JPH0677028B2 - 計器用ムーブメント - Google Patents

計器用ムーブメント

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JPH0677028B2
JPH0677028B2 JP1062150A JP6215089A JPH0677028B2 JP H0677028 B2 JPH0677028 B2 JP H0677028B2 JP 1062150 A JP1062150 A JP 1062150A JP 6215089 A JP6215089 A JP 6215089A JP H0677028 B2 JPH0677028 B2 JP H0677028B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R5/00Instruments for converting a single current or a single voltage into a mechanical displacement
    • G01R5/02Moving-coil instruments
    • G01R5/06Moving-coil instruments with core magnet

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一対のコイルに所定計測量に応じた電流を流
すことにより回転子を所定計測量に応じた所定位置に回
動し、前記回転子に保持した指針により計測量を指示す
るようにした、例えばスピード計、エンジン回転計、水
温計、燃料計などの車載計器に好ましく適用される計器
用ムーブメントに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の計器用ムーブメントとしては、第9図及
び第10図に示すような構成のものが一般的である。
この種の計器用ムーブメントは交叉コイル式と呼ばれ、
一対のコイル、すなわち第1,第2のコイルL1,L2をコイ
ルボビンBに互いに直交して巻回してクロスコイルLを
構成している。コイルボビンBの中央部には、永久磁石
からなる回転子Mgを回転軸(指針軸)Rにより回転自在
に軸承して収容する空所Sが形成されている。コイルボ
ビンBの一端には、基板固定用ボス兼電気接続用端子T
が植設されている。コイルボビンBの空所S内に収容さ
れた回転子Mgは、一対のコイルL1,L2が発生する磁界の
合成磁界内に回転可能に配設されることになる。また、
コイルボビンBに巻回されたコイルL1,L2は、第9図及
び第10図に示されるように回転子Mgの厚さ方向に重ね巻
きされている。
上述した構成の計器用ムーブメントは、第11図及び第12
図に示すように回転軸Rに指針Aを取付け、この指針A
を文字板Pと協動させることによって計器を構成する。
上記構成において、第1のコイルL1に第13図(a)に示
すV0cosθなる電圧を、第2のコイルL2に同図(b)に
示すV0sinθなる電圧をそれぞれ印加すると、各電圧に
よる電流がコイルL1,L2に流れ、これによって磁界が発
生される。コイルL1,L2がそれぞれ発生する磁界を とすると、第14図のように直交磁界となり、その合成磁
をベクトル的に合成した方向に発生する。各磁界 の大きさ はそれぞれV0cosθ,V0sinθに比例するので、合成磁界 の方向はθとなる。そこで角度θを所定計測量に対応さ
せると、合成磁界 の方向が所定計測量に対応するようになる。また回転子
Mgは合成磁界 方向に回転するので、回転子Mgと共に回転する指針Aと
文字板Pにより所定計測量を表示することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の計器用ムーブメントでは、クロスコイル
Lが回転子Mgの周囲すなわち厚さ方向に重ねて巻回され
ている一対のコイルL1,L2により構成されているので、
クロスコイルLを巻回するためのボビンBが必要であ
り、またクロスコイルLをボビンBに巻回しているため
コイルの厚み分更に厚くなり、ボビンBに巻回したクロ
スコイルLをケースに収容して構成されるムーブメント
全体の薄形化が難しい。従って、このような計器用ムー
ブメントを使用して構成した車載計器は、その形状、特
に厚さが大きくなる。
ところで、車載計器は運転者前方のダッシュボード等の
限られたスペース内に設置しなければならず、形状が大
きく、厚さをもった従来の計器用ムーブメントを用いて
構成した車載計器では、スペース的に不都合である。
よって本発明は、厚さ方向の寸法を小さくして薄形化を
図った計器用ムーブメントを提供することを課題として
いる。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため本発明によりなされた計器用ム
ーブメントは、一対のコイルに所定計測量に応じ実効値
が正弦波的及び余弦波的に変化する電流を流すことによ
り回転子を所定計測量に応じた所定位置に回動し、前記
回転子に保持した指針により計測量を指示するようにし
た計器用ムーブメントにおいて、前記回転子が板面円周
方向においてNS2極に正弦波着磁された円板状の永久磁
石を有し、前記一対のコイルが前記永久磁石の直径に略
等しいか又はそれ以上の長さの直線部を有し、前記永久
磁石の円板面に平行に配置されたプリント基板の板面上
に、前記直線部のみが前記永久磁石の円板面に対向させ
ると共に90゜位置をずらされ、かつコイル端が所定の接
続部に電気接続されて配設され、前記永久磁石のNS極に
対する磁路を形成する磁性材料の板が前記プリント基板
と一体化されて前記永久磁石のNS磁極による磁界が前記
一対のコイルの直線部に対して垂直に鎖交されるように
した ことを特徴としている。
〔作用〕
上記構成において、直線部を有する一対のコイルが、永
久磁石の円板面に平行なプリント基板の板面上に、直線
部のみが円板状の永久磁石の円板面に対向するように90
゜位置をずらして配設され、永久磁石のNS極に対する磁
路を形成する磁性材料の板がプリント基板と一体化され
て永久磁石のNS磁極による磁界が一対のコイルの直線部
に対して垂直に鎖交されているので、所定計測量に応じ
た大きさ及び方向の電流が直線部に流されると、直線部
に電流を流すことにより発生する磁界とマグネットの磁
界との間の吸引・反発力による電磁力が電流及び磁界の
方向に対して垂直な方向に働く。
一般に、電流が流される直線部の微少部分が磁界から受
ける磁気的な力は、左手の中指及び人さし指をそれぞれ
電流の方向、磁場の方向に向けると、これらに垂直に向
けたおや指の方向を向く(左手の法則)が、一対のコイ
ルがプリント基板上に固定され、永久磁石が回動自在に
なっている状態では、直線部と永久磁石との間に働く電
磁力によって永久磁石が回動し、永久磁石を左右回転さ
せようとする力が丁度バランスする回動位置まで回転子
が回転されてその位置に保持され、回転子と共に回動す
る指針により計測量が指示される。
また、コイルの直線部には、所定計測量に応じ実効値が
正弦波的及び余弦波的に変化する電流が流され、回転子
の永久磁石には、板面円周方向においてNS2極に正弦波
着磁されているので、回転子は計測量に応じた所定の回
動位置に正確に回転される。
しかも、一対のコイルは回転子の円板状の永久磁石の板
面に対向してプリント基板上に配設されていて、ボビン
に巻回されていないので、コイル及び永久磁石の厚さや
磁気的間隙の大きさなどにより決定される計器用ムーブ
メントの厚さを従来に比べて大幅に薄くすることができ
る。
また、一対のコイルの直線部が永久磁石の直径に略等し
いか又はそれ以上の長さとなっているので、コイルの直
線部との間で働く電磁的吸引・反発力が永久磁石の板面
外周縁部にも作用されるようになり、回転子の回転トル
クが大きくなる。
コイル端がプリント基板の所定の接続部に電気接続され
ているので、コイルに電圧又は電流を印加するための端
子をプリント基板の縁部に設ければよく、構成の簡略化
や薄型化に有効な構成となっている。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第3図は本発明による車載計器用ムーブメン
トの一実施例の構成を示し、第1図は平面図、第2図は
分解斜視図及び第3図は側断面図である。これらの図に
おいて、計器用ムーブメントは、一対のコイルL1,L
2と、磁性材料からなる回転子ヨーク11aの下面又は上面
に、板面円周方向においてNS2極に正弦波着磁された円
板状の永久磁石11bを固着して構成した偏平な円板状の
回転子11とを有する。
上記一対のコイルL1,L2のうちの一方、すなわち第1の
コイルL1は、前記回転子11の回転面に平行な面状に前記
回転子11の回転軸11cを挟んで対称な位置に配置された
上で直列接続された2つのコイルL1a,L1bからなってい
る。また、上記一対のコイルL1,L2のうちの他方、すな
わち第2のコイルL2も、前記回転子11の回転面に平行な
面上に前記回転子11の回転軸11cを挟んで対称な位置に
上記第1のコイルL1に重ねられ、かつ第1のコイルL1
対して90゜位置をずらして配置された上で直列接続され
た2つのコイルL2a,L2bからなっている。
上記第1,第2のコイルL1,L2をそれぞれ構成しているコ
イルL1a,L1b,L2a及びL2bの各々は、例えば表面絶縁被覆
した銅箔を断面円弧状のマンドレルに巻回した上で適当
な厚さにスライスすることにより形成された略D型を成
すトロイダルコイルから成り、第2図に示すように回転
子11の回転面と平行な面上に、回転子11の回転軸11cを
中心にして直線部Dが対向しかつその周囲に90゜の等角
度で一部分が重なるように交互に配置されている。
図示の実施例では、永久磁石11bは回転子ヨーク11aに対
してコイルL1a〜L2bと同じ側の面に固着され、コイルL1
a〜L2bと永久磁石11bとが直接面対向されている。そし
て、回転子ヨーク11aの中央には指針軸を兼ねた回転子1
1の回転軸11cがボス12を介して固着されている。
また、上記一対のコイルL1,L2を構成しているコイルL1a
〜L2bは、プリント基板13の一方の面上に、その中央部
の孔13aを中心に先ず第1のコイルL1、次に第2のコイ
ルL2に順に載置され例えば接着材などによって固定され
て設けられ、各コイルの両端はプリント基板13の印刷配
線(図示せず)の所定の接続部に半田付けなどによりそ
れぞれ電気接続されている。
上記プリント基板13の上記孔13aには、上記コイル載置
面と反対側の面側から軸受筒14が挿入固定され、この軸
受筒14には、例えばその一端部にベアリング14aが嵌挿
され、他端部に軸受部14bが形成されており、ベアリン
グ14aによって回転軸11cの端部が、軸受部14bによって
回転軸11cの中間部がそれぞれ支承されている。これに
よって、回転子11の永久磁石11bとプリント基板13に固
定されたコイルL1及びL2は空隙を介して対面されるよう
になる。
板面円周方向にNS2極に正弦波着磁された上記永久磁石1
1bは、これを回転しながらその板面の任意の測定点での
磁界を測定すると第4図に示すように変化するようにな
る。
また上記プリント基板13としては、磁性材料からなる基
材の表面に絶縁被膜を形成し、その表面に印刷配線を形
成して構成され金属プリント基板が好ましく使用され、
このプリント基板13を構成している磁性材料が対向する
マグネットロータMgとの間で磁路を形成するように働
く。勿論、プリント基板13は非金属材料からなる常套的
なプリント基板と磁路を形成する磁性材料からなる金属
板とを張り合わせた構成としてもよい。何れにしてもプ
リント基板13は堅牢であり、計器取付け用のベースを兼
ねさせることができる。
更に、コイルL1a〜L1bは、その直線部の長さが円板状の
永久磁石11bの直径に略等しいか又は図示のように永久
磁石11bの直径より大きくなるように形成される。
上述した構成の計器用ムーブメントのコイルL1,L2にはc
os発生回路V1とsin発生回路V2とがそれぞれ接続され、
第5図に示すような計測量或いは指示角度に応じたV0co
sθ及びV0sinθなる電圧又は電流がそれぞれ供給される
ようになっている。
以上の構成において、今指針Aの指示角度θに応じたV0
cos,V0sinなる電圧又は電流にコイルL1,L2に印加した場
合、各コイルに交鎖する永久磁石11bからの磁束とコイ
ルの直線部Dに流れる電流とにより、各コイルの直線部
Dには、その電流方向と磁束方向とにより、第6図に示
すフレミングの左手の法則に従って決まる方向に電磁力
が働く。しかし、コイルの直線部Dが固定され、磁界を
発生している永久磁石11bが回転自在になっているの
で、回転子の永久磁石11bは直線部Dとの間に働く電磁
的な吸引・反発力による左右回動力がバランスする回動
位置まで回転されるようになる。
より詳細には、コイルL1にV0cosθが印加された場合、
コイルL1は下式に示すトルクT1を発生する。
T1=n1・t1・B1cosθ(V0cosθ/R)l1・r1 ただし、式中nはコイル数、tはコイル巻数、Bはピー
ク磁束密度、Rは直流抵抗、lはコイルの有効長、rは
回転子有効半径である。
一方、コイルL2にV0sinθが印加された場合、コイルL1
とコイルL2は90゜ずらして配置されているため、コイル
に交鎖する磁束はBcos(θ+π/2)=−Bsinθにな
り、コイルL2は下式に示すトルクT2を発生する。
T2=−n2・t2・B2sinθ(V0sinθ/R)l2・r2 上記トルクT1及びT2が作用する回動自在の永久磁石11b
すなわち回転子11は、両トルクの合成トルクが0になる
位置に回動され、その位置に保持されるようになってい
る。従って、両コイルL1及びL2の条件などが等しい場合
には、指示角度θに応じた位置に再現よく回転子11及び
これに取付けられた指針Aを回動させることができる。
以上のようにしてコイルL1,L2に流す電流方向及び印加
電圧又は印加電流を計測量に応じて連続して漸増減の切
換え制御を行うことにより、低速高速の何れにおいて
も、第7図(a)〜(e)に示すように、0から360゜
までの間で入力信号にリニアな関係を保ってスムーズに
指針Aを振らせることができる。上記第7図(a)〜
(e)においては、簡単のためコイルL1及びL2はそれぞ
れ各1つのコイルの場合を示し、第7図(a)はコイル
L1にV0cos0゜、コイルL2にV0sin0゜を、第7図(b)は
コイルL1にV0cos45゜、コイルL2にV0sin45゜を、第7図
(c)はコイルL1にV0cos90゜、コイルL2にV0sin90゜
を、第7図(d)はコイルL1にV0cos180゜、コイルL2
Vsin180゜を第7図(e)はコイルL1にV0cos270゜、コ
イルL2にV0sin270゜をそれぞれ印加した場合のコイル
L1,L2と回転子11の永久磁石11bとの位置関係を示し、こ
れにより指針Aと文字板Pとより所定測定量を表示する
ことができる。
上述した本発明の実施例では、一対のコイルL1及びL2
して、例えば表面絶縁被覆した銅箔を断面円弧状のマン
ドレルに巻回した上で適当な厚さにスライスすることに
より形成された極めて薄いものが使用され、これがプリ
ント基板13上に貼り付けられてステータが構成されてい
るので、偏平な円板上の回転子11と相俟て極めて薄い計
器用ムーブメントが構成されている。この薄形化に伴
い、コイルL1及びL2と回転子11の永久磁石11bとの間の
磁気的な空隙が減少するようになり、パーミアンスが向
上してコイルL1及びL2に鎖交する磁束密度が向上するよ
うになるので、トルクが向上する可能性がある。
また、プリント基板13上に貼り付けられた一対のコイル
L1及びL2のコイル端はプリント基板13の印刷配線の所定
の接続部に電気接続されているので、コイルL1及びL2
電圧又は電流を印加するための端子をプリント基板13の
縁部に設ければよく、構成の簡略化や薄形化に有効な構
成となている。
更に、一対のコイルL1及びL2の直線部Dの流さが永久磁
石11bの直径よりも大きくなるように形成されているの
で、コイルの直線部において発生されるトルクT1及びT2
が永久磁石11bの板面円周部に作用され、回転子11のト
ルクが大きくなるようになっている。各コイルL1,L2
2つのコイルL1a及びL2a,L2a及びL2bにより構成されて
いるので、上記トルクの式中のnが2となり、回転子11
のトルクは各1つの場合の2倍になっている。
更にまた、プリント基板13が磁性材料からなる金属板を
用いて構成され、また回転子11が磁性材料からなる回転
子ヨーク11aの下面に永久磁石11bを固着して構成されて
いるので、回転子11の永久磁石11bは上下から磁性材料
の板により挟まれた形で配置されるようになり、永久磁
石11bが外部磁界の影響を受けて指示値が狂うことが防
止されている。またプリント基板13が磁性材料により形
成されていることにより、永久磁石11bの磁界による磁
束が一対のコイルL1及びL2に対して効率的に鎖交される
ようになり、この点からも回転子11のトルク増大が図ら
れている。
なお、上述した実施例では、一対のコイルL1及びL2に印
加する電圧又は電流の振巾が計測量に従ってcosθ及びs
inθでそれぞれ変化するようにしているが、計測量に応
じてデューティ比をcosθ及びsinθで変化する一定振巾
の電圧又は電流を印加するようにしてもよい。
また、第1図乃至第3図について上述した実施例では、
指針Aを取付けるため回転軸11cの永久磁石11b側の一端
を突出しているが、第8図に示すように、回転軸11cの
ベアリング14a側の一端を突出して該部分に指針Aを取
付けるようにしてもよい。このようにすると、図から明
らかなように軸受筒14の片側に回転子11が、他側に指針
Aがそれぞれ位置されることになり、上述の実施例のよ
うに軸受筒14の片側に指針A及び回転子11の両方が配置
されているものに比べて回転系のバランスがよくなり、
指針振れを最小限に抑えるのに有効な構成である。
上述した第1図乃至第3図及び第8図の実施例では、回
転子11の回転軸11cに指針Aを取付けているが、回転子1
1の回転子ヨーク11aの表面外周部に回転子11の回転位置
を示すセグメント状のマークを印刷や貼付等により付与
し、このマークと文字板Pの目盛りとにより計測量を表
示させるようにしてもよい。なお、上記マークはバー状
のものであってもよく、この場合、バー状のマークを見
返しの円弧状の窓孔に臨ませることによってバー表示形
式で計測量を表示させることができる。
〔効 果〕
以上説明したように本発明によれば、一対のコイルは回
転子の円板状の永久磁石の板面に面対向してプリント基
板上に配置されていて、ボビンに巻回されていないの
で、コイル及び永久磁石の厚さや磁気的空隙の大きさな
どにより決定される計器用ムーブメントの厚さを従来に
比べて大幅に薄くすることができる。よって、計器用ム
ーブメントの薄形化を図ることができ、この薄形化によ
り磁気的な空隙が減少するようになり、パーミアンスが
向上してコイルに鎖交する磁束密度が向上するようにな
り、トルクが向上する可能性がある。また、該計器用ム
ーブメントを組み込んだ計器全体の形状も特に奥行き方
向で小型化することができ、車載計器のムーブメントと
して好適なものとなっている。
また、一対のコイルのコイル端はプリント基板の所定の
接続部に電気継続されているので、コイルに電圧又は電
流を印加するための端子をプリント基板の縁部に設けれ
ばよく、構成の簡略化や薄形化に有効な構成となてい
る。
更に、一対のコイルの直線部の長さが永久磁石の直径に
略等しいか又はそれより大きくなるように形成されてい
るので、コイルの直線部において発生されるトルクが永
久磁石の板面円周部に作用されるようになり、回転子の
トルクが大きくなるようになっている。
更にまた、コイル直線部には、所定計測量に応じ実効値
が正弦波的及び余弦波的に変化する電流が流され、回転
子の永久磁石には、板面円周方向においてNS2極に正弦
波着磁されているので、回転子は計測量に応じた所定の
回動位置に正確に回転させることができ、指示精度のよ
い計器を得るのに有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による車載計器用ムーブメントの一実施
例の構成を示す平面図、 第2図は第1図におけるX−X′線に沿った断面図、 第3図は第1図の車載計器用ムーブメントの分解斜視
図、 第4図は第1図乃至第3図中の永久磁石の板面円周方向
の着磁状態を板面の磁束密度の変化により示す図、 第5図は第1図中のcos発生回路及びsin発生回路がそれ
それ発生する電圧又は電流と指示角度或いは計測量との
関係を示す図、 第6図は本発明によるムーブメントの動作原理を説明す
るための説明図、 第7図は第1図における一対のコイルに流す電流と永久
磁石との関係を示す説明図、 第8図は本発明による車載計器用ムーブメントの他の実
施例の構成を示す断面図、 第9図は従来の計器用ムーブメントの構成例を示す図、 第10図は第9図におけるX−X′線に沿った断面図、 第11図及び第12図は第9図の計器用ムーブメントを用い
て構成した計器をそれぞれ示す斜視図及び断面図、 第13図は第9図におけるコイルに供給する電圧波形を示
す図、 第14図は第9図における合成磁界方向を示す図である。 L1,L2……一対のコイル、D……直線部、11……回転
子、11b……永久磁石、11c……回転軸、A……指針、13
……プリント基板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のコイルに所定計測量に応じ実効値が
    正弦波的及び余弦波的に変化する電流を流すことにより
    回転子を所定計測量に応じた所定位置に回動し、前記回
    転子に保持した指針により計測量を指示するようにした
    計器用ムーブメントにおいて、 前記回転子が板面円周方向においてNS2極に正弦波着磁
    された円板状の永久磁石を有し、 前記一対のコイルが前記永久磁石の直径に略等しいか又
    はそれ以上の長さの直線部を有し、前記永久磁石の円板
    面に平行に配置されたプリント基板の板面上に、前記直
    線部のみが前記永久磁石の円板面に対向されると共に90
    ゜位置をずらされ、かつコイル端が所定の接続部に電気
    接続されて配設され、 前記永久磁石のNS極に対する磁路を形成する磁性材料の
    板が前記プリント基板と一体化されて前記永久磁石のNS
    磁極による磁界が前記一対のコイルの直線部に対して垂
    直に鎖交されるようにした ことを特徴とする計器用ムーブメント。
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