JP2988716B2 - 交差コイル式計器 - Google Patents
交差コイル式計器Info
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- JP2988716B2 JP2988716B2 JP2313697A JP31369790A JP2988716B2 JP 2988716 B2 JP2988716 B2 JP 2988716B2 JP 2313697 A JP2313697 A JP 2313697A JP 31369790 A JP31369790 A JP 31369790A JP 2988716 B2 JP2988716 B2 JP 2988716B2
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- Japan
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- pointer shaft
- fixed
- cross
- pointer
- hair spring
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- Adjustable Resistors (AREA)
- Springs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヘアスプリングの復元力で指針を帰零する
方式の交差コイル式計器に関するものである。
方式の交差コイル式計器に関するものである。
従来のこの種の交差コイル式計器としては、例えば第
4図及び第5図に示す如き構造のものであった。
4図及び第5図に示す如き構造のものであった。
1は2極着磁された可動マグネットで、この可動マグ
ネット1は、指針軸2に固定されかつ上部ハウジング3
と下部ハウジング4により回転可能に支持されている。
5及び6はコイルボビンを兼ねる上部ハウジング3と下
部ハウジング4との組合せ体の外周に巻回されるコイル
で、第5図に示すように内側コイル5とこれに直角方向
に外側コイル6が接して巻回されている。そして、コイ
ル5,6に流れる電流の大きさにより合成磁気の方向が変
化し、それに追従して可動マグネット1が回転すること
により指針軸2に固着された指針7を所望の位置に指示
させ、電源を切ると指針軸2にハブ10を介して固定され
たヘアスプリング8の復元力により指針7は0位置に戻
される構造となっている。尚、9は外部磁界の影響をな
くすシールドケースである。
ネット1は、指針軸2に固定されかつ上部ハウジング3
と下部ハウジング4により回転可能に支持されている。
5及び6はコイルボビンを兼ねる上部ハウジング3と下
部ハウジング4との組合せ体の外周に巻回されるコイル
で、第5図に示すように内側コイル5とこれに直角方向
に外側コイル6が接して巻回されている。そして、コイ
ル5,6に流れる電流の大きさにより合成磁気の方向が変
化し、それに追従して可動マグネット1が回転すること
により指針軸2に固着された指針7を所望の位置に指示
させ、電源を切ると指針軸2にハブ10を介して固定され
たヘアスプリング8の復元力により指針7は0位置に戻
される構造となっている。尚、9は外部磁界の影響をな
くすシールドケースである。
しかしながら、このような従来の交差コイル式計器の
指針軸2にあっては、可動マグネット1重量の他にヘア
スプリングのハブ10及び指針7の重量が付加されるため
に、その指針軸2が横方向となるようにして交差コイル
式計器を使用するとき、その交差コイル式計器の軸受け
荷重が増大し、指針軸2とその軸受部との摩擦力が大と
なって指示ヒステリシスが大となるといった問題点があ
った。
指針軸2にあっては、可動マグネット1重量の他にヘア
スプリングのハブ10及び指針7の重量が付加されるため
に、その指針軸2が横方向となるようにして交差コイル
式計器を使用するとき、その交差コイル式計器の軸受け
荷重が増大し、指針軸2とその軸受部との摩擦力が大と
なって指示ヒステリシスが大となるといった問題点があ
った。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、指針軸に一端を止着するヘアスプリングを、
指針軸に作用する重力と逆方向に荷重を作用する偏心ヘ
アスプリングとするか、又は上記重力と逆方向に荷重が
かかるように偏心して取付けることにより、その指針軸
の軸受荷重を上記ヘアスプリングの弾性力で軽減せしめ
ることができるようにした交差コイル式計器を提供する
ことにある。
たもので、指針軸に一端を止着するヘアスプリングを、
指針軸に作用する重力と逆方向に荷重を作用する偏心ヘ
アスプリングとするか、又は上記重力と逆方向に荷重が
かかるように偏心して取付けることにより、その指針軸
の軸受荷重を上記ヘアスプリングの弾性力で軽減せしめ
ることができるようにした交差コイル式計器を提供する
ことにある。
以下に本発明を第1図乃至第3図に示す実施例に基い
て詳細に説明するが、本実施例の構造と従来例で説明し
た構造との同一部分は、従来例で使用した符号を付し
て、その同一構造部分の説明は省略する。
て詳細に説明するが、本実施例の構造と従来例で説明し
た構造との同一部分は、従来例で使用した符号を付し
て、その同一構造部分の説明は省略する。
すなわち、本実施例における最大の特長は、ヘアスプ
リングの引張り弾性力を利用して、指針軸の軸受荷重を
軽減せしめることにあり、ヘアスプリングを除く他の構
造は、従来例の構造と変りない。
リングの引張り弾性力を利用して、指針軸の軸受荷重を
軽減せしめることにあり、ヘアスプリングを除く他の構
造は、従来例の構造と変りない。
そこで第1図及び第2図に示す実施例にあっては、そ
のヘアスプリング8の無負荷状態形状は、同心的渦巻き
形状を呈するもので、そのヘアスプリング8の形状は従
来のものとかわりないが、そのヘアスプリング8の取付
けに要旨がある。つまり渦巻き状ヘアスプリング8の一
端8aは、指針軸2に止着し、その他端8bは、ハウジング
3に止着するが、この他端8bをハウジング3に止着する
に際し、このヘアスプリング8の弾性力を介して、指針
軸2の軸受け荷重が軽減されるように、すなわち、この
ヘアスプリング8の弾性力を利用して指針軸2が押し上
げ(引き上げ)られるように付勢せしめることにある。
従ってこの実施例によれば、ヘアスプリング8による弾
性力によって、指針軸2の軸受け荷重が軽減され、指針
軸と軸受け間の摩耗耐久性を向上せしめ、さらには、指
示ヒステリシスが小さくなる特長がある。
のヘアスプリング8の無負荷状態形状は、同心的渦巻き
形状を呈するもので、そのヘアスプリング8の形状は従
来のものとかわりないが、そのヘアスプリング8の取付
けに要旨がある。つまり渦巻き状ヘアスプリング8の一
端8aは、指針軸2に止着し、その他端8bは、ハウジング
3に止着するが、この他端8bをハウジング3に止着する
に際し、このヘアスプリング8の弾性力を介して、指針
軸2の軸受け荷重が軽減されるように、すなわち、この
ヘアスプリング8の弾性力を利用して指針軸2が押し上
げ(引き上げ)られるように付勢せしめることにある。
従ってこの実施例によれば、ヘアスプリング8による弾
性力によって、指針軸2の軸受け荷重が軽減され、指針
軸と軸受け間の摩耗耐久性を向上せしめ、さらには、指
示ヒステリシスが小さくなる特長がある。
第3図に示す実施例は、渦巻き状へアスプリング8の
一端8aが、偏心位置となるように予め整形したヘアスプ
リングを示すものである。このヘアスプリング8を交差
コイル式計器に組付けるには、その一端8aを指針軸2に
止着し、その他端8bは、従来例と同様の取付位置に止着
する。このような偏心形状に整形されたヘアスプリング
8の一端8aを、そのヘアスプリング8の中心位置にある
指針軸2に、そのヘアスプリングの偏心弾性力に抗して
止着し、他端8bをハウジング3に止着せしめることによ
り、そのヘアスプリング8の一端8aが止着される指針軸
2には、ヘアスプリングの偏心方向弾性力の復元力で指
針軸2は、引き上げ(押し上げ)られるように付勢され
るため、前記実施例同様に、指針軸の軸受け荷重が軽減
できるものである。
一端8aが、偏心位置となるように予め整形したヘアスプ
リングを示すものである。このヘアスプリング8を交差
コイル式計器に組付けるには、その一端8aを指針軸2に
止着し、その他端8bは、従来例と同様の取付位置に止着
する。このような偏心形状に整形されたヘアスプリング
8の一端8aを、そのヘアスプリング8の中心位置にある
指針軸2に、そのヘアスプリングの偏心弾性力に抗して
止着し、他端8bをハウジング3に止着せしめることによ
り、そのヘアスプリング8の一端8aが止着される指針軸
2には、ヘアスプリングの偏心方向弾性力の復元力で指
針軸2は、引き上げ(押し上げ)られるように付勢され
るため、前記実施例同様に、指針軸の軸受け荷重が軽減
できるものである。
このように本発明は、指針7が固定された指針軸2
と、該指針軸2に固定された可動マグネット1と該可動
マグネット1を回転可能に収納指示する非磁性体製のハ
ウジング3と、該ハウジング3の外周に互いに交差する
ように巻回された複数個のコイル5,6と、前記指針軸2
に内端が固定されかつ外端が前記ハウジングに固定され
たヘアスプリング8とを備えた交差コイル式計器におい
て、前記ヘアスプリング8を、前記指針軸2がその重力
と反対方向に付勢されるように取り付けた交差コイル式
計器であるから、これによればヘアスプリング8による
弾性力によって、指針軸2の軸受け荷重が軽減され、指
針軸と軸受け間の摩耗耐久性を向上せしめ、さらには、
指示ヒステリシスが小さくなるという効果が得られる。
と、該指針軸2に固定された可動マグネット1と該可動
マグネット1を回転可能に収納指示する非磁性体製のハ
ウジング3と、該ハウジング3の外周に互いに交差する
ように巻回された複数個のコイル5,6と、前記指針軸2
に内端が固定されかつ外端が前記ハウジングに固定され
たヘアスプリング8とを備えた交差コイル式計器におい
て、前記ヘアスプリング8を、前記指針軸2がその重力
と反対方向に付勢されるように取り付けた交差コイル式
計器であるから、これによればヘアスプリング8による
弾性力によって、指針軸2の軸受け荷重が軽減され、指
針軸と軸受け間の摩耗耐久性を向上せしめ、さらには、
指示ヒステリシスが小さくなるという効果が得られる。
第1図は本発明よりなる交差コイル式計器の実施例を示
した正面説明図、第2図はその側面説明図、第3図は本
発明の他の実施例を示したヘアスプリングのみの正面
図、第4図及び第5図は従来例の説明図である。 8……ヘアスプリング、8a……一端 8b……他端
した正面説明図、第2図はその側面説明図、第3図は本
発明の他の実施例を示したヘアスプリングのみの正面
図、第4図及び第5図は従来例の説明図である。 8……ヘアスプリング、8a……一端 8b……他端
Claims (1)
- 【請求項1】指針(7)が固定された指針軸(2)と、
該指針軸(2)に固定された可動マグネット(1)と該
可動マグネット(1)を回転可能に収納指示する非磁性
体製のハウジング(3)と、該ハウジング(3)の外周
に互いに交差するように巻回された複数個のコイル
(5),(6)と、前記指針軸(2)に内端が固定され
かつ外端が前記ハウジングに固定されたヘアスプリング
(8)とを備えた交差コイル式計器において、前記ヘア
スプリング(8)を、前記指針軸(2)がその重力と反
対方向に付勢されるように取り付けたことを特徴とする
交差コイル式計器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2313697A JP2988716B2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | 交差コイル式計器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2313697A JP2988716B2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | 交差コイル式計器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04184265A JPH04184265A (ja) | 1992-07-01 |
JP2988716B2 true JP2988716B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=18044431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2313697A Expired - Fee Related JP2988716B2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | 交差コイル式計器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2988716B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-19 JP JP2313697A patent/JP2988716B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04184265A (ja) | 1992-07-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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