。キートップ11が更に押下されると、押下された押
圧部12aの下方に位置した可動部33aの可動接点3
2と、この可動接点32と対峙する固定接点22とが当
接して電気的に導通する。
【0023】キートップ11が揺動支点F1を中心とし
て図4中時計回り方向揺動するときには、押下された押
圧部12aの両側に隣接する2つの押圧部12b,12
dの下方に位置する可動部33b,33dが、押下され
た押圧部12aと操作面12(所定の円周C1)の中心
A1とを通る直線L1方向で見て揺動支点F1よりも押
下された押圧部12a寄りの位置にあるために、夫々の
可動部33b,33dもキートップ11の下端部により
押下されて下方向に移動することになる。
【0024】しかしながら、揺動支点F1の位置が、キ
ートップ11の押下された押圧部12aとは操作面12
(所定の円周C1)の中心A1を挟んで反対側となる端
部よりも押下された押圧部12aに近づくことになるた
め、キートップ11のストローク量を従来のものと同等
に確保した場合でも、キートップ11の下端部における
押下された押圧部12aの両側に隣接する押圧部12
b,12d(押下された押圧部12aと揺動支点F1と
の間に位置する押圧部12b,12d)の下方に位置す
る部分の移動量が減少することになる。この結果、押下
された押圧部12aの両側に隣接する2つの押圧部12
b,12dの下方に位置する可動部33b,33dの下
方向への移動量が減少して、押下された押圧部12aの
両側に隣接する2つの押圧部12b,12dの下方に位
置する可動部33b,33dの可動接点32と、この可
動接点32に対峙する固定接点22とが当接するという
現象の発生を防ぐことができ、キースイッチ装置1は使
用者によるキートップ11の操作を適切に検知すること
ができる。
【0025】また、胴部14の平面視で隣接する2つの
押圧部12a,12b、同じく2つの押圧部12b,1
2c、同じく2つの押圧部12c,12d、同じく2つ
の押圧部12d,12aの中間となる位置に突起部18
a〜18dを夫々設けるという簡易且つ低コストな構成
で、使用者によるキートップ11の操作を適切に検知す
ることが可能なキースイッチ装置1を実現することがで
きる。
【0026】(第2実施形態)次に、第2実施形態につ
いて、図5及び図6に基づいて説明する。図5は、本発
明の第2実施形態に係るキースイッチ装置の構成を示す
平面図であり、図6は、図5におけるVI−VI線に沿った
断面図である。なお、図6は、キースイッチ装置のキー
トップが揺動した状態を示している。
【0027】キースイッチ装置51においては、可動部
33a〜33dが、図5に示されるように、平面視で1
つの押圧部12a〜12dを挟んでその両側、すなわち
押圧部12a〜12dと可動部33a〜33dとは平面
視で略45度ずれた位置に設けられている。胴部14の
外周部には、開口部42の下縁43と当接する4つの突
起部61a〜61dが、胴部14及び鍔部15と一体的
に設けられている。突起部61a〜61dは、図5に示
されるように、平面視で隣接する2つの押圧部12a,
12b、同じく2つの押圧部12b,12c、同じく2
つの押圧部12c,12d、同じく2つの押圧部12
d,12aの中間となる位置、すなわち押圧部12a〜
12dとは略45度ずれた位置に設けられている。した
がって、突起部61a〜61dが押圧部12d,12a
とは略45度ずれた位置に設けられているので、突起部
61a〜61dと可動部33a〜33dとは平面視で略
同じ位置、すなわち可動部33a〜33dが突起部61
a〜61dの下方に位置することになる。
【0028】キートップ11の押圧部12a〜12dの
うちのいずれか一つが押下されると、押下された押圧部
12a〜12dの両側に位置する2つの可動部33a,
33d、同じく2つの可動部33a,33b、同じく2
つの可動部33b,33c、又は、同じく2つの可動部
33c,33dが下方向に移動して、この2つの可動部
に夫々形成された可動接点32と、夫々の可動接点32
に対峙する夫々の固定接点22とが当接して電気的に導
通する。これらの2組の固定接点22と可動接点32と
が電気的に導通することにより、回路基板21上におい
て電気的に閉じた回路が形成され、キースイッチ装置5
1は、当接した2組の固定接点22及び可動接点32
(下方に移動した可動部33a〜33d)の間に位置す
る押圧部12a〜12dが押下された状態にあることを
検知する。
【0029】上述されたように構成されたキースイッチ
装置1によれば、使用者により、たとえば押圧部12a
が押下された場合に、押下された押圧部12aとは操作
面12(所定の円周C1)の中心A1を挟んで反対側に
位置する押圧部12cと、押下された押圧部12aの両
側に隣接する2つの押圧部12b,12dとの中間に位
置する2つの突起部61b,61cが開口部42の下縁
43に当接して、2つの突起部61b,61cと下縁4
3とが当接した位置にキートップ11の揺動支点F1が
形成される。したがって、上述したように揺動支点F1
が形成されるので、図6に示されるように、キートップ
11は揺動支点F1を中心として、キートップ11の押
下された押圧部12a側となる部分が下方向に移動する
と共に、キートップ11の押下された押圧部12aとは
操作面12(所定の円周C1)の中心A1を挟んで反対
側に位置する押圧部12c側となる部分が上方向に移動
するように、図6中時計回り方向揺動する。キートップ
11の押下された押圧部12a側となる部分が下方向に
移動すると、キートップ11の下端部により、押下され
た押圧部12aの両側に位置した2つの可動部33a,
33dが押下されて下方向に移動することになる。
【0030】キートップ11が揺動支点F1を中心とし
て図6中時計回り方向揺動するときにおいて、揺動支点
F1の位置が、キートップ11の押下された押圧部12
aとは操作面12(所定の円周C1)の中心A1を挟ん
で反対側となる端部よりも押下された押圧部12aに近
づくことになるため、押下された押圧部12aとは操作
面12(所定の円周C1)の中心A1を挟んで反対側に
位置する押圧部12cの両側に位置する残り2つの可動
部33b,33cは、揺動支点F1を形成する突起部6
1b,61cの下方に位置することになり、殆ど下方向
に移動することはない。このため、押下された押圧部1
2aとは操作面12(所定の円周C1)の中心A1を挟
んで反対側に位置する押圧部12cの両側に位置する残
り2つの可動部33b,33cの夫々の可動接点32
と、夫々の可動接点32に対峙する夫々の固定接点22
とが当接するという現象の発生を防ぐことができ、キー
スイッチ装置51は使用者によるキートップ11の操作
を適切に検知することができる。
【0031】また、第1実施形態と同様に、簡易且つ低
コストな構成で、使用者によるキートップ11の操作を
適切に検知することが可能なキースイッチ装置51を実
現することができる。
【0032】なお、第1実施形態及び第2実施形態にお
いては、操作面12において4つの押圧部12a〜12
dが所定の円周C1上に略等間隔で配置されたキートッ
プ11を備えたキースイッチ装置1,51に本発明を適
用した例を示したが、これに限られることなく、3つ以
上の押圧部が所定の円周上に略等間隔で配置されたキー
トップを備えたキースイッチ装置であれば、本発明を適
用することができる。たとえば、3つの押圧部が所定の
円周上に略等間隔で配置されたキートップを備えたキー
スイッチ装置においては、揺動支点を平面視で押圧部と
略同じ位置に構成することが好ましい。また、突起部1
8a〜18dが設けられる位置、及び、その数について
も、上述した第1実施形態及び第2実施形態に示された
ものに限られるものではない。
【0033】また、第1実施形態及び第2実施形態にお
いては、キートップ11が平面視で略真円形の操作面1
2を有しているが、キートップ11の形状はこれに限ら
れることなく、平面視で、楕円形、十字形、多角形等の
操作面を有するキートップを備えたキースイッチ装置に
おいても、本発明を適用することができる。
【0034】また、第1実施形態及び第2実施形態にお
いては、突起部18a〜18dをキートップ11の胴部
14に設けるようにしているが、これに限られることな
く、たとえば突起部18a〜18dを開口部42の下縁
43に設けるように構成してもよい。
【0035】また、本発明に係るキースイッチ装置は、
電話機又はゲーム機等の電子機器の操作部として広く応
用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、使用者によるキートップの操作を適切に検知す
ることが可能なキースイッチ装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るキースイッチ装置
の構成を示す平面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るキースイッチ装置
の構成を示す、図1におけるII−II線に沿った断面図で
ある。
【図3】本発明の第1実施形態に係るキースイッチ装置
に含まれる、キートップの構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るキースイッチ装置
の構成を示す、キートップが揺動した状態における断面
図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るキースイッチ装置
の構成を示す平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係るキースイッチ装置
の構成を示す、図5におけるVI−VI線に沿った断面図で
ある。
【図7】従来のキースイッチ装置の構成を示す平面図で
ある。
【図8】従来のキースイッチ装置の構成を示す、図7に
おけるVIII−VIII線に沿った断面図である。
【図9】従来のキースイッチ装置の構成を示す、キート
ップが揺動した状態における断面図である。
【符号の説明】
1,51,101…キースイッチ装置、11,111…
キートップ、12,112…操作面、12a〜12d,
112a〜112d…押圧部、13,113…頂部、1
4,114…胴部、18a〜18d,61a〜61d…
突起部、21,121…回路基板、22,122…固定
接点、31,131…ラバーシート、32,132…可
動接点、33a〜33d,133a〜133d…可動
部、41,141…ケース本体、42,142…開口
部、43,143…下縁、A,A1…操作面(所定の円
周)の中心、C,C1…所定の円周、F,F1…揺動支
点、L,L1…押下された押圧部と操作面(所定の円
周)の中心とを通る直線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山野 孝寛 東京都目黒区下目黒二丁目2番3号 株式 会社田村電機製作所内 Fターム(参考) 5B020 DD02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体に設けられた開口部から前記
    ケース本体の外側に露出している操作面を有したキート
    ップを備え、前記操作面には3つ以上の押圧部が所定の
    円周上に配置され、1つの押圧部が押下されることによ
    り前記キートップが所定の一方向に揺動して、前記キー
    トップの揺動方向に対応する固定接点と可動接点とが当
    接するキースイッチ装置であって、 前記1つの押圧部が押下されたときの前記キートップの
    揺動支点が、前記所定の円周の中心と押下される前記1
    つの押圧部とが通る直線の延びる方向に見て、押下され
    る前記1つの押圧部とは前記所定の円周の前記中心を挟
    んで反対側となる前記キートップの端部よりも押下され
    る前記1つの押圧部寄りとなる位置に形成されることを
    特徴とするキースイッチ装置。
  2. 【請求項2】 ケース本体に形成された開口部から前記
    ケース本体の外側に露出している操作面を有したキート
    ップを備え、前記操作面には4つの押圧部が所定の円周
    上に略等間隔で配置され、1つの押圧部が押下されるこ
    とにより前記キートップが所定の一方向に揺動して、前
    記キートップの揺動方向に対応する固定接点と可動接点
    とが当接するキースイッチ装置であって、 前記1つの押圧部が押下されたときの前記キートップの
    揺動支点が、平面視で、前記1つの押圧部とは前記所定
    の円周の中心を挟んで反対側に位置する押圧部と、前記
    1つの押圧部とは前記所定の円周の前記中心を挟んで反
    対側に位置する前記押圧部と隣接する押圧部との間とな
    る位置に形成されることを特徴とするキースイッチ装
    置。
  3. 【請求項3】 ケース本体に形成された開口部から前記
    ケース本体の外側に露出している操作面を有したキート
    ップを備え、前記操作面には4つの押圧部が所定の円周
    上に略等間隔で配置され、1つの押圧部が押下されるこ
    とにより前記キートップが所定の一方向に揺動して、前
    記キートップの揺動方向に対応する固定接点と可動接点
    とが当接するキースイッチ装置であって、 前記キートップは、前記操作面を構成する頂部と、前記
    頂部の外周部から連続して形成される胴部とを有し、 前記胴部には、平面視で隣接する2つの押圧部の間とな
    る位置に、前記開口部の前記下縁と当接して前記キート
    ップの揺動支点を形成する突起部が設けられていること
    を特徴とするキースイッチ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101640140A (zh) * 2008-07-31 2010-02-03 日本开闭器工业株式会社 微型开关
US7700886B2 (en) 2005-09-30 2010-04-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Rubber key device
JP2015005458A (ja) * 2013-06-21 2015-01-08 株式会社リコー スイッチ機構、及び電子機器

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