JPH0644303Y2 - 磁気回路 - Google Patents
磁気回路Info
- Publication number
- JPH0644303Y2 JPH0644303Y2 JP5145688U JP5145688U JPH0644303Y2 JP H0644303 Y2 JPH0644303 Y2 JP H0644303Y2 JP 5145688 U JP5145688 U JP 5145688U JP 5145688 U JP5145688 U JP 5145688U JP H0644303 Y2 JPH0644303 Y2 JP H0644303Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- magnetic circuit
- yoke
- cylindrical
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔分野の概要〕 本考案は、電子計算機の周辺装置であるXYプロッター
や、外部記憶装置の磁気ヘッドアクチュータ等に使用す
る位置決め用ボイスコイルモータの磁気回路に関するも
のである。
や、外部記憶装置の磁気ヘッドアクチュータ等に使用す
る位置決め用ボイスコイルモータの磁気回路に関するも
のである。
XYプロッターや外部記憶装置の磁気ヘッドアクチュエー
タ等に使用する位置決め用ボイスコイルモータの磁気回
路は、小形軽量で高性能のものが要求されているため、
性能の他寸法重量に制限を受ける。
タ等に使用する位置決め用ボイスコイルモータの磁気回
路は、小形軽量で高性能のものが要求されているため、
性能の他寸法重量に制限を受ける。
従来この種の磁気回路は、第２図に示す円筒状の軟鉄で
作られた継鉄11の両側に、環状永久磁石1,2、２個をお
互い磁気的に同極が相対向する方向に配置し、その外周
を包む軟鉄で作られた外筒継鉄５で構成してあり、外筒
継鉄５と、継鉄11と、環状永久磁石1,2で構成された内
筒側磁気回路との間の空隙には、中心軸のシャフト10、
コイルボビン８と一体になった駆動コイル７が取り付け
られ、ボイスコイルモータを構成している。
作られた継鉄11の両側に、環状永久磁石1,2、２個をお
互い磁気的に同極が相対向する方向に配置し、その外周
を包む軟鉄で作られた外筒継鉄５で構成してあり、外筒
継鉄５と、継鉄11と、環状永久磁石1,2で構成された内
筒側磁気回路との間の空隙には、中心軸のシャフト10、
コイルボビン８と一体になった駆動コイル７が取り付け
られ、ボイスコイルモータを構成している。
第２図に示す従来構造の磁気回路では、中央の継鉄11の
両側に配置された起磁力を生ずる環状永久磁石1,2の磁
束方向は、駆動コイルの駆動方向と平行になっており、
又永久磁石の断面積も小さく、このため駆動コイル７を
駆動させるのに必要な空隙の磁場強度は、ある程度の磁
場強度の値しか得られず高い磁場強度を得られないと云
う欠点があった。
両側に配置された起磁力を生ずる環状永久磁石1,2の磁
束方向は、駆動コイルの駆動方向と平行になっており、
又永久磁石の断面積も小さく、このため駆動コイル７を
駆動させるのに必要な空隙の磁場強度は、ある程度の磁
場強度の値しか得られず高い磁場強度を得られないと云
う欠点があった。
本考案はこれらの欠点を除去するため、第１図に示す内
筒側から外筒側へ向く磁束とするようラジアル異方性を
有するドーナツ状のラジアル異方性永久磁石３を内筒側
中央部に置き、その両側にお互いに同極が対向する方向
に環状永久磁石1,2、２個を配置し、シャフト10側の分
割したラジアル異方性永久磁石の内筒部中心軸に軸芯継
鉄４を配して磁気回路を構成したもので、本考案による
磁気回路とすることにより外筒継鉄の寸法、及び磁気回
路全体の重量が同一の時、従来の磁気回路に比べて、駆
動コイル７部分の空隙の磁場強度が80％程向上し、それ
により高いトルク特性が得られる磁気回路を提供するこ
とを目的とする。
筒側から外筒側へ向く磁束とするようラジアル異方性を
有するドーナツ状のラジアル異方性永久磁石３を内筒側
中央部に置き、その両側にお互いに同極が対向する方向
に環状永久磁石1,2、２個を配置し、シャフト10側の分
割したラジアル異方性永久磁石の内筒部中心軸に軸芯継
鉄４を配して磁気回路を構成したもので、本考案による
磁気回路とすることにより外筒継鉄の寸法、及び磁気回
路全体の重量が同一の時、従来の磁気回路に比べて、駆
動コイル７部分の空隙の磁場強度が80％程向上し、それ
により高いトルク特性が得られる磁気回路を提供するこ
とを目的とする。
本考案は、円筒状面の垂直方向に磁化方向を持つ円筒状
永久磁石と、これを包む円筒状の外筒継鉄からなり、こ
れら内筒と外筒との間の空隙に、軸芯に平行方向に駆動
するコイルを配置して構成した位置決め制御用の磁気回
路に於て、円筒側中央部に、形状が円筒状の円周の面に
垂直方向に磁化方向を形成したラジアル異方性永久磁
石、又は永久磁石の製造上製造が容易な分割型のラジア
ル異方性永久磁石を置き、その両側にお互い磁気的に反
発する方向に環状永久磁石を配置し、各永久磁石の内径
側に円筒状継鉄を配し、内筒と外筒との間の空隙に高い
磁束密度を得る様構成してある。即ち本考案は、外側に
軟磁性材料で作ったカップ状継鉄、内部に円筒状永久磁
石と、コイルと一体で移動するシャフトとを同心円状に
配置し、外側継鉄と内部円筒状永久磁石との間の空隙に
軸芯と平行方向に駆動するコイルを配置した位置決め制
御用の磁気回路に於て、前記円筒状磁石は円筒状のラジ
アル異方性永久磁石と、その両側に互いに同極が対向す
る方向に環状永久磁石を置き、ラジアル異方性永久磁石
の内径部に継鉄を配し構成したことを特徴とする磁気回
路である。
永久磁石と、これを包む円筒状の外筒継鉄からなり、こ
れら内筒と外筒との間の空隙に、軸芯に平行方向に駆動
するコイルを配置して構成した位置決め制御用の磁気回
路に於て、円筒側中央部に、形状が円筒状の円周の面に
垂直方向に磁化方向を形成したラジアル異方性永久磁
石、又は永久磁石の製造上製造が容易な分割型のラジア
ル異方性永久磁石を置き、その両側にお互い磁気的に反
発する方向に環状永久磁石を配置し、各永久磁石の内径
側に円筒状継鉄を配し、内筒と外筒との間の空隙に高い
磁束密度を得る様構成してある。即ち本考案は、外側に
軟磁性材料で作ったカップ状継鉄、内部に円筒状永久磁
石と、コイルと一体で移動するシャフトとを同心円状に
配置し、外側継鉄と内部円筒状永久磁石との間の空隙に
軸芯と平行方向に駆動するコイルを配置した位置決め制
御用の磁気回路に於て、前記円筒状磁石は円筒状のラジ
アル異方性永久磁石と、その両側に互いに同極が対向す
る方向に環状永久磁石を置き、ラジアル異方性永久磁石
の内径部に継鉄を配し構成したことを特徴とする磁気回
路である。
本考案の実施例について図面を用い説明する。
本考案による磁気回路を第１図に示すが、３は内筒側か
ら外筒側方向へ高い磁束密度を得るようにラジアル異方
性を有するドーナツ状の分割型（本実施例では６分割）
永久磁石で、その両側には図中のＮ極Ｓ極が示す様に、
厚さ方向に磁化された環状永久磁石1,2を磁気的に同極
が対向する方向に配置してある。５は外筒継鉄、６はバ
ックヨーク、７は駆動コイル、８はコイルボビン、９は
軸受け、10はシャフトで、シャフト10はコイルボビン
８、駆動コイル７に接続しており、駆動コイルに電流が
流れると軸方向に駆動するように構成している。
ら外筒側方向へ高い磁束密度を得るようにラジアル異方
性を有するドーナツ状の分割型（本実施例では６分割）
永久磁石で、その両側には図中のＮ極Ｓ極が示す様に、
厚さ方向に磁化された環状永久磁石1,2を磁気的に同極
が対向する方向に配置してある。５は外筒継鉄、６はバ
ックヨーク、７は駆動コイル、８はコイルボビン、９は
軸受け、10はシャフトで、シャフト10はコイルボビン
８、駆動コイル７に接続しており、駆動コイルに電流が
流れると軸方向に駆動するように構成している。
又本考案では、ラジアル異方性永久磁石の内径軸芯側に
軸芯継鉄４を配置してあるが、永久磁石の製造上、容易
に作り易い分割型のラジアル異方性永久磁石を用いる場
合、シャフト側のラジアル異方性永久磁石の内径部に軸
芯継鉄を用いることにより、ラジアル異方性永久磁石
３、軸芯継鉄４、外筒継鉄５を経由して磁束の通る磁気
回路を形成し、駆動コイル７の磁界密度を高くすると共
に、又組み立ても容易になる。
軸芯継鉄４を配置してあるが、永久磁石の製造上、容易
に作り易い分割型のラジアル異方性永久磁石を用いる場
合、シャフト側のラジアル異方性永久磁石の内径部に軸
芯継鉄を用いることにより、ラジアル異方性永久磁石
３、軸芯継鉄４、外筒継鉄５を経由して磁束の通る磁気
回路を形成し、駆動コイル７の磁界密度を高くすると共
に、又組み立ても容易になる。
第１図で構成した磁気回路により、外筒継鉄と内筒側ラ
ジアル異方性永久磁石との空間にある駆動コイルを収め
た空隙に磁場が発生し、駆動電流が流れると駆動コイル
は動き、コイルと連結されたシャフト10は軸芯と平行方
向に駆動される。
ジアル異方性永久磁石との空間にある駆動コイルを収め
た空隙に磁場が発生し、駆動電流が流れると駆動コイル
は動き、コイルと連結されたシャフト10は軸芯と平行方
向に駆動される。
本考案の磁気回路は、従来用いられていた軟鉄の継鉄を
内筒側から外筒側方向へ向く強い磁束を生ずるラジアル
異方性永久磁石に置き換えると共に、環状永久磁石及び
ラジアル異方性永久磁石の内径部に軸芯継鉄を配置する
ことにより、駆動コイル部分の空隙の磁束が増加すると
共に磁束が集束するため、磁場強度が向上した。
内筒側から外筒側方向へ向く強い磁束を生ずるラジアル
異方性永久磁石に置き換えると共に、環状永久磁石及び
ラジアル異方性永久磁石の内径部に軸芯継鉄を配置する
ことにより、駆動コイル部分の空隙の磁束が増加すると
共に磁束が集束するため、磁場強度が向上した。
外筒継鉄の寸法及び磁気回路の全体の重量が同一の場
合、第２図に示す従来の磁気回路の空隙磁束密度はBg＝
3200ガウスであるのに対し、本考案による第１図に示す
磁気回路ではBg＝5800ガウスで、磁場強度の向上率は8
1.3％であり大幅にトルクの向上したボイスコイルモー
タ用磁気回路が提供出来る様になった。
合、第２図に示す従来の磁気回路の空隙磁束密度はBg＝
3200ガウスであるのに対し、本考案による第１図に示す
磁気回路ではBg＝5800ガウスで、磁場強度の向上率は8
1.3％であり大幅にトルクの向上したボイスコイルモー
タ用磁気回路が提供出来る様になった。
以上述べた如く本考案によれば、同一寸法及び重量で従
来の磁気回路に比較して、駆動コイル部分に強い磁場の
利点を持った磁気回路の提供が可能となった。
来の磁気回路に比較して、駆動コイル部分に強い磁場の
利点を持った磁気回路の提供が可能となった。
第１図は、本考案による磁気回路の断面図で、（ａ）は
縦断面図、（ｂ）はラジアル異方性永久磁石の横断面
図。 第２図は、従来の磁気回路の断面図。 1,2……環状永久磁石。 ３……ラジアル異方性永久磁石。 ４……軸芯継鉄。 ５……外筒継鉄。 ６……バックヨーク。 ７……駆動コイル。 ８……コイルボビン。 ９……軸受け。 10……シャフト。 11……継鉄。 N,Sは磁極。
縦断面図、（ｂ）はラジアル異方性永久磁石の横断面
図。 第２図は、従来の磁気回路の断面図。 1,2……環状永久磁石。 ３……ラジアル異方性永久磁石。 ４……軸芯継鉄。 ５……外筒継鉄。 ６……バックヨーク。 ７……駆動コイル。 ８……コイルボビン。 ９……軸受け。 10……シャフト。 11……継鉄。 N,Sは磁極。
Claims (1)
- 【請求項１】外側に軟磁性材料で作ったカップ状継鉄、
内部に円筒状永久磁石と、コイルと一体で移動するシャ
フトとを同心円状に配置し、外側継鉄と内部円筒状永久
磁石との間の空隙に軸芯と平行方向に駆動するコイルを
配置した位置決め制御用の磁気回路に於て、前記円筒状
磁石は円筒状のラジアル異方性永久磁石と、その両側に
互いに同極が対向する方向に環状永久磁石を置き、ラジ
アル異方性永久磁石の内径部に継鉄を配し構成したこと
を特徴とする磁気回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5145688U JPH0644303Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 磁気回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5145688U JPH0644303Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 磁気回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01157575U JPH01157575U (ja) | 1989-10-31 |
| JPH0644303Y2 true JPH0644303Y2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=31277479
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5145688U Expired - Lifetime JPH0644303Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 磁気回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0644303Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2503613Y2 (ja) * | 1991-08-28 | 1996-07-03 | マックス株式会社 | ム―ビングコイルアクチュエ―タ |
| US6914351B2 (en) * | 2003-07-02 | 2005-07-05 | Tiax Llc | Linear electrical machine for electric power generation or motive drive |
-
1988
- 1988-04-15 JP JP5145688U patent/JPH0644303Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01157575U (ja) | 1989-10-31 |
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