JP3478793B2 - ボタン機構及び通信装置 - Google Patents

ボタン機構及び通信装置

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JP3478793B2
JP3478793B2 JP2000299770A JP2000299770A JP3478793B2 JP 3478793 B2 JP3478793 B2 JP 3478793B2 JP 2000299770 A JP2000299770 A JP 2000299770A JP 2000299770 A JP2000299770 A JP 2000299770A JP 3478793 B2 JP3478793 B2 JP 3478793B2
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康弘 河本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接点を断続するた
めのボタン機構に関し、特に、ファクシミリ装置等の通
信装置に用いるのに好適な、2組の接点を同時に断続可
能なボタン機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置等の通信装置におい
て、停電時でもダイヤル発呼ができる機能が望まれてお
り、停電時発呼を簡単な回路で実施するため、ダイヤル
用のテンキーの各ボタンの下に2組の接点を配置し、各
ボタンを押した時に2組の接点を同時に接続して二つの
信号を出力させ、その一つの信号を停電発呼に使用する
構成のものが知られている。この種の装置に用いられる
ボタン機構の従来例は、図7、図8に示すように、支持
部1に1側縁を連結支持され、その連結部を中心として
揺動することで押し下げ可能なボタン(キートップ)2
と、そのボタン2で押し下げられる位置に配置され、ボ
タン2を押し下げた時にクリック感を与えるラバーキー
3と、その下面にカーボン印刷等で形成された2個の導
電体4、4と、その下方に配置される基板5に設けられ
た2組の接点6、6を備えている。各接点6は、互いに
非接触な状態で近接配置された二つの導電部6a、6b
を備えており、この導電部6a、6bに導電体4を接触
させることで、導電部6a、6bが接続され、信号を出
力する構成となっている。また、ラバーキー3は、二つ
の接点6、6に対する導電体4、4を配置することがで
きるよう、通常指程度の大きさに作られている。更に、
ラバーキー3は、楕円錐状の支持ラバー部3a及びラバ
ー板3bと一体に作られており、その支持ラバー部3a
で支持されている。この支持ラバー部3aはある程度の
押し下げ力には抗するが、押し下げ力が大きくなった時
点で座屈したように変形し、これによってクリック感を
与えている。この構成のボタン機構では、ボタン2を押
し下げると、ラバーキー3がクリック感を与えながら押
し下げられ、その下面の二つの導電体4、4が同時に2
組の接点6、6に接触して、2組の接点6、6を同時に
接続させ、二つの信号を出力することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
構成では、ラバーキー3が2組の接点を覆う大きさを要
するため指程度の大きさを有しており、その下端外周部
をクリック感を付与するための支持ラバー部3aで支持
しているため、ボタン2の中央をうまく押さないと、ラ
バーキー3が傾いた状態で押し下げられてしまい、適度
なクリック感を得ることができず、しかも、二つの接点
6、6の一方しか接続できないことがあるという問題が
あった。
【0004】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、適度なクリック感を得ることができると共
に2組の接点を同時に確実に接続することの可能なボタ
ン機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板上に設け
られた2組の接点と、その2組の接点の上方にそれぞれ
間隔をあけて対向配置され、押し下げられた時にその接
点に接触して接点を接続させる2個のスイッチ部と、前
記2組の接点を結ぶ直線に平行な軸線を端部に有し、そ
の軸線を中心として揺動可能に保持され、前記2個のス
イッチ部を同時に押し下げるよう押し下げ可能なボタン
と、前記2個のスイッチ部とは別に設けられ、前記ボタ
ンを押し下げた時にクリック感を与えるクリック感付与
手段を備え、前記2個のスイッチ部がそれぞれ押し下げ
に対して抵抗を与えない形態で支持され、接点に面する
部分に導電体を備えたスイッチ用ラバーキーで構成さ
れ、前記クリック感付与手段が、押し下げに対して一定
以上の押し下げ力がなされると座屈して変形する形態で
支持されたクリック感用ラバーキーで構成され、前記2
個のスイッチ部を構成する2個のスイッチ用ラバーキー
の中間位置に、クリック感付与手段を構成するクリック
感用ラバーキーが配置されているよう構成する。この構
成により、クリック感付与手段を2組の接点の配置面積
に関係なく、ボタンのどこを押しても適度なクリック感
を与えることができ、同時に、2個のスイッチ部を押し
下げて2組の接点を接続することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態に係るボタ
ン機構は、基板上に設けられた2組の接点と、その二組
の接点の上方にそれぞれ間隔をあけて対向配置され、押
し下げられた時にその接点に接触して接点を接続させる
2個のスイッチ部と、その2個のスイッチ部を同時に押
し下げ可能なボタンと、前記2個のスイッチ部とは別に
設けられ、前記ボタンを押し下げた時にクリック感を与
えるクリック感付与手段を備えたものであり、この構成
により、ボタンを押し下げることにより、確実にクリッ
ク感付与手段を押し下げ、これにより適度なクリック感
を与えことができ、また、同時に2個のスイッチ部を押
し下げてその下方に位置する2組の接点を接続させ、二
つの信号を出力させることができる。
【0007】本発明の他の実施の形態は、前記した2個
のスイッチ部をそれぞれ、押し下げに対してクリック感
をほとんど生じない形態で支持され、接点に面する部分
に導電体を備えたラバーキーで構成し、前記クリック感
付与手段を、押し下げに対してクリック感を生じさせる
形態で支持されたラバーキーで構成したものである。こ
の構成により、スイッチ部及びクリック感付与手段を共
にラバーで製造でき、コストダウンを図ることができ
る。
【0008】ここで、2個のスイッチ部を構成する2個
のラバーキーの中間位置に、クリック感付与手段を構成
するラバーキーを配置することが好ましい。この構成と
すると、ボタンを押し下げた時、中央に位置するクリッ
ク感付与手段のラバーキーを確実に押し下げることがで
き、一層確実にクリック感を与えることができる。ま
た、2個のスイッチ部を構成するラバーキーとクリック
感付与手段を構成するラバーキーを一体構造に形成する
ことが好ましい。この構成とすると一層のコストダウン
を図ることができる。
【0009】本発明の更に他の実施の形態は、ボタンを
2組の接点を結ぶ直線に平行な軸線を中心として揺動可
能に保持し、その軸線から遠い側の側縁近傍で2個のス
イッチ部及びクリック感付与手段を押し下げる構成とし
たものである。この構成とすると、ボタンのどの位置を
押しても、そのボタンは、2組の接点を結ぶ直線に平行
な軸線を中心として揺動し、しかも動きの大きい部分で
2個のスイッチ部及びクリック感付与手段を押し下げる
ので、2個のスイッチ部を効率良く且つ均一に押し下げ
ると共に、クリック感付与手段も効率良く押し下げるこ
とができ、このため、2組の接点の接続及びクリック感
の付与を一層確実に実施できる。
【0010】本発明の更に他の実施の形態は、ボタンと
2個のスイッチ部及びクリック感付与手段の間に、前記
ボタンの動きを前記2個のスイッチ部及びクリック感付
与手段に伝達するスペーサを配置し、そのスペーサを、
2組の接点を結ぶ直線に平行な軸線を中心として揺動可
能に保持し、その軸線から遠い側の側縁近傍で2個のス
イッチ部及びクリック感付与手段を押し下げる構成とし
たものである。この構成によれば、ボタンのどの位置を
押しても、その下のスペーサは、2組の接点を結ぶ直線
に平行な軸線を中心として揺動し、しかも動きの大きい
部分で2個のスイッチ部及びクリック感付与手段を押し
下げるので、2個のスイッチ部を効率良く且つ均一に押
し下げると共に、クリック感付与手段も効率良く押し下
げることができ、このため、2組の接点の接続及びクリ
ック感の付与を一層確実に実施できる。
【0011】本発明の更に他の実施の形態は、上記した
ボタン機構を通信装置に設けたものであり、このボタン
機構を通信装置の発呼用のテンキーに採用することで、
通常の発呼及び停電時の発呼を確実に行うことができ
る。
【0012】以下、図面に示す本発明の実施の形態を説
明する。図1は本発明の実施の形態に係るボタン機構を
備えた通信装置の概略斜視図、図2はその通信装置をパ
ネルカバー及びキートップを除去した状態で示す概略斜
視図、図3はボタン機構の概略斜視図、図4はそのボタ
ン機構を分解して示す概略斜視図、図5(a)はそのボ
タン機構を、2個のラバーキーを通る垂直面で切断して
示す概略断面図、図5(b)、(c)は図5(a)のB
−B矢視概略断面図、C−C矢視概略断面図、図6
(a)、(b)、(c)はそのボタン機構を押し下げた
状態で示す図5と同様な概略断面図である。11はファ
クシミリ装置等の通信装置、12は操作パネル、13は
パネルカバー、14はテンキー、15はそのテンキー1
4に設けられているボタン機構、16はLCDである。
【0013】ボタン機構15は、押し下げ可能なボタン
(以下キートップという)21と、その下に配置された
スペーサ22と、その下に配置された2個のスイッチ部
24、24とその中間位置のクリック感付与手段25を
形成するラバー部材23と、その下方に配置され、2組
の接点27、27を備えた基板26等を備えている。こ
こで用いる接点27、27は、二つの導電部27a、2
7aを近接配置したものであり、両導電部27a、27
aに適当な導電体を接触させることで、接続することが
できる。
【0014】キートップ21は、その一側縁21aをキ
ートップ21と一体構造に作られている支持体29に屈
曲可能な形態で連結されており、その連結部分を通る軸
線O−Oを中心として揺動可能である。この軸線O−O
は2組の接点27、27を通る直線P−Pに平行になる
ように選定されており、このため、キートップ21はど
の位置を押しても、側縁21aとは反対側の側縁21b
が基板26に対して平行を保った状態で揺動する。かく
して、キートップ21から一方の接点27までの距離
は、他方の接点27までの距離に常に等しくなってい
る。
【0015】キートップ21の下方に配置されるスペー
サ22も、そのスペーサ22と一体構造に作られている
支持体30に屈曲可能な形成で連結されており、軸線Q
−Qを中心として揺動可能である。この支持体30はキ
ートップ21の支持体29の下方に配置されており、従
って、軸線Q−Qも軸線P−Pの下に平行に位置してい
る。更に、スペーサ22は軸線Q−Qとは反対側に位置
する側縁22bの両端近傍の上面にキートップ21を支
える突起22c、22cを備えており、また、その側縁
22bの中央近傍の下面にクリック感付与手段25に当
接させるための突起22dを備えている。
【0016】スペーサ22の下方に配置されるラバー部
材23は、ラバー板23aと、2個のスイッチ部24、
24を形成するためのラバーキー24aと、そのラバー
キー24aを支持する支持ラバー部24bと、クリック
感付与手段25を形成するためのラバーキー25aと、
そのラバーキー25aを支持する支持ラバー部25bを
備えた一体構造のものである。スイッチ部24、24を
形成するラバーキー24aは、2個の接点27、27の
それぞれの真上に位置するように形成されており、その
下面には対応する接点27を接続させるための導電体3
2がカーボン印刷等によって形成されている。そのラバ
ーキー24aを支持する支持ラバー部24bは、通常は
ラバーキー24a下面の導電体32が接点27に接触し
ないようにラバーキー24aを持ち上げているが、ラバ
ーキー24aが押された時にはあまり抵抗を与えること
なく、ラバーキー24aの押し下げを可能とするもので
あり、図5(a)、(c)に示すように円弧状に屈曲し
た薄板で形成されている。一方、クリック感付与手段2
5を形成するラバーキー25aを支持する支持ラバー部
25bは、ラバーキー25aが押し下げられた時にある
程度の押し下げ力には抗するが、押し下げ力が大きくな
った時点で座屈したように変形し、これによってクリッ
ク感を与えるものであり、図5(a)、(b)に示すよ
うに、円錐状の薄板で形成されている。図3〜図5に示
すように、2個のラバーキー24a、24a及びその中
間に配置されたラバーキー25aは一直線上に位置する
ように配置されており、且つスペーサ22及びキートッ
プ21はそれぞれの側縁22b、21bの近傍が、ラバ
ーキー24a、25a、24aの上方に位置するように
取付位置が定められている。また、キートップ21を押
し下げない通常の状態において、ラバーキー24a、2
5a、24aの上面にスペーサ22が接触するように各
部寸法が定められている。
【0017】キートップ21、スペーサ22、ラバー部
材23はそれぞれ、通信装置1に設けている複数のボタ
ン機構15について、一体構造の共通の部品として作ら
れており、これによりコストダウンを図っている。な
お、キートップ21、スペーサ22、ラバー部材23等
はそれぞれ、必要に応じ、各ボタン機構15について、
別個の部品として製造してもよい。
【0018】次に、上記構成のボタン機構15による動
作を説明する。図5に示すように、キートップ21が押
されていない状態では、キートップ21及びスペーサ2
2は、主として中央のラバーキー25aで支えられ、補
助的にその両側のラバーキー24a、24aでも支えら
れている。また、両側のラバーキー24a、24aは支
持ラバー部24b、24bで持ち上げられているため、
下面の導電体32は対向する接点27から離れている。
このため、接点27、27はそれぞれ非接続状態となっ
ている。
【0019】このキートップ21を押し下げると、図6
に示すように、キートップ21が軸線Oを中心として下
方に揺動し、その下のスペーサ22を下方に押し下げ
る。従って、スペーサ22も軸線Qを中心として下方に
揺動し、その端縁近傍に位置する2個のラバーキー24
a、24a及び中央のラバーキー25aを押し下げる。
この際、キートップ21及びスペーサ22は共に軸線O
及び軸線Qを中心として下方に揺動するので、キートッ
プ21のどこを押しても、常に同じ姿勢で下方に揺動
し、図6(a)において左右に傾くということがない。
このため、左右に配置されている2個のラバーキー24
a、24aを均等に押し下げ、且つ中央のラバーキー2
5aも押し下げる。中央のラバーキー25aは、図5に
示すように、円錐状の支持ラバー部25bで支持されて
いたため、押し下げ力に抵抗し、押し下げ力が或る程度
以上となると、支持ラバー部25bが座屈のような変形
を生じて容易に下降する。かくして、クリック感を与え
ることができる。ここで、このラバーキー25a及び支
持ラバー部25bは、従来のように2組の接点27、2
7を覆う大きさとする必要はなく、小さいものでよいの
で、ラバーキー25aが傾いて押されるということがな
く、確実に且つ安定してクリック感を与えることができ
る。
【0020】また、前記したように、スペーサ22が左
右に傾くことなく押し下げられるため、両端のラバーキ
ー24a、24aが同時に押し下げられ、その下面の導
電体32、32がそれぞれ対向位置の接点27、27に
押し付けられる。これにより、2組の接点27、27が
同時に接続状態となり、それぞれ信号を出力することが
できる。
【0021】テンキー14におけるキートップ21を押
し下げると、上記したように、2組の接点27、27が
同時に接続状態となり、それぞれ信号を出力する。この
信号の一つは、通常運転時に使用されるもので、通信装
置11内に設けられているCPUに出力され、通常の通
信動作に使用される。一方、他の信号は、停電時の発呼
動作に使用されるもので、停電時に発呼動作を行う回路
に出力され、これによって停電時発呼を行うことができ
る。
【0022】なお、上記の実施の形態では、キートップ
21とラバー部材23の間にスペーサ22を配置し、キ
ートップ21の動きをスペーサ22を介してラバー部材
23のラバーキー24a、25aに伝達する構成として
いるが、スペーサ22は必ずしも必須のものではなく、
キートップ21で直接ラバーキー24a、25aを押し
下げる構成としてもよい。また、スペーサ22は単にキ
ートップ21の動きをラバーキー24a、25aに伝達
するためのみに使用する場合に限らず、キートップ21
を透明な部材で構成し、スペーサ22に数字、文字、絵
柄等の適当な印刷を施して、それがキートップ21から
見えるような使い方をすることもでき、これによってキ
ートップ21に適当な数字、文字、絵柄等を表示させる
ことができる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のボタン機構は、押し下げ用のボタンの下方に、押し下
げられた時にその下の接点に接触して接点を接続させる
2個のスイッチ部と、押し下げた時にクリック感を与え
るクリック感付与手段を配置し、ボタンを押した時に、
クリック感付与手段がクリック感を与え、同時に2個の
スイッチ部が2組の接点に接触して各接点を接続させる
構成としたことにより、ボタンを押し下げた時に確実に
且つ安定してクリック感を与えることができると共に、
2個のスイッチ部を同時に押し下げて2組の接点を接続
し、二つの信号を出力することができるという効果を有
している。
【0024】ここで、前記した2個のスイッチ部をそれ
ぞれ、押し下げに対してクリック感をほとんど生じない
形態で支持され、接点に面する部分に導電体を備えたラ
バーキーで構成し、前記クリック感付与手段を、押し下
げに対してクリック感を生じさせる形態で支持されたラ
バーキーで構成することにより、スイッチ部及びクリッ
ク感付与手段を低コストで製造できるという効果が得ら
れる。
【0025】その際、2個のスイッチ部を構成する2個
のラバーキーの中間位置に、クリック感付与手段を構成
するラバーキーを配置することで、ボタンを押し下げた
時、中央に位置するクリック感付与手段のラバーキーを
確実に押し下げることができ、一層確実にクリック感を
与えることができるという効果が得られる。また、2個
のスイッチ部を構成するラバーキーとクリック感付与手
段を構成するラバーキーを一体構造に形成することで、
一層のコストダウンを図ることができる。
【0026】また、上記したボタン機構において、ボタ
ンを、2組の接点を結ぶ直線に平行な軸線を中心として
揺動可能に保持し、その軸線から遠い側の側縁近傍で2
個のスイッチ部及びクリック感付与手段を押し下げる構
成とすることにより、ボタンのどの位置を押しても、そ
のボタンは2組の接点を結ぶ直線に平行な軸線を中心と
して揺動し、クリック感の付与及び2組の接点の接続を
一層確実とできるという効果が得られる。
【0027】また、ボタンと2個のスイッチ部及びクリ
ック感付与手段の間に、前記ボタンの動きを前記2個の
スイッチ部及びクリック感付与手段に伝達するスペーサ
を配置し、そのスペーサを、2組の接点を結ぶ直線に平
行な軸線を中心として揺動可能に保持し、その軸線から
遠い側の側縁近傍で2個のスイッチ部及びクリック感付
与手段を押し下げる構成とすることにより、ボタンのど
の位置を押しても、その下のスペーサは2組の接点を結
ぶ直線に平行な軸線を中心として揺動し、クリック感の
付与及び2組の接点の接続を一層確実とできるという効
果が得られる。
【0028】上記構成のボタン機構を通信装置の発呼用
のテンキーに採用することで、通常の発呼及び停電時の
発呼を確実に行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るボタン機構を備えた
通信装置の概略斜視図
【図2】図1に示す通信装置をパネルカバー及びキート
ップを除去した状態で示す概略斜視図
【図3】図1の装置に用いているボタン機構の概略斜視
【図4】図3に示すボタン機構を分解して示す概略斜視
【図5】(a)はボタン機構を、3個のラバーキーを通
る垂直面で切断して示す概略断面図 (b)は(a)のB−B矢視概略断面図 (c)は(a)のC−C矢視概略断面図
【図6】(a)は図5(a)に示すボタン機構を、ボタ
ンを押し下げた状態で示す概略断面図 (b)は(a)のB−B矢視概略断面図 (c)は(a)のC−C矢視概略断面図
【図7】従来のボタン機構の概略分解斜視図
【図8】従来のボタン機構の概略断面図
【符号の説明】
11 通信装置 12 操作パネル 13 パネルカバー 14 テンキー 15 ボタン機構 16 LCD 21 ボタン(キートップ) 22 スペーサ 23 ラバー部材 24 スイッチ部 24a ラバーキー 24b 支持ラバー部 25 クリック感付与手段 25a ラバーキー 25b 支持ラバー部 26 基板 27 接点 29 支持体 30 支持体 32 導電体
フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−90768(JP,A) 特開2000−164069(JP,A) 特開 平8−264065(JP,A) 特開 平1−243324(JP,A) 特開 平8−22738(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 3/12 H01H 13/14 H01H 13/26 H01H 21/00 330

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に設けられた2組の接点と、その
    2組の接点の上方にそれぞれ間隔をあけて対向配置さ
    れ、押し下げられた時にその接点に接触して接点を接続
    させる2個のスイッチ部と、前記2組の接点を結ぶ直線
    に平行な軸線を端部に有し、その軸線を中心として揺動
    可能に保持され、前記2個のスイッチ部を同時に押し下
    げるよう押し下げ可能なボタンと、前記2個のスイッチ
    部とは別に設けられ、前記ボタンを押し下げた時にクリ
    ック感を与えるクリック感付与手段を備え 前記2個のスイッチ部がそれぞれ押し下げに対して抵抗
    を与えない形態で支持され、接 点に面する部分に導電体
    を備えたスイッチ用ラバーキーで構成され、前記クリッ
    ク感付与手段が、押し下げに対して一定以上の押し下げ
    力がなされると座屈して変形する形態で支持されたクリ
    ック感用ラバーキーで構成され、前記2個のスイッチ部を構成する2個のスイッチ用ラバ
    ーキーの中間位置に、クリック 感付与手段を構成するク
    リック感用ラバーキーが配置されていることを特徴とす
    るボタン機構。
  2. 【請求項2】 基板上に設けられた2組の接点と、その
    2組の接点の上方にそれぞれ間隔をあけて対向配置さ
    れ、押し下げられた時にその接点に接触して接点を接続
    させる2個のスイッチ部と、その2個のスイッチ部を同
    時に押し下げるよう押し下げ可能なボタンと、前記2個
    のスイッチ部とは別に設けられ、前記ボタンを押し下げ
    た時にクリック感を与えるクリック感付与手段と、前記
    ボタンとその下方に配置した前記2個のスイッチ部及び
    前記クリック感付与手段の間に、前記ボタンの動きを前
    記2個のスイッチ部及びクリック感付与手段に伝達する
    よう配置され、前記2組の接点を結ぶ直線に平行な軸線
    を中心として揺動可能に保持され、前記ボタンが押下さ
    れることにより前記スイッチを同時に押し下げることの
    できるスペーサと、を備え、前記2個のスイッチ部がそれぞれ、押し下げに対して抵
    抗を与えない形態で支持され、 接点に面する部分に導電
    体を備えたスイッチ用ラバーキーで構成され、前記クリ
    ック感付与手段が、押し下げに対して一定以上の押し下
    げ力がなされると座屈して変形する形態で支持されたク
    リック感用ラバーキーで構成され、前記2個のスイッチ部を構成する2個のスイッチ用ラバ
    ーキーの中間位置に、クリック 感付与手段を構成するク
    リック感用ラバーキーが配置されていることを特徴とす
    るボタン機構。
  3. 【請求項3】 2個のスイッチ部を構成する2個のスイ
    ッチ用ラバーキー及びクリック感付与手段を構成する
    リック感用ラバーキーが一体構造のラバー部材に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1または2のいずれか
    に記載のボタン機構。
  4. 【請求項4】 前記軸線から遠い側の側縁近傍で2個の
    スイッチ部及びクリック感付与手段を押し下げる構成で
    あることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記
    載のボタン機構。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項記載のボ
    タン機構を備えた通信装置。
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