JP2009169575A - キー配置移動機構および携帯電話端末 - Google Patents

キー配置移動機構および携帯電話端末 Download PDF

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Abstract

【課題】マトリクス状に配置される機械式の複数個の押ボタンキーをキー相互の間隔を変更しながらキー配置を容易に変更する。
【解決手段】横方向のキーの数と等しい数の縦リンク部材511〜513と、縦方向のキーの数と等しい数の横リンク部材501〜504と、複数個のキーのそれぞれに対応した案内透孔が穿かれた保持部材100とを、キー軸方向に重ねて配置し、それら保持部材、横リンク部材、縦リンク部材を通じて、キー軸を挿通して、キーを取り付ける。保持部材に穿かれた案内透孔に沿って、1つのキーを移動したとき、横リンク部材、縦リンク部材により、当該キー移動を他のキーに伝達して、キー相互の間隔を変更しながらキー配置を変更移動する。
【選択図】図4

Description

この発明は、例えば携帯電話端末に使用して好適なキー配置移動機構に関する。
携帯電話端末では、通常は、操作キーは固定配置とされており、1つの端末において、1つのキー配置のみしか持たない。
しかし、携帯電話端末は、現在、様々な年代のユーザにより使用されており、ユーザの年代にによって、使い易いキーの配置は異なるといえる。例えば、ユーザが高齢者の場合には、全体的にキー間隔が広めの方が、キーの押し間違いを防げると考えられるために好ましいが、若者の場合には、キー間隔が狭くてもそれほど問題とならない。
また、携帯電話端末の使用ユーザが同一のユーザであっても、使用する機能によって使い易いキーの配置は異なる場合がある。例えば、ユーザが、キー操作に慣れた若者の場合に、携帯電話端末のメール機能使用時には両手で持ってキー操作し易いようなキー配置が好ましく、また、インターネット機能使用時には片手で持ってキー操作し易いようなキー配置が好ましく、使用する機能によって、キー配置が変更できると便利である。
このような要望に応えるものとして、特許文献1(特開2006−41656号公報)には、携帯電話端末のキーを配置すべき筐体面に多数の孔を形成しておき、複数の操作キーのそれぞれを、ユーザが選択した孔に挿入するようにして、ユーザがキー配置を希望するように変更することができる技術が記載されている。
上記の特許文献および非特許文献は、次の通りである。
特開2006−41656号公報
しかし、特許文献1に開示されている技術を用いる場合には、キー配置をユーザが変更する際には、ユーザは、1つずつキーについて、挿入する孔を変更して、キー配置を移動させる必要がある。このため、例えば、テンキーを全体として移動する場合であっても簡単には移動させることができず、ユーザの手間が多いという問題があった。
ユーザ入力装置として、表示画面と、当該表示画面上に設けたタッチパネルとからなる入力装置を用いる場合には、キー配置は、表示画面に表示するキーの配置を変更するだけで可能となり、上記の問題は解決することができる。しかし、タッチパネルを用いるユーザ入力装置においては、ユーザは、キー操作について物理的なクリック感を得ることができない。
一方、例えば、携帯電話端末では、一般に、操作キーとして、ユーザが押下することで、クリック感が得られるノンロック式の押ボタンキーが用いられており、ユーザは、当該押ボタンキーの操作感(クリック感)に慣れている。
このため、携帯電話端末において、タッチパネルを用いた入力装置を用いると、ユーザは、クリック感が得られないため、操作感が悪化したように感じるという問題がある。
この発明は、以上の問題点にかんがみ、機械式の押ボタンキーのキー配置を容易に変更することができるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、
第1の方向に配列された複数個のキーと、前記第1の方向に直交する第2の方向に配列された複数個のキーとにより構成されるマトリクス状配列キーにおいて、前記複数個のキー相互の間隔を変更させるように前記キーを移動可能とするようにするためのキー配置移動機構であって、
前記第1の方向のキーの数と等しい数の複数個の第1のリンク部材と、
前記複数個の第1のリンク部材に対して、前記キーの取り付け方向に重ねられる前記第2の方向のキーの数と等しい数の複数個の第2のリンク部材と、
前記複数個の第1のリンク部材または前記複数個の第2のリンク部材に対して、前記キーの取り付け方向に重ねられ、前記複数個のキーを移動可能に保持する板状の保持部材と、
を備え、
前記複数個のキーのそれぞれは、押下操作されるキーであって、各キーの押下操作方向の軸が前記第1のリンク部材、前記第2のリンク部材および前記保持部材を貫通した状態で、前記移動可能に保持されるものであり、
前記複数個の第1のリンク部材のそれぞれは、
それぞれ前記第2の方向に配列される複数個のキーからなる複数個の第1のキー群のそれぞれに対して設けられ、
前記複数個の第1のキー群の各キーの前記軸が挿通されて、各キーが前記第2の方向に案内される長孔の第1の透孔を備え、
前記複数個の第2のリンク部材のそれぞれは、
前記第1の方向に配列される複数個のキーからなる複数個の第2のキー群のそれぞれに対して設けられ、
前記複数個の第2のキー群の各キーの前記第2の方向への移動を規制する規制部を備えると共に、
前記複数個の第2のキー群の各キーの前記軸が挿通され、各キーが前記第1の方向および前記第2の方向に移動可能とされる第2の透孔を備え、
前記保持部材は、
前記複数個の第1のリンク部材の前記第1の方向への移動を規制する規制部を備えると共に、
前記複数個のキーのそれぞれの前記軸が挿通され、前記複数個のキーのそれぞれが、キー相互の間隔を変更するようにキー位置を移動する形状に形成されたガイド用の複数個の第3の透孔を備えることを特徴とする。
前記複数個のキーのいずれか1個のキーを、前記軸の延長方向に直交する方向に移動させると、前記保持部材の前記第3の透孔により、各キーの軸が案内されながら移動し、当該移動により、前記複数個の第1のリンク部材および前記複数個の第2のリンク部材が移動することにより、前記複数個のキー相互の間隔が変更させられる。
したがって、上記の構成のこの発明によるキー配置移動機構においては、複数個のキーのいずれか1個のキーを、ユーザが移動させると、マトリクス状に配列された複数個のキーは、全体としてキー間隔が狭い状態から、全体としてキー間隔が広い状態へ、また、その逆に、キー間隔を変更しながら移動する。
この発明によれば、簡単な構成により、マトリクス状に配列された複数個のキーの1つのキーを移動操作させるだけで、マトリクス状に配列された複数個のキーを、全体としてキー間隔が狭い状態から、全体としてキー間隔が広い状態へ、また、その逆に、キー間隔を変更しながら移動させることできる。
以下、この発明によるキー配置移動機構の実施形態を、図を参照しながら説明する。以下に説明する実施形態は、実施形態のキー配置移動機構を、携帯電話端末のユーザ入力装置、すなわち、キー操作部に適用した場合である。
図1は、この実施形態の携帯電話端末1の全体を示すもので、この例は、折り畳み式の構造を備えるものである。すなわち、この図1に示すように、この実施形態の携帯電話端末1は、複数個のノンロック式の押ボタンキー(以下、単にキーという)を備えて構成されているキー操作部10が設けられる下側筐体2と、ディスプレイ画面4を備える上側筐体3とが、回転ヒンジ機構部5を通じて連結されて、上側筐体3のディスプレイ画面20が、下側筐体2のキー操作部10の操作面に重ねられるように折り畳みが可能とされている。
キー操作部10の各キーは、押下操作時にはオン状態、押下操作されないフリーの状態では、オフ状態を呈するキースイッチを構成するものである。
なお、図1において、携帯電話端末1の下側筐体2のキー操作部10は、説明の便宜上、化粧パネルは外されていると共に、各キーも、それぞれのキーがどのようなキーであるかのキー名称シートおよびキーパッドが外された状態を示している。
図2に、下側筐体2のキー操作部10に、化粧パネルが装着されると共に、キー名称シートおよびキーパッドが設けられた状態を示す。この図2に示すように、この実施形態の携帯電話端末1のキー操作部10には、「0」〜「9」までの数字キーと、「*」キーと、「#」キーとからなるテンキー20が設けられている。
なお、一般的な携帯電話端末と同様に、テンキー20を構成する10個のキーのそれぞれは、アルファベット記号や、ひらがな、句読点などを入力することができるように構成されているため、実際的には、キー名称シートには、それぞれが入力可能な数字以外の文字をユーザに知らせるための表示もなされているが、図2では省略して数字のみが記載されているものとして示した。
このテンキー20は、横方向に3個のキーが配列されると共に、縦方向に4個のキーが配列された、3×4のマトリクス状配列キーである。この発明によるキー配置移動機構は、この実施形態では、このテンキー20に対して適用されており、テンキー20を構成する10個のキーの1つを移動操作することで、テンキー20を構成する10個のキー相互の間隔を広くしたり、また、狭くしたりすることができるように構成されている。また、この実施形態では、下側筐体2のキー操作部10において、テンキー20を、全体として、ほぼ中央に在る状態から、横方向の一側、この例は、右側に片寄せることができるように構成されている。これらの構成については後述する。
キー操作部10には、また、この実施形態の携帯電話端末1においては、上下左右の方向指示キーと決定キーとを備える十字カーソルキー30が設けられると共に、この十字カーソルキー30の周囲を囲むように4個のファンクションキー31,32,33,34が配置されている。また、テンキー20と十字カーソルキー30との間のスペースには、オフフックキー35と、オンフックキー36と、クリアキー37との3個のキーが設けられている。さらに、テンキー20の下側には、他のファンクションキー21および22が設けられている。
この実施形態では、十字カーソルキー30と、この十字カーソルキー30の周囲の4個のファンクションキー31,32,33,34と、オフフックキー35と、オンフックキー36とは、そのうちの1つ、例えば十字カーソルキー30を移動させることで、それら複数個のキーの全体として、下側筐体2のキー操作部10において、この例は、上方および左上方側に片寄せることができるように構成されている。この構成についても後述する。
なお、この例では、クリアキー37と、ファンクションキー21および22は、テンキー20の移動に伴ってキー配置位置が異動するように構成されている。
[キー操作部10の詳細な構成]
下側筐体2の底部には、図示を省略するプリント配線基板が設けられており、その上にキー操作部10が載置される。そして、キー操作部10の複数個のキーのそれぞれは、プリント配線基板に対して電気的に接続されており、キーが押下操作されると、プリント配線基板との間で、閉電流路が形成されて、当該キー押下操作によるキースイッチのオン状態が検出されるように構成されている。なお、キー操作部10の全てのキーは、ノンロック式の押ボタンキーであり、ユーザがキーから手を離すと、自動的にキースイッチはオフの状態に復帰する。
図3は、キー操作部10を、キー操作面側(以下、表面側という)から見た図で、化粧パネルは外されていると共に、各キーがどのようなキーであるかのキー名称シートおよびキーパッドが外された状態を示している。図4は、キー操作部10を、キー操作面とは反対側(以下、裏面側という)から見た図である。また、図5は、十字カーソルキー30およびその周辺のいずれかのキー、例えばファンクションキー31の部分の従断面図である。さらに、図6は、テンキー20のいずれかのキー、例えば「1」の数字キーの部分の縦断面図である。
キー操作部10は、図7に示すような、キー操作部10の複数個のキーを保持するための板状の保持部100を具備する。この保持部100は、樹脂材により構成され、複数個のキーのそれぞれに対応して、キーの軸が挿入される透孔300が設けられている。つまり、透孔300は、複数個のキーの数だけ設けられる。
キー操作部10の複数個のキーは、それぞれの軸を、対応する透孔300を貫通させて取り付ける。後述するように、それぞれのキーに対応する透孔300は、図7に示すように、各キー毎に異なる長孔形状とされており、それぞれのキーは、対応する透孔300にガイドされる状態で、移動可能となる。
また、保持部100の表面側には、上述したキースイッチのオン・オフを検出するための電流路を形成するための板金101〜106が被着形成されている。前記複数の透孔300は、板金101〜106をも含めて、保持部100に対して穿かれているものである。
図3は、全てのキーが、保持部100に対して取り付けられた状態におけるキー操作部10を、表面側から見た図を示しており、各キーの軸が前記透孔300を通じて挿通されている。そして、この図3に示すように、表面側には、各キーのキートップ201、各キーのキートップ201に近傍に設けられている板金202および各キーの軸203が現れている。
また、図4は、全てのキーが、保持部100に対して取り付けられた状態におけるキー操作部10を、裏面側から見た図を示している。この図4に示すように、裏面側には、各キーの軸端部204が現れている。キーの軸端部204は、この例では、図示のように矩形板形状を呈しており、プリント配線基板側から、例えばばね部材により、このキーの軸端部204を弾性的に常に押し上げるように偏倚させることで、ノンロック式機構が実現されている。
なお、図4に示すように、保持部100の表面側に設けられている板金101〜106の一部が、保持部100の裏面側に渡って設けられるように構成されている。すなわち、板金101,103,104および105の端部は、保持部100の表面側から裏面側にまで折り曲げられて延長して形成されている。また、板金102と106の端部は、図示は省略するが、保持部100に穿かれた透孔を通じて裏面側に配されるように構成されている。
これらの裏面側に配設された板金101〜106の部分が用いられて、プリント配線基板との間の電気的接続がなされている。
そして、この実施形態では、十字カーソルキー30と、この十字カーソルキー30の周囲の4個のファンクションキー31,32,33,34と、オフフックキー35と、オンフックキー36とは、保持部100の裏側に設けられるリンク板部材400に設けられている透孔を通じて、それぞれのキーの軸が挿通されて、取り付けられる。このリンク板部材400により、十字カーソルキー30と、この十字カーソルキー30の周囲の4個のファンクションキー31,32,33,34と、オフフックキー35と、オンフックキー36とは、そのうちのいずれかのキーを移動させると、全部が同時に移動することができるようになる。先ず、当該十字カーソルキー30と、この十字カーソルキー30の周囲の4個のファンクションキー31,32,33,34と、オフフックキー35と、オンフックキー36とについての移動について説明する。
図8に、リンク板部材400の平面図を示す。この図8は、リンク板部材400を裏面側から見た図である。この図8に示すように、このリンク板部材400には、十字カーソルキー30の上下左右指示用の4個のキーの軸が挿通される透孔401U,401B,401L,401Rと、決定キーの軸が挿通される透孔401Eが設けられると共に、周囲の4個のファンクションキー31,32,33,34の軸が挿通される透孔402,403,404,405、さらに、オフフックキー35の軸が挿通される透孔406、オンフックキー36の軸が挿通される透孔407が設けられている。
これらの透孔401U,401B,401L,401R、402〜407のそれぞれは、十字カーソルキー30と、この十字カーソルキー30の周囲の4個のファンクションキー31,32,33,34と、オフフックキー35と、オンフックキー36とを、全体として移動させるときの、それぞれのキーの移動経路を考慮したものとされている。
すなわち、この例では、十字カーソルキー30の上下左右方向指示用の4個のキー用の透孔401U,401B,401L,401Rと、ファンクションキー31用の透孔402は、縦方向に長い長孔とされている。また、オフフックキー35およびオンフックキー36用の透孔406および407は、横方向に長い長孔とされている。さらに、ファンクションキー32〜34用の透孔403〜405は、軸の径よりも若干大きい丸孔とされている。
そして、リンク板部材400の裏面側には、上述したキースイッチのオン・オフを検出するための電流路を形成するための板金411〜414が被着形成されている。前記透孔401U,401B,401L,401R、402〜407は、板金411〜414をも含めて、リンク板部材400に対して穿かれているものである。
また、リンク板部材400の裏面側には、キーの軸端部204の側面と衝合して、位置規制する壁部421,422,423,424,425,426,427が設けられている。
一方、保持部100には、前述したように、十字カーソルキー30と、この十字カーソルキー30の周囲の4個のファンクションキー31,32,33,34と、オフフックキー35と、オンフックキー36とを、全体として移動させるときのガイド孔となる透孔が設けられる。図9に、その例を示す。
すなわち、保持部100においては、図9に示すように、十字カーソルキー30の上下左右指示用の4個のキーの軸が挿通される透孔301U,301B,301L,301Rと、決定キーの軸が挿通される透孔301Eが設けられると共に、周囲の4個のファンクションキー31,32,33,34の軸が挿通される透孔302,303,304,305、さらに、オフフックキー35の軸が挿通される透孔306、オンフックキー36の軸が挿通される透孔307が設けられている。
これらの透孔301U,301B,301L,301R、302〜307のそれぞれは、十字カーソルキー30と、この十字カーソルキー30の周囲の4個のファンクションキー31,32,33,34と、オフフックキー35と、オンフックキー36とを、全体として移動させるときの、それぞれのキーを移動させたい方向に延長する長孔とされる。
この例では、十字カーソルキー30と、この十字カーソルキー30の周囲の4個のファンクションキー31,32,33,34と、オフフックキー35と、オンフックキー36とを、全体として上方向に移動させる状態と、左方向に移動させる状態とを可能とするようにしており、各透孔は、その移動方向に応じた形状とされている。
すなわち、この例では、十字カーソルキー30の上下左右方向指示用の4個のキー用の透孔301U,301B,301L,301Rと、ファンクションキー31用の透孔302は、縦方向に長い長孔と左上方向に向かう長孔とにより形成されるV字型の透孔とされている。また、オフフックキー35およびオンフックキー36用の透孔306,307および308は、図示のような斜め方向の長孔とされている。さらに、ファンクションキー32〜34用の透孔303〜305は、縦方向に長い長孔と左方向に向かう長孔とにより形成される逆L字型の透孔とされている。
次に、図5の断面図について説明する。前述したように、この図5は、例えばファンクションキー31の部分の横断面図である。
この図5に示すように、各キーは、導電性材料からなるキー軸203を備えると共に、表面側には、板金202を備えている。板金202とキー軸203とは、機構的には、電気的に非接続の状態になるように構成されている。そして、この例では、キー軸203を覆うように、導電性のドーム型弾性部材205が、板金202に対して電気的に接続されて設けられる。
弾性部材205は、定常状態では、キー軸203とは接触しない状態とされ、ユーザにより、当該弾性部材205がキー軸203の方向に押下されると、弾性部材205が凹んでキー軸203と接触し、板金202とキー軸203とを電気的に接続する状態となる。なお、ユーザが押下をやめると、ドーム型弾性部材205の弾性復帰力により、図5の状態に戻り、キー軸203と板金202との電気的接続は切断される。
前述したように、十字カーソルキー30、ファンクションキー31,32,33,34、オフフックキー35およびオンフックキー36のキー軸203は、保持部100に設けられた透孔(ガイド孔)およびリンク板部材400に設けられた透孔を挿通して配設されて、保持部100およびリンク板部材400に係止され、図4に示したように、裏面側に矩形形状の軸端部204が露呈する状態になる。
保持部100の表面側に被着形成されている板金104と、キー31の板金202とは、この例では、板金202に設けられている弾性接触片202aが用いられて電気的に接続されている。また、リンク板部材400の裏面側に被着形成されている板金411と、キー31のキー軸203とは、この例では、弾性接触片206が用いられて電気的に接続されている。
そして、リンク板部材400の板金411は、弾性接触片207が用いられて、プリント配線基板6と電気的に接続されている。さらに、保持部100の板金104は、裏面側への折り曲げ部分において、プリント配線基板6と、例えば弾性接触片208が用いられて、プリント配線基板6と電気的に接続されている。
以上の構成により、キー31を押下して、ドーム型弾性部材205をキー軸203と接触する状態にすると、プリント配線基板6−弾性接触片208−保持部100の板金104−キーの板金202−キー軸203−弾性接触片206−リンク板部材400の板金411−弾性接触片207−プリント配線基板6という、閉電流路が形成され、キースイッチがオンとなったことが検出できる。ユーザがキー31の押下をやめれば、ドーム型弾性部材205とキー軸203との電気的接触が解除されるので、前記電流路が開となり、キースイッチがオフとなったことが検出できる。
以上は、キーがキー31である場合を例にしたが、他のキーであっても同様であることは言うまでもない。つまり、保持部100の他の板金101〜106は、上述のようにして、プリント配線基板6と電気的に接続されると共に、リンク板部材400の他の板金412〜414も、弾性接触片が用いられて、それぞれのキー軸203と電気的に接続されると共に、プリント配線基板6と電気的に接続されるものである。
以上のような構成において、十字カーソルキー30と、この十字カーソルキー30の周囲の4個のファンクションキー31,32,33,34と、オフフックキー35と、オンフックキー36とは、そのうちのいずれかのキーを、保持部100の透孔に沿って移動させると、リンク板部材400により、残りのキーの全てが同時に移動する。
この例では、例えば、保持部100のV字状透孔301U,301B,301L,301Rおよび302のV字の折れ曲がり位置を初期位置としたとき、十字カーソルキー30、この十字カーソルキー30の周囲の4個のファンクションキー31,32,33,34、オフフックキー35、オンフックキー36のうちの1つのキーを、上方向に移動させると、これらのキーの全てを上方向に移動することができる。また、前記初期位置から左方向に移動すると、前記複数個のキーの全てを左方向に片寄せ移動することができる。
このように移動する場合には、リンク板部材400も動くことになるが、キー軸203との電気的接触およびプリント配線基板6との電気的接触は、弾性接触片207,028を用いるので、電気的接続に不都合は生じない。
次に、テンキー20の移動に関して説明する。上述したように、この実施形態では、テンキー20は、単に、キー配置位置を全体として移動するのではなく、キー相互の間隔を広げたり、狭めたりすることができるようにしている。
このため、テンキー20の移動に関しては、1つのリンク部材ではなく、2個のリンク部材を用いるように構成する。
すなわち、この実施形態では、テンキー20が取り付けられる保持部100の裏側には、図4および図10に示すように、テンキー20のそれぞれ横方向の3個のキーからなる4組のキー群に対して、先ず、横リンク部材501,502,503,504を配するようにする。そして、この4個の横リンク部材501,502,503,504に重ねて、さらに、テンキー20のそれぞれ縦方向の4個のキーからなる3組のキー群に対して、縦リンク部材511,512,513を配するようにする。
図11に、横リンク部材501,502,503,504の例を示す。この図11は、横リンク部材501,502,503,504を裏面側から見た図であり、横リンク部材501,502,503,504は、それぞれ、テンキー20の横方向の3個のキーを保持するような横長状板からなる。この図11に示すように、横リンク部材501,502,503,504のそれぞれの裏面側に露呈する面には、板金501a,502a,503a,504aが被着形成されている。
そして、横リンク部材501には、テンキー20の「1」、「2」、「3」の数字キーのキー軸203が挿通される3個の透孔501b、501c、501dと、ファンクションキー(クリアキー)37のキー軸203が挿通される透孔501eが形成されている。透孔501b、501c、501dは、横方向の3個の「1」、「2」、「3」の数字キーを横方向に移動可能とするように、横方向に長い長孔とされている。また、透孔501eも、横方向に長い長孔とされている。また、横リンク部材501には、縦リンク部材512を係止するための突起501fが形成されている。
また、横リンク部材502には、テンキー20の「4」、「5」、「6」の数字キーのキー軸203が挿通される3個の透孔502b、502c、502dが形成されている。透孔502b、502c、502dは、横方向の3個の「4」、「5」、「6」の数字キーを横方向に移動可能とするように、横方向に長い長孔とされている。
同様に、横リンク部材503には、テンキー20の「7」、「8」、「9」の数字キーのキー軸203が挿通される3個の透孔503b、503c、503dが形成されている。透孔503b、503c、503dは、横方向の3個の「7」、「8」、「9」の数字キーを横方向に移動可能とするように、横方向に長い長孔とされている。
また、横リンク部材504には、テンキー20の「*」、「0」、「#」のキーのキー軸203が挿通される3個の透孔504b、504c、504dと、ファンクションキー21,22のキー軸203が挿通される透孔504e,504fが形成されている。透孔504b、504c、504dは、横方向の3個の「*」、「0」、「#」のキーを横方向に移動可能とするように、横方向に長い長孔とされている。透孔504eおよび504fは、ファンクションキー21,22のキー軸203が挿入可能な丸孔形状とされている。さらに、横リンク部材504には、縦リンク部材511を係止するための突起501gが形成されていると共に、縦リンク部材513を係止するための突起501hが形成されている。

そして、この実施形態では、横リンク部材501の左側には、横リンク部材502側に延びるアーム部501gが設けられ、また、横リンク部材502の右側には、横リンク部材501側に延びるアーム部501eが設けられる。
そして、保持部100の裏面側に配置されるときには、横リンク部材501のアーム部501gの側面に、横リンク部材502の左側端縁が衝合すると共に、横リンク部材502のアーム部502eの側面に、横リンク部材501の右側端縁が衝合するような状態とされる。そして、横リンク部材501および502が、このように組み合わされた状態における横方向の長さは、図4および図10に示すように、保持部100の裏面側の横方向の左および右の端部に設けられている段差壁521および段差壁522との間の距離にほぼ等しい長さとされている。
これにより、横リンク部材501および502は、横方向には、保持部100の段差壁521および段差壁522には位置規制されて移動できない構成とされ、縦方向にのみ移動可能となる。
横リンク部材503および504についても同様に構成されている。すなわち、横リンク部材503の左側には、横リンク部材504側に延びるアーム部504eが設けられ、また、横リンク部材504の右側には、横リンク部材503側に延びるアーム部501iが設けられる。
そして、保持部100の裏面側に配置されるときには、横リンク部材503のアーム部501eの側面に、横リンク部材504の左側端縁が衝合すると共に、横リンク部材504のアーム部504iの側面に、横リンク部材503の右側端縁が衝合するような状態とされる。そして、横リンク部材503および504が、このように組み合わされた状態における横方向の長さは、図4および図10に示すように、保持部100の裏面側の横方向の左および右の端部に設けられている段差壁521および段差壁522との間の距離にほぼ等しい長さとされている。
これにより、横リンク部材503および504は、横方向には、保持部100の段差壁521および段差壁522には位置規制されて移動できない構成とされ、縦方向にのみ移動可能となる。
次に、縦リンク部材511,512,513について説明する。縦リンク部材511,512,513は、テンキー20の縦方向の4個のキーの組みのそれぞれに対して設けられるもので、対応する縦方向の4個のキーを保持することができるように、縦長形状とされている。
3個の縦リンク部材511,512,513は、この実施形態では、全く同一形状を有するものとされているので、図12に、縦リンク部材512の場合のみを示し、他の縦リンク部材511および513については説明は省略する。図12(A)は、縦リンク部材512を裏面側から見た図(正面図)であり、また、図12(B)は、縦リンク部材512を縦方向の下側から見た図(底面図)である。
この縦リンク部材512は、テンキー20のうち、縦方向の「2」「5」「8」「0」の4個の数字キーを保持するもので、その縦方向の中央部には、図12(A)に示すように、4個のキーのキー軸203が挿通されると共に、横方向および縦方向に移動可能となるような大きさの矩形透孔512aが穿かれている。そして、図12(B)に示すように、縦リンク部材512の矩形透孔512aを横方向に挟む両端部には、縦方向に延長される互いに平行の段差突起512b,512cが、裏面側に突出するように形成されている。
この段差突起512b,512cとの間の距離は、矩形形状のキー軸端部204の1辺の長さにほど等しいものとされ、図4および図10に示すように、4個のキーが、縦リンク部材512に取り付けられたとき、キー軸端部204の横方向が、丁度、段差突起512b、512c間に嵌合し、キー軸端部204、つまりキー自身が横方向には移動しないように位置規制される。つまり、段差突起512b、512cは、縦リンク部材512に保持される4個のキーの横方向の移動に対する位置規制用部材であり、4個のキーは、縦リンク部材512に対して、縦方向にのみ移動可能の状態で保持されるものである。
そして、縦リンク部材512には、横リンク部材501の突起501fが挿入される透孔512dが設けられている。この透孔512dは、突起501fの横方向の長さよりも長い長孔形状とされている。したがって、縦リンク部材512は、横リンク部材501に対しても、横方向に移動可能である。
縦リンク部材511および513は、図12に示した構造のものを上下逆にして、それぞれ横リンク部材504の突起504gおよび504hを、透孔512dに対応する透孔に挿入する状態で取り付けられる。
縦リンク部材511は、テンキー20のうち、縦方向の「1」「4」「7」「*」の4個のキーを、縦方向にのみ移動可能の状態で保持するものとなる。また、縦リンク部材513は、テンキー20のうち、縦方向の「3」「6」「9」「#」の4個のキーを、縦方向にのみ移動可能の状態で保持するものとなる。
一方、保持部100には、テンキー20と、クリアキー37およびファンクションキー21,22とを、全体として移動させるときのガイド孔となる透孔が、この例では、図9に示すように設けられる。
すなわち、透孔308は、クリアキー37用の透孔であり、テンキー20の移動に伴って移動するような形状に穿かれている。
また、透孔311〜322は、テンキー20を構成する12のキー用の透孔であり、この実施形態では、上述したように、キー相互の間隔を広げたり、狭めたりすることができ、かつ、狭めたときには、右側に片寄せ移動するような状態となると共に、全体として左側にも片寄せすることができるような形状に穿かれている。図9の例においては、透孔311〜322のそれぞれは、次のような形状とされている。
すなわち、透孔311〜316のそれぞれは、横方向の長孔と、その横方向の長孔から上方向あるいは斜め上方向に延長する長孔と、横方向の長孔から斜め左下方向に延長する長孔とが連通する状態で形成される。また、透孔317〜319および322は、横方向の長孔と、その横方向の長孔から斜め左下方向に延長する長孔とが連通する状態で形成される。また、透孔321は、横方向の長孔と、その横方向の長孔から斜め左下方向に延長する長孔と、横方向の長孔から右斜め下方向に延長する長孔とが連通する状態で形成される。さらに、透孔322は、横方向の長孔と、その横方向の長孔から斜め左下方向に延長する長孔と、横方向の長孔から下方向に延長する長孔とが連通する状態で形成される。
そして、この例においては、各透孔311〜322の左斜め下方向に延長される長孔は、横方向と左斜め下方向とのなす角θが、縦方向の4個については、徐々に小さくなるように形成され、また、横方向には、徐々に大きくなるように形成されている。
なお、この例では、テンキー20の初期位置は、上述した横方向の長孔、斜め方向の長孔、上方向の長孔、下方向の長孔とが交わる位置とされ、これが図2に示したような標準キー配置位置とされている。
また、透孔323および324は、ファンクションキー21および22用の透孔であり、この例では、縦方向に長い長孔とされている。
保持部100の裏面側には、この実施形態では、先ず、横リンク部材501〜504が、図4および図10に示すように配置され、横リンク部材501〜504の上に、縦リンク部材511,512,513が、図4および図10に示すように配置される。
そして、テンキー20のキー軸203は、以上のような形状に形成された保持部100の対応する透孔311〜322、308および323,324と、横リンク部材501〜504の対応する透孔501b、501c、501d〜504b、504c、504dと、縦リンク部材511〜513の透孔511a〜513aとを通じて挿通され、裏面側において、それぞれのキー軸端部204が、縦リンク部材511,512,513の段差突起間に嵌合され、横方向の移動が規制される状態とされる。
また、クリアキー37およびファンクションキー21,22は、キー軸203が、保持部100の透孔308および323,324、横リンク部材501の透孔501eおよび横リンク部材504の透孔504e、504fを通じて挿通され、キー軸端部204が裏面側に露呈する状態で保持される。
次に、図6の断面図について説明する。前述したように、この図6は、例えばテンキー20の「1」の数字キーの部分の横断面図である。
この図6に示すように、テンキーの各キーは、図5に示したキーと全く同様の構成を有するもので、導電性材料からなるキー軸203を備えると共に、表面側には、板金202を備えている。したがって、この図6では、キーの板金202と保持部100の板金との接続および導電性のドーム型弾性部材205によるキースイッチのオン・オフについては、説明を省略する。
保持部100の表面側に被着形成されている板金102と、テンキー20の「1」の数字キーの板金202とは、この例では、板金202に設けられている弾性接触片202aが用いられて電気的に接続されている。
また、保持部100の裏面側に設けられている横リンク部材501の裏面側に被着形成されている板金501aと、「1」の数字キーのキー軸203とは、この例では、弾性接触片206が用いられて電気的に接続されている。
そして、横リンク部材501の板金501aは、弾性接触片207が用いられて、プリント配線基板6と電気的に接続されている。さらに、保持部100の板金102は、裏面側への折り曲げ部分において、プリント配線基板6と、例えば弾性接触片208が用いられて、プリント配線基板6と電気的に接続されている。そして、キー軸端部204は、縦リンク部材511の段差突起間に位置するようにされる。
以上の構成により、「1」の数字キーを押下して、ドーム型弾性部材205をキー軸203と接触する状態にすると、プリント配線基板6−弾性接触片208−保持部100の板金102−キーの板金202−キー軸203−弾性接触片206−横リンク部材501の板金501a−弾性接触片207−プリント配線基板6という、閉電流路が形成され、キースイッチがオンとなったことが検出できる。ユーザがキーの押下をやめれば、ドーム型弾性部材205とキー軸203との電気的接触が解除されるので、前記電流路が開となり、キースイッチがオフとなったことが検出できる。
以上は、「1」の数字キーの場合を例にしたが、テンキー20の他のキーであっても同様であることは言うまでもない。
以上のような構成において、テンキー20のうちのいずれかのキーを、保持部100の透孔に沿って移動させると、横リンク部材501〜504および縦リンク部材511〜513により、テンキー20は、それぞれのキー間隔を変更しながら、全てが同時に移動する。
例えば、「2」の数字キーを、前述した初期位置から上方に移動させると、横リンク部材501が上方に移動する。このとき、「1」の数字キーは、透孔311に案内されて左上方に移動し、「3」の数字キーは、透孔313に案内されて右上方に移動する。
上述したように、縦リンク部材511〜513内では、キーは、横方向には位置規制されて移動できないので、縦リンク部材511が、「1」の数字キーの移動に伴って左方向に移動すると共に、縦リンク部材513が、「3」の数字キーの移動に伴って右方向に移動する。
すると、これら縦リンク部材511および513の移動により、これらの縦リンク部材511および513に保持されている縦方向の他の3個のキーが、保持部100の対応する透孔に案内されて移動する。すなわち、「6」の数字キーは、透孔316に案内されて、縦リンク部材513に保持されている「3」のキーの移動に伴って、「3」のキーよりは小さい角度で右斜め上方向に移動する。また、「4」の数字キーは、透孔314に案内されて、縦リンク部材511に保持されている「1」のキーの移動に伴って、「1」のキーよりは小さい角度で左斜め上方向に移動する。
この「4」、「6」の数字キーの移動により、横リンク部材502が、横リンク部材501よりは、少ない移動距離だけ上方向に移動する。このため、「5」の数字キーがその上方向の移動距離分だけ、保持部100の透孔315に案内されて上方向に移動する。
また、「7」の数字キーは、対応する保持部100の透孔317の形状により、縦リンク部材511の移動により、左方向に移動し、また、「9」の数字キーは、対応する保持部100の透孔319の形状により、縦リンク部材513の移動により、右方向に移動し、「8」の数字キーは、対応する保持部100の透孔318の形状により移動しない。これら「7」「8」「9」のキーは、横方向にのみ移動するので、横リンク部材503は、上下方向には移動しない。
また、「*」のキーは、対応する保持部100の透孔321の形状により、縦リンク部材511の移動により、左斜め下方向に移動し、また、「#」の数字キーは、対応する保持部100の透孔322の形状により、縦リンク部材513の移動により、右斜め下方向に移動し、「0」の数字キーは、対応する保持部100の透孔321の形状により下方に移動する。これらの「*」「0」「#」のキーの移動に伴って、横リンク部材504は、下方向に移動する。
以上のようにして、「2」の数字キーを上方に移動させると、テンキー20のそれぞれのキーの間隔を広げる方向に、キー配置を移動変更することができる。このときの変更後のキー配置の例を図13(B)に示す。このように、キー間隔を広げることで、高齢者などのようにキー操作に不慣れなユーザに対応したキー配置とすることができる。なお、図13(B)の例では、十字カーソルキー30などは、上方に移動させたキー配置位置に変更した状態を示している。
「2」の数字キーではなく、他のキーを移動させても同様にして、キー間隔を広げるように移動させることができる。例えば、「1」の数字キーを、初期位置から斜め左方向に移動させたり、「3」の数字キーを初期位置から名並み右方向に移動させたりすれば、同様にして、キー間隔を広げるように移動させて、キー配置を変更することができる。
また、同様の動作原理から、例えば「2」の数字キーを、保持部100の対応する透孔312に沿って、右斜め下方向に移動させると、上述した保持部100の透孔311〜322の形状から、テンキー20の全体を右側に片寄せすると共に、キー間隔を狭めたキー配置とすることができる。
このときの変更後のキー配置の例を図13(A)に示す。この図13(A)の例では、十字カーソルキー30などは、左方に移動させたキー配置位置に変更した状態を示している。この図13(A)のようなキー配置は、例えばユーザが両手でキー操作をする場合に好適なものとなる。
この場合も、移動させる1つのキーは、「2」の数字キーに限られるものではないことは、図13(B)の場合のキー間隔を広げる場合と同様である。
次に、例えば「2」の数字キーを横方向左側に移動させたときには、図2に示した標準のキー間隔のまま、テンキー20を全体として左側に片寄せすることができる。このときの変更後のキー配置の例を図13(C)に示す。この図13(C)に示すようなキー配置は、ユーザが、例えば右手のみで、キーを片手操作する場合に好適なものとなる。
[他の実施形態または変形例]
以上は、この発明によるキー配置移動機構を、テンキーに適用した場合の実施形態について説明したが、この発明は、テンキー以外のマトリクス状に配列されたキーのキー配置移動機構として適用できることは言うまでもない。
また、キー配置移動機構が適用される機器は、携帯電話端末に限られるものではないことも言うまでもない。
この発明によるキー配置移動機構の実施形態が適用される機器の例としての携帯電話端末を説明するための図である。 図1の携帯電話端末のキー配列を説明するための図である。 この発明によるキー配置移動機構の実施形態の、キートップ側の概要構成を説明するための図である。 この発明によるキー配置移動機構の実施形態の、キートップ側とは逆側の概要構成を説明するための図である。 この発明によるキー配置移動機構の実施形態におけるキー取り付け部における断面図である。 この発明によるキー配置移動機構の実施形態におけるキー取り付け部における断面図である。 この発明によるキー配置移動機構の実施形態における保持部の構成例を説明するための図である。 この発明によるキー配置移動機構の実施形態におけるリンク板部材の構成例を説明するための図である。 この発明によるキー配置移動機構の実施形態における保持部に設けられた透孔(ガイド孔)の構成例を説明するための図である。 この発明によるキー配置移動機構の実施形態の、キートップ側とは逆側の概要構成を説明するための図である。 この発明によるキー配置移動機構の実施形態における横リンク部材を説明するための図である。 この発明によるキー配置移動機構の実施形態における縦リンク部材を説明するための図である。 この発明によるキー配置移動機構の実施形態を用いて変更されるキー配置の例を示す図である。
符号の説明
20…テンキー、100…保持部、101〜106…保持部100の板金、311〜322…保持部100の透孔、202…キーの板金、203…キー軸、204…キー軸端部、501〜504…横リンク部材、511〜513…縦リンク部材

Claims (3)

  1. 第1の方向に配列された複数個のキーと、前記第1の方向に直交する第2の方向に配列された複数個のキーとにより構成されるマトリクス状配列キーにおいて、前記複数個のキー相互の間隔を変更させるように前記キーを移動可能とするようにするためのキー配置移動機構であって、
    前記第1の方向のキーの数と等しい数の複数個の第1のリンク部材と、
    前記複数個の第1のリンク部材に対して、前記キーの取り付け方向に重ねられる前記第2の方向のキーの数と等しい数の複数個の第2のリンク部材と、
    前記複数個の第1のリンク部材または前記複数個の第2のリンク部材に対して、前記キーの取り付け方向に重ねられ、前記複数個のキーを移動可能に保持する板状の保持部材と、
    を備え、
    前記複数個のキーのそれぞれは、押下操作されるキーであって、各キーの押下操作方向の軸が前記第1のリンク部材、前記第2のリンク部材および前記保持部材を貫通した状態で、前記移動可能に保持されるものであり、
    前記複数個の第1のリンク部材のそれぞれは、
    それぞれ前記第2の方向に配列される複数個のキーからなる複数個の第1のキー群のそれぞれに対して設けられ、
    前記複数個の第1のキー群の各キーの前記軸が挿通されて、各キーが前記第2の方向に案内される長孔の第1の透孔を備え、
    前記複数個の第2のリンク部材のそれぞれは、
    前記第1の方向に配列される複数個のキーからなる複数個の第2のキー群のそれぞれに対して設けられ、
    前記複数個の第2のキー群の各キーの前記第2の方向への移動を規制する規制部を備えると共に、
    前記複数個の第2のキー群の各キーの前記軸が挿通され、各キーが前記第1の方向および前記第2の方向に移動可能とされる第2の透孔を備え、
    前記保持部材は、
    前記複数個の第1のリンク部材の前記第1の方向への移動を規制する規制部を備えると共に、
    前記複数個のキーのそれぞれの前記軸が挿通され、前記複数個のキーのそれぞれが、キー相互の間隔を変更するようにキー位置を移動する形状に形成されたガイド用の複数個の第3の透孔を備え、
    前記複数個のキーのいずれか1個のキーを、前記軸の延長方向に直交する方向に移動させたときに、前記保持部材の前記第3の透孔により、各キーの軸が案内されながら移動し、当該移動により、前記複数個の第2のリンク部材および前記複数個の第1のリンク部材が移動することにより、前記複数個のキー相互の間隔を変更させることを特徴とするキー配置移動機構。
  2. 請求項1に記載のキー配置移動機構において、
    前記複数個のキーは、テンキーであることを特徴とするキー配置移動機構。
  3. 請求項1または請求項2に記載のキー配置移動機構を備える携帯電話端末。
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