JP2005166466A - 入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 異なる種類の入力手段を同一操作面上で操作でき、しかも各入力手段を確実に作動できるようにした入力装置を提供する。
【解決手段】 共通シート基板22の下面と上面には、第1の入力手段20A側の接点の一方の導電体22aが、第2の入力手段20B側の接点の一方の電極22bがそれぞれ形成されている。前記各シート基板21,22,23がスペーサ基板24,25を介して積層される。表面シート11上を低押圧力で摺動操作することで第2の入力手段によって座標入力が可能になり、前記表面を前記よりも十分に大きな押圧力で押圧操作することで第1の入力手段によって入力指示部11aに基づくボタン入力が可能になる。
【選択図】図2

Description

本発明は、異なる種類の入力手段を備えた入力装置に係り、特に各入力手段の操作性を損なうことなくコンパクトに配置できる入力装置に関する。
下記特許文献1に示すものは、静電容量式の入力手段と、前記入力手段の裏側にドーム状の反転板を有する接点式の入力手段とが重ねて設けられた入力装置である。
この入力装置は、各入力手段が携帯電話のテンキー部分に組み込まれて使用されるものであり、表面の操作面に数字や記号からなる入力指示部が形成されている。この入力指示部上を押圧操作することにより、前記反転板によってクリック感触が与えられてスイッチ出力がオンに切り替えられる。また前記入力指示部を操作面に沿って指などで摺動させることにより座標入力が可能になる。
下記特許文献2は、キーボード装置に設けられる入力手段である。この入力手段は、2枚の電極基板と1枚のスペーサ基板が1枚のシートで一体に形成されており、各基板を所定の順番で重ねることにより前記スペーサ基板の上下に電極が対向するようにして前記電極基板が重ねられる。また下記特許文献3も特許文献2と同様であり、一体に形成されたシート状基板を折り曲げることで複数の接点が配列された入力手段が構成される。
特開2002−123363号公報 特開平4−155719号公報 特開昭58−152729号公報
しかし、上記特許文献2と3に示すものは、シート状基板を1枚のシートで一体に形成して折り曲げて互いに重ねることで各シートの位置決めを容易にできるようにしたものである。しかし、このような構造の入力手段は、薄型化や位置決めの点においては有効であるが、別の種類の入力手段、例えば座標入力用の検出手段を搭載する場合には、別個のユニットをさらに追加して前記入力手段と重ならない位置に設ける必要がある。このため装置の小型化を図ることが困難になる。
そこで、上記特許文献1に示すものが提案されている。これには接点式の入力手段と静電容量式の入力手段の異なる種類の入力手段を上下に重ねることで装置の小型化を図っている。しかし、静電容量式の入力手段を携帯電話のテンキーを含む操作部分に適用すると、通話中レシーバ部分が耳に当てられ、マイク部分が口側に位置するため、入力手段の操作面が必然的に顔の表面に対向することになり、操作面に肌が接触したりまたは非常に接近した状態に位置する。その結果、静電容量式のものでは電荷の変位が検出されて誤作動を引き起こすおそれがある。
また上記特許文献1のものでは、静電容量式のものに替えて感圧式の入力手段が提案されている。しかし、接点式の入力手段と感圧式の入力手段は別々の部材で形成されており、部品点数が増加したり、互いの入力手段の位置決め調整などが煩雑になり、製造コストが高くなる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、異なる入力手段を搭載するもので、装置の小型化を図ることができ、各入力手段を確実に動作させることができ、また低コストで製造できる入力装置を提供することを目的としている。
本発明は、複数の入力指示部が設けられた操作面と、前記入力指示部に対向する位置にあって押下げ操作により出力が切り替えられる第1の入力手段と、前記第1の入力手段の前記操作面側に重ねられて座標入力操作が可能とされた第2の入力手段を有し、
前記第2の入力手段には、前記第1の入力手段の前記入力指示部に対応する入力点と同じかまたは異なる数の入力点が設けられ、前記第2の入力手段は、前記第1の入力手段よりも低押圧力の摺動操作により動作可能であることを特徴とするものである。
本発明の入力装置は、第1の入力手段では入力指示部に基づいて押圧操作することにより入力指示部に基づく操作が可能になり、例えば携帯電話に搭載するものであればテンキーを含む操作キーの入力操作が可能になる。また第2の入力手段では入力指示部の操作面に沿って摺動操作することにより座標入力が可能になり、例えば画面に表示されたメニューの選択操作や表示画面のスクロール操作などが可能になる。いずれの入力手段も入力点を有する接触式のもので形成することにより、静電容量式のように電荷の変位による影響を受けることがないため誤動作することがなく、双方の入力手段を確実に動作させることができる。
例えば、上部シート基板と共通シート基板と下部シート基板とを有し、前記上部シート基板と前記共通シート基板との間、前記共通シート基板と前記下部シート基板との間で、それぞれ複数の接点が構成され、前記上部シート基板と前記共通シート基板との間において前記第2の入力手段が構成され、前記共通シート基板と下部シート基板との間において前記第1の入力手段が構成されている。
この構造では、シートを一体に形成してシート数を減らすことにより各シートの位置決めが容易になり、また製造コストを低減できるようになる。
また、前記第2の入力手段に設けられた接点数は、前記第1の入力手段に設けられた接点数よりも多く形成され、第2の入力手段の接点の配置密度が前記第1の入力手段の接点の配置密度よりも高いことが好ましい。この構造にすると、座標入力での入力点が増えることになり、より精度の高い検出が可能になる。
また、前記上部シート基板と前記共通シート基板、前記共通シート基板と前記下部シート基板とがそれぞれ接続基板で接続されて、前記各シート基板が一続きのシート状である構成にできる。また前記共通シート基板を基準としたときに前記各接続基板が互いに逆向き折り曲げられて、前記共通シート基板の一面側に前記下部シート基板が、他面側に前記上部シート基板が重ねられる構成にできる。このような構造にすることで、異なる入力手段を重ねて配置できる。
また、前記第2の入力手段の接点による入力点が、前記第1の入力手段の接点による入力点と一部で重なるように配置されていてもよい。また、前記第1の入力手段の接点と接点の間に、前記第2の入力手段の接点が位置していてもよい。
また、前記第1の入力手段には、前記入力指示部が操作されたときにクリック感触を発生させる操作感触発生手段が設けられている構成にしてもよい。これにより、第1の入力手段を押圧操作したときにクリック感触が得られるため、操作者に操作したことを確実に認識させることができる。
また、前記上部シート基板の表面に前記入力指示部が設けられた表面シートが設けられ、前記表面シートの裏面には、前記第2の入力手段の接点に対向する位置にそれぞれ個別に突起が設けられていることが好ましい。突起を設けることで、接点が密に配置された各接点を確実に操作できるようになる。
本発明は、上下に異なる種類の入力手段が重ねて配置したものであっても、両入力手段の入力操作を確実にできる。また、両入力手段を構成する電極基板を一体にできるため、位置決めが容易になり、製造コストも低減できるようになる。
図1は本発明の一実施の形態の入力装置の外観を示す斜視図、図2は入力装置の分解斜視図、図3は各シート基板の展開図、図4は図1の4−4線での切断断面図である。
図1に示すように、本実施の形態の入力装置10Aは表面シート11と検出基板12を有している。この入力装置10Aは、その一例として携帯電話のテンキー部分を示すものであるが、これに限らずテレビやオーディオなど各種電化製品のリモコン、PDA(パーソナルディジタルアシスタント)、ゲームコントローラ、ポインティングデバイスなどに組み込んで使用できる。
前記表面シート11は合成樹脂製で四角板状に形成され、操作面である表面に数字や記号などの文字による入力指示部11aが印刷などで形成されている。なお、図1において、各入力指示部11aを囲む1点鎖線で示す円は、各入力指示部11aの境界部分を示しているが、実際にその境界部分の円形の線が入力指示部11aの周囲に形成されていてもよい。
図2に示すように、前記検出基板20は、下部シート基板21と共通シート基板22と上部シート基板23を有している。前記各シート基板21,22,23は、それぞれPET(ポリエチレンテレフタレート)やポリイミドなどの合成樹脂材料でフィルム状に形成されたものである。
下部シート基板21の上面(Z1側の面)には導電パターン21Aが形成されている。この導電パターン21Aは、銀箔や銅箔などの導電性部材で円形状又は矩形状に形成された下部導電体21aがX方向に3個で、Y方向に6個で合計18個形成されている。前記共通シート基板22の下面(Z2側の面)には導電パターン22Aが形成されており、この導電パターン22Aは、前記と同様に円形または矩形の上部導電体22aが合計18個形成されている。
また、共通シート基板22の上面側には電極パターン22Bが形成されている。この電極パターン22Bは、銀箔や銅箔などの導電性部材で円形状または矩形状に形成された下部電極22bがX方向に5個且つY方向に6個で合計30個形成されている。上部シート基板23の下面には電極パターン23Aが形成されており、この電極パターン23Aも前記電極パターン22Bと同様にして上部電極23aがX方向に5個、Y方向に6個で合計30個形成されている。
図2に示すように、下部シート基板21のY2側の縁部と共通シート基板22のY2側の縁部とが一定の幅寸法の接続基板31で接続され、共通シート基板22のY1側の縁部と上部シート基板23のY1側の縁部とが一定の幅寸法の接続基板32で接続されている。ただし、この接続基板31,32の長さ寸法は幅寸法は適宜変更することができ、また1本だけで複数本で形成してもよい。
図3は各シート基板21,22,23を展開した状態を示しているが、この状態では、下部シート基板21と共通シート基板22の上面側の同一面上にそれぞれ導電パターン21A,22Aが形成され、また共通シート基板22と上部シート基板23の下面側の同一面上にそれぞれ電極パターン22B,23Aが形成されていることになる。
したがって、前記接続基板31,32を図2に示す状態に折り曲げて前記各シート基板21,22,23を重ねることにより、導電パターン21Aと導電パターン22Aとが対面し、電極パターン22Bと電極パターン23Aとが対面する。
また、図3に示すようにいずれの接続基板31,32も各シート基板21,22,23のY方向の縁部で互いに接続されているため、各シート基板21,22,23を重ねたときにX方向への相対的な位置ずれを低減できるため位置決め工程を容易にできる。
図2に示すように、前記下部シート基板21と前記共通シート基板22との間にはスペーサ基板24が設けられ、前記共通シート基板22と前記上部シート基板23との間にはスペーサ基板25が設けられている。スペーサ基板24,25は、いずれもPETやポリイミドなどの合成樹脂で形成され、前記スペーサ基板24には、X方向に3個、Y方向に6個で計18個の円形の貫通孔24aが形成され、前記スペーサ基板25には、X方向に5個、Y方向に6個で計30個の円形の貫通孔25aが形成されている。
前記各シート基板21,22,23及び各スペーサ基板24,25が図3に示すように重ねられて互いに対向する面どうしが接着剤などで固定される。これにより下部シート基板21とスペーサ基板24と共通シート基板22とで本発明の第1の入力手段20Aが構成され、また共通シート基板22とスペーサ基板25と上部シート基板23とで本発明の第2の入力手段20Bが構成される。前記第1の入力手段20Aでは18個の接点が形成され、前記第2の入力手段20Bでは30個の接点が形成されている。前記入力手段20A,20Bでの各接点が本発明での入力点となる。このように、第2の入力手段20Bの接点の配置密度が前記第1の入力手段20Aの接点の配置密度よりも高く設定されている。
なお、前記スペーサ基板24,25は、合成樹脂製のシートに限られるものではなく、複数の貫通孔が形成された接着剤層を形成したものであってもよい。
前記入力装置10Aでは、図2と図3に示すように、下部シート基板21に所定幅寸法の帯状の引出部26が一体に突出して形成されている。前記下部シート基板21では、図示されているように、各下部導電体21aに銅箔などの引出電極21bが前記引出部26まで延びて形成されている。図2と図3では一部の下部導電体21aのみ図示しているが、他の各下部導電体21a、共通シート基板22の各上部導電体22aと各下部電極22b、及び上部シート基板23の各上部電極23aにも同様な引出電極がそれぞれ形成されて、前記引出部26まで引き出されている。
このように各シート基板21,22,および接続基板31,32を一続きのシート状で形成し、また共通シート基板22で双方の入力手段20A,20Bの接点の一方を共通のシートで形成されている。このため双方の入力手段20Aと20Bをひとつの部品として構成することができるため、製造工程を簡略化できる。
前記検出基板20の上面には表面シート11が重ねられる。図2に示すように、前記表面シート11の裏面には押圧突起11bが形成されており、この押圧突起11bは合成樹脂材料で凸状に形成されたものであり、図2ではX方向に5個の押圧突起11bが、Y方向に6列形成されて合計で30個形成されている。本実施の形態では各押圧突起11bは合成樹脂製のフィルム13に形成されて、前記表面シート11の下面に接着剤などで固定されている。なお前記押圧突起11bは、表面シート11の裏面に直接に形成されていてもよい。
図4に示すように、前記第1の入力手段20Aでは下部導電体21aと上部導電体22aとで接点S1,S2,S3が形成される。また前記第2の入力手段20Bでは下部電極22bと上部電極23aとで接点S4,S5,S6,S7,S8が形成される。このときX1側の接点S4とX2側の接点S8と中央の接点S6が、前記第1の入力手段20Aでの接点S1,S2,S3とが上下に重なるように設定されている。また第1の入力手段20Aの接点S1と接点S2との間、接点S2と接点S3との間に、前記第2の入力手段20Bの接点S5,S7が位置している。
なお、図4では図1の一部の列について説明しているが、他の列についても図4と同様に形成されている。このように、第2の入力手段20Bでの接点数が前記第1の入力手段20Aでの接点数よりも密に形成されている。
前記上部シート基板23の上面に表面シート11が重ねられると、表面シート11に設けられた押圧突起11bが前記接点S4,S5,S6,S7,S8に個別に対向する。
前記入力装置10Aでは、第2の入力手段20Bが第1の入力手段20Aよりも表面シート11側に配置されているため、第2の入力手段20Bの接点S4〜S8の出力をONにする操作力を、第1の入力手段20Aの接点S1〜S3の出力をONにする操作力よりも小さくできる。例えば、第1の入力手段20Aでは、1.47N(ニュートン)の作動力(押圧力)で動作するようにし、第2の入力手段20Bでは、0.196Nの軽作動力(低押圧力)で動作するように設定することが好ましい。
なお、前記第1の入力手段20Aと第2の入力手段20Bでの前記作動力を調整するには、スペーサ基板24,25の厚み寸法を変更したり、または貫通孔24a,25aの開口径を調整することにより可能である。すなわち、基板の厚み寸法を厚くしたり、開口径の寸法を小さくすることでオンになるまでの作動力を大きくできる。
次に、本発明の入力装置の動作について説明する。なお、前記入力装置10Aでは、第1の入力手段20Aの入力操作が可能なボタン入力モードと、第2の入力手段20Bの入力操作が可能な座標入力モードとが図示しない制御部によって自動的に切換え可能に設定されている。
ボタン入力モードに設定されているときに、図1に示すいずれかの入力指示部11a、例えばボタン「0」がZ2方向へ大きな押圧力で押下げ操作されることにより、図4で中央に位置する押圧突起11bが押し下げられる。このときの押圧力により上部シート基板23と共通シート基板22とがそれぞれ撓み変形しながら押圧されて、共通シート基板22に形成された上部導電体22aが下部シート基板21に形成された下部導電体21aに接触して、接点S2の出力がオンに切り替えられる。同様にして、「*」の入力指示部11aが押下げ操作されたときには接点S3の出力がオンに切り替えられ、また「#」の入力指示部11aが押下げ操作されたときには接点S1の出力がオンに切り替えられる。なお、その他の入力指示部11aについても、上記と同様に動作させられる。
座標入力モードに設定されているときには、入力指示部11aが形成されている表面シート11上を低い押圧力でスライドさせながら操作(摺動操作)することにより、例えばX1側からX2側に向けて直線的に移動させたときに上部シート基板23が押圧突起11bによってX1側からX2側に向けて順番に撓み変形させられる。このときの変形動作により上部シート基板23の上部電極23aが共通シート基板24の下部電極22bに接触して接点S4から接点S8に向けて順番に出力がオンに切り替えられる。ただし隣接する複数の接点が同時にオンに切り替えられる設定でもよい。この出力の切換え動作を図示しない制御部で検出することにより、表面シート11上においてX1側からX2側に向けて移動したことが検知される。
例えば携帯電話として使用する際に、通話機能を使用する場合にはボタン入力モードに設定されて、表面シート11の入力指示部11aの表示に基づいた入力が可能となり、電話番号の入力やアドレス帳の編集などが可能になる。また携帯電話の画面に複数のアイコンなどで構成されたメニュー画面が表示されたときには座標入力モードに設定されて、操作面上を移動させる方向に基づいて前記アイコンの選択位置が変化する。また画面にEメールなどの文章が表示されている場合には、操作面上を上下(Y方向)に移動させることで画面の送り操作などが可能になる。
ただし、前記ボタン入力モードと前記座標入力モードとが必ずしも一方のモードに選択されるように制御する必要はなく、両モードを同時に起動させるように制御してもよい。例えば、Eメールでの文章入力時やアドレス帳編集での文字入力時において、各入力指示部11aに「あ」行、「か」行、・・・、と割り当てられている場合に、「か」行を操作する場合にあっては、入力指示部11aの中央を大きな押圧力で押下げ操作することで「か」「き」・・・が選択可能となり、入力指示部11aの縁を軽く押圧操作することによって、濁点付きの「が」「ぎ」・・・が選択可能となるように制御してもよい。また、「あ」行の入力指示部11aを操作したときであれば、入力指示部11aの縁を操作することで小文字の「ぁ」「ぃ」・・・が選択可能となるように制御してもよい。なお、上記した制御を第2の入力手段のみで構成してもよい。
図5は、本発明の入力装置の他の実施の形態を示す断面図である。図5に示す入力装置10Bは、第1の入力手段20Cと第2の入力手段20Dを有し、前記第1の入力手段20Cにクリック感触を発生させる操作感触発生手段が搭載されている。この操作感触発生手段を搭載した点以外は、前記入力装置10Aと同じ構成であり、以下においては同一の符号を付してその説明を省略する。
前記入力装置10Bの第1の入力手段20Cでは、下部シート基板21上に、前記入力指示部11aと対向する位置にそれぞれ導電体21cと、前記各導電体21cを覆うようにして反転板27とが設けられている。この反転板27が本発明での操作感触発生手段である。この反転板27は金属板をドーム状に形成したものであり、下部シート基板21と共通シート基板22との間に形成されるスペーサ基板24の貫通孔24a内に位置しており、前記導電体21cと前記反転板27とが所定距離離れた状態で配置されている。
なお図示していないが、前記反転板27の一部には導電性の引出電極が接続されており、前記引出部26まで延びて形成されている。前記導電体21cも前記と同様にして引出電極が接続されて引出部26まで延びている。
前記入力装置10Bでは、ボタン入力モードが設定されているときに前記表面シート11の入力指示部11aがZ2方向へ押圧操作されると、押圧突起11bによって上部シート基板23及び共通シート基板22が押圧される。この動作により前記反転板27の凸部分の中心部が凹状に変形させられることで操作者にはクリック感触が与えられる。また反転板27が凹状に変形させられることで反転板27と導電体21cとが接触してスイッチ出力がオンに切り替えられる。クリック感触を発生させることでボタンを押したという認識を操作者に確実に与えることができる。また操作感触も向上できる。
なお、クリック感触を発生させる第1の入力手段の構成としては、図5に示す構造のものに限られず、例えば、図4に示す構造のものにおいて上部導電体22aと下部電極22bとの間にさらに隙間を形成して、この隙間内に前記反転板27を介装するようにしてもよい。
また、前記第2の入力手段20B,20Dの構成としては、上記のように各接点S4,S5,S6,S7,S8がそれぞれ個別に形成されるものに限られない。例えば、上部シート基板23と共通シート基板22の対向面にそれぞれ一面に抵抗体を形成し、上部シート基板23のX方向の両端及び共通シート基板22のY方向の両端にそれぞれ電極線を形成し、各シート基板22,23に交互に所定の電位を印加することによって、X方向の電位とY方向の電位をそれぞれ検出して(X,Y)座標を検出できるようにしてもよい。これにより、さらに入力点を増やすうことができ、より詳細な座標検出が可能になる。あるいは上部シート基板23側に突起状の電極を形成し、共通シート基板22の前記電極との対向面に一面に抵抗体を形成してX,Y座標を検出するものでもよい。
また前記第2の入力手段20B,20Dで押圧力の変化を検出できるようにしてもよい。すなわち、押圧力に応じて下部電極22bと上部電極23aとの接触面積を変化させ、その面積変化に基づいて抵抗値を変化させるようにして、押圧力の変化を検出できるようにしたものでもよい。このように押圧力の変化を検出できるようにすると、携帯電話でのメニュー画面でのメニュー選択において、表面シート11上を摺動操作することでその操作方向に応じてメニューの選択位置を変化でき、いずれかが選択された位置でより強く押圧したりあるいはタッピング操作することにより前記選択位置のメニューを決定することができるようになる。
また、表面シート11の表面の操作面に入力指示部11aの境界が明確になるように、図1に示す1点鎖線の円に沿って円形の溝や円形の突部などを形成してもよい。
本発明の入力装置の一実施の形態の外観を示す斜視図、 本発明の入力装置の分解斜視図、 各シート基板を展開したときの斜視図、 図1の4−4線の切断断面図、 本発明の入力装置の他の実施の形態を示す断面図、
符号の説明
10(10A,10B) 入力装置
11 表面シート
11a 入力指示部
12 検出基板
11b 押圧突起
20A,20C 第1の入力手段
20B,20D 第2の入力手段
21 下部シート基板
21a 下部導電体
22 共通シート基板
22a 上部導電体
22b 下部電極
23 上部シート基板
23a 上部電極
24,25 スペーサ基板
24a,25a 貫通孔
26 引出部
27 反転板

Claims (9)

  1. 複数の入力指示部が設けられた操作面と、前記入力指示部に対向する位置にあって押下げ操作により出力が切り替えられる第1の入力手段と、前記第1の入力手段の前記操作面側に重ねられて座標入力操作が可能とされた第2の入力手段を有し、
    前記第2の入力手段には、前記第1の入力手段の前記入力指示部に対応する入力点と同じかまたは異なる数の入力点が設けられ、前記第2の入力手段は、前記第1の入力手段よりも低押圧力の摺動操作により動作可能であることを特徴とする入力装置。
  2. 上部シート基板と共通シート基板と下部シート基板とを有し、前記上部シート基板と前記共通シート基板との間、前記共通シート基板と前記下部シート基板との間で、それぞれ複数の接点が構成され、前記上部シート基板と前記共通シート基板との間において前記第2の入力手段が構成され、前記共通シート基板と下部シート基板との間において前記第1の入力手段が構成されている請求項1記載の入力装置。
  3. 前記第2の入力手段に設けられた接点数は、前記第1の入力手段に設けられた接点数よりも多く形成され、第2の入力手段の接点の配置密度が前記第1の入力手段の接点の配置密度よりも高い請求項2記載の入力装置。
  4. 前記上部シート基板と前記共通シート基板、前記共通シート基板と前記下部シート基板とがそれぞれ接続基板で接続されて、前記各シート基板が一続きのシート状である請求項2または3記載の入力装置。
  5. 前記共通シート基板を基準としたときに前記各接続基板が互いに逆向き折り曲げられて、前記共通シート基板の一面側に前記下部シート基板が、他面側に前記上部シート基板が重ねられる請求項4記載の入力装置。
  6. 前記第2の入力手段の接点による入力点が、前記第1の入力手段の接点による入力点と一部で重なるように配置されている請求項1ないし5のいずれかに記載の入力装置。
  7. 前記第1の入力手段の接点と接点の間に、前記第2の入力手段の接点が位置している請求項1ないし6のいずれかに記載の入力装置。
  8. 前記第1の入力手段には、前記入力指示部が操作されたときにクリック感触を発生させる操作感触発生手段が設けられている請求項1ないし7のいずれかに記載の入力装置。
  9. 前記上部シート基板の表面に前記入力指示部が設けられた表面シートが設けられ、前記表面シートの裏面には、前記第2の入力手段の接点に対向する位置にそれぞれ個別に突起が設けられている請求項1ないし8のいずれかに記載の入力装置。
JP2003404149A 2003-12-03 2003-12-03 入力装置 Expired - Fee Related JP4286114B2 (ja)

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