JPH067660Y2 - ステレオマイクロホン - Google Patents
ステレオマイクロホンInfo
- Publication number
- JPH067660Y2 JPH067660Y2 JP1984033653U JP3365384U JPH067660Y2 JP H067660 Y2 JPH067660 Y2 JP H067660Y2 JP 1984033653 U JP1984033653 U JP 1984033653U JP 3365384 U JP3365384 U JP 3365384U JP H067660 Y2 JPH067660 Y2 JP H067660Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microphone
- microphone unit
- diaphragm
- stereo
- mid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R1/00—Details of transducers, loudspeakers or microphones
- H04R1/08—Mouthpieces; Microphones; Attachments therefor
- H04R1/083—Special constructions of mouthpieces
- H04R1/086—Protective screens, e.g. all weather or wind screens
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R5/00—Stereophonic arrangements
- H04R5/027—Spatial or constructional arrangements of microphones, e.g. in dummy heads
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Stereophonic Arrangements (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はステレオマイクロホンに係り、特に弾性体より
なり、各マイクロホンユニットの振動板に対して垂直方
向の可撓性を有する形状を持つ支持部材を用いてステレ
オマイクロホンユニットを支持するＭＳ方式ステレオマ
イクロホンの支持構造に関する。
なり、各マイクロホンユニットの振動板に対して垂直方
向の可撓性を有する形状を持つ支持部材を用いてステレ
オマイクロホンユニットを支持するＭＳ方式ステレオマ
イクロホンの支持構造に関する。
従来技術 例えば８ミリカメラやビデオカメラ等のアクセサリーシ
ューにマイクロホン（以下マイクという）を取付けて使
用する際、カメラ等に装着されているモータやスイッチ
類の操作により不用な機械的な振動ノイズが発生し、こ
れがマイクボディに直接伝わって、雑音として音取りさ
れてしまうことがある。これを防止するため、マイクの
支持構造に防振効果を持たせることが考えられており、
その従来例を第１図に示す。１は単一指向性マイクユニ
ットで、ゴム，ウレタン又はその他のスポンジ材よりな
るクッション材２を介してマイクフレーム３に取付けら
れている。４はマイク正面の金網である。この構成で
は、マイクフレーム３に直接伝わる不用の振動は、クッ
ション材２にて弱められる。
ューにマイクロホン（以下マイクという）を取付けて使
用する際、カメラ等に装着されているモータやスイッチ
類の操作により不用な機械的な振動ノイズが発生し、こ
れがマイクボディに直接伝わって、雑音として音取りさ
れてしまうことがある。これを防止するため、マイクの
支持構造に防振効果を持たせることが考えられており、
その従来例を第１図に示す。１は単一指向性マイクユニ
ットで、ゴム，ウレタン又はその他のスポンジ材よりな
るクッション材２を介してマイクフレーム３に取付けら
れている。４はマイク正面の金網である。この構成で
は、マイクフレーム３に直接伝わる不用の振動は、クッ
ション材２にて弱められる。
また他の従来例を第２図に示す。５は単一指向性マイク
ユニットで、その両側部にキャップ６ａ，６ｂが嵌合さ
れている。キャップ６ａ，６ｂの夫々の中央部には突起
部７ａ，７ｂが設けてあり、この突起部７ａ，７ｂはマ
イクユニット５の両端に離間して設けられ、マイクフレ
ーム８に固定されたスプリング９ａ，９ｂの中央部に嵌
入されている。マイクユニット５は、キャップ６ａ，６
ｂ及びスプリング９ａ，９ｂを介してマイクフレーム８
に支持される。
ユニットで、その両側部にキャップ６ａ，６ｂが嵌合さ
れている。キャップ６ａ，６ｂの夫々の中央部には突起
部７ａ，７ｂが設けてあり、この突起部７ａ，７ｂはマ
イクユニット５の両端に離間して設けられ、マイクフレ
ーム８に固定されたスプリング９ａ，９ｂの中央部に嵌
入されている。マイクユニット５は、キャップ６ａ，６
ｂ及びスプリング９ａ，９ｂを介してマイクフレーム８
に支持される。
スプリング９は、例えばゴム等の弾性体よりなり第３図
（Ａ），（Ｂ）に示す如く中心部１０と、中心部１０よ
り延出して外周部１１と接続する三本又は四本のアーム
部１２とより形成されており、この形状によりスプリン
グ９の中心部１０は第３図中紙面に対して垂直方向（第
２図中、矢印Ｘ方向）の可撓性を有する。
（Ａ），（Ｂ）に示す如く中心部１０と、中心部１０よ
り延出して外周部１１と接続する三本又は四本のアーム
部１２とより形成されており、この形状によりスプリン
グ９の中心部１０は第３図中紙面に対して垂直方向（第
２図中、矢印Ｘ方向）の可撓性を有する。
この支持構造において、マイクボディ１３に直接伝わる
不用の振動は、マイクフレーム８に伝わり、更にスプリ
ング９ａ，９ｂを経てマイクユニット５に伝わる。その
振動でマイクユニット５の振動板の振動方向と一致する
振動が振動ノイズとなる。なおスプリング９ａ，９ｂは
弾性体であり、この弾性係数とマイクユニット５の質量
とにより、スプリング９ａ，９ｂとマイクユニット５は
機械的な共振系を構成する。マイクボディ１３に直接伝
わる不用の振動の内、振動板の振動方向と一致する方向
（即ち第２図中、矢印Ｘ方向）の振動成分において、こ
の共振系の共振周波数より高い周波数成分はマイクユニ
ット５に伝わりにくく遮断され、また低い周波数成分は
容易にマイクユニット５に伝わり振動ノイズを発生す
る。よってこの共振周波数を使用帯域外の十分低い値に
設定することにより、実使用帯域における不用な振動ノ
イズは遮断される。従って、マイクユニット５が単一指
向性マイクよりなる場合は、振動ノイズはスプリング９
ａ，９ｂにより有効に遮断される。
不用の振動は、マイクフレーム８に伝わり、更にスプリ
ング９ａ，９ｂを経てマイクユニット５に伝わる。その
振動でマイクユニット５の振動板の振動方向と一致する
振動が振動ノイズとなる。なおスプリング９ａ，９ｂは
弾性体であり、この弾性係数とマイクユニット５の質量
とにより、スプリング９ａ，９ｂとマイクユニット５は
機械的な共振系を構成する。マイクボディ１３に直接伝
わる不用の振動の内、振動板の振動方向と一致する方向
（即ち第２図中、矢印Ｘ方向）の振動成分において、こ
の共振系の共振周波数より高い周波数成分はマイクユニ
ット５に伝わりにくく遮断され、また低い周波数成分は
容易にマイクユニット５に伝わり振動ノイズを発生す
る。よってこの共振周波数を使用帯域外の十分低い値に
設定することにより、実使用帯域における不用な振動ノ
イズは遮断される。従って、マイクユニット５が単一指
向性マイクよりなる場合は、振動ノイズはスプリング９
ａ，９ｂにより有効に遮断される。
しかるに、マイクとして単一指向性を有するマイクユニ
ットをミッドマイクとし双指向性を有するマイクユニッ
トをサイドマイクとして組合わせて使用する、いわゆる
ＭＳ方式のステレオマイクがある。このＭＳ方式ステレ
オマイクユニット（以下ステレオマイクユニットと称
す）を上記従来のスプリング９ａ，９ｂにより支持する
と、スプリング９ａ，９ｂはその可撓性によりミッドマ
イクの振動板に対して垂直方向（即ち第２図中、Ｘ方
向）の不用振動は吸収できるが、スプリング９ａ，９ｂ
はサイドマイクの振動板に対して垂直方向（即ち第２図
中、紙面に対して垂直方向）には可撓性を有さないた
め、この方向の振動ノイズを吸収することができない。
ットをミッドマイクとし双指向性を有するマイクユニッ
トをサイドマイクとして組合わせて使用する、いわゆる
ＭＳ方式のステレオマイクがある。このＭＳ方式ステレ
オマイクユニット（以下ステレオマイクユニットと称
す）を上記従来のスプリング９ａ，９ｂにより支持する
と、スプリング９ａ，９ｂはその可撓性によりミッドマ
イクの振動板に対して垂直方向（即ち第２図中、Ｘ方
向）の不用振動は吸収できるが、スプリング９ａ，９ｂ
はサイドマイクの振動板に対して垂直方向（即ち第２図
中、紙面に対して垂直方向）には可撓性を有さないた
め、この方向の振動ノイズを吸収することができない。
このステレオマイクユニットを従来の支持構造にて支持
した場合の防振特性を第４図に示す。なお同図の防振特
性は、上記の支持構造をなすステレオマイクユニットを
マイクホルダーに固定し、マイクホルダーを軽くたたい
て振動を与え、この振動の音響出力を分析したものであ
る。
した場合の防振特性を第４図に示す。なお同図の防振特
性は、上記の支持構造をなすステレオマイクユニットを
マイクホルダーに固定し、マイクホルダーを軽くたたい
て振動を与え、この振動の音響出力を分析したものであ
る。
同図より、振動ノイズが７０Hz〜105Hz及び125Hz〜165H
zの周波数帯域に分布することがわかる。
zの周波数帯域に分布することがわかる。
考案が解決しようとする問題点 この様に上述した従来のマイクロホンの支持構造にてス
テレオマイクユニットを支持させた支持構造において
は、スプリング９ａ，９ｂはその構成上、ミッドマイク
の振動板に対し垂直方向の可撓性は大きいが、サイドマ
イクの振動板に対し垂直方向の可撓性は小さく、この様
な一方向のみの可撓性を有するスプリングでは防振効果
が小さく、特にサイドマイクに対する防振が十分にでき
ず、このためこの支持構造を有するステレオマイクユニ
ットを８ミリカメラ等に装着した場合、スイッチの操作
音及びズームモータの回転音等を音取りしてしまい、実
用にならないという欠点があった。
テレオマイクユニットを支持させた支持構造において
は、スプリング９ａ，９ｂはその構成上、ミッドマイク
の振動板に対し垂直方向の可撓性は大きいが、サイドマ
イクの振動板に対し垂直方向の可撓性は小さく、この様
な一方向のみの可撓性を有するスプリングでは防振効果
が小さく、特にサイドマイクに対する防振が十分にでき
ず、このためこの支持構造を有するステレオマイクユニ
ットを８ミリカメラ等に装着した場合、スイッチの操作
音及びズームモータの回転音等を音取りしてしまい、実
用にならないという欠点があった。
そこで本考案は、弾性体よりなり、各マイクの振動板に
対して垂直方向の可撓性を有する形状を持つ支持部材に
てステレオマイクユニットを支持することにより上記欠
点を解決したステレオマイクロホンを提供するものであ
る。
対して垂直方向の可撓性を有する形状を持つ支持部材に
てステレオマイクユニットを支持することにより上記欠
点を解決したステレオマイクロホンを提供するものであ
る。
問題点を解決するための手段 本考案は単一指向性を有するマイクユニットを前面方向
に振動板に来るように取付けてミッドマイクロホンユニ
ットとし双方向性を有するマイクユニットを左右横方向
に振動板に来るように取付けてサイドマイクロホンユニ
ットとして組合わせたステレオマイクロホンにおいて、 前記ミッドマイクロホンユニットの振動板の中心軸上を
通る上下方向に延出する弾性体よりなるアーム部を備え
た一対の支持部材を前記両ユニットの両端を支持する位
置に設け、前記ミッドマイクロホンユニット及びサイド
マイクロホンユニットの夫々の振動板に対して夫々垂直
方向に可撓性を有する形状としたものであり、以下図面
とともにその一実施例について説明する。
に振動板に来るように取付けてミッドマイクロホンユニ
ットとし双方向性を有するマイクユニットを左右横方向
に振動板に来るように取付けてサイドマイクロホンユニ
ットとして組合わせたステレオマイクロホンにおいて、 前記ミッドマイクロホンユニットの振動板の中心軸上を
通る上下方向に延出する弾性体よりなるアーム部を備え
た一対の支持部材を前記両ユニットの両端を支持する位
置に設け、前記ミッドマイクロホンユニット及びサイド
マイクロホンユニットの夫々の振動板に対して夫々垂直
方向に可撓性を有する形状としたものであり、以下図面
とともにその一実施例について説明する。
実施例 第５図に本考案の一実施例を適用したステレオマイクロ
ホンの縦断面を示す。１４はステレオマイクロホンユニ
ット（以下ステレオマイクという）で、ミッドマイクロ
ホンユニット（以下ミッドマイクという）１５はその振
動板が音源のある前面方向に向けて設けられ、サイドマ
イクロホンユニット（以下サイドマイクという）１６は
ミッドマイク１５の振動板の取付方向に対して直交する
左右横方向に振動板を向けて取付けられている。またミ
ッドマイク１５及びサイドマイク１６は、ステレオマイ
ク１４の両端に嵌合されるキャップ１７ａ，１７ｂの両
突起部１８ａ，１８ｂの軸心が、ミッドマイク１５の振
動板の中心と一致するように、またサイドマイク１６の
両振動板の中心を結ぶ軸と直交するように設けられ、フ
レーム１９により固定される。
ホンの縦断面を示す。１４はステレオマイクロホンユニ
ット（以下ステレオマイクという）で、ミッドマイクロ
ホンユニット（以下ミッドマイクという）１５はその振
動板が音源のある前面方向に向けて設けられ、サイドマ
イクロホンユニット（以下サイドマイクという）１６は
ミッドマイク１５の振動板の取付方向に対して直交する
左右横方向に振動板を向けて取付けられている。またミ
ッドマイク１５及びサイドマイク１６は、ステレオマイ
ク１４の両端に嵌合されるキャップ１７ａ，１７ｂの両
突起部１８ａ，１８ｂの軸心が、ミッドマイク１５の振
動板の中心と一致するように、またサイドマイク１６の
両振動板の中心を結ぶ軸と直交するように設けられ、フ
レーム１９により固定される。
２０ａ，２０ｂは本考案の要部をなす支持部材で、弾性
体（例えばゴム）よりなり、その形状は第６図（Ａ），
（Ｂ）に示す如く、中心部２１にキャップ１７ａ，１７
ｂの突起部１８ａ，１８ｂを嵌入する孔を有し、中心部
２１の上下方向両側に一直線状に延出するアーム部２２
を形成し、アーム部２２は外周部２３と一体的に接続さ
れている。
体（例えばゴム）よりなり、その形状は第６図（Ａ），
（Ｂ）に示す如く、中心部２１にキャップ１７ａ，１７
ｂの突起部１８ａ，１８ｂを嵌入する孔を有し、中心部
２１の上下方向両側に一直線状に延出するアーム部２２
を形成し、アーム部２２は外周部２３と一体的に接続さ
れている。
支持部材２０は、上記の形状により第６図（Ａ）に矢印
Ｙで示す方向に中心部２１がアーム部２２及び外周部２
３を含む面に対して平行な左右横方向に可撓性を有し
て、アーム部２２は破線で示す位置間で変形可能であ
り、更に第６図（Ｂ）に矢印Ｘで示す如く、中心部２１
がアーム部２２及び外周部２３を含む面に対して垂直方
向（前後方向）の可撓性をも有し、アーム部２２は破線
で示す位置間で変形可能である。
Ｙで示す方向に中心部２１がアーム部２２及び外周部２
３を含む面に対して平行な左右横方向に可撓性を有し
て、アーム部２２は破線で示す位置間で変形可能であ
り、更に第６図（Ｂ）に矢印Ｘで示す如く、中心部２１
がアーム部２２及び外周部２３を含む面に対して垂直方
向（前後方向）の可撓性をも有し、アーム部２２は破線
で示す位置間で変形可能である。
ステレオマイク１４は、両端に嵌合されてあるキャップ
１７ａ，１７ｂの突起部１８ａ，１８ｂを支持部材２０
ａ，２０ｂの中心孔に夫々挿入されて支持され、支持部
材２０ａ，２０ｂはアーム部２２が上下方向に延出する
ように外周部２３がマイクフレーム２４に取付けられ、
ステレオマイク１４の両端より適宜位置離間して配設さ
れている。
１７ａ，１７ｂの突起部１８ａ，１８ｂを支持部材２０
ａ，２０ｂの中心孔に夫々挿入されて支持され、支持部
材２０ａ，２０ｂはアーム部２２が上下方向に延出する
ように外周部２３がマイクフレーム２４に取付けられ、
ステレオマイク１４の両端より適宜位置離間して配設さ
れている。
この際、一対の支持部材２０ａ，２０ｂは夫々のアーム
部２２ａ，２２ｂが上下方向で互いに対向するように設
けられ、かつ夫々のアーム部２２ａ，２２ｂを含む面が
サイドマイク１６の振動板と平行となるよう配設されて
いる。なお、２５はマイクボディ（開孔部等は省略）で
あり２６は前面の金網である。
部２２ａ，２２ｂが上下方向で互いに対向するように設
けられ、かつ夫々のアーム部２２ａ，２２ｂを含む面が
サイドマイク１６の振動板と平行となるよう配設されて
いる。なお、２５はマイクボディ（開孔部等は省略）で
あり２６は前面の金網である。
この支持構造により支持されたステレオマイク１４は、
支持部材２０ａ，２０ｂの有する二方向の可撓性によ
り、第５図に矢印及び破線で示す如く、ミッドマイク１
５の振動板に対して垂直方向に変位でき、またサイドマ
イク１６の振動板に対して垂直方向にも変位できる。支
持部材２０ａ，２０ｂのミッドマイク１５の振動板に対
して垂直方向の可撓性は、ミッドマイク１５の防振に効
果を有し、またサイドマイク１６の振動板に対して垂直
方向の可撓性は、サイドマイク１６の防振に効果を有す
る。
支持部材２０ａ，２０ｂの有する二方向の可撓性によ
り、第５図に矢印及び破線で示す如く、ミッドマイク１
５の振動板に対して垂直方向に変位でき、またサイドマ
イク１６の振動板に対して垂直方向にも変位できる。支
持部材２０ａ，２０ｂのミッドマイク１５の振動板に対
して垂直方向の可撓性は、ミッドマイク１５の防振に効
果を有し、またサイドマイク１６の振動板に対して垂直
方向の可撓性は、サイドマイク１６の防振に効果を有す
る。
支持部材２０ａ，２０ｂを用いたステレオマイクの支持
構造の防振特性を第７図に示す。なおこの場合のステレ
オマイク１４と支持部材２０ａ，２０ｂとより形成され
る共振系の機械的な共振周波数は、ミッドマイク１５の
振動板に対して垂直方向においては２０Hz，サイドマイ
ク１６の振動板に対して垂直方向においては１９Hzであ
った。同図より、従来の支持構造によりＭＳ方式ステレ
オマイクユニットを支持した場合と比べ、本実施例の振
動ノイズレベルは、全体的に減少していることが分る。
構造の防振特性を第７図に示す。なおこの場合のステレ
オマイク１４と支持部材２０ａ，２０ｂとより形成され
る共振系の機械的な共振周波数は、ミッドマイク１５の
振動板に対して垂直方向においては２０Hz，サイドマイ
ク１６の振動板に対して垂直方向においては１９Hzであ
った。同図より、従来の支持構造によりＭＳ方式ステレ
オマイクユニットを支持した場合と比べ、本実施例の振
動ノイズレベルは、全体的に減少していることが分る。
上記した実施例においては、支持部材２０ａ，２０ｂと
して第６図に示す形状のものを用いたが、これに限るも
のではなく例えば第８図（Ａ）に示す如く二本のアーム
部が中心部より一直線状に延出された形状でも良く、ま
た第８図（Ｂ）に示す如く外周部を取り除き、一直線状
に延出したアームの両端に設けられた孔にてフレームに
固定する形状としても良く、更に第８図（Ｃ）に示す如
く二本のアーム部が中心部より一直線状に延出してお
り、その二本のアーム部の両端を接続し、そのループ状
のアーム部をフレームに固定する形状としてもよい。
して第６図に示す形状のものを用いたが、これに限るも
のではなく例えば第８図（Ａ）に示す如く二本のアーム
部が中心部より一直線状に延出された形状でも良く、ま
た第８図（Ｂ）に示す如く外周部を取り除き、一直線状
に延出したアームの両端に設けられた孔にてフレームに
固定する形状としても良く、更に第８図（Ｃ）に示す如
く二本のアーム部が中心部より一直線状に延出してお
り、その二本のアーム部の両端を接続し、そのループ状
のアーム部をフレームに固定する形状としてもよい。
効果 上述の如く、本考案になるステレオマイクロホンによれ
ば、ステレオマイクユニットを支持する支持部材はミッ
ドマイク及びサイドマイクの夫々の振動板に対して夫々
垂直方向に可撓性を有しているため、ミッドマイク及び
サイドマイクの夫々の振動板に垂直方向に機械的な共振
系が形成され、ステレオマイクユニットに対する振動ノ
イズを有効に遮断することができ、また、本考案は、上
下方向に延出する弾性体よりなるアーム部により、上下
方向には振動しないように構成したので、急な持ち上げ
や落下時にマイクロホンユニットをフレームに衝突させ
ることがなくなり、衝突による大きな雑音や故障を防止
することができる等の特長を有する。
ば、ステレオマイクユニットを支持する支持部材はミッ
ドマイク及びサイドマイクの夫々の振動板に対して夫々
垂直方向に可撓性を有しているため、ミッドマイク及び
サイドマイクの夫々の振動板に垂直方向に機械的な共振
系が形成され、ステレオマイクユニットに対する振動ノ
イズを有効に遮断することができ、また、本考案は、上
下方向に延出する弾性体よりなるアーム部により、上下
方向には振動しないように構成したので、急な持ち上げ
や落下時にマイクロホンユニットをフレームに衝突させ
ることがなくなり、衝突による大きな雑音や故障を防止
することができる等の特長を有する。
第１図，第２図は従来のマイクロホンの支持構造の一例
を示す縦断面図、第３図は従来の支持部材の正面図、第
４図は従来のマイクロホン支持構造でステレオマイクロ
ホンユニットを支持した場合の防振特性を示す図、第５
図は本考案になるステレオマイクロホンの一実施例を示
す縦断面図、第６図は本考案になるステレオマイクロホ
ンに用いる支持部材の形状を示す正面図及び側面図、第
７図は本考案になるステレオマイクロホンの防振特性を
示す図、第８図は本考案になるステレオマイクロホンに
用いる支持部材の他の例を示す正面図である。 ３，８，２４……マイクフレーム、６ａ，６ｂ，１７
ａ，１７ｂ……キャップ、７ａ，７ｂ，１８ａ，１８ｂ
……突起部、９，９ａ，９ｂ，……スプリング、１０，
２１……中心部、１１，２３……外周部、１２，２２，
２２ａ，２２ｂ……アーム部、１４……ステレオマイク
ロホンユニット、１５……ミッドマイクロホンユニッ
ト、１６……サイドマイクロホンユニット、２０，２０
ａ．２０ｂ……支持部材。
を示す縦断面図、第３図は従来の支持部材の正面図、第
４図は従来のマイクロホン支持構造でステレオマイクロ
ホンユニットを支持した場合の防振特性を示す図、第５
図は本考案になるステレオマイクロホンの一実施例を示
す縦断面図、第６図は本考案になるステレオマイクロホ
ンに用いる支持部材の形状を示す正面図及び側面図、第
７図は本考案になるステレオマイクロホンの防振特性を
示す図、第８図は本考案になるステレオマイクロホンに
用いる支持部材の他の例を示す正面図である。 ３，８，２４……マイクフレーム、６ａ，６ｂ，１７
ａ，１７ｂ……キャップ、７ａ，７ｂ，１８ａ，１８ｂ
……突起部、９，９ａ，９ｂ，……スプリング、１０，
２１……中心部、１１，２３……外周部、１２，２２，
２２ａ，２２ｂ……アーム部、１４……ステレオマイク
ロホンユニット、１５……ミッドマイクロホンユニッ
ト、１６……サイドマイクロホンユニット、２０，２０
ａ．２０ｂ……支持部材。
Claims (1)
- 【請求項１】単一指向性を有するマイクユニットを前面
方向に振動板が来るように取付けてミッドマイクロホン
ユニットとし双方向性を有するマイクユニットを左右横
方向に振動板が来るように取付けてサイドマイクロホン
ユニットとして組合わせたステレオマイクロホンにおい
て、 前記ミッドマイクロホンユニットの振動板の中心軸上を
通る上下方向に延出する弾性体よりなるアーム部を備え
た一対の支持部材を前記両ユニットの両端を支持する位
置に設け、前記ミッドマイクロホンユニット及びサイド
マイクロホンユニットと夫々の振動板に対して夫々垂直
方向に可撓性を有するように構成したことを特徴とする
ステレオマイクロホン。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984033653U JPH067660Y2 (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | ステレオマイクロホン |
| US06/709,209 US4628525A (en) | 1984-03-09 | 1985-03-07 | M-S type stereophonic microphone |
| KR2019850002315U KR870003544Y1 (ko) | 1984-03-09 | 1985-03-08 | 스테레오 마이크로폰 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984033653U JPH067660Y2 (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | ステレオマイクロホン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60145785U JPS60145785U (ja) | 1985-09-27 |
| JPH067660Y2 true JPH067660Y2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=12392404
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984033653U Expired - Lifetime JPH067660Y2 (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | ステレオマイクロホン |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4628525A (ja) |
| JP (1) | JPH067660Y2 (ja) |
| KR (1) | KR870003544Y1 (ja) |
Families Citing this family (27)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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