JPS5842949Y2 - 交差コイル式計器の零位置調整装置 - Google Patents
交差コイル式計器の零位置調整装置Info
- Publication number
- JPS5842949Y2 JPS5842949Y2 JP373379U JP373379U JPS5842949Y2 JP S5842949 Y2 JPS5842949 Y2 JP S5842949Y2 JP 373379 U JP373379 U JP 373379U JP 373379 U JP373379 U JP 373379U JP S5842949 Y2 JPS5842949 Y2 JP S5842949Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable magnet
- zero position
- coil type
- magnetic field
- position adjustment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は指針零復帰機構を有する交差コイル式計器にむ
ける指針の零位置を正しく設定せしめる零位置調整装置
に関するものである。
ける指針の零位置を正しく設定せしめる零位置調整装置
に関するものである。
従来から交差コイル式計器には、交差コイルによる合成
磁界の消勢時に可動マグネットを零位置に磁気的又は機
械的に復帰せしめる零復帰手段が設けられているが、こ
の種の零復帰手段では指針を零位置に狂いなく停止させ
ることが困難であるので、一般には、指針又は可動マグ
ネットの回転を機械的に阻止して指針の零位置調整を行
なうストッパが設けられている。
磁界の消勢時に可動マグネットを零位置に磁気的又は機
械的に復帰せしめる零復帰手段が設けられているが、こ
の種の零復帰手段では指針を零位置に狂いなく停止させ
ることが困難であるので、一般には、指針又は可動マグ
ネットの回転を機械的に阻止して指針の零位置調整を行
なうストッパが設けられている。
しかしながら、かかる構成のものは、指針又は可動マグ
ネットをストッパに当接せしめて指針を零位置に停止す
るようになっているので、指針が左右両方向に振れる例
えば自動車用電流計等には適用できない欠点があった。
ネットをストッパに当接せしめて指針を零位置に停止す
るようになっているので、指針が左右両方向に振れる例
えば自動車用電流計等には適用できない欠点があった。
本考案は上記欠点を解消するためになされたもので、指
針が左右両方向に振れる計器でも、指針の零位置を正し
く設定しつる交差コイル式計器の零位置調整装置を提供
することを目的とするものである。
針が左右両方向に振れる計器でも、指針の零位置を正し
く設定しつる交差コイル式計器の零位置調整装置を提供
することを目的とするものである。
以下に本考案を第1図、第2図に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
細に説明する。
尚本実施例は指針2が左右両方向に振れる交差コイル式
計器に本考案を適用したものである。
計器に本考案を適用したものである。
1は2極着磁された可動マグネットで、S極付近が回転
中心となるように指針2が取付けられた指針軸3に固定
されている。
中心となるように指針2が取付けられた指針軸3に固定
されている。
4及び5は交差コイルで、前記可動マグネット1を包囲
するように直角に配設されており、測定量の変化に応じ
て磁界方向が変化する合成磁界を発生せしめる。
するように直角に配設されており、測定量の変化に応じ
て磁界方向が変化する合成磁界を発生せしめる。
6はソフト磁性材料からなる円筒状ケースで、磁気回路
を形成すると共に前記可動マグネット1に対する外乱磁
界を遮蔽するために前記交差コイル4・5の外側に配設
されている。
を形成すると共に前記可動マグネット1に対する外乱磁
界を遮蔽するために前記交差コイル4・5の外側に配設
されている。
尚、該ケース6は、前記可動マグネット1との対向間隔
が零位置方向(第1図では上方)で最小となるように前
記可動マグネット10回転中心に対して偏心的に配置さ
れており、かかる構成により磁気ポテンシャルに勾配が
生じ、交差コイル4.5による合成磁界の消勢時に前記
可動マグネット1がケース6との吸引力により磁気ポテ
ンシャルが小さくなる方向即ち零位置方向に復帰するこ
とになる。
が零位置方向(第1図では上方)で最小となるように前
記可動マグネット10回転中心に対して偏心的に配置さ
れており、かかる構成により磁気ポテンシャルに勾配が
生じ、交差コイル4.5による合成磁界の消勢時に前記
可動マグネット1がケース6との吸引力により磁気ポテ
ンシャルが小さくなる方向即ち零位置方向に復帰するこ
とになる。
即ち、該円筒状ケース6は零復帰手段となっている。
7は指針2を零位置に設定する零位置調整部材で、前記
可動マグネット1と零位置で対面しうるように前記ケー
ス6の内側壁に設けられ、該可動マグネットに零位置近
傍でのみ磁気的吸引力を及ぼすような大きさの円板状ソ
フト磁性材料から構成されて3つ、更に該零位置調整部
材は偏心回転軸7aを有し、それを外側から回転せしめ
ることにより中心が前記可動マグネット10回転方向と
略同一方向に変位可能に設けられている。
可動マグネット1と零位置で対面しうるように前記ケー
ス6の内側壁に設けられ、該可動マグネットに零位置近
傍でのみ磁気的吸引力を及ぼすような大きさの円板状ソ
フト磁性材料から構成されて3つ、更に該零位置調整部
材は偏心回転軸7aを有し、それを外側から回転せしめ
ることにより中心が前記可動マグネット10回転方向と
略同一方向に変位可能に設けられている。
以上が本実施例の構造であるが、次にその作用について
述べると、先ず電源を切ると交差コイル4.5による合
成磁界が消勢し、可動マグネット1が零位置に復帰する
。
述べると、先ず電源を切ると交差コイル4.5による合
成磁界が消勢し、可動マグネット1が零位置に復帰する
。
この時可動マグネット1は零位置調整部材7との吸引力
により零位置に保持される。
により零位置に保持される。
ここで指針2の零位置が狂っていれは零位置調整部材I
の偏心軸7aをいずれかの方向に回転し、それに伴って
可動マグネット1が若干回転されるので指針2を零位置
に正しく設定することができる。
の偏心軸7aをいずれかの方向に回転し、それに伴って
可動マグネット1が若干回転されるので指針2を零位置
に正しく設定することができる。
第3図は本考案の他の実施例を示すもので、本実施例は
交差コイル4.5による合成磁界の消勢時に可動マグネ
ット1を零復帰せしめる手段として、筒状ケース6′が
螺旋形に構成したものである。
交差コイル4.5による合成磁界の消勢時に可動マグネ
ット1を零復帰せしめる手段として、筒状ケース6′が
螺旋形に構成したものである。
尚零位置調整部材7の構成作用は上記実施例と同じであ
る。
る。
以上述べたように本考案は、測定量の変化に応じて磁界
方向が変化する合成磁界を発生せしめる交差コイル4.
5と、該コイルによる磁界の作用下に回転可能に配設さ
れ、前記合成磁界方向に指向する可動マグネット1と、
該可動マグネット1及び前記交差コイル4.5の外側に
配設されかつソフト磁性材料からなる円筒状ケース6.
6′ と、該円筒状ケース6.6′ の内周壁面と前
記可動マグネット1との対向間隔を前記可動マグネット
1の零位置に向かうに従って漸次小となして磁気ポテン
シャルに勾配を生せしめる零復帰手段とを備えた交差コ
イル式計器にトいて、前記円筒状ケース6.6′ の内
周壁面における前記可動マグネット1の零位置に対応す
る位置に、前記可動マグネットにその零位置近傍でのみ
磁気的吸引力を及ぼす大きさの磁性材料からなる零位置
調整部材7を、前記可動マグネット10回転方向と略同
一方向に変位可能に設けたものであるから、本考案によ
れば、指針の零位置を容易に正しく設定することができ
、更に指針の零位置の保持を磁気的に行なっているので
指針が左右両方向に振れる場合でも指針な零位置に確実
に保持できる効果がある。
方向が変化する合成磁界を発生せしめる交差コイル4.
5と、該コイルによる磁界の作用下に回転可能に配設さ
れ、前記合成磁界方向に指向する可動マグネット1と、
該可動マグネット1及び前記交差コイル4.5の外側に
配設されかつソフト磁性材料からなる円筒状ケース6.
6′ と、該円筒状ケース6.6′ の内周壁面と前
記可動マグネット1との対向間隔を前記可動マグネット
1の零位置に向かうに従って漸次小となして磁気ポテン
シャルに勾配を生せしめる零復帰手段とを備えた交差コ
イル式計器にトいて、前記円筒状ケース6.6′ の内
周壁面における前記可動マグネット1の零位置に対応す
る位置に、前記可動マグネットにその零位置近傍でのみ
磁気的吸引力を及ぼす大きさの磁性材料からなる零位置
調整部材7を、前記可動マグネット10回転方向と略同
一方向に変位可能に設けたものであるから、本考案によ
れば、指針の零位置を容易に正しく設定することができ
、更に指針の零位置の保持を磁気的に行なっているので
指針が左右両方向に振れる場合でも指針な零位置に確実
に保持できる効果がある。
図面はいずれも本考案よりなる零位置調整装置の実施例
を示し、第1図は一実施例を示した正面図、第2図a及
びbは零位置調整部材を示した側面図及び平面図、第3
図は本考案の他の実施例を示した正面図である。 1・・・・・・可動マグネット、2・・・・・・指針、
3・・・・・・指針軸、4.5・・・・・・交差コイル
、6・・・・・・円筒状ケース、6′・・・・・・筒状
ケース、7・・・・・・零位置調整部材、7a・・・・
・・偏心回転軸。
を示し、第1図は一実施例を示した正面図、第2図a及
びbは零位置調整部材を示した側面図及び平面図、第3
図は本考案の他の実施例を示した正面図である。 1・・・・・・可動マグネット、2・・・・・・指針、
3・・・・・・指針軸、4.5・・・・・・交差コイル
、6・・・・・・円筒状ケース、6′・・・・・・筒状
ケース、7・・・・・・零位置調整部材、7a・・・・
・・偏心回転軸。
Claims (1)
- 測定量の変化に応じて磁界方向が変化する合成磁界を発
生せしめる交差コイル4,5と、該コイルにより磁界の
作用下に回転可能に配設され、前記合成磁界方向に指向
する可動マグネット1と、該可動マグネット1及び前記
交差コイル4・5の外側に配設されかつソフト磁性材料
からなる円筒状ケース6.61と、該円筒状ケース6.
6′の内周壁面と前記可動マグネット1との対向間隔を
前記可動マグネット1の零位置に向かうに従って漸次小
となして磁気ポテンシャルに勾配ヲ生ぜしめる零復帰手
段とを備えた交差コイル式計器において、前記円筒状ケ
ース6.6′ の内周壁面に3ける前記可動マグネット
1の零位置に対応する位置に、前記可動マグネットにそ
の零位置近傍でのみ磁気的吸引力を及ぼす大きさの磁性
材料からなる零位置調整部材7を、前記可動マグネット
10回転方向と略同一方向に変位可能に設けたことを特
徴とする交差コイル式計器の零位置調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP373379U JPS5842949Y2 (ja) | 1979-01-17 | 1979-01-17 | 交差コイル式計器の零位置調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP373379U JPS5842949Y2 (ja) | 1979-01-17 | 1979-01-17 | 交差コイル式計器の零位置調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55103567U JPS55103567U (ja) | 1980-07-19 |
JPS5842949Y2 true JPS5842949Y2 (ja) | 1983-09-28 |
Family
ID=28807994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP373379U Expired JPS5842949Y2 (ja) | 1979-01-17 | 1979-01-17 | 交差コイル式計器の零位置調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5842949Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5810066U (ja) * | 1981-07-11 | 1983-01-22 | 日本精機株式会社 | 可動磁石式計器 |
JPS5855864A (ja) * | 1981-09-30 | 1983-04-02 | Nippon Seiki Co Ltd | 可動磁石式計器 |
-
1979
- 1979-01-17 JP JP373379U patent/JPS5842949Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55103567U (ja) | 1980-07-19 |
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