JPS5813746Y2 - 電圧計 - Google Patents

電圧計

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Publication number
JPS5813746Y2
JPS5813746Y2 JP18081078U JP18081078U JPS5813746Y2 JP S5813746 Y2 JPS5813746 Y2 JP S5813746Y2 JP 18081078 U JP18081078 U JP 18081078U JP 18081078 U JP18081078 U JP 18081078U JP S5813746 Y2 JPS5813746 Y2 JP S5813746Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
coil
magnetic flux
temperature coefficient
temperature
Prior art date
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Expired
Application number
JP18081078U
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English (en)
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JPS5597656U (ja
Inventor
渡部昇
飯山博
Original Assignee
ジエコ−株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電圧計に関する。
従来、構造が簡単で耐振性および耐衝性に優れた電圧計
として、自動車のバッテリの充放電電流を測定するため
等に用いられる空心式構造のアンメータが知られている
この空心式構造のアンメータは、被測定電圧を印加する
コイルの励磁によって可動する磁片と、前記コイルに被
測定電圧が印加されていないとき、前記磁片を吸引して
一定の停止位置に保持する永久磁石とから構成され、前
記磁片の可動にともなって指針を動かすようにしたもの
である。
しかしながら、このような構成からなるアンメータにお
いて、被測定電圧を印加するコイルの抵抗値が温度上昇
にともなって大きくなり、これにより第1図のグラフに
示すように、コイルに流れる電流とともに励磁の磁束が
小さくなる。
これに対して、前記磁片を一定の停止位置に保持する永
久磁石は、第2図のグラフに示すように、温度上昇にと
もなう磁束変化はほとんどない。
実際には、永久磁石の磁束の温度係数は一〇、02%/
℃程度であるのに対し、コイルの電流の通電による励磁
の磁束の温度係数は−0,4%10Cである。
このため、任意の温度に対して、永久磁石の磁片に対す
る吸引力と、コイルの磁片に対する吸引力との比が変化
するようになり、したがって、コイルに印加する被測定
電圧に対して指針の捩角ば、第3図のグラフから判るよ
うに、温度変化にともなって変化するという欠点を有し
ていた。
それ故、この考案の目的は、コイルに印加する被測定電
圧に対する指針の捩角が温度によって変化しないように
した電圧計を提供するものである。
以下、実施例を用いてこの考案を詳細に説明する。
第4図は、この考案に係る電圧計の一実施例を示す説明
図である。
同図において、被測定電圧を印加するコイル1があり、
このコイル1を巻回するヨーク2の両先端2aおよび2
bは、前記コイル1の上方における同一平面内にて互い
に対向されている。
また、前記ヨーク2の両先端を結ぶ線に直交して整磁鋼
板3が、前記コイル1に対して固定された位置にたとえ
ば整磁鋼板3に設けた孔3aを通して取り付は配置され
ている。
この整磁鋼板3は長方形状に形成され、その両端面には
それぞれ表面が異極になる金属の永久磁石4a。
4bが固定配置されている。
そして、整磁鋼板3と永久磁石4a 、4bとで磁石体
が構成され、永久磁石4a、4bで発生した磁束はヨー
クとじて作用する整磁鋼板3の内を通るように磁気回路
が構成されている。
ここで、磁石体の磁束の温度係数は、コイル1の励磁に
よる磁束の温度係数とほぼ同一になるように例えば−0
,4%10Cに設定されている。
一般に金属の永久磁石4a 、4bは磁束の温度係数が
例えば−0,02%程度と小さいが、整磁鋼板3を材質
、断面積、長さ等を適当に選定して磁束の温度係数を一
〇、4X/10C程度にすると、磁石体の磁束の温度係
数は整磁鋼板3に支配されて−0,4%/℃に設定され
ることになる。
そして、これら永久磁石4a 、4bと前記ヨーク2の
両先端2a、2bは同一円上に位置づけられ、この円の
中心軸上には、一端に指針5を備えた指針軸6が配置さ
れている。
この指針軸6は前記整磁鋼板3上に形成された下軸受と
図示しない上軸受によって回動自在に軸支されている。
そして、前記指針軸6には磁片Iが固定して取り付けら
れ、この磁片7の磁極部7aおよび7bは、前記指針5
が10“目盛位置にあるとき、それぞれ前記各永久磁石
4a、4bと対向するようになっている。
このようにして構成した電圧計において、コイル1に被
測定電圧が印加されていない状態では、ヨーク2は磁化
されず、このため磁片Iば、その磁極部7a、7bがそ
れぞれ磁石4a 、4bに吸引され、第4図に示したよ
うになり一定の零停止位置に保持される。
このように、磁片7が零停止位置にあるとき、指針5は
図示しない文字板の110“目盛を指示する。
次に、コイル1に直流の被測定電圧を印加すると、ヨー
ク2は磁化され、その各先端2a、2bには異なる極性
が生じる。
このため、磁片7ばその磁極部7a 、7bがそれぞれ
着磁されている極性と異なる極性をもつヨーク2の各先
端2a。
2bvc吸引される結果、回動し磁石4a、4bの磁片
7に対する吸引力と、ヨーク2の先端2a。
2bの磁片Iに対する吸引力が平衝した位置で停止する
このとき印加した電圧の値が指針5によって指示される
ここで、1磁石体の磁束の温度係数は、前記のようにコ
イル1の励磁による磁束の温度係数とほぼ同一になるよ
うに例えば−0,4%/℃に設定されているので、前記
磁石体の温度変化に対する磁束変化は、第5図のグラフ
に示すようになり、コイル1の温度変化に対する磁束変
化を示す第1図のグラフとほぼ同じになる。
このため、任意の温度に対して、磁石4a 、4bの磁
片1に対する吸引力と、ヨーク2の先端2a、2bの磁
片7に対する吸引力との比は不変となる。
したがって、コイル1に印加する被測定電圧に対する指
針5の捩角が温度によって変化しなくなる。
第6図は、実施例のように構成した電圧計のコイル1に
印加する被測定電圧に対して指針5の捩角を温度を変化
させた状態にて測定した結果のグラフである。
このグラフからも判るように、温度−20°c、ooc
+20°Cおよび+600Cに対しても捩角は1つたく
変化しない。
また、整磁鋼板3および永久磁石4a 、4bはいずれ
も簡単な形状および構成からなるために、温度係数の異
なる整磁鋼板および磁束の異なる永久磁石の取りかえが
極めて容易になり、したがって磁石体の磁束の温度係数
および磁束量の調整が簡単になる。
特に永久磁石は従来のようなコ字形のものでなく円柱形
または角柱形のありふれた形状のものが使用できるので
、コストが安くなるとともに各種の寸法のものを用意で
きるため磁束調整が容易になる。
そして、整磁鋼板3ばその加工が容易なため、実施例に
示すように軸受けを兼ねることができるとともに、それ
自体他の固定部材とねじ止め等で固定することができる
また、部分的に穴あけしたり削ったりして磁束調整もで
きる。
この実施例では、たとえば磁束の温度係数が−0,02
X/ ℃と極めて小さな永久磁石を使用したものである
が、フェライト磁石のように、磁束の温度係数が−0,
2%/℃と比較的大きなものもある。
このような場合においても、整磁鋼板の方がフェライト
磁石よりも磁束の温度係数が大きいので、整磁鋼板を適
当に選定すれば、磁石体の磁束の温度係数をコイルの励
磁による磁束の温度係数とほぼ同じに設定することがで
きる。
以上述べたことから明らかなように、この考案に係る電
圧計によれば、コイルに印加する被測定電圧に対する指
針の捩角は温度の差によって変化しなくなるようになる
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、それぞれ従来の電圧計の欠点を
説明するためのグラフ、第4図は、この考案に係る電圧
計の一実施例を示す概略構成図、第5図および第6図は
、この考案に係る電圧計の効果を説明するためのグラフ
である。 1・・・・・・コイル、2・・・・・・ヨーク、3・・
・・・・整磁鋼板、4a、4b・・・・・・永久磁石、 針軸、I・・・・・・磁片。 5・・・・・・指針、 6・・・・・・指

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被測定電圧を印加するコイルと、このコイルの励磁によ
    って可動し指針を動かす磁片と、前記磁片を吸引して一
    定の停止位置に保持する磁石体とを備え、前記磁石体は
    、永久磁石とこの永久磁石を固定しかつその磁束が内部
    を通るように磁気回路を構成する整磁鋼板とからなると
    ともに、その磁束の温度係数を前記コイルの励磁による
    磁束の温度係数とほぼ同一となるようにしたことを特徴
    とする電圧計。
JP18081078U 1978-12-27 1978-12-27 電圧計 Expired JPS5813746Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18081078U JPS5813746Y2 (ja) 1978-12-27 1978-12-27 電圧計

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JP18081078U JPS5813746Y2 (ja) 1978-12-27 1978-12-27 電圧計

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Publication Number Publication Date
JPS5597656U JPS5597656U (ja) 1980-07-07
JPS5813746Y2 true JPS5813746Y2 (ja) 1983-03-17

Family

ID=29192496

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JP18081078U Expired JPS5813746Y2 (ja) 1978-12-27 1978-12-27 電圧計

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