JPS5852538Y2 - 交差コイル式計器 - Google Patents

交差コイル式計器

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Publication number
JPS5852538Y2
JPS5852538Y2 JP4657179U JP4657179U JPS5852538Y2 JP S5852538 Y2 JPS5852538 Y2 JP S5852538Y2 JP 4657179 U JP4657179 U JP 4657179U JP 4657179 U JP4657179 U JP 4657179U JP S5852538 Y2 JPS5852538 Y2 JP S5852538Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
movable magnet
magnet
magnetic ring
soft magnetic
Prior art date
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Expired
Application number
JP4657179U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55147671U (ja
Inventor
悦男 市村
Original Assignee
カルソニックカンセイ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by カルソニックカンセイ株式会社 filed Critical カルソニックカンセイ株式会社
Priority to JP4657179U priority Critical patent/JPS5852538Y2/ja
Publication of JPS55147671U publication Critical patent/JPS55147671U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば自動車燃料等に利用される交差コイル式
計器に関するものである。
一般に交差コイル式計器には可動マグネット及びコイル
の磁束帰還用の磁性体ケースが設けられているが、該計
器のケースは可動マグネット及びコイルの磁界によって
磁化されるので、保磁力の比較的大きな電磁軟鉄で構成
されていると、太きな残留磁化を生じ、かつ、その残留
磁化の強度分布の中心が可動マグネットの磁極が対面す
る位置から該可動マグネットの回転方向にずれて偏在す
るので、コイルに流れる電流が遮断されると、ケースの
残留磁化と可動マグネットが吸引しあい、動き出すこと
になり、例えば自動車用燃料計のようにコイル電流遮断
時に指針がその位置に留まることが望まれる計器には適
さない欠点があった。
本考案者が実験したところによると、電磁軟鉄でケース
が構成され、かつケースと可動マグネットの間隙が一般
的な設計では限界に近い5一度の条件の下では、コイル
電流遮断時に可動マグネットが動く結果が得られた。
本考案は前記欠点を低コストで解消するためになされた
もので、可動マグネットの下側又は上側に交差コイルに
よる磁場に対して磁気飽和するソフト磁性体リングを設
けたものである。
すなわち、コイル電流遮断時には、可動マグネットは該
磁性体リングと吸引しあい、可動マグネットはスラスト
方向に引かれるので、スラスト軸受部に大きな力を与え
ることになり、よってフリクショントルクを増加させる
(スラスト軸受部は必ずしも、ピボットにする必要はな
い)。
このフリクショントルりを、ケースの残留磁気による吸
引力より大きくしておけば指針は動かない。
また、コイルによる磁場が印加されたときは、可動マグ
ネットはコイ)v磁場方向に向くが、これと同時にソフ
ト磁性体リングにも可動マグネットと同極のN、Sがで
きるので、(このときソフト磁性体リングは磁気飽和し
ている。
)可動マグネットはソフト磁性体リングと反発しあう。
したがって、前記スラスト軸受部のフリクショントルク
は略零となる。
以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に於いて1は2極着磁された可動マグネットであ
って、指針2が取付げられた指針軸3に固定されている
4はアッパーハウジング、5はロアー、Xウジングであ
って共に合成樹脂にて成形されており、かつ互に組合わ
されて前記可動マグネット1を回転可能に収納支持せし
めている。
6.6′ハl対のコイルであって、前記ハウジング4.
5の外周に互に交差するように巻回されている。
7は磁気回路形成用ケースであって、本考案の場合はJ
IS 5PCC−8PCE笑のあまり低磁力でないコ
ストの安い鉄板でも良い。
8はソフト磁性体リングで、このソフト磁性体リング8
は薄板を打抜いたものでもワイヤをリング状にしたもの
でもよい。
スラスト軸受部9aは第1図の実施例の場合、ピボット
にする必要はなく、摩擦が大きくても良いが、9bは摩
擦トルクを小さくする必要がある。
尚磁性体リング8が可動マグネットの上側の場合(第3
図)はこの逆である。
今、コイル6.6′に電流が供給され、コイル磁場(コ
イル6.6′による合成磁場)が発生する計器動作時に
は、可動マグネット1はコイル磁場方向(第2図aの一
点鎖線矢印方向)に向くが、このときソフト磁性体リン
グ8はコイル磁場によって磁気飽和されるため、第2図
aのように、ソフト磁性体リング8に可動マグネット1
と同極性の磁極が誘起され、ソフト磁性体リング8と可
動マグネット1が反発され、これにより、可動マグネッ
ト1は浮かされ、スラスト軸受部9aのフリクショント
ルクが小さくなる。
一方、指示の途中でコイル電流が遮断された場合には、
第2図すのように、可動マグネット1の磁場によりソフ
ト磁性体リング8に可動マグネット1と異極性の磁極が
誘起され、可動マグネット1とソフト磁性体リング8は
吸引され、これにより、スラスト軸受部9aのフリクシ
ョントルクは大となり、指針2が残留することになる。
以上述べたように本考案は、軸受部9a、9bに枢支さ
れた指針軸3と、該指針軸3に固定された可動マグネッ
ト1と、該マグネットを包囲するように交差配置された
複数個のコイル6.6′と、前記マグネット1及びコイ
ル6.6′を収容する磁性体ケース7とを備えた交差コ
イル式計器において、前記コイル6.6′内における前
記可動マグネット1の軸方向近傍に、前記コイル6.6
′による磁場に対して磁気飽和するソフト磁性体リング
8を配設しかつ前記マグネット1及びソフト磁性体リン
グ8が吸引しあう方向のスラスト力により前記軸受部9
a、9bにフリクショントルクが発生するようにしたこ
とを特徴とする交差コイル式計器であるから本考案によ
れば従来の交差コイル計器にソフト磁性体リング8を付
加して、コイル電流遮断時には指針軸の軸受は部のフリ
クショントルクを大きくすること(より、磁性体ケース
をパーマロイ等のコストの高い低保持力材料で作らなく
ても、コイル電流遮断時における指針の残留を確実に、
しかも低コストでできる効果がある。
また、計器動作時はフリクショントルクが小さくなり、
ヒステリシスを小さくでき応答性を向上できる等の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本考案よりなる交差コイル式計器の実施
例を示し、第1図は第1実施例を示した断面図、第2図
a、 bは第1実施例における可動マグネット1とソ
フト磁性体リング8との関係を示した斜視図、第3図は
その第2実施例を示した断面図である。 1・・・・・・可動マグネット、2・・・・・・指針、
3・・・・・・指針軸、4・・・・・・アッパーハウジ
ング、5・・・・・・ロアーハウジング、6. 6’・
・・・・・コイル、7・・・・・・磁性体ケース、8・
・・・・・ソフト磁性体リング、9a、9b・・・・・
・軸受部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸受部9a、9bに枢支された指針軸3と該指針軸3に
    固定された可動マグネット1と、該マグネットを包囲す
    るように交差配置された複数個のコイル6.6′と、前
    記マグネット1及びコイル6゜6′を収容する磁性体ケ
    ース7とを備えた交差コイル式計器において、前記コイ
    )L/6,6′内における前記可動マグネット1の軸方
    向近傍に、前記コイル6.6′による磁場に対して磁気
    飽和するソフト磁性体リング8を配設し、かつ前記マグ
    ネット1及びソフト磁性体リング8が吸引しあう方向の
    スラスト力により前記軸受部9a、9bにフリクション
    トルクが発生するようにしたことを特徴とする交差コイ
    ル式計器。
JP4657179U 1979-04-09 1979-04-09 交差コイル式計器 Expired JPS5852538Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4657179U JPS5852538Y2 (ja) 1979-04-09 1979-04-09 交差コイル式計器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4657179U JPS5852538Y2 (ja) 1979-04-09 1979-04-09 交差コイル式計器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55147671U JPS55147671U (ja) 1980-10-23
JPS5852538Y2 true JPS5852538Y2 (ja) 1983-11-30

Family

ID=28926938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4657179U Expired JPS5852538Y2 (ja) 1979-04-09 1979-04-09 交差コイル式計器

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JP (1) JPS5852538Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS55147671U (ja) 1980-10-23

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