JPH0234621Y2 - - Google Patents

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JPH0234621Y2
JPH0234621Y2 JP17255986U JP17255986U JPH0234621Y2 JP H0234621 Y2 JPH0234621 Y2 JP H0234621Y2 JP 17255986 U JP17255986 U JP 17255986U JP 17255986 U JP17255986 U JP 17255986U JP H0234621 Y2 JPH0234621 Y2 JP H0234621Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、被測定電流の作る磁界の強度に応じ
て指針を振るようにした直流電流計に関する。
〔従来の技術〕
従来上記のような電流計として第5図に示した
ようなものがあり、指針軸110に、磁軸がこの
指針軸と直角になるように磁極板120を固定し
た回転子10が、その指針軸を回転軸として回転
自在になるようにフレーム20に保持されてい
る。また、上記フレーム20には、上記回転子1
0の回転軸110と直交する平面内にある平面部
Aの上記回転子のある面の裏面に固定磁石30が
固定されており、さらに、このフレーム20の他
の部材への固定用および電極を兼ねたターミナル
51およびターミナル52が固定されている。
そして、この電流計は、ターミナル51からフ
レーム20を介してターミナル52に電流を流
し、フレーム20の上記平面部Aを流れる電流に
よつて作られる磁界と上記固定磁石30が作る一
定の磁界との合成磁界によつて上記回転子10に
トルクを与え、回転子10の磁極板120の磁軸
が合成磁界の方向を向くようにし、そのとき指針
60で示される回転子10の回転角によつて上記
電流の強度がわかるようにしたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来この種の電流計においては、上記フレーム
20の平面部Aに流れる電流によつて作られる磁
界の強度は弱く、この磁界と上記固定磁石30が
作る磁界との合成磁界から受ける回転子1のトル
クは小さいので、この回転子1の回転位置の精度
を保つために、回転子に固定される指針などの重
量あるいは大きさを制限しなければならないとい
う問題がある。
本考案は、回転子が受けるトルクを大きくし、
上記の問題を軽減した電流計を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、指針軸
に、磁軸がこの指針軸と交叉するように双極の磁
石を固定した回転子を、この回転子が指針軸を回
転軸として回転自在になるように支持体によつて
保持し、磁軸が上記回転子の回転軸と交叉するよ
うに上記支持体に固定磁石を固定し、この支持体
に固定された固定磁石の磁軸と上記回転子の指針
軸とを含む面に沿つて、上記回転子の磁石を跨
ぐ、被測定電流を通電するコの字形の通電路を配
して電流計を構成するようにした。
〔作用〕
上記コの字形の通電路に電流を流すと、上記支
持体に固定された固定磁石の磁軸方向を基準とし
て上記回転子の指針軸に直交する平面内に、この
導体を流れる電流の強度に応じた回転角を有する
磁界が作られ、この磁界の方向に上記回転子の磁
石の磁軸の方向が揃うように、この回転子にトル
クが生じる。また、このトルクは、電流の強度が
一定の場合、コの字形の通電路の一辺のみによつ
て生じるトルクより大きくなる。
〔実施例〕
第1図は本考案の電流計の一実施例を示す図で
あり、同図aは正面図(半断面図)、同図bは平
面図、同図cは側面図である。図に示すように、
円板状の2極磁化された円形磁石12が、その磁
軸が指針軸11と直交するように指針軸11に固
定された回転子1は、指針軸11を回転軸として
回転自在になるように支持体2によつて覆われる
ように保持され、この回転子1の上記支持体2か
ら突出する指針軸11の一端には指針6が固定さ
れており、上記支持体2の底部には、回転子1の
指針軸11と直交する向きの磁界を上記円形磁石
12が配された空間に形成するための制御用磁石
3が固定されている。
そして、上記制御用磁石3の磁軸と上記回転子
1の指針軸11とを含む面に沿つて、この支持体
2に設けた貫通穴を通つて上記円形磁石12を跨
ぐようにコの字形の通電路4がボルトを兼ねる第
1、第2のターミナル51,52によつて支持体2
に固定されている。このコの字形の通電路4は、
第1のターミナル51側の第1の脚部41、第2の
ターミナル52側の第2の脚部42、この第1の脚
部41と第2の脚部42とを接続する接続部43
3つの辺から構成されている。
なお、上記支持体2は2つの部材を嵌め合わせ
て回転子1を包括し、さらに上記円形磁石12に
対する外部磁界を遮断するための強磁性体ででき
たシールドケース8に収容されている。
いま、第1図aにおいて、第1の脚部41から
接続部43を介して第2の脚部42に電流を流す
と、第2図aに電流と磁力線の関係を模式的に示
したように、通電路4に囲われた回転子1の円形
磁石12が配された空間に、図の紙面に垂直な方
向で裏から表に向かうような磁界が作られる。一
方、円形磁石12が配された上記空間には、制御
用磁石3によつて指針軸11にほぼ垂直で第2の
脚部42から第1の脚部41に向かうような磁界が
作られており、この制御用磁石3による磁界と上
記通電路4に流れる電流による磁界とのベクトル
合成された合成磁界が実際の磁界として上記円形
磁石12が配された空間に形成される。
第3図は、上記制御用磁石3による磁界と上記
通電路4に流れる電流による磁界とのベクトル合
成を示す図であり、第1図aを上から見た場合、
すなわち、第1図bに相当する向きで磁界の方向
を示してある。
通電路4に電流を流さない状態では、円形磁石
12が配された空間には制御用磁石3による磁界
からのトルクによつて、回転子1は一定の位置に
固定されているが、前記のように通電路4に電流
を流すと、第3図に示したように合成磁界が制御
用磁石3による磁界から時計回りに例えばθだけ
回転された方向に形成されるので、円形磁石12
の磁軸が上記合成磁界の方向になるように回転子
1は合成磁界からトルクを受けて時計回りにθだ
け回転され、この回転子1の指針6によつて、予
め目盛が書き込まれている文字盤7の電流の強度
を示すようになる。
第2図aおよび同図bに示すように、上記通電
路4に流れる電流による磁界の強度は、前記従来
の電流計において説明したフレーム20の平面部
Aのみによる磁界の強度のほぼ3倍の強度を有
し、この通電路4に流れる電流による磁界と上記
制御用磁石3による磁界の合成磁界の強度を従来
のものより高めることができる。
なお、上記制御用磁石3の強度は上記通電路4
に流れる電流による磁界の強度にみあうように
し、同じ電流に対して従来のものと同じ回転角を
示すようにしてある。このようにすれば、合成磁
界の強度は従来のもののほぼ3倍になる。
以上のように、合成磁界の強度を高くすれば回
転子1のうけるトルクが増大し、回転子1の回転
位置を保つ精度が安定する。
なお、この実施例のように制御用磁石3を回転
子1の円形磁石12に対して通電路4の接続部4
と反対側に設けるようにしたので、第1図aに
示すように通電路4の接続部43を湾曲させれば、
指針軸12を文字盤7に突出させるようにでき、
指針6の形状を簡素にすることができる。
すなわち、第5図について説明した従来の電流
計では、本実施例の制御用磁石3に相当する固定
磁石30が回転子10と文字盤70との間に位置
するため、第5図bに示すように指針軸110に
固定する指針60はクランク状に形成したもので
なければならないが、本実施例の電流計では、第
1図aからもわかるように、その指針を直線状に
することができる。
なお、本考案による効果は、第1図bに示した
程度の通電路の湾曲によつて影響を受けることは
ないが、第4図に示したように、前記実施例の通
電路4を、2つの黄銅製の脚部41,42と中央
に指針軸を通す指針軸孔Bを設けた黄銅製の接続
部43とによつて構成し、各脚部41,42と接
続部43との接合部をローレツト、かしめ等によ
り固定し、さらに、半田あるいは蝋付け等を施し
たものを使用すれば上記接続部の指針軸孔Bを通
して回転子の指針軸を突出させることができるの
で前記の実施例と同様に指針の形状を簡素にする
ことができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、回転子
に固定した磁石を跨ぐようなコの字形の通電路に
被測定電流を流し、この電流により、回転子に固
定された磁石の配された空間に作られる磁界の強
度を強めるようにしたので、回転子の回転位置の
精度を保つ制動トルクを増大させることができ、
回転子に固定する指針の重量あるいは大きさに対
して、その制限を軽減した電流計を得るすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電流計の一実施例を示す図、
第2図は本考案の電流計の通電路を流れる電流と
磁界の状態を従来のものと対比して模式的に示す
図、第3図は磁界のベクトル合成を説明する図、
第4図は本考案の電流計の通電路の他の実施例を
示す図、第5図は従来の電流計を示す図である。 1……回転子、2……支持体、3……制御用磁
石、4……通電路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 指針軸に、磁軸が上記指針軸と交叉するように
    双極の磁石を固定した回転子と、 指針軸を回転軸とする回転が自在になるように
    上記回転子を保持する支持体と、 磁軸が上記回転子の指針軸と交叉するように上
    記支持体に固定された固定磁石と、 上記支持体に固定された上記固定磁石の磁軸
    と、上記回転子の指針軸とを含む面に沿つて、上
    記回転子に固定された磁石を跨ぐ、被測定電流を
    通電するコの字形の通電路を備えたことを特徴と
    する電流計。
JP17255986U 1986-11-12 1986-11-12 Expired JPH0234621Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17255986U JPH0234621Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17255986U JPH0234621Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6379574U JPS6379574U (ja) 1988-05-26
JPH0234621Y2 true JPH0234621Y2 (ja) 1990-09-18

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17255986U Expired JPH0234621Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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