JPS6212287Y2 - - Google Patents

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JPS6212287Y2
JPS6212287Y2 JP8411079U JP8411079U JPS6212287Y2 JP S6212287 Y2 JPS6212287 Y2 JP S6212287Y2 JP 8411079 U JP8411079 U JP 8411079U JP 8411079 U JP8411079 U JP 8411079U JP S6212287 Y2 JPS6212287 Y2 JP S6212287Y2
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JP
Japan
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magnet
zero
movable
coils
cross
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JP8411079U
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JPS561115U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は交差コイル式計器の零復帰機構に関す
る。
一般に、交差コイル式計器において、作動中に
電源が切れるとそれまで発生していた磁界が消え
てしまうので、その磁界方向に指向していた可動
マグネツトはそのときの指示位置に留まることに
なる。従つて、電源が切れたときに指針を零点に
戻すためには、強制的に零復帰せしめる機構が必
要である。
従来、この種の零復帰機構として、可動マグネ
ツトの近くに零復帰用のマグネツトを設けたもの
が提案されているが、マグネツト間の吸引力を利
用しているので、指示特性の直線性が損われると
共に部品点数が多くなりコスト高となる欠点があ
つた。また、電源遮断後、可動マグネツトが零復
帰しうる方向の磁界を交差配置されたコイルを利
用して発生させる制御回路を設けたものも提案さ
れているが、回路が複雑となる欠点があつた。
本考案はこのような欠点を解消するためになさ
れたもので、構造が簡単な交差コイル式計器の零
復帰機構を提供することを目的とするものであ
る。
以下に本考案からなる交差コイル式計器の零復
帰機構の第1の実施例を第1図、第2図に基づい
て説明すると、1は2極着磁された可動マグネツ
トであつて、S極付近が回転中心となるように一
端に指針2が取付けられた指針軸3の他端に回定
されている。4及び5はコイルボビンを形成する
上下ハウジングであつて、共に合成樹脂にて成形
されており、互に組合わされて前記可動マグネツ
ト1を回転可能に収納支持せしめる。6及び7は
被測定量に応じてサイン及びコサイン特性で変化
する磁界を発生するコイルであつて、前記可動マ
グネツト1を包囲するように直角に配置されてい
る。8はソフト磁性材料からなるケースであつ
て、磁気回路を形成すると共に、前記可動マグネ
ツト1に対する外部磁界の影響を防止するために
前記コイル6,7の外側に配設されている。9は
ソフト磁性体リングであつて、前記可動マグネツ
ト1の回転軌跡との対向間隔が零復帰方向に沿つ
て漸次小となるように螺旋状に形成されており、
前記上下ハウジング4,5に狭持固定されてい
る。
尚、ソフト磁性体リング9は薄板を打抜いたも
のでもワイヤをリング状にしたものでも良いが、
前記交差コイル6,7による磁界の数%〜数10%
程度の磁界で磁気飽和するような断面積に構成さ
れている。
このように構成された交差コイル式計器の零復
帰機構の零復帰動作を説明すると、ソフト磁性体
リング9が螺旋形に成形されているので、可動マ
グネツト1によるリング9位置での磁気ポテンシ
ヤルは零復帰方向に小さくなるように勾配を持つ
ことになり、電源が切れてコイル6,7による磁
界がなくなつたときに、可動マグネツト1の回転
範囲が略300゜以内であれば、該マグネツトはリ
ング9との吸引力によつて磁気ポテンシヤルが小
さくなる方向に回転し、指針2は正常な方向から
零復帰する。
また、第3図に示す本考案の第2の実施例は、
前述の第1の実施例に対して、可動マグネツトの
回転中心をN極とS極との中間にあるようにした
もので、該可動マグネツト1′の回転範囲が150゜
〜160゜以内であれば、指針2は正常な方向から
零復帰する。
更にまた、第4図に示す本考案の第3の実施例
及び第5図に示す本考案の第4の実施例は、共に
円形のソフト磁性体リング9′を可動マグネツト
1及び1′の回転中心に対して偏心させたもの
で、第3の実施例では略180゜以内の指示範囲
で、第4の実施例では略90゜以内の指示範囲で正
常な方向からの零復帰が可能である。
尚、上記実施例において、可動マグネツト又は
指針に指針の回転範囲を規制するストツパーを設
けてもよい。また上記第1及び第3の実施例にお
いて、可動マグネツト又は指針軸に回転バランス
をとるためのバランスウエイトを設けてもよい。
以上述べたように本考案は、指針軸3に固定さ
れた可動マグネツト1,1′と、該マグネツトを
包囲するように交差配置された複数個のコイル
6,7とを備えた交差コイル式計器において前記
可動マグネツト1,1′の回転軌跡の外側でかつ
前記コイル6,7内に、該マグネツトの回転軌跡
との対向間隔が零復帰方向に沿つて漸次小となる
ソフト磁性体リング9,9′を配設した交差コイ
ル式計器の零復帰機構であるから、本考案によれ
ば、電源遮断時に可動マグネツトを零復帰せしめ
るソフト磁性体リングは、従来の零復帰用マグネ
ツトに比べて材料コスト及び製造コスト(ソフト
磁性体リングは打抜き加工でできる)が安く、ま
た指度特性の直線性に対しては、交差コイルによ
る磁界の数%〜数10%で磁気飽和するようにして
おけば、ほとんど影響を与えない効果がある。更
に本考案によればソフト磁性体リングを付加する
だけで可動マグネツトを零復帰させうるので、電
気回路により零復帰させるものに比べて極めて低
コストのものを提供できる等その実益は大なるも
のがある。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本考案よりなる交差コイル式計
器の零復帰機構の実施例を示し第1図はその第1
実施例を示した断面図、第2図はそのA−A線断
面図、第3図は本考案の第2実施例を示した断面
図、第4図は本考案の第3実施例を示した断面
図、第5図は本考案の第4実施例を示した断面図
である。 1,1′……可動マグネツト、2……指針、3
……指針軸、4,5……コイルボビン、6,7…
…コイル、8……ケース、9,9′……ソフト磁
性体リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 指針軸3に固定され、2極着磁された可動マグ
    ネツト1,1′と、該マグネツトを包囲するよう
    に交差配置された複数個のコイル6,7とを備え
    た交差コイル式計器において、前記可動マグネツ
    ト1,1′の回転軌跡の外側でかつ前記コイル
    6,7内に、前記可動マグネツト1,1′との磁
    気的吸引力が該マグネツトの零復帰方向に沿つて
    漸次大きくなるように、前記可動マグネツト1,
    1′のいずれか一方の磁極との対向間隔を該マグ
    ネツトの零復帰方向に沿つて漸次減少せしめてな
    るソフト磁性体リング9,9′を配設したことを
    特徴とする交差コイル式計器の零復帰機構。
JP8411079U 1979-06-19 1979-06-19 Expired JPS6212287Y2 (ja)

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JP8411079U JPS6212287Y2 (ja) 1979-06-19 1979-06-19

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JP8411079U JPS6212287Y2 (ja) 1979-06-19 1979-06-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS561115U JPS561115U (ja) 1981-01-08
JPS6212287Y2 true JPS6212287Y2 (ja) 1987-03-28

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ID=29317304

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JP8411079U Expired JPS6212287Y2 (ja) 1979-06-19 1979-06-19

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JPH0419754Y2 (ja) * 1985-05-20 1992-05-06

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JPS561115U (ja) 1981-01-08

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